『The other side of failures』


PC1:"喧嘩上等"(ブリンギットン) 極楽極(ごくらくきわみ)(キャラシート)PL:MAO
PC2:"汀鉱精龍"(ていこうせいりゅう) 荒傘 誉生(あらがさ・たかき)(キャラシート)PL:馴染
PC3:"斬り結ぶ邪眼"(エウリュアレ) 伊藤 尚子(いとう・なおこ)(キャラシート)PL:赤いポスト

メインログ雑談ログ

目次

プリプレイ


GM:お揃いのようですわね
GM:ではこれより『The other side of failures』通称失敗卓を開催します!!ドンドンパフパフ!
荒傘誉生:通称が不吉過ぎる
GM:運勢なんて吹きとばせ!自己紹介だ!
GM:PC1の極楽極隊長! お願いします!
GMhttp://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY_anE0wIM
極楽極:おうよっ!
極楽極: 
極楽極:「"喧嘩上等"(ブリンギットン)極楽極(ごくらく・きわみ)」
極楽極:「売るならいつでも買ってやんぜ?」
極楽極: 
極楽極:今はなき正統派爆走チーム“暗殺輪”元特攻隊長。
極楽極:人としては「100人タイマン」を、オーヴァードとしては「覚醒時にマスターエージェントとタイマン」という偉業をなしとげたヤンキー娘。
極楽極:愚連てはいるが、堕ちてはいません。
極楽極: 
極楽極:本来の性質に加えてここ最近の経験を経て、前にもまして厄介事に首を突っ込むようになりました。
極楽極:オーヴァードとしての能力はハヌマーンとサラマンダーのエフェクトによる身体強化のみ。
極楽極:エフェクトにより発生する余剰熱を、エフェクトで強引に冷却しているため身体にはあまりよろしくありません。
極楽極: 
極楽極:チャームポイントは金髪(地毛)、サラシ、白い特攻服(とっぷく)の3点セットです。
極楽極: 
極楽極:シンドロームはハヌマーン/サラマンダー
極楽極:ロイス関係は——
極楽極:Dロイス №93【守護天使】
極楽極:【支部長兼恩人:“ウォークライ”卜部巽@○感服/対抗心】
極楽極:【大馬鹿野郎:石刀自由@○否定/忘却】
極楽極:——を所持しています。
極楽極: 
極楽極:「以上! ってやつだ。他になんか言っといた方がいいことあっか?」
GM:サンキュー極ちゃん!
GM:では君のハンドアウトを張るので意気込みをどうぞ!
極楽極:「おうともよ!」

【ハンドアウト】
・PC1 "喧嘩上等"(ブリンギットン) 極楽極
シナリオロイス:糸守サヤ(推奨感情:庇護/不安)

ある満月の夜。《ワーディング》の気配を感知した君は、1人の少女と出会う。
オーヴァードである自身の能力を制御出来ず、苦しんでいる少女に君は力の制御のコツを伝え、どうにか少女の暴走を抑えることに成功する。
「サヤ」と名乗る彼女は感謝の言葉を述べ、君としばしの会話あと。
君がオーヴァードである事を察すると、足早に何処かへと去ってしまった。
数日後。とある任務のためUGN支部へと訪れた君の目に飛び込んできたのは。
父親らしき男に連れられ、怯えた様子で君を伺うサヤの姿だった。  

GM:幼女のレネゲイドが暴走でヤバイ!なんとかしてくれ!
極楽極:「詳しいこたぁわからねーが」
極楽極:「ガキがしょげてるってのは、やっぱアレだな」
極楽極:「スジ、通させてもらうぜ!」
GM:クゥ~~~~!(絶頂)頼もしい! よろしくお願いしますぜ!
GM:では続いてPC2!荒傘さんどうぞ!
GMhttp://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY9oP88AIM
荒傘誉生:はーい。荒傘誉生(あらがさ たかき)です。情報屋にして、傭兵!
荒傘誉生:普段は裏社会の情報屋タッキーとして働いています。いろんな所をうろついたり飲み歩いたり……道楽じゃないよ、仕事だよ。
荒傘誉生:自分の足と自分の交流関係で稼ぐタイプの情報屋で、裏社会ではまあそれなりに役立つくらいには思われているんじゃないかな。
GM:ほんとかな?
荒傘誉生:情報を集めるためだからな、仕方ない仕方ない……
荒傘誉生:そして兼傭兵というカバーの通り、戦う仕事も好きです。っていうか安全に戦って勝つのが好きで、そのために情報屋になったみたいなところがある。
荒傘誉生:なので情報屋と思ってナメたマネをしようとするとむしろ喜んでやり返したりします。冷静なケンカ好き。
荒傘誉生:パーソナリティとしてはこんな感じです。性能としては、オルクスの革新的エフェクト《ディストーション》によりオルクスのおいしいところだけいただきつつ
荒傘誉生:《氷炎の剣》で殴ります。Dロイス破壊者なので、そこそこの行動値から複数攻撃ができる、ちょっと変わり種の白兵型です。移動とかしない。
荒傘誉生:そんな所かなー。よろしくお願いします!
GM:極ちゃんとはまた違ったスタイルでのバトルが期待される!よろしくお願いします!
GM:そんなタッキーのハンドアウトはこちら!

【ハンドアウト】
・PC2 "汀鉱精龍"(ていこうせいりゅう)  荒傘 誉生
シナリオロイス:レミナ・ローレンス(推奨感情:任意/任意)

君がよく顔を出す、飲み屋街の奥の小店。
情報収集のため、あるいは趣味の一環でか。足を運んだその日。
常連の顔に混じり、およそこの場に似つかわしくないような女性がひとり。
自称奇術師、自称UGNイリーガルである……彼女、レミナと君が雑談を楽しみ、お酒と料理に舌鼓を打ったあとの、帰り道。
気づけば辺りは薄暗く、異様な雰囲気に包まれていた。
状況を把握をする間もなく、姿の伺いしれない何者かに襲われ、交戦を行う君とレミナ。
敵を退けることに成功したものの、レミナは重症を負ってしまう。
事態解決に動くため。自身の闘争衝動に火を付けたヤツを打ちのめすため。
君はレミナを背負い、最寄りのUGN支部へと足を向けた。
去り際にヤツが名乗った名前が手がかりになるかもしれない。
「あたしは、"ベラドンナ"」

GM:なんか奇術師の姉ちゃんと飲んだ帰りに謎の人物に襲撃を受けちゃいます!
荒傘誉生:ナメた真似してくれるじゃねーか……
荒傘誉生:落とし前はつけてやらなきゃな……そいつをボコボコにすることを目標とします。
レミナ・ローレンス:ほ、程々にね……?
GM:頑張ってボコボコのボコにしてくだされ! ヨロシクオネガイシマス!
荒傘誉生:はーい。よろしくお願いします!
GM:では次!PC3! 尚子さんどうぞ!
GMhttp://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYpvyU9AIM
伊藤尚子:「結構。では、任務を始めましょう」
伊藤尚子:伊藤尚子 35歳。第四支部所属のUGNエージェント。
伊藤尚子:事務員採用でUGNに入ったのに、いつのまにか事務員兼業の戦闘要員として扱われていたOL。
GM:最高の人材すぎる
伊藤尚子:『使えるものはなんでも使う』という信条のもと、人使い物使いに容赦が無いことに定評あり。ただし本人の気質はただの善人。
伊藤尚子:エグザイル/ハヌマーンのクロスブリードであり、戦闘時は正体不明の邪眼による、遠隔への拘束と斬撃──に、みせかけた糸使い。
伊藤尚子:性能としては、エブリシングレディ+器物使い+《壁に耳あり》の情報収集、平均的な打点、ガード装甲合計33点のカバーリングと、一通りの役目はこなせるすごいひと。
GM:イカれてやがる……>33点
伊藤尚子:《デビルストリング》もあるぞ。
GM:ンン!!!
伊藤尚子:余談だが、彼女。彼氏いない歴=年齢である。なんでだろうね
伊藤尚子:今回は旧友としんこうをふかめよう! よろしくおねがいします
GM:その一端が今回明かされるかもしれない……!
GM:そんなクールレイディ尚子さんのハンドアウト!持ってきて!

【ハンドアウト】
PC3 "斬り結ぶ邪眼"(エウリュアレ) 伊藤 尚子
シナリオロイス:糸守黒子(推奨感情:懐旧/不信感)

今よりも、少し前のこと。
学生時代の友人であり、UGNの医療班でもあった糸守晃司から君に久々に連絡が届く。
4年前。あの痛ましい崩落戦からぱったりと連絡を絶っていた晃司は今は会社を興し、市内に居も構えているとのことだった。
旧友の招待を受け、君を家に迎えてくれたのは晃司、そして妻の糸守黒子。
久しく会っていなかった君たちは時間も忘れ、昔話に花を咲かせる。
そして夜更け過ぎ。酔いつぶれた晃司に代わり、帰路の途中まで君を送っていくという妻の黒子。
思いつめた表情の彼女と少しの言葉を交わした後。彼女は去っていった。
そして、現在。
エージェントである君に、新たな任務の命が下る。
「"ベラドンナ"の捕縛、ないし抹殺」。
君は、彼女との会話を思い出す。
"ベラドンナ"は、糸守晃司の妻であり、元FHエージェント。
糸守黒子のコードネームだった。

GM:無から生えた旧友が結婚してたらしいです
伊藤尚子:なにがあったというの……
伊藤尚子:なにがあったというの……
GM:元気だして…
GM:しかし!ロイス相手は旧友の奥さん!(ややこしいですね)
GM:不穏な空気がまとわりついて離れない! どうなっちまうんでしょうか! 頑張って解決に導いて頂きたい!
伊藤尚子:任務とあらばやりますが、やりづらいですね……
GM:嫌でもやってもらうぜ~ゲッヘッヘ!ではよろしくお願いします!
伊藤尚子:よろしくおねがいします。
GM:では本編始めていきま~~~す!!
極楽極:よろしくおねがいします。
荒傘誉生:よろしくお願いします!
GM:ではOP……の前に!
GM:マスターシーン兼トレーラーをちょこっとお挟みさせて頂きます。

マスターシーン

GM:N市 某所───
GM:カリカリ、という音だけがその部屋に響き渡っていた。
GM:窓を締め切った薄暗い部屋の中。唯一の光源である、季節外れの暖炉の傍で。
GM:女がひとり。ペンを手に何かを書き綴っている。

GM:『まだ見ぬあなたたちへ』
GM:『失敗した。私ではあの子の助けになることは……』

???:「……」

GM:『あの子を巻き込みたくは無かったけど』

???:ふぅ、と一息ついて、ペンを置く。
???:時間はもう間もないだろう。休んでいる暇など、あたしには残されていないが。
???:それでも。抑えきれない悔恨の念が、胸へ、頭へと、こみ上げてくる。
???:「……ごめんね。ごめん、なさい」
???:嗚咽混じりの声で並べた謝罪の言葉は宙に消え。
???:震える手で再び、ペンを手に取りぐっと力を込める。

GM:『まだ見ぬあなたたちへ。あなたへ。これを記します。』

???:「気付いて、……」

GM:『どうか。』

???:「くれるかな」

GM:ぎぃ。
GM:背後の扉の軋む音。
GM:彼女がゆっくりと振り返った先に、見たものは。

GM:ばたん。

【トレーラー】
───まだ見ぬあなたたちへ。これを記します。

「最初から、分かってたのに」

過ぎたる力は毒となり。少女は衝動に蝕まれる。
オーヴァードのみを標的とした通り魔。その凶刃に倒れるのは。
失踪を遂げた彼女。友の望みは唯一つ。

「だって、わたし」

───どうか。

「"シッパイサク"だから」

Double Cross The 3rd edition『The other side of failures』

ダブルクロス───それは裏切りを意味する言葉。


OP1

GM:■OP1
GM:PC1の 極楽極さんから。
GM:登場侵蝕をお願いします。
MAO:極楽極の侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:30->31)
GM:貫禄をかんじる
GM:------
GM:N市 第四地区───
GM:雲ひとつ無い満月の夜。
GM:任務帰りか、将又、夜の散歩だろうか。
GM:君はここ、第四地区内周辺を歩いていた。
極楽極:「~♪」
極楽極:順調にリハビリが進むチームの仲間たちと交流があり、
極楽極:サイゼでこの時間までだべってた、そんな帰り道。
極楽極:久しぶりになんでもない会話ができたことと、仲間たちの回復が順調なことに機嫌をよくして、鼻歌まで出てしまっている。
GM:では君が機嫌よく歌い始めて間もなく。
GM:《ワーディング》
GM:ぞわりと、全身に震えが走る。
GM:レネゲイドを活性化させ、周囲に影響を与える《ワーディング》。
GM:イリーガルである君にとっては、ある意味慣れ親しんだものではあるが。
極楽極:「あ?」一転、表情が厳しいモノに。
GM:感知した次の瞬間には消え。再度、それが発せられる。
GM:酷く不安定なレネゲイド反応が、走って間もない方向から放たれている。
極楽極:「なんだこりゃ──点いたり消えたり、便所の灯りかよ?」不自然なワーディングに対し、怪訝な声が口をついて出る。
極楽極:だが何にしてもワーディングだ。卜部の姐さんらが言うことが間違ってなければ、それを操るのはオーヴァードに違いない。
極楽極:大股でずっかずっかと、レネゲイド反応の方へと歩を進める。
GM:では。
GM:N市 第四地区 自然公園───
GM:様子を伺いに君が訪れたのは第四地区でも有数の景観の美しさを誇る自然公園。
GM:老若男女に愛されるその公園の、小さな花壇の傍に。少女がひとり。
GM:蹲るように頭を抑え、苦しみの声を上げている。
???:「うっ、あぁああっ!」
極楽極:「!」苦悶の声に気づき、弾けるようにして駆け寄る!
極楽極:「おいっ!」
???:「……ぁ」
???:「……だ、だれ? 近づかないで……うぅ!」
極楽極:頭の中から『ジャームかもしれない』『FHかもしれない』と言った要素はまるっと抜け落ちて──
極楽極:「何言ってやがんだバカ! 誰かにやられたのか? それともなんか別のか?」
極楽極:専門家では無いが、外傷などの類なら自分でも判るはずだと。
???:「……っ、わ、たし」
極楽極:ぱっと見た感じ、外傷などの類は見受けられない。しかし、現実問題として目の前で少女が苦しんでいる。
???:「いつもは、お薬で、抑えてる、けど……」
???:「ぁ、うう!」
極楽極:「薬かよ! 持ってねえのか、今は?」
GM:ぶんぶんと首を横に振り。
GM:少女が耐えられないといった様子で片手を大きく土に打ち付ける。
極楽極:「ああっ、くそっ!」再び苦悶の声を上げて暴れる少女を──
GM:叩きつけた箇所から鮮やかな桃色の花が咲き。すぐに萎み、枯れていく。
極楽極:ぎゅっと──丁寧に──優しく抱きしめる。
糸守サヤ:「……ぁ、え?」
極楽極:横目でその現象を確認し、少女がオーヴァードであることに気づきながらも──
極楽極:「よーし、大丈夫だ……」ぽんぽんと、背中を優しくあやすように。
糸守サヤ:「あ、危ないよ! お姉ちゃんも、オーヴァードなんでしょ…!」
GM:言葉とは裏腹に、抵抗する素振りは見せず。
極楽極:「ああ、ばりっばりのオーヴァード、喧嘩上等(ブリンギットン)極楽極たぁオレのこった」
極楽極:にかっと微笑んで。
極楽極:「あーっとオマエ──ってのはアレだな。名前、なんてーんだ?」
糸守サヤ:「っ、………」
糸守サヤ:「………サヤ」
極楽極:「オッケーだ、サヤ」安心させるように、再びにっと笑う。
極楽極:「まずは深呼吸だ。できっか? 息、苦しくないか?」
糸守サヤ:「ふ、う……うん、でき、る……」
極楽極:「ゆっくりすーっと吸って、はーって吐く。ゆっくり、ゆっくりだぞ。こーゆー風にだ?」
極楽極:抱きかかえながら、自分も大きく腹式呼吸を行い、動作を誘導する。
糸守サヤ:「ふぅ、はぁ……」
GM:少女が君の動作を謎るように同じ動きを繰り返す。
GM:ではここで……!
極楽極:「すーって吸って、はーっと吐く──よしっ、うめえぞサヤ」少しでも負担を軽くさせようと、背中を軽くさすりながら。
極楽極:はい
GM:意志判定どうぞ!目標達成値は……4!
極楽極:2dx+2>=4
DoubleCross : (2R10+2[10]>=4) → 8[6,8]+2 → 10 → 成功

極楽極:成功です。
GM:本気半端(マジパネ)エ……
GM:では。
GM:背中に当てられた手に若干身を捩りつつも、深呼吸を繰り返すサヤ。
GM:あわや暴走寸前だったレネゲイドの波が徐々に弱まっていく。
糸守サヤ:「………あ。え?」
極楽極:「──うしっ」なんとなく、それを感じ取って。
糸守サヤ:「……引っ込んじゃった。こ、こんな事。今まで、出来なかったのに……」
極楽極:「落ち着いたみてえじゃねえか?」
極楽極:安心させるためのものではい、心底の笑顔でそう少女に告げる。
糸守サヤ:「……うん」
糸守サヤ:「………」
極楽極:「前に卜部の姐さんに教わったことがあってな。『パニクったら、とにかく腹で呼吸』ってよ」
糸守サヤ:「……おなかで?」
極楽極:「ああ、腹で息をするってやつだな。こいつは大事だぜ?」
糸守サヤ:「ふぅ、ん………あっ」
GM:感心した声で反応した直後。抱きかかえられていた状態に今、気づいたかのように。
極楽極:「『腹が据わる』って聞いたことねえか? うまくやりゃぁ、ケンカん時なんかにも使えるぜ、このテクは?」
GM:ばっ、とその場から離れて。
極楽極:「っと、わり。いつまでもぎゅっとしてちゃ痛えよな?」
糸守サヤ:「………ううん」
糸守サヤ:「痛くなんか、なかったし。イヤじゃ、ないけど……」
糸守サヤ:「………」
糸守サヤ:「きわみは」
糸守サヤ:「"対抗種"(かうんたーれねげいど)って、知ってる?」
極楽極:「ん?」
極楽極:対抗種──
極楽極:聞いたことはある。確か、レネゲイドに対する天敵的な存在が居ると。
極楽極:彼を傷つけ、我も傷つくと言う、極めて危険な存在であると──
極楽極:「──一応、ちらっとはな」
糸守サヤ:「……ん。オーヴァードを、傷付ける、オーヴァードだって」
極楽極:「ああ、んな感じみてえだな」
糸守サヤ:「わたしの、それは。他のオーヴァードの人たちどころか。自分のれねげいども」
糸守サヤ:「不安定に、する、らしくて」
極楽極:「あー……さっきのは、それでか?」
極楽極:ガリガリガリと、頭の後ろを掻きながら。
極楽極:最初に『近づくな』と、この少女は告げてきた。
糸守サヤ:「うん。いつもは、お父さんが作ってくれた、お薬で。おさえこんでたんだけど……」
糸守サヤ:「………きわみのおかげで」「だいじょうぶだった」
GM:微かに口角をあげて。
糸守サヤ:「ぁ、ありがとう」
極楽極:「なーに、困ってるヤツを助けんのはったりめーだろ」
極楽極:「──さて、んじゃま、とりあえず」
極楽極:そう告げて、こともなげに少女の手を握る。
極楽極:『対抗種である』と告げた、少女の手を。しっかりと。
糸守サヤ:「……!」
極楽極:「家まで送ってやんよ。『薬』とかなんとかはオレには判らねえけどよ、家に居たほうが、安心だろ?」
極楽極:そして再び、にかっと少女に笑顔を向けて。
GM:その笑顔とは対称的に。暗い瞳を地面に向けて。
糸守サヤ:「おうち……」
極楽極:「ん、どした?」
GM:ゆっくりと、握ってくれた手を振りほどく。
極楽極:暗い瞳に、違和感を感じて──
極楽極:「──っと」振り払われた手を持て余して──
糸守サヤ:「ううん。大丈夫だよ。ひとりで、帰れるから」
糸守サヤ:「きわみも……おうちに帰らなくて、大丈夫?」
極楽極:「──と、そっか。ならまあ、いいけどよ」
糸守サヤ:「お父さんとか、お母さんとか……心配、しない?」
極楽極:「おう、オレは大丈夫だ」にっかりと、それだけを応える。──ウソはついていない。
極楽極:「サヤは大丈夫なんだよな? 遠慮とかしてんだったら、ゲンコ落とすぞ?」
糸守サヤ:「えんりょなんか、してないよ……」ばっと両手で頭を抑えながら。
糸守サヤ:「じゃあ……」
極楽極:「ならオッケーだ。──また辛くなる前に、きちんと帰れよ?」
糸守サヤ:「うん。ちゃんと、帰る」
GM:ばいばい、と手を振って。踵を返した後。また、ぐるりと振り返って。
糸守サヤ:「また、ね」
極楽極:「おうよっ! またな、サヤっ!」
GM:そうして、サヤは足早に去っていった。
GM:君が再び彼女と再会を果たすのは、思っても見なかった場所。
GM:数日後。とある任務のためと呼び出された───N市第四支部にて。
GM:------
GM:シーン終了。
GM:ロイスの取得のみ可能です。
極楽極:【謎の幼女:糸守サヤ@庇護/不安】 を取得します。
GM:OK~!

OP2

GM:ではOP2。シーンPCは荒傘さん。
GM:登場侵蝕をお願いします。
荒傘誉生:荒傘誉生の侵蝕率を+4(1d10->4)した(侵蝕率:30->34)
GM:------
GM:N市 第四地区───
GM:多数の商業施設や、研究、公共施設が立ち並ぶこの地区。
GM:それだけにというか。勤労を終えた仕事人が帰りに一杯やっていくような。そんな飲食店も少なくない。
GM:特にここ、第四地区の飲み屋街の奥には。君がよく顔を出す小店があった。
荒傘誉生:勝手知ったる様子で店に入る。軽く店内を見回し、カウンター席へ
荒傘誉生:「モヒート。あと軽く食えるのを」
荒傘誉生:ざっくりとした注文を終えて、カウンターに肘をつく
マスター:「……あいよ」
マスター:狭苦しい店内で、淡々と注文を用意するマスターと。
赤ら顔のおじさん:「おーう、タッキーちゃん」
赤ら顔のおじさん:君にと顔なじみの、恰幅のいい中年が親しげに声をかけてくる。
荒傘誉生:「ナンちゃん。どうした。そんな堂々とした腹で」
荒傘誉生:「ちっさくなっとかないとまた奥さんにシバかれるんじゃないか?」
荒傘誉生:感情が表に出るたちではない。しかし、声音はどこか気楽な様子だ
ナンちゃん:「うるせえやい。これもまた、俺のプリチーなアイデンティティーよ!」
ナンちゃん:上機嫌にぽんぽんと腹を叩き、ガハハ!と豪快に笑う。
荒傘誉生:「はいはい」 お腹を小突いてやりつつ 「それで? 今日はここにどんな面白い話を溜め込んでるんだ?」
ナンちゃん:「聞いて驚けよう。実はここ最近、胡散臭え奴らが……」
荒傘誉生:モヒートのコップを傾けながら聞く姿勢を取る
GM:そんな訳で。趣味と実益を兼ねた時間の中で。
GM:得意げに情報を語る彼に隠れて。見慣れない女性が同じ様に、グラスを傾けている事に君は気づく。
レミナ・ローレンス:「………」
荒傘誉生:ナンちゃんの打率は大体2割程度で、いつも通りスリーストライクが見えてくる頃だった。
レミナ・ローレンス:ちびちびとカルーアミルクを口に運びつつ。つまみの焼き鳥を頬張り。
レミナ・ローレンス:「……!」
荒傘誉生:有用なような、そうでもないような話を聞き流していた頃に、ふと彼女の姿が視界に入る。見ない顔だ。これで情報屋の端くれ、人の顔はある程度覚えられる。
レミナ・ローレンス:にっこりとした笑みで料理を味わっている。
荒傘誉生:有益か無益か。分からないという意味では、このままナンちゃんの話を右から左へ流すよりはマシだろう……おもむろに席を立つ。
ナンちゃん:「って訳でよう。全く最近の若いモンはなってねえんだよなあ。日本の未来を憂うわ本当」
荒傘誉生:「お姉さん」
荒傘誉生:ナンちゃんの言葉は既に後ろだ
ナンちゃん:ナンちゃんは全く気づかずに話を続けている!
荒傘誉生:「その美味しそうなの、何? この店のメニューにあったっけ」
レミナ・ローレンス:「……へ?」
荒傘誉生:「ほらそれ。」
荒傘誉生:「やたら美味しそうに食べてるから……あれ、普通の焼き鳥?」
荒傘誉生:軽く首を傾げ 「隠しメニューとかでもなく?」
マスター:普通の、という言葉に少し眉をひそめている。
レミナ・ローレンス:もぐもぐ、と咀嚼し、ごくりと飲み込んだあと。
レミナ・ローレンス:「ふっふっふ。そう思いになるでしょう?」
荒傘誉生:「思ってた。違うのか?」
レミナ・ローレンス:「でもこのヤキトリ! 普通とは違うんですよ! 何でも、ここのマスターが特別に取り寄せた……」
レミナ・ローレンス:「ええと……」
マスター:「……炭。」
レミナ・ローレンス:「そう! 特別な炭で焼いた、とっても美味しいヤキトリなんですって!」
荒傘誉生:「へえ。特別な炭焼きか。そりゃいいな」 知らない風を装っているが、当然知っている 「マスター、同じの頼む」
マスター:こくりと頷いて。カウンターの後ろの調理場へと去っていく。
荒傘誉生:「しかしよく知ってるね、お姉さん。ここにはよく来るのか? あー……」
レミナ・ローレンス:「あ、あたし。レミナ・ローレンスです」ぺこりと頭を下げる。
荒傘誉生:「レミナか。俺は誉生。みんなタッキーって呼ぶ。ここ座るね」
荒傘誉生:するりとごく自然に隣の席に座り
レミナ・ローレンス:どうぞどうぞ、と隣の席を勧めた後。じっと君を上から下まで眺めて。
レミナ・ローレンス:「あたしは、こういう所。全然入ったことなくて…・ 」
荒傘誉生:「へえ? でも詳しかったじゃないか、炭とか」 コップを口につけつつ
レミナ・ローレンス:「えへへ。そこに座っている、おじさんが。丁寧に教えてくれたんです」
ナンちゃん:丁寧なおじさんは君が居なくなったことにも今だ気づかず、相変わらず講釈を述べている。
荒傘誉生:「はあん。みんな可愛い子には甘いからな」
荒傘誉生:ちらりとナンちゃんを見て 「俺なんかそこそこここには来るのに、聞いたことなかった。炭が特別だなんて」
レミナ・ローレンス:「可愛い………ふへへ」少し顔をほころばせたあと。
レミナ・ローレンス:「今日は、お仕事の一環で訪れたようなもの、なんですけど……」
レミナ・ローレンス:「あの。タッキーさんって……」
荒傘誉生:(お仕事……)「うん?」
レミナ・ローレンス:少々声のトーンを落として。
レミナ・ローレンス:「……オーヴァード、ですよね?」
荒傘誉生:「ああ。そんなに面白いことができるわけじゃないがね」
荒傘誉生:「そして、そういう君もか。……UGNか? 最近のここいらはそれなりに平和だと思ってるが」
レミナ・ローレンス:「はい。といっても、あたしはイリーガル登録をして、お手伝いをさせて頂いてるって立場なんですけど」
レミナ・ローレンス:「どうも、最近。怪しいウワサがこの辺りに、広まってて」
荒傘誉生:「へえ。噂?」
レミナ・ローレンス:こくりと頷き。「何でも、オーヴァードだけを狙って、襲いかかる通り魔が出没する、とか」
荒傘誉生:中身が氷だけになったコップを、カウンターの奥へ追いやりつつ
荒傘誉生:「……ほお。それはまた」
荒傘誉生:「同族嫌悪かな。オーヴァードを襲えるのはオーヴァードだけだろうし、敢えてオーヴァードを選んでるってことは、恣意があるはずだ」
荒傘誉生:「気になる話だな」 半身ほど身を乗り出し 「これで俺は情報屋なんてやってる。詳しく教えてくれれば力になれる」
レミナ・ローレンス:「えっ! 協力してくださるんですか!」
レミナ・ローレンス:疑うということを全く知らないような目で(前髪に隠れて入るものの)君をじっと見る。
荒傘誉生:「もちろん相応の代価でだ。……まずはそうだな」
荒傘誉生:「今分かってることを聞かせてくれ。鳥も来るし、じっくりと」
GM:では。
GM:レミナと名乗ったイリーガルの女性はペラペラと君に詳細を話します。
GM:ここ、第四地区のあたりでオーヴァードのみを狙う通り魔が出没するということ。
GM:音もなく現れ、煙のように消えてしまうこと。
GM:それ以上の情報を求めて、入ったこともない酒場に入ってみようかな、と決断したこと。
GM:レミナの本業はそこそこ売れてきた奇術師であること。などが判明します。
レミナ・ローレンス:「ふふふ……見てくだひゃい」
レミナ・ローレンス:焼き鳥を口一杯に頬張りながら、自身の財布から取り出した1万円札を手に取り。
レミナ・ローレンス:彼女が指を鳴らした次の瞬間には、消えている。
荒傘誉生:にわかに眼を見張る 「……すごいな。結構注意してたつもりなんだが……どうやったんだ?」
レミナ・ローレンス:「うふふ……秘密です」「もちろん、能力なんて使ってませんからね」
荒傘誉生:「能力を使ってると言ってくれた方が安心できるのも珍しいな……」
レミナ・ローレンス:「よーし! タッキーさんも協力してくださることですし!」
レミナ・ローレンス:「ここのお会計は、あたしに任せて下さい!」
荒傘誉生:「いや、良いよ。むしろ俺に出させてくれ」 止める
荒傘誉生:「手品も見せてくれたしな。お代を出さなきゃ収まらない」
レミナ・ローレンス:「いえいえ。楽しくお話を聞いてくださったお代の代わりに、あたし、が……」
レミナ・ローレンス:少しの沈黙のあと。財布の中身を確認し。
レミナ・ローレンス:「……あれ?」
レミナ・ローレンス:さっと顔が青ざめていく。
荒傘誉生:「うん?」
荒傘誉生:「マジックで消えたか?」
レミナ・ローレンス:バタバタと身体中のポケットをひっくり返し。
レミナ・ローレンス:ゆっくりと顔を君に向けて。
レミナ・ローレンス:「………」
レミナ・ローレンス:「あのう……」「お代、なんですけど……」
荒傘誉生:胸ポケットから一万円札を出し
荒傘誉生:「お話し代は次に期待しよう」 かすかに笑い、カウンターに置いて席を立つ
GM:--------------------------------------
GM:シーン終了。
GM:諸事情によりロイス取得は後に!

OP3

GM:ではOP3。 尚子さん登場をどうぞ!
伊藤尚子:シーンイン
伊藤尚子:伊藤尚子の侵蝕率を+8(1d10->8)した。(侵蝕率:33->41)
GM:------
GM:N市内 第四地区───
GM:数日前。あなたの携帯端末に、久しい連絡が届く。
GM:学生時代のクラスメイトであり、───旧友と言って差し支えない仲だった、糸守晃司からの久々の電話。
GM:UGN所属の医療班でもあった彼は市内でも勤めを果たしていたものの、崩落戦の折、退職して以降は連絡が取れず。
GM:電話越しの明るい声によると。今は会社も興し、家庭を持ち。ここ第四地区に居を構えていたとのことだった。
GM:久々に会って話でも。という彼の誘いに応じ。君は今。晃司の家の前に佇んでいた。
伊藤尚子:もう少し着飾ってもよかったか、とふと気づいたのは、インターホンに指を伸ばした時。
伊藤尚子:上着とネクタイを外し、袖まくりをして首元をゆるめたシャツに、パンツスーツ。いくらなんでも、とは思ったが
伊藤尚子:今更着替えるのもバカバカしい、とそのままインターホンのボタンを押し込む。
GM:ピンポン、という音のあと。バタバタと慌ただしい音が中から聞こえ。
糸守晃司:「ああ、尚子さん!」
伊藤尚子:「ひさしぶり、晃司くん」軽く手をひらひらと揺らして
GM:ドアを開けて開口一番、久しぶり。と。学生時代から印象の変わらない人懐こい笑顔で君を招き入れる。
伊藤尚子:「4年も連絡寄越さないで、あげく私より先に結婚までするなんてね」お邪魔します、と断りつつ、開口一番ジャブを入れる。
糸守晃司:「うぐっ。……勘弁してよ。僕も、色々と忙しくてさ……」
糸守晃司:「まあ、積もる話もあるだろうし、さ。入って、食事でも……」
伊藤尚子:「全く……まぁ、息災だったなら結構」
伊藤尚子:「あら、悪いわね……じゃあ、お言葉に甘えて」
GM:二人揃って足を踏み入れたリビングの食卓の上には豪勢な食事の数々。
糸守晃司:「友人を招いたって彼女に話したら。張り切りすぎちゃって」
伊藤尚子:「一体、私のことなんて話したのか、気になってしまうわね、これは」
糸守黒子:「ふふ。しょうがないじゃん」
糸守黒子:キッチンの奥から姿を現したのは、すらりとした長身の女性。
糸守黒子:「家に招くような友達が君に居るなんて、全然知らなかったから。失礼のないようにしなきゃ」
伊藤尚子:「あら……はじめまして、でいいのかしら」
糸守黒子:「うん。伊藤尚子さん、だよね。あたしは、黒子。一応、こいつの家内」
糸守晃司:「一応って……」ぽりぽり、と頬を掻きながら困ったような表情を浮かべている。
伊藤尚子:「ご存知なら結構」「一応この人の、数少ない友人です」
糸守晃司:「尚子さんまで!?」
糸守黒子:あはは!と声をあげて笑ったあとに。
糸守黒子:「さ、冷めないうちにどうぞ。……尚子さん、お酒は?大丈夫?」
伊藤尚子:「結構。そこまで強い方ではないけど、下戸ではないわ」
糸守晃司:「僕は……うん、今日は飲もうかな。……というわけで」
糸守晃司:それぞれにグラスを配り、手に取って。
糸守晃司:「旧友との再会に」
伊藤尚子:「いつのまにか結婚してた旧友との再会に」
糸守黒子:「かんぱーい」

糸守晃司:「それで。どうだい、仕事の方は?」
糸守晃司:ゆっくりとしたペースでグラスを傾けつつ。
伊藤尚子:「……私が事務員採用だったことは知ってるわよね」同じくゆっくりとしたペースで傾けつつ、ふと
糸守晃司:「うん。だから、驚いたよ」
糸守晃司:「戦闘員としても活躍しているなんてさ。中々出来ることじゃないよ」
伊藤尚子:「崩落戦の少し前くらいから、ちょくちょく手が足りないところに突っ込まされていたんだけど……」
伊藤尚子:「晃司くんがいなくなって以降、すっかり事務員兼業として扱われるようになっちゃったわ」やってらんないわよ、と一気にグラスを空ける
伊藤尚子:「まぁ、それができちゃったっていうのが、恨めしくもあり、誇らしくもあり……って感じね」
伊藤尚子:「で、そっちはどうなの? お仕事」
糸守晃司:「耳が痛いな。心中、お察しします……」「僕かい?……」
糸守晃司:「……あの日以来。僕は前線を退いて。レネゲイドの研究に打ち込んだ」
糸守晃司:「今は。起こした会社も軌道に乗って。UGNへの支援も行ってる」
糸守晃司:「正直、ね」
糸守晃司:「僕は。UGNの医療班という仕事が、好きだった。人々に救いの手を差し伸べて、助け出すこの仕事に。誇りを持っていた」
糸守黒子:二人の話に耳を傾けながらグラスを呷る。
伊藤尚子:「……」黙って2杯目を注いで
伊藤尚子:「ならなんで、っていうのは、聞いていい話?」
糸守晃司:「………今なら、答えられるから」
糸守晃司:「崩落戦は。僕が今までに経験した"事件"なんかとは、比べ物にもならなかった」
糸守晃司:「おびただしい程の死が、声が。……耳から離れなかった」「今はもう、殆ど夢に出ることはなくなったけど」
糸守晃司:「つまるところ、僕は……怖くなったのさ」
伊藤尚子:「……」よくある話だ。特に、医療従事者であれば、なおさらだろう。
伊藤尚子:医者とは乱暴に言えば、命を救う職業だが……戦場においては、命を選別する職業でもある。
伊藤尚子:自分は事務方として、数字で見ることが多かったが、彼にとっては、決してただの数字ではないのだろう。
伊藤尚子:「……今はどう? うまくやれてる?」かるくグラスを揺らしながら
糸守晃司:ゆっくりと身体を食卓に預けながら。
糸守晃司:「……うん。元々、研究も。嫌いじゃあ、なかったし」
糸守晃司:「それでも。たまに」
糸守晃司:「思うんだ。……僕が逃げなかったことで、もっと救えるものがあったんじゃ、ないか、……と」
糸守晃司:ゆっくりと瞼が閉じていき。
GM:ふと君が目を落とすと。晃司は机に突伏するように寝息を立てていた。
伊藤尚子:「……そういうところよ、晃司くん」
糸守黒子:「全く。大して強くもないくせに、こんなに開けちゃって」
伊藤尚子:かるくその背中をなでてやりつつ
糸守黒子:「どうする? 尚子さん。部屋、空いてるけど。泊まってく?」
伊藤尚子:「いえ、さすがにそれは悪いわよ」
糸守黒子:空のグラスと皿を片付けつつ。朗らかな笑みを浮かべている。
伊藤尚子:「私も、これ以上は寝ちゃいそうだし、お暇させてもらおうかしらね」
糸守黒子:「遠慮することないのに。じゃあ、途中まで送ってく」
GM: 
GM:晃司宅からの帰り道。なんとなしに黒子が君に話を振る。
糸守黒子:「こう見えてもあたし、元エージェントなんだ」
糸守黒子:「といっても。引退してもう大分経つから。現役のエージェントさんには手も足も出ないだろうけど」あはは、と乾いた笑い声を上げる。
伊藤尚子:「あら、そうなの……でも、N市に貴女のような人……」事務方の職業病だろうか。頭の中の名簿と彼女を、つい照らし合わせようとして
糸守黒子:「ふふ。調べてみてよ。"ベラドンナ"ってさ……」「まあ、現役時代でも……」
糸守黒子:「尚子さんとは相性悪そうだし。戦り合いたくはないかなあ」
伊藤尚子:「……ふふ、そう」戦り合う、とまで言われて察せられないほど、愚かなつもりはない
糸守黒子:「あ、悪いといっても、戦闘のハナシだからね。個人的には、あたし、尚子さん好きだよ」
伊藤尚子:そうと知っても尚、彼女の態度や表情に変化はない。
伊藤尚子:「あら、ありがとう。私も黒子さんのことは嫌いじゃないわ」
糸守黒子:「ふふ。嬉しいなあ……あたしがオトコだったら放っとかないんだけど」
糸守黒子:「どう? 尚子さんは。浮いた話とかないの?」小首を傾けながら目を細めている。
伊藤尚子:人柄はともかくとして。過去や、推察だけの所業。そんなものを対人評にして採点するのは、面接だけで十分だ。
伊藤尚子:「……」
伊藤尚子:「……」露骨に目をそらす。
糸守黒子:「ありゃ。……見る目ないなあ。最近の奴らは」
伊藤尚子:「……彼氏居ない歴は年齢と同じよ。そして現在も更新中」
伊藤尚子:「私も、結構仕事が彼氏みたいな態度をすることが多いから、悪い点もあるのだけどね」
糸守黒子:「うーん。それはちょっとわかるかも。尚子さん。隙が全然、見当たらないし」「相手の方が、自分には釣り合わないと思っちゃうのかもね」
糸守黒子:そこで、言葉を詰まらせて。歩みを止める。
伊藤尚子:「……隙、ねぇ」
伊藤尚子:「……? 黒子さん?」歩みを止めて黒子に気づき、数歩遅れて歩みを止め振り返る
糸守黒子:「尚子さんはさ」
糸守黒子:「この先、とても大事な人が、出来たとして」
糸守黒子:気づけば彼女の笑みは消え。真摯な表情で言葉を述べている。
糸守黒子:「もし、その人にもう、会えなくなるかもしれないような」「そんな時」
糸守黒子:「貴女なら。どんな言葉をその人に送る?」
伊藤尚子:「……そうね」
伊藤尚子:「……私の口癖。『結構』って、結構色んな意味があるんだけど」
伊藤尚子:「……結構。息災で」「こんな感じで済ませてしまいそうね」
伊藤尚子:すぐれていて欠点がないさま。それでよいさま。満足なさま。それ以上必要としないさま。
伊藤尚子:完全ではないが、それなりに十分であるさま。
糸守黒子:「……結構。息災」頬に手を添えてうんうん、と頷いて
伊藤尚子:後付けと言われてしまえばそれまでだが……
伊藤尚子:「ごめんなさいね。あまり言葉を着飾れるほど、器用じゃないのよ」
糸守黒子:「謝ることなんてないよ。尚子さんらしい、とても素敵な言葉」
糸守黒子:「参考にする」
伊藤尚子:「そう?」「なら、結構」
伊藤尚子:「それが役に立つ時が来ないことを祈っているわ」
糸守黒子:「……あたしも、そう思う」
糸守黒子:くすりと笑って。
糸守黒子:「お見送りはこの辺までかな。晃司と子供の様子もちょっと気になるし」
伊藤尚子:「ええ、それで結構よ」「また時間がとれたら、会いに行ってもいいかしら」
糸守黒子:「大歓迎。今度は二人だけで飲むのもいいかもね」
伊藤尚子:「その時は私が寝るかもしれないわね」
伊藤尚子:「……じゃぁ、私はこれで」一息ついて、話を切り上げる
糸守黒子:「ふふふ。尚子さんの寝顔。気になるな……」「うん」
糸守黒子:「じゃあね、尚子さん」
GM:結論から言って。
GM:君がこの後。糸守黒子と再び会って話をすることは無かった。
GM:今日。この日までは。
GM:『第四地区でR事件発生。』
GM:『イリーガル1人が意識不明の重体。』
GM:『数日を跨いで行われた2件の事件と極めて類似した犯行から』
GM:『加害者をオーヴァードと断定。』
GM:『速やかに確保要請。また、ジャームの疑いの余地がない場合』『要凍結ないし要殺害。被疑者。コードネーム』
GM:『"ベラドンナ"』
GM:----------------------------------------------
GM:シーン終了。
GM:ロイス取得のみ可能。
伊藤尚子:糸守黒子 ○友情/不安
GM:OK!

ミドル1

GM:ではミドル1!合流OPとなります!
GM:シーンプレイヤーは全員!登場侵食をどうぞ!
荒傘誉生:荒傘誉生の侵蝕率を+2(1d10->2)した(侵蝕率:34->36)
極楽極:極楽極の侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:31->39)
伊藤尚子:伊藤尚子の侵蝕率を+2(1d10->2)した。(侵蝕率:41->43)
GM:------
GM:N市 第四地区───
GM:焼き鳥とお酒を堪能した帰り道。君──荒傘誉生と。肩を落とした様子のレミナが連れ立って歩いていた。
レミナ・ローレンス:「ごめんなさい、タッキーさん……。結局、奢って貰っちゃって……」
荒傘誉生:「別に構わない。マジックで消えてしまったんならそりゃ、払えないしな」
荒傘誉生:実際、躊躇われるほどの出費でもなかった。新たなコネクションを作るためと思えば
レミナ・ローレンス:「うう。違うんです。いつもは、ちゃんとポケットに……」
荒傘誉生:「良いんだ良いんだ」 遮るように 「帰りはどっちだ? タクシー捕まえるのはできないだろうし」
荒傘誉生:「歩きか電車で帰れそうなら良いんだが」
レミナ・ローレンス:「あっちです。この曲がり角を曲がった先に……」「あれ?」
荒傘誉生:「うん?」
GM:レミナが困惑の声を上げ。君が様子を伺うと。そこに、曲がり角は無く。
GM:気づけば、前も、後ろも。一直線の通路。加えて。
GM:今宵は満月の夜だというのに。月の光は"何か"に遮られ。辺り一面が闇に包まれている。
GM:チカチカと光っていた街灯は消え。
GM:飲み屋の外れとはいえ。周りから喧騒一つ聞こえてこない。
GM:異様とも言える雰囲気が君たちの周囲を包み込んでいた。
荒傘誉生:「……ふむ」
荒傘誉生:オルクスシンドロームなんですが、なんかオルクス的な気配を感じたりしますか?
GM:おっ!
GM:では……RCか知覚でダイスどうぞ。
GM:難易度は6。
荒傘誉生:その2択ならRCですね。ノンスキルだが……
荒傘誉生:2dx=>6
DoubleCross : (2R10[10]>=6) → 10[2,10]+2[2] → 12 → 成功

荒傘誉生:ビンビンに分かった
GM:こ、これが情報屋パワーか
GM:では。
GM:微かに因子を使った形跡があることが判明します。
荒傘誉生:微かな形跡!
GM:間違いなくオルクスシンドロームを持った何者かが行っているでしょう。
荒傘誉生:「……オルクスシンドロームだ」
荒傘誉生:「誰かの、何らかの意図がある。……レミナ、警戒した方が良い」
レミナ・ローレンス:「………」ごくりと唾を飲み込んで。小さく頷く。
GM:そうして君たちが警戒を続けて間もなく。
GM:音もなく。ボロボロの外套を纏った人影が。目の前に姿を現します。
?????:「………」
荒傘誉生:「フン」 腕を組み 「怪談の季節にピッタリだな」
レミナ・ローレンス:「ええと。あ、あなたが、これを───」
GM:君とレミナの言葉に答えもせず。人影は姿を消して。
?????:「………!」
GM:次の瞬間には君たち二人の目の前に再度出現し。赤く濡れたナイフを振りかざす!
荒傘誉生:「……!」 対応できない。元より偶発的な遭遇戦の適性が低いのだ
レミナ・ローレンス:《スポットライト》
レミナ・ローレンス:攻撃には使えないほどの小さな光。
GM:しかし、闇に慣れた瞳で直視してしまえば。怯ませるくらいは出来る。
?????:顔を抑え、仰け反るように後方へ大きく下がる。
荒傘誉生:「……おっと。助けられたか」
荒傘誉生:「いきなり食いつくとは、お前が噂の通り魔か。ん?」
レミナ・ローレンス:「……任せて下さい(上手くいって良かった……)」ホッとした表情を浮かべて。
荒傘誉生:口を動かしながら、自らの領域を展開し、攻撃の準備をしている。実のところ、荒傘の能力はこういった『操作された他の領域』にだいぶ弱い
荒傘誉生:「……この調子だとお前も戦いが得意な手合ではないな。逃げるぞ」
荒傘誉生:「また秒で追いつかれるかもしれないが、やらないよりはマシだ」
?????:「………ふ」
レミナ・ローレンス:「はいっ! じゃあ、後ろに……っ!」
GM:通り魔のくぐもった笑みと同時に、君たちが振り返った瞬間。
?????:「………!」
GM:"もう1人"の通り魔が。今にも。君に刃を突き立てんと迫り。
レミナ・ローレンス:「……っ!」
荒傘誉生:「複数……!」 備えはしていたが、『もう一人』は予想外だ。反射で蹴りを浴びせようとして
荒傘誉生:間に合わない。刃の方が速い
レミナ・ローレンス:君を庇うようにその身を前に投げた彼女の腹部に。じわりと赤い染み。
荒傘誉生:「うおっ……!?」 攻撃が来なかったこと、というよりは、その行動に驚く
?????:「………」「………」
荒傘誉生:「おい何をやって……防御系か? ……でもないだろうな」
荒傘誉生:レミナの身体を支えつつ、二つの影を交互に見る
レミナ・ローレンス:「あ、たし」「攻撃とか、ニガテなので……」「これくらいしか、お役に……」
荒傘誉生:「まったく……酒の勢いにしちゃ行動が軽率過ぎる。自分は大事にしておけ」
?????:彼女の腹部からずるりとナイフを引き抜き、気づけば二人傍で並んで揃って声を上げる。
?????:「その子」「その子」
荒傘誉生:(……こんな所、敵の流れに乗せられて始めたくはないんだが)
?????:「放っておいたら」「死んじゃうけど」
荒傘誉生:(こうなれば止むなし……) 「……何?」
GM:"通り魔"が指を指したその子──レミナの様子は。
レミナ・ローレンス:「うっ……あう、ぐっ……」
GM:通常、刃を刺されたぐらいでは、オーヴァード戦において致命の一撃なり得ない。
荒傘誉生:「…………」 彼女の傷とその様子を見る。尋常の負傷ではない
GM:リザレクト、と呼ばれるオーヴァードなら誰しもが持つ自動治癒能力が備わっているためだ。しかし。
荒傘誉生:(毒か)
GM:レミナは一向に回復する様子が無い。毒か。将又別の影響か。リザレクトが機能していないようだ。
?????:「どうする?」「お兄さん」
?????:「お兄さんも」「あたしと遊んでく?」
荒傘誉生:口角を歪めて 「……選ばせてくれるんなら」
荒傘誉生:「止めておきたいね。会って何時間とはいえ、楽しく飲んだ相手を見殺しにはしたくない」
?????:「………」「………」
荒傘誉生:「それに、女と遊ぶ時は一人ずつって決めててな」
荒傘誉生:「今はこの子の番。どうかな、お嬢さん方?」
?????:「ふふふ」「あはは」
?????:けたけたと耳障りな笑い声をひとしきり上げたあと。
?????:「じゃあ今日は」「これくらいにしといてあげる」
?????:「あたしは」「"ベラドンナ"」
?????:「また遊ぼうね」「面白いお兄さん」
GM:そう言い残すと。煙のように姿を消した。
GM:気づけば、辺りはいつもの通りの路地裏。
荒傘誉生:「…………」 苦い笑みを浮かべたまま、辺りの気配を探り
荒傘誉生:浅く嘆息を吐く。時には、相手が尋常の理屈が通じる存在ではないからこそ成立する交渉もある……
荒傘誉生:だがそれは、文字通りの綱渡り。風の気紛れ、些細なミスで死に滑落する、分の悪いギャンブルだ。
荒傘誉生:どうやら今日はツキがあったらしい。それだって、彼女が一撃の盾になってくれたからこそ得られたものだろうが。
荒傘誉生:改めてレミナに肩を貸す 「まだ痛むか」
レミナ・ローレンス:「……ぜ、全然。へっちゃらですよ、これくらい」
GM:弱々しい声で虚勢を張っている。事実、出血は止まっていない。
荒傘誉生:「マジシャンが腹芸できないなんて、よほど切羽詰まってるな」
荒傘誉生:スマホでタクシーを呼び出しつつ 「ここからだと第四支部が近い。見てもらおう。俺も付き合う」
レミナ・ローレンス:「うう……ありがとうございます」「正直にお話すると……とっても痛く、て……」
レミナ・ローレンス:言葉尻は窄み、やがてそのまま意識を失ってしまう。
荒傘誉生:「手品のタネ以外に隠し事はなしだ……と、聞いちゃいないか」
荒傘誉生:意識がなくなったので、遠慮なく背負いやすいようにその身を背負い
荒傘誉生:(……さて。どちらにせよ関わるつもりの事件ではあったが)
荒傘誉生:(深入りする義理が出来ちまったな)
GM:------
GM:シーンカット!ロイスの取得をどうぞ!
荒傘誉生:レミナ・ローレンス/○尽力/憤懣
荒傘誉生:後先考えず庇うなんてな! という憤懣
レミナ・ローレンス:だって…!
GM:OK!
GM:ではそのままミドル1の続き。PC1の極さんが第四支部を訪れる所から。
GM:------
GM:N市 第四支部────
GM:イリーガルである君。極楽極は。R案件任務の協力要請があり。ここ第四支部を訪れていた。
GM:第四支部 会議室前───
極楽極:「よっ、邪魔するぜ?」
極楽極:白い特攻服(トップク)にサラシ姿。
極楽極:小柄な金髪少女が、大きな態度でドアから入ってきます。
荒傘誉生:腕を組んだまま、ちらりとそちらを見る
荒傘誉生:不機嫌そうな、気持ち眠たげな表情 「……何だ?」
荒傘誉生:「UGNチルドレンにしちゃ躾がなってない。迷子か」
伊藤尚子:「……"喧嘩上等"(ブリンギットン)ですね?」長身のスーツ姿の女性が、怜悧な眼をそちらに向ける
極楽極:「おう! "喧嘩上等"(ブリンギットン)、極楽極だ」
極楽極:どっかとソファーに腰掛け、テーブル上に供されていた煎餅を遠慮なく口に運ぶ。
極楽極:「なんか依頼ってことだけどよ?」
伊藤尚子:「第四支部エージェント、"斬り結ぶ邪眼"(エウリュアレ)伊藤尚子です」自己紹介を返し
伊藤尚子:やたら尊大な態度のイリーガルにすこし眉を動かして
極楽極:「おう、よろしくな伊藤!」
伊藤尚子:「……で、こちらが」一応誉生さんのほうにも振る
極楽極:「あとそっちの。チルドレンじゃねーぞ、第八に預かりの身となっちゃぁいるが、れっきとしたイリーガルってやつだ」
荒傘誉生:「……"汀鉱精龍"、荒傘誉生。情報屋だ」
荒傘誉生:「イリーガルの極楽ね。まあどっちでも良い。戦力になるとは判断されてるんだろうしな」
極楽極:「この場に居るってことは、アンタとも組むってことでいいんだよな?」
荒傘誉生:「だろうな」
極楽極:「んじゃアンタともよろしくだな、荒傘」にかっと笑顔で。
GM:では、君たちが一通り自己紹介を終えたあと。
糸守サヤ:「……あ、きわみ」
極楽極:「ん?」と、聞いたことがある声に気づき──
極楽極:そちらに目をやる。
伊藤尚子:「無条件に年上を敬えとは申しませんが……もうすこしですね……?」少し頭痛そうにしながら。
伊藤尚子:「……お知り合いですか?」
GM:眼鏡を掛けた男性の姿に隠れるようにして。つい先日、極楽極が邂逅した少女───サヤが君を見つめていた。
極楽極:「やっぱサヤじゃねーか!」
極楽極:ばっと勢いよくソファーから立ち上がって、そちらへと。
糸守サヤ:「うん。サヤ、だよ……」
極楽極:「ん、ああ。ちょっとした縁があってな」と、伊藤さんに応じて。
極楽極:「大丈夫か? あれから痛くしてねーか?」
極楽極:しゃがみ込んで、目線を同じくしてから、笑顔で問う。
糸守サヤ:「だいじょうぶ……」その笑顔につられるように、小さく笑みを浮かべる。
極楽極:一見乱暴に、しかして優しくその頭を撫で捏ねる。
糸守晃司:「あなたが、"きわみ"さん、ですね」深く頭を下げながら。
極楽極:「ん、ああ。おう」と、そこで初めて隣の男性に意識が向いて。
糸守晃司:「先日は、この子の力になってくれたとか」「ありがとうございます。僕が目を離したばっかりに……」
極楽極:「──ってことは、アンタがサヤの親父さんか?」
糸守サヤ:「うん。お父さん、だよ……」
極楽極:すっと立ち上がり、晃司と対峙する。
極楽極:「子供(ガキ)ってのは、ほっときゃすぐどっか行っちまうんだ」
極楽極:「ましてサヤは、ほら、薬とかアレなんだからよ──」
極楽極:「目、離したりすんなよな」
糸守晃司:「……仰る通り、です」
糸守晃司:「この子にまで、何かあったら、僕は……」
極楽極:非難する訳ではなく。あくまでも『気をつけろ』と──
極楽極:善意を込めて、その胸を軽く拳で小突いて。
極楽極:──そして気づく、なぜこの二人が第四支部(こんなところ)に居るのか、と。
伊藤尚子:「……年上に対する礼儀を知らないだけで、そのへんはちゃんと、いい子なんでしょうけどね……」
荒傘誉生:「顔の知っている相手がいて困るでもないだろう。……それで?」
荒傘誉生:「そろそろ俺たちがどういう集まりなのかはっきりさせたい所だ。何となく推測はついてるがね」
GM:では。コンコン、と控えめなノックの音と共に。
白衣のエージェント:「皆様、お揃いのご様子で。お待たせいたしました」
荒傘誉生:「ああ」 ソファの背もたれに寄りかかり 「噂してたとこだ」
伊藤尚子:「結構。時間通りね」
白衣のエージェント:「それでは、これより……本事件、並びに任務についてご説明させて頂きます」
極楽極:「おう──わり、サヤ。とりあえずまた後でな」
極楽極:少女にそう告げて、最初に座っていたソファーへと戻る。
糸守サヤ:こくりと頷いて、隅の席に座り込む。
GM:事件について。
GM:ここ数日、第四地区にてオーヴァードのみを狙い、襲撃を繰り返している通り魔が出没していること。
GM:被害者は全員、意識不明の重体。
GM:昨日、イリーガルが襲撃された際に名乗った"ベラドンナ"というコードネームから、被疑者を暫定:"ベラドンナ"と定義。
GM:元々のコードネーム"ベラドンナ"糸守黒子は現在消息を絶っている。
白衣のエージェント:「そこで。本任務は"ベラドンナ"と名乗る通り魔を確保……」
白衣のエージェント:「ジャームの疑いがあるのであれば、凍結。もしくは……」「その為に、皆様にお集まり頂いた次第です」
極楽極:笑顔が一転。仏頂面でバリバリと煎餅を囓っている。
荒傘誉生:「UGNとしては通常業務みたいなもんだろうな」
伊藤尚子:「…………ベラドンナが、糸守黒子であるという確証は、今の所はどう?」テーブルに両肘をつけ、組んだ手で口元を隠すような格好で
白衣のエージェント:「断定は、出来ません。しかし……」ちらりと晃司に視線を向ける。
糸守晃司:「………つい、先日」「黒子さんは。姿を消してしまった」
糸守晃司:「僕と、サヤを置いて。何の書き残しもなく」
極楽極:「つまり、あー、そのべらがんがとかゆーのが」
極楽極:ガリガリガリと、不機嫌そうに自身の頭を掻いて──
極楽極:一瞬だけ、サヤの方に目をやる。
糸守サヤ:「………」ぎゅっとズボンの裾を握り締めながら床を見つめています。
極楽極:はあ──と大仰なため息。
白衣のエージェント:「……事実。糸守黒子が消息を絶った日から。"ベラドンナ"は凶行に及んでいます」
白衣のエージェント:「全くの、無関係とは……」
伊藤尚子:「……"ベラドンナ”は、もともと彼女の母。糸守黒子が名乗っていたコードネームよ」
極楽極:「アンタの嫁さん──サヤのお袋さんが疑われてるってことか」そして、糸守晃司に問いかける。
荒傘誉生:「シンドロームは」
荒傘誉生:おもむろに口を開く 「姿を消した"ベラドンナ"の能力はどの系統に類するものだった?」
糸守晃司:「………」極さんの言葉に重く頷いて。
糸守晃司:「僕は。彼女と出会ってから。戦う姿を見たことはないが……」
糸守晃司:「"オルクス"シンドロームを持っている、と」「聞いたことがある」
荒傘誉生:「同じだな。俺と俺の連れを襲撃した奴も、おそらくはオルクスシンドロームのオーヴァードだった。地形の操作に瞬間移動、因子らしきものの気配」
荒傘誉生:「もちろん、まだ要素と要素が繋がっているだけだ。たまたま消えた日と現れ始めた日が同じで、たまたま同じコードネームを名乗り、たまたま同じ力を使う」
荒傘誉生:「そういうことだってあり得るだろう。仮説を事実と認めるには、もっと情報が必要だ」
伊藤尚子:「……ふぅ、そうね」一つ深呼吸をして
極楽極:「なるほどな──」
極楽極:一旦の納得、しかし──
極楽極:「──にしても、おかしかねえか?」と、疑問をストレートに口にする。
伊藤尚子:「……なにかしら」
極楽極:「同じ呼び名、同じシンドローム」
極楽極:「確かにああ、UGNが疑う条件ってやつぁ揃ってやがる」
極楽極:「けどよ──」
極楽極:と、隣の少女へと視線を移し──
極楽極:『心配すんな』と言うように微笑んでから──
糸守サヤ:「………」
極楽極:「──こんな話を、ガキにまで聞かせるってのは、どーゆー了見だ、ああ?」
極楽極:少女に向けていた表情や声音から一転。
極楽極:底冷えのする声と視線を、白衣のエージェントへと向ける。
極楽極:理由如何に寄っては、ここで一戦も辞さぬとばかりに──
白衣のエージェント:「それは……」気圧されるように目を伏せながら。
糸守サヤ:「きわみ、ちがうよ」
糸守サヤ:「あたしが、お願いしたの」
極楽極:「あ?」
極楽極:『自らが頼んだ』と言う少女の言葉に、間の抜けた声を返して。
糸守サヤ:ゆっくりと立ち上がり、自分のために怒ってくれた少女の服の裾を摘みながら。
糸守晃司:「僕も。こんな話をこの子に聞かせるべきではないと、外で待っているように、言ったんですが……」
糸守サヤ:「お母さんが居なくなった、理由」
糸守サヤ:「どうしても、知りたかったの」
極楽極:少女の言葉に、渋面のままではあるが浮かせかけていた腰を落とし、改めて座り直す。
極楽極:「………………」
荒傘誉生:「詰めは終わりか? 極楽」
極楽極:「──ああ」目を瞑り、腕を組んで──
荒傘誉生:「他に気になることがあったら今のうちにまとめて終わらせておくといい。煎餅がマズかったとかでも」
極楽極:不承不承ながら、先を促す。
極楽極:「もっと固え方が好みだ」
極楽極:それだけを告げて。
極楽極:──本人が覚悟しているのならば、自分が口を挟む理由はない。
白衣のエージェント:「……では。改めて」
荒傘誉生:白衣の方を見つつ椅子を立ち、煎餅を一つ取って、食べ始める
極楽極:ただ、隣に座る少女の頭に、軽くぽんぽんっと優しく触れるのみ。
白衣のエージェント:「あくまで、仮定の話、ですが。"ベラドンナ"がジャームと化していた場合」
白衣のエージェント:「その次に、凶刃が振るわれる可能性が、極めて高いのは……」
糸守晃司:「……僕と」「サヤ、ですね」
荒傘誉生:「なるほど。そうアタリをつけてる訳だ」
荒傘誉生:「だったら、その二人には支部で大人しくしてもらうのが良い。幸い、相手は今の所、通り魔行為を繰り返してるだけだからな」
白衣のエージェント:「ええ。糸守晃司氏、その娘のサヤ。それに……"斬り結ぶ邪眼"殿」
伊藤尚子:「はい」
荒傘誉生:「……伊藤さんも?」
極楽極:「あんでだよ?」<伊藤さんも
伊藤尚子:「彼女の夫、つまりここにいる晃司くんは、私の旧友よ」
伊藤尚子:「本人とも、数ヶ月ほど前に顔を合わせているわ」
白衣のエージェント:「はい。それに、最後に彼女と交流があったUGN所属エージェントは、あなただけです」
白衣のエージェント:「糸守黒子との交流のあった、"斬り結ぶ邪眼"」
白衣のエージェント:「"ベラドンナ"と接敵し、無事生還した"汀鉱精龍"」
白衣のエージェント:「そして……」
極楽極:「あ?」
極楽極:向けられた視線に気づき、間の抜けた声を
荒傘誉生:(……俺もか) 自分も標的にされ得るというのが認識から抜けていたが、恰好がつかないので黙っている
糸守晃司:「サヤが。最も信頼しているオーヴァードは、あなただと」
糸守晃司:特攻服を纏った少女の目と視線を交わしながら。
荒傘誉生:「……子守りか。確かに大事だ」
極楽極:「なるほどな──なんで第四くんだりまで喚ばれたのかちっともわかんなかったけどよ」
伊藤尚子:「随分懐かれているのね」
極楽極:「なるほど、そーゆーことかよ」
糸守サヤ:おそるおそるといった表情で極を上目遣いで見ている。
極楽極:「へっ、『遠慮したらゲンコ』って話だったからな」恐る恐る見上げる少女に対し、笑顔で応えて。
糸守サヤ:「……一緒にいて、いいの?」
極楽極:「指名まではしてくれたんだ、遠慮なんざ今更無しってやつだぜ」
極楽極:「この“喧嘩上等”、極楽極様に任せとけってんだ」
極楽極:本日最上の笑顔で、少女に応じます。
糸守サヤ:「っ、……うんっ!」ぱっと顔を輝かせて。
極楽極:そしてわしわしわしっと、優しくその頭を掻いぐり撫でる。
糸守サヤ:「くすぐったい」
極楽極:「くすぐってんだ、たりめーだろ?」
伊藤尚子:「……さて、そろそろまとめましょうか」パンパン、と手を叩いて
糸守晃司:その様子を、微笑みながら見つめて。「ええ。尚子さん……"ベラドンナ"は。毒のような能力を用いて。オーヴァードのリザレクトを、阻害すると」
荒傘誉生:「そうだ。昨日そいつにやられた奴の傷が、ずっと塞がらないままだった」
糸守晃司:「それなら、僕が力になれるかもしれない。この支部の研究所を間借りして。対策を試みます」
荒傘誉生:「まあ、中身がどうかは分からない。再生を阻害しているのか、再生以上に傷付け続けているのか……」
荒傘誉生:「……というのは、専門家に任せるのが早そうだな。じゃ次だ」
白衣のエージェント:「晃司氏については、こちらの方で護衛を」「サヤさんについては……」
極楽極:自分の身体に少女の身体を抱き寄せて、座らせながら『大人組』の話をふんふんなるほどと咀嚼する。
糸守晃司:「この子が信頼する、極さんに。……尚子さん」
伊藤尚子:「できることなら、支部に置いておきたいわね。最悪、子守をしながら戦闘なんてことになったら、笑えないわ」
糸守晃司:「どうか、この子を……」
伊藤尚子:「……それを尋ねるのは、私じゃないでしょう」
糸守晃司:一瞬、呆けた顔をして。
伊藤尚子:「"喧嘩上等”。子守をしながら喧嘩をした経験は?」
極楽極:「ねえ」即答
伊藤尚子:「じゃあ、子守をしながら戦闘をする気は?」
伊藤尚子:「あるいはそれができる実力があるかでもいいわ」
伊藤尚子:「無いならその子は支部に置いていきます」
極楽極:「………………」じっと、胸中の少女に無言で問いかける。
極楽極:『オマエはどうしたい?』
糸守サヤ:「………」
糸守サヤ:一瞬、迷った表情を浮かべて。
極楽極:「いいぜ」
極楽極:「してほしいと思ったことを、素直に言っちまってよ?」
糸守サヤ:「………!」その言葉に。心の底からの、想いをこめて。
糸守サヤ:「……もう、離れるのは」
糸守サヤ:「やだ」
糸守サヤ:「一緒に、いたい!」
極楽極:「上等」
極楽極:小さな決意を込めた、少女の声を受けて。
極楽極:当然の疑問を投げかけてきた、"斬り結ぶ邪眼"(エウリュアレ)へと──
極楽極:「サヤはよ、確かに子供(ガキ)だが──」
極楽極:「『腹を据えて』──覚悟を決めて、ここに来てる」
極楽極:「子守なんざする気はねえよ」
極楽極:「オレは、覚悟を決めたやつの、手助けをしてやるってだけだ」
極楽極:──きっぱりと、告げる。
伊藤尚子:「ふふ……大変結構」
伊藤尚子:「着いてくる、と腹を決めたのなら、使わせてもらうわよ」
荒傘誉生:仏頂面で煎餅を齧る (UGNはこういう所あるからな……)
極楽極:「ならなんも、問題はねえな?」
伊藤尚子:「では、改めて任務の目標を確認します」
伊藤尚子:緩みかけた表情を引き締めて
伊藤尚子:「第一目標は、通り魔事件の犯人。暫定"ベラドンナ”の捜索、および目的と詳しい能力の調査」
伊藤尚子:「最終的には、"ベラドンナ”の捕縛。あるいは処分を任務の目的とします」
荒傘誉生:「異論なし」
極楽極:「りょーかいだ」
伊藤尚子:「結構。糸守晃司、サヤ両名については先程の通り」
極楽極:「改めて、よろしく頼むぜ?」
荒傘誉生:「報酬と個人的感情。その分はきっちり働くさ」
伊藤尚子:「……今更だけど、私だけ畏まるのも馬鹿らしいから、ここから先は少し砕けさせてもらうわよ」
極楽極:二人だけでなく、その場にいる覚悟を決めたモノたちへと。
伊藤尚子:「よろしくお願いするわ。ふたりとも」
極楽極:「ああ、そっちのがオレも楽だかんな、助かるぜ」<砕ける。
荒傘誉生:「それこそ気にしやしない。互いにやりやすいようにしよう」
荒傘誉生:「こちらも、ひとまずはよろしく」
伊藤尚子:「結構。では、任務を始めましょう」
GM:------
GM:シーン終了。
GM:ロイスの取得のみ可能です。
極楽極:んー、NPC的にはあと親父さんとお袋さんがいるんだよな……
極楽極:ロイスはちょっと保留としておきましょう。
荒傘誉生:極楽極/誠意/○食傷 子供を大事にするのは社会通念的によろしいが……暑苦しい!
伊藤尚子:礼儀はないが/極楽極 ○有為/食傷 もうすこしこう、なんというか……
GM:OK!

ミドル2

GM:ではミドル2。情報収集パートです。
GM:先に項目だけお出ししちゃいますわよ

・"ベラドンナ"について① 
 情報:UGN/裏社会
 難易度6
・糸守サヤについて①
 情報:UGN/裏社会
 難易度6
・糸守黒子について①
 情報:UGN
 難易度8

GM:現在調べられるのはこの3つ!
荒傘誉生:ハアハア……裏社会……<情報:裏社会>……
伊藤尚子:とりあえずPC的にもベラドンナか黒子いきたいですね
GM:シーンPCは侵蝕順で息の荒い荒傘さん!ほか自由!
荒傘誉生:情報屋タッキーは<情報:裏社会>を開けるためだけに生み出された男……!  ・"ベラドンナ"について① 行きます!
極楽極:ふふふ、ワークス不良学生である極も、裏社会にはちょっと詳しいですよ(`・ω・´)
極楽極:<プラス1
GM:登場をふりな!
極楽極:極楽極の侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:39->42)
荒傘誉生:それもそうあd
荒傘誉生:荒傘誉生の侵蝕率を+2(1d10->2)した(侵蝕率:36->38)
伊藤尚子:伊藤尚子の侵蝕率を+2(1d10->2)した。(侵蝕率:43->45)
荒傘誉生:では改めて・"ベラドンナ"について① 行きます!
荒傘誉生:コネ:情報屋 を使って~~
荒傘誉生:6dx+6
DoubleCross : (6R10+6[10]) → 10[1,1,6,7,7,10]+10[10]+8[8]+6 → 34

GM:わかりすぎでしょ
荒傘誉生:死ぬほどわかった
伊藤尚子:では、糸守黒子について①いきます。
極楽極:お願いします
極楽極:<黒子さんを
伊藤尚子:エブリシングレディでAI補助スーツを入手し、起動。器物使いで融合。コネ:UGN幹部を使用して、合計+8D 《コンセントレイト:エグザイル》+《壁に耳あり》使用して
GM:ええ…
伊藤尚子:12dx8+2>=8
DoubleCross : (12R10+2[8]>=8) → 10[1,2,3,5,5,6,6,6,8,9,10,10]+10[4,5,9,9]+5[2,5]+2 → 27 → 成功

GM:わかりすぎでしょ(わかりすぎでしょ)
極楽極:じゃあ私は残った糸守サヤについて①を。6なら素振りでいけるかな。後半で重めの情報ある可能性もあるし。
極楽極:2dx+1 >=6
DoubleCross : (2R10+1[10]) → 9[9,9]+1 → 10

極楽極:成功(`・ω・´)
伊藤尚子:侵蝕45→48
GM:では皆成功!
GM:情報を開示していきます。
極楽極:はーい<情報開示

・"ベラドンナ"について①
 ここ数日、巷を騒がせている通り魔。
 オーヴァードのみを狙い、襲撃を繰り返している。目的不明。
 被害者は全員、意識不明の重体。
 リザレクトによる肉体治癒能力に機能障害を起こす毒───ウィルスを用いた攻撃を行う模様。
 現在、"ベラドンナ"のウィルス対策のワクチンを糸守晃司主導の元、第四支部研究室にて精製中。
 出現、逃亡時のレネゲイド反応からオルクス能力者特有の因子反応を感知。
 また、"汀鉱精龍"の証言から、本体とは別の分体が存在する可能性が示唆されている。
 最低でも"オルクス"と何らかのシンドロームのクロスブリード以上である可能性が極めて高いだろう。

・糸守黒子について①
 現在は壊滅した小規模FHセル"モイライ"の元FHエージェント。
 シンドロームはブラムストーカー/オルクス。コードネームは"ベラドンナ"。
 各地の組織に身分を偽り潜入し、情報を収集する工作員だった。
 戦闘面でも優秀な暗殺者であり、自身が生み出した従者を利用した多角的な攻撃を得意とする戦闘スタイル。
 "崩落戦"時にUGNに帰順。
 自身のセル、およびいくつかのFHセルの有力な情報と引き換えに取引を行った模様。
 当時の身元引受人は糸守晃司。
 現在は消息を絶っている。

・糸守サヤについて①
オルクス/ソラリスのクロスブリード。
オーヴァードに対し強い侵食性を持つ、"対抗種"と呼ばれる能力を所持。
しかし、生来レネゲイドコントロールが不得手。
そのため、"対抗種"の所持者特有の他のオーヴァードへの攻撃性、暴走などのリスクに苦しんでいたが、
サヤ自身の血液から糸守晃司が精製した衝動抑制薬を服用することで普段は衝動を抑えている。

孤児であったが3年前、糸守夫妻に引き取られ養子に迎えられている。
母親が失踪した前後の記憶が曖昧になっており、覚えているのはある"言葉"だけだという。(ロールで開示)

GM:そんなことがわかりましたわよ!
極楽極:ふむふむ──
GM:------
GM:第四支部 会議室───
GM:君たちは、それぞれが持ち寄った情報の共有のため。
GM:ここ、N市UGN第四支部の会議室に再度集合していた。
白衣のエージェント:「どうでしょう。皆様、進捗の程は……」
荒傘誉生:「こっちとしては、ワクチンの完成度合いを知りたい所だ」
荒傘誉生:「"ベラドンナ"……を自称する通り魔の毒は、オーヴァードが当然持つ再生力を阻害する。馬鹿にならない脅威だからな」
荒傘誉生:「それの対策ができなきゃ迂闊に接触もできやしない」
極楽極:「だな。対抗手段(そーしたの)があるのにこしたこたぁねえ」
伊藤尚子:「ワクチンについてだけど……芳しくないわね」「目下精製中、という報告しかできかねるわ」
白衣のエージェント:「はい。現在、晃司氏が休む間もなく解析に取り掛かっています」「もう、しばらく……時間はかかるものかと」
荒傘誉生:「そうか。……あるに越した事がない、じゃなく、必須だ。相手には、オルクス能力で自分の有利に立ち回る技術がある」
荒傘誉生:「その上でそんな毒物を振り回されては、不利が過ぎる。急いでもらいたいトコだな」
荒傘誉生:ソファに身を預け、煎餅を齧る
白衣のエージェント:「最善を……いえ、全力を尽くします」
極楽極:「さっき見てきたけどよ。その辺は任せていーだろうさ。齧りつくようにして作業してたからな、サヤの親父さん」
荒傘誉生:「なら良いんだが。で、その"ベラドンナ"……は紛らわしいか。姿を消したっつう女についてはどうなんだ」
荒傘誉生:「今の所、深い関与を疑った方が良い状態だ。調べたんだろ?」
伊藤尚子:「……”ベラドンナ”糸守黒子。元"モイライ”セルのエージェント」視線を軽く部屋に散らすと、二人の手元に資料が滑るように移動してくる
伊藤尚子:「シンドロームは、オルクスとブラムストーカーのクロスブリード」
伊藤尚子:「潜入工作員であると同時に、従者を利用した多角的攻撃を得意とした暗殺者でもある、とのことよ」
荒傘誉生:「従者か。なるほどな」
伊藤尚子:「四年前……崩落戦のときに帰順した記録が残っているわ」「その時の身元引受人が」
伊藤尚子:「糸守晃司」
伊藤尚子:「……なにをやってるのかしらね、彼」
荒傘誉生:「……そちらからそういう言葉が出てきてくれて良かった」 顔をしかめて、眉間を押さえる
荒傘誉生:「誑かされてるだろうが、どう見ても……」
伊藤尚子:「そのあたりは、私達が議論して結論を出せる事柄ではないでしょう」
荒傘誉生:「その結果がこの通り魔事件だぞ? どちらにしてもUGNの人間としては信頼しちゃいられないな」
伊藤尚子:「私からは以上よ」
極楽極:「……どーかね、覚悟してのことかもしんねーぜ?」
極楽極:多少なりとも思い当たることがあったのか、深くパイプ椅子に腰掛けて、ぎっしぎっしと揺らしながら口を挟む。
荒傘誉生:「ワクチン作ってる所、厳重に監視をしておいてくれよ。女に誑かされた奴のせいで死ぬのは御免だ」
極楽極:「養子──なんだってよ、サヤ」ぽつり、と。先ほど本人から聞いた事実をつぶやく。
荒傘誉生:「養子……」
極楽極:「三年前、引き取られたって話だ。だから、あの親父さんとも、お袋さんとも血は繋がってねぇ」
極楽極:「繋がってねぇ──けど、親父さんは対抗種の力をコントロールできねえサヤのために、色々してるみてーだ」
極楽極:「なんか、サヤの血を使って──衝動抑制薬だったか? そんなのを作って、衝動を抑えてんだってよ」
荒傘誉生:「ふん、三年前ね。『出』は? 分かるのか?」 出生のことを聞いている
極楽極:「本人からだよ。疑う必要はねーだろ」
荒傘誉生:「そうじゃない。俺は基本的に出てきた情報を疑ったりはしない。養子になる前のことだ」
荒傘誉生:「情報そのものじゃなくてもいい。何か手がかりとか……」
極楽極:「そこまでは聞いてねえよ。アイツが自分で喋りたくもねえのに、聞き出すなんざしたくもねえしな」
伊藤尚子:「引き取った、ということは、大方施設の孤児かなにかでしょう」
極楽極:「オルクスとソラリスのクロス──らしいぜ、サヤは。オレみてえな単純なのと違って、面倒くせえんだろうな……」
荒傘誉生:目を閉じる 「……分かった。ないなら良い。可能性の話だからな」
極楽極:──少女の労苦を想い、不満気な顔。
極楽極:「細けえことは判らねえけどよ。ただ、まあ──」
極楽極:「早いとこ、“家族全員”揃えさせてやりてえよな──」
極楽極:それが幸となるか不幸となるか、不明な状況ではあるとしても──
伊藤尚子:「理想は、そこよね」
荒傘誉生:「さて、どうかね。もし本当に通り魔になってたとしたら、そこが幸いかは知れたもんじゃないな」
極楽極:「それでも──”家族”だかんな」
極楽極:抗議と言うには、勢いは無く。
極楽極:情報屋の言葉に、ただソレだけを口に出して。
荒傘誉生:「血も繋がってないなら、ただ同じ家で生きてただけだろう。しかも糸守黒子は……まあいい」
伊藤尚子:パンパン、と手を叩いて「まだどっちとも確定できる情報がない以上、そこを見誤るわけにはいかないわ」
伊藤尚子:「楽観的なのも、悲観的なのも一向にかまわないわ。話は私が纏める」
荒傘誉生:首を振る 「ああ。口を出しすぎた。人道的な話はそっちに任せる。俺は真実を明かして、ケジメをつけてやれればそれで良い」
極楽極:「その点だけは同感だ。スジは通さねえとな」<ケジメ
荒傘誉生:「異論ない。……ところで、例の子供……サヤは?」
荒傘誉生:「お前が一緒にいると言ってたろ、極楽」
極楽極:「ああ、便所だってさ。そろそろ戻ってくんだろ?」
極楽極:「──養子云々は、アイツが居るところでは無しだからな」
極楽極:念の為、念を押す。
荒傘誉生:「もしそこが事件に関係あるとすれば聞くぞ、俺は」
GM:では。がちゃりと恐る恐る扉を開けて。件の少女──サヤが君たちのもとに戻ってくる。
糸守サヤ:「ただいま……」
荒傘誉生:入ってきた少女を見て 「覚悟決めてるんだろ。な?」
伊藤尚子:「おかえりなさい、サヤちゃん」
糸守サヤ:「………」尚子さんにぺこりと頭を下げて。「お母さんの、はなし?」
極楽極:「おう、スッキリしてきたか?」
糸守サヤ:「いまいち……」
荒傘誉生:(いまいちなことなんてあるのか) 地味に驚いている
極楽極:「そっか、まあしゃーねえ、そーゆーこともあらあ」
荒傘誉生:(そういうこともあるのか) 密かに驚いている
糸守サヤ:「うん、頭が。なんか、モヤモヤして……」
伊藤尚子:スパァン、と軽快な音が極の後頭部から鳴る。誰かにひっぱたかれたような衝撃がその場所に走る
極楽極:「っと、大丈夫かよ? 水でも──いでっ!?」
伊藤尚子:「……デリカシーというものはないのかしら、あなたに」彼女はその場から一歩も動いていない。ただ怪訝な視線を向けただけである
極楽極:サヤに近づこうとした瞬間、後頭部に衝撃を感じ声を上げる。
荒傘誉生:(トイレとは関係のない話か……) ひっそり納得している
極楽極:「???」きょろきょろと、訝しげに周りを(敵意殺意の類がなかったのでまったく気づいておりません
糸守サヤ:「わわ」突然の破裂音に驚き、目を見開いでいる。
極楽極:そして『まっ、いいか』と大雑把に納得して。
荒傘誉生:「能力の濫用はあまり……いや、俺からUGNに言うのも釈迦に説法だな」
伊藤尚子:「ただの教育的指導よ」
荒傘誉生:「なら手で良いだろ。情報を見せてるのだ、気になることは」
極楽極:「こっち空いてるぜ、サヤ?」自分の正面の椅子を、少女に案内する。
糸守サヤ:「うんっ……」勧められた席に腰を落ち着けて。
極楽極:「って、なんだ今の伊藤かよ。何かと思ったぜ」そしてようやっと、自分が誰に叩かれたのかに気づく。
荒傘誉生:「……結局口を出しちまった。全く」 肩を竦め
極楽極:とぽとぽとぽ──と、サーバーからコップに水を注ぎ、サヤへと。
伊藤尚子:「初見で見破られるような、ちゃちな手品はしてないわ」
伊藤尚子:「まぁ、横着したのは事実だけれど」
糸守サヤ:「ありがとう、きわみ」
糸守サヤ:一口、ゆっくりと口に運び。「お母さんが、居なくなったあたりから」
極楽極:「デリカシーとか言われてもなぁ──ん?」抗議の声を上げようとして、少女が口を開いたことに気づく。
極楽極:しっかりと話を聞くために、改めて向き直り。
荒傘誉生:「今度からは手にしとけ。横着する癖のついた女は行き遅れるぞ」
伊藤尚子:「行きっ……!? ……」うっかり抗議しそうになるが、サヤが口を開いたことでしぶしぶ
糸守サヤ:「頭がね。なんだか、ずっと、モヤモヤしてて……」
糸守サヤ:「でも、覚えてることが、ひとつだけ。あるの」
極楽極:「……口に出せるようなことか?」
極楽極:じっと、目を見て、問う。
糸守サヤ:「………っ」そこで、若干、口をつぐみ。「………お母さんは、わたしのことを」
糸守サヤ:「"シッパイサク"、だって」
極楽極:ぎりっ──
極楽極:少女に向けた表情は変えず。
極楽極:発された単語に、自然、拳に力が込もる。
極楽極:実の親からそう告げられる。自分には、想像もできない話だ。故に──
荒傘誉生:わずかに眉をひそめる 「失敗作……」
伊藤尚子:「……あまりいい単語ではないわね」
極楽極:「そっか──」ぽふっと、胸に少女の顔を引き寄せ、抱きしめる。
糸守サヤ:「きわみ……」「お母さんが、居なくなっちゃったのも」
糸守サヤ:「あたしが、ダメな子だったから、なのかな……」
極楽極:「母ちゃん、んなこと言ってたのか……」ぽんぽんと、慈しむように背中を軽く叩いて。
極楽極:「──んなこたぁ、絶対にねえよ」
糸守サヤ:「でも……」
極楽極:ぎゅっと、力を込めそうになる腕を抑えて。
極楽極:「サヤは、いい子だぜ?」少女の顔の間近に自分の顔を寄せ、微笑む。
糸守サヤ:されるがまま、潤んだ瞳でその顔を見る。
極楽極:「このオレが──”喧嘩上等”極楽極が断言してやる」
極楽極:「それともあれか、サヤはオレの言うことなんざ、信用できねえか?」精一杯の力で、おどけるようにして問いかける。
糸守サヤ:ふるふると首を横に振り。「そんなこと、ないよ……」
極楽極:「そっか、ありがとよ」
極楽極:「ならやっぱ、オマエは『いい子』ってこった」
糸守サヤ:「……うん。ありがとう、きわみ」
伊藤尚子:「少なくとも」
伊藤尚子:「彼女が、そう簡単にその単語を口に出す人には、私は見えなかったわ」
伊藤尚子:「なにか理由があるのかも、というのは……少し楽観的かしら」
荒傘誉生:「DVを働く奴が、外面は良く取り繕うなんて珍しい話じゃない」
荒傘誉生:「人格が別にあるみたいにな」
伊藤尚子:「……ま、そうね。もし理由に納得がいかなかったり、誉生くんの言う通りであったなら」
伊藤尚子:「"喧嘩”、よね」極の方を見て
極楽極:「──たりめえだ」
極楽極:「子供(ガキ)にんなこと言うヤツぁ……」
極楽極:「ゲンコのひとつもくれてやらなきゃ、スジが通らねえ」
伊藤尚子:「一度くらい、派手に親子喧嘩しておきなさい。このご時世、それもできなくなるなんて、ままあることだもの」目線の高さを合わせるように、サヤの横でしゃがみ、かるく頭をなでてやり
伊藤尚子:──本当は、そういうことなんてないほうがいいのだけれど
糸守サヤ:「けんか……」「……したこと、ないけど」
糸守サヤ:「うん。頑張ってみる。ありがとう……なおこ」
極楽極:「なに、んな難しいことじゃねえ。最初にやるこたぁ、たった一つだ」
極楽極:頑張ってみると口に出した少女を、後押すように。
極楽極:「『腹を据えて』、踏みとどまって立ち向かう」
極楽極:「あんとき、やったことだぜ?」再びにかっと笑って。
糸守サヤ:「はらを、すえて……立ち向かう」弱々しく、覇気のない瞳が。
糸守サヤ:少しだけ。その明るさを取り戻そうとしていた。
GM:------
GM:シーン終了!
GM:ロイスの取得・購入判定が可能です。
荒傘誉生:ロイスは保留。購入は~~
荒傘誉生:UGNボディアーマー!
荒傘誉生:4dx=>12
DoubleCross : (4R10[10]>=12) → 10[3,5,5,10]+5[5] → 15 → 成功

極楽極:うーん、荒傘さんかなぁ。 【情報屋:荒傘誉生@◯有為/憤懣】を取得します。
荒傘誉生:拝借してやったぜ
伊藤尚子:ロイスは保留かしらね。購入は……
極楽極:特攻服相当の戦闘用きぐるみにチャレンジ。手配師相当品を使用してダイスをプラス3します。
極楽極:5dx10 >=14
DoubleCross : (5R10[10]) → 10[2,6,7,8,10]+2[2] → 12

極楽極:財産点を2点消費して成功します。ゲット&装備
GM:ンヤー!
伊藤尚子:ブルゲでもとっておこうかなぁ
伊藤尚子:5dx+1 コネ:手配師使用
DoubleCross : (5R10+1[10]) → 10[2,2,4,7,10]+5[5]+1 → 16

伊藤尚子:1たりない 財産はないので失敗して以上
GM:こわすぎる

ミドル3

GM:では続いてミドル3。
GM:シーンPCは侵蝕順で引き続き荒傘さん。他登場自由。
GM:最初に
伊藤尚子:伊藤尚子の侵蝕率を+2(1d10->2)した。(侵蝕率:48->50)
GM:情報の項目を貼っちゃいます。

・糸守黒子について② 
 情報:UGN
 難易度6
・"ベラドンナ"について②
 情報:UGN/裏社会
 難易度10
・糸守サヤについて②
 情報:UGN/裏社会
 難易度8

GM:以上だ!
荒傘誉生:荒傘誉生の侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:38->44)
荒傘誉生:ベラドンナについて②! <情報:裏社会>で振ります。コネも使う
荒傘誉生:6dx+6=>10
DoubleCross : (6R10+6[10]>=10) → 10[1,3,5,6,7,10]+5[5]+6 → 21 → 成功

GM:じょ、情報屋ァ~!
荒傘誉生:靴のサイズまでお見通しよ
伊藤尚子:じゃあ黒子について
伊藤尚子:エブリシングレディでAI補助スーツ入手・起動+器物使い+コネ:UGN幹部 《コンセ:エグザイル》+《壁に耳あり》
伊藤尚子:12dx+2@8
DoubleCross : (12R10+2[8]) → 10[1,1,3,3,4,5,6,6,7,8,8,9]+10[2,2,9]+5[5]+2 → 27

GM:オーバーキルすぎる
伊藤尚子:50→53
極楽極:極楽極の侵蝕率を+10(1d10->10)した(侵蝕率:42->52)
GM:激おこ
極楽極:では・糸守サヤについて②を行きましょう。ここは素直に要人への貸し相当品を使って判定します。
極楽極:5dx10 >=8
DoubleCross : (5R10[10]) → 8[1,2,3,8,8] → 8

極楽極:ぴったり成功
GM:オッ ナイス出目
GM:では全部開示!チクショー持ってけ泥棒!

・糸守黒子について②
"対抗種"と呼ばれる能力を所持している。
 しかし、あくまで敵対するオーヴァードに対し殺傷力を上乗せする元来の"対抗種"と同様の能力であり、
 オーヴァードに対し治癒不可能な傷を与えるなどの効果は無かった。

・"ベラドンナ"について②(トリガー)
 事件発生現場のレネゲイドの痕跡から、"ベラドンナ"の正体が浮かび上がってきた。
 付近のレネゲイド反応が、ブラム=ストーカー能力から生み出される疑似生物───『従者』のレネゲイド反応と合致。
 つまり、現在通り魔として凶刃を振るっているのは糸守黒子本人ではなく、糸守黒子の従者である。
 接敵した"汀鉱精龍"の証言から、支離滅裂ではあるものの、ある程度の会話をこなしていることから、
 "ベラドンナ"は自我を持った従者の可能性が高い。
 (エフェクト:従者の目覚めを所持)
 また、"ベラドンナ"の使用する能力、オーヴァードへの治癒能力を阻害するウィルスが、"対抗種"に極めて酷似していることが判明。
 (戦闘時、Dロイス:対抗種の能力を使用)
 糸守黒子本来が持つ"対抗種"に加え、異なる"対抗種"を何らかの方法で組み合わせ、オーヴァードに対し通常以上の攻撃性を帯びているもの思われる。

・糸守サヤについて②
彼女の服用している衝動抑制薬が"ベラドンナ"のウィルスに対しワクチンのような効能を発揮することが判明。
 事前に摂取することで、"ベラドンナ"との戦闘を優位に働かせるものとなるだろう。

GM:以上になります。
GM:また、"ベラドンナ"について②はトリガーイベントのため
GM:この後のミドル3後、ミドル4にてイベントが発生します。
GM:お楽しみに!
極楽極:了解しました、ちょっと内容を精査しますね。
荒傘誉生:裏切り者が舞踏会ぜ
GM:次回とかはもうちょっとこう……情報を短くスパッとしたいですね……
GM:始めてで舞い上がって色々と盛りすぎちゃった……
極楽極:ふむふむ、EロイスじゃなくてEエフェクトか。ってことはまだジャームじゃない可能性もあり、と。
GM:そうかもね~?
極楽極:そして確認しました、お時間頂きありがとうございますm(_ _)m
GM:ウッス!
GM:------
GM:第四支部 休憩室───
GM:仕事の合間のリフレッシュのため、支部員が思い思いに利用している研究所傍の休憩室。
GM:食事も提供しているこの場所に。君たちは集まり、再度、情報のすり合わせをしていた。
荒傘誉生:「従者だ」
極楽極:「んあ?」
極楽極:デフォルトの味噌ラーメンに無理をいってチャーシュー辛ネギマシマシにしたものを口に収めながら。
荒傘誉生:「俺が見た複数の相手は、ブラム・ストーカー能力者の従者だと分かった」

荒傘誉生:「しかも自我が芽生えつつある、という話だ。聞いた事はあるが、こうやって関係するのは初めてだな……」
伊藤尚子:「一部のブラムストーカーのオーヴァードが作った従者には、時々そういうことがあるというけれど……」
極楽極:「……サヤのお袋さんの特徴と、また一致したってことか」
伊藤尚子:「一致条件が増えたところで、不一致条件も1つ追加よ」豚の生姜焼きをつまんでいた箸を一度置いて
極楽極:ラーメン丼を傾け、中身のスープを飲み干す。
糸守サヤ:「………」極の隣で醤油ラーメンをずるずると啜っている。
伊藤尚子:「糸守黒子は、彼女と同じ。"対抗種”のレネゲイドを持っていたことが判明したわ」
極楽極:「それじゃ、一致じゃねえか」<対抗種だった
伊藤尚子:「ただし」
伊藤尚子:「それは通常のそれと同じで、対オーヴァードへの殺傷能力を引き上げるだけで、治療阻害の効果はもっていなかったそうよ」
極楽極:「なるほど。同じ単車でもスズキとホンダぐらい違うってみてえな話か」自分なりに咀嚼して、理解する。
荒傘誉生:「カクテルだろうとは見込まれてる。こっちの情報ではな」
荒傘誉生:「二つの異なる対抗種レネゲイドを混ぜれば、そういう効果が出る可能性はある」
荒傘誉生:「実際に解析している人間なら、推測じゃなく結果としての情報を持ってそうなものだが。……結局、ワクチンはどうなるんだ?」
極楽極:ぽこぴこぴん! ズボンの中から着信音。
極楽極:「っと──」ごそっと中から端末を取り出して、着信内容を確認する。
伊藤尚子:どうぞ、と促す
白衣のエージェント:『もしもし。"喧嘩上等"殿の端末でよろしいでしょうか』
極楽極:「おう、オレだ」
極楽極:「──ん、ああ。今みんなで飯食ってすりあわせてる。サヤも一緒だ」
白衣のエージェント:『皆様、ご一緒の様子で。丁度良かった。……朗報があります』
極楽極:「そいつあいい──っと、皆にも聞こえるようにすっから、ちっとタンマだ」
極楽極:テーブル上に端末を置き、スピーカーモードに。
極楽極:「うしっ、いいぜ!」
白衣のエージェント:『まず一つ。糸守サヤ氏が服用していた……衝動抑制薬』『その抑制薬が、"ベラドンナ"の持つ"対抗種"のウィルスに対し一定の抵抗力を働くことが判明しました』
荒傘誉生:「…………」 黙って端末を眺めている
伊藤尚子:「……ほう、結構なことじゃない」
白衣のエージェント:『通常の"対抗種"による攻撃までは対処出来るものではありませんが……』『少なくとも、リザレクトが全く使用不可能になるような事態には、陥りません』
極楽極:「酔止めみてえに先に飲んどきゃってやつか、なるほどな」
糸守サヤ:その言葉を聞き。鞄から小さなアンプルを3つ。取り出して。
糸守サヤ:「……これのこと?」
糸守サヤ:3人それぞれに手渡していく。
荒傘誉生:「本当にそのものを摂取するので効果が得られるんだな?」
荒傘誉生:「体質の合う合わないとかがあったりしなければ、ありがたく使わせてもらうが」
荒傘誉生:アンプルを手にとって眺める
極楽極:「こいつが、サヤの──」少女の血を基に造られたソレを、自身の目で確認する。
極楽極:「──っと、これで全部じゃねえよな、サヤ? 自分の分、きちんととってあんのか?」
伊藤尚子:「……ありがたく使わせてもらうわ」1つを手にとって
糸守サヤ:「うん。まだ、持ってるから……」
極楽極:「そっか──わりいな、ちょっとオレらにも分けてもらうぜ?」
白衣のエージェント:『……"ベラドンナ"は。彼女自身が持つ"対抗種"と』『異なる"対抗種"を組み合わせた能力を使用しています』
白衣のエージェント:『その、異なる"対抗種"の成分が……』『"サヤ"氏のレネゲイドパターンと、合致することを確認しました』
荒傘誉生:「だろうな」 驚きはない。予想は立っていた
白衣のエージェント:『効果の程は……まず、間違いないでしょう』
伊藤尚子:「まあ、でしょうね」
極楽極:「──っと、どーゆーこった、そりゃ?」
極楽極:朗報──という言葉に、そうしたことが含まれているのは当然だ。
極楽極:UGNは、目的を持った組織であり、決して慈善団体ではないのだから。
白衣のエージェント:『……居場所が、判明したからです』
荒傘誉生:「どこだ?」
白衣のエージェント:『つい先程。"ベラドンナ"が第四地区内の自然公園に───』
GM:極楽極とサヤは思い当たるかもしれない。
GM:その場所は。君たち二人が出会った、あの公園だ。
極楽極:「──あの公園かっ!」
GM:『はい。現在、周辺の封鎖に取り掛かって……』『ぐっ……!?』
極楽極:「おいっ! どうした!?」
GM:その時。電話越しの向こうで。どさり、と何かが床に打ち付けられる音。
伊藤尚子:「っ……!」
GM:それきり、返答はない。
荒傘誉生:「……そいつはどこから連絡をしてた?」
極楽極:がたんっと、乱暴に立ち上がる。
極楽極:「研究室だ!」
極楽極:それだけ手短に叫び、自身は駆け出す。
伊藤尚子:「私達も行きましょう」立ち上がって
荒傘誉生:眉をひそめて立ち上がり 「…………」 サヤを見る
荒傘誉生:「……言うことを聞けるか?」
荒傘誉生:「極楽か、このお姉さんか」 伊藤さんを差し 「俺か」
荒傘誉生:「この三人の内誰かの言うことを。絶対に聞けるか」
糸守サヤ:「………」
糸守サヤ:「うん」「きわみと、たかきと、なおこの……言うとおりに、する」
荒傘誉生:「ならついて来い。一人でいるよりは良い」
荒傘誉生:「急ぐぞ」 遠慮ないペースで研究室へ向かう
糸守サヤ:「………」力強く頷いて。
伊藤尚子:「……さ。行くわよ」同じく追う形で研究所に

GM:第四支部 研究室───
GM:そこに、君たちが足を踏み入れた瞬間。
GM:微かな、甘い香りが鼻をついた。
極楽極:(なんだ──甘え?)
極楽極:いの一番に室内へと駆け込み、その匂いに気づく。
GM:辺りには、研究員が数人と。護衛のエージェントだろうか。それと、白衣を着たエージェント。二人が床に倒れている。
GM:見る限り。糸守晃司の姿は無いようだ。
極楽極:ざっと室内を見渡す。倒れている人の確認と、ソレ以外が居るかどうかの確認を。
白衣のエージェント:「………っ、ぐっ」「………"喧嘩上等"、殿」
極楽極:「おいっ、大丈夫か! 何があった?」
極楽極:駆け寄って、状態を確認する。喋れてるということは、致命の一撃を喰らったりという訳ではなさそうだが──
白衣のエージェント:「………香りが」「おそらく、脳を……揺さぶる類の能力でしょう。気付いた時には全員……意識を失って」
極楽極:「全員──」その言葉に、改めて。
極楽極:「そんとき、サヤの親父さんは居たのか?」
白衣のエージェント:「……はい。この場に居た"ソラリス"能力者は彼のみ」「間違いなく、糸守晃司氏によるものだと……」
極楽極:考えがあった訳ではない。直感で、それを問わねばと判じたが故の言葉。
極楽極:ぎりっ──
白衣のエージェント:「しかし、あの出力は……」「いや、それより……」
極楽極:自然、奥歯を噛みしめる。
白衣のエージェント:「他の皆様は……? ご無事ですか?」
極楽極:「ああ、ちっと待ってろ──」
極楽極:その声に、他の人達の状況を確認しようとして──
荒傘誉生:「状況は」 遠慮なく入ってくる。倒れている面々を見渡して
荒傘誉生:「……糸守晃司だな?」
伊藤尚子:「状況は!?」遠慮なく踏み込んで、一度あたりを見渡す
極楽極:ぎりっ──
極楽極:荒傘誉生の問いに、さらに奥歯を噛みしめる。
極楽極:「──ソラリスの仕業ってことだ」
極楽極:「──で、さっきまではサヤの親父さんが居て、今は居ねえ」
伊藤尚子:「……第3研究室の職員に、ソラリスの人間はいないはず」
白衣のエージェント:震える頭で首肯し。「おそらく。"ベラドンナ"の元に向かったものだと……」
極楽極:「判った。もういい、無理して喋んな」エージェントへと言葉を投げる。
荒傘誉生:「後のことはそれにふさわしい奴に任せよう。医療班くらいいるだろう」
糸守サヤ:「………っ」
伊藤尚子:「……私の失態ね。旧友だからと甘く見すぎた」
荒傘誉生:「そういうのも後で良いだろ。急ぐぞ。情報が腐る」
伊藤尚子:「……えぇ、そうね」
極楽極:「ああ──」
極楽極:「とろとろしてて、手遅れになるってのだけは、ゴメンだ」
伊藤尚子:「"喧嘩上等”。糸守サヤを頼むわね」「今度は、置いていかないように」
極楽極:すっくと立って、少女の下へと静かに近づいていく。
極楽極:「聞いてたな、サヤ?」
糸守サヤ:「………うん」「お父さんが……」
極楽極:笑顔ではなく、真摯な表情で──
極楽極:「ああ、理由はとんと判らねえ、が」
極楽極:「オマエの親父さんが、コレをして──多分お袋さんのとこへ向かった」
極楽極:しゃがみ込み、視線を合わせて──
極楽極:「行けるな?」
糸守サヤ:「………」「わたし」
極楽極:──静かに、問う。
糸守サヤ:「知りたいよ。何で、お母さんと、お父さんが……」「もう、置いてけぼりは、いや。ひとりになるのが……いや」
糸守サヤ:「だから……」
糸守サヤ:「わたしも、一緒に……行きたい!」
極楽極:「オッケー、上等だ」
極楽極:「行こうぜ、そいつを確かめにな」
伊藤尚子:「話は終わり?」「言っておくけれど、来ると決めたのなら、最後まで立っていてもらうわよ」
極楽極:目の前の少女に──覚悟を決めた”ダチ”に微笑みかける。
荒傘誉生:「……子供の我がままに振り回されるのは堪らんが」
荒傘誉生:「大体こういうのは、押さえつけると後でもっと面倒になるからな。まったく……」
糸守サヤ:決意を帯びた瞳で皆を見る。
GM:そして、再び君たちは駆ける。
GM:------
GM:シーン終了!
荒傘誉生:糸守サヤ/懐旧/○食傷
GM:ロイスの取得と購入判定が可能!
荒傘誉生:調達は応急手当キット!
荒傘誉生:4dx=>8
DoubleCross : (4R10[10]>=8) → 9[4,4,6,9] → 9 → 成功

荒傘誉生:ぬかりなく。以上!
GM:そつがない
伊藤尚子:糸守晃司 懐旧/○憤慨
伊藤尚子:調達はブルゲチャレンジ
伊藤尚子:2dx+1>=17
DoubleCross : (2R10+1[10]>=17) → 9[2,9]+1 → 10 → 失敗

伊藤尚子:ぬかった 以上
極楽極:【サヤの父親:糸守晃司@誠意/◯疑惑】 を取得。
極楽極:購入判定は同じく応急手当
極楽極:2xd>=8
極楽極:2dx>=8
DoubleCross : (2R10[10]>=8) → 4[1,4] → 4 → 失敗

GM:ギャヒヒーッ
極楽極:失敗、終了。
極楽極:あ、ロイス内容変更で。【謎の幼女:糸守サヤ@庇護/不安】を【覚悟を決めた少女(ダチ):糸守サヤ@敬意/悔悟】に変更しておきます。

ミドル4

GM:ではミドル4。戦闘があるよ!
GM:シーンPCは荒傘さん。他自由!
荒傘誉生:荒傘誉生の侵蝕率を+2(1d10->2)した(侵蝕率:44->46)
極楽極:極楽極の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:52->57)
伊藤尚子:伊藤尚子の侵蝕率を+10(1d10->10)した。(侵蝕率:53->63)
GM:------
GM:第四地区 自然公園───
GM:豊かな緑と、色とりどりの草花が人気を誇るこの公園で。
GM:一人の男と。顔までローブで覆った人影が、対峙していた。
糸守晃司:「探したよ」
"ベラドンナ":「………」
糸守晃司:「僕は……。数々の人の良心を踏みにじり」「ようやく、ここまで、辿り着けた」
糸守晃司:到底、許されることではないだろう。と自嘲したあと。ゆっくりと目の前の"ベラドンナ"へと手を伸ばし。
糸守晃司:「それでも、僕にはまだ。君が必要だ」
糸守晃司:「さあ、帰ろう」
"ベラドンナ":その手を。ゆっくりと重ねて。
"ベラドンナ":"ベラドンナ"は─────。

荒傘誉生:公園に足を踏み入れて、辺りの様子を伺う。時間に比して、人の気配や様子はどうですか?
荒傘誉生:あからさまに静かだとか、普段と変わらないとか。騒ぎが起きていれば分かりやすいのだが。
GM:おっと、失礼しました。
GM:時間はだいたい昼を過ぎて少し。辺りに人の気配はなく。仰る通り、あからさまに静かですね。
荒傘誉生:特に当てもなく進んでいく。この前会った時みたいなオルクス気配があったりはするかなー
GM:なるほど。では。
GM:荒傘さんが以前と同じ。微かに、領域内の因子が操作された痕跡を見つけたと同時。
GM:《ワーディング》
GM:公園の中央の方向から。レネゲイドの放出を感知します!
荒傘誉生:「話が早くて助かる」
荒傘誉生:「行くぞ。はぐれるなよ」 ずけずけとそちらの方へ歩いていく
糸守サヤ:「あ、たかき。待って……」その後ろを小走りで着いていく。
伊藤尚子:「調べる手間が省けて結構」さりげなく手首に手をやり、『視線』を起動しながら誉生に続いて歩く
極楽極:「居やがるな、やっぱり──」
極楽極:ずかずかと、大股で進んで同じ方向へ歩みを進める。
GM:君たちが駆けつけた先で見たものは。
糸守晃司:「ぐっ!? うっ、ぁ………」
"ベラドンナ":「………」
GM:縋るように手を伸ばし、倒れ込む糸守晃司と。
GM:鬱陶しそうにその手を跳ね除け。彼の腹部から怪しげな光を放つナイフをずるりと引き抜く。
GM:"ベラドンナ"の姿。
極楽極:少女が見るより早く、その目を手で塞ぐ。
荒傘誉生:「ふん」
極楽極:「見んな──」
糸守サヤ:「あ、う……」「き、きわみ……!」
極楽極:「ちょっとだけ、な。目え瞑ってろ」
荒傘誉生:「それも止めないがな、極楽。お前はそのまま戦えるのか?」
伊藤尚子:「……子守をする気はない。そういったのは貴女よ」
糸守サヤ:「……」その手をゆっくりと握って。
極楽極:「──るせえ」
荒傘誉生:「お前は最初、俺たちにタンカを切ったぞ。『ガキが、覚悟を決めてここに来てる』と」
荒傘誉生:「お前が覚悟を決めないでどうする」
極楽極:ぼそりと
極楽極:「かと言って、見せられっかよ」
極楽極:自分の親が、自分の親を刺しているところなど
糸守サヤ:「きわみ……」「わたしは。大丈夫。大丈夫だよ……」
伊藤尚子:「……って言ってるけど?」「子供二人が離脱する時間くらいなら、私でも作れるわ」極の前に出て
伊藤尚子:「『見せる覚悟』のない人間は、戦場には不要よ」
伊藤尚子:あえて冷たく言い放ち、視線を"ベラドンナ"に向ける
荒傘誉生:ふう、と溜息を吐き 「ま、イリーガルの子供に一つ筋を通すことを求めるのも酷か」
荒傘誉生:敵を見る 「"ベラドンナ"。何か言い訳は?」
"ベラドンナ":「………ん?」
"ベラドンナ":「ああ、この間の。お兄さん」
"ベラドンナ":「新しい、お友達。たくさん連れてきてくれたんだ」
極楽極:二人の言葉に、ぎりっと奥歯を噛み締めて──
極楽極:ゆっくりと──その手を離す。
GM:"ベラドンナ"が。幼子のような言葉で答えると同時。
GM:彼女のすぐ左方。右方に。同じ、音もなく新たな"ベラドンナ"が姿を表す。
糸守サヤ:「………ぁっ」「お父さんと……」
糸守サヤ:「………おかあ、さん?」
極楽極:ばきりっ──
極楽極:噛みしめる力で、奥歯が砕ける音が響く。
極楽極:怒りを、感じる。
極楽極:スジを通せていない自分にも──少女にこのようなモノを見せなくてはならない現実にも。
伊藤尚子:「さて……弁明があるなら聞くわよ」
"ベラドンナ":「弁明?」「言い訳?」「無いよ、そんなもの」
荒傘誉生:「俺が友達を連れてきたら、何だ? 楽しく歓迎してくれるのか?」
"ベラドンナ":「歓迎」「楽しい」「うん、だって」
"ベラドンナ":「多ければ多いほど、あたしは、嬉しい」
"ベラドンナ":「だってまだ、あたし」
"ベラドンナ":「全然、遊び足りないもの───」
荒傘誉生:「話が通じん。……と俺は見做すんだが、そっちとしては?」 伊藤さんに
伊藤尚子:「話を聞く価値もないわね」
極楽極:「サヤ──」そしてしっかとソレを目に収める少女へ
極楽極:「お袋さんか?」確認する。
糸守サヤ:「………」迷った末に。ゆっくりと首を横に振る。
極楽極:「──全部、違うんだな?」
糸守サヤ:「声も、顔も、そっくりだけど」
糸守サヤ:「でも、わかるの」
糸守サヤ:「あれは……お母さんじゃ、ないよ」
伊藤尚子:「なら、なおさら躊躇う理由はないわね」
伊藤尚子:「大変結構」
極楽極:「ああ──」
極楽極:「伊藤、荒傘」
極楽極:「悪い、だせーことしちまうとこだった」
荒傘誉生:「謙遜するな。現時点で大分ダサいぞ」
極楽極:すっと、サヤの少し前に移動して──ベラドンナたちを睨む。
荒傘誉生:薄く笑って 「取り返せ」
伊藤尚子:「子供の甘さをカバーするのは、大人の役目よ」
伊藤尚子:「でも、せめて『覚悟のない人間』という悪評を覆すくらいの事は、期待したいものね」
極楽極:「ああ、そいつぁ言葉じゃなく──」
極楽極:「行動で、見せる」
GM:ミドル戦闘を開始します。
GM:まずエンゲージはこのように。

"ベラドンナ"① "ベラドンナ"② "ベラドンナ"③ [9]糸守晃司[0]
             10m
           PC [3,5,9]

GM:ベラドンナ全員のHPを0、もしくは1R終了時に戦闘が終了します。
GM:続いて使用可能なNPCカード。

・『"シッパイサク"糸守サヤ』
 《導きの華》
 イニシアチブ/ラウンド1回/単体
 対象が次に行うメジャーアクションの判定達成値+10

GM:こちらも使ったりできます!頑張ってくれ!
荒傘誉生:ありがてえ……
極楽極:ラウンド1回、強い!
伊藤尚子:大変結構
GM:では特に相談などなければセットアップから!
GM:ベラドンナは1,2,3それぞれ無し。
荒傘誉生:セットアップなし!
極楽極:セットアップはありません。
伊藤尚子:セットアップ エブリシングレディを使用 パワーアシストアーマーを入手して装備
伊藤尚子:行動値5→0
GM:出たわね……
GM:では行動値9から。優先度でPCの荒傘さんからどうぞ!
荒傘誉生:その前にイニシアチブプロセスでNPCカードをこちらに使わせてもらおうか……達成値+10!
GM:き、貴様~!
荒傘誉生:何事も挨拶が大事というわけ! で、行動します。
荒傘誉生:マイナーで《氷炎の剣》+《地獄の氷炎》。《地獄の氷炎》の増加値は攻撃力。
荒傘誉生:メジャーで《コンセントレイト:オルクス》+《ディストーション》+《アニマルテイマー》+《フレイムタン》+《要の陣形》
荒傘誉生:対象は敵3体全員。行くぞ!
GM:恋!
荒傘誉生:7dx8+10
DoubleCross : (7R10+10[8]) → 10[1,1,2,3,7,8,10]+10[4,9]+3[3]+10 → 33

荒傘誉生:+10ありがてえよ……
極楽極:サヤちゃんパワー(`・ω・´)
GM:ええと…
GM:"ベラドンナ"①は②をカバーリング。③はイベイジョン15で命中となります。
荒傘誉生:小賢しい! ここで倒れよ!
GM:タダで死んでなるものかよ~!
荒傘誉生:4d10+1D10+11
DoubleCross : (4D10+1D10+11) → 21[5,8,7,1]+1[1]+11 → 33

GM:そのダメージは……
GM:①、③、共に戦闘不能!
極楽極:やったー!
荒傘誉生:よ、よかった……
GM:従者とはか弱き……
荒傘誉生:「……しかし公園か」
荒傘誉生:「悪くない。戦いやすい場所だ」
荒傘誉生:近くの噴水から、突如として急に多量の水が噴き出す。空中高く、この場にいる者の頭上に散ったそれらは、どこか攻撃的な意志を帯びて
荒傘誉生:物理法則に反していくつかの塊にまとまったかと思えば、槍のような形状で次々と射出され、"ベラドンナ"を次々と撃ち抜いていく。
荒傘誉生:目を細めてその攻撃を受ける様子を見て 「……その手応えだと、『次』の考慮はいらなさそうだな」
荒傘誉生:"ベラドンナ"への攻撃を終えた水の槍は、そのままただの水となって、公園の足元を流れていく
荒傘誉生:荒傘誉生の侵蝕率が+17になった(侵蝕率:46->63)
"ベラドンナ"③:1人は、反応する間もなく水の槍に身体を穿ち貫かれ。
"ベラドンナ"③:地面の水と共に、霧散し、溶けていく。
"ベラドンナ"②:もう1人を庇うように身を投げた"ベラドンナ"も。
糸守サヤ:「……や、ぁ!」
"ベラドンナ"②:足元から伸ばされた蔓にその動きを封じられ。防ごうと構えた両手はあらぬ方向へ。腹に空いた風穴をじっと見つめたあと。同じ様に消失した。
極楽極:消え去るベラドンナの姿と、後ろから聞こえる少女の声に苦い顔を浮かべて──
荒傘誉生:「助かった。……思い切りが良いな、想像以上に」
伊藤尚子:「覚悟の決めた子供(ガキ)、っていうのかしら」「結構。案外使えるじゃない」
糸守サヤ:荒い息を整えて。「あ、たしも……みんなの、役に、立ちたいから……」
GM:続いて行動値9。
GM:"ベラドンナ"②の手番です。
GM:マイナー。戦闘移動。PCたちにエンゲージ。同時に……
GM:オートアクション、《縮地》+《バックスタブ》。
GM:シーン内の任意の場所に移動。離脱可能。そのメインプロセス間の白兵攻撃力+25
GM:特に無いならそのままメジャー。
伊藤尚子:エフェクト宣言
GM:死ねーっUGN……何っ
伊藤尚子:コンボ ▼邪眼:金縛り 《デビルストリング》
GM:ウワーッ!!
伊藤尚子:その縮地は止めさせてもらうわ!
GM:クゥ~ン……
伊藤尚子:伊藤尚子の侵蝕率を+6した。(侵蝕率:63->69)
GM:では《縮地》、並びに《バックスタブ》の効果は無効!
GM:ではただの戦闘移動でエンゲージ!
GM:メジャー。《コンセントレイト:ブラムストーカー》+《鮮血の一撃》+《血の宴》+《殺戮領域》
GM:鮮血の一撃でHP-2点。
GM:10dx7
DoubleCross : (10R10[7]) → 10[1,2,3,3,4,6,6,6,7,10]+4[3,4] → 14

GM:ひっくいね?
伊藤尚子:カバーいるひとー
GM:あ、対象PC全員!
荒傘誉生:フフフ……だがこちらは破壊者。ドッジなどできないのさ
荒傘誉生:ガード値も1だし。まあしますが、ガード……
極楽極:んじゃ荒傘さんをカバーしてもらえますか?
伊藤尚子:同じくPAAを着ているのでドッジなどできない
極楽極:ガード0なのでドッジします
伊藤尚子:では《崩れずの群れ》で誉生くんをカバーリング そしてガード
極楽極:4dx ドッジ
DoubleCross : (4R10[10]) → 4[1,3,4,4] → 4

極楽極:当たり!
伊藤尚子:侵蝕69→71
荒傘誉生:へへへ……助かります……
GM:やっぴ~!
GM:ではダメージ。同時に"対抗種"の使用を宣言。ダメージダイス+2D。
"ベラドンナ"②:HP-3点。
"ベラドンナ"②:2d10+2d10+12
DoubleCross : (2D10+2D10+12) → 11[2,9]+12[10,2]+12 → 35

"ベラドンナ"②:食らいな!
伊藤尚子:装甲ガード合計33点。範囲カバーで2倍計算に入れて
伊藤尚子:4点だけダメージもらいます
"ベラドンナ"②:????????
極楽極:えっと、装甲有効なら35-12で23ダメージ。HP7になって生存。
"ベラドンナ"②:なんだこいつら!
伊藤尚子:HP29→25
荒傘誉生:固い……
"ベラドンナ"②:では演出!
"ベラドンナ"②:"ベラドンナ"がゆらりと脱力し。その姿がブレる。
"ベラドンナ"②:領域内の因子を操作し。対象との彼我の距離をゼロにする。
荒傘誉生:「おっと、こういう攻撃だこいつは……!」
"ベラドンナ"②:いつもと同じ動作。初見で見切られることなどただの一度も無かった。必殺のスキル。
"ベラドンナ"②:しかし。
伊藤尚子:「まさかとは思うけど」「私が、何も考えずに彼女や極とおしゃべりしてたなんて、思ってないでしょうね?」
伊藤尚子:正体不明の邪眼は、一瞬での跳躍の後。距離をゼロにした彼女を、射抜いている。
"ベラドンナ"②:「うっ!?……ぐっ……!」
伊藤尚子:その正体は、知覚困難なまでの細さを持った、ただの糸。会話しながら彼女は、公園中に糸を張り巡らせ、漂わせていた。
伊藤尚子:『ただの短距離跳躍』程度では、女神の視線から逃れることはできない。
"ベラドンナ"②:「………ぁ、が」
"ベラドンナ"②:余裕を帯びた表情は、消え。
"ベラドンナ"②:「ああああああああっ!!!」
伊藤尚子:「彼女──糸守黒子が言ってたわね、そういえば」
伊藤尚子:「彼女の能力は、私の能力と相性が悪いそうよ」
"ベラドンナ"②:身を凍るような咆哮を上げ。そのまま身体をぐるりと力任せに回転させて。
"ベラドンナ"②:千切れた肉体にも構わず、そのままの勢いで君たちへと接近する。
"ベラドンナ"②:艷やかな怪しい光を放つナイフで自身の前腕を切り裂き。
"ベラドンナ"②:辺り一面を埋め尽くす大量の血の刃が、君たちに襲いかかる!
荒傘誉生:「こいつは俺と似たような……」 あまり身を守る素振りは見せない。そのまま受けようとする
伊藤尚子:「言ったでしょ」「相性、悪いのよ」胸の下で腕を組んだまま、ヒールを鳴らして誉生の前に立つ
伊藤尚子:──視線。血の刃が、途中で裂かれ、反らされ、防がれて散る。
伊藤尚子:ただ一条、視線を逃れたものが、浅く彼女の頬を斬るに終わる。
荒傘誉生:「……」 軽薄な口笛を吹いて 「すごいな。助かる」
伊藤尚子:「何度もできる手品じゃないから、手早く終わらせてくれると助かるわ」
GM:では続いて。行動値3。
GM:極さんの手番です。
極楽極:マイナーでコンボ 覚悟を決める 《白熱》にて素手の攻撃力を変更。
極楽極:極楽極の侵蝕率を+1した(侵蝕率:57->58)
極楽極:メジャーでコンボ:ケンカ殺法 《炎神/コンセ/煉獄》 対象はベラドンナ2
極楽極:極楽極の侵蝕率を+8した(侵蝕率:58->66)
GM:カマン!
極楽極:9dx8+3 あらよっと
DoubleCross : (9R10+3[8]) → 10[1,2,8,9,9,10,10,10,10]+10[2,5,6,6,6,7,9]+6[6]+3 → 29

極楽極:おしい、29です。
"ベラドンナ"②:"ベラドンナ"②は。
"ベラドンナ"②:ドッジ。
"ベラドンナ"②:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 10[7,9,10]+9[9] → 19

"ベラドンナ"②:頑張ったけど失敗。ダメージどうぞ!
極楽極:2d10+15 装甲ガード有効
DoubleCross : (2D10+15) → 9[7,2]+15 → 24

極楽極:低め、25点。
極楽極:もとい、24点。
"ベラドンナ"②:惜しい!ギリで耐えてる!
"ベラドンナ"②:あ
"ベラドンナ"②:待てよ……
極楽極:ん?
"ベラドンナ"②:24点ですよね…?
極楽極:24ですね。
"ベラドンナ"②:ええとバックファイヤが5で……
"ベラドンナ"②:あ、やっぱり1点残ってます!
極楽極:了解です。
極楽極:軽めの演出を。
極楽極:撒き散らされた毒血を、正面から受け止める。
極楽極:髪が、皮膚が、筋骨が焼き爛れるが、微動だにせず──
極楽極:がしっ──
極楽極:動きの止まったベラドンナの頭を、無造作に頭を鷲掴む。
極楽極:「──────」
極楽極:そして無言でその顔を睨みつけたまま──
"ベラドンナ"②:「………っ?」
極楽極:ごっ!
極楽極:膂力に任せて、大地へと叩きつける!
"ベラドンナ"②:「グッ!? ウゥ……!」爆発と錯覚するほどの衝撃を頭部に喰らい。そのまま吹き飛ばされるように地面に叩きつけられる。
GM:では続いて行動値0。
GM:PC順で伊藤さんどうぞ。
伊藤尚子:では。マイナーは無し。エンゲージしてるのでスネークブレード起動もしません
伊藤尚子:メジャー。コンボ▼邪眼:斬視線 《C:エグザイル》+《爪剣》
"ベラドンナ"②:来な!
伊藤尚子:10dx+3@8
DoubleCross : (10R10+3[8]) → 10[2,2,3,4,4,4,9,9,9,10]+10[2,4,8,10]+10[5,10]+10[9]+1[1]+3 → 44

"ベラドンナ"②:ワーオ……
"ベラドンナ"②:ど、ドッジ!
伊藤尚子:ドッジはマイナス一個だぞ
"ベラドンナ"②:このアマ~~~!!!
"ベラドンナ"②:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 6[6,6] → 6

極楽極:強いぜ!
"ベラドンナ"②:みゅり……
"ベラドンナ"②:一応ダメージどうぞ!
伊藤尚子:5d10+21 装甲有効
DoubleCross : (5D10+21) → 41[9,8,8,8,8]+21 → 62

伊藤尚子:?????
"ベラドンナ"②:つんよい……
極楽極:すげえ
伊藤尚子:演出
"ベラドンナ"②:あっ
"ベラドンナ"②:処理だけはさみます!
"ベラドンナ"②:そのダメージは……
"ベラドンナ"②:HPは0!
"ベラドンナ"②:しかし《不死不滅》。
極楽極:なにぃ!
伊藤尚子:なんだと
伊藤尚子:誰か《クリメイト》持ってませんか
"ベラドンナ"②:HP20点で復活。
荒傘誉生:復活してしまうのか……こんな所で
伊藤尚子:では改めて演出を
"ベラドンナ"②:はい!
伊藤尚子:「……本当なら、さっさと『眼』で処理するべきなんでしょうけど」手を前に。視線を向ける。
伊藤尚子:「少しばかり、個人的な恨みを晴らさせてもらうわよ、っ!」手を引く。視線──張り巡らされた糸が"ベラドンナ”の体を絡め取り、急速に引き寄せる
伊藤尚子:「子供に──」引いた手を握る。余った糸を巻き付ける。
"ベラドンナ"②:「………くぅ、う!」抵抗する力も無く。巻き付いた糸が"ベラドンナ"を。"斬り結ぶ邪眼"の元へと。
伊藤尚子:引き寄せたベラドンナの顔は、ちょうど拳の高さ。
伊藤尚子:「なんて物見せてんだ、このバカ女ァァ!!」武術の心得など無い、宣言どおり個人的恨みだけの、右ストレート。引き寄せる勢いそのまま、顔面に拳を叩き込む。
荒傘誉生:(さらにすごいものを見せることになってる訳だが……)
"ベラドンナ"②:「が、ぶっ─────」渾身の一撃を貰い、そのまま宙を舞って。
"ベラドンナ"②:どさり、と。地に伏せ。そのまま動きを止めた。
GM:復活演出は後ほど。
GM:続いて。
GM:行動値0。糸守晃司の手番。
糸守晃司:マイナー無し。
糸守晃司:メジャー:《コンセントレイト:ソラリス》+《トラップスライム》+《流血の胞子》
糸守晃司:命中時、対象に硬直と邪毒。
糸守晃司:対象は……
糸守晃司:極楽極、荒傘誉生、伊藤尚子の三人。
荒傘誉生:こいつ……
伊藤尚子:なんと
極楽極:了解です。とりあえず判定もらってからリアクションですかね。
"ベラドンナ"②:では判定。
糸守晃司:12dx7+4
DoubleCross : (12R10+4[7]) → 10[1,2,3,4,5,6,7,8,8,8,8,10]+10[2,4,6,8,8,9]+10[4,6,9]+2[2]+4 → 36

伊藤尚子:一応カバー欲しい人いますか
極楽極:これ、フレーバー的にはサヤちゃんも巻き込む感じの攻撃でしょうか?
GM:いえ、対象は3人だけですね
GM:フレーバー的にも。
荒傘誉生:極楽ちゃんはカバーしないと邪毒で死んじゃいそうかも
極楽極:了解です。
GM:あ
極楽極:ん?
GM:先に邪毒のランク宣言した方がいいですよね?
伊藤尚子:はい
GM:失礼しました。
GM:《ポイズンマスター》と《流血の胞子》のエフェクトレベルにより邪毒のランクは10。
GM:クリンナップに30点ダメージです。
伊藤尚子:?????
極楽極:全員死ぬじゃんw<喰らったら
荒傘誉生:クソ野郎わよ!
GM:ギャ~ッハッッハッハ!
極楽極:とりあえずんじゃワンチャンドッジにて。
伊藤尚子:とりあえず極ちゃんを《崩れずの群れ》でカバーリングでいいかしら
荒傘誉生:負傷者を減らすという意味であればもう一回荒傘をカバーしてもらう方が良いかも。最終的にはお任せします!
荒傘誉生:最終的な負傷者を、ですね
伊藤尚子:ドッジみてからにしますか
極楽極:うす、ではドッジできなかったらお願いします。
極楽極:5dx あらよっと
DoubleCross : (5R10[10]) → 9[4,5,5,7,9] → 9

極楽極:失敗(てへぺろ
極楽極:あ、でも
極楽極:戦闘時に使う侵蝕率的に
極楽極:荒傘さんをかばって貰ったほうがよいかも
伊藤尚子:そうだこの人ワンコンボ17点だった
極楽極:お願いしますm(_ _)m<荒傘さんカバー
荒傘誉生:スンマセンホント……
伊藤尚子:《崩れずの群れ》で誉生くんカバーリングしてガード 侵蝕71→73
荒傘誉生:ありがてえ……!
GM:では伊藤さんと極さんは邪毒と硬直。
GM:クリンナップ。
GM:邪毒の二人は30点ダメージ。
GM:リザレクトするかはー任せます!
荒傘誉生:一応戦闘終了条件通り、戦闘は終わりですよね
GM:はい、
GM:戦闘は終了となります!
荒傘誉生:戦闘が終われば、だいたい戦闘不能は回復してHPが1になる扱いなんで、問題はないと
極楽極:リザレクりますよ。旦那をにらみつけると言う大事な仕事が。
GM:あ、なるほど…!
伊藤尚子:侵蝕が欲しかったらシてもいいよー的な某
極楽極:あ、そうか。
極楽極:リザレクトしないと、回復しないで話が進むみたいな感じかと勘違いを(汗)
極楽極:でも回復はしときたいからリザレクりますね。
GM:は~い!
極楽極:極楽極の侵蝕率を+10(1d10->10)した(侵蝕率:66->76)
伊藤尚子:侵蝕ちょっと欲しいのでリザりますね
伊藤尚子:伊藤尚子の侵蝕率を+1(1d10->1)した。(侵蝕率:73->74)
極楽極:HPが10まで回復しました。
伊藤尚子:変わんねえ!
伊藤尚子:HP1復活
GM:な、尚子さんッッッ
GM:では改めて戦闘終了。
糸守サヤ:「おわっ、た……の?」
極楽極:「いや──」
GM:少女が動かなくなった"ベラドンナ"の姿に安堵したと同時。
GM:君たちにまとわりつくように、再び。あの甘い香り。
GM:先程、研究室に踏み入った際に嗅いだものと同じ類の。しかし、その比ではない。
伊藤尚子:「……これ……!?」
GM:暴力的なまでの匂いで。ギリギリと、脳が締め付けられるような。痛みすら放つそれを。
荒傘誉生:反射的に鼻と口を押さえ 「……アイツだ!」
糸守晃司:「………」
糸守晃司:地面に横たわっていた筈の男が、立ち上がり、手を翳していた。
極楽極:仁王立ち、そちらを睨みつけて。
極楽極:「──説明はしてくれるんだろうなぁ、親父さんよぉ?」
極楽極:痛みを怒りで強引に無視して、問いかける。
伊藤尚子:「……晃司くん」
糸守晃司:「……もう少し、ね」
糸守晃司:「物分りのいい子だと、思っていたんだけど」「やはり、ダメだな……」
糸守晃司:怒りに震える特攻服の少女には目もくれず。横たわる"ベラドンナ"に視線を向ける。
糸守晃司:「起きなさい」
伊藤尚子:「晃司くん」
伊藤尚子:「答えて」
糸守晃司:「……何、尚子さん」
伊藤尚子:「なにを、してるの」
糸守晃司:「話せば、長くなるよ……」「でも、そうだな……」
糸守晃司:「……僕は」「"あの日"。失ったものを、取り戻すために……ここまで来た」
伊藤尚子:「……」膝に手をつき、無理やり立っている状態のまま
伊藤尚子:「……質問を変えるわ」
糸守晃司:「どうぞ」
伊藤尚子:「晃司くん。あなた、自分が何をしてるか、わかってるの?」視線が定まらない。糸をうまく動かせない
糸守晃司:「……君のそんな表情(かお)」「初めて見たな」苦笑しつつ。
伊藤尚子:「答えなさい」
糸守晃司:「いいよ。僕が何をしているか。何を行ったのか」「その一端を……君たちにも。お見せしよう」
糸守晃司:「……"起きなさい"」
糸守晃司:「"マヤ"」
"ベラドンナ":その声を耳にした瞬間。"ベラドンナ"の全身がびくりと震え。
"ベラドンナ":辺りの地面に染み、広がっていた血の雫。その全てが彼女の身体を覆い尽くし。
"ベラドンナ":気づけばその姿は。
"ベラドンナ":「………」
"ベラドンナ":「はい、パパ……」
"ベラドンナ":髪と目の色は違えど。糸守サヤと瓜二つの顔。
極楽極:ちらりと、後ろに居るサヤへと視線を送る。
糸守サヤ:「……え?」「………あた、しと……同じ顔」
極楽極:ソレを見せつけられた、少女を気遣うように。
伊藤尚子:「ッ……貴方、ソレ……!」驚愕と痛みに膝を崩し、手をつきつつも目線は晃司と少女に
糸守晃司:「悪いけど。急いでいるんだ」「準備があるのでね。知りたかったら、もう少し調べてみるといい」
糸守晃司:もう隠す必要も無くなったしね、と肩を竦めて。
荒傘誉生:顔をしかめる 「なるほど。源流はそっちの方か」
極楽極:「おい、待てよ」話を打ち切ろうとする男へと。
極楽極:「サヤに──言うことはねえのか?」
糸守晃司:「………勿論」
糸守晃司:「………」「サヤ」
糸守サヤ:びくりと身体を震わせて、じっと晃司に目を向ける。
糸守晃司:「僕には、君が必要だ」「今は……無理だが。必ず、迎えに行く」
糸守晃司:「それまで。大人しく待っていなさい」
糸守サヤ:「………ぁ、う」
伊藤尚子:「……晃司」
伊藤尚子:ふと、脳裏に浮かんだ、最悪の想像。
伊藤尚子:彼が離脱したのは4年前。サヤが引き取られたのが3年前。失敗作。あの日になくしたもの。目の前の少女。
伊藤尚子:「あなた、まさか」
伊藤尚子:その先は、今は。とても口には出来なかった
極楽極:「それだけ──か?」腹の底から、絞り出すようにして──
極楽極:「テメエらを案じて、こんなとこまでやってきたテメエの子供にかける言葉が、そんだけだってのか?」
極楽極:普段の感情に任せた声ではない。
極楽極:静かな──ゾッとするような通る声で、ソレを問う。
糸守晃司:それを知ってか知らずか。氷のような瞳で旧友の姿を視線を向けたあと。「僕はね」
糸守晃司:「3年前に。その子を引き取ってから、ただの一度も」
糸守晃司:「サヤを。自分の"娘"だと思ったことはないよ」
伊藤尚子:「──ッ! 晃司……!」
極楽極:言葉を耳にした瞬間!
極楽極:「──────っ!」
極楽極:感情が爆発し、勢い任せに殴りかかろうとする。
荒傘誉生:「対抗種レネゲイドの種苗、といったところか」
糸守晃司:「んん。いや。"対抗種"の方は、あくまで過程で得た結果で────」
極楽極:しかし、毒に侵された身体は思うように動かず、無様に地面へと倒れ伏す。
糸守晃司:「……お喋りが過ぎたね。そろそろ御暇するよ」
GM:そう言葉を残すと。
極楽極:全身全霊。なんとか顔だけをそちらへと向けて──
"ベラドンナ":《瞬間退場Ⅱ》
伊藤尚子:「待ッ……!」視線ではなく、その手を伸ばして
GM:糸守晃司と、"ベラドンナ"……いや、"マヤ"と呼ばれた少女は。
GM:姿を消した。
極楽極:──サヤを、見る。
糸守サヤ:「………うっ」「ぁ、う……」
伊藤尚子:「……ク、ソッ!」普段は出ない汚い言葉が、口をついて出た。
糸守サヤ:目の端に涙を浮かべて。頭を抑えている。
荒傘誉生:「……戻るぞ。治療が必要だろ。車も呼んでおく」
荒傘誉生:言った時には、もう端末で連絡をつけている
極楽極:「う──」
極楽極:「がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
極楽極:獣のような咆哮を、周囲に響かせて──
極楽極:ロイス操作。【サヤの父親:糸守晃司@誠意/◯疑惑】を【敵:糸守晃司@憐憫/◯殺意】に変更します。
荒傘誉生:(興奮するな……とも言えないか)
荒傘誉生:三様に声を漏らす三名を横目で見て、一人、彼らが消えて行った先を見る。
荒傘誉生:(調べて見ろとは余裕のあることだ)
荒傘誉生:(悔やませてやろう。その通りに進み、追いついた時に)
------
GM:シーン終了。
GM:ロイスの取得のみ可能。
極楽極:【覚悟を決めた少女(ダチ):糸守サヤ@敬意/悔悟】をネガに変更します。こんなとこで。
荒傘誉生:保留かなー。以上!
伊藤尚子:糸守晃司 懐旧/○憤慨 → 憐憫/○憤慨に変更
GM:OK!
伊藤尚子:糸守サヤ 感服/○悔恨で取得して以上

ミドル5

GM:では続いてミドル5。クライマックス前、ラストの情報収集パートとなります。
極楽極:うおー
伊藤尚子:うおー
GM:今調べられるのはこちら。

・糸守黒子について③ 
 情報:UGN/裏社会
 難易度8
・糸守晃司について①
 情報:UGN/裏社会
 難易度6

GM:糸守晃司について①をクリアすると
GM:②が解放されます!
伊藤尚子:PC的に晃司すごくやりたい
極楽極:私も晃司かなぁ。荒傘さんに黒子さんを願いしてしまってよいでしょうか?
荒傘誉生:②の難易度が気になる所ではありますね
荒傘誉生:でもまあ伊藤さんなら大丈夫か
極楽極:なので私が先に抜いてしまって
極楽極:情報強い伊藤さんに②を抜いてもらおうかな、と。
極楽極:<糸守晃司
伊藤尚子:ではそれでいきますか
荒傘誉生:ですね
荒傘誉生:じゃ黒子について。<情報:裏社会>!
極楽極:あ
極楽極:侵蝕率
荒傘誉生:?
伊藤尚子:登場侵蝕!
伊藤尚子:伊藤尚子の侵蝕率を+9(1d10->9)した。(侵蝕率:74->83)
GM:あ、そうじゃん!
荒傘誉生:なるほどザワールドね
GM:ごめんなさい!
極楽極:です、一応シーンが変わってるのかな、と。
極楽極:極楽極の侵蝕率を+2(1d10->2)した(侵蝕率:76->78)
荒傘誉生:荒傘誉生の侵蝕率を+9(1d10->9)した(侵蝕率:63->72)
荒傘誉生:では改めて、糸守黒子!
荒傘誉生:7dx+6=>8
DoubleCross : (7R10+6[10]>=8) → 10[1,1,2,4,7,10,10]+6[5,6]+6 → 22 → 成功

GM:やるわね。
荒傘誉生:もう好きな食べ物ランキング10位くらいまで分かる
極楽極:ではこちらは・糸守晃司について①を
極楽極:要人の貸し相当品2個目を使用。ダイス+3D
極楽極:6dx+1>=6
DoubleCross : (6R10+1[10]>=6) → 10[2,3,3,5,6,10]+9[9]+1 → 20 → 成功

極楽極:執念の調査(`・ω・´)
極楽極:成功しました。
GM:二人とも成功!では開示!

・糸守黒子について③
"ベラドンナ"は糸守黒子が生み出した従者ではあるものの。
戦闘不能におけるダメージからも復活する再生能力。身体を自由に変形させる能力など、
その能力は従者の域を超えている。
(データ的にはEロイス:悪夢の鏡像、および変異する悪夢を併用)
記憶も混濁しており、別の誰かの記憶を植え付けられたかのような挙動を取っていた。
しかし、あくまでレネゲイドパターン上では従者であり、糸守黒子本人は現在も生存しているものと思われる。
また、過去の彼女のデータが明らかになった。
彼女がまだ"糸守黒子"では無く、"ベラドンナ"と呼ばれていた頃。
崩落戦時、UGNと接触の際に他FHセルとの戦闘が勃発。
その際、一般市民であった少女が戦闘に巻き込まれ、死亡している。
被害者の名は糸守麻耶。

・糸守晃司について①
シンドローム・ソラリス。
N市が今の支部制に成立するまでは、UGN医療班の1人として市内で活動。
一般人の救出、事件後のメンタルケア、記憶処理などに従事していた。
崩落戦の際、前線から退き市外のRラボで研究員を続けた後、
現在は製薬会社を企業。UGNへ薬品、医療機器、資金提供などの援助も行っている。

GM:①が開示されたため、②が挑戦可能に。

・糸守晃司について② 
 情報:UGN/裏社会
 難易度12

GM:オラッ!クリア出来るもんならしてみな!
伊藤尚子:糸守晃司について②いきます
伊藤尚子:エブリシングレディでAI補助スーツ入手+器物使い+コネ:要人への貸し+情報収集チーム 《C:エグザイル》+《壁に耳あり》
伊藤尚子:13dx+4@8
DoubleCross : (13R10+2[8]) → 10[2,2,3,4,5,5,6,6,7,8,8,8,10]+10[3,5,6,9]+7[7]+4 → 31

GM:ええ…?
伊藤尚子:侵蝕83→86
GM:では開示!

・糸守晃司について②
データ改竄の形跡有り。復元開始。
記憶探索者と呼ばれる能力を所持。
崩落戦時に当時10歳だった娘を亡くしている。その際、ソラリス/ウロボロスのクロスブリードに覚醒。
その後はとり憑かれたように研究に没頭。
研究テーマは、「レネゲイド能力を用いた記憶転移」。

GM:そして、30点を超えたので……
GM:ひとつオマケしちゃおう。
極楽極:お?
伊藤尚子:なんと
極楽極:やったー

・糸守晃司について②:追加情報
ごく最近になり、UGNだけでなく、小規模のFHセル、エージェントへも援助を行っている形跡が発見された。
 第四支部にてエージェントの監視を受けながらも自身の能力で脱走を果たせた理由も、
 FH経由で入手した違法な薬物を服用し、レネゲイドの出力を大幅に上げた結果だと考えられる。

GM:クライマックス戦闘にて。糸守晃司が
GM:Eロイス:【楔の呪い】を使用することが判明しました。やったね。
荒傘誉生:なるほどね
伊藤尚子:Eロイス……!
極楽極:3つ目かな、了解です。ありがとうございます。
GM:------
GM:第四支部 医療室───
GM:先程の戦闘時。特に重傷を負っていた極楽極、伊藤尚子の両名はここ。医療室にて治療を受けていた。
伊藤尚子:ベッドに横たわり、目元を隠すように手の甲を顔に乗せて。
伊藤尚子:「……」出力が戦闘員としては低いとはいえ、エグザイルのシンドロームを持ったオーヴァード。外傷の治癒力は他のシンドロームに比べて少しばかり分がある。
伊藤尚子:外傷に関しては。
伊藤尚子:「……久々に堪えた、ってとこかしら」ベテランとして、内外で経験を積んで強くなれたつもりだった。
伊藤尚子:「まさか晃司くんが……」実際は小手先の技術こそ身についたものの、不器用なままで。
伊藤尚子:「……非情で冷徹なエージェントになりきれたら、楽なんでしょうけれど」だからか、普段はしない独り言がこぼれてしまう。それも、限りなく弱音に近いもの。
伊藤尚子:「……」わずかに開いた窓から入った風が、ハンガーにかかった上着を揺らす。腕につけた装置──『女神の視線』を格納する腕時計型装置を一度見てから……腕をおろした
極楽極:「よお──」
極楽極:──ブラインドカーテンを挟んだ隣のベッドから、声がかけられる。
極楽極:横たわっているのは、小柄な金髪の少女。
極楽極:いつものサラシに加え、全身に血で滲んだ包帯が巻かれている。
極楽極:昂ぶったレネゲイドがリザレクトを阻害し、回復が滞っているための処置だ。
極楽極:「個室だったらよかったんだけどな。わりぃ、聞こえちまった──」
伊藤尚子:「……?」「あぁ、極……?」目元を覆っていた手をどけて、声の方を見る
伊藤尚子:「……聞こえちゃったみたいね」「ごめんなさい、聞かなかったことにしてもらえる?」
極楽極:「……ダチだったんだっけか、アイツと?」
伊藤尚子:「……そうね」
極楽極:「他言すんなってんならしねえけどよ、聞かなかったなんて腹芸はオレにはできねーよ」
伊藤尚子:「……たしかに」
極楽極:「『非情なエージェントになりきれたら、楽だ』とか言ってたよな、アンタ?」
伊藤尚子:「えぇ、言った」
極楽極:「ってことは『楽』じゃねえことを、考えてるってことか?」
伊藤尚子:「……」
伊藤尚子:「晃司くんと、黒子さんとは、数ヶ月前にも顔を合わせたことがあるのよ」
極楽極:黙って耳を傾ける。
伊藤尚子:「その時は、久々に連絡の来た旧友ってことで、まぁ……それなりに楽しく過ごさせてもらったわ」
伊藤尚子:「でも……そう。その時から既に違和感は覚えても良かったのよ」
伊藤尚子:「黒子さんはサヤちゃんのことを、たしかに『娘』と呼んでいた」
伊藤尚子:「けど、晃司くんは一度も『娘』という単語を使っていなかった」
伊藤尚子:「他にも、彼の本性にたどり着ける要素はあった。犯人に一番近い立場にいながら、それを見逃していたのは」
伊藤尚子:「──偏に、私が。彼は旧友だという詰まらない色眼鏡と、身内の情を持って見ていたから」
伊藤尚子:「ダメな大人には、なりたくなかったんだけどね」自嘲気味に、薄く笑った
極楽極:その自嘲を受けて──
極楽極:「……アンタ言ってたよな、『子供の甘さをカバーするのは、大人の役目』ってよ?」
伊藤尚子:「ええ」
極楽極:「オレはなにも、そいつが大人だけの役目だとは思わねえぜ」
極楽極:「誰かがしくじったんなら、誰かがカバーしてやりゃあいい」
極楽極:「誰かがキツけりゃ、誰かが助けてやりゃあいい」
極楽極:「何かを一緒にやろうってんなら、あたりめーのことだ」
極楽極:「……ま、ヘタしまくりのオレが言っても、説得力はねえかもしれねえけどよ」今度はこちらが自嘲気味に。
極楽極:「『大人』ってだけで、背負い込みすぎんなよ」
極楽極:「テメエでテメエを追い込むと、たりめーのことまで、できなくなんぜ?」
極楽極:それは、自分に言い聞かせるようでもあり──
伊藤尚子:「……随分と、結構な口を叩くのね」
伊藤尚子:「私も、まだまだね……貴女みたいな子に励まされるなんて」ふぅ、と上体を起こし
極楽極:「言ったろ──」同じようにして、上体を起こして。
極楽極:「私が、オレが──じゃねえんだ」
極楽極:「やらなきゃならねえことが──あるんだからな」
極楽極:覚悟をキメて、ゴキリと手首を鳴らす。
伊藤尚子:「眩しいわね。真っすぐで純粋で」
伊藤尚子:「ただのデリカシーのない粗暴者ではないようで、大変結構」
伊藤尚子:「…………」一通り言葉を刺した後、奇妙な間を置いてから
伊藤尚子:「……ありがとね」
GM:------
GM:第四支部 ラウンジ───
GM:"斬り結ぶ邪眼"の身を呈した活躍により、比較的軽症だった君───荒傘誉生と。
GM:その傍で座り込んでいる沈んだ面持ちの少女、サヤは。ここ第四支部のラウンジにて束の間の休息を得ていた。
荒傘誉生:仏頂面でスマホを眺めていたが、二人が大事なく復帰できることを確かめると、それを閉じ。
荒傘誉生:「休憩はそろそろ終わりだ」
荒傘誉生:同じソファの隣に座っている少女に声をかける。
糸守サヤ:「………ぁ」「二人とも。もう、大丈夫、なの?」
荒傘誉生:「らしい。いつまでも休んじゃいられないからな」
糸守サヤ:一瞬、安堵の表情を浮かべるも。またすぐに表情を硬くして。「うん、そうだね……」
荒傘誉生:足を組み 「糸守晃司と"ベラドンナ"を追跡して、倒す。それが俺たちの仕事になる」
荒傘誉生:「もう分かってると思うが、お前がどうこうしても、この流れは変えられないだろう」
糸守サヤ:「………」「倒す」
糸守サヤ:それって、と言葉を一度詰まらせたあとで。
糸守サヤ:「ころしちゃう、ってこと?」
荒傘誉生:「場合による。そうなる可能性も高い。そいつらがもう『戻ってこれない』ならな」
糸守サヤ:「………っ」ぎゅっと服の裾を握りしめる。
荒傘誉生:……子供というのは、大人が思っている以上に、現状を認識し、理解しているものだ。ただそれを表現し、あるいはそこに判断する能力が欠けているだけで。
荒傘誉生:彼女も例外はないのだろう。
荒傘誉生:「お前はどうしたい?」
糸守サヤ:「………わたし、は」
荒傘誉生:だからこそ問う。
糸守サヤ:「わたしは、ただ……」
糸守サヤ:「知りたい。この目で、この耳で……確かめたい、の」
糸守サヤ:「何で、お父さんと、お母さんが……こんなこと、しちゃったのか」
荒傘誉生:「曖昧だな」
糸守サヤ:「うぅ……」
荒傘誉生:「だが良いことだ。……分からないことを、分かるようになりたいと思うことは」
糸守サヤ:地面に伏せていた目を。彼に向ける。
荒傘誉生:「今いる所から先に進むには、絶対に必要なことで……勇気がいることだ」
荒傘誉生:「そう思える時点で、お前は強い」
糸守サヤ:「勇気……」その言葉を噛みしめるように。「……ありがとう、たかき」
糸守サヤ:「……たかきは」
糸守サヤ:「どうして、手伝ってくれるの?」「ゆーじーえぬの、人じゃ、ないんでしょ」
荒傘誉生:「さあ」 軽く手を組み 「一番は報酬のため。ここまで働けばUGNからもそこそこに金が出るだろう。あとは事件を通して得られる情報。これも捌けば金になる」
荒傘誉生:「だがそうじゃない、もっと根っこの所にあるのは」
荒傘誉生:「知り合いを傷付けた奴がいて、そいつがどんな奴なのかを知りたい、知った上で、俺自身の手で仕返ししてやりたい、って気持ちだろうな」
糸守サヤ:少し驚いたように目を見開いて。
荒傘誉生:「自分の知らない所でいつの間にか大事なことが片付いたりするのは、結構スッキリしないもんだ」
糸守サヤ:「たかきと……さいしょ、会ったときはちょっと、こわかったけど」
荒傘誉生:「不思議か?」
糸守サヤ:「ううん。ぜんぜん。だって……やさしいひとだもん、たかき」
糸守サヤ:「たぶん……」「たかきは。じぶんが思ってるより」
糸守サヤ:「みんな、たかきのことが、好きだとおもうよ」
荒傘誉生:「ふ」 少し笑って 「俺は良い大人だから良いが、そういうのは悪い大人も引き寄せるぞ。ほどほどにな」
荒傘誉生:「だが、そう言ってくれた礼はしよう。アドバイスだ」
糸守サヤ:ん、と小さく首を傾げる。
荒傘誉生:「今したいことをハッキリさせるのは大事だ。だけどその先、それが終わったら次にしたいことも、考えるようにするといい」
荒傘誉生:「そうすると、今したいことをもっと頑張れる。次があるからな」
糸守サヤ:「わたしが、次にしたいこと……」
糸守サヤ:考えたことも無かった。自分は、父と母が傍に居るだけで、幸せだったのだから。
荒傘誉生:「誰かと遊ぶとか、好きなもの食べるとかで良い。考えとけよ」
荒傘誉生:わしわし、頭をざっくりと撫でてやる
糸守サヤ:「わたしの、夢……」「うん、ちゃんと考えとく」
糸守サヤ:「あう……たかき、ちょっと乱暴」
荒傘誉生:「ほう、俺にケチつけるか。おとなしい顔して肝据わってる奴だ」
荒傘誉生:さらにわしわし撫でて、ぽんぽんと軽く叩き、整えてやる
荒傘誉生:そろそろ二人も来る頃だろう
極楽極:プシュー 扉が開き、小柄な金髪少女が入ってくる。
極楽極:「お、なんだよ。すっかり仲良しじゃねえか?」
伊藤尚子:「……随分懐かれてるのね。極にも懐いてるみたいだし、私だけ寂しいわ」二人の様子について冗談を言いながら、続いてラウンジに
極楽極:巻かれた包帯を煩わしそうに剥がしながら、ぐるぐるっと纏めてダストボックスへ。
極楽極:※良い子はマネするな
糸守サヤ:「なおこも、わたし好きだよ……?」何処と無くおろおろとしながら。
荒傘誉生:「そんなんじゃない。少し話していただけだ」
伊藤尚子:「ふふ、わかってるわよ。ただの冗談」
極楽極:サーバーから紙コップに水を注ぎ、ゴクリゴクリと一気に飲み干す。
荒傘誉生:「"ベラドンナ"についての調べは大体ついた」 おもむろに切り出す
極楽極:「おう、聞かせてくれよ」どっかと腰掛けて。
伊藤尚子:「大変結構」
荒傘誉生:「あの公園で交戦して……従者にしては妙に頑丈だった奴。糸守晃司にマヤとか呼ばれてた奴だな」
荒傘誉生:「あれは確かに糸守黒子の従者だが、能力も高い上に、何か……誰かの記憶を植え付けられていると見て良いだろう」
荒傘誉生:「で、その誰かが誰という話だが、ぞのものズバリ『糸守麻耶』という奴がいたことが分かった」
極楽極:「糸守──ってこたぁ」
荒傘誉生:「崩落戦の折に死んでるがね。……察するにそいつが、糸守晃司の血を分けた娘なんだろう」
荒傘誉生:「いや、当時の糸守晃司に娘がいたかまでは調べきれてないんで、年の離れた妹とか姪とかそういう可能性がないでもないが」
極楽極:「パパとか言ってやがったからな、アイツ」
伊藤尚子:「……つまり、あの『マヤ』と呼ばれていた彼女は」
伊藤尚子:自分があのときに浮かべた、最悪の想像。
極楽極:ぎゅっと、隣に座らせたサヤの手を握る。
極楽極:少しでも、気が楽になるようにと──
荒傘誉生:「どうあれ俺が調べられたのはそこまでだ。……そっちの調べた内容と食い違う所はあるか?」
伊藤尚子:「……糸守摩耶の記憶を持った、意志を持つ従者、と」ためいきを1つ
荒傘誉生:「糸守晃司について調べてたよな」
糸守サヤ:「………」ありがとう。と呟き、その手の温もりを感じながら。尚子さんへと顔を向ける。
伊藤尚子:「……糸守晃司。今の13支部制に移行する前までは、N市で医療班として従事」資料が滑るように二人のもとに
極楽極:手に取り、目を落としながら話を聞く。
荒傘誉生:(これ毎回どうやってるんだろうな……) 眺めつつ
伊藤尚子:「崩落戦後はしばらく市外のラボで勤務した後、製薬会社を設立。UGNへの援助も行っている、と」
伊藤尚子:「──いうのが、表向きの情報」
伊藤尚子:「二人は、『記憶探索者』という能力のことは、ご存知?」
荒傘誉生:「知ってる。一部のソラリスシンドロームのオーヴァードが持つ、特異な能力だ。相手の記憶を操作するとかいう……」
極楽極:「それで正解なら、今知った」
伊藤尚子:「おおよそ正解。もう少し正確でリリカルな表現をするなら……途切れた繋がりを。絆を蘇らせる能力」
伊藤尚子:「彼は記憶探索者であったという記録があるわ。改竄されていたから、復元に少し手間取ったけれど」
伊藤尚子:「……彼は崩落戦で10歳の娘を亡くし、その際にウロボロスのシンドロームを発症。元々のソラリスと合わせたクロスブリードのオーヴァードになった」
伊藤尚子:「その後は、とある研究に没頭したそうね」
伊藤尚子:「その研究のテーマが」
伊藤尚子:「──レネゲイド能力を用いた記憶転移」
伊藤尚子:「記憶探索者の能力を持った彼なら、不可能ではないでしょうね。そして、私達はその成功例を知っている」
荒傘誉生:「……現"ベラドンナ"。『マヤ』か」
伊藤尚子:「ここまでピースがハマれば、彼がサヤちゃんをまだ必要だと言った理由も、ある程度推察がつくわね」
糸守サヤ:「………お父さんは」
糸守サヤ:「わたしを………"マヤ"に……?」
伊藤尚子:「おそらくは」
伊藤尚子:「今の『マヤ』は、見た目を取り繕っただけで、ただの従者。肉も骨もない、レネゲイドによって作られた文字通りの血袋」
伊藤尚子:「そう長くは持たないでしょう。だから、肉の体を持ったサヤちゃんが、必要」
荒傘誉生:「従者を相手にした実験は終わり、いよいよ本番の相手になるのがサヤ、ということか」
荒傘誉生:腕を組み 「効率的だな」
極楽極:「効率?」
伊藤尚子:「最初は、サヤちゃんに直接移そうという試みもあったんでしょうね」
伊藤尚子:「だけど、失敗した。だからあの呼び方をした。そう考えれば、辻褄が合うわ」
極楽極:「知らねえなんなこたぁ。ぶっつぶしちまえば結局おじゃんだ」
伊藤尚子:「…………ふ。そうね」「結局の所、やることに変化はないわ」
荒傘誉生:「……従者は自我を持ち、夜な夜な人を襲う通り魔だ。そして父親の方もああでは」
荒傘誉生:「その試みが成功した所で、その先。ろくなことにならないのは分かりきっている」
伊藤尚子:「もしかしたら……どう転んでも、サヤちゃんには酷な結末になるかもしれないわね」
伊藤尚子:「くどいようだけれど、もう一度聞くわ」
糸守サヤ:「………うん」
伊藤尚子:「私達に着いてきて、結末を見届けるか」「ここに残り、そして全てを忘れるか」
伊藤尚子:「貴女が決めて」
糸守サヤ:沈痛な面持ちで。沈黙した後。ぽつりぽつりと言葉を紡ぐ。
糸守サヤ:「さっき、ね。たかきには、ああいったけど」
糸守サヤ:「ほんとはね。知るのが……怖いよ」「ぜんぶ、知った時。あたしは、……あたしが」
糸守サヤ:「わたしが、居なければ、……お父さんも、お母さんも……」「こんなこと、しなかったんじゃないかって」
荒傘誉生:腕を組み、自らの意志を表す彼女を眺めている
糸守サヤ:「でも……わたしは」「わたしは……」
極楽極:席を立ち。少女の正面でしゃがみこみ、じっとその目を見る。
糸守サヤ:「怖いのと、同じくらい、悔しい……悔しかった」「わたしを置いていった、お母さんも、娘じゃないって、言い切った、お父さんにも……!」
糸守サヤ:次第にその目の色は輝いて。目の前の少女を見つめている。
糸守サヤ:「あたしはまだ……生きて、いたい」「みんなと、一緒に居たい!」
糸守サヤ:「だから……わたしも、一緒に闘うよ」
極楽極:「そっか──」少女の言葉に、誇らしげに微笑んで。
伊藤尚子:「大変結構」返す言葉は短く。
荒傘誉生:薄く笑い 「助かるな。戦力は多いほうが良い」
極楽極:そして静かに──
極楽極:「サヤ──悪かったな」
極楽極:──心から、詫びる。
極楽極:「オマエの手助けをしてやるとか偉そうなこと言っといて、できてなかった」
極楽極:ぎゅっと、その手を優しく握って。
極楽極:少女が見せてくれた勇気の万分の一でも、自分が発揮できるようにと。
極楽極:「──オレ、親父もお袋も死んじまっててよ」
極楽極:あえて、笑顔で告げる。
糸守サヤ:「いいの、きわみ……」優しく、微笑んで。「……そう、なの?」
極楽極:「ああ──」
極楽極:「実際、キツイんだよな、アレ。だから──」
極楽極:脳裏に思い浮かぶのは、ベラドンナに刺され倒れた、糸守晃司の姿。
極楽極:「──あんときアレみたら、思い出して頭ぶっとんじまった」
極楽極:それが自身にとっては筆舌に尽くしがたい苦痛だったが故に──
極楽極:「サヤに、似たよーな思いさせちまうのかよ──ってな」
糸守サヤ:じっと視線を交差させて。無言で耳を傾ける。
極楽極:「けど、違うんだよな」
極楽極:「オマエはソレを判った上で、覚悟をキメたんだから」
極楽極:「オレがやることは、オマエをソレから遠ざけることじゃねえ」
極楽極:「オマエがソレに立ち向かうのを助けてやって──」
極楽極:「その時──そんでその後、一緒に居てやることだ」
極楽極:「だから──」
極楽極:深呼吸。腹を据える。それはこの少女に自身が告げたことだ──
極楽極:じっと、瞳を見る。迷いのない瞳を見るのならば、自身が迷うのはスジが通らない。故に──
極楽極:「もっかい、オレに手助けさせてくれねえか、サヤ?」
極楽極:ロイス操作、【覚悟を決めた少女(ダチ):糸守サヤ@敬意/◯悔悟】を、【誇るべき少女(ダチ):糸守サヤ@◯慈愛/悔悟】に変更します。
糸守サヤ:頬を、熱く伝う何かを。拭うことも厭わず。ぎゅっと。目の前の、少女の身体を抱き寄せて。
糸守サヤ:「うん。わたしのこと、助けてね、きわみ……」「それと」
極楽極:無言で優しく抱き寄せ返し──
糸守サヤ:「わたしも。きわみのこと……手伝わせて。きわみの、助けになりたいの」
極楽極:「ああ──」
極楽極:「──頼りにしてるぜ、サヤ?」
GM:------
GM:シーン終了。
GM:ロイスの取得。および最後の購入判定が可能。
GM:あ、それと
GM:治療を受けた極さん、尚子さんは
GM:2d10で回復どうぞ!
荒傘誉生:寛大な処置
極楽極:なにぃ! ありがとうございます!
極楽極:ではまずそのぶん回復
極楽極:2d10+10
DoubleCross : (2D10+10) → 11[2,9]+10 → 21

極楽極:平均値!
GM:親に向かって何だその固定値は
極楽極:もともとのHPですぜw<10点
GM:なるほど!
荒傘誉生:不足分は応急手当キットあるからね~
荒傘誉生:うーん、邪毒対策に対BCスーツでもと思ったけど、荒傘の行動値を殺すのは惜しいし、伊藤さんはエヴリシングレディするので
荒傘誉生:極楽ちゃんがギリ着れるかどうかか。いります?
GM:バステ対策は
GM:いや~~~どうしよこれ
極楽極:悩みどころですね。確かに確死ですからね<邪毒10lv
GM:不利になっちゃうかもなので先に申し上げますと
伊藤尚子:うおー
GM:"PCが"対策を試みなくても大丈夫かな?
伊藤尚子:1+2d10 回復
DoubleCross : (1+2D10) → 1+13[4,9] → 14

極楽極:む、なるほど。
GM:他に購入回したほうがいいかも?
荒傘誉生:なるほどね ではそれに従いましょう
極楽極:じゃあクライマックスということですので、最後の手配師相当品で簡易手術キットにチャレンジ。ゲットできたら使用してしまって大丈夫でしょうか?
GM:OKです!
荒傘誉生:他にほしいものなければ応急手当キットなりなんなり買い漁ってHP回復しきるのがベストでしょうね
極楽極:はーい、その方向で。
荒傘誉生:とりあえず待ち
伊藤尚子:同じく簡易手術キットかしらね
極楽極:6dx>=18 簡易手術キット
DoubleCross : (6R10[10]>=18) → 6[1,3,3,4,5,6] → 6 → 失敗

極楽極:ぐっは、目が悪いすぎる(汗)
極楽極:財産点使っても届かず。おにょれー
GM:クキキ…
伊藤尚子:エブリシングレディでAI補助スーツ+器物使い 手配師はもうつかったからこのまま
伊藤尚子:10dx+1>=18
DoubleCross : (10R10+1[10]>=18) → 10[1,4,4,4,5,6,6,9,10,10]+10[10,10]+1[1,1]+1 → 22 → 成功

荒傘誉生:最大30で現在21なら応急手当キットでも行ける気がするな……とりあえずこっちが持ってるのは極楽ちゃんが使ってください
荒傘誉生:俺はブルーゲイルにしよう
GM:完全無欠OLがよ…
伊藤尚子:やったぜ成功 カバーリングもするし、私が使ってもいいですかね
荒傘誉生:どうぞどうぞ!
極楽極:欲出しすぎました、ありがとうございますm(_ _)m
極楽極:では荒傘さんから頂いたキットを使用します。
伊藤尚子:14+4d10 簡易手術キット回復
DoubleCross : (14+4D10) → 14+32[8,10,8,6] → 46

極楽極:21+2d10
DoubleCross : (21+2D10) → 21+11[3,8] → 32

荒傘誉生:5dx=>20 ブルーゲイル
DoubleCross : (5R10[10]>=20) → 7[1,4,5,5,7] → 7 → 失敗

伊藤尚子:全快!
荒傘誉生:無理。以上!
極楽極:完全回復
GM:ええ…?

クライマックス

GM:クライマックスシーンです!
GM:シーンPC全員! 登場侵蝕をお願いしますだ!
荒傘誉生:荒傘誉生の侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:72->80)
極楽極:極楽極の侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:78->85)
伊藤尚子:伊藤尚子の侵蝕率を+2(1d10->2)した。(侵蝕率:86->88)
GM:程なくして。君たちの元に、白衣のエージェントが現れた。
GM:市内の防犯カメラの映像から。糸守晃司の居場所を特定したとのこと。
GM:その報告と同時。"斬り結ぶ邪眼"───伊藤尚子の端末から、機械的な着信音が響いた。
GM:一通のメール。

イトモリ製薬本社
N市第四地区 ○○-☓☓☓☓☓
21F A-013
あなたらしい言葉で。

GM:差出人は───糸守黒子。

GM:------
GM:N市内 第四地区 イトモリ製薬本社ビル 21F───
GM:足を踏み入れた階層は閑散としており。人の気配は一切無かった。
白衣のエージェント:「周囲の一般人の避難、および封鎖。完了いたしました」
白衣のエージェント:「今日は休日……不幸中の幸いでした。ビル内に居たのは警備員が数人ほど。全員、こちらで無事を確認しています」
荒傘誉生:「こういう時UGNはしっかりしてるな。……目的の部屋はどこだ?」
極楽極:「ありがとよ。後腐れなくやれるってのは助かんぜ」
伊藤尚子:「大変結構」
伊藤尚子:「目的の部屋は……この先ね」
白衣のエージェント:「今いる辺りの……そちらの角を、左に曲がって、はい、そうです」
白衣のエージェント:「糸守晃司は、間違いなく。そのビル内に潜伏している筈です。どうか、お気をつけて」
GM:通信が途切れたと同時、君たちは目的の部屋の前に辿り着いた。
GM:A-013。その扉には鍵が掛かっている。音声認証で開くタイプのようだ。
伊藤尚子:「A-013.ここね」
極楽極:「さて、開けてびっくり玉手箱ってか──」
極楽極:二人の後ろで、ぐるんぐるんと腕を振り回してる。力尽くで行く気満々──
GM:力尽くで開けても構わないが。伊藤尚子さん。
GM:あなたなら、彼女の残したパスワードに。心当たりがあるかもしれない。
荒傘誉生:「開けられるのか」
伊藤尚子:「音声認証……この場にブラックドッグはいないし」
伊藤尚子:「……『あなたらしい言葉』、か」
伊藤尚子:「──『結構。息災で』」ドアの音声認証部分に向けて、呟く
GM:では。
GM:ピッ。と軽快な音と共に扉が開く。
伊藤尚子:「随分粋なことをするのね」
極楽極:「あ?」肩透かしをくらって、ポカンと。
荒傘誉生:「……ピンポイントだ。これ、お前以外に開けられないということだろう」
GM:中は、殺風景な部屋だった。
伊藤尚子:「かもね」「さ、行くわよ」さも、どうでもいいことのように。遠慮なく中に踏み込む
極楽極:追随するように、サヤを連れて中へと。
糸守サヤ:ごくりと唾を飲み、おもむろに足を動かす。
荒傘誉生:部屋の入口辺りに立つ
荒傘誉生:「で、何だ。ここは」
極楽極:「ぱっと見、なんもねえな……」
GM:窓は閉められ、壁面に埋め込まれたテレビでは、燃える暖炉の映像が繰り返し再生されている。
GM:中央には、机と椅子。
GM:その机の上に。
GM:「まだ見ぬあなたたちへ」と。表題された。一通の、血に染まった手紙が置いてある。
伊藤尚子:「……」机に歩み寄り、その手紙を読む
GM:では。内容は以下の通り。
GM:孤児だった自分が、"モイライ"セルにFHエージェントとして育て上げられ。
GM:幼き頃から各地の組織に潜入し、情報を集めていたこと。
GM:セルの為であれば。どんな汚い手段も用いていたこと。
GM:時には、命を奪い、時には、妻となり。時には、子まで成し。そして、また次の任務へと駆り出される日々を送っていたこと。
GM:4年前。糸守晃司と出会い。人を愛するということを、初めて知ったこと。
GM:"ベラドンナ"から、"糸守黒子"へと。人生を改めると決意したこと。
GM:しかし、崩落戦時の他FHセルとの襲撃により、晃司の娘……"糸守麻耶"が亡くなってしまったこと。
GM:3年前。"麻耶"と瓜二つの、サヤを養子に迎え入れたことから、晃司が妄執に囚われたように、変わってしまったこと。
GM:自身が持つマヤの記憶を……"そっくりの少女に"移し替えると。
GM:そして。
GM:『サヤはオーヴァードで……"対抗種"だった』
GM:『珍しい能力だったけど。最初はそこまで疑問は抱かなかった、事実、アタシも同じ能力を持っていた』
GM:『それが発覚したのは。"対抗種"の衝動に苦しむサヤの苦しみを。どうにか和らげようと、衝動抑制薬を晃司が開発していた時』
GM:「あたしは。本当に。気の迷いで……いや、確信があったのかもしれない』
GM:『サヤの血液サンプルとあたしの遺伝子を……調べてみた』
GM:『サヤは……"あたしの子供"だった』
GM:それから。度重なる説得に応じない晃司と。刺し違える覚悟で望んだが、予想を超えた力により逆襲され。
GM:もう、残る時間は殆ど残されていないこと。
GM:『晃司は。記憶を操る力だけじゃなく。サヤの持つ対抗種のサンプルを元に。オーヴァードに対し尋常ではない程の侵蝕性を帯びた攻撃を放つ』
GM:『鍵は。サヤ自身にしか、ない……』
GM:『信頼する、あの人の仲間と一緒に』
GM:『まだ見ぬあなたたちへ。あなたへ。これを記します』
GM:『サヤ』
GM:『お母さんは。もう一度、お父さんを止めてみます』
GM:『もし。失敗してしまったら───』
GM:『■■■あ■たは■失敗■』
GM:『■■に対抗■■るのは同■■■■■あるあな■だけ』
GM:『最後まで身勝手な母親で、ごめんなさい』
GM:『愛してします。息災で』
GM:途中、血で覆われた箇所は、上手く読み込めなかったものの───。
GM:以上が、糸守黒子が残した文章の全ての様だ。
荒傘誉生:「……どうも肝心らしい所が潰れているな」
荒傘誉生:「穴の空いた情報は好かん。……だが、およその事実は分かったか」
極楽極:「ああっ、クソがっ!」
極楽極:「身勝手なのが判ってるんなら、やるなってんだ!」
極楽極:言っても詮無いことが、口をついて出る。
極楽極:大人のソレに、涙を流すのはいつだって──
伊藤尚子:「……全く、不器用ね」
糸守サヤ:「おかあ、さん……」
糸守サヤ:は、ぁ。と息を深く吐いて。ゆっくりと吸う。
極楽極:「……大丈夫か?」
糸守サヤ:「うん。へいき」
糸守サヤ:「尚子が言ってたみたいに……いつも、おかあさん。自分のことぶきっちょだって」
糸守サヤ:「おかあさん、らしいね……」
伊藤尚子:「……潰れている場所。最初の一文はよくわからないけど。次の一文は、察しが付くわね」
伊藤尚子:サヤの言葉に薄く微笑みかけてから
伊藤尚子:「おそらく、こうね」
伊藤尚子:「『晃司』に対抗『でき』るのは同『じ対抗種で』あるあな『た』だけ」
伊藤尚子:「鍵はサヤ自身にしかない、というところとも一致するわ」
糸守サヤ:「わたしが……お父さんと」
糸守サヤ:ぐっと拳を握り締めて。こくりと頷く。
伊藤尚子:「できる?」
糸守サヤ:「………」答えを言葉に口にすることなく。
糸守サヤ:目だけで、その問いに答えて見せる。
伊藤尚子:「結構」
伊藤尚子:「なら、最後まで立っていてもらうわよ」
GM:ではここで。
GM:サヤのNPCカードが変化します。

・『"シッパイサク"糸守サヤ』
 《導きの華》
 イニシアチブ/ラウンド1回/単体
 対象が次に行うメジャーアクションの判定達成値+10
 New!→シーン中、エネミーが【楔の呪い】発動時、このNPCカードの内容を変更させる。

GM:頑張って活用してくれ!
荒傘誉生:(……結局の所、サヤ頼みになるか。本人がその気になってくれているから良いが……)
荒傘誉生:「……他には特に何もなさそうだ。早く本命を探しに行こう」
極楽極:「ああ。だな──」
極楽極:ばしっと拳を掌に叩きつけて──
GM:その瞬間、耳障りなノイズの音が。廊下側から聞こえてくる。
GM:ノイズが止んだ後。
糸守晃司:『……ようこそ。皆さん』『先程ぶり、ですね』
糸守晃司:『サヤも……ご一緒のようで。何より』
糸守晃司:『屋上で、お待ちしています』
GM:それだけ言い残すと、ぶつりと音が切れ。また、静寂に包まれた。
伊藤尚子:「……だ、そうよ」
極楽極:「待ってるってんなら遠慮するこたぁねえ」
極楽極:「行ってやろうじゃねえか、今すぐ」
荒傘誉生:「やれやれ、大物ぶってくれる。すっかり誇大妄想狂だな」
荒傘誉生:「異議なし。行くぞ」
糸守サヤ:「うん……!」
GM:------
GM:イトモリ製薬本社ビル 屋上───
GM:生ぬるい風が君たちの全身に吹き渡る。フェンス越しの眼下では、幾つもの光が瞬いている。
GM:広大なその場所の中心には、人影が3つ。
"バスケットケース"糸守晃司:「丁度こんな、イヤな風が吹く夜だった。君と出会ったのは」
糸守黒子:「………」
GM:糸守黒子は。答えるでもなく、頷くでもなく。虚ろな目でただその言葉を聞いている。
"バスケットケース"糸守晃司:「記憶というものは、得てして、不完全な物だ」
"バスケットケース"糸守晃司:「だから……学習させる、必要があった」
"バスケットケース"糸守晃司:ここまで僕の手に負えなくなるとは、思わなかったけど。と傍の金髪の少女の髪をかき上げて。君たちに頭を下げる。
"バスケットケース"糸守晃司:「君たちには、感謝している」「娘の暴走を止めてくれて、本当に助かったよ」
極楽極:「………………」
極楽極:射殺すような視線を、無言で男へと向ける。
極楽極:「テメエのためにした訳じゃねえ。感謝なんざされたら反吐が出らぁ」
伊藤尚子:「……娘、ね」
伊藤尚子:「貴方には、彼女──サヤちゃんじゃなくて、その血袋が娘に見えるのかしら」手首に手を。『視線』を起動しつつ、目線を晃司に
荒傘誉生:「結構な御託を回しているが、結局の所」
荒傘誉生:「死んだ娘の代わりを作ろうと偏執して、規律も良識も踏み荒らし、挙げ句まだその未完成な個体に縋っているだけだろう」
荒傘誉生:「現実も見えないまま一線も越えて」
荒傘誉生:「今まさに追い詰められ、終わりを迎えようとしてる。それが今だ」
"バスケットケース"糸守晃司:「未完成に……血袋か」「……紛い物に過ぎないと。そんな事は、初めから。分かっている」
伊藤尚子:「ねぇ、"バスケットケース”」
"バスケットケース"糸守晃司:「なんだい。尚子さん」
伊藤尚子:「糸守黒子は、生きてるのかしら」
"バスケットケース"糸守晃司:「生きている」ちらりと黒子に視線を向けて。「ただし。僕の"声"以外は。聞こえないけどね」
GM:ルール的には
GM:糸守晃司の"蝕む声"により彼の意のままに操られている状態です。
GM:糸守晃司を戦闘不能状態にすることで、解除可能となります。
伊藤尚子:「そう。なら、結構」
伊藤尚子:「"バスケットケース"糸守晃司。あなたを捕縛し、糸守黒子を解放します」
極楽極:「オレからも、ひとつだけ質問だ」
"バスケットケース"糸守晃司:「………いいよ。何?」
極楽極:死んだ人と会いたい──
極楽極:生き返ってほしい──
極楽極:自分だって、そう願ったことが無い訳ではない。
極楽極:そう思わざるを得ないほどに、愛していた。
極楽極:そう思わざるを得ないほどに、愛されていた。
極楽極:だが──
極楽極:「それで──」
極楽極:「オマエの娘は──喜んでくれんのか?」
"バスケットケース"糸守晃司:「…………」
極楽極:「他人を苦しめて──」
極楽極:じっと、糸守黒子を見る──
極楽極:「子供を泣かせて──」
極楽極:後ろに居るサヤを振り返る──
糸守サヤ:しっかりと、その目は父を、母を。君を見据えている。
極楽極:「んなことまでして生き返らせてもらったオマエの娘は、それを喜ぶのかって聞いてんだ!」
"バスケットケース"糸守晃司:「麻耶は……」
"ベラドンナ"糸守麻耶:「何言ってるの? あたし、とっても幸せだよ、パパ───」
"ベラドンナ"糸守麻耶:「だって、また一杯、血が見れるんでしょう。これからも、毎日、毎日。あたしを殺したクソみたいなオーヴァードを……」
極楽極:「テメエにゃ聞いてねえっ!」遮るように、叫ぶ!
極楽極:「オレは糸守晃司が胸ん中に抱いている娘が喜ぶかどうかを聞いてんだっ!」
"バスケットケース"糸守晃司:「乱暴な言葉遣いを、するんじゃない」
"バスケットケース"糸守晃司:周囲のレネゲイドが変質、凝縮し。糸守晃司の元へと集っていく。
"バスケットケース"糸守晃司:「僕の娘は……麻耶だ」「ここにいる。麻耶だけだ」
"バスケットケース"糸守晃司:「あの日と、同じく。歯を見せて。こんなにも笑ってる」
"バスケットケース"糸守晃司:「この顔が。喜んでいないように見えるのか……?」
極楽極:「……そーかよ」心に抱いていたはずの娘(麻耶)も、共に人生を過ごしたはずの娘(サヤ)も否定し、自身が作り出した妄執に囚われた男に──
極楽極:心底、哀れんだ目を向ける。
"バスケットケース"糸守晃司:「君なら、分かってくれると」
"バスケットケース"糸守晃司:「思ったんだけどね。愛する者を、失った」「君なら」
極楽極:「──ああ、判るぜ」同じ気持ちを抱いたことはある。それを否定はしない、しかし──
極楽極:「だからこそ──だ」
極楽極:拳を握る、意志を込めて。
極楽極:「オマエを止めてやるよ──糸守晃司」静かに、宣言する。
GM:クライマックス戦闘を開始します。
GM:まずはエンゲージから。

       "バスケットケース"糸守晃司[8]
             5m
    従者1[9] "ベラドンナ"マヤ[9] 従者2 [9]
           PC [3,5,9]

GM:そして
"バスケットケース"糸守晃司:醜悪、圧倒的なレネゲイドの波が君たちへと襲いかかる。
"バスケットケース"糸守晃司:衝動判定です。難易度は9!
伊藤尚子:3dx>=9
DoubleCross : (3R10[10]>=9) → 9[2,2,9] → 9 → 成功

伊藤尚子:伊藤尚子の侵蝕率を+17(2d10->10,7)した。(侵蝕率:88->105)
極楽極:4dx+1>=9
DoubleCross : (4R10+1[10]>=9) → 10[6,6,8,10]+5[5]+1 → 16 → 成功

荒傘誉生:4dx=>9
DoubleCross : (4R10[10]>=9) → 10[6,7,9,10]+3[3] → 13 → 成功

極楽極:成功しました
GM:意思が強すぎる
荒傘誉生:2d10
DoubleCross : (2D10) → 12[6,6] → 12

極楽極:極楽極の侵蝕率を+13(2d10->8,5)した(侵蝕率:85->98)
荒傘誉生:荒傘誉生の侵蝕率が+12になった(侵蝕率:80->92)
荒傘誉生:くっ……もう一声欲しかったが致し方なし……!
GM:ではセットアップ。
"ベラドンナ"糸守麻耶:なし。
従者①:なし
従者②:なし
伊藤尚子:エブリシングレディでパワーアシストアーマーを入手して装備 行動値5→0
荒傘誉生:ない!
"バスケットケース"糸守晃司:《楔の呪い》
極楽極:なし。2R目以降も基本ありません。
"バスケットケース"糸守晃司:シーン(選択)/視界 このEロイスが使用されたラウンド間、対象はタイタスを「戦闘不能状態から回復する」以外の効果を受けるために昇華できない。
"バスケットケース"糸守晃司:対象はPC全員。
糸守サヤ:そして条件をクリアしたので、サヤのNPCカードが変化します。

・『"失敗策(カウンタープラン)"糸守サヤ』
 《中和剤》+《導きの華》+《要の陣形》
 イニシアチブ/ラウンド1回/3体対象の受けている暴走以外のバッドステータスを全て回復、次に行うメジャーアクションの判定達成値+10

GM:ビシバシ使っていきましょう。
荒傘誉生:なるほどね
伊藤尚子:失敗作じゃなくて失敗索(カウンタープラン)ときたかぁ
極楽極:パワーアップ!
GM:では行動値9の荒傘さんから!……と思いきや。
"ベラドンナ"糸守麻耶:《加速する刻》
荒傘誉生:来るか……!
"ベラドンナ"糸守麻耶:イニシアチブにメインプロセスを行う。
極楽極:来ましたねえ
"ベラドンナ"糸守麻耶:ではマイナー。《縮地》+《バックスタブ》
"ベラドンナ"糸守麻耶:シーン内の任意の場所に移動。離脱可能。そのメインプロセス間の白兵攻撃力+25
伊藤尚子:縮地、オートですよね
"ベラドンナ"糸守麻耶:そ、そうだが……?
伊藤尚子:オートアクション。コンボ ▼邪眼:金縛り 《デビルストリング》
"ベラドンナ"糸守麻耶:そんな~~~~~;;
伊藤尚子:その縮地は無効です!
伊藤尚子:伊藤尚子の侵蝕率を+6した。(侵蝕率:105->111)
"バスケットケース"糸守晃司:って思うじゃん?
"バスケットケース"糸守晃司:《万象の虹》
"バスケットケース"糸守晃司:シーン内で使用されたエフェクト1つを宣言。シーン間、対象の制限-以外のエフェクトをレベル1で取得。
"バスケットケース"糸守晃司:もちろんぼくは……《デビルストリング》!
"バスケットケース"糸守晃司:デビルストリングをレベル1で取得。尚子さんの《デビルストリング》に使用。
伊藤尚子:侵蝕が100%を超えたので、《デビルストリング》のレベルと使用回数が上昇しています。
そして《デビルストリング》はシナリオ回数制限はあっても、シーンやラウンドでの使用制限はないので

GM:ま、まさか……こいつ……!
伊藤尚子:オートアクション。コンボ ▼邪眼:金縛り 《デビルストリング》
GM:ウワ~~~~!!!!!
GM:マジかよ!!!!!(山下大輝)
伊藤尚子:最後の一回を使用してその《デビルストリング》を打ち消します
伊藤尚子:伊藤尚子の侵蝕率を+6した。(侵蝕率:111->117)
GM:はい………
GM:では《縮地》《バックスタブ》は無効!
"ベラドンナ"糸守麻耶:麻耶はそのままPCにエンゲージ。
GM:メジャー:《コンセントレイト:ブラムストーカー》+《鮮血の一撃》+《血の宴》+《殺戮領域》
GM:10dx7
DoubleCross : (10R10[7]) → 10[1,1,2,5,5,6,6,9,10,10]+10[1,6,8]+3[3] → 23

GM:対象はPC全員。
極楽極:ん、あれ
荒傘誉生:喰らっておきたいのでリアクションはしません。カバーも不要!
極楽極:っと、失礼。大丈夫だった。縮地は戦闘移動と同時に宣言だから移動自体は打ち消せない、と。
GM:あ、そうなんですよね
GM:縮地デビストは
極楽極:ワンチャンドッジ!
GM:移動毎キャンセル扱いになるように裁定する人も
伊藤尚子:ゴールデンルール!
GM:戦闘移動だけは可能って裁定する方もいたので
極楽極:6dx>=23
DoubleCross : (6R10[10]>=23) → 8[1,2,3,7,8,8] → 8 → 失敗

GM:今回は後者を取らせて頂いてます!
伊藤尚子:では極ちゃんカバーリングいきます?
極楽極:オッケーです、お手間取らせました。そしてドッジ失敗!
極楽極:私も一回はリザできますので
極楽極:荒傘さんの方がよいかと。出目によっては生き残れるかもですし。
伊藤尚子:OK,では普通にガードだけ宣言
GM:ではダメージ。
GM:3d10+2d10+12
DoubleCross : (3D10+2D10+12) → 20[8,5,7]+9[4,5]+12 → 41

荒傘誉生:きっちり戦闘不能。リザレクトします。
荒傘誉生:1d10
DoubleCross : (1D10) → 6

"ベラドンナ"糸守麻耶:鮮血の一撃、対抗種によりHP-5。
伊藤尚子:意外と跳ねる。装甲ガード合わせて33点なので
荒傘誉生:荒傘誉生の侵蝕率が+6になった(侵蝕率:92->98)
荒傘誉生:荒傘誉生のHPが6になった(HP:26->6)
極楽極:41-12だから30でちょうど0,惜しいねw
伊藤尚子:41-33=8 8点だけもらいます
GM:かって…
極楽極:あ、ちがう。
伊藤尚子:HP29→21
極楽極:41-12=29だからHP1残リマした,生存!
GM:1たりない…1たりない…
伊藤尚子:ガッツはいった
GM:では演出。
"ベラドンナ"糸守麻耶:先の戦闘と同じく、身体を揺らめかせたあと。その姿がブレる。
"バスケットケース"糸守晃司:「黒子さんが好んで使っていたスキル、だそうだ」「そして、尚子さん」
伊藤尚子:「タネの割れた手品を、懲りずにやることほど」
伊藤尚子:「薄ら寒いものはないわよ」
"バスケットケース"糸守晃司:「君の"タネ"も……そろそろ、分かるようになってきたよ」麻耶の影から伸びる触手。
"バスケットケース"糸守晃司:その触手が。"斬り結ぶ邪眼"の"糸"を妨害せんと迫る。
伊藤尚子:「あら、そう。結構」
伊藤尚子:「──でも私、手品師じゃないのよ。生憎と」
伊藤尚子:『女神の視線』──彼女の操る糸は、ただの糸ではない。アラミド繊維に硬化テクタイトを焼結させ、自身の細胞を編み込んだ細さ4ミクロンの特製品。
伊藤尚子:そして彼女のシンドロームはエグザイルと、ハヌマーン。出力は微弱で、空気のような流体を介して殺傷することはできないが……
伊藤尚子:知覚困難な細さと、埒外の強度を持った糸を介することで、不可視にして不可避の斬撃を繰り出す糸鋸になる。
伊藤尚子:振動した糸が触手をすり抜けるように切り裂き、その視線は摩耶を絡め取る。
"バスケットケース"糸守晃司:「参った。想像以上に強靭だな、それ」「だけどさ」
"バスケットケース"糸守晃司:「君にも分かってるだろう」「それじゃあ、麻耶の攻撃自体は……」
"ベラドンナ"糸守麻耶:「あは」
"ベラドンナ"糸守麻耶:振動し身を切り裂く糸に絡み取られながらも。強引に君たちに迫る少女。
"ベラドンナ"糸守麻耶:君たちの元に、順繰りに。刃と血の旋風が吹き荒れる!
荒傘誉生:それを甘んじて受ける。装備していたボディアーマーの装甲の隙間を深く斬り裂き、常人であれば致命の一撃を、甘んじて。
荒傘誉生:倒れることはない。オーヴァードとしての再生能力がその傷を内側から埋め始める……同時に、溢れる血の奔流が、荒傘という男に熱を与える。
伊藤尚子:「二人共」「歯ぁ食いしばりなさい」余った糸が旋風を引き裂き、反らし、散らす。数条の刃が『網』をすり抜け、体を抉り裂くが、気に留めた様子もなし
極楽極:がごっ──
極楽極:その一撃を喰らい。切れた唇から血が流れる。しかし──
極楽極:ギロリ──
極楽極:襲いかかってきた『ガキ』を、見下ろすような形で睨みつけ──
GM:では次。
GM:引き続き行動値9。荒傘さんの手番です。
荒傘誉生:よし来た。マイナーで《氷炎の剣》+《地獄の氷炎》。《地獄の氷炎》の増加値は攻撃力。そしてこれにより侵蝕率は+6され、104。100を超える!
荒傘誉生:つまり完全モードだ。メジャーで《コンセントレイト:オルクス》+《ディストーション》+《アニマルテイマー》+《フレイムタン》+《要の陣形》+《完全なる世界》
GM:マジ?
荒傘誉生:攻撃対象は目の前の"ベラドンナ"と後方の従者2体。
荒傘誉生:15dx7
DoubleCross : (15R10[7]) → 10[1,1,1,1,4,5,5,5,6,6,7,7,7,10,10]+10[2,4,7,8,10]+10[2,3,9]+6[6] → 36

荒傘誉生:リアクション……しな!
GM:従者は1,2共に。イベイジョン15で命中。
"ベラドンナ"糸守麻耶:麻耶はドッジ!
"ベラドンナ"糸守麻耶:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 8[4,6,8] → 8

"ベラドンナ"糸守麻耶:クスン…
荒傘誉生:4d10+1D10+28
DoubleCross : (4D10+1D10+28) → 26[4,10,2,10]+3[3]+28 → 57

荒傘誉生:諸々有効
従者①:そのダメージは……普通に戦闘不能!
従者②:上に同じく!
"ベラドンナ"糸守麻耶:麻耶も戦闘不能。
極楽極:やったー!
"バスケットケース"糸守晃司:《奇跡の雫》
伊藤尚子:大変結構……!?
"バスケットケース"糸守晃司:麻耶はHP10点で復活。
荒傘誉生:だろうなあ!
GM:ギャ~~~~ヒッヒッヒ!
伊藤尚子:デビストはもう打ち止め……!
荒傘誉生:……分かりきっていたことだ。あの男は既に人としての一線を超えた、未練への執着に飢える獣。
荒傘誉生:そして同時に、そんなことはどうでも良い。ただこれだけの事件を起こし、手駒を揃えてきた男に、自分が勝てるかどうか。
荒傘誉生:「……さすが製薬会社。良い水だ」
荒傘誉生:左手をポケットに入れたまま、右手を右方へ伸ばす。その直後、
荒傘誉生:「抜刀」
荒傘誉生:バシュ ッ! 屋上の貯水槽の一つが突如として弾け、多量の水を噴き出した。
荒傘誉生:噴き出した水流は物理法則を無視し、蛇のような動きで荒傘が突き出した手の中へと滑り込んで、
荒傘誉生:振りかざされ、そのままに振り下ろされる腕の動きに従い、流水は薄く鋭く迸り、三叉に分かたれた液状刃が、至近の一人と後方の二人を寸分違うことなく斬撃する。
荒傘誉生:振り下ろされた水の塊は、舗装地面に当たって弾けた後、飛沫の一滴に至るまで漏れることなく、荒傘の手中に棒の形状で収束した。
GM:糸守黒子が生み出した従者は、その刃に身を裂かれ消失し。
"ベラドンナ"糸守麻耶:「……あ、う」
"ベラドンナ"糸守麻耶:袈裟斬りに裂かれた自身の傷を凝視し。少女は膝を付き。
"バスケットケース"糸守晃司:「"起きなさい"」
"ベラドンナ"糸守麻耶:氷のような父の一声で、再度立ち上がる。
荒傘誉生:その様に目を細めて、手中に収束したそれを握り直す。ざあざあと音を立てながら循環する、圧縮された水の塊。それこそが荒傘誉生の武器。
荒傘誉生:「——龍脈剣」
荒傘誉生:「俺にこいつを抜かせたからには、生半可の決着は有り得ない。俺の敵を全て斬り刻むまで、俺はこいつを止めない」
荒傘誉生:「糸守晃司」 後方、ことの元凶たる男の名を、常とさして変わらぬ倦んだ語調で、しかし僅かに喜色の滲んだ声で呼ぶ
荒傘誉生:「お前に『勝者の器』があるか……俺に見せてみろ」
荒傘誉生:「さもなければ、ここで終わりだ」
荒傘誉生:荒傘誉生の侵蝕率が+22になった(侵蝕率:98->120)
"バスケットケース"糸守晃司:「全く。君だけは、わからない」「理解に苦しむよ」
"バスケットケース"糸守晃司:「傭兵にとって。闘いというのは報酬を得るための手段だろうに」
"バスケットケース"糸守晃司:「君は。その手段こそ目的になっているタイプかな」
荒傘誉生:「俺は俺だ。手段と目的を取り違えたことなんてない。戦うための情報、戦うための傭兵、戦うための報酬、……戦うための敵」
荒傘誉生:「それが効率よく得られる生き方をしているだけだ。道を外れても、理解力は並だな」
"バスケットケース"糸守晃司:ふぅ、とため息をついて。「長生きは出来ないだろうな、君のような人種は……」「それと、君はこう言ったね」
"バスケットケース"糸守晃司:「追い詰められ、終わりを迎えようとしてる、と」「果たして、それは」
"バスケットケース"糸守晃司:「どちらなのか。決着を着けよう」
GM:では行動値9。
GM:本来の"ベラドンナ"マヤの手番。
"ベラドンナ"糸守麻耶:マイナー無し。
"ベラドンナ"糸守麻耶:メジャー:《コンセントレイト:ブラムストーカー》+《鮮血の一撃》+《血の宴》+《殺戮領域》
"ベラドンナ"糸守麻耶:いつものコンボじゃい!
"ベラドンナ"糸守麻耶:対象はPC全員!
"ベラドンナ"糸守麻耶:10dx7
DoubleCross : (10R10[7]) → 10[1,2,2,3,5,7,8,8,8,9]+10[4,6,7,8,10]+10[7,8,8]+10[3,5,9]+3[3] → 43

"ベラドンナ"糸守麻耶:ホッヒヒ…
荒傘誉生:殺意みなぎりガールじゃん
"ベラドンナ"糸守麻耶:パパの期待に応えなきゃ…
荒傘誉生:2dx+1=>43 ここにきてやっとドッジができる!
DoubleCross : (2R10+1[10]>=43) → 4[2,4]+1 → 5 → 失敗

荒傘誉生:無理マンです
伊藤尚子:さすがに誉生くんに《崩れずの群れ》でカバーリング宣言
伊藤尚子:侵蝕117→119
極楽極:4dx ドッジ
DoubleCross : (4R10[10]) → 9[5,7,7,9] → 9

極楽極:失敗。ダメージどうぞ。
伊藤尚子:そしてガード
"ベラドンナ"糸守麻耶:ではダメージ!
"ベラドンナ"糸守麻耶:5d10+2d10+12
DoubleCross : (5D10+2D10+12) → 27[2,5,3,9,8]+12[4,8]+12 → 51

伊藤尚子:?????
"ベラドンナ"糸守麻耶:鮮血の一撃、対抗種でHP-5点。
極楽極:戦闘不能!
極楽極:極楽極の侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:98->104)
極楽極:リザレクションでHP6に
伊藤尚子:51-33は……18! 3点残して生存!
GM:?????????
荒傘誉生:ありがてえ……! 生き残れました
伊藤尚子:ああいや、範囲カバーか! だから倍の36点か
GM:全体二回やってロイス削れないとかマジ?
伊藤尚子:うん、死にますね
GM:あ、そっか!
伊藤尚子:糸守晃司のロイスをタイタス昇華して復活! HP14点!
極楽極:あ、なるほど。
"ベラドンナ"糸守麻耶:「あはっ」「あはははははははっ!!!」
"ベラドンナ"糸守麻耶:愛くるしい少女の笑顔は消え失せ。狂気が張り付いた笑みで再び君たちへと刃を向ける。
"ベラドンナ"糸守麻耶:「あたしは、まだっ」「全然、遊び足りないの!」
"ベラドンナ"糸守麻耶:「早く、アンタたちを殺して」「あの失敗作の身体で、パパと一緒になれるんだから……!」
極楽極:刃と血流の暴力に晒され、白い特攻服と肌が血に染まる。
極楽極:「………………」
極楽極:しかし膝はつかず──立ち続ける。
荒傘誉生:「悪い、助かる」 伊藤さんの方を一瞥もせず、言葉だけで礼をする
伊藤尚子:「ぐ、っぶ……」所詮は限りなく細い線の防御。苛烈に攻めに徹すれば、時には貫かれる。
伊藤尚子:それでも、腕や足、体、得物にひっかけ、誘導する程度はできる。
荒傘誉生:「どうも俺は敵を斬る以外のことを考えられなくてな」
伊藤尚子:麻耶のものではない血液を床に大量に散らしながら、糸で引き無理やり立ち上がる。
伊藤尚子:「……結構。香車には、香車なりの使い方があるのよ」
GM:では行動値8。
GM:"バスケットケース"糸守晃司の手番です。
"バスケットケース"糸守晃司:マイナー無し。
極楽極:来たな親玉
"バスケットケース"糸守晃司:《コンセントレイト:ソラリス》+《トラップスライム》+《流血の胞子》+《原初の赤:縛鎖の空間》+《ポイズンフォッグ》+《アウトブレイク》
"バスケットケース"糸守晃司:上メジャー!
"バスケットケース"糸守晃司:視界/シーン(選択) 命中時、硬直、邪毒、放心、重圧を付与。
"バスケットケース"糸守晃司:邪毒のランクは10。
"バスケットケース"糸守晃司:対象はPC全員。
"バスケットケース"糸守晃司:12dx7+4
DoubleCross : (12R10+4[7]) → 10[1,3,4,5,6,6,7,7,8,8,9,10]+10[3,5,6,8,10,10]+10[5,6,8]+2[2]+4 → 36

荒傘誉生:2dx+1=>36
DoubleCross : (2R10+1[10]>=36) → 3[3,3]+1 → 4 → 失敗

伊藤尚子:引き続き誉生くんでいいかなカバーは
荒傘誉生:あ、いや不要だと思います。ダメージ発生しなさそうなんで……
伊藤尚子:ああ、なるほど
伊藤尚子:では温存
伊藤尚子:念の為ドッジ
極楽極:リアクション放棄。真正面から受け止めるぜ!
GM:いいのかな~~~?
伊藤尚子:7dx+1>=36
DoubleCross : (7R10+1[10]>=36) → 10[2,4,5,5,7,8,10]+4[4]+1 → 15 → 失敗

伊藤尚子:失敗
"バスケットケース"糸守晃司:では全員命中。
"バスケットケース"糸守晃司:多大なレネゲイドの渦が糸守晃司の右手へと収束していく。
"バスケットケース"糸守晃司:その右手を君たちへと向けた瞬間。巨大なネゲイドの波動は。君たちの体内のレネゲイドと共振する。
"バスケットケース"糸守晃司:「サヤが持つ"対抗種"の血清……」
荒傘誉生:「ッ……これが、なるほど。ブレンドした対抗種の味か」
"バスケットケース"糸守晃司:「君たちが服用した、それに。強く反応するよう、出力を弄ってみた」
"バスケットケース"糸守晃司:身体の中で爆発を繰り返しているかのような痛みが。断続的に君たちに襲いかかる。
荒傘誉生:冷や汗を滲ませながら、それでも口角は釣り上げて 「趣味の悪いことだ」
極楽極:「コレが──サヤの力ぁ?」
極楽極:顔を歪ませながら
極楽極:それでも、嘲るような笑みを浮かべて──
極楽極:「アイツの力は──こんなんじゃねえよ」
極楽極:口中に溜まった血を吐き捨てて──
伊藤尚子:「……下手な手品。いや、小細工かしら」
"バスケットケース"糸守晃司:「戯言だ」吐き捨てるように言って。「口を動かすだけで激痛が走るだろうに……」
"バスケットケース"糸守晃司:「その子に何が出来る」サヤに冷めた視線を向けて。
"バスケットケース"糸守晃司:「人並みのオーヴァード以下のコントロールすら出来ず」「僕が作った抑制薬に頼りきりの、その子に」
極楽極:ではこちらの手番のイニシアチブでまずは──
極楽極:「サヤっ!」
極楽極:そして後ろにいる少女に声をかける。
糸守サヤ:崩れ落ちる君たちをみて。呼吸が荒くなっていく。
糸守サヤ:「はぁ……っ、はあっ……!」
極楽極:「オマエの力──あの大馬鹿野郎に拝ませてやれっ!」
極楽極:NPCカード、糸守サヤの効果を使用します。
極楽極:対象は極楽極、荒傘誉生、伊藤尚子!
GM:何だそれは~~~~?
GM:・『"失敗策(カウンタープラン)"糸守サヤ』
《中和剤》+《導きの華》+《要の陣形》
イニシアチブ/ラウンド1回/3体
対象の受けている暴走以外のバッドステータスを全て回復、次に行うメジャーアクションの判定達成値+10

GM:えーっと……
GM:PC全員の暴走以外のバステが全て回復しました。
GM:次に行うメジャーアクションの判定達成値+10どうぞ。
GM:オレは何故こんな効果を……?
伊藤尚子:大変結構
極楽極:うす、んじゃ間髪いれずメインフェイズ
荒傘誉生:死ぬほど助かる!
極楽極:マイナーアクション:覚悟を決めるで《白熱》を使用。素手の攻撃力変更。
極楽極:極楽極の侵蝕率を+1した(侵蝕率:104->105)
極楽極:メジャーアクション コンボ:真・ケンカ殺法 《炎神/コンセ/煉獄/クロスバースト》 ※白熱使用前提
極楽極:守護天使効果発動! ダイスペナルティを無視し、さらにダイスを+5します。
GM:対象は!
極楽極:ベラドンナ!
"ベラドンナ"糸守麻耶:来い!
極楽極:卜部支部長のロイスをタイタス化。ダイス+10D!
GM:待ちな!
極楽極:あ、そうか。失礼取り下げ
GM:《楔の呪い》は依然進行中だぜ!
極楽極:<楔の呪い中
極楽極:ではそのまま判定行きます!
GM:来い!!!
極楽極:16dx7+3+10 あらよっと
DoubleCross : (16R10+3+10[7]) → 10[1,1,2,2,3,3,3,6,6,7,7,8,9,10,10,10]+10[2,2,3,4,4,5,9]+10[7]+10[9]+10[8]+3[3]+13 → 66

"ベラドンナ"糸守麻耶:ど、ドッジ!
"ベラドンナ"糸守麻耶:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 4[2,2,4] → 4

"ベラドンナ"糸守麻耶:ギャヒン……
"ベラドンナ"糸守麻耶:ダメージどうぞ!
極楽極:7d10+34 装甲ガード有効
DoubleCross : (7D10+34) → 42[1,8,9,8,4,5,7]+34 → 76

"ベラドンナ"糸守麻耶:戦闘不能。復活エフェクト無し。
糸守サヤ:怖かった。
糸守サヤ:他者を傷付け。害する血が流れているこの身が。
糸守サヤ:けれど。今は。
糸守サヤ:「怖くない。怖く、ないよ」
糸守サヤ:花が咲くように笑って。柔らかで暖かい、風が君たちを包み込み。
"ベラドンナ"糸守麻耶「何なの、あんた」
"ベラドンナ"糸守麻耶「あたしの、容れ物のくせに……シッパイサクの、くせにっ!」
糸守サヤ:「違うよ」
糸守サヤ:お母さん。あたしの、お母さん。そうだよね。だって、あたし────。
糸守サヤ:「シッパイサク(失敗策)だから」

極楽極:サヤの──失敗作と断じられた少女の力に、成功作と称された存在が気を取られた瞬間。
極楽極:ぶんっ!
極楽極:力任せに振り上げられる、天を裂くような前蹴り!
極楽極:どごんっ!
極楽極:一瞬後、姿を消すベラドンナ──
極楽極:否、糸守麻耶の形をした何かが、十数メートル離れたコンクリートの壁面へとめり込んでいる。
極楽極:「──寝てろ」
極楽極:ぶっきらぼうに──
極楽極:無理やり生み出されたソレに、極楽極ならではの優しさを込めて、吐き捨てる。
"ベラドンナ"糸守麻耶:「───ぁ、」
"ベラドンナ"糸守麻耶:反応することすら叶わず。それは。今度こそ、動きを止めて。
"ベラドンナ"糸守麻耶:「ま、だ……」粒子となり、吹きすさぶ風に乗って消えた。
GM:行動値0!尚子さんの手番!
伊藤尚子:はい
伊藤尚子:マイナー直前にスネークブレード起動。ダイス-1の代わりに、射程を15mに
伊藤尚子:マイナーはなし。メジャーでコンボ ▼邪眼:斬視線 《C:エグザイル》+《爪剣》
伊藤尚子:対象は晃司
"バスケットケース"糸守晃司:来な!
伊藤尚子:11dx+3@7 ドッジダイス-1個
DoubleCross : (11R10+3[7]) → 10[1,2,3,3,4,4,8,8,9,9,9]+10[2,5,6,9,10]+5[2,5]+3 → 28

"バスケットケース"糸守晃司:ドッジ!……しようと思ったんですが
"バスケットケース"糸守晃司:ドッジダイスが0の場合は……?
荒傘誉生:振れない!
極楽極:ダイス0は判定不可になったはずですね、確か。
"バスケットケース"糸守晃司:チクショー!ダメージどうぞ!
伊藤尚子:振れませんね
伊藤尚子:ああっと。導きの花の10点入れてなかった。合計38です
"バスケットケース"糸守晃司:クソわよ!
伊藤尚子:改めてダメージ
伊藤尚子:4d10+23 もろもろ有効
DoubleCross : (4D10+23) → 25[4,2,9,10]+23 → 48

"バスケットケース"糸守晃司:そのダメージは……まだ元気!
伊藤尚子:演出
伊藤尚子:「さて……あとはあなただけね。"バスケットケース”」軽くなった体。軽く関節を鳴らしてから、腕を組む。
伊藤尚子:──視線。
伊藤尚子:邪眼の視線は、なにも近距離の防衛と攻撃に使うものではない。
伊藤尚子:"エウリュアレ” その意味は『遠く飛ぶ者』
伊藤尚子:その視線の先にいるのなら、邪眼の斬撃からは逃れられない。床に浅く爪痕を残しながら、視線そのものが刃になったかのような攻撃が彼を襲う。
"バスケットケース"糸守晃司:「ぐっ、うううっ……!」
"バスケットケース"糸守晃司:身を裂かれる痛みに耐え、怒りの表情を浮かべる。
"バスケットケース"糸守晃司:「よくも……よくも、こんな……」「僕に。二度も……あの娘の……っ」
伊藤尚子:「いいえ、一度よ」
伊藤尚子:「あなたの娘は、4年前に既に亡くなっている」
伊藤尚子:「あれはただの、あなたが作った幻想。ただの血袋よ」
GM:クリンナップ。
GM:特に無ければ1ラウンド目を終了します。
伊藤尚子:邪毒なんてなかった
荒傘誉生:ないぜ! 邪毒もサッパリ消えちまったしなァ~
極楽極:ありません。
GM:なんで…?(半ギレ)
GM:では2ラウンド目を開始します。
GM:セットアップから。
"バスケットケース"糸守晃司:なし。
荒傘誉生:ないぜ!
伊藤尚子:なし
極楽極:こちらもなし!
GM:承知!
GM:では行動値9の荒傘さんから!
荒傘誉生:敵陣がサッパリしたなら遠慮なく切り込もう……マイナーで前進、糸守晃司へエンゲージ
"バスケットケース"糸守晃司:マジ?
荒傘誉生:動かないことにこだわる必要はないからね! メジャーで《コンセントレイト:オルクス》+《ディストーション》+《アニマルテイマー》+《完全なる世界》
荒傘誉生:15dx7+10
DoubleCross : (15R10+10[7]) → 10[2,2,3,4,4,4,5,5,6,6,6,7,8,8,10]+10[3,3,8,9]+10[5,9]+10[10]+10[10]+6[6]+10 → 66

荒傘誉生:あらあら
"バスケットケース"糸守晃司:ドッジ!
"バスケットケース"糸守晃司:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 9[2,2,3,9] → 9

"バスケットケース"糸守晃司:無理ですね!
"バスケットケース"糸守晃司:ダメージどうぞ!
荒傘誉生:7d10+1D10+31
DoubleCross : (7D10+1D10+31) → 36[2,8,3,10,3,4,6]+1[1]+31 → 68

荒傘誉生:諸々有効
"バスケットケース"糸守晃司:そのダメージは戦闘不能。
"バスケットケース"糸守晃司:《アクアウィターエ》
"バスケットケース"糸守晃司:HPを30点まで回復し復活。
荒傘誉生:水流を剣にしたそれを手にしたまま駆け出すこと数歩、踏み込んだ足元から不意に水が噴き出す。
荒傘誉生:動き出す前に切り離し、足元の下に潜り込ませていた剣の一部だ。間欠泉のような勢いを伴ったそれを足場として、跳躍。
荒傘誉生:真横に振りかざした龍脈剣を振るえば、それは刃の鋭さと激流の勢いを併せ持つ横一文字の斬撃となり、糸守晃司の身体を横断し——
荒傘誉生:さらに勢いのまま飛びかかり、自分を下から押し上げた水流と手元の剣を合流させた上で、至近から縦の斬撃。圧縮した水の質量で、その身を容赦なく叩き切る。
荒傘誉生:(獲った)
荒傘誉生:確かな手応えだった。防御する様子もなし。尋常の相手であれば、決着を確信できる、綺麗な直撃だった。
"バスケットケース"糸守晃司:「がっ───」水流の刃で分断された身体は、どしゃりと音を立て。
"バスケットケース"糸守晃司:───断面が、蠢き。結合していく。
"バスケットケース"糸守晃司:「こ、───」「これが。水、では、なかったのなら」
"バスケットケース"糸守晃司:「ぼくのレ、ネゲイドと」「親和するもので、ったなら」
"バスケットケース"糸守晃司:「き、きみ。君」「きみの、勝利だ」「ったとも」
荒傘誉生:「強さだよな」 目を細める
荒傘誉生:「往生際の悪さも。……だが大体のライブで、アンコールっていうのは思わぬものじゃなく、当然予定として織り込まれてるものだ」
荒傘誉生:「むしろ、ないと拍子抜けするくらいだろ。さあ、あと何度お前は応えられるか」 水塊の剣を、地面に打ち付けて
荒傘誉生:「それまでにお前は勝利できるのか? ……盛り上がる所だな、糸守晃司」
GM:では行動値8!
GM:糸守晃司!
"バスケットケース"糸守晃司:マイナー無し。
"バスケットケース"糸守晃司:メジャー:《コンセントレイト:ソラリス》+《トラップスライム》+《流血の胞子》
"バスケットケース"糸守晃司:命中時、硬直と邪毒。
"バスケットケース"糸守晃司:対象は極楽極と伊藤尚子。
"バスケットケース"糸守晃司:12dx7+4
DoubleCross : (12R10+4[7]) → 10[1,3,3,6,6,7,8,9,9,10,10,10]+10[2,2,3,5,6,9,9]+10[3,8]+10[10]+10[8]+5[5]+4 → 59

"バスケットケース"糸守晃司:無駄な出目がよー!
伊藤尚子:受けましょう
極楽極:受けます。なんならかっこよくサヤちゃんに無効化してもらう演出とかも素敵ですね。
GM:なるほどね?
極楽極:<NPCカードを切る宣言
GM:では邪毒と硬直は受けるものの…
GM:NPCカード使用に付きバステ回復。次のメジャーアクションの達成値+10です。
極楽極:やったー!
極楽極:サヤちゃんのかっこいいところ、見たいぜ!
"バスケットケース"糸守晃司:血に塗れた震える手で。極楽極と伊藤尚子へと変質したレネゲイドを向ける。
極楽極:微動だにしない。なぜならば──
"バスケットケース"糸守晃司:「終わりだ……っ!」
糸守サヤ:ぎゅっとお腹に力を込める。
糸守サヤ:『なに、んな難しいことじゃねえ。最初にやるこたぁ、たった一つだ』
糸守サヤ:息はゆっくり、深く吸って。吐き出して。
糸守サヤ:自分を助けてくれた。小さいけど、あの大きな身体を。今度は。
糸守サヤ:「踏みとどまって……」
糸守サヤ:自分が、助けになる番だ───!
糸守サヤ:「立ち向かう───!」
糸守サヤ:コンクリートに舗装された君たちの足元から。桃色の、鮮やかな花が咲き誇る。
糸守サヤ:心地の良い、柔らかなその匂いは。暴発を続けるレネゲイドを抑制し。
糸守サヤ:思考を急激に冴え渡らせる。
GM:行動値3。極楽極の手番です。
極楽極:うす、まずさっきのラウンドメジャーの侵食率を上げてなかったのでその分を。
極楽極:極楽極の侵蝕率を+12した(侵蝕率:105->117)
極楽極:で、マイナーは放棄。
極楽極:コンボ:ファイナルケンカ殺法 《炎神/コンセ/煉獄/クロスバースト/マシラの如く》これに《一閃》も加えます。糸守晃司のところへエンゲージして、対象も糸守晃司。
"バスケットケース"糸守晃司:くんな!
極楽極:極楽極の侵蝕率を+2した(侵蝕率:117->119)
極楽極:極楽極の侵蝕率を+17した(侵蝕率:119->136)
極楽極:ロイス取得、【心に永久に:両親@◯だよな? パパ、ママ/慕情】を取得して、タイタス化。判定ダイスを+10します。
"バスケットケース"糸守晃司:こ、来い!
極楽極:26dx7+3+10 くらえよやー
DoubleCross : (26R10+3+10[7]) → 10[1,1,1,2,2,2,3,3,4,4,5,5,5,7,7,7,7,8,8,9,9,9,9,9,9,10]+10[1,1,5,6,6,7,7,7,9,9,10,10,10]+10[1,3,3,5,6,8,8,9]+5[3,4,5]+13 → 48

"バスケットケース"糸守晃司:ドッジ!!!!
"バスケットケース"糸守晃司:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 5[1,2,2,5] → 5

"バスケットケース"糸守晃司:ダメージどうぞ!
極楽極:5d10+74 装甲有効
DoubleCross : (5D10+74) → 32[8,3,2,9,10]+74 → 106

"バスケットケース"糸守晃司:………
極楽極:106 煩悩に2足りない
"バスケットケース"糸守晃司:戦闘不能!蘇生エフェクト無し!
GM:君たちの勝利です!
極楽極:「うっし、サヤ!」
極楽極:背後に居る少女に、背中で語りかける。
糸守サヤ:「………うんっ!」
極楽極:「そんな訳でだ」
極楽極:「ちっと──オマエの親父さん、ぶん殴ってくらあ。だから──」
極楽極:「オマエの気持ちも、ちょっと貸してくれよ?」
極楽極:ぐるんぐるんと、右腕を振り回す。
極楽極: 
極楽極:極楽極の能力は極めてシンプルなものだ。
極楽極:『肉体強化』ただソレだけである。
極楽極:体奥で生じたサラマンダーの熱がハヌマーンの風を以て全身に巡り──
極楽極:己が身体を崩壊させるほどのエネルギーを、その小柄な身体に生じさせる。そして──
極楽極:とんっ──
極楽極:「よお?」
極楽極:ワンステップ──
極楽極:瞬間移動もかくやという踏み込みで、一瞬にして距離を潰し、糸守晃司の前に現れる。
"バスケットケース"糸守晃司:「───え?」「馬鹿な。速す」ぎる───。と言い終わる前に。
極楽極:がしっ──
極楽極:左の手で、汀鉱精龍から受けたダメージで動けぬ糸守晃司の胸ぐらを掴み、宙へ吊り上げる。
極楽極:「サヤはなぁ──」
極楽極:ぎりぎりぎりぎり──弓引くように後ろへと引かれた右拳が、握りしめられ異音を奏でる。
極楽極:「テメエにここまでされても『悔しい』としか言ってねえんだぞ」
極楽極:「ただ生きて──オレらと一緒に居たいとしか」
極楽極:ぎりぎりぎりぎりぎりぎり──
極楽極:本来打撃とは、脱力からの瞬発を以て、威力を発揮する技だ。
極楽極:しかし、極楽極のソレは──
極楽極:「だからこいつぁ──オレの勝手だ」
極楽極:「サヤのためにオレができる、全身全霊だ」
"バスケットケース"糸守晃司:「う、ぐっ。が、ハッ」目を見開き、その拳を目にする。
極楽極:糸守晃司へのロイスをポジティブ変更。憐憫にします。
極楽極:ぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎり──
極楽極:荒れ狂う内側からのエネルギーで右腕の皮膚が裂け肉が千切れ、それでもなお拳を自壊直前まで固く握りしめ!
極楽極:自身の全ての力、全ての想い──
極楽極:そして加えて、少女の思いを乗せて──
極楽極:「歯ぁぁぁぁぁぁ食いしばりやがれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!」
極楽極:糸守晃司には理解不能な重さを持った一撃を、その顔面へと叩き込みます!
"バスケットケース"糸守晃司:「がっ、あああああああっ────!」
"バスケットケース"糸守晃司"特攻服"(トップク)を纏った少女の。全身全霊の右ストレート。容赦なくその身は宙に投げ出され───。
"バスケットケース"糸守晃司:数十m離れたコンクリートの冷たい床にぐしゃりと着地し。その動きを完全に止めた。
GM:戦闘終了。
GM:では。
GM:バックトラックの時間だオラァ!
極楽極:うす。
荒傘誉生:あっ、その前に最終攻撃分の侵蝕を上げてなかったので、そこを足します
GM:は~い!
荒傘誉生:荒傘誉生の侵蝕率が+12になった(侵蝕率:120->132)
伊藤尚子:攻撃侵蝕!
荒傘誉生:これで正
伊藤尚子:119→124
GM:Eロイスは以下の4つ!
GM:【悪夢の鏡像】【変異する悪夢】【楔の呪い】【楔の呪い】
GM:振りたい方はどうぞ!
極楽極:全部振ります。
荒傘誉生:振るとも!
荒傘誉生:132-4d10
DoubleCross : (132-4D10) → 132-27[9,9,2,7] → 105

極楽極:136-4d10
DoubleCross : (136-4D10) → 136-15[2,3,6,4] → 121

極楽極:なんじゃー(汗)
荒傘誉生:そして通常ロイス分
伊藤尚子:124-4d10
DoubleCross : (124-4D10) → 124-25[1,7,10,7] → 99

荒傘誉生:105-5d10
DoubleCross : (105-5D10) → 105-42[7,6,9,10,10] → 63

荒傘誉生:サッパリ帰還
伊藤尚子:通常も等倍でいいでしょう
極楽極:こ、怖いので倍振りしますm(_ _)m
極楽極:121-5d10
DoubleCross : (121-5D10) → 121-30[7,7,4,9,3] → 91

伊藤尚子:99-5d10
DoubleCross : (99-5D10) → 99-33[7,5,2,9,10] → 66

伊藤尚子:さっぱり帰還 4点ですね
GM:危うい!
極楽極:3点で帰還です(ふぅ
GM:4,4,3でGMは…
GM:3点かな?貰います!
極楽極:おっとGM
GM:へい!
極楽極:経験点は、侵食率以外にも加算が沢山あるのです。
GM:そ、それは……本当ですか!?
極楽極:細かくは基本ルールブック211ページにありますが。
荒傘誉生:まあ、順番に見ていくと良いでしょう……シナリオに最後まで参加したとか良いRPをしたとかは『基本の4点』としてまとめられがちですが
GM:あ、シナリオ点ってやつだ…!
GM:5点が多い!
極楽極:はい。N市環境ですと基本の15点。それにEロイスとDロイス、エネミーエフェクトの数だけ経験点を足して
GM:それとその他の……5点!
極楽極:そこに最終侵食率の点数を加点する──ってのがよく取られているパターンかと。
極楽極:詳しくは荒傘さんが仰られるように、基本ルルブ211を参照してくださいませ。
GM:な、なるほど…!
GM:Eエフェクト6つ!Eロイス4つ!
GM:あ、Dロイスもか
GM:11+15+個人点…になるかな!
荒傘誉生:エネミーエフェクトは計算しないですねー
GM:では5+15+個人点…かな?
GM:24,24,23
荒傘誉生:て感じです
極楽極:あ、すみません。間違えてました(汗)<エネミーエフェクト
荒傘誉生:で、GMは参加人数問わず、それを合計した分を3で割る感じ
GM:では23点!いただきます!
GM:ともかく帰還おめでとうございます!
極楽極:わーい、ありがとうございます。
荒傘誉生:冷凍庫で保存して一週間かけて食べます
伊藤尚子:わーい!
GM:すぐ食べな!!!

エンディング1

GM:かくして、一連の事件は収束を迎えた。
GM:ジャーム、"バスケットケース"糸守晃司はUGNにより拘束のち、凍結処理。
GM:"ベラドンナ"事件の一連の被害者は糸守サヤの協力もあり、全員快方に向かいつつある。
GM:糸守黒子についてはこの後、UGNによる厳正な事情聴取が待ち受けているが。
GM:長期間に渡る強力なレネゲイドの影響を受けていたため、一先ずは市内のUGN提携病院に入院する運びとなった。

GM:第四地区 UGN提携病院───
糸守黒子:「や。悪いね。わざわざ来てくれて」
糸守黒子:少しくたびれた様子でベッドに腰掛け。君たちにひらひらと手を振っている。
極楽極:「おう、来てやったぜ」見舞い用の根付かぬ花を肩に引っ掛け、白い特攻服姿の金髪少女が入ってくる。
極楽極:「──ほら、とっとと入れよ?」そして扉の後ろで逡巡している少女に、声をかける。
極楽極:にっと笑って、少女の背中をぽんっと押す。『母親』の方へと──
糸守サヤ:「………あう」極の影に隠れ、様子を伺っていたが。おそるおそる中に足を踏み入れる。
伊藤尚子:「体は、もういいの?」なにやらバスケットを腕にかけて、スーツ姿の女性が続いて入ってくる
糸守黒子:「尚子さん。うん、ちょっち、まだ頭はガンガンするけどね。そこまでじゃ───」
糸守サヤ:「お母さん……」
糸守黒子:俯く娘をじっと見つめて。「……ごめんね、サヤ」
糸守黒子:「巻き込んじゃって、本当に……ごめん」「晃司のことも。本当に……助けられなくて」
糸守黒子:「何より。あなたを、辛い目に……」
伊藤尚子:「黒子」
糸守黒子:沈んだ声の後、尚子に視線を向ける。
伊藤尚子:「最初にかける言葉は、謝罪じゃないでしょう」
糸守黒子:「……っ」
極楽極:「だな」
極楽極:「あーゆーのは、直接言ってやれってんだ」
極楽極:かつて自身にかけられて──
極楽極:もう二度と、かけられることのない言葉。
糸守黒子:「………ぉ」
糸守サヤ:ゆっくりと母の傍に歩み寄り。その身を抱いて。
糸守サヤ:「ただいま」「お母さん……っ」
糸守黒子:その言葉に、堰を切ったように、涙が溢れて。
糸守黒子:「おか、えり……なさい」
糸守黒子:「サヤっ……!」
糸守黒子:嗚咽混じりの言葉で。母と娘は再び、日常へと。

糸守黒子:「………取り乱しちゃって。ごめんね」
糸守黒子:「重ね重ね。本当にありがとう。極さんは、ずっとサヤに付いていてくれて……」
極楽極:「オレは大したこたぁしてねえよ」
極楽極:「がんばってのはサヤと──そこの伊藤や荒傘だ」
極楽極:見つけた花瓶に花を突っ込み、ぶっきらぼうに。
糸守黒子:「うん……。そう。尚子さんにも。面倒くさいこと、押し付けちゃってさ」
伊藤尚子:「仕事よ」
伊藤尚子:「それに、友人の面倒を引き受けるのも……結構、悪い気分ではないわ」
糸守黒子:「友人……」一瞬、呆けた顔で。「ふふ。まだ、そう呼んでくれるんだ」
伊藤尚子:「何言ってるのよ、黒子」
伊藤尚子:「私の前にいるのは、ただ娘と再開して喜ぶ母親で、私の友人の糸守黒子よ」
伊藤尚子:「違う?」
糸守黒子:「そう……そうだね」薄く笑って。
糸守黒子:「尚子さんは………あたし。もっと冷徹で」「容赦の無いひとなのかな、とも思ってたけど」
糸守黒子:じっとその顔を見る。
伊藤尚子:「……なによ」
糸守黒子:「なんでも」にっと口元を吊り上げて。
極楽極:「冷徹で容赦の無い、ねぇ……」
極楽極:同じく、にやっとした笑みで。
伊藤尚子:「何よ、極まで……私の顔になにかついてる?」
極楽極:「そーだな、敢えてゆーなら」
極楽極:「心の底から信頼できる顔ってのが、張り付いてやがんな?」
極楽極:だよな? と糸守黒子に無言で問いかける。
伊藤尚子:「というか、極はいい加減年上に対して呼び方くらいはちゃんと……」
糸守サヤ:「うん。なおこ。優しいし。たよりになるよ」
伊藤尚子:「あぁーもう! なによ急に皆。やめなさいってば!」
糸守黒子:その問いに頷いて。「ここを退院したら」
糸守黒子:「結構、長期間に渡る取り調べが待ってると思う」「いつ、家に帰れるのかはちょっと分からないけど」
糸守黒子:「………また」「尚子と。極さんと。───サヤと」
糸守黒子:あとは、荒傘さんにも、お礼言わないとだけど。と前置きをして。
糸守黒子:「一緒に、こうやって。お話出来ればな、って」
伊藤尚子:「大変結構。私はいいとおもうわ」一度話題の流れを変える咳払いを挟んでから
極楽極:「──んじゃ肉な」
極楽極:不安気に問う糸守黒子に、断言口調で返事を返す。
伊藤尚子:「……」ちょっと頭痛そうにする
極楽極:「話だけじゃぁ、オレが飽きちまう」
極楽極:「だから、うまい肉喰わせてくれよ」
極楽極:「約束ってヤツだ。必ず食わせろよ?」
極楽極:笑顔でそう、言いのけて。
極楽極:糸守黒子が抱いた朧気な希望を。
極楽極:確たる約束へと、変えてのける。
糸守黒子:その笑みに、こちらも思わず笑みが溢れて。
糸守黒子:「うん、約束する」「腕を奮っちゃおう。期待していいよ」
極楽極:「おう、楽しみにしてんぜ!」
伊藤尚子:「ごめんなさいね、黒子。この子、こういう子だから」
糸守黒子:「誤ることなんてないよ。気持ちいいくらい」
糸守黒子:「サヤが懐くのも、分かるなあ」
伊藤尚子:「子供って、少し目を離すとすぐに仲良くなるのよね」
糸守サヤ:「………」頬を少し染めながら、ぽかぽかと黒子を叩いている。
極楽極:「ダチだからな、サヤは」
極楽極:てらいなく、言ってのける。
伊藤尚子:これだから、と黒子に肩をすくめてみせる
極楽極:「──っと」そして思い出したように──
極楽極:「ちっと、洗い場行ってくらぁ」と、花の刺さった花瓶を握りしめて。
極楽極:「微妙に水少ねえみてーだからよ」
糸守サヤ:「あっ。待って。きわみ。わたしも手伝う」
極楽極:「お、んじゃ一緒に行くか?」
糸守サヤ:「うんっ」
極楽極:「って訳だ、ちっと行ってくんぜ」
極楽極:ひらひらと手を振って、少女を伴い病室を後にする。
糸守黒子:応じるように手を振る。
伊藤尚子:同じく手を振り、扉が閉まり足音が遠くなってから
伊藤尚子:「……『結構。息災で』」すっとベッド脇の椅子に座り、そのままの調子でぽつりと
伊藤尚子:「あの部屋のパスワード。粋なことをするじゃない」
糸守黒子:「ふふ。あなたなら」「気付いてくれると、思ったからね」
伊藤尚子:「その場に私が居なかったら、どうするつもりだったのよ、全く」呆れたようなため息を1つ
糸守黒子:「同じ第四地区だったし……」「あたしと晃司に疑いが掛かってるのなら。高い確率で、尚子さんが担当になるだろうなって」
伊藤尚子:「はぁ……よく手口をご存知で」
糸守黒子:「元エージェントですから」くすりと笑って。
伊藤尚子:「……晃司くんのことは」一呼吸おいてから、語調を変えて
伊藤尚子:「その……」メガネの奥で、視線を少し泳がせる。いい言葉を見つけようと頭を回して
糸守黒子:「………あたしはさ、尚子」「とてもじゃないけど、今。こうして生きていられるのが、奇跡なほど」
糸守黒子:「ロクな人生を歩んで来て無かった」「あの子の前じゃ言えないようなことも。一度や二度じゃない」
糸守黒子:「あたしはこのまま、セルに使い捨てられて、死ぬもんだと思ってたし」「それでいいと思ってた」
糸守黒子:「彼に会うまではね」
伊藤尚子:「……そう」
伊藤尚子:安堵、安心、あるいは、黒子の表情を見てのささやかな喜び。
糸守黒子:「あの人の純粋な所が、好きだった」「あたしにも本当の意味で、家族が持てるって。そう思った矢先に」
糸守黒子:「崩落戦で。彼は娘を失って……」
糸守黒子:「あの人の行ったことは、決して許されることじゃないし」「擁護するつもりも無いけれど」
糸守黒子:「彼は、本当に娘を、愛していた」「歪な方向へと曲がってしまったけど」
糸守黒子:「だから、これで……良かった。良かったの」
伊藤尚子:「……黒子が、それでいいというなら、私から言うことはないわね」
伊藤尚子:「ただ……わかってるとはおもうけど」そっと、彼女の手に自分の手を重ねて
伊藤尚子:「溜め込んでも、背負ってもいい。でもそれが、少しでも零れそうになるようなら」
伊藤尚子:「一度、全部おろしてみなさい。受け皿になる程度の器量は、あるつもりよ」
糸守黒子:その手の暖かみを、感じながら。
糸守黒子:「ふふ。それはとっても結構───」
糸守黒子:「使い方。会ってる?」
伊藤尚子:「大変結構」「合ってるんじゃないかしら?」
糸守黒子:あはは、と笑いあったあと。真摯な言葉で。
糸守黒子:「本当に。ありがとう」「尚子」
伊藤尚子:「どういたしまして」

エンディング2

GM:第四地区の繁華街の外れ。
GM:裏路地を曲がり曲がったその先に。知る人ぞ知る、いわゆる隠れた名店が存在する。
GM:第四地区 バー 岩花───
レミナ・ローレンス:「では、事件の解決を祝って……」
レミナ・ローレンス:嬉々とした表情でグラスを持ち上げて。
荒傘誉生:同じくグラスを掲げ持つ。今日はワイン
伊藤尚子:グラスを掲げ持つ。今日はスーツではなく、私服らしき装い
レミナ・ローレンス:「かんぱ~い!」
荒傘誉生:「乾杯」
伊藤尚子:「乾杯」
レミナ・ローレンス:チン、とグラスが店内に響き会う音。
レミナ・ローレンス:「あぁ……おいしい」
伊藤尚子:涼し気な白の半袖ブラウスに、落ち着いたベージュのスカート。
伊藤尚子:髪はいつもは縛った上でまとめて垂れないようにしているものを、縛るだけのポニーテールにしていた。
荒傘誉生:少しだけ香りを嗅ぎ、口を付ける 「……ん」
伊藤尚子:手にしたグラスを傾けて「ん、ん……ふぅ」
荒傘誉生:「流し込むな、伊藤さん」
伊藤尚子:「なんだか久しぶり……こうやって仕事の後で飲みにいくの」
伊藤尚子:「大丈夫よ、介抱されるような飲み方はしないわ」
荒傘誉生:「なら助かる。キャリア系の女性が飲み下手で潰れがち、なんてのは割と見かける話だが」
荒傘誉生:「後の始末をする側からすると、結構笑えないんだ。……あまり飲まないのか?」
伊藤尚子:「というより、飲みに行くことがあんまりね」
伊藤尚子:「事務はともかくとして……こういう現場仕事って、やっぱり未成年と組む事、結構多いじゃない?」
荒傘誉生:「ああ……」 納得 「UGN特有の悩みだな」
伊藤尚子:「ああ、そうか。誉生くんは外部の人間だったわね」
荒傘誉生:「気楽なフリーランスだよ。UGNは良い商売相手だが、ここまで前に出ることはあんまりない。飲みに行くことも」
伊藤尚子:「十分やっていけそうだとは思うけれどね」「兼業戦闘員だから、あまり当てにはならないけれど」
伊藤尚子:また一口分傾けて
荒傘誉生:「評価されるのは有り難いが、今の生活が気に入っててね。したいことをしたいようにする、戦いたい奴と戦いたいように戦う……」
荒傘誉生:グラスを傾ける 「UGNも魅力的だが、この気楽さには代え難いな」
伊藤尚子:「そう。なら、強くは言わないわ」
伊藤尚子:「それに」「ツテのある外部の人間のほうが、内評判を気にせずにこき使えて、こっちも気楽だもの」
荒傘誉生:「人使いに慣れていらっしゃる」 苦笑して 「そっちこそ」
荒傘誉生:「あれだけの技があれば、UGNじゃなくたってやっていけそうなものだろ。戦闘以外のことも器用に回せるなら尚更だ」
荒傘誉生:「報酬だけで見れば他に得な生き方は色々ありそうだけどな」
伊藤尚子:「評価されるのは結構だけど、今の生活が気に入ってるのよ」
荒傘誉生:「お互い同じらしい」 ふ、と笑い、ワイングラスを呷る
伊藤尚子:「……ま、昔の負い目を気にして、なんて話もあるけれど」
伊藤尚子:「ソレは今は関係ないわね」グラスを呷ろうとして……中には氷しか入っていない
荒傘誉生:ちらりとそれを見て 「ワイン、なかなかだぞ。鳥とも合いそうだ」
伊藤尚子:「……鳥?」
伊藤尚子:「……」ふと誉生を挟んだ席に座る女性の方を見て
荒傘誉生:「焼き鶏。ここの名物らしい。炭にこだわりがあるらしくてな。……マスター、人数分適当に!」
伊藤尚子:「私はチーズ派なんだけど……まぁ、たまにはいいわね」「マスター。私にはワインを。銘柄は彼と同じでいいわ」
マスター:そのオーダーを耳にした瞬間。無言で君たちそれぞれに。炭の香ばしい香り漂う串鳥が。
マスター:遅れて尚子さんの元にスッと、ワインが差し出される。
荒傘誉生:「……レミナがどうか?」
伊藤尚子:「……いえ。以前、カルーアミルクと焼鳥を一緒に食べる赤髪の女性がいたとか、耳に挟んだから」
レミナ・ローレンス:「………へ?」もぐもぐと頬を膨らませて。ごくんと飲み込む。
荒傘誉生:「すごい耳の挟み方だな」
伊藤尚子:「変わった噂話が好きな知り合いがいるのよ」
レミナ・ローレンス:「だって……美味しいですよ! カルーアと焼き鳥!」
伊藤尚子:「カルーア焼き鳥…………私は遠慮しておくわ」差し出されたワインを、まずは軽くグラスを揺らして香りを
伊藤尚子:そして傾け、一口「……あら、おいし」
荒傘誉生:串を手にして横から食らいつき 「ま、何にでも合うってことだ」
伊藤尚子:「このお店、結構いいじゃない……ふふ、久々に飲んじゃおうかしら」
荒傘誉生:「遠慮なんてしなくて良いぞ。奢る気はないからな」
伊藤尚子:一度グラスを置いて、焼き鳥を一口
伊藤尚子:なるほど、あながち合うという話も眉唾ではない。
伊藤尚子:必要以上の油を落して焼き上げ、代わりに少し塩が強い。かといって塩角が立つほどではなく。カルーアと合うかどうかは未知数だが、少なくともワインとはいけそうだ
伊藤尚子:「奢られる気もハナから無いわよ。それに、笑えないだけで手は貸してくれるんでしょう?」
荒傘誉生:「おっと、手のレンタルを予約された。これは気を引き締めないとな」
荒傘誉生:苦笑しつつ、鶏を食べ続ける。酒よりも食の手が早い
レミナ・ローレンス:「今日も、お医者さんには、渋い顔されちゃいましたけど……」
荒傘誉生:「……しかし、渋い顔をされたってことは、まだ完治はしきってないのか?」
荒傘誉生:「オーヴァードが軽いアルコールを口にして傷の治りが遅れる、なんてこともないだろうが……」
レミナ・ローレンス:「いえ。サヤちゃんのお陰で。身体はすっかり直ったんですけど……」「珍しい症例だったから。念には念をってことで」
荒傘誉生:「ま、大丈夫だろう。珍しいと言ったってレネゲイドの毒なんだから。渋い顔くらいで済んでるなら、結局何事もないのがほとんどだ」
荒傘誉生:「それよりもキッチリ飲んで食った方が良い。この前は帰り道でさんざんだったからな」
伊藤尚子:「それに、誉生くん。フリーランスの中では比較的紳士なほうだもの」「こんなおばさんに手を出したりしないと踏んでよ」ワインをさらに呷って
荒傘誉生:「おや、おばさんと好き好んで酒を飲む趣味は俺にはないんだが……」
伊藤尚子:「ああ、第四に運び込まれた重傷者って、貴女だったのね」「治ったからといって、無理はしないように」と、グラスを揺らしながらレミナに
レミナ・ローレンス:「はい、程々に……って」
伊藤尚子:「あら、ひどい。そこは冗談でも『そんなことない』とか言っておくものよ」ころころと笑って。どんどんお酒が進む
レミナ・ローレンス:「女性に向かって失礼ですよ、タッキーさん!」「尚子さん、とっても綺麗なのに……」
伊藤尚子:「ほら、レミナちゃんはわかってる」
荒傘誉生:「失礼なことは何も言っていないぞ。俺は今、自発的にここで酒を飲んでいるんだ」
荒傘誉生:笑いながら 「言いたいのは『ここにおばさんなぞいない』ということだ。お分かりかな、伊藤さん?」
伊藤尚子:「あら、それなら結構」「随分上手な口だこと」
レミナ・ローレンス:「むう……何か釈然としない……」
伊藤尚子:ワイングラスが空になった頃から、語尾の呂律が若干怪しい
荒傘誉生:「実は情報屋などやっていてね。この仕事は口下手には務まらない」
伊藤尚子:「へぇ、情報屋」
伊藤尚子:「これは、また使い道の多そうな話ね?」
荒傘誉生:「……マスター、チェイサーを。少しクールダウンが必要でしょう」
荒傘誉生:「悪いがレミナ。君もできれば控えめで頼む。多分彼女、飲むだけ飲むぞ」
マスター:「………」透き通った水入りのグラスをことり、と置いて。「誉生」
マスター:「聞いてないぞ、彼女」
荒傘誉生:「え……」
レミナ・ローレンス:「ふへへ………」
レミナ・ローレンス:気づけば、カウンターに身を預け、むにゃむにゃと何かを口にしながら眠りについている。
荒傘誉生:「な……」「何分か前は普通に話してただろう……!」
荒傘誉生:眉間を軽く揉み 「伊藤さん、レミナがご覧のとおりだ。申し訳ないがここからは節度を持って頼む」
伊藤尚子:「あら……貴方、手は何本?」
荒傘誉生:「はい?」
伊藤尚子:「何本か、と聞いてるのよ」
伊藤尚子:水入りグラスを揺らしながら
荒傘誉生:「なん……手が?」 自分の手を見せて
荒傘誉生:「……2本……」
伊藤尚子:「両手があるなら、両手に花を持てるのではなくって?」
伊藤尚子:「この場に、おばさんはいないんでしょう?」
荒傘誉生:「……生憎俺は、酒の勢いは使わない主義なんだ。何に対しても」
伊藤尚子:「『お姉さん』、既に手のレンタルはしてるのよね?」とある知り合いの手配屋の口調を真似て、カウンターに伏せ気味になりつつ見上げるように
荒傘誉生:「なので伊藤さ……お姉さん。できるだけ冷静になってくれ。いや確かに手を貸すとは言ったが……」
荒傘誉生:(……下戸二名とはな……!)
伊藤尚子:「ふふふ。マスタぁ。ハイボールを」
マスター:「あいよ。……責任、持てよ」
マスター:滅多に見せない笑みを浮かべながら。
荒傘誉生:「酒を出す側は責任を問われないのかよ……!!」
マスター:ハイボールを注いでいく。
荒傘誉生:「…………」 渋い表情でもう一度レミナを見る
レミナ・ローレンス:「うふふ……あたしすごいでしょ……ちなみちゃ……まさとく……」
レミナ・ローレンス:夢の世界に旅立っている。
荒傘誉生:(……せめて彼女が意識を取り戻しさえすれば何とかなる。それまで伊藤さんに付き合い、俺は正気を保つ……)
荒傘誉生:(分の悪い勝負……!)
伊藤尚子:「ほら、誉生くんも飲みなさいってぇ」ハイボールを受け取りながら、上機嫌に
伊藤尚子:仕事終わりのOLもかくや、というかそのものなのだが。豪快にハイボールを呷っていって……
伊藤尚子:グラスの中に氷しかなくなる頃。
伊藤尚子:「んん~~……真理ぃ、その資料はその棚じゃ……」カウンターに上体を伏せ、ブラウスに包まれた豊かな胸を潰しながら眠りに屈した。
荒傘誉生:「…………」 伊藤さんがものの見事に撃沈したのを見届け、もう一度レミナの方を見る
レミナ・ローレンス:────一瞬。その目が、ぱちりと空いて。
???:「あと。よろしくね。タカキ」
レミナ・ローレンス:再度、瞼が閉じられる。
レミナ・ローレンス:「うひひひ………ぴっぴ………またそんなに餌を……」
荒傘誉生:「…………」 その確信ある振る舞いに、もはや溜息を吐く気にもなれない
荒傘誉生:「……両手に花だのと、どこぞの誰かが抜かしたが」
荒傘誉生:「これは単なる両手に荷物、憂鬱な買い物帰りじゃないのかね……」
荒傘誉生:ぼやきつつ、後のことを考えるのは止めて、自分もゆっくりとハイボールを傾けた

エンディング3

そしてとある平凡な日──
N市某所──
極楽極:「──わり、最近忙しかったからよ」
極楽極:「まあ、でもアレだ。元気にやってんぜ?」
極楽極:「あー、ガッコはギリギリだけどよ。幸いUGNが気ぃ使ってくれたんで、留年ってこたぁなさそーだ」
極楽極:「飯もきちんと食ってる。一人飯だから、どうしたって手抜きにはなっちまうけどよ」
極楽極:「ゴタゴタに巻き込まれたり、クビつっこんだりしてっけど──まあこいつぁ性分だ」
極楽極:「結果として、ちびっこいけど頼れるダチができたりすっからな、そー悪いことじゃねえよ」
極楽極:「んな訳で。日々面白可笑しくたぁいかねえが、概ね笑ってすごしてんぜ。だから──」
極楽極:そして手入れのされた墓石に柄杓で水を浴びせかけ──
極楽極:「──心配すんなよな、パパ、ママ」
極楽極:──白い特攻服に身を包んだ金髪の少女は、一人静かに微笑んだ。

GM:『The other side of failures』

GM:Fin.