『一夜二人転 芳井春と日生日出人との場合』


本作は、「矢野俊作」「F.E.A.R.」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ダブルクロス The 3rd Edition』の二次創作物です。
(C) FarEast Amusement Research Co.Ltd.

PC1:"トランジ"() 芳井 春(よしい・はる)(キャラシート)PL:自動
PC2:"ウラハラ"() 日生 日出人(ひなせ・ひでと)(キャラシート)PL:めかぶ

メインログ雑談ログ

目次

プリプレイ

GM:では今宵の一夜二人転……今宵? はじめてまいりましょう
芳井春:うおおお
日生日出人:イエーイ!
GM:本日、芳井春さん、日生日出人さんが陥る事変は『本人が分裂、もとい分体が生まれしまう』といったもののようです。
GM:こりゃ大変だ!
芳井春:たいへんだ~
日生日出人:たいへんだ~
GM:原因を解明し、見事自体を収束に導きましょう!
GM:では自己紹介のターン!
GM:芳井先輩からお願いします。
芳井春:ふふん
芳井春:よしい・はる。コードは《トランジ》。
芳井春:甘い目元の大柄な青年。UGNエージェントですがさして素質はなく、戦闘能力もほぼない。
芳井春:脆弱な肉塊を従者として使役できる程度です。いちおう僅かな熱と毒を撒き散らしながら死ぬこともできます。
芳井春:基本は探知による情報収集と、この肉塊を使い捨てての防御がお仕事。
芳井春:シンドロームはブラム=ストーカー/サラマンダー/エグザイルのトライブリード。
芳井春:従者型で、基本はメジャー放棄カバーと毒と反撃、それからミドルでの頑張りという感じで。
芳井春:あとはDロイス【組織の助力】もあるよっ。
GM:全体的に汎用性がすごい
GM:従者くんもがんばってね。
血肉細工:がんばる~
GM:グロかわいいね♡
芳井春:攻撃はバディにお任せするのです
GM:あっ芳井先輩のキャラシはこちら
GM:(キャラシート)
芳井春:あ、忘れてた!
芳井春:ありがとう香上!
GM:緊張しているんですか(笑)
芳井春:それはそうだろ
GM:うん……
GM:ありがとうございます。
GM:では次に参りましょう。日生先輩お願いします。
日生日出人:はあい~
日生日出人:(キャラシート)
日生日出人:ひなせ・ひでとです!コードネームは《ウラハラ》。
日生日出人:19歳、UGNエージェント。ヒナって呼んでくださいね。
GM:ヒナ~♡
日生日出人:んへへへ~
日生日出人:染めたピンクベージュの髪がトレードマークで、外見は派手め、性格は割と控えめ、のんびりマイペースな感じです。
日生日出人:能力で外見を自由に変えることができ、ファッション感覚で男になったり女になったり自由にやっています。
日生日出人:シンドロームはソラリス・オルクス・エグザイルのトライブリード。
日生日出人:《ディストーション》を起点にした社会型の白兵攻撃を行います。
日生日出人:火力は控えめですが、《宵闇の魔花》による達成値増加、《領域の盾》によるカバー操作と、支援もあるので、
日生日出人:上手い事連携とってやっていけたらいいな~。
日生日出人:そんな感じです!よろしくおねがいします!
GM:バディとの連携がキーになる気がしますね。
GM:がんばってイチャイチャ……もとい巧みなコンビネーションを見せてもらいたいものです。
日生日出人:はあい イチャイチ…コンビネーションで制していきます
GM:ありがとうございます!
GM:それでは始めて参りましょう。

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OP

GM:登場侵蝕は80%固定のため不要となります。
GM
GM:某日・昼 九株市・歓楽街
GM:某県九株市。
GM:大規模FHセル同士の対立関係を背景に、それぞれの息のかかったギルドと鴻央会の諍いが跡を絶たない犯罪都市。
GM:君たちの活躍により、その諍いも鳴りを潜めた───
GM:かのように思えるが、未だ予断は許さない状況にある。
GM:先日の一件。ギルドと鴻央会の抗争を未然に防いだUGN────が、新たに入手した情報。
GM:『FHがギルドに提供したレネゲイドアイテム、そのひとつがこの街のどこかに隠されている』。
GM:君たち二人に任務として通達されたのは、そのレネゲイドアイテムの捜索だ。
GM
GM:夜になれば怪しくも綺羅びやかなネオンの光に彩られ、喧しいほどの活気に包まれるこの地区も。
GM:この時間帯にはしん、と静まり返り。君たち2人の足音だけが、辺りに響き渡っている。
日生日出人:「五限あったんだけどねえ」
日生日出人:脱色したピンク髪の青年が、片手にフリルのついた傘を持って、ひょこひょこと歩いている。
日生日出人:「サボッちゃったあ」
芳井春:「任務無くても、ちゃんと通ってるの見たことない」大柄な青年が笑う。
日生日出人:「え~、そんなことないよ」
日生日出人:「たまには……行く」
芳井春:「単位取れてんの?」
日生日出人:「んへへ、ヤバいの」
芳井春:「ヤバいのかよ」
日生日出人:「超ヤバくて」ふにゃふにゃ笑います。「だから今日は行ったし…、あ、それでね」
芳井春:周囲に目を配りながら。大きな手がときおり貼られた紙などを捲ったりしている。
芳井春:「ん」
日生日出人:指を見せる。いつもネイルを塗られている爪、今日はそれが剥げている。
芳井春:「おー」
日生日出人:「るいちゃん…、あ、友達なんだけどね、これ、やって~って言うとやってくれんの」
芳井春:「あ、サロン的な?」
日生日出人:「うん、るいちゃんは普通に同級生なんだけど、人のやるの好きなんだって」
日生日出人:「だからねえ、空きコマにやって~って言おうと思って、それで学校行ったんだよ」
芳井春:「そっちか。授業受けろよ」
日生日出人:「うはは」
芳井春:その剥げた爪を見やって。
芳井春:「塗るやつ自分で持ってる?」
日生日出人:「んえ? 一応持ってるよお」
日生日出人:意味もなく手をぐーぱーしている。
芳井春:「じゃあ後でやっていい?」
日生日出人:「え~~?」
芳井春:「そういうやつやんの好き」笑う。
日生日出人:「ええ、経験者なの」 瞬きする。
芳井春:「塗ってる間暇だろ」主語が抜ける。
日生日出人:「ん? んん。おしゃべりするよね」
芳井春:「塗って乾かしての間待つより塗ってる方が暇じゃないんじゃね、と思って」
芳井春:「やった気がする」
日生日出人:「………」きょとんとした後、なんの話をしているのかようやく気付く。
日生日出人:「あ~~~」
日生日出人:「へ~」
日生日出人:「そういう感じなんだあ~」
芳井春:「てか、おまえこそやりそうだけど」
芳井春:「そういうのしねえの?」
日生日出人:「俺?」
芳井春:「そうそう」
日生日出人:「えっと、彼女いるときでしょ? ええと」
日生日出人:「俺やるより、相手の方がぜったい上手いから、怒られたらやだな~ってなって…」
芳井春:「…わかる」
日生日出人:「やってるくせに」
芳井春:「それでもうしなくていいって言われた」
日生日出人:くすくす笑う。「え~~」
芳井春:「いや…でも今のが器用な気がする。いけそう」
日生日出人:「プラモデルとは違うんだよお」
芳井春:「なんで言ってねえのにバレた」プラモみたいなもんだろと思ってしていた。
日生日出人:「どっちの気持ちもわかるので~」ふにゃふにゃ笑う。
日生日出人:「だいたい、まずは仕事を終わらせてからだよ~」
芳井春:「そりゃな。おまえの単位も犠牲にした甲斐がねえ」
日生日出人:「まだ犠牲になってないよお」
芳井春:「じゃあ単位を助けてやるためにも、か」
芳井春:少しふざけた調子でいい、ポケットからライターを取り出す。
芳井春:シガレットケースに入れた汚れた紙片に火を点ける。白昼の暗さがオレンジに少し明るくなって。
芳井春:コンボ『そばにいて、と■は言う』/《赤色の従者》《血の絆》を使用。
芳井春:HP15の従者を作成。シナリオ間持続。以降自身のダイスはすべて-3されます。
芳井春:芳井春の侵蝕率を8(→ 8)増加 (80 → 88)
日生日出人:それを眺めながら口を開く。
血肉細工:燃え屑と火から生まれたいびつな赤子のような肉塊が、這ってどこかに消えてゆく。
日生日出人:「とりあえず、コインロッカーから見てく?」
芳井春:「あー、いいかもな。前もあったしな、チンピラの爆竹みてえなの」
芳井春:その道筋に目を配らず、ヒナセのほうを振り返る。
日生日出人:「何それえ」くすくす笑っている。
日生日出人:従者のおどろおどろしさについては、慣れているので心の準備ができていれば驚かないぞ。
芳井春:「香上が素手でぶっ壊したヤツ」
日生日出人:「しんちゃん、やってるねえ」
日生日出人:「今回も、そういう武器みたいなやつなのかな…? なんか、アイテムらしいよ~って情報しか分かってないんだよね」
芳井春:「ICチップくらい小型とかだと困るな。持って移動されてるケースもあるし」
GM:では、そうして君たちが会話をしているうち。
GM:少し先、曲がりくねった路地の奥あたりだろうか。
GM:微かなワーディングの気配が感じ取れる。
芳井春:わずかに眉を顰める。「…あれ」
日生日出人:「……お」一緒に反応する。
芳井春:大股でそちらに歩みよります。
日生日出人:「移動してるケースかな」 冗談のように言いながら、傘を持ち直してついていく。
GM:OK。
GM:反応があった場所に君たち二人は足を運ぶ。
GM:この地区の路地は、何処もかしこも。乱雑に経てられたビル棟の影により光を遮られ、昼間でも薄暗い。
GM:中でも一層、暗いその奥狭まった場所に、微かに光るものがある。
GM:ヒトの拳大ほどの、真紅の宝石が。脈動するように、怪しげな光を放っている。
芳井春:「……石か」《エバーグリーン》と呼ばれたエメラルドの色をふと思い出す。躊躇わず其方へ。
日生日出人:後方できょろきょろと辺りを見回し、とりあえず他者の気配がないことを確認している。
日生日出人:「見るからにヤバそうじゃない? このピカピカ」
日生日出人:「とりあえず、支部に持ち帰って検証かなあ。探してたやつだといいねえ」
芳井春:「どのみちこの手のを放置してもアレだ」
血肉細工:春の足元から這い、確認がてら近寄ろうとする。
日生日出人:「こういう時、最悪なのはアレだよね……」言いかける。
GM:では。
GM:“トランジ”から生まれた肉塊のその手が、宝石に触れようとしたその刹那。
GM:目を開けていられないほどの眩い光が辺りを、従者を。君たち二人を包む。
GM:時間にして僅か。瞬きほどの間だったが。
GM:其処にあった宝石は。影も形もない。
日生日出人:「わっ…」
芳井春:「ん」
GM:お互いを見る限り、外傷などは見当たらないが。
GM:“ウラハラ”は。むずむずとした痒みのような感覚が広がっていくのがわかる。
GM:次第にそれが、それが全身に周って。
GM:自らのレネゲイドの一部が、切り離されるような感覚を覚えて─────。
日生日出人:「んんっ…」全身を襲うぞわぞわした感触に思わず目を瞑る。
日生日出人:すぐにその感覚がなくなり、何事かと目を開く。
芳井春:「ヒナセ?」毒の類かと腕を掴もうとする。
日生日出人:「あれ?」
芳井春:「…あ?」
日生日出人:「え?」
日生日出人:視界にまず飛び込んできたのは自分の後ろ姿、そしてその腕を掴もうとしている春くんの後ろ姿。
日生日出人:振り返ると、性別を変えた自分の姿。
日生日出人(女):自分(男)の姿を見て、瞬きしている。
芳井春:視線を辿る。気づく。
日生日出人(男):自分(女)の姿を見て、瞬きしている。
芳井春:「……な」
日生日出人(女):「俺が…」
日生日出人(男):「二人になってるう」
日生日出人(女):「どういうことお?」春くんを見上げる。
日生日出人(男):「どういうことお?」春くんを見上げる。
芳井春:「うわ」
芳井春:「ハモるな」
日生日出人(男):「ええっ」
日生日出人(女):「ええっ」
日生日出人(男):「そんなこと言われても…」
日生日出人(女):「そんなこと言われても…」
日生日出人(男):「……」顔を見合わせている。
日生日出人(女):「……」顔を見合わせている。
芳井春:片方が擬態したなにかかと思い、どっちにも触れてみる。
芳井春:「…映像とかではないか」
芳井春:「や、つーかその前に報告して…」
芳井春:冷静そうな顔でけっこうテンパっている。何?
日生日出人(女):「くすぐったいねえ」
日生日出人(男):「どっちも俺だよねえ」 あまり話を聞いていない。
芳井春:「はー…」呑気そうな様子を見て、ため息を履く。「…とりあえず支部戻って調査」
日生日出人(女):「はあい…、あっ」
芳井春:「体調に異変とかはないか?」
日生日出人(男):「さっき言いかけたやつ、聞く?」春くんの右側で喋っている。
日生日出人(女):「体調はねえ、大丈夫だよ」左側で喋っている。
芳井春:「……今?」思わず笑ってしまう。
芳井春:「おまえな~……」
芳井春:「なに」口元を押さえ、続きを促す。
日生日出人(男):「あっ、ていうか、それこっちの俺が言えば本人だよおって分かるよね」反対側の自分を指さす。
日生日出人(女):「うん、あのねえ」指を差されて見上げる。
芳井春:「お、賢い」
日生日出人(女):「さっきのアイテム、あれ、あそこに置いてあったの、俺達を誘う罠だったら最悪だよね~って」
日生日出人(男):「引っかかっちゃったねえ~」へらへら笑っている。
芳井春:「……今?」
芳井春:息を深く吐き出す。「……まあ、体調に異変とか怪我がないだけ、マシか、いまのところ」
芳井春:おまえはなんのためにいるんだか、と足元を這いずる血肉を見やってから、ふたりの背を押して歩かせた。

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ミドル1

GM:ではミドルシーンに移っていきます。
GM:侵蝕率は先程の通り、80%固定。よって登場侵蝕も不要。
GM:二人転ルールによりFS判定ってやつを……やっていくぜ!
日生日出人:うお~!!

【ミドル判定】
FS判定で行う。
使用技能:≪情報:UGN≫ ≪情報:噂話≫
難易度:6
最大達成値:9点
目標進行値:4  

GM:1ラウンドあたりの進行値は最大2。
GM:特殊ルールとして片方が支援判定を行い成功した場合、もう片方の達成値を+3し、最大達成値を10とする。使用技能は≪意志≫とする。
GM:とのことだぜ。
GM:あっ!またやってしまった
芳井春:ヒナセは社会に強い!
GM:OP終了時にロイス獲得出来ますが……
日生日出人:えへん!
GM:いかがなさいましょう。
芳井春:あっ!
GM:今回なんですが
GM:割りと意識的にロイスを取っておくといいかもしれません。取らなくても大丈夫だけど
日生日出人:フムフム!
芳井春:ほう・ほう
GM:二人転だから難しいかもだしね。
日生日出人:では芳井春くんさんには 友情:〇/嫉妬で取得していることでおなじみですが
芳井春:初期ロイスに日生日出人 〇安心/嫉妬があるのですが
芳井春:オソロっち
芳井春:どうしよっかな。分裂してるけどいまの認識だとヒナセだな~なので
芳井春:おいおい考えてゆこう
日生日出人:香上くんに取得しようぜ!話出ましたし
GM:あ、香上いちおう
GM:あとで出る予定あるかも ないかも(?)
日生日出人:あら~♡
芳井春:どっちなんだい(きんにくん)
GM:好きにしな!
芳井春:では先取りしとこっと
日生日出人:じゃあ先に 香上進一郎/信頼:〇/危ないことしちゃだめだよ~ で取得!
芳井春:香上くんに 〇連帯感/心配!
GM:爆竹を 素手で掴んだ だけなのに (俳句)
GM:それで……
日生日出人:あとこちら 学校の友達/友情:〇/隔意 で取得もしておきます
GM:二人転だと……ハプチャがあるんですが
GM:いかがいたしましょうか。
芳井春:へー学校の友達と春おなじ友情ジャン!
芳井春:ハプ!
芳井春:すでにハプっているが…どうしようかな?
日生日出人:ふむふむ
日生日出人:チョイスできるなら、「4:二人で協力して作業に当たる」か「6:特殊技能の要求」が無難そうですかね
GM:そうおもっていました(?)
芳井春:あ、いいね!
日生日出人:GM様…!
芳井春:マスター・ゲイム!
GM:どっちにしましょか?
日生日出人:そこふたつでチョイスしてみます?
GM:どっちでもあれならダイスで表裏きめちゃおっか
日生日出人:そうしよそうしよ~
芳井春:わーい
GM:k
GM:choice[4:二人で協力して作業に当たる,6:特殊技能の要求]
DoubleCross : (choice[4:二人で協力して作業に当たる,6:特殊技能の要求]) → 6:特殊技能の要求

GM:6ですねえ!
芳井春:やるぜやるぜ特殊技能
日生日出人:ほほ~~ん
GM:じゃあチョイスしてこ
GM:choice[運転:任意,芸術:料理,芸術:歌唱,芸術:演奏,芸術:ダンス,芸術:絵画,芸術:コスプレ,知識:外国語,【肉体】(力仕事),交渉,調達]
DoubleCross : (choice[運転:任意,芸術:料理,芸術:歌唱,芸術:演奏,芸術:ダンス,芸術:絵画,芸術:コスプレ,知識:外国語,【肉体】(力仕事),交渉,調達]) → 交渉

GM:なるほどね。
日生日出人:なるほどね…
芳井春:ナルホドネ
芳井春:こういう街ゆえな
GM:コスプレじゃないのか……(落胆)
日生日出人:そういうのは香上くんがやるべきだと思う
GM:?
芳井春:みんな着て
日生日出人:わかるだろ美舞 なあ
GM:なんのことかな……
GM:じゃあそうだな
芳井春:判定は情報でやろうかな なんにせよおにくにさせるんだけど
GM:6はシーン中にやってきましょっか かんがえておきます。
GM:取り急ぎはそうですね、FS判定のほうおねがいします!
芳井春:はーいっ
日生日出人:は~い 使用技能が《交渉》に代わることになる感じかな
芳井春:あ、そうか
芳井春:どっちにしろ社会はヒナセ強い(自慢)
日生日出人:へへん ひとまずこちらから《交渉》で判定してみましょうか
芳井春:みまもるはる
日生日出人:7dx+1>=6
DoubleCross : (7DX10+1>=6) → 10[2,2,3,5,6,6,10]+8[8]+1 → 19 → 成功

芳井春:まあー!
日生日出人:大得意でした
芳井春:すごい!
芳井春:さすが フフン
GM:あ、6ってそうか。使用技能がそれになるんでしたね。失礼しました
GM:だが成功!さすがですね。
日生日出人:全然大丈夫!やりました
芳井春:えーと、それならこちらも交渉さすか。
芳井春:ゆけっ従者
血肉細工:3DX>=6
DoubleCross : (3DX10>=6) → 9[6,7,9] → 9 → 成功

GM:ウフフ
血肉細工:よっせい
日生日出人:ばっちりね!
芳井春:おしおし
GM:これで進行値は2/4……あってるかな? あってるだろ!
日生日出人:あっそうか あれだ
日生日出人:あっいや!なんでもなしです 2/4であってるよ!
GM:よかった~(ホッ)
芳井春:よくわかっていないので出目がいいからすごいことだけを感じている。
GM:では判定に成功した暁に以下の情報をプレゼントしちゃいますね。
日生日出人:え~!うれしい~!
芳井春:大切にするからね

■捜索中のレネゲイトアイテムについて
真紅の輝きを放つ宝石のような形状をしたレネゲイドアイテム。
ギルドを裏から支援していたFHが手掛けた一品であり、“エバーグリーン”開発にあたり生まれたプロトタイプの一種。試作コードは“ネバーポピィ”。
しかし、FHが要した基準────レネゲイドを沈静化させる効力は持ち得ず、対象のレネゲイドを不安定にさせる効果しか持ち得なかったため、破棄予定だった。
現在時点で判明している“ネバーポピィ”の効力については、当アイテムによって生み出された“分体”はレネゲイドによるものであり、外見・記憶・思考・能力については“本体”と同一であるということ。  

GM:ではシーンを進めて参りましょう。
GM
GM:某日・昼 九株スカイビル 2F 空きテナント
GM:捜索中のレネゲイドアイテムにより、“ウラハラ”が分裂してしまった!
GM:騒然とする九株市支部に君たち二人───三人が帰還し。通りすがる支部員たちの同情や怪訝、羨望の眼差しから逃れるようにやって来たのは。
GM:旧棟ビルの空きテナントにして倉庫。とあるエージェントが、ひっそりと私用化している秘密基地。
芳井春:「はーー。説明めんどくせえ…!」上着を脱いでハンガーに掛ける。
芳井春:フック代わりに使っているせり出した柱に干し、置いているソファにどかっと座る。
ヒナセ(男):「本当に双子だったの?って聞かれたの困っちゃったねえ」くすくす笑っている。
ヒナセ(女):「そんな春くんにねえ、改めて説明しなくっちゃ」その隣でくすくす笑っている。
ヒナセ(男):「さっき受けた簡単な検査と、さっき届いた調査資料を合わせて考えると…」
ヒナセ(女):「この俺は、"ネバーポピィ"に反応して生まれた、《ウラハラ》の幻覚物質の固まり…ってことになるみたいだねえ」
芳井春:「あー、一回バラけてんだっけ、いつも」
芳井春:「そこでエラーでダブらされたみたいなイメージでいいのか」
ヒナセ(男):「うん、いつもはねえ、切り取りして貼り付けしてるんだけど」
ヒナセ(女):「コピーして貼り付けちゃったみたいな」
ヒナセ(男):「それでもやっぱり、俺には変わらないから、感覚とかも一緒だよお」
芳井春:ヒナセも座らせようとして椅子を追加で引っ張り出す。
ヒナセ(女):「でも、一応、いろいろテストしておいた方がいいかなあ」春くんの様子を見ながら首を傾げる。
芳井春:「おお?」いまいち理解しきれていない。
ヒナセ(男):「俺と俺で、感覚を共有してるのかなって…いう…」やおらもう一人の自分(女)に近寄り、くすぐりはじめる。
ヒナセ(女):「うははは」くすぐられてくすくす笑う。
ヒナセ(男):「うわあ、俺を触ってるのキモい~~」
芳井春:「…共有はしてねえっぽい?」
ヒナセ(女):「たぶん…」首を傾げる。「春くん、なんかしてみてよ」
芳井春:「無茶ブリ」
ヒナセ(女):「え~っ…、あ、そうだ、こっそり内緒話いうとか」
芳井春:「えー」立ち上がり二人を見下ろす。片方ずつは見慣れた男女。妙な感じだ。
ヒナセ(男):「同時に別々のことするとか?」
芳井春:(双子っつーか、どう見てもヒナセが二人)
芳井春:ん、と考え込む。
ヒナセ(男):「んふふ」
芳井春:くすぐられていない方のヒナセ(男)の頭をわしゃりと撫でてみる。
芳井春:「別のこと…」
ヒナセ(男):「考えこんで…わああ」
芳井春:「これ感触ある?」ヒナセ(女)に訊いてみる。
ヒナセ(女):「え~っ」
ヒナセ(女):「無いけど…、なんかはずい~~」
芳井春:わしゃわしゃと柔らかい髪を乱す。「……自分視点だしな…」
ヒナセ(男):「ねえ髪崩れるう」
芳井春:「はいはい」手を離す。「マジだ」
芳井春:申し訳程度に少し指で直す。
ヒナセ(女):「触ってる感触ばっかりじゃだめだよお」
ヒナセ(男):崩されたヘアセットをもぞもぞと直している。
芳井春:「後なんだ…なんか食うとか?」
ヒナセ(女):「ごはん?」
芳井春:「触覚以外っつーから…どうなんだろ」
芳井春:「あーでもハダイヤでも様子聞かれたらダルいな」
ヒナセ(女):「あ~……、あっ」閃く。
芳井春:「どした」
ヒナセ(女):「この状況を活かしたことも、しておくべきだと、思います!」
芳井春:「………活かしたこと………?」
ヒナセ(男):「あっ、そうだ! 春くん、そっちの俺に近付いて」
ヒナセ(男):スマホをいそいそと取り出す。
芳井春:「は……?」といいながら言われた通りに近づく。
ヒナセ(女):腕を絡め、ピースをする。
ヒナセ(男):その様子をばしばしと写真で撮る。
芳井春:「なんだこれ???」
芳井春:笑顔を作る間もなく撮影される!
ヒナセ(女):「あのねえ、こっちの姿でいるときにね、しつこいナンパに絡まれたときに出すやつ」
ヒナセ(男):「他撮り欲しかったんだよねえ」
芳井春:「フツーに呼んでくれれば…まあいつもじゃな」
芳井春:「それくらいなら別に撮るよ」写真を見せてもらう。
芳井春:「映り悪……」
芳井春:「これ俺ガラ悪くねえか…?」
ヒナセ(女):「それがいいんだよお」
ヒナセ(男):「一発だよお」
芳井春:「ナンパ避けならいいのか…」
ヒナセ(女):「あっ、春くん彼女いない期間しか使わないから、大丈夫だよお」
ヒナセ(男):「それとねえ、双子なんでしょって絡まれた時用のやつも撮らないと」
ヒナセ(女):「撮って撮って」
芳井春:勢いに流されとりあえずスマホを受け取る。
芳井春:画角に収め。
芳井春:「……ハハ、合成みてえでウケる」
芳井春:ウケている。
ヒナセ(男):「ん~?」横から覗き込む。
ヒナセ(女):「写りどう?」横から覗き込む。
芳井春:「ほら」
ヒナセ(男):「やば~」
ヒナセ(女):「こわ~」
ヒナセ(男):「春くんは」見上げる。
芳井春:「ん?」
ヒナセ(女):「どっちのが好き?」見上げる。
芳井春:「は?どっちのもなにも…」
芳井春:「ヒナセが二人いてどっちのがって言われても」
ヒナセ(女):「んふふ」
ヒナセ(男):「マジメだなあ」
芳井春:「うるせ」笑う。
ヒナセ(男):「てかこれ、服、どうなってるのかなあ」
ヒナセ(女):「脱いだら消えちゃうのかな?」服の裾を引っ張る。
芳井春:「さすがに脱ぐなよ」
芳井春:「獣化とかするやつの服どうなってるか問題は気になるけど」
芳井春:二人の服の袖に触ってみる。「かわんねえな…、」
ヒナセ(男):「そうだねえ」ふにゃふにゃ笑う。「任務のたびに破けちゃう人、かわいそうだよね」
ヒナセ(女):「どっちも俺だもん。身体の感触も同じでしょ?」
芳井春:女性のヒナセは男のときより少し袖にゆとりがある。
芳井春:細い手に指輪もすこし余っている。落ちないように指先でかるく嵌め直してあげる。
ヒナセ(女):「わあ、なに、急に~」 笑う。
芳井春:「前から気になってたんだよ、体かわるとダブつくの…」
芳井春:「見比べるとやっぱサイズ変わるんだな」男のヒナセの指と見比べて笑う。
ヒナセ(男):「そりゃあそうだよお」もう一人の自分(女)と手を合わせる。
芳井春:「おー。けっこう違う」
ヒナセ(女):「改めてじっくり見られるのはず~」
芳井春:「ふ」視線をあげるとやはりヒナセが二人いて、少しウケている。
芳井春:「やっぱどっちがってか」
芳井春:「ヒナセだよなってなる」
ヒナセ(男):「え~、何それ」
芳井春:「おまえもどっちが好きとかあんの?」
芳井春:「どっちでいるのが楽とか、好きとか」
ヒナセ(男):「ん~? それは…」自分(女)を見る。
ヒナセ(女):「…」自分(男)を見る。「……場合によるよねえ」
ヒナセ(男):「あっ、ごはんを食べる量は、どっちも同じだよお」 そして、なんとなく話題を逸らす。
ヒナセ(女):「俺ねえ、おなかすいてきた」
ヒナセ(男):「俺も~」
芳井春:「ふうん」そのまま逸れた話題の方に乗って。
芳井春:「なんか買ってくるか。食いたいのある?」
ヒナセ(男):「え~、俺もついてく」
ヒナセ(女):「俺ねえ、待ってるう」
芳井春:「おお、分かれた」
ヒナセ(女):「ぜんぜん別のことしてるとどうなるか、実験~」
芳井春:「なんかあったら連絡しろよー。スマホ持っといて」
ヒナセ(女):「はあい~」手を振る。
芳井春:「マジで同じ量食うかも試すか」笑ってドアを開ける。
ヒナセ(男):「食べるよお」言いながら、一瞬、もう一人の自分を改めて見つめ、踵を返す。

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ミドル2

GM:ではミドル2。
GM:じゃない!
GM:ロイス取得などあれば。
日生日出人:ひとまず大丈夫ですぜ!
芳井春:おなじくぜ!
GM:OK!
GM:では改めてミドル2。
GM:ハプニングチャートは暗黒会議の結果、こちらになりました。
GM:1:支部員など共通の知り合いに出くわす。GM・見学席等に知り合いのPCがいれば出演してもらうとよい
ラウンド中の使用技能を≪意志≫に変更する。

香上進一郎:自分がちょっと……序盤お邪魔しますね。
芳井春:香上~!
日生日出人:しんちゃんだ~!
日生日出人:そしたらこちら支援にまわろうかな
GM:そうですね!FS判定の使用技能は《意志》になりますからね。
日生日出人:ですね…!では先に支援判定から!
日生日出人:4dx>=6 意志 素振り
DoubleCross : (4DX10>=6) → 5[3,4,4,5] → 5 → 失敗

日生日出人:ニャッ
芳井春:ヌオン!
GM:ヒナセ~ッ!
芳井春:あ、それなら私あれでいくか
血肉細工:『使い物にならない』/Dロイス【組織の助力】これを一回分使おう
GM:なるほどね。
日生日出人:春くん…!あとは頼んだ
血肉細工:能力値10、技能LV5として判定。シナリオ3回。
GM:あっそうだ
GM:あっなんでもないです
血肉細工:ダイボ乗ったはずねこれ…たしか
GM:ヒナちゃん財産が……
GM:乗ることにしましょう。
日生日出人:くすん……
血肉細工:11DX+5
DoubleCross : (11DX10+5) → 10[1,2,2,2,2,3,3,8,8,9,10]+1[1]+5 → 16

日生日出人:あっすごい!
GM:お見事!
芳井春:優秀おにく!
GM:では成功!で進行値……3/4?
血肉細工:組織の助力、香上くんのことじゃね?
GM:どうしようかな……
GM:こうしよう。
日生日出人:4/4よ!
芳井春:ん、4でいいんじゃないかなたしか
日生日出人:10以上を出せれば進行値+2になるぜ!
GM:あっ支援失敗してるから最大値9だと思ってた
芳井春:私が最大値だしてるから、2進んだ計算になる…はず!
GM:ちょっと都合により香上くんになんとかしてもらいましょう。
香上進一郎:《バディムーブ》を使用。日生先輩の達成値を+3。
芳井春:組織の助力じゃん
GM:これで支援成功だし芳井先輩の最大達成値も10になって進行度4/4でなんの問題もねえよな~ッ
芳井春:その精鋭ぶり…誇ってくれ
日生日出人:わ~~い!!
日生日出人:素敵な後輩がいてうれしいぜ
GM※支援判定は失敗してもそれはそれで今回進行度4/4になるそうです ごめんね※
芳井春:勉強になる…!
日生日出人:成功できてうれしい~!
GM:では成功ついでにオマケでまた得られる情報があるのですが
GM:それは次のシーン内で開示していきましょう。
日生日出人:おす!
GM
GM:某日・午後 九株スカイビル 2F 空きテナント
芳井春:コンビニで買ったものを取り出す。ハダイヤではなくこっちに行ったくせにカレーが食べたくなり、ハヤシライスに落ち着いた。
芳井春:「ヒナセのは普通に選んだのを二個にしたけど、それでよかったのか?」
ヒナセ(男):「別々のにしよ~って思うと、逆に決められなくなりそうだったからね~」
ヒナセ(女):「これねえ、前から気になってたやつだし、大丈夫だよお」
ヒナセ(女):新発売の激辛カップラーメン。お湯は下で入れてきた。
芳井春:「そういや新しいやつか…」
ヒナセ(男):「湯気が辛い~」目をしぱしぱさせている。
芳井春:ペットボトルのアイスティーの蓋を開ける。「食えんの?」
芳井春:「こっち逆に辛くねえ~」と言いながらハヤシライスを食べている。
ヒナセ(男):「ハヤシライス、辛いイメージないねえ」
ヒナセ(女):「俺が大丈夫なら、俺も大丈夫」 なぞかけみたいに言って、くすくす笑う。
芳井春:「カレー亜種感」
ヒナセ(男):「あとねえ、返信あった?」 自分(女)に。
ヒナセ(女):「まだ~」
芳井春:「ん?」
ヒナセ(女):「見てこれえ」 スマホを春くんに見せる。ゆきくんとのライン画面。
芳井春:「ユキ!?」
ヒナセ(女):『見て~(形容しがたいスタンプ)』の文字とともに、自分が二人並んでる写真を送信している。
芳井春:「あいつ学校だろ…」
ヒナセ(男):「実は双子なんだよ~って言ったら信じるかなあっていうドッキリ…、あっ、そっかあ」
芳井春:なんとなく自分と撮ったほうではなくホッとしている。
芳井春:「チカコちゃんの誤解がさらに深まって面倒くさいことになりそう」
ヒナセ(男):目をしぱしぱさせながら赤いスープのラーメンを食べている。
芳井春:「つかそれどう?」
芳井春:辛いものは好きなので気になり始める。
ヒナセ(女):「わあ、そうだ!千夏子ちゃんにも送って…」
ヒナセ(女):「あっ、辛いよお」
ヒナセ(男):「あっ、辛いよお」
ヒナセ(男):ハモる。
芳井春:ウケる。わりとツボ。
ヒナセ(男):「……」顔を見合わせている。
ヒナセ(女):「……」顔を見合わせている。
芳井春:スマホを録画モードにしてみる。「ヒナセ」
ヒナセ(男):「ん~?」
ヒナセ(女):「何?」
芳井春:「そこはハモんねえのかよ」
ヒナセ(男):「え~」ふにゃふにゃ笑う。
ヒナセ(女):「撮られるのハズいし~」ふにゃふにゃ笑う。
芳井春:「基準謎だな…」録画を止めてそのままスマホを放る。
芳井春:「さっきは撮ってたろ」
ヒナセ(女):「自撮りは別だもん~」
芳井春:「自撮りのがハズくね…?」
ヒナセ(男):「動画のがはずくない~?」
ヒナセ(女):「ね~」
ヒナセ(男):「ね~」
芳井春:今かよと思うが言わない。
ヒナセ(女):「てかねえ、他の人に誰か会った? こっちはねえ、誰も来なかったよお」
芳井春:「おー。たぶんこっちも…」
ヒナセ(男):「いなかったよねえ。待機しててって言われたままだしねえ」
GM:では。噂をすれば。丁度、遠くからこちらへ近づいてくる足音が聞こえてくる。
香上進一郎:「失礼します」
香上進一郎:「芳井先輩、日生先ぱ─────」
ヒナセ(男):「あっ、しんちゃんだあ」
ヒナセ(女):「あっ、しんちゃんだあ」
芳井春:「おー」
香上進一郎:「………ま、マジで二人いる」
ヒナセ(男):「二人いるよお」
ヒナセ(女):「触って確認していっていいよお~」
香上進一郎:「け、結構っス」
芳井春:「セクハラか?」
ヒナセ(男):「えっ、これ、セクハラ? ごめんねえ」
香上進一郎:ムニャムニャと何かを口ごもり、室内へと入る。
香上進一郎:「あっ。差し入れ持ってきたんですが。もうお昼、食べてらっしゃったんですね」
芳井春:「あ、そのために来てくれたのか?」
香上進一郎:持ってきたビニール袋───ハダイヤのロゴが貼ってあるそれをテーブルの上へと置いて。
ヒナセ(女):「わあ、ありがとねえ」
芳井春:「カレーじゃん」冷蔵庫に入れる。
香上進一郎:「ウインナーも乗ってますよ……とまあ、これはついでで」
ヒナセ(男):「嬉しい」にこにこしています。
香上進一郎:「お二人が捜索していた例のアレ。情報、新たに入ってきたやつ、纏めてきました」
芳井春:「ん。《ネバーポピィ》の件か。悪いな」
香上進一郎:懐から、ややカレーの芳しい香りがする、クリップで止めた紙束を取り出してみせる。
GM:というわけで。お二人はネバーポピィについての新たな情報が手に入ります。

■“ネバーポピィ”について
・特定のシンドロームを有するオーヴァードにのみ効力を発揮する。
・対象のオーヴァードが有する記憶を媒介に、レネゲイドで象られた対象の“分体”とも呼べる虚像を作り出す。
・今回“ウラハラ”が陥っているような、形状・記憶・思考などがここまで本人と同一の分体が生成されるのは極めて稀。“ウラハラ”自身の能力と“ネバーポピィ”の性質が上手く噛み合ったためと思われる。
・持続時間は対象により可変。短くて半日、長くて一週間ほど。
・また、今の状態を保った“ウラハラ”であれば、自身と似通ったレネゲイド反応を探ることで、消えた“ネバーポピィ”の場所のあたりをつけることが可能。
・先程接触し、消えた場所からそう遠くない場所にある筈だろう。  

ヒナセ(男):「わあ、報告ありがと~」
香上進一郎:こくり、と頷いて。
香上進一郎:「やはり、事態を収束に導くのに。手っ取り早いのは」
香上進一郎:「“ネバーポピィ”自体の破壊である、との見解もありました」
香上進一郎:「今は安定しているようですが……」ちらり、と日生先輩の方に視線を向けて。
香上進一郎:「このあと、どんな悪影響があるかは。定かではないですから」
芳井春:「通常より適合してるっていうなら」
芳井春:「ちょっとな…」
ヒナセ(女):「そうだねえ」ふにゃふにゃと苦笑する。
香上進一郎:「……芳井先輩の方は?」
香上進一郎:「身体に異常などは?」
芳井春:「俺は特に。あっちにも何も」従者のこと。
芳井春:「シンドロームに影響するのか。エグザイルは同じだから…ソラリスかオルクス」
ヒナセ(男):「記憶を操るっていうなら、ソラリスの可能性が高いかなあ…どっちもかもだけど」
芳井春:「ソラリスかな」緑の色が頭に過ぎる。ヒナセを一度見る。
香上進一郎:「あるいは……まだ、症状が表に出ていないだけかもしれません」
香上進一郎:「何か兆候があれば、すぐにご連絡を」
ヒナセ(女):「はあい。ありがとね…皆にもよろしくお伝えください~」
ヒナセ(男):「ご心配おかけしてます~~」
芳井春:「悪いな」
香上進一郎:ぺこり、と頭を下げて、立ち上がる。
香上進一郎:「自分の方でも、倉間と足使って探して来ます」
香上進一郎:それだけ残して、踵を返し去っていく。
ヒナセ(男):それを見送りつつ、食べ終えた容器を置きながらぱちぱちと瞬く。
ヒナセ(女):「仲良くやるんだよお~…」手を振って、去るのを見送る。
芳井春:「探知は頼むことになりそうだ」
ヒナセ(男):「ん~、ほらでも、結果的に俺の失態だからねえ」
ヒナセ(男):「むしろやらせてください~だよお」
芳井春:「俺もだろ」笑って。
芳井春:「……あと、今かって感じだけど、心配ついでで」
ヒナセ(女):「ん?」
ヒナセ(男):「ん~?」
芳井春:「特に、そっちのとき。あんま触ってとか言うの」
芳井春:「なんかな…こういうの何様感すげえな」言いながら。
ヒナセ(男):「……キモい?」
芳井春:「いや」
ヒナセ(女):「言わない方が普通?」
芳井春:「せっかくなんにでもなれるのに、ナンパ避けとかで苦労されんのは」
芳井春:「なんか俺が嫌だから言った」
芳井春:「…何様だよな」苦笑する。
ヒナセ(女):「…」困ったような顔をして、両側のもう一人の自分と顔を見合わせる。
ヒナセ(女):「もっとうまくかわせるようにできたらいいんだけど…、ごめんね」
ヒナセ(男):「あっ、でも、何様とは思わないよっ」
芳井春:「おまえがいいならいいけど」
芳井春:「余計なお世話なのは分かってるし…キモくもねえし、普通とかもいいから」
芳井春:「なんだろうな。要らねえ苦労しなくていいよって話」
芳井春:そういう無駄な苦労を背負い込む人間には、覚えがありすぎるから。
ヒナセ(女):「んんん…」頷く。
芳井春:「鳩避けにならいくらでも使ってくれよ、デカく育ったし」冗談めかす。
芳井春:「そんだけ」
ヒナセ(男):「…大丈夫?」 心配そうに顔を覗き込む。
ヒナセ(女):心配そうにしている。
芳井春:「なんで心配してたら心配されてんだ」素で笑う。
ヒナセ(男):「怒ってるのかなって…あっ、大丈夫なら、大丈夫だよ」
芳井春:「あーマジか…怒ってない怒ってない」
ヒナセ(男):「本当? えっと…」おろおろしている。
芳井春:「普通に。心配?不安?なだけ。…困らせるつもりでもないし」
芳井春:「なんて言えば良いかな。《ネバーポピィ》の件もだけど」
芳井春:「おまえの身になんかあったら嫌だって話をしたかっただけ。…俺がビビってるだけ」
芳井春:「おまえがいいならいいんだよ」安堵したようにもう一度言う。
ヒナセ(男):「んん」 自分ともう一度顔を見合わせる。
ヒナセ(女):「……」
ヒナセ(女):「…そんなに心配されなくても、大丈夫だし!」 声色を明るく変え、立ち上がる。
ヒナセ(女):「というのを、えっと…、あとで話します!」
芳井春:肩の力が少し抜けたまま頷く。「ん。聞きたい」
ヒナセ(男):「まずはね、《ネバーポピィ》の破壊ね、してからじゃないと落ち着かないからね」
芳井春:「いろいろ終わってから言やいいのにな」自嘲ぎみに呟いて、掌の中のライターを弄ぶ。
芳井春:言いすぎてないなら良かったな、と思う。
ヒナセ(男):「反省会は最後だよお」笑って、今度はこっちが背中を押す。
芳井春:「ふたり掛かりで押されるとすげえ重いみたいになるな…」
GM
GM:シーン終了。ロイスの取得と……
GM:あと……どうやら……調達判定ってのが……ダブルクロスにはあったみたいでえ……
芳井春:!?
GM:忘れていたので二回どうぞ。すいません。
日生日出人:あっでも
日生日出人:FS判定はシーン切り替わらず、ラウンド進行の扱いだから、1回でも良い気がする!
GM:あっなるほどね。
GM:じゃあ……1回!おねがいします。
日生日出人:はあい~!全然大丈夫!
芳井春:はーい!
日生日出人:ボディーアーマーにしましょう
芳井春:あ、そうだウェポンケースあげる
日生日出人:えっ!ありがと~!
日生日出人:じゃあワンチャンをねらい高速振動ブレードにします
芳井春:あげる用に取得してたんだったわ
日生日出人:7dx+1>=20
DoubleCross : (7DX10+1>=20) → 7[3,4,5,5,7,7,7]+1 → 8 → 失敗

日生日出人:だめだ~ おわりです
芳井春:ゆけ おにく!
血肉細工:ウオオン
血肉細工:4DX>=20
DoubleCross : (4DX10>=20) → 8[1,3,5,8] → 8 → 失敗

GM:かわいいね
日生日出人:まっ、お揃いね
芳井春:おそろッピ

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クライマックス

GM:支部員たちの尽力の末、君たちはついに“ネバーポピィ”のレネゲイド反応を特定するに至った。
GM:九株市と隣市の堺。潮の香りと波の音が微かに耳に聞こえるこの場所は。
GM:先日、君たちが三つ巴の激闘を繰り広げた造船所跡。
GM:某日・夜 九株市市境部 造船所跡
GM:KEEP OUTのテープを潜り抜け、内部へと足を進めれば。割れたアスファルトの地面や、砕けた資材の破片がそこらかしこに散らばっている。
GM:その中心で、“ネバーポピィ”が。脈動するように鈍く光を放ち。
GM:瞬間、燃えるように明るいレネゲイドの光を放つ。
GM:同時、“ウラハラ”の分体が透けるように霧散し。吸い込まれるように“ネバーポピィ”の元へ。
GM:指向性を持った光が“トランジ”を──────否。
GM:彼の血肉から生まれた従者を包み。
GM:その肉片が、血が、細胞が。“ネバーポピィ”のすぐ傍で。ヒトのよう形へと変貌して。
GM:歪に折れ曲がった手で、真紅の宝石を左胸に埋め込んだ。
芳井春:「……エグザイルか」
日生日出人:「…適合対象を変えた…って感じかなあ」 傍らにいた己が溶けるように消失したのを確認する。
日生日出人:「こっちはね、ええと…、たぶん大丈夫です。元に戻った、で…いいと思う」
芳井春:「おし。ならよかった…あれを作ってから連れて来たのはミスったな。とりあえず」
日生日出人:「あれ」向こうにいる肉塊だったものを見やる。
日生日出人:「操れそうにないよね。倒して大丈夫?」
芳井春:「制御が効かない。大丈夫だ」
日生日出人:頷き、握っていた傘を遊ぶように構える。
芳井春:「あれ強かったら腹立つな」笑って、ポケットの中のライターを握り締める。
GM:どくん、と心臓の鼓動のように光る真紅の宝石が。造船所内を照らし出し、君たちのレネゲイドを励起させる。
GM:難易度9の衝動判定です。
GM:今回、二人転ルールのため
GM:《ワンナイトフィーバー》の適用が可能です。

≪ワンナイトフィーバー≫
衝動判定時、通常の侵蝕増加でなく、侵蝕率を100%まで上昇してもよい。拒否可能。
この効果を受けた場合、戦闘終了時に侵蝕率が50%低下する。  

GM:また。
GM:今回だけのちょっとしたルールとして、以下を適用可能とします。

《ワンナイトフィーバー・改》
衝動判定時、通常の侵蝕増加でなく、侵蝕率を120%まで上昇してもよい。拒否可能。
バックトラックは通常通り行うこと。
ただし、UGN九株市支部所属のオーヴァードはバックトラックのダイスを振る前に、2d10侵蝕率を減らしてもよい。  

芳井春:!?!?
芳井春:母の力か!?
GM:母は見守っているからよ。
日生日出人:え~~すご
芳井春:エスキースとかいう最高の支部長がよ
GM:また、今回エネミーはEロイス《悪夢の鏡像》をひとつ持っています。
GM:そちらも踏まえて、通常通りの侵蝕増加を選ぶかどのワンナイを適用するかを選んでね。
日生日出人:なるほどね…!了解しました!
日生日出人:では衝動判定にいどみます!
日生日出人:4dx>=9
DoubleCross : (4DX10>=9) → 8[4,4,8,8] → 8 → 失敗

芳井春:衝動判定します
芳井春:『使い物にならない』/Dロイス【組織の助力】を使用。
日生日出人:《宵闇の魔花》! 達成値+5して成功させます。
芳井春:能力値10、技能LV5として判定。シナリオ3回なのであと一回かな
日生日出人:HP5点失いHP19に、侵蝕率4上昇しました。
芳井春:10dx+5>=9
DoubleCross : (10DX10+5>=9) → 10[3,3,4,5,7,9,9,9,10,10]+6[3,6]+5 → 21 → 成功

芳井春:たっけえ
GM:助力すご
日生日出人:日生日出人の侵蝕率を4(→ 4)増加 (80 → 84)
芳井春:≪ワンナイトフィーバー≫は通常モードで、母は見ていてもろて
日生日出人:やっば
芳井春:息子は立派にがんばるからよ!
日生日出人:こちらは《ワンナイトフィーバー・改》を適用します!
芳井春:芳井春の侵蝕率を2d10(→ 19)増加 (88 → 107)
芳井春:ちがう100だ
芳井春:これ19増えるなよさりげなく…w
日生日出人:侵蝕率120になりました~
芳井春:芳井春の侵蝕率を100(→ 100)に変更 (107 → 100)
GM:オッケー!
GM:ではエンゲージ情報。

"ネバーポピィ"[7] “肉塊”[9]

(10m)

芳井[6] 日生[9]

GM:ではセットアップから。
日生日出人:ありません!
芳井春:ないよっ
“ネバーポピィ”:《融合》を使用。
芳井春:なにっ
“ネバーポピィ”:対象は肉塊くん。
日生日出人:おやっ
“ネバーポピィ”:ラウンド間、対象は《融合》以外の自身のエフェクトを全て使用可能。
“ネバーポピィ”:この効果を受けている間、自身は移動できず、常に対象と同じエンゲージに移動する。
芳井春:寝取られた…
芳井春:俺が…
“肉塊”:なし。
GM:ではイニシアチブ。
GM:行動値10の肉塊くんから。
“肉塊”:マイナー無し。
“肉塊”:うそです。
“肉塊”:近づいちゃお。
“肉塊”:というわけで二人のエンゲージへ。
芳井春:ようこそ
日生日出人:いや~ん

"ネバーポピィ"[7] “肉塊”[9]
芳井[6] 日生[9]

“肉塊”:メジャーで≪コンセントレイト:エグザイル≫+≪オールレンジ≫+≪死神の精度≫+《流刑者の大鎌》
日生日出人:おなじやんけ~~
“肉塊”:対象は芳井さんと日生さん。
日生日出人:レネゲイドとらないで
“肉塊”:ママ……
芳井春:ウーウウー
“肉塊”:12DX7
DoubleCross : (12DX7) → 10[1,2,3,3,5,5,6,6,7,7,7,8]+6[1,1,6,6] → 16

“肉塊”:マジ?
“肉塊”:た、対応どうぞ…
芳井春:いけるかもしれん!
日生日出人:いけるかもしらん!
日生日出人:4dx+1>=16 ドッジ!
DoubleCross : (4DX10+1>=16) → 8[2,2,3,8]+1 → 9 → 失敗

日生日出人:ニャ~ス
芳井春:3DX+0@10 回避
DoubleCross : (3DX10) → 10[6,6,10]+3[3] → 13

芳井春:あっ!
芳井春:これは!
“肉塊”:ホッ…
日生日出人:《宵闇の魔花》!達成値+5して!
“肉塊”:なんだァ~?
“肉塊”:やめろい~~~ッ
芳井春:ヒナセーー♡♡
日生日出人:でもHP5点減らしてネッ…!
芳井春:芳井春のHPを5(→ 5)減少 (28 → 23)
日生日出人:日生日出人の侵蝕率を4(→ 4)増加 (120 → 124)
“肉塊”:じゃあ……ヒナちゃんだけにダメージがいきますよっ
“肉塊”:なにかあればどうぞ。
血肉細工:はいっ
“肉塊”:お兄ちゃん……
日生日出人:シン・おにくちゃん!
血肉細工:メジャー放棄でヒナセをカバーするよっ
“肉塊”:こなくそ~~~ッ
“肉塊”:ではダメージ!
“肉塊”:20-5+2d10+2d10
DoubleCross : (20-5+2D10+2D10) → 20-5+13[6,7]+8[2,6] → 36

日生日出人:春くん~♡
血肉細工:あ、宣言遅れたけどガード。
血肉細工:で
血肉細工:コンボ『いなくなれ、と■は言う』/《自動触手》《蒼き悪魔》《餓鬼魂の使い》
GM:あっと失礼 ギャッッッ
血肉細工:30のHPダメージと邪毒レベル3をお返しする!
“肉塊”:ギャアアア~~~ッ!
芳井春:芳井春の侵蝕率を8(→ 8)増加 (100 → 108)
芳井春:水滸伝!
“肉塊”:30HPダメージはもらいます。まだ立ってます。
“肉塊”:が
“肉塊”:《異形の守り》を使用。
“肉塊”:バッドステータスを受けた直後に使用。暴走以外のバッドステータスをひとつ回復する。
日生日出人:め…メタいぞ!
芳井春:本体にないことをしおってーーー!!!
“肉塊”:邪毒なんて効かねえ!同じ細胞から生まれたから!
芳井春:そう言われると嬉しいじゃないか!
日生日出人:喜んでる場合じゃないよ!
GM:演出するよ~ん
日生日出人:はあい~ん
GM
“肉塊”:大柄な成人男性ほどの体躯。しかしその造形は目を背けたくなるほどに歪。
“肉塊”:割れた天窓から漏れ出る月の光へと。慈悲を乞うように伸ばした腕が膨張し。
“肉塊”:外見からは想像も及ばないほどの速度で君たち二人へと接近し、大鎌のように歪曲した腕部を振るう。
日生日出人:「春くんっ、三秒稼いでっ」
芳井春:「ああ」
芳井春:……歪なのに、俺よりもよく出来ている。
血肉細工:自嘲より先に、それ以上に醜悪な、形すら成せない血肉が盾のように現れて切り裂かれる。
日生日出人:その背後で、日生日出人の腹部が黒く膨らみ内側からめくれ上がる──
日生日出人:己を幻覚物質に変化させ、『体内』と称する領域に同化させる、《ウラハラ》の能力。
血肉細工:存在の証すら残さず、一滴まで爆ぜて消えて。残る身体はもう裏側のみ。
日生日出人:そしてその同化を、大鎌が殺到する瞬間、隣の春くんまで及ばせる。きっと、自分が空間に溶け消失したような感覚があなたを襲う。
芳井春:自分ごと消えてなくなるような居心地のいい感覚。
日生日出人:陽炎を斬り裂いたように、大鎌の太刀は二人の身体をすり抜ける。
芳井春:笑いだしたいような気分で、なくなった自分が、切り裂かれる自分を見る。
日生日出人:「ありがと」 …これら、三秒間で行われた競り合いの後、そう短く言う。
芳井春:「俺こそ」戻っていく肉体の感覚の中で返す。
“肉塊”:爆ぜたのは従者のみ。腕に付着した血肉を振り払おうと大きく腕を上げた後、悶えるように蹲る。
芳井春:その血に爆ぜた血が溶けたはずだ。
芳井春:……だが。本来なら起爆剤となるそれは、そうならない。
“肉塊”:心臓の位置。燃えるような光を帯びたレネゲイドが裂けた其処、腕の傷を埋めていく。
GM
GM:おまたせしましたイニシアチブ!
GM:行動値9の日生さんどうぞ!
日生日出人:ハイッ
日生日出人:マイナー・ナシ!
日生日出人:メジャーでコンボ:『いるから以内』。
日生日出人:《死神の精度》《オールレンジ》《ディストーション》《コンセントレイト:エグザイル》《流刑者の大鎌》。
日生日出人:肉塊ちゃんとネバーポピィちゃんに攻撃を行いますよッ
GM:やめてェ~~!
日生日出人:(10+3)dx7+1 いけ~ッ
DoubleCross : (13DX7+1) → 10[1,1,2,3,3,3,4,6,6,8,8,8,10]+10[1,2,2,10]+10[10]+10[7]+10[8]+6[6]+1 → 57

日生日出人:ちょっといきすぎたかもしれない
芳井春:最高
芳井春:最強
芳井春:かわいくつよい
GM:????? ?? ? ????
“ネバーポピィ”:が、ガードします
芳井春:っぱヒナセなんだよなァ~!
“肉塊”:ワンチャンドッジします
“肉塊”:8dx>=57
DoubleCross : (8DX10>=57) → 8[1,1,3,4,6,7,8,8] → 8 → 失敗

“肉塊”:無理も~~~~
“肉塊”:《崩れずの群れ》を使用します。
“肉塊”:“ネバーポピィ”をカバーリング。
GM:ダメージどうぞ~
日生日出人:カバーリングとはね…!
日生日出人:6d10+25+1d10+2d10 ガード・装甲有効
DoubleCross : (6D10+25+1D10+2D10) → 23[1,3,1,8,8,2]+25+1[1]+17[10,7] → 66

日生日出人:66ダメージ諸々有効です!
日生日出人:日生日出人の侵蝕率を14(→ 14)増加 (124 → 138)
GM:痛すぎ~!
“肉塊”:え~と倍にして……
“肉塊”:戦闘不能ッス……
芳井春:がんばった俺
日生日出人:やった~~!!
芳井春:崩れずの群れとか俺は持ってないのに!ずるいぞ!
“肉塊”:カバーという概念が大事であってエフェクトの有無はっていうかあ……(あせあせ)
GM:じゃ演出しようね
GM
日生日出人:宝石と融合し、ヒトの形をした肉塊を見やる。
日生日出人:情報通り《ネバーポピィ》が記憶を模倣して能力を行使するというのなら、現在の対象者である春くんの姿を模倣しているのかもしれないが。
日生日出人:(……こんなことなら、春くんと模擬戦闘でも、やっておけばよかったかな)
日生日出人:(しんちゃんとみまちゃんはよくやってるけど…)
日生日出人:《ネバーポピィ》との並外れた適合の直後、期せずして研ぎ澄まされていた同化能力を以て、『体内』に身を溶かす。
日生日出人:───『体内』において、日生日出人は何でもできて、どこにでもいる。
日生日出人:次の瞬間、高まりきった幻覚能力を解放。男と女、二人の日生日出人が現れて、肉塊の前後に出現。
日生日出人:「りゃッ…」 抜刀。反応する暇を与えず、二段構えにてその身体を斬り裂く。
“肉塊”:咄嗟に出現した前後の二人に対し対応する術。それを模索する僅かの意識の間隙を突かれ。
“肉塊”:肉が裂ける。雨のように血が“ウラハラ”へと降り注ぎ。
“肉塊”:蠢く手だけが、そっと彼の髪に触れて。
“肉塊”:崩れていく。
GM:からん、と。宝石がアスファルトを転がって。
日生日出人:「……」 完全に虚をつかれる。状態を保持する限界を迎え、背後に居た女の自分が先ほどのように霧散していく。
GM:“トランジ”の眼前で。“ネバーポピィ”が弱々しい光を放つ。
GM
GM:イニシアチブ。
GM:行動値7、“ネバーポピィ”は待機。
GM:そのまま行動値6の芳井さんどうぞ。
日生日出人:なんだなんだァ~?
芳井春:おお!?
芳井春:シン・おにくでいいか
芳井春:《赤色の従者》だけ使います。
GM:おっなるほどね。
日生日出人:素手パンチとかしない?
芳井春:あ、そっか
GM:どうする~?
芳井春:まだ組織が一個あるわ
GM:組織パンチ!?
芳井春:ちょっとやってみようかな
日生日出人:でも素手 攻撃力ショボいんだよな…
GM:-5補正だったかな。
日生日出人:なんですね
GM:まあダメージは出るでしょう。
芳井春:そうなんだ ないちゃう
日生日出人:んん~~
芳井春:どうしよっかな…
芳井春:せっかくだしやるか
GM:こいこい
芳井春:助力パンチ
芳井春:マイナーなしでネバーポピィに素手攻撃をしてみよう
GM:どうぞ~
芳井春:『使い物にならない』/Dロイス【組織の助力】を使用。ラスト!
芳井春:能力値10、技能LV5として判定や
芳井春:10dx+5
DoubleCross : (10DX10+5) → 9[2,4,4,5,6,7,8,8,9,9]+5 → 14

“ネバーポピィ”:ガードします。
“ネバーポピィ”:ダメージどうぞ。
芳井春:⁻5だっけ
GM:ですね。
芳井春:2d10⁻5
芳井春:2d10₋5
GM:あらら
日生日出人:-5だよ~
芳井春:記号だ…!
芳井春:2d10-5
DoubleCross : (2D10-5) → 11[7,4]-5 → 6

GM:マジ?
“ネバーポピィ”:装甲5ですが……
“ネバーポピィ”:HP1なので……
“ネバーポピィ”:倒れます。
日生日出人:www
日生日出人:すごい
芳井春:すご!!!
芳井春:感激
GM:ワンチャン手を痛めるだけの春くんが見られるかもしれなかったのによ……
GM:というわけで戦闘終了。
GM:演出やってきましょう。
GM
芳井春:霧散する影の中。
芳井春:その赤い石は血のように、あるいは火のように。
芳井春:「…俺の分身をやるんなら」
芳井春:「もっとあったろ」苦笑する。
芳井春:外付けを付けて、それでもああなった、本当ならもっと、
芳井春:……そんな自分への高望みが気恥ずかしい。
芳井春:靴の踵で、その石はあっけなく砕け。
GM:ぱきん、と。硝子が砕けるような軽い音と共に。
GM:宝石の輝きも消える。
芳井春:「…壊せた」
日生日出人:「大丈夫~?」てくてく歩いて寄ってくる。
芳井春:「そっちは、怪我とか」
日生日出人:「ないよお~」刀を傘へ仕舞い直し、両腕をブンブン振る。
芳井春:「おし」
芳井春:「俺も大丈夫だし。とりあえずは落着か」そして手を伸ばし。
芳井春:ヒナセの髪をわしゃりと混ぜて。「一人になってる」と笑った。
日生日出人:造船所。いるのは、一人と一人だった。
GM
GM:ではバックトラック。
日生日出人:イエイイエイ!イエイイエイ!
GM:芳井さんは≪ワンナイトフィーバー≫適用につき50%の低下が適用可能ですね。
GM:日生さんは《ワンナイトフィーバー・改》の使用につき、通常通りの処理を行ってまいりましょう。
GM:今回のEロイスはこちら。
GM:・《悪夢の鏡像》
GM:ひとつ。
GM:1d10の低下がまず可能。
日生日出人:138-1d10 下げます
DoubleCross : (138-1D10) → 138-9[9] → 129

芳井春:確定生還者ゆえ使わないっ
GM:のち、《ワンナイトフィーバー・改》の効果適用に付き2d10へらせます。
日生日出人:129-2d10
DoubleCross : (129-2D10) → 129-10[9,1] → 119

日生日出人:残りロイス4つ!ん~~ 2倍振りします
日生日出人:119-8d10
DoubleCross : (119-8D10) → 119-42[7,5,2,3,5,8,10,2] → 77

GM:ヨッシャ!
日生日出人:帰ったぜ!
GM:二人転ルールにつき、経験点は5点で固定ですが、Eロイス有りなので7点お二人にさしあげます。
日生日出人:わ~~い!!
GM:GMは4点……4点? 4点もらいます。
日生日出人:もらっていって~
GM:おあがりよ!
芳井春:パクパク!
日生日出人:ムシャムシャ!

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エンディング

GM:“ネバーポピィ”の一件が収束に向かい、幾らかの事後処理を終えた後。
GM:支部の新棟、その廊下。君たち二人は、ばったりと顔を突き合わせた。
芳井春:「おー。おつかれ」特に外傷などはない。いつもの姿。
日生日出人:「おつかれえ」支部長室のある五階から降りて来たエレベーターから姿を現し、にこにこと笑う。青年の姿。
日生日出人:「今回の件ねえ、やっぱ、UGNを狙ってギルドがちょっかいかけた…って線で、しばらく調査続行だって」
芳井春:「あれが亜種なら、類似品もまだありそうだしな」
芳井春:「宝石流通ルートなんかも洗ったほうがいいだろうし、まだやること多いか」
日生日出人:「ふふふ。その辺はねえ、春くんのお仕事ってことで…」
芳井春:話しながら、ふと視線が一点に留まる。剥げかけた鮮やかな橙。
日生日出人:「報告も済ませたからねえ、俺、今日はもう…」 言いながら視線に気付く。
日生日出人:「ん?」首を傾げます。
芳井春:「爪。それ。結局大学でやってもらってないんだなって」
芳井春:多量のラメを含んだ芥子のような橙が揺れる。
日生日出人:「あ~」自分の爪を見つめる。「ばたばたしてたから忘れてた…」
日生日出人:「んへへ…、今日、もう上がっていいよ~って言われたから、普通に自分でやろうかなあ」
芳井春:「じゃあ俺やっていい?」
芳井春:「前言ったやつ」
日生日出人:「うえ」顔を上げる。
日生日出人:「え~、ええと………やだあ」
芳井春:「言うほど下手じゃねえと思うけど…」
日生日出人:「そ、そこが問題じゃなくて…」
日生日出人:「普通にハズいし…」
芳井春:少し思案する。「……あー……」「そう…かも…?」
日生日出人:「ん~」困ったようにしている。
日生日出人:「あっ、あの、春くんが嫌なわけじゃなくてね」
芳井春:「ん?うん」
芳井春:「うん、それは伝わってる、大丈夫」と聞く。
日生日出人:「うん」手を握るようにして爪先を擦る。
芳井春:「なら別に大丈夫」
芳井春:と、そのキラキラとした細工のような色彩を視界にふくめて。
芳井春:「あ、つかヒナセ上がりか。なんか食い行く?」
日生日出人:「ハダイヤ?」 顔を上げる。
芳井春:「こないだ香上の差し入れ食ったしな~」
日生日出人:「奢られちゃったねえ」 ふにゃふにゃ笑う。
芳井春:「外行く?俺もどうせ帰るだけだし」
日生日出人:「あっ、ほんと? じゃあ行く」
芳井春:「香上には普段も冷蔵庫の中も奢ってるから、たまには許されるだろ」
日生日出人:「みんな馴染むのはやいなあ…」言いながら、出口に向かって歩いていく。
日生日出人:「あ、そいえばね、言ってなかった」
芳井春:「んー」
日生日出人:「こないだの写真ねえ、あのあと帰ったら、ゆきくんから返信来てて」
日生日出人:「『千夏子さんには見せないでください、双子だって信じるので』だって~」
芳井春:「真面目だなあいつ………」
芳井春:「絶対めんどいしな」
日生日出人:「俺も誤解解ける自信ないもん」ふにゃふにゃ笑っている。
芳井春:昼の白っぽい光が、灰色じみた町並みに溶ける。それに出迎えられ。
芳井春:「あと聞いてないのもあったわ」
日生日出人:「ん~?」
芳井春:「いや……今更か」「心配しなくていいし的なやつ」
日生日出人:「あ~」困ったように笑う。「良い感じに流れたかなって思ってた」
芳井春:「流したいならいいけど」
日生日出人:「え~? やじゃないの?」
芳井春:「……や、見栄」
芳井春:「わりと聞きたい」
日生日出人:「んはは、素直」
芳井春:「るせ~」肘を小突く。
日生日出人:「うへへ」避けるでもなく小突かれ、へにゃへにゃ笑う。
日生日出人:「でもねえ、んんと…何て言ったらいいのかわかんなくて…」
日生日出人:「俺、大丈夫だよって思ってるし…、春くんには、大丈夫じゃなく見えるのかなあとか」
日生日出人:「そしたらなんか、大丈夫に見えるように、もっとなんか…ちゃんとしなきゃ的な…」
芳井春:「ん」呼吸じみた、否定でも肯定でもない相槌を返しながら、聞く。
芳井春:「やっぱ、おまえが大丈夫なら別にいいんだと思う」
日生日出人:「んん」
芳井春:「まあ。でも、言わなくていいかなってのが重なってきついみたいなの、あんじゃん」
日生日出人:「だから、言いたくなっちゃったやつ~?」
日生日出人:ひょいっと顔を覗き込む。
芳井春:「だから言いたかったし、だから聞きたかった」
日生日出人:「なんて言えばよかったのかなあ」
芳井春:「聞きたかったのはさ」
日生日出人:「うん」見つめる。
芳井春:「いま聞いたみたいなやつ」目を細める。
日生日出人:「ほんと?」
日生日出人:「俺、自分で言ってて自分がなに言ってるのかよくわかんなかったよ」
芳井春:「そういうの言わないで溜め込んだら、しんどくならねえかなって、俺が勝手に思ったり」
芳井春:「あと………なんだろ」
日生日出人:「ん~?」
芳井春:「おまえのそういう話きくのわりと好き」
日生日出人:「え~~?」
日生日出人:「自分でなに言ってるのかわかんなくなってるのに?」
芳井春:「俺もそんなわかって言ってねえし」笑う。
芳井春:「わかんなくても、おまえが思ったことあるなら」
芳井春:「それを聞けるのは嬉しい」
日生日出人:「そう…かなあ」
日生日出人:「ん~~」
芳井春:「あー……?……あー。おまえと喋るの好きだし、って言いたかったやつ」
日生日出人:「うわあ~」
日生日出人:「ほんとすぐ、そういう事言う~~」
芳井春:「ヒナセに言われたくねえ~」けらけら笑う。
日生日出人:「え~~?!」
日生日出人:照れたまま、ぱちぱちと瞬きする。
芳井春:「だからなんか……疲れたらでいいよ」
芳井春:「疲れたらなんか食って話して、聞かせて」
日生日出人:「……、じゃあ」
日生日出人:「ん~、もっと、大丈夫だよって思っててほしいよ」
芳井春:「信頼されてないなーとかの話?」
日生日出人:「最近、なんか…すぐ大丈夫かって聞かれる気がするから…」
日生日出人:「そう、信頼、信頼」頷く。
芳井春:「………マジ?そんな言ってた?」
日生日出人:「無意識なの~~?」
芳井春:「……マジか」
日生日出人:「信頼してよお、同僚じゃん~」
日生日出人:「一個下だからかな~」
芳井春:「めちゃくちゃ頼りにしまくってる」
芳井春:「信頼してないことは絶対ねえし」
芳井春:「そういうわけじゃなくて、おまえがうまくやれないかなって訳じゃない」
日生日出人:「そう~? だったらいいけど…」
芳井春:「大事に思ってんだから、何かあれば心配だろって話」
日生日出人:「わあああ」
芳井春:「風邪引いてもめちゃめちゃ心配してやるし、フツーだろフツー」
日生日出人:「無理だよ今日~~~、何~~~~?」
芳井春:「あっなに?」
芳井春:「こっちが何だよ………」
日生日出人:「やだやだ…ハズいことばっか言ってくる……」
日生日出人:「も~、この調子じゃなに食べたいのか分かんなくなっちゃうよ」
日生日出人:目を逸らし、並ぶビル群の、雑多な看板を眺める。
芳井春:「俺も考えてこなかったな」
芳井春:返しながら。
芳井春:自分の言葉をぼんやりと思い出す。信頼していて、大事だ。
芳井春:(………ハズイか?)
芳井春:「ヒナセ」
日生日出人:「なに?」露知らず、にこにことしている。
芳井春:「……俺ってわりと恥ずかしいこと平気で言うタイプだったりする?」
日生日出人:「え~~~っ」
日生日出人:「いまっさら……」
日生日出人:「言うっていうか…なんか………」
芳井春:「狙って言うタイプかと…」
日生日出人:「うわ~~~」
芳井春:「あっ忘れろ………」
日生日出人:「じゃあ今まで言ったやつ教えてもらお」
芳井春:「急にイキイキすんなよ」
日生日出人:「んふふ~、あのねえ、あっちにお昼からお酒飲めるお店があってねえ…」
芳井春:「おっ」
日生日出人:「んへへ。決まり、決まり」にこにことして、通りを先導していく。
芳井春:財布とスマホだけの身軽さでそれに着いていく。
芳井春:一人でも二人でも、ヒナセのままのヒナセに。
日生日出人:「そういえばねえ」
日生日出人:歩きながら、口を開く。「二人になったやつ、なんだかんだ楽しかったねえ」
芳井春:「んー、どした」
芳井春:「ふ」
芳井春:「写真無駄にとってたやつな」
日生日出人:「あっ、そうそう。せっかくだし、三人で撮っておけばよかったね…」
芳井春:「ヤバいな、絶対ウケた」
芳井春:「ま、無事だったからこそ笑い話だし、よかった」
芳井春:ポケットの中のライターを、癖のように弄びながら、そう微笑む。
芳井春:その周囲に一滴の血もひとかけの肉も、その組合わさった不出来な細工もいまは無い。
日生日出人:「そうだねえ、笑い話で…」
日生日出人:(逆だったら)
日生日出人:もし能力が適合する順番がまるっきり逆だったら、このようにのんびりと笑い話に済ませる余裕もなかったのではと、
日生日出人:あの姿をとった肉塊について、何か思うところはあるんじゃないかと…、それは聞けず仕舞いだけれど、
日生日出人:(あ~)
日生日出人:(こういう時、二人いれば、相談できたのかあ)
日生日出人:とはいえ一人、一人のまま、二人で歩いて行く。

『一夜二人転 芳井春と日生日出人との場合 完』

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