『その抱擁は誰が為に』
PC1:"ドイスラッシャー"亜藤 蘭介(キャラシート)PL:がんとす
PC2:"夜鳴鶯"御鳴 鳴唯(キャラシート)PL:ハシブトガラス
PC3:"クアエシトール"更屋敷アリサ(キャラシート)PL:メガ大仏
PC4:"烈破剣" 真堂 光磨(キャラシート)PL:EXst
メインログ|雑談ログ
目次
プリプレイ
GM:では、定刻となりましたので
GM:『その抱擁は誰が為に』
GM:始めさせていただきます
GM:まずはトレーラーから!
GM:【トレーラー】
ずっと一緒だったから
必要以上に分かってしまう
ずっと一緒だったから
きっとずっと分かり合えない
ずっと一緒だったから
それがどうかしましたか?
ずっと一緒に居られたら
何も変わらずに居れただろうか
得ては、失い、得ては、失い
失い、失い、得ては、失い
必死に握った掌には、隙間など無いと信じながら
昨日よりも少しだけ高い、瓦礫の山の頂上で
ただ、明日を待っている。
ダブルクロス The 3rd Edition
『その抱擁は誰が為に』
ダブルクロス 、それは裏切りを意味する言葉
GM:
GM:では自己紹介の方やっていきましょう
GM:PC1、亜藤さんから!
GM:http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYyJq9owIM
GM:どうぞ!
亜藤 蘭介:はい!
亜藤 蘭介:「"ドイスラッシャー"亜藤蘭介。26だ。……何か問題でも?」
亜藤 蘭介:市外から最近N市に赴任して来たチルドレン上がりのUGNエージェントです。
亜藤 蘭介:身長160cm。童顔。でもこう見えて26さい。
GM:なんて若さだ…許せねぇ…
亜藤 蘭介:幼い顔つきのくせに常に不機嫌そうな面を浮かべ物言いも割とぶっきらぼうなので初対面の人から避けられがち。
亜藤 蘭介:でも…仲良くしてね!
亜藤 蘭介:そんな蘭介くんですがチルドレン時代は射撃攻撃をメインとしたピュア・モルフェウスとして訓練を積んでいました
亜藤 蘭介:しかし任務で重傷を負った際に自身の身を庇って亡くなった双子の妹ちゃん(サラマンダー)の影響により後天的クロスブリードになっています。
GM:設定が…重い!
亜藤 蘭介:何とか一命は取り留めたものの、ピュアだったモルフェウスの出力は下がるはサラマンダーの方は微力なエフェクトしか行使出来ないわでもう大変。
亜藤 蘭介:上から引退も示唆されましたが固辞し、長年に渡る地獄のようなリハビリと訓練で白兵戦闘術を学びエージェントとして現役に復帰します。
亜藤 蘭介:その頃にはモルフェウス能力も変異種へと変貌を遂げていたとか。凄いですね。
GM:努力の人だ
GM:亜藤ちゃんはすっごいんだよ!
亜藤 蘭介:なので戦闘は近づいて剣聖カスタマイズドッペルを活かしたガード不能、シザーリッパーによる装甲無視で確実なダメージを叩き出すだけのやつ。
亜藤 蘭介:うふふ。
亜藤 蘭介:エージェントとしての純粋戦闘力は下の上か中の下がいいとこです。
亜藤 蘭介:でも……気持ちだけなら! 誰にも負けねえから!
GM:通ごのみの設定を‥‥
亜藤 蘭介:そのあたりが評価されたりされなかったりして今回お声がかかったりかからなかったりしたんじゃないでしょうか。たぶん。
亜藤 蘭介:そんな感じ!よろしくおねがいします!
GM:OK!魔境へようこそだぜ26歳!
GM:そんな亜藤さんのハンドアウトはこちら
GM:…UGNチルドレン時代、君には三人の同期が居た。双子の妹である"チスパク"亜藤陽紗、"穿"若奈篤郎、"エア・ポータル"柿崎綾、訓練の成績を競い合い、上官の愚痴を零し、任務では互いを助け合う、ありきたりではあったが、だからこそ君達は強い絆で結ばれていた。
数年後、とある任務の最中に亜藤陽紗と柿崎綾が命を落とすまでは──
──そして現在。新たにN市に赴任してきた君は、あの時を境に音信不通となり、自身よりも先に他支部へと異動した筈の若奈篤郎と偶然の再会を果たす。
GM:
GM:という感じで
亜藤 蘭介:馬鹿な若菜! 生きてたのかよ!
GM:昔の知り合いと再会してもらいます
亜藤 蘭介:やった~~~~!!
GM:よかったな‥君はもう一人じゃない…
亜藤 蘭介:N市に来てから毎日充実してます(笑)ズッ友も出来ました
GM:そして、今回君はPC1なので
GM:PC1っぽい事をしてもらうつもりでいます。楽しみにしててね
亜藤 蘭介:なにそれなにそれ!(SAX)
亜藤 蘭介:たのしみだな~!
GM:希望を…抱け!では次!
GM:PC2、御鳴さん!
GM:https://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYpejfsAIM
GM:どうぞ!
御鳴 鳴唯:「十二支部、チルドレン、〝夜鳴鶯〟……戦闘員。うちの支部はだいたい戦闘員しかいないけど」
御鳴 鳴唯:御鳴 鳴唯(みなる・めい)、ストリートチルドレン上がりの不登校児。遺産の影響で盗癖持ちの問題児です。
GM:めっちゃ問題児じゃん
御鳴 鳴唯:言葉が途切れ途切れだったり陰険だったり、あまり快活な方ではありませんが、冗談好きだったりもするややアメリカンな性格。
御鳴 鳴唯:だいたいの場合は無表情で、白目の部分が極端に少ない目をかっと見開いています。あと右目が出てるタイプの片メカクレ。
御鳴 鳴唯:最近は心境の変化もあったのか少し人当たりは丸くなってますが、口が上手い方ではありません。
GM:性癖詰め合わせセット
御鳴 鳴唯:服装はちょくちょく替わります。今は秋服。眼鏡は伊達で、たぶんレンズが入ってない。
御鳴 鳴唯:経歴は色々あるので省略するんですが、とある有名暗殺者の下に一時期だけ居たので、UGN入りしてからも戦闘スタイルは暗殺者風です。
御鳴 鳴唯:友人を失くしたり新しい友人が出来たり、色々ありますが今日も元気にやっています。
御鳴 鳴唯:性能は極めて単純な夜の小鳥隠密アタッカー。消費侵蝕少なめでそこそこの威力を単体に発揮します。
御鳴 鳴唯:能力原理としては、眼球を光に対する干渉器官として用いて、自分や周囲の物体を透明化する……みたいな感じ。
GM:隠密はこれだから…
御鳴 鳴唯:戦闘力はさておき初手の一撃はそこそこ強いのと、場数を割と踏んでます。経験則で頑張ります。よろしくお願い致します。
GM:OK!26歳にこの街の礼儀を教えてやりな!
GM:そんな不良娘のハンドアウトはこちら
GM:
GM:君はN市UGN第十二支部に籍を置くチルドレンだ。
ある日、夜の街を闊歩していた君は路地裏に一人の少女を見つける。目には涙、手にはナイフ、視線の先には自らの手首、明らかに尋常ではない様子の少女だ。見兼ねた君が歩み寄ると、手を止めた少女は懇願するような顔で君にしがみ付き、こう告げた。
「行かないで……一緒に居て……」
GM:
GM:という事で
GM:訳アリ少女と一緒に居てもらいます
御鳴 鳴唯:自分からメンヘラ仕草をする機会はあったけど、そういう感情を向けられるのはレアですわね
GM:私も向けるの初めてなので
GM:初めて同士、仲良くやりましょう
御鳴 鳴唯:大丈夫です、ちゃんと持ち帰ります
GM:www
GM:よし、ではその燃える魂をしかとぶつけてくれ!
GM:さあ次!
GM:PC3,更屋敷さん!
GM:https://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYqr-twAIM
GM:カモン!
更屋敷アリサ:はいさ!
更屋敷アリサ:更屋敷アリサ(さらやしき・ありさ)、UGNイリーガルのレネゲイドビーイングです。
更屋敷アリサ:元々はUGNで研究員をやっていましたが、ジャームの攻撃に巻き込まれて死亡。
更屋敷アリサ:ですが、5年後に天文学的な確率のミラクルで残留レネゲイドが構成情報を再構築。
更屋敷アリサ:死体からレネゲイドビーイングとして復活を果たしました。
GM:ミラクルガールだ
更屋敷アリサ:明るく行動派で、知的好奇心からけっこう何でも首を突っ込みたがります。
更屋敷アリサ:自分の命の扱いはかなり軽く、1回死んでからもあんまり変わりません
GM:なんてこと…
更屋敷アリサ:能力はカバラ数秘術の理論に基づいた運命操作。
更屋敷アリサ:場を構成する「数字」に干渉することで、望む未来を得る確率を引き上げます。
更屋敷アリサ:これを用いて、相手の能力の暴発を引き起こすのが主な戦い方です
GM:割とトンでも能力ですよね
GM:呪系数学みたい
更屋敷アリサ:方向性はかなり近いですね
更屋敷アリサ:性能としては普通のサイレンRCアタッカーです。
更屋敷アリサ:1ラウンドにナーブジャックを乗せたサイレンを2発撃って実質4回殴ります。
更屋敷アリサ:ついでにコストは退化の書で全部踏み倒します。
GM:僕は馬鹿なので実際に目にしなければわかりませんが
GM:既に滅茶苦茶にされそうで怖い
更屋敷アリサ:ナーブジャックの神髄を見るのだ……
更屋敷アリサ:というわけで以上! よろしくお願いします!
GM:OK!ニュービーRBの怖さ、楽しみにしてるぜ!
GM:そんな更屋敷さんのハンドアウトはこちら
GM:
GM:君はN市に籍を置くUGNイリーガルにして、奇跡的に死を乗り越えた事に端を発するレネゲイドビーイングだ。
君は今、十二地区で発生したとある事件を調査している。「黒い巨人」と名付けられたそれは、「夜中、街に巨大な人型の影が出現する」といった、半ば都市伝説じみた内容の案件である。
そして、いつものように夜道を歩いていると、君は一人の青年が道端に立ち尽くしている所を目撃し、ふと声をかけられる。
そうして始まった会話の中で、君は青年にこう問いかけられた。
「貴方は、人ではありませんね?」
GM:
GM:なんと、のっけから人でないことがバレてしまいます
更屋敷アリサ:わお! まさか見破られてしまうとは
更屋敷アリサ:君は只者では無いな?
GM:ただ者ではないかもしれないし、ただ者なのかもしれない‥
GM:ハンドアウトには青年としか書いてないから‥
更屋敷アリサ:ふふ、興味深い……
更屋敷アリサ:今は何も情報がない……
GM:その通り!存分にアリたそやって戦闘を滅茶苦茶にしてくれ!
GM:では最後!PC4の真堂光磨くん!
GM:http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYm9vOzAIM
GM:どうぞ!
真堂 光磨:「こんにちは。パイライト……いや、違った」
真堂 光磨:「“烈破剣(パイライト)”、真堂光磨。──名前を落とすつもりはない、そこは信用して」
真堂 光磨:賢者の石の破片より生まれたRB。この中では最年少、一歳(肉体十二歳相当)です。
真堂 光磨:元々は第九の速水やどり支部長、春日雪支部長に拾われた縁で第九支部へ籍を置いていましたが
GM:なんてサバ…呼んでやがる…!
真堂 光磨:十二地区で発生した一夜のR案件解決後、補充人員として十二支部へ異動となりました。寮からも引っ越して十二地区住まい。
真堂 光磨:ぼくが狙って年齢作ったわけじゃないもん
真堂 光磨:名を継いだ十二支部の支部長、真堂啓介の弟子として研鑽を積みつつ、UGNの任務に関わっています。
真堂 光磨:性格は平時であれば温厚。淡々とした仏頂面と抑揚の薄い喋りが目立ちますが、猫を飼い始めてからは変わってきたらしい。
GM:師匠の名がデカすぎる
GM:いちゃいちゃしやがって…
GM:末永く幸せになりな…
真堂 光磨:まぁ最近はちょっと大変なんですけど。なりたいです。幸せに
真堂 光磨:シンドロームはモルフェウス/ウロボロス。構成は《シャドーテンタクルス》ベースの遠距離白兵型。
GM:最強起点エフェクトの一角だ
真堂 光磨:生成した刀剣による“影”を利用した立体機動と、真堂の兵法が武器。技量が達者なわけでもないですが、真正面から叩き斬ります。
真堂 光磨:戦闘時は《咎人の剣》と《原初の黒:フェイタルヒット》で燃費を対価に得た火力を振り回す未熟者の剣士。
真堂 光磨:ミドルは《砂の加護》の補助と、直さんからもらったお小遣い(ギャランティプラス)で凌ぎます。ありがとう母さん(母さんではない)。
GM:この火力が怖いんだよな…
GM:くっ…隙がねぇ…!
真堂 光磨:でも構築でいったら御鳴お姉さんみたいな常駐型の方が強い。燃費とか
真堂 光磨:以上、よろしくお願いします。
GM:OK!今をトキメくショタっ子のハンドアウトがこちら!
GM:
GM:君はN市UGN第十二支部に籍を置くレネゲイドビーイングだ。
同僚である"梁山泊"からとある仕事を任された君は、依頼主との接触の為に第十二地区のヤクザ街、鹿島四方幡を訪れる。依頼主の名は「ライア・E・サリバン」、北欧を本拠とするマフィア一家、スティーモファミリー日本支部のボスである。
依頼内容は、最近この区画で多発しているという「通り魔事件」の調査、並びに解決。
君はライアの私設兵団「ナイトウォーカー」の一人である「ニコ・アクセルロッド」と共に事件の調査に乗り出す。
GM:
GM:という訳で
GM:うちの26歳からの頼まれごとでマフィアの人と会ってもらいます
真堂 光磨:おつかい先が物騒すぎる。BBクイーンズ流しても誤魔化しきれない
真堂 光磨:でも頼まれたなら頑張るよ
GM:聞くところによると12支部初任務‥‥?
真堂 光磨:異動してからは初めてかな。前々から稽古で顔出してたり、動いたりはしてたけど
GM:成程…私が初めてを奪ってしまうのね…
真堂 光磨:やさしくはなさそう
GM:優しくするよ!
GM:はい、という訳で
GM:自己紹介も終わりましたので、本編の方始めていきたいと思います
GM:みなさん改めてよろしくお願いします!
亜藤 蘭介:ウオオー!おねがいします!
御鳴 鳴唯:よろしくお願い致します。
真堂 光磨:よろしくお願いします
更屋敷アリサ:よろしくお願いします!!
GM:OK!ではPC番号順にOPやっていくわよ
GM:まずは亜藤君のOPから
亜藤 蘭介:うす!
OP1
GM:【OP1】亜藤蘭介
GM:
GM:---
GM:A市 UGN支部内
GM:休憩所
GM:---
GM:とある日の、昼下がり
GM:まだ日は高く、油断していると、照り付ける日差しに容赦なく肌を焼かれる、そんな季節に
GM:UGNチルドレンである君、亜藤蘭介は、同期のチルドレンであり苦楽を共にする友人たちと束の間の休息を過ごしていた
柿崎 綾:「いや、やっぱりさ」
柿崎 綾:「蘭介はあそこ、遠慮せずに距離とっていけば良かったんだって」
亜藤 蘭介:「……けどよ」
柿崎 綾:「あんたと篤郎の白兵戦じゃ、篤郎に分があるのは分かりきってるんだし」
GM:…‥対人訓練
GM:さきほど行われた訓練、その結果について君達は語り合っている
若奈 篤郎:「とはいってもな、柿崎」
若奈 篤郎:「あそこで退いたら、それこそ負けしかないだろ」
若奈 篤郎:「負けか、敗色濃厚か、なら俺も後者に賭ける」
亜藤 陽紗:「……だって」君の頭をポンポンと叩きながら
亜藤 蘭介:「よせよ、陽紗」鬱陶しく手を払う。
亜藤 蘭介:少年にしては凛々しい風貌。
亜藤 蘭介:しかしまだ、あどけなさが残る顔。額の汗を白いシャツの袖で拭いながら。
亜藤 陽紗:「ふふ、恥ずかしがらなくてもいいのに。慣れてるでしょ?もう」
亜藤 蘭介:「いつまでも生意気な妹だな……兄貴だぞ、俺は」こほんと咳払いをして。
亜藤 蘭介:「そりゃあ、クロスレンジ主体の若菜に分があることくらい、俺だって分かってたさ」
柿崎 綾:「あはは」
亜藤 蘭介:「距離を取って自分の有効な射程で戦う。柿崎の言い分は間違っちゃいねえけど」
柿崎 綾:「けど?」
亜藤 蘭介:「後退出来ない時。相手の妨害で得物を用意出来ない時とか」「白兵戦を挑まなきゃならねえ時が来るかもしれない」
亜藤 蘭介:「その為の訓練だしよ」「結果は……まあ、その……」
若奈 篤郎:「……」ため息を吐いて
若奈 篤郎:「……柿崎。この中じゃ、お前が対人訓練の成績が1番いいからって調子に乗っているのかもしれないが」
若奈 篤郎:「その内、足元を掬われるぞ、俺でも、蘭介でもだ」
柿崎 綾:「むっ…‥」
柿崎 綾:「大丈夫」少し身体が揺れて
柿崎 綾:「でしょ」次の瞬間には、亜藤蘭介の隣に立ち、その肩をポンポンと叩いている
GM:《縮地》と分類されるエフェクトだ
亜藤 蘭介:「うおっ!?」叩かれた肩を抑えつつ慌てて距離を取る。
柿崎 綾:「私、どっちでもいけるから」
亜藤 蘭介:「か……柿崎! てめっ……訓練外のエフェクトの行使を……!」
柿崎 綾:「あははは、デモンストレーションデモンストレーション!」
亜藤 陽紗:「柿崎さん」
亜藤 陽紗:「駄目ですよ」
亜藤 陽紗:優しく、諭すように、だけどどこか冷ややかな声音
柿崎 綾:「‥‥……はぁい」
柿崎 綾:しゅん、として大人しくなる
亜藤 蘭介:「(おっかねえ…)」
若奈 篤郎:「……やっぱり、優秀な奴は優秀な奴の言う事しか聞かないのか…」
若奈 篤郎:「泣くなよ、蘭介」
亜藤 蘭介:「……は。泣いてる暇なんか無ぇよ」
亜藤 蘭介:「見てろよ。若菜。柿崎。陽紗」
亜藤 蘭介:「4人の中じゃドベの俺が、努力と根性で成り上がって、優秀になった暁には」
亜藤 蘭介:「お前ら三人、俺が顎で使ってやるよ」
亜藤 蘭介:「あの"リヴァイアサン"みてえに!」
柿崎 綾:「おぉー…‥」驚いたような顔をして小さくパチパチと手を叩く
柿崎 綾:「いや、大きく出るってのはいい事だけどさ」
柿崎 綾:「それ、出る通り越して空飛んじゃってない?」
若奈 篤郎:「‥‥……」
亜藤 蘭介:「う……うるせえな! デカいぐらいが丁度いいんだよ!」
若奈 篤郎:「…羨ましい」
若奈 篤郎:「俺も、一回ぐらい言ってみたいよ。そういうの」
亜藤 陽紗:「ふふ」
亜藤 陽紗:「頑張ってね、応援してるから」
亜藤 陽紗:真っ直ぐに、君の眼を見つめて
亜藤 陽紗:「でも」
亜藤 陽紗:「蘭介が、どれだけ強くなっても‥‥弱いままでも」
亜藤 陽紗:「蘭介の事は、私が守ってあげるから」
亜藤 陽紗:「それだけは、忘れないでね?」
亜藤 蘭介:その視線に答えるように。
亜藤 蘭介:「陽紗が守ってくれるんなら、安心だ」にっと笑って。「けどよ」
亜藤 蘭介:「お前は妹で、俺は兄貴だ」
亜藤 蘭介:「守るんじゃねえ。って言っても。ガンコなお前は聞かねえから」
亜藤 蘭介:「無茶だけは、するんじゃねえ」「もう……家族を失うのは、ゴメンだ」
亜藤 陽紗:「………」その言葉を受け止めて
亜藤 蘭介:「約束出来るか?」
亜藤 陽紗:「ふふ、そうだね」優しく微笑んで、返す
柿崎 綾:「はえー、兄弟愛。ちょっと聞いた?あんたもこういう気の利いた事言ってくれなきゃねぇ…」
柿崎 綾:若奈の背中を叩きながら
若奈 篤郎:「…必要ないだろ。お前の方が強いんだから。死ぬとしたら俺の方が先だ」
柿崎 綾:「ほんっとこの男は…!ん」時計を見て
柿崎 綾:「…あ、ヤッバ!もう行かなきゃ!ほら走るよ篤郎!じゃ、また後でね蘭介!陽紗!」
亜藤 蘭介:「おう。急いでるからってエフェクトは現地まで使うなよ!教官に見つかっても知らねえぞ」
柿崎 綾:言葉は返さず、親指だけを立てて若奈を引きずって走っていく
亜藤 陽紗:慌ただしく走り去っていく二人を見送って
亜藤 陽紗:「……さて、私飲み物買ってくるね、蘭介もいる?」
亜藤 蘭介:「コカコ……いや。アイスコーヒー。ブラックで頼む」
亜藤 陽紗:「分かった、コーラね。ちゃんと振って渡すから待っててね」
亜藤 蘭介:「おい! 悪かったって! せめて振るのはやめろ! 陽紗!」
GM:……
GM:…「同じ釜の飯を食う」という言葉があるが
GM:君達四人は、まさしくそんな間柄だった
GM:みな等しく、大切な人間を喪った子供たち
GM:年も境遇も近かった君達は、周囲よりも、取り分け強い絆で結ばれていた
GM:
GM:──その、数年後
GM:とある任務で、亜藤陽紗と柿崎綾はこの世を去った
GM:前者は、亜藤蘭介を庇って
GM:後者は、若奈篤郎が庇う間もなく
GM:…‥そして
GM:その日を境に、君が若奈篤郎の姿を見る事はなくなった
GM:”他の支部に異動した”とは小耳に挟んだが
GM:君はそれ以上追求しなかった
GM:…妹の死を契機に、新たな力に目覚め
GM:それまで積み上げてきた、向き合ってきた自分の力が、音を立てて崩れ去った。そんな君には
GM:他者を気にする余裕など、無かったのだから
GM:
GM:---
GM:N市 第十二地区
GM:---
GM:まだ日は高いとはいえ、肌を撫でる風が冷たくなり始めた、そんな時期の昼下がり
GM:この街に新たに配属された君…UGNエージェント亜藤蘭介は
GM:他エージェントの勧めに従い、地理情報の理解を含めた街中のパトロールを行っていた
GM:登場侵蝕どうぞ
亜藤 蘭介:亜藤 蘭介の侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:34->37)
亜藤 蘭介:古めかしい街並みの通りを歩きながら。行き交う人々を眺めている。
亜藤 蘭介:誰が信じるだろう。この街が。この市が。
亜藤 蘭介:この国で群を抜くほどのレネゲイド関連事件の坩堝であることを。
亜藤 蘭介:「………」
亜藤 蘭介:小柄な男だった。
亜藤 蘭介:短く刈り揃えた銀髪。シワ一つ無い黒のシャツを身に纏い、首にはゆとりを以て垂らされた真っ赤なネクタイ。
亜藤 蘭介:風にはためいたそれが、肩に背負った禍々しい雰囲気のトロン・ボーンケースに当たっては元の位置に…を繰り返している。
亜藤 蘭介:背丈だけで見れば中高生。子供のように幼気な容貌。
亜藤 蘭介:しかし、刻み込まれたかのように深い眉間の皺と。色を失った暗い瞳の色は。
亜藤 蘭介:少年と称するにはあまりに険しすぎた。
亜藤 蘭介:「ん……」
亜藤 蘭介:雑踏の中に。見慣れた少女の姿。
亜藤 陽紗:「─────」
亜藤 蘭介:「またか」
亜藤 蘭介:何かを喋っている。俺の耳には届かないと分かっているのに。
亜藤 蘭介:陽炎のように揺らめくその姿が。
亜藤 蘭介:彼女が、この世の者ではないことを物語っていた。
亜藤 蘭介:あの日以来。定期的にあいつが現れる。
亜藤 蘭介:PTSDの一種であると医師は語り、様々な方法で対処を試みたものの。結局、根本的な治療には至らなかった。
亜藤 蘭介:あいつがその姿を見せるということは。
亜藤 蘭介:近いうちに。死と隣合わせの危険な任務に任命される予兆だ。
通行人:「………」
亜藤 蘭介:「………」妹の名を呼ぼうとして。
GM:道の真ん中で突如立ち止まった君を避けるように、通行人たちが迂回していく、そんな中
GM:一人の男が、君の元へ歩み寄る
???:「───蘭介?」
亜藤 蘭介:自身の名に反応し、そちらに顔を向ける。
GM:君よりもかなりがっしりとした、身体の大きな男だった
亜藤 蘭介:「(誰だ? 市内に知り合いは───)」
GM:癖のある短髪と、常に警戒心を讃えたようなその眼に
GM:君は、少しだけ懐かしさを覚えるかもしれない
???:「‥‥…‥」
若奈 篤郎:「…‥‥久しぶりだな。覚えて…いや、それ以前の問題か」
亜藤 蘭介:その眼。一見、神経質そうだが。仲間を思いやる暖かなものを確かに持っている男が。昔───
亜藤 蘭介:「───若菜?」
若奈 篤郎:こくり、と小さく頷いて
若奈 篤郎:つま先から頭まで、君の身体に視線を巡らせて、ぽつりと零す「…‥変わらないな。お前は」
亜藤 蘭介:一瞬、目を大きく見開いて。……深く息を吐く。
亜藤 蘭介:「そういうお前は。随分とデカくなったな」
亜藤 蘭介:「……心配したぜ」
若奈 篤郎:「そうだな…随分長い成長期だった」
若奈 篤郎:「……」
若奈 篤郎:「……悪かったな。何も言えなくて」
若奈 篤郎:「…‥あの時、お前も随分と…大変だったと聞いた」
亜藤 蘭介:「………」
亜藤 蘭介:「何もかも。失っちまった、あの日から」
亜藤 蘭介:「当たり前に生きてたもんが、全部、崩れ落ちて……」
亜藤 蘭介:「……俺の方こそ。悪かった」
若奈 篤郎:「……‥…」その言葉に、口を閉ざして
亜藤 蘭介:「若菜を。探そうと思えば、探せたかもしれない」「けど、俺は。そうしなかった」
若奈 篤郎:「……そうか」
若奈 篤郎:「そういう奴だよな…‥蘭介は」
亜藤 蘭介:肩に掛けたケースを固く握り締めて。
若奈 篤郎:「今はここが仕事場なのか?」
亜藤 蘭介:「ああ。最近、この地区の支部に赴任してきたばかりで……」「今は。まあ。勧めもあって、この街を警邏してる最中かな」
亜藤 蘭介:「………」お前は?という言葉を。
亜藤 蘭介:聞くべきか。
若奈 篤郎:「‥‥…蘭介?」
亜藤 蘭介:「いや……」
若奈 篤郎:「……」その反応を、よく知っている
亜藤 蘭介:「俺の方は。そんな所さ。相変わらずのドベだが……」「何とか。ギリギリの所でやってけてる」
若奈 篤郎:「…‥うん」「元気そうで安心したよ。仕事中に引き留めて悪かっ───」
GM:その時
???:「おや」
GM:若奈の背後から、一人の女性が声をかける
???:「やあ、篤郎。その後調子はどうだい?」
若奈 篤郎:振り返って「…ああ、どうも。調子の方は…特に何も」
???:うんうんと頷いて
???:「まあ、何かあればいつでも訪ねて来てくれ。知り合いのよしみだ。相談に乗るよ」
若奈 篤郎:「はあ…どうも」
???:「じゃあ、水を差して悪かったね若人達、存分に続けてくれたまえ」
亜藤 蘭介:「(変わらないくらいの歳に見えるが……)」
???:手をヒラヒラと振りながら、ジャージ姿にマスクの女性は立ち去って行った
亜藤 蘭介:軽く会釈し、その後姿を見送る。
亜藤 蘭介:「……医者か何かか?」
若奈 篤郎:「まあ、そんな所だ」
若奈 篤郎:「自分だけは罹らないと思っていた病気にも、大人になったらすんなり罹患してしまうものらしい」
亜藤 蘭介:「耳が痛いな」
亜藤 蘭介:横目に妹の姿を見ながら。
若奈 篤郎:「良いな、蘭介は。若々しくて」
若奈 篤郎:そう呟いて
若奈 篤郎:「さて…続けろと言われたが、どうにも興が削がれてしまった」
若奈 篤郎:「仕事中に引き留めて悪かったな。俺もまだしばらくはこの街に居るから」
若奈 篤郎:「今度ゆっくり、飯でも食いに行こう」
若奈 篤郎:携帯を取り出して
亜藤 蘭介:「酒も付けてくれよ」少しだけ口元を歪ませて。「一晩じゃ語りきれない」
若奈 篤郎:「そうだな、良い店でも見繕っておく‥‥‥ほら」何かを催促するように、端末を揺する
亜藤 蘭介:「あ? ああ……」普段あまり交換する機会が無いので拙いぞ!
若奈 篤郎:「…‥…」それを見かねて、ひょいと君の手から端末を取り上げて
若奈 篤郎:「…………ほら」
亜藤 蘭介:「………悪い」
亜藤 蘭介:「ガキの頃はもっと簡単だったんだけどな……」
若奈 篤郎:「…‥簡単になったようで、複雑になっていくものだ、社会というのは」
若奈 篤郎:「じゃあ、な。また連絡する」
亜藤 蘭介:「おう」
若奈 篤郎:そう言うと、羽織っていたジャケットのポケットに手を突っ込んで
若奈 篤郎:大柄な男は、その場から立ち去って行った
亜藤 蘭介:「………」
亜藤 陽紗:「─────」
亜藤 蘭介:若菜が去っていたあとも。昔と変わらない、あの瞳で俺を見ながら。届かない声を俺に向けている。
亜藤 蘭介:「消えろ」
亜藤 蘭介:目を瞑りそう呟くと同時、瞼を開けた頃には。白昼夢から覚めたように。妹の姿は煙の如く消えていた。
GM:---
GM:シーン終了 ロイス取得が可能です
亜藤 蘭介:若奈 篤郎 仲間 P懐旧○/N不信感 で取得します!
GM:OK!では次!
OP2
GM:【OP2 御鳴鳴唯】
GM:登場侵蝕をお願いします
御鳴 鳴唯:登場侵蝕 御鳴 鳴唯の侵蝕率を7上昇(侵蝕率:40->47)
GM:---
GM:N市 第十二地区
GM:---
GM:月明り、街灯に集る蛾、静謐な空気
GM:肌寒さを覚える夜の街を、悠々と君は歩いている
御鳴 鳴唯:──夜に、慣れているのだ。
御鳴 鳴唯:昼の世界に慣れていない、と言う方が正しいのかも知れない。
御鳴 鳴唯:太陽は何もかもを暴き立てる。正しいが暴力的な光を放つ存在だ。
御鳴 鳴唯:月や星には、そういう所が無い。
御鳴 鳴唯:隅々まで照らすような強さは無い代わりに、光から隠れようとするなら、それを許してくれる。
御鳴 鳴唯:人より目が良い御鳴 鳴唯には、そういう夜の光の方が性に合っていた。
御鳴 鳴唯:歩いているのに、深い理由はない。
御鳴 鳴唯:ただ、慣れ親しんだ夜の空気を楽しもうというだけのこと。散歩であった。
御鳴 鳴唯:「……………………」口を閉ざしたまま軽快に夜を歩く。足音は無い。
御鳴 鳴唯:白目の割合の少ない目は目一杯に見開かれて、闇の中を余さずに見通している。
GM:──そうして、散歩を楽しんでいる君の耳に
御鳴 鳴唯:太陽に暴かれるのは気に入らないが、自分が闇を暴くのは構わない。そういう自己中心性が、この少女には有った。
GM:光の当たらぬ、建物の隙間から
GM:鼻をすするような音が、聞こえてくる
御鳴 鳴唯:「…………」速度を変えぬまま、音の方へと足を向ける。
御鳴 鳴唯:武器は常に携帯している。不可視化させた対ジャーム用ショットガン。
GM:漆黒、と表現するのが相応しいような、影の海
GM:しかし、夜を友とする君の眼には見えている
GM:建物の隙間、その奥にへたり込む、一人の少女の姿が
GM:そして
GM:その手に握られたナイフと、刃先が向けられた真っ白な手首が
御鳴 鳴唯:10ゲージのスラッグ弾をポケットの中で転がしながら、その光景を見ていた。
御鳴 鳴唯:それじゃあ駄目だ、と思って、声を出した。
少女:「──ハッ……ハッ…‥」
御鳴 鳴唯:「……そんなに痛くないよ、それ」
少女:目に涙を溜め、肩を揺らし、喉を鳴らす少女
少女:突如背後から聞こえたその声に、ビクッと身体を震わせ
少女:恐る恐る、背後を振り返る
御鳴 鳴唯:冬物のコートを羽織った少女──髪は片目を覆う程度に長い。あまり〝治安のいい地域〟には居そうにない顔をしている。
御鳴 鳴唯:彼女が、もし争いごとの気配に敏感な性質なら、それくらいの事は見て分かったかも知れない。
GM:年の頃は12歳程だろうか、綺麗な銀色の髪と潤んだ瞳が、いやに夜に映える
御鳴 鳴唯:「……切るのは、別にいいけど」
少女:「えっ‥‥‥あっ…‥え‥‥」カタカタという震えはそのままに
御鳴 鳴唯:「死なない程度の切り方だと、ちょっとは痛いけど、直ぐに治まる」
御鳴 鳴唯:「……痛いくらい切ると、死ぬ」
少女:”誰?”という疑問を挟む余地も無かった
御鳴 鳴唯:「困るのは、血が出ること。服も部屋も汚れるし……あんまり良いことは無いと思う」
少女:突然現れた少女が、自分に何かレクチャーを始めた
少女:混乱して、何も分からない、でも
御鳴 鳴唯:口を動かしながら、瞬きもせずに彼女を見ていた。
御鳴 鳴唯:刃物のような色の髪だ、とまず思った。
少女:彼女の口から出てきた、痛そうな言葉だけが頭に焼き付いて
少女:「ハーーーッ…」「ハーーーッ…」
御鳴 鳴唯:手に握るナイフの刃と比べても、こちらの方が切れ味が良さそうだ。
御鳴 鳴唯:さくりと、肉を割って、骨に届くだろう。そういう鋭利な銀色に目を細めながら、
御鳴 鳴唯:「痛くしたいの?」
御鳴 鳴唯:「 」
少女:「……ッ、う…ぅ…‥」唇を噛んで、ぼたぼたと涙を零し
御鳴 鳴唯:「……それとも、死にたい?」
御鳴 鳴唯:問いかけながら距離を詰めていく。
少女:「‥‥……」その言葉を聞くや否や、だらりと両腕を下げ
御鳴 鳴唯:ざりっ……と砂埃の音を鳴らしながら。
少女:「…‥ッ…‥ッ、ッ」
少女:ただ、息を殺してすすり泣く
少女:「誰…ッ…なの……?」
御鳴 鳴唯:「……誰、か」小さく息を吐いて、問われた内容を復唱した。
御鳴 鳴唯:「……通りすがりの……暇人……?」
御鳴 鳴唯:嘘は吐いていない。何も予定はなく、ただそこを通りかかっただけだ。
御鳴 鳴唯:「……それと、まぁ」
御鳴 鳴唯:「殺し屋」
御鳴 鳴唯:嘘は吐いていない。
御鳴 鳴唯:が、これは言わずともいい事だった。
少女:すすり泣く声が、ピタリと止んで
少女:暗い影の中に立つ君を、呆然と見上げる
御鳴 鳴唯:164cm。同世代の少女達と比べれば、明らかに背は高い。
御鳴 鳴唯:立ち姿は、自然体だ。軽く背中を曲げて、両足を開いて立っている。
御鳴 鳴唯:痩躯だが、コートで着ぶくれしているから、本来より少し大柄に見える。
御鳴 鳴唯:そういう少女が、淡々と言う。
御鳴 鳴唯:「で」
御鳴 鳴唯:「……そっちは、誰?」
少女:何に焦っているのか、急いで涙を拭って
少女:「私…‥わたし……のッ…名前は……ッ」
少女:未だ整わない息で、無理やり言葉を紡ぐように
少女:「化野…‥せつな……」
御鳴 鳴唯:「……せつな、ね」
御鳴 鳴唯:「じゃあ、せつな。……そのナイフ、持ったままでも、捨ててもいいけど」
御鳴 鳴唯:「一度、こっちにおいで」
御鳴 鳴唯:ポケットに入れたままの手を抜いて、手招き。
少女:「……ッ…」”捨ててもいい”という選択肢に、初めて出会ったと言わんばかりの戸惑いを見せ
少女:「……」逡巡しながらも折りたたんだナイフを、ポケットの中に入れる
少女:そして、言われた通り君の方に歩み寄る
少女:その瞳には、未だ怯えの色が強く残されている
御鳴 鳴唯:両手とも、ポケットから引き抜いた。手には何も持っていない。
御鳴 鳴唯:それを、漫画か何かのように肩の高さに広げて、軽く首を傾げた。
少女:ビクッと僅かに身を竦める
御鳴 鳴唯:「……さっき、殺し屋だって言ったけど。実は私、正義の殺し屋」
御鳴 鳴唯:「だから、様子のおかしいあなたに、〝どうしたの〟って聞く義務がある」
御鳴 鳴唯:野良犬のようだな──とも思った。
御鳴 鳴唯:もう少し髪の色がくすんでいて灰色だったら、それこそ野良犬と形容しても良かったのだろう。
化野 せつな:「……」
御鳴 鳴唯:人に打ち払われて怯えた野良犬。彼女が身を竦める様は、そういう風に見えた。
化野 せつな:「……‥!」
GM:…話そうとしているのだろう
GM:ただ、開いた口から出るのはただの空気の塊ばかり
御鳴 鳴唯:「…………」
化野 せつな:「…‥う゛ぅ……」
御鳴 鳴唯:野良犬のように、路地裏で震える少女。
御鳴 鳴唯:嫌いだとか疎ましいとか、そういう感情は湧かなかった。
化野 せつな:「う゛う゛ぅぅ」
御鳴 鳴唯:寧ろ、見慣れた姿であった。
化野 せつな:そしてまた、唸るように涙を流し
御鳴 鳴唯:三年ほど前までは、鏡を見る度に、こういう目をした子供が映っていた。
御鳴 鳴唯:「……わかった。言わなくていい」
御鳴 鳴唯:「その代わり……って言うのもなんだけど」
御鳴 鳴唯:「お金と、ご飯と、服と、寝床と。どれが今、一番欲しい?」
化野 せつな:「……ぅ……ッ」君が歩いている途中に聞いたような、鼻をす��る音
化野 せつな:「………」そして、懇願するように
化野 せつな:「行かないで…‥一緒に居て……」聞かれても居ない答えに、必死にしがみつくように
化野 せつな:君の衣服を、小さな手で握りしめる
御鳴 鳴唯:──天性だな、と感じた。
御鳴 鳴唯:弱々しい姿が、獣を引き寄せる。そういう素質のようなものが、この銀色の髪の少女には有るように思えた。
御鳴 鳴唯:何が有ったかは知らない。聞く気もなくなった。この街で、夜に泣いているからには、相応の理由も有るのだろう。
御鳴 鳴唯:関わる理由や必然は無い。が、放置すれば他の野良犬が寄ってくるのだろうなとも思った。
御鳴 鳴唯:野良犬にも、二種類がいる。人に怯える犬と、人に噛み付く犬。
御鳴 鳴唯:この少女に集まるのはきっと、噛み付く方の犬だろう。
御鳴 鳴唯:「……ここに、ずっと居るのは……困る。お腹、空いたから」
御鳴 鳴唯:「……せつな」
御鳴 鳴唯:警察に──という選択肢は、姿を見た時から消えていた。銀色の髪。尋常の人ではあるまいと思ったからだ。
化野 せつな:「…はい」名前を呼ばれて、僅かに身体が強張る
御鳴 鳴唯:UGNに連絡をするか。その前に一度、自宅で休ませるか、いずれかと考えて──
御鳴 鳴唯:「……牛丼屋とコンビニ、どっちが良い……?」
化野 せつな:「………」一瞬だけ、口をすぼめて
化野 せつな:「……コン…ビニ‥‥」
御鳴 鳴唯:「分かった」
御鳴 鳴唯:衣服を掴んだ手は、そのままにさせた。……ゆっくりと歩き始める。
御鳴 鳴唯:足音を立てて、普通の人間のように。目ばかりが周囲の夜を全て見通すようにぐるりと動く。
化野 せつな:俯いたまま、つられて歩き始める
御鳴 鳴唯:「御鳴 鳴唯。名字よりは名前の方で呼ばれるのが好き」
化野 せつな:身長が違うのに、自然と歩幅が合う事を不思議に思いながら
御鳴 鳴唯:コードネームは名乗らない。まだ何者とも知れぬ相手だ。
御鳴 鳴唯:「そっちは、名字と名前と、どっちがいい……?」
化野 せつな:ゆっくりと上げた顔で、こくりと頷く
化野 せつな:「‥‥…私も‥‥名ま……」…顔を落として
化野 せつな:「…名字で…いい」
御鳴 鳴唯:「あだしの」
御鳴 鳴唯:一度、声に出して呼んだ。
御鳴 鳴唯:……それから、ことさらに首を傾げてみせて、
御鳴 鳴唯:「……せつな、の方が呼びやすい」
御鳴 鳴唯:「行くよ、せつな」
御鳴 鳴唯:掴まれた袖を、軽く引く。
化野 せつな:「……うん…」
化野 せつな:「……鳴唯」
御鳴 鳴唯:「ん」
御鳴 鳴唯:それでいい、と伝えるように頷いた。
化野 せつな:引かれた袖を離さないように、少しだけ強く握る
御鳴 鳴唯:名字というものはどうも、意識すると、途端に面倒なものに思えてくる。
御鳴 鳴唯:親が居てそこから引き継いだのだ、と示す名称だから、この街の在り方にはあまり似合わないのではないか。
御鳴 鳴唯:……が。
御鳴 鳴唯:この銀髪の少女について言うならば、もっと単純な理由で、名字で呼ぶことを避けた。
御鳴 鳴唯:なんとなく濁点を取ってみると、全然違う言葉になる。
御鳴 鳴唯:独占欲を示すような言葉で、その響きを敬遠した──それだけの話だった。
GM:---
GM:シーン終了 ロイス取得のみ可能です
御鳴 鳴唯:化野 せつな ○庇護/偏愛 で取得します
GM:OK!では次!
OP3
GM:【OP3 更屋敷アリサ】
GM:登場侵蝕をお願いします
更屋敷アリサ:40+1d10
DoubleCross : (40+1D10) → 40+2[2] → 42
GM:---
GM:N市 第十二地区
GM:---
GM:”黒い巨人”
GM:近頃、この一帯で話題となっている怪奇現象の事だ
GM:夜中、大きな人型の黒い影が街中に出現する、といった内容のもので、君は個人的な好奇心もあり、この案件についての調査を行っている
GM:しかし
GM:何故か、数日前から目撃情報がパタリと途絶え
GM:所詮都市伝説は都市伝説なのではないか…という思いが頭を過ぎり始めた、そんなある日の夜
GM:君は、いつものように街を中を歩いていた
更屋敷アリサ:少女のような幼い容姿に月光で輝く銀色のロングヘアーが揺れる。
更屋敷アリサ:使い込まれた白衣を羽織り、歩く度に大人びたヒールの音が短く反響。
更屋敷アリサ:その風貌は見た者にどこかミスマッチで不可思議な印象を抱かせる。
更屋敷アリサ:考え事を続けていた。議題は勿論、"黒い巨人"
更屋敷アリサ:大きな人型の影が現れる。この現象については様々な推測が立てられる
更屋敷アリサ:裏を返せば、"レネゲイド抜きでも起こり得る現象である"ということにも他ならない
更屋敷アリサ:RV事案である根拠の薄いこの現象を何故追い続けるか
更屋敷アリサ:「まぁ研究者の勘、以外には無いけどね」
更屋敷アリサ:だが、どこか確信めいたものを抱いている
更屋敷アリサ:この都市伝説は何かの前触れであろうということを
GM:そうして、考え毎に耽っていた君の目に
GM:対面から歩いてくる一人の青年が映る
青年:中背で、痩せ型、黒いシャツの上のには、君と同じような白衣を纏っており
青年:どういう訳か、君の事を凝視している
青年:「…‥‥‥こんばんは」
青年:擦れ違う直前、足を止めた男が口を開く
更屋敷アリサ:その言葉に立ち止まり、青年の方を振り向いて
更屋敷アリサ:「やぁ、こんばんは。白衣が素敵なお兄さん」
青年:「そのままお返ししますよ。お嬢さん」優しく笑って
青年:「引き留めてしまって、申し訳ありません。少しお伺いしたい事があるのですが」
青年:「」
更屋敷アリサ:「どうぞどうぞ。ナンパならお断りだけど」
青年:「貴方と同じくらいの背格好で、貴方と同じ髪の色をした女の子を探しているのですが」
青年:「ご存知では、ないでしょうか」
更屋敷アリサ:その言葉に、少し目を細めて
更屋敷アリサ:「ご家族か何かかな? 銀髪というのも中々見ない特徴だと思うけど」
青年:「そうですね…家族…というのは、適切ではありませんが」
青年:「強いて言うのなら、”保護者”でしょうか」
更屋敷アリサ:「ふーん、なるほど。保護者ね」
更屋敷アリサ:そう言って首を振り、
更屋敷アリサ:「いいや、見なかったよ。力になれなくて済まないね」
青年:「そうですか…ありがとうざいます」
青年:そう言って
青年:「‥‥ああ、それと」
青年:「貴方は」
青年:「人ではありませんね?」
更屋敷アリサ:「……へぇ」
更屋敷アリサ:表情が変わる
更屋敷アリサ:一瞬の驚き。その後に
更屋敷アリサ:『面白いものを見た』というような
更屋敷アリサ:「哲学問答がしたい訳ではないようだ」
更屋敷アリサ:「君もこちら側の人間かな?」
青年:「”こちら側”というものが、超常全てを指すのなら」
青年:「ええ、私はそちら側です」
青年:「……失礼。私が中に飼っているものと、似たような気配を感じましたので」
青年:「興味本位で、つい」
GM:”共生型レネゲイドビーイング”という考えに、君は思い当たってもいい
更屋敷アリサ:「へぇ、君は"奇妙な隣人"と共にあるタイプか」
更屋敷アリサ:「中々見れないサンプルだ。面白いね」
青年:「そうですね。一緒に居ると退屈しませんよ」
青年:「”彼”と私は、中々趣味が合う」
青年:「……特に」
青年:「”死者との交信”、など、ね」
更屋敷アリサ:”死者との交信”
更屋敷アリサ:己の立ち位置故か、この言葉が強く印象付けられる
更屋敷アリサ:同時に、不穏な気配も
青年:「貴方はどうですか?」
更屋敷アリサ:「私かい?」
青年:「死者に触れ、対話を行い、あわよくば」
青年:「再び、命を与えたい」
青年:「そんな風に考えた事、ありませんか?」
更屋敷アリサ:「……へぇ」
更屋敷アリサ:「そうだな、私の意見を話そうか」
青年:「聞きましょう」ただ、淡々と。一見優し気な眼鏡の奥の瞳はその実、何の感情も灯していない
更屋敷アリサ:青年に一瞥をしてから、話し始める
更屋敷アリサ:「私の専門の一つは西洋神秘学。その中でもカバラが主要な研究テーマでね」
更屋敷アリサ:「その元となったユダヤ教の教義では曰く、」
更屋敷アリサ:「『死者の世界は存在しない』」
更屋敷アリサ:「全ての魂は完全に分解され、データとして収集された後に再構成される」
更屋敷アリサ:「もう一度構成情報を汲み上げ、構築されたとしてそれは既にかけ離れた存在である」
更屋敷アリサ:「それが私、『レネゲイドビーイング』更屋敷アリサという存在だ」
更屋敷アリサ:「ご静聴ありがとう。如何かな?」
青年:「………ふむ」
更屋敷アリサ:不適な笑みを浮かべて、唯一人の観客の声を待つ
青年:ぱち、ぱち、と小さく柏手を打ち
青年:「全く以て、その通りです」
青年:「”一度死んだ”という事実が存在する時点で、完全な生前での状態に復元することは不可能」
青年:「ええ、ええ、そうですね。そんな事も分からぬ輩を見るだけで」
青年:「私は酷く、吐き気を覚える」
青年:吐き捨てるようにそう呟き、少しの沈黙
青年:「……興味深い話を、どうもありがとうございました」
青年:「私はこの辺で。くれぐれも夜道にはご注意を」
更屋敷アリサ:「いーや、ちょっと待ってくれたまえ」
更屋敷アリサ:そう言って引き留めて
青年:そう言って、歩を進めようとした所で呼び止められる
更屋敷アリサ:「そういえばまだ名前を聞いていなかった」
更屋敷アリサ:「教えてくれよ。君は面白い。また話をしようじゃないか」
青年:「……‥そうですね、名乗るほどの者でもない、と言いたい所ですが」
青年:そう言って、少しの間があって
青年:「……”ダイアローグ”」
”ダイアローグ”:「仲間からは、そう呼ばれています」
更屋敷アリサ:「"ダイアローグ"か。覚えておくよ。それともう一つ」
”ダイアローグ”:「まだ何か?」
更屋敷アリサ:「ああ。こちらの方が重要かもね」
更屋敷アリサ:「君は"黒い巨人"を見たことがあるかい?」
”ダイアローグ”:「…‥‥‥」そのワードを聞いた途端、眉根が僅かに動く
”ダイアローグ”:「いえ、ありません」
更屋敷アリサ:「……そうか、引き留めてすまなかったね」
更屋敷アリサ:「それじゃあ、今度こそさよならだ。夜道に気をつけて」
更屋敷アリサ:「"また会うことになるだろうけどね"」
更屋敷アリサ:まるで少女のように小さく手を振って
”ダイアローグ”:「さて…どうでしょうね」軽く手を上げて、振り返って
”ダイアローグ”:三歩、足音が聞こえた後
”ダイアローグ”:”ダイアローグ”と名乗った青年は、もうそこには居なかった
更屋敷アリサ:それを確認した後、振り返って歩き出す
更屋敷アリサ:懐から端末を起動し、通話機能を呼び出しながら
更屋敷アリサ:「こちら"クアエシトール"。調べて欲しいことがあるんだ」
GM:---
GM:シーン終了、ロイス取得のみ可能です
更屋敷アリサ:”ダイアローグ” 関心○/不信感
GM:OK!では次!
OP4
GM:【OP4 真堂光磨】
GM:登場侵蝕をお願いします
真堂 光磨:真堂 光磨の侵蝕率に+10(1d10->10)(侵蝕率:38->48)
GM:---
GM:N市 第十二地区
GM:鹿島四方幡
GM:---
泊:「よっ、いきなり悪ぃな。頼みてぇ仕事があってだな…」
泊:「この日の…この時間、ここの喫茶店で依頼主と会う約束してる。四人掛けの所に座って待ってな」
泊:「名前はライア、曲者は曲者だが…普段小娘扱いされてる反動で子供にはやたらと甘い、オマエは気に入られる筈だ」
泊:「じゃあ頼んだぞ、コーマ」
GM:…‥と、同僚である”梁山泊”から一つの仕事を任された君は
GM:指定された日時、その五分前
GM:既に、喫茶店内で”依頼主”を待っている
真堂 光磨:テーブルに置かれたクリームソーダは溶けきり、緑と白が混ざり合う
真堂 光磨:薄いサンドイッチのひとつを口に放り込んで、時計を一瞥。
真堂 光磨:そろそろ近い。紙ナプキンで口元を拭き、静かに待つ。
GM:その時
GM:来客を知らせる小鐘の音と共に、二人分の足音が店内に響き渡る
GM:足音は君が腰かけるテーブルへと近づいていき…‥
GM:ドカっ と、一人の女性が君の対面に腰かける
ライア:少しカールがかったブロンドの髪を、サイドアップで束ねた年若い女性
ライア:制服じみたカッターシャツと黒いカーディガン、その上から羽織った刑事ドラマさながらの栗色のコートが、どこか不釣り合いだ
ライア:名は"ライア・E・サリバン"
ライア:第十二地区のヤクザ街、鹿島四方幡において最も高い情報力を持つマフィア一家、スティーモファミリー日本支部の首領である
ライア:「はぁ〜っ、疲れた〜〜」微塵も疲労を感じさせない声
ライア:そう言うと、ニマニマ笑いながらメニュー表を開き
ライア:君の前にあるクリームソーダへ目を移す
ライア:「あ、私もこれにしよ~」
ライア:「へーいマスター!クリームソーダ!」
ライア:パタン、とメニュー表を閉じて
ライア:「さて」君に向き直る
ライア:「初めまして。泊ちゃんから話は聞いてるよ」
ライア:「私はライア・E・サリバン、ここいらで商売をやらせて貰ってる"スティーモ"の代表だ。末長くよろしくね〜」身を乗り出すように手を差し出す
真堂 光磨:「初めまして。12支部、真堂光磨です」
真堂 光磨:話が通っている、ならこれで十分だろう。出された手に応え、こちらも手を伸ばす
ライア:「うん…うん…う~~ん」
ライア:「小さいけど使い込まれたいい手だね。可愛い可愛い」
ライア:そう言って、数回君の手を撫でまわすと
真堂 光磨:「ありがとうございます」一応。褒められた扱いと捉える
ライア:席にもつかず、呆然と横に立つ男を一瞥する
GM:大量の買い物袋を抱えた男は、疲れ切ったような顔でしばらく天井を見つめていたが
GM:観念したように、ライアの隣に腰かける
ライア:「……ほらニコ、いつまでもコントラクターの前でだらしない顔しちゃ駄目だって。お前も挨拶挨拶」
ニコ:「お嬢のせいだろうが…!」
ニコ:ニコと呼ばれた男が一瞬だけ不満そうな顔を浮かべ、君に向き直る
ニコ:少し無造作な茶髪に青い目、黒縁眼鏡に着崩したYシャツ、首元に光るシルバーネックレス、いかにも"今時の若者"といった風体だ
ニコ:「ニコ・アクセルロッド、ニコでいい。敬称は無しだ」
真堂 光磨:「初めまして」目を合わせて。左右色の違う眸がレンズ越しに重なる
ニコ:そう言って手を差し出す。女性的なライアのそれと比べるとかなりゴツゴツとした手だ
ニコ:「はぇ~…」その瞳を凝視して
ニコ:「ハハッ、イカスなそれ」
真堂 光磨:手を取って
真堂 光磨:「どうも。珍しいですか」
ニコ:「ああ、珍しい。俺はアメリカの人間だが」
ニコ:「あっちでも、ファッションでしかお目にかかったことはない」
真堂 光磨:結果的に変わったものだ。自身、それほどこだわりがあるわけでもないが。
真堂 光磨:「なら、いいことだと思っておきます」
ニコ:「……」
ニコ:「いいね、坊主。お前はビッグな男になるぜ」
ライア:「……」運ばれてきたクリームソーダを呑みながら、パン、パンと柏手を打ち
ライア:「仲良くなれそうで良かった。という所で、仕事の話をしようか」
ライア:「…さて今回、君達UGNに依頼したいのは」
ライア:「近頃、この辺りで発生してる通り魔事件、その調査と解決だ」
ライア:慣れた手付きでスマホを操作し、君に一枚の写真を見せる
ライア:「……と言っても、これを通り魔と呼んでいいのかも分かんないんだけどね」
GM:そこに写っていたのは、被害者と思われる死体
GM:全身に複数箇所の風穴が空いている
ライア:「現場にあったのは、凶器と思われるガラス玉…の破片」
ライア:「それと、微かなレネゲイドの残滓」
真堂 光磨:見るものが見れば吐き気を催す絵だ。仏頂面を崩すこともなくそれを確認する
ライア:再びメロンソーダに口を付け
ニコ:(へぇ…動じねぇのな)
ニコ:(まあ断り入れずに見せるお嬢もお嬢だけど…)
ライア:「まあ、そこで、君達を頼ったという訳だ」
ライア:「……自慢じゃないけど、私はこの区域で起きた出来事は概ね把握する事が出来るんだ」
ライア:「でも君達を頼ってる、つまり…そういう事だよ」仰々しく両手を上げる
ライア:「仕事に見合った報酬は約束する。出来る限りの支援もしよう。ただ、そこから先は」
ライア:再び、手を差し出して
ライア:「君達に任せたい。引き受けてくれるかな?」
真堂 光磨:「断るのであれば、ここにはいないので」
真堂 光磨:「──“梁山泊”を通した時点で、師に話が通っている。そう判断します」
ライア:満足そうに頷くと
真堂 光磨:「未熟ですが。12支部の一員として、対応させてもらいます」
ライア:「それもそうだ。意地悪な聞き方をして悪かったね、真堂光磨くん」
ライア:「…‥頼もしい限りだ。うちの連中にも見習わせたいね」
真堂 光磨:疑問を言えば彼女当人が対応するでなく、こちらに話が回ってきたことだが。ここで口にしたところで益はない
ライア:「……さあという訳でニコ、仕事だよ。真堂君を手助けしてあげなさい」
ニコ:「…って訳だ。今回の仕事、俺が同行させてもらう。改めてよろしくな」
ライア:「彼は私の所持する私設兵団の一人だ、まぁ…私が差し出す担保のようなものだよ。駒の一つとして使ってくれて構わない」
真堂 光磨:「はい。……どうかよろしくお願いします、ニコ」普段であれば敬称を付けるが、言に従う
ニコ:「おう!で」
ニコ:「俺は、お前を何て呼べばいい?」
真堂 光磨:「なら、光磨で。まだ慣れてないので」
ニコ:ぐっと親指を立てて
ニコ:「んじゃまあ、光磨がそれ飲み終わったら出ていくとしてだ」
ニコ:「お嬢。この荷物どうすんの?」
ライア:「迎え呼んでるから大丈夫だよ~」
ニコ:「じゃあ最初っから俺じゃなくてもよかっただろうが…!」
ニコ:「おい光磨、こういう女は怖いぞ…気を付けろよ…」
真堂 光磨:「…………」
真堂 光磨:ずずず。メロンソーダの水位をストローで下げながら
ニコ:「まあお前はまだそういう話分からねぇと思うけど…」
真堂 光磨:「気紛れさには少し慣れてるので。ほどほどに」
ニコ:「……」口を開けたまま黙って
ニコ:「…進んでんだな、最近の子供は」
真堂 光磨:「進んだところで子供のままだから。大人には遠い」
真堂 光磨:──テーブルを挟み、笑う女性と。隣に在る男を見やる
真堂 光磨:こちらの視線にも相手が気付いていることを前提に。なるべく余計なものは見せず
真堂 光磨:駒、とは言っているがそのまま受け取るには厄介な話だ
真堂 光磨:とはいえ。話が通った中、拒否権はないだろう。同時に己自身、放置する気もない
真堂 光磨:「一つだけいいですか」
ライア:その視線に気づいて
ライア:「何でもどうぞ?」
真堂 光磨:「泊お姉さんから、僕については何か言ってましたか」
ライア:「そうだねぇ」
ライア:「”利発な子”、だって。あはは、やっぱりあの娘は人を見る目がある」
ライア:「本当に」」
ライア:「その通りだと思うよ」
真堂 光磨:「……」
真堂 光磨:「なら、どうか。その言葉を裏切らないようにします」
GM:---
GM:シーン終了 ロイス取得のみ可能です
真堂 光磨:ニコ・アクセルロッド 「〇同行者/隔意」
真堂 光磨:以上で
GM:OK!では次!
合流
GM:【合流】
GM:全員登場です
真堂 光磨:真堂 光磨の侵蝕率に+7(1d10->7)(侵蝕率:48->55)
亜藤 蘭介:亜藤 蘭介の侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:37->44)
御鳴 鳴唯:登場侵蝕 御鳴 鳴唯の侵蝕率を5上昇(侵蝕率:47->52)
更屋敷アリサ:更屋敷アリサの侵蝕率を+10(1d10->10)した
GM:---
GM:N市 第十二地区
GM:鹿島四方幡
GM:---
GM:日は完全に傾いて、妙に冷たい風が肌を撫で始めたころ
GM:街の見回りを続けていた君、亜藤蘭介は
GM:”鹿島四方幡”と呼ばれるヤクザ街に足を踏み入れていた
GM:そして、そこで君は見覚えのある人影に遭遇する
亜藤 蘭介:昔馴染みと別れてから。特に宛てがあるわけでは無かったが。
亜藤 蘭介:物思いに耽る内。肌で感じる辺りの雰囲気が一変した事に気付き。
亜藤 蘭介:この場所が。”鹿島四方幡”───通称"鹿四(ロクヨン)"と呼ばれるヤクザ街であることを思い当たって。
亜藤 蘭介:「む」
亜藤 蘭介:それと同時に。この辺りに似つかわしくない少年と。この場所にこれ以上なく適した格好の青年が。
真堂 光磨:「ん」混じった気配に違和感がひとつ。辺りを歩く人間の中、空気の違うもの
真堂 光磨:「──亜藤お兄さん」
ニコ:「なんだ、知り合いか?」
亜藤 蘭介:この支部の所属が通達された日に一通りのデータは頭に叩き込んである。
亜藤 蘭介:一度、挨拶も交わした記憶がある。
亜藤 蘭介:「"パイライト"殿」「お疲れさまです」
ニコ:(…見覚えはない。UGNの人間だとしたら…新人か。若そうだもんな)
真堂 光磨:「顔見知り」ニコへ短く返し
真堂 光磨:「お疲れ様です」
真堂 光磨:「……この時間帯だと。見回り中?」
亜藤 蘭介:軽く頭を下げて。「ええ。何分、まだまだ新参者なので。地形の把握も兼ねろとの、勧めもあり」
亜藤 蘭介:そこで隣の青年に視線を向けて。「……失礼。亜藤蘭介と申します」
ニコ:「あっ、どうも初めまして…」つられて腰が低くなる
ニコ:「ニコ・アクセルロッドといいます。光磨とは…そうですね、協力関係ってやつで」
ニコ:「……」頭をボリボリと掻いて
亜藤 蘭介:「ほう」
真堂 光磨:「……泊お姉さんからの頼まれごとで。ちょっと」
ニコ:「…‥タメ口でいい?」
亜藤 蘭介:「ああ。"梁山泊"殿の」「おっと。構いませ……構わない」
ニコ:「おっ、じゃあ遠慮なく」肩の荷が下りたような笑みを浮かべて
ニコ:「そう、今ちょっと調べものしてんだ、俺達」
ニコ:「”通り魔事件”っての、知ってる?」
亜藤 蘭介:「通り魔……」
亜藤 蘭介:思い当たる節は無い。この地区も一通り、ぐるりと踏破したつもりだが。至って平和そのものだった。
真堂 光磨:「情報としては被害者の状態と、これがR案件であるということくらい」
真堂 光磨:「まだ探し始めたばかりで、何も掴めてはいないけど」
ニコ:「取り敢えず近場の被害現場行ってみたりしたんだけどさ、どーにもな」
亜藤 蘭介:「尋常ではない手法で犯行が行われたと……」
ニコ:「あ、写真もあるぜ。見る?グロいの大丈夫?」
亜藤 蘭介:ため息をついて。「もう慣れたさ」
亜藤 蘭介:写真を受け取って。「……成程。確かに」
GM:そこで
GM:写真を見た君、亜藤蘭介は被害者の遺体の状況に何か見覚えを感じる
亜藤 蘭介:「………?」
GM:銃弾、と言うには少し大きく、綺麗に穿たれた、その孔
亜藤 蘭介:全身に穿たれた風穴。マシンガンのような弾幕を受けたにしては。大きく、しかし綺麗すぎるその孔に。
GM:……かつて、中距離での戦い方を会得しようとしていた若奈篤郎が、訓練所の壁によく開けていた孔
亜藤 蘭介:脳裏に浮かぶのは。かつての親友の眼。ではなく。
GM:この街に滞在していた旧友、見覚えのある傷跡を持つ死体
GM:偶然…とも思えるその符号を、君はどう受け取るだろうか
亜藤 蘭介:先程邂逅した。あの警戒心を湛えたようなあの、眼。
亜藤 蘭介:しばらく写真を凝視したあと。「どうも」と、ニコに写真を手渡して。
真堂 光磨:「……どうかした?」
ニコ:「‥‥‥?」聞くのも野暮な気がして、黙って受け取る
亜藤 蘭介:寄せていた眉を一層、険しくさせ。「……確実な事は言えませんが」
亜藤 蘭介:「この被害者の傷痕に。心当たりがあります」
真堂 光磨:「……」
ニコ:「なっ……!」
ニコ:「おいおい…おいおいおい」
ニコ:「やったな光磨!重要参考人ゲットだぜ!」
真堂 光磨:盛り上がる青年に対し、冷めたままの表情は崩れない
真堂 光磨:「亜藤お兄さん」
亜藤 蘭介:「………」その呼びかけに視線で応える。
真堂 光磨:視線を合わせ
真堂 光磨:「──手を貸してもらえますか。支部には、こっちからも連絡しておくから」
亜藤 蘭介:「願ってもない話です」
真堂 光磨:「ありがとう」
亜藤 蘭介:左肩に掛けた漆黒のケースストラップを固く握り締めて。
ニコ:「……」冷静沈着な二人の反応に戸惑いを見せながら
真堂 光磨:険しさの残る表情。作られた拳。……善い悪いにせよ、オーヴァード同士の因縁は重くなるものだ。
真堂 光磨:産まれて一年。周囲の人間に比べれば、微々たる経験ではあっても。理解できる
真堂 光磨:目の前の青年は支部に来てまだ日が浅い。だが、自分よりどれだけのものを積み上げてきたのか。その中に“これ”と繋がるものがあれば
真堂 光磨:「……ありがとう。お兄さん」もう一度。同じ言葉を口にする
亜藤 蘭介:含みのある言い方のお礼に。少しだけ。柔和な表情を浮かべて。
亜藤 蘭介:「礼を言われる程のことは……」
ニコ:「……‥…で、でさ」喋っていいのか分からなくておろおろした後、おもむろに口を開いて
ニコ:「心当たりって…どんな?」
GM:---
GM:N市 十二地区
GM:---
GM:""
GM:”ダイアローグ”、と名乗った青年の情報は、現時点ではまだ掴めていない
GM:もしかしたら、と思い、君…更屋敷アリサは普段よりも早くから散策を始めたが
GM:あの白衣の青年の姿も、黒い巨人の姿も
GM:どちらも見る事は叶わなかった……が
GM:一人、見知った顔と遭遇した
更屋敷アリサ:カツ、カツ、カツと等間隔でヒールが音を鳴らす
更屋敷アリサ:"ダイアローグ"と出会った場所にもう一度行ってみたが気配は無く
更屋敷アリサ:聞き込みをしても目撃情報は得られず。"影の巨人"についても同様に
更屋敷アリサ:「まぁ、仕方ない。気長にやろうじゃないか」
更屋敷アリサ:或いは彼の探していた少女——同じ背丈、同じ髪色の少女を探してみようかと思い至ったその時
御鳴 鳴唯:足音は無い。人の群れの中をすり抜けるように歩いていた。
御鳴 鳴唯:首の向きは正面へ向けられて固定されているが、良く良く見れば眼球だけが、周囲を探るように油断なく巡らされている。
御鳴 鳴唯:その目は、やがて群れの中から、銀色を見出して──
御鳴 鳴唯:「……?」
御鳴 鳴唯:止まる。
御鳴 鳴唯:街であろうが、珍しい色合いだ。頭に置いていた人物との符合も有って、思わず、という様子だった。
御鳴 鳴唯:少しだけ、思い出す為の間が空いて、
御鳴 鳴唯:「……〝クアエシトール〟?」
御鳴 鳴唯:名は呼ばない。この少女は自他共に、コードネームで認識することを好む。
更屋敷アリサ:御鳴 鳴唯が動きを止め、視線を向け、コードネームを呼んでやっと
更屋敷アリサ:その存在を認識。表情が変わる。そして、小走りに駆けよって
更屋敷アリサ:「やあ、御鳴ちゃん! こっちに来てたのかい!」
御鳴 鳴唯:「……………………」表情は変わらない──ように見える。ほんの1ミリ程度瞼を狭めながら、此方も歩いて近づいた。
更屋敷アリサ:声は嬉しそうに。彼女もとても『面白い人』だ
御鳴 鳴唯:名字や名で気安く呼ばれるのは、慣れていない。日中に街を歩くのと同程度には。
御鳴 鳴唯:この相手の銀色は刃物ではなく、水銀の類いだな、と唐突に思った。
御鳴 鳴唯:「……騒がしい」と開口一番に文句をつけながら、今一度周囲を見渡して、
御鳴 鳴唯:「……任務中? それとも非番?」端的な言葉で問う。
更屋敷アリサ:ある種の鈍感とも言うべきか、御鳴のそんな様子に気付くことはなく
更屋敷アリサ:「任務中だよ。ここ数日目撃されている"黒い巨人"というものについて」
御鳴 鳴唯:「……ああ、あの……良く分からない噂話。……〝R案件〟っぽいの?」
更屋敷アリサ:「今は確証は無いね。ただ、かなり怪しいとは思っている」
御鳴 鳴唯:「〝路地裏〟の方でも噂にはなってた。……けど、それだけ。たぶん、あなたが聞いている以上の事は、私は知らないと思う」
更屋敷アリサ:「そうか、それは残念だ。」肩をすくめて
御鳴 鳴唯:この少女の情報網は、〝治安の悪い地域〟に偏っている。
更屋敷アリサ:「君は任務中かい?」
御鳴 鳴唯:「…………」首を振って答えとしてから、「……ちょっと、捜し物。私用で、そこまで急ぎじゃない」
更屋敷アリサ:「へぇ、捜し物」
更屋敷アリサ:いかにも気になるといった表情を浮かべ
更屋敷アリサ:「詳細を聞かせてくれよ。もしかしたら何かしってるかもしれない」
更屋敷アリサ:すぐに首を突っ込む更屋敷アリサの性質がここで表に出る
更屋敷アリサ:「私の捜し物も聞いて貰ってしまったしね。お互い様だ」
御鳴 鳴唯:──軽く片足を引いて、間合いを開けながら、踏み込みの力を生みだせるだけの姿勢を取る。
御鳴 鳴唯:離れるも近づくも自由な形。即ち、軽快を示す体制。
御鳴 鳴唯:そうしてからようやく、重苦しく口を開いた。
御鳴 鳴唯:「……迷子を拾った。けど、どこから来たのか良く分からない」
御鳴 鳴唯:「警察に回すような話じゃないと思う……けど、全く何事もない家出、って訳でも……ない、かな」
更屋敷アリサ:つれないなぁと不満げに言おうとして
更屋敷アリサ:『迷子』
更屋敷アリサ:"ダイアローグ"と交わした会話が脳裏に浮かび上がる
更屋敷アリサ:同時に己の姿を見て動きを止めた彼女の様子
更屋敷アリサ:可能性の一つを算出
更屋敷アリサ:「……その迷子ってもしかして」
更屋敷アリサ:そして、己を指指して
更屋敷アリサ:「私のような銀髪で低身長の女の子だったりはしないかい?」
御鳴 鳴唯:「……」警戒を示すシグナルが、一段階あからさまになった──目を細めた。
更屋敷アリサ:「おや、ビンゴかな?」構わず笑う
更屋敷アリサ:「一緒に行こうじゃないか、御鳴ちゃん」
更屋敷アリサ:「私達の目的は恐らく近いところでリンクしている」
御鳴 鳴唯:「説明を」
御鳴 鳴唯:「……私は個人的に、あなたがあまり好きじゃない」
更屋敷アリサ:「それは残念。私は気に入っているのに」
更屋敷アリサ:「単純な話だ。昨日迷子を捜しているっていう青年に会ってね」
更屋敷アリサ:「コードネームは"ダイアローグ"。「保護者」を名乗って私と似たような容貌の少女を探していた」
御鳴 鳴唯:「……………………」
御鳴 鳴唯:「……銀髪の子は……そう、多くは無いね……」
御鳴 鳴唯:「染めるには難しいし……普通には生まれないし……」
更屋敷アリサ:「そういうこと。加えて"ダイアローグ"は"黒い巨人"の話にも一定の反応を示してね」
更屋敷アリサ:「これはいかにも怪しい。ということで追っていた訳だ」
更屋敷アリサ:「まさか君が保護していたとは思わなかったけどね」
御鳴 鳴唯:「……言う必要も無いと思ってただけ」
御鳴 鳴唯:「けど」
御鳴 鳴唯:「……状況、変わったね」
更屋敷アリサ:「ああ、事態は思ったより大きく動いている」
御鳴 鳴唯:かちっ
御鳴 鳴唯:ポケットの中で音が鳴った。
御鳴 鳴唯:10ゲージのスラッグ弾が二つ、手の中で転がす。
御鳴 鳴唯:「捜索に加わる」
御鳴 鳴唯:「……支部には、適当にメールでもしとく」
更屋敷アリサ:「ふふ、それは心強いな」
更屋敷アリサ:「改めて、よろしく頼むよ御鳴ちゃん」
御鳴 鳴唯:「……極めて、不本意」
更屋敷アリサ:「好いているのは本当なんだけどなぁ」
GM:---
GM:日は沈み、暗い影が街に満ちる
GM:亜藤蘭介、真堂光磨、ニコ・アクセルロッドの三人は
GM:被害現場を回りながら、亜藤のかつての同僚である若奈篤郎についての話を聞いていた
GM:そんな中、まるで、引き合わせたように
GM:別の案件を追っていた、顔見知りに遭遇する
亜藤 蘭介:「ええ。チルドレン時代の同期で。偶然か、先程、再会を……」
ニコ:「へえ~、つまりお友達って訳だ」
ニコ:「あ、いや、ライバルっつった方がいい?」
真堂 光磨:「……さっきの顔だと。あまりいい雰囲気ではなかった、みたいだけど」
亜藤 蘭介:少しだけ困ったような表情を浮かべて。「両方、ですかね」
ニコ:「……」
ニコ:「気になってたんだけど」
ニコ:「いくつなの?亜藤君」
亜藤 蘭介:「俺ですか。あ。いや、俺か」「26だ」
ニコ:「ぶっ」
ニコ:「え、ヤバ…歳上じゃん」
真堂 光磨:[]
ニコ:「”変わらない”ってよく言われない?」歳上と分かってもその姿勢は崩さない
亜藤 蘭介:「……気にしないでくれ」と言ったあとで。ふっ、と息を吐いて。
亜藤 蘭介:「さっき。街で合ったあいつ……若菜にも。言われたよ」
ニコ:「…その、若奈君はどうだった?昔と違ってたりとか…」
亜藤 蘭介:「背格好。纏う雰囲気。全てが、以前とは異なる印象を持った」
真堂 光磨:「……対照的だ」
亜藤 蘭介:「ええ。昔。若菜と俺と。あと2人。チルドレン時代……いつも4人で馬鹿やってたが」
亜藤 蘭介:色のない瞳を、一層、暗くして。
亜藤 蘭介:「とある任務で、2人死んじまってね」「若菜も。行方知れずだった」
ニコ:「………そ、そりゃぁ…」
真堂 光磨:「……」
ニコ:(……も、盛り上げ…いや違う、それだと茶化してるみてぇになるし…うおお誰でもいいから来てくれりゃ…!)
真堂 光磨:ただ、変わらない顔で過去を聞く。言うべき言葉は何か、と考える中で
真堂 光磨:──向かいに。知れた顔が見えた
更屋敷アリサ:「……おや」
ニコ:「…‥!知り合いか‥?」光磨君の方を見て
更屋敷アリサ:3人が歩いていた場所の反対側より、姿が現れる
真堂 光磨:「皿屋敷お姉さん」
真堂 光磨:「ぼくの“先輩”」──RBとしても、人間としてもだ
更屋敷アリサ:「やあ、光磨くん。こんなところで出会うとは奇遇だね」
ニコ:「先輩…にしては、随分まぁ」二人の身長を見比べて
更屋敷アリサ:右手をひらひらと振りながら、駆け寄っていく
更屋敷アリサ:その後ろより、もう一人
御鳴 鳴唯:「…………増えた」
御鳴 鳴唯:ただ歩く時の速度で近づいて来る。……やはり、足音は無い。
ニコ:「うおっ!」
真堂 光磨:「御鳴お姉さんまで」
亜藤 蘭介:「むっ…」
ニコ:(何だ…?最初っから居たのか…?全然気付かなかった)
御鳴 鳴唯:「……〝パイライト〟、だっけ」
御鳴 鳴唯:「うちがごちゃごちゃしてたあたりに入ってきた……」
真堂 光磨:「うん」
更屋敷アリサ:「お姉さんと呼ばれるのは気分が良いね。嬉しいよ」
更屋敷アリサ:そう言って、光磨と共にいた二人に視線を向ける
御鳴 鳴唯:「……知らない顔が二つあるけど」
御鳴 鳴唯:「同級生?」
真堂 光磨:「ぼくと同級生だと。まだロクに喋れないと思うよ」
真堂 光磨:何せ一歳だ
亜藤 蘭介:「(同級生……)」
亜藤 蘭介:ぺこりと頭を下げて。「十二支部所属のチルドレン……並びに、十二支部付きイリーガル」
亜藤 蘭介:「"夜鳴鶯"殿に……確か、"クアエシトール"殿……とお見受けします」
御鳴 鳴唯:「……優等生、か」
更屋敷アリサ:「ほうほう、これはご丁寧に」
亜藤 蘭介:「この度、市外から新たに十二支部エージェントとして着任した」「"ドイスラッシャー"、亜藤蘭介と申します」
御鳴 鳴唯:「……ああ。同僚なんだ……よろしく」
御鳴 鳴唯:「頭の中身が戦国時代なひとばっかりな支部だけど……慣れれば居心地は悪くないよ……」
亜藤 蘭介:「お気遣い、痛み入ります」
亜藤 蘭介:こほん、と軽く咳払いしたあと。「ちなみに。"パイライト"殿よりは……25ほど。歳を重ねております」
御鳴 鳴唯:「……………………」少しの沈黙の後に
御鳴 鳴唯:「30代後半……?」二重に間違える。
更屋敷アリサ:「26歳じゃないかな、御鳴ちゃん。随分と童顔だね」
御鳴 鳴唯:「年下かと思った……」
ニコ:「……」なんだか大人としての格の違いを見せられているようで、隣で複雑な顔を浮かべている
亜藤 蘭介:「よく言われます……」少しだけ眉の角度が上がっている。
真堂 光磨:「確かに背丈は御鳴お姉さんが一番高いけど」
更屋敷アリサ:「それで、こちらのお兄さんはどなたかな?」
更屋敷アリサ:今度はニコさんの方に視線を向けて
ニコ:「ん?ああ、そうだな」申し訳程度に向き直ると、こちらは会釈程度に頭を下げる
真堂 光磨:「ぼくの仕事の関係。……泊お姉さんから少し」
ニコ:「ニコ・アクセルロッド。敬称無しのニコでいい」
ニコ:「その通り、光磨とはビジネスパートナーって感じだな」
亜藤 蘭介:「"通り魔事件"……についての、外部協力者と伺っています」「俺もその、力添えを」
御鳴 鳴唯:「通り魔、って言うと……」更屋敷の方へ首を回し
御鳴 鳴唯:「〝穴あき〟の……?」
ニコ:「んで、お嬢さんがたはどうしたんだ?もう日は落ち始めてるぜ?…って」
真堂 光磨:「耳が早い」
ニコ:「そうか。知っててもおかしくねぇんだな」
更屋敷アリサ:それに頷いて
御鳴 鳴唯:「……おかしな死体だとは聞いた。何がどう、までは知らないけれど」
御鳴 鳴唯:「……レネゲイド絡みだったんだ」
更屋敷アリサ:「ニコ、詳しく聞かせて貰えるかな?」
更屋敷アリサ:「我々も調査の最中でね。関連性があるかもしれない」
ニコ:「OKOK。通り魔事件ってのは…‥」
GM:君達は、真堂光磨が聞かされている事件の情報を共有した
GM:そして、その容疑者として挙げられるのが亜藤蘭介の旧友であること
GM:また、併発するように起こっている”黒い巨人”の目撃情報
GM:それとの関連が疑われる、”ダイアローグ”と名乗る青年
GM:青年が探しているという、一人の少女の事も───
ニコ:「……成程ね」
真堂 光磨:「……関連している、と思う?」皿屋敷お姉さんへ
御鳴 鳴唯:「……ガラス片に、複数の穴。ビー玉を散弾にでもしてるのかな……」死体の様子を思い描きながら呟く。
更屋敷アリサ:「確実にとは言えないが可能性としては多少浮上してきた、といったところかな」
更屋敷アリサ:「調べてみる価値はあると思うよ。少なくとも何かが見えてくるはずだ」
ニコ:「お、パーティメンバーが増えたって事でいいのか?」
真堂 光磨:「……こちらに任せた、と言うなら。人員の変更は問題ないよね」
ニコ:腕で×を作って「問題ないぜ。言ったろ?俺も駒の一人だ。解決さえしてくれるなら口出しする気はねぇよ」
真堂 光磨:「そういうことだけど」改めて二人へ向き
真堂 光磨:「この中で探し回るのは変わらない。揃ってやれるなら、効率は悪くないと思う」
亜藤 蘭介:「事態の解決を図る上で」「お二人の協力が得られるのであれば、心強いですね」
更屋敷アリサ:「良いね、こちらとしても助かるよ。2人だけじゃどうにも限界がある」
御鳴 鳴唯:「……その〝ビジネスパートナー〟の勤務先を聞ければ、私は構わない」
ニコ:「あらら、抜け目ねぇな、厚着の嬢ちゃん」
ニコ:「”スティーモ”っつってな。この辺で商売やってるマフィアの人間だ」
御鳴 鳴唯:「……マフィア……そう」少しばかり目が細められて、
ニコ:「警戒は…するなつっても難しいだろうから、これだけは言っとくぜ」
ニコ:「うちのモットーは”等価交換”だ」
ニコ:「」
ニコ:「お前さん方が働いてくれるなら、それに見合うだけの協力はするってこったな」
御鳴 鳴唯:「UGNとして、仕事はする……上が決めたことなら、私が何か言う筋合いは無い」
ニコ:「…‥ま、俺は別にその辺拘らねぇけど」
御鳴 鳴唯:「……ただ」
御鳴 鳴唯:「あなた達の扱う品物に、薬か人間が入ってたら」
御鳴 鳴唯:「……後で支部長を蹴り飛ばしに行く。それだけ」
ニコ:「……」にやりと笑って 「OK。それなら安心だ」
亜藤 蘭介:カタギでは無いとは思っていたが。思わぬ名前が出てきたものだ、と独りごちる。
ニコ:「今のボスの代でそういうのは止めた。今はもっぱら、クリーンな不動産商売だよ」
御鳴 鳴唯:「……そう。少し安心した」
ニコ:「それに、ここいらのヤクザは薬で一回痛い目見てるからな。その辺、あのジャージの姉ちゃんが厳しいんだ」
真堂 光磨:「よろしく。御鳴お姉さん」
ニコ:「…へへ、安心してもらえたなら何より、っつー訳で」
ニコ:「改めて、よろしくな。御鳴に、更屋敷か。下の名前はなんて言うんだ?」馴れ馴れしく、手を差し出す
御鳴 鳴唯:「コードネームで──」言いかけた言葉を飲み込み、「……御鳴 鳴唯。名前か名字なら、まだ名前の方がいい」
御鳴 鳴唯:手はポケットに入れたまま、かちゃかちゃとスラッグ弾のカートリッジを弄んでいた。
ニコ:「ん、肝に銘じたが…‥物騒な音立てんのは止めてくれ…‥」
御鳴 鳴唯:「癖。……あなたはそっちの白衣とよろしくやればいい」
御鳴 鳴唯:と、更屋敷の方を顎で示す
更屋敷アリサ:[]
更屋敷アリサ:「手厳しく振られてしまったみたいだね。私と仲間だ」
更屋敷アリサ:「更屋敷アリサ。コードネームはクアエシトール」こちらは差し出された手を躊躇なく握る
ニコ:「あ、マジ?気合うかもな俺達」握られた手を少し上下に振って
更屋敷アリサ:握った瞬間分かるだろう。その手からは体温が感じられない
更屋敷アリサ:「等価交換。実に好ましい価値観だ。仲良くできそうじゃないかな」
ニコ:「…‥‥‥」い、の形のまま顔が固まって
更屋敷アリサ:更屋敷アリサは少女のようなあどけない笑みを向けている
ニコ:「‥‥…お、おう、そうだな。ゆっくりお互いの事知っていこうな」
亜藤 蘭介:ニコの様子に軽く首を傾けて。「改めて。よろしくお願い致します。お二人共」
GM:---
GM:シーン終了、ロイス取得のみ可能です
御鳴 鳴唯:更屋敷 アリサ ○信頼/嫌い でロイス取得
御鳴 鳴唯:それから ニコ・アクセルロッド ○誠意/警戒 でもロイス取得して以上!
真堂 光磨:亜藤お兄さんに 「〇誠意/隔意」で
亜藤 蘭介:真堂 光磨 同僚 P○誠意/N隔意 で取得
更屋敷アリサ:御鳴 鳴唯 好意○/嫌われちゃった で取得
真堂 光磨:こちら以上で
更屋敷アリサ:こちらも以上ですー
亜藤 蘭介:以上です!
GM:うし、では次のシーンに行きましょう
ミドル1
GM:【ミドル1】
GM:ミドルシーンは、PP制で進行していきます
GM:PP既定の数値に達したらトリガーシーンに移行し、その次はクライマックスになる感じです
GM:では、要項はこちら
GM:使用技能:<情報:UGN>、<情報:裏社会>、<情報:噂話>
目標値 :7
プライズ:0/7
シーン数:1/6
GM:そして
GM:PC共有のコネとして、【スティーモファミリー】がシナリオ中3回限定で使用できます
亜藤 蘭介:なにっ
御鳴 鳴唯:ほう
GM:【スティーモファミリー】:情報・購入判定のダイスを+3 シナリオ3回
更屋敷アリサ:ほうほう
真堂 光磨:調達もいけるか
御鳴 鳴唯:地味につよいぞ
GM:PC共有ですので
GM:誰が何度使おうが、3回使用が宣言された時点で使用不可となります
真堂 光磨:了解
亜藤 蘭介:使い所だいじ
更屋敷アリサ:了解しましたー
GM:と、いう訳で
GM:判定の方張り切ってどうぞ!
御鳴 鳴唯:マイナーアクションでのエフェクト使用は可能ですか!
亜藤 蘭介:とりあえず登場するぜ~
真堂 光磨:登場と
御鳴 鳴唯:あっそうだった登場
亜藤 蘭介:亜藤 蘭介の侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:44->50)
真堂 光磨:真堂 光磨の侵蝕率に+4(1d10->4)(侵蝕率:55->59)
御鳴 鳴唯:登場侵蝕 御鳴 鳴唯の侵蝕率を1上昇(侵蝕率:52->53)
更屋敷アリサ:登場~
GM:そうですね
更屋敷アリサ:52+1d10
DoubleCross : (52+1D10) → 52+1[1] → 53
GM:使用可ということにしましょう
亜藤 蘭介:やさGM
御鳴 鳴唯:ありがたいぜ
更屋敷アリサ:ヒュー
亜藤 蘭介:とりあえず<情報:UGN>で振ってみるかなあ
真堂 光磨:素で振れる人からやっていきましょうか
亜藤 蘭介:うす
亜藤 蘭介:コネ:UGN幹部使用~
亜藤 蘭介:4dx+3>=7
DoubleCross : (4R10+3[10]>=7) → 6[1,1,4,6]+3 → 9 → 成功
亜藤 蘭介:IMA I CHI
亜藤 蘭介:みんな……頼んだぜ!
真堂 光磨:んー。じゃあこっちいきましょうか
真堂 光磨:コネ:UGN幹部と《砂の加護》使用
真堂 光磨:オートタイミングだから侵蝕+3で62、DB+1
真堂 光磨:真堂 光磨の侵蝕率に+3(侵蝕率:59->62)
GM:頭脳派プレイ…!
真堂 光磨:8dx+1
DoubleCross : (8R10+1[10]) → 10[3,4,6,8,8,8,9,10]+6[6]+1 → 17
GM:回すじゃなぁい…
真堂 光磨:財産点3吐いて20で
亜藤 蘭介:やっぱ光磨くんなんだよな~
更屋敷アリサ:さすが~~
GM:乗せおった!
御鳴 鳴唯:一歳児のくせに頼れる
真堂 光磨:スパルタ教育の末
更屋敷アリサ:じゃあ私も一応挑戦しようかな。コネUGN幹部
御鳴 鳴唯:こっちも侵蝕もうちょっと上げてて良さそうだしやっておこう
御鳴 鳴唯:マイナーアクションで《陽炎の衣》を使用し隠密になりつつ、<情報:裏社会>をコネ:情報屋で振ります。
御鳴 鳴唯:6dx+2>=7
DoubleCross : (6R10+2[10]>=7) → 10[1,6,7,7,8,10]+4[4]+2 → 16 → 成功
更屋敷アリサ:マイナーアクションでジェネシフト。ダイスは2個
御鳴 鳴唯:夜の小鳥だから財産点はないぜ!
御鳴 鳴唯:御鳴 鳴唯の侵蝕率を3上昇(侵蝕率:53->56)
真堂 光磨:地味に痛いデメリット
更屋敷アリサ:53+2d10
DoubleCross : (53+2D10) → 53+17[9,8] → 70
更屋敷アリサ:うわ、無駄に跳ねた
御鳴 鳴唯:むちゃをなさる
GM:オイオイオイ
亜藤 蘭介:アリサ先生何たる無茶を
更屋敷アリサ:ふふふ心配いらないさ
更屋敷アリサ:4dx+2>=9
DoubleCross : (4R10+2[10]>=9) → 7[1,3,5,7]+2 → 9 → 成功
更屋敷アリサ:普通の数字だった
GM:では
GM:光磨君が小遣いの力で達成値を引き上げたので
GM:獲得PPは3となります
御鳴 鳴唯:さすがだぜ
GM:プライズ:3/7
真堂 光磨:ありがとう直さん
亜藤 蘭介:おこづかいありがとう
更屋敷アリサ:ありがとう~
GM:では情報開示していくわね~
GM:
PP1【黒い巨人】
「黒い巨人」とは、二週間ほど前から十二地区内で目撃情報が発生している都市伝説のようなものである。
その情報も「夜の街に巨大な人影が出現する」という曖昧なものであり、これといった被害も確認されていない事から、解決の糸口もハッキリとしていないのが現状だ。
ただ、「数日前から目撃情報が途絶えている」事と、目撃者の何名かは「何故か羽音のようなものが聞こえた」と述べている事など、いくつか気にかかる点も存在する。
GM:
GM:
PP2【通り魔事件】
「通り魔事件」とは、一週間ほど前から鹿島四方幡内で被害が相次いでいる連続殺人事件の事である。
推定犯行時刻は全て夜中、凶器と思われるのはガラス玉。被害者は一様に身体に風穴が空いた状態で絶命しており、それ以外には特に共通点や法則も見当たらない。
鹿島四方幡一帯に監視体制を敷いているスティーモファミリーですら犯人の特定を行えていない事から、監視の目を欺く術を持っている、鹿島四方幡の外から犯行を行なっている、などの可能性が考えられる。
GM:
GM:
PP3【監視映像①】
スティーモファミリーから監視映像が提供された。
それは、通り魔事件の被害映像。
道を歩いていた男性が突如倒れ伏して動かなくなる…といったものだ。目を凝らすと、飛来した何かが身体を貫いている事が見て取れる。現場に落ちていたガラス玉の事だろう。
また、飛来物の角度をもとに、飛んできた方角に線を伸ばすと、とある山へとぶつかる事が分かった。
その山は、以前「病葉」と呼ばれる集落が存在した場所だ。
GM:
GM:以上の事が分かりました
GM:ではロールに入っていきます
GM:---
GM:N市 十二地区
GM:鹿島四方幡
GM:---
GM:一連の事件は関連している可能性があると睨み、協力しての解決に当たる事を選んだ君達は
GM:とあるマンションの一室を訪れていた
GM:鹿島四方幡の端、第十一地区との境付近に位置するこのマンションは、スティーモファミリーが取り扱う物件であり
GM:区域一帯に敷かれた情報網、その一拠点としてひそかに使用されている
ニコ:合鍵のストラップ部分に指を通し、クルクル回しながら
ニコ:「本当は、あんま外部の人間居れたくないんだけどな」
ニコ:ガチャリ、とマンションの最上階。角部屋の扉を開ける
真堂 光磨:「お邪魔します」
ニコ:どうぞ、と手で示す
亜藤 蘭介:同じく断りを入れてから中に足を踏み入れる。
GM:───一見、普通の部屋だ
GM:複数人で利用している形跡があるだけの、至って普通な、一般的なマンションの間取り
ニコ:「まあ、適当にその辺にでも座っててくれ」
ニコ:カーペットの敷かれた部分を顎で示し、自身は冷蔵庫を漁っている
御鳴 鳴唯:「…………」冷蔵庫を横から覗き込みに行く。
更屋敷アリサ:「良い部屋だね。便利なものだ」
ニコ:その気配を察して「‥……別に良いもんはねぇぞ」
御鳴 鳴唯:「…………」カメラを巻き戻したように戻っていく。
ニコ:複数個のペットボトルと、人数分のコップを持って君たちの元へ
亜藤 蘭介:背負っていたケースをそっと床に降ろし。「眺めもいい。この辺り周辺なら一望出来そうだ」
真堂 光磨:「監視にも身を隠すにも向いてる」
ニコ:「あ、そういう見方しちゃう?やっぱ怖いねあんたら」
真堂 光磨:カーペットの上に胡座をかき。隠して腰に差していた短刀を外して置く
亜藤 蘭介:「……職業病かな」
真堂 光磨:「教育のせい」
真堂 光磨:望んで得た知識ではあるが
御鳴 鳴唯:「だいたい世の中が悪い」
更屋敷アリサ:「慣れておくと良い。UGNは大体こういう人間の集まりだ」
御鳴 鳴唯:便乗するように言いながら、適当な壁を背もたれにして座った。
更屋敷アリサ:リラックスするように座り込んでいる
ニコ:「ハハッ、褒めてんだよ。間違いって言える訳でもねぇしな」
ニコ:そう言いながら、麦茶を注いだコップを全員に配って
ニコ:「さて」
ニコ:「まずは、整理しようぜ」
真堂 光磨:「ひとまずの要素としては。黒い巨人と、通り魔のことだけど」
更屋敷アリサ:「では、まずは黒い巨人のことから話そうか」
ニコ:「そうだな。アリサ、この中じゃそれについて一番詳しいのはあんただ。頼む」
更屋敷アリサ:「ああ、ニコ了解だ」
更屋敷アリサ:そう言って姿勢を直して
更屋敷アリサ:「"黒い巨人"はここ二週間、十二地区内で目撃情報が相次いでるものだ」
更屋敷アリサ:「形態としては噂や都市伝説に近いかな。『夜の街に巨大な人影が出現する』という一点のみで被害も出ていなかったからね」
更屋敷アリサ:「正直RV案件かどうか判断が難しく、検討を続けていたところだ。だが、」
ニコ:「だが?」あぐらをかき、頬杖を突きながら話を聞く
更屋敷アリサ:「ここ数日、目撃情報がパタリと途絶えた。毎日のように目撃されていたものがね」
亜藤 蘭介:「………」腕を組み、壁に背を預けながら耳を傾けている。
更屋敷アリサ:「正直怪しい。何かの意図が介在していると見たくなる」
ニコ:「単に話題が下火になっただけ、ってのはどうだ?」
更屋敷アリサ:「噂話がこんなピタっと止まることがあるかい?」
更屋敷アリサ:「ブームが過ぎ、関心を失ったとしても、噂というものは細々と長く語られるものだ」
更屋敷アリサ:「ここまで極端な変化は起きづらい」
御鳴 鳴唯:「……確率的に言うなら?」
更屋敷アリサ:「そうだな……」
更屋敷アリサ:「0に限りなく近い、かな」
ニコ:「あるにはある、ってか」
亜藤 蘭介:「成程」「では。これを仮にR案件と断定するのであれば。やはり、黒い巨人を操る本人に、何かが起こったと見るのが……」
更屋敷アリサ:「数学的にはある可能性というものは否定できないからね」
更屋敷アリサ:「人口比率と目撃情報件数で考えたらこうなる。RV案件が関わっていると見るべきだと思うな」
更屋敷アリサ:「私からは以上。次に行こうか」
御鳴 鳴唯:「……そう」短く頷く。彼女がそう言うのなら、そうなのだろう。
真堂 光磨:「……あとは、もうひとつの方だけど」
真堂 光磨:端末を見やる。送っていたものの返事が届いていた
真堂 光磨:「通り魔のことについて、現状ではあまり進展はないね」
真堂 光磨:「犯行時刻は夜間。凶器はガラス玉。全身に風穴を空けられ、亡くなってる」
真堂 光磨:「だから少し、相談事を変えてみた」
亜藤 蘭介:「というと……?」
真堂 光磨:──古巣、というにはまだ記憶に新しいが。返ってきた第九支部からの回答を再度確認して
真堂 光磨:「犯人が特定できないとすれば。なぜ見つからないか」
真堂 光磨:「エフェクトを使うにしても、手段は色々ある」
ニコ:「ふむ」
真堂 光磨:「姿を隠すのか。認識を歪ませるのか。空間そのものをいじるのか」
真堂 光磨:「可能性の中でひとつ有力だと言われたのがある。──鹿島四方幡(この場所)の外から、攻撃を行っている場合」
更屋敷アリサ: 「ほう……!」
御鳴 鳴唯:「外……って……」
御鳴 鳴唯:「……この区画、何キロ四方あるっけ……?」
ニコ:「しかも夜だぜ?夜目が効くってレベルじゃねぇよな」
真堂 光磨:「射線さえ通れば遠方から撃ち込める人。うちの支部にもいるでしょ」
御鳴 鳴唯:「……………………いるね」納得するしかなかった。
真堂 光磨:「……あそこまでやれる人が大勢いる、とは考えたくないけど」
亜藤 蘭介:「(いるのか……)」
更屋敷アリサ:「いるね」躊躇なく頷く
ニコ:多分あれだろうな、という顔。その名はこの区域に住まう者なら誰でも知ってる
真堂 光磨:「ただ、可能性の中で有力とは言える形。だから他の案とは五十歩百歩ではある」
真堂 光磨:「断言するには材料が足りない。……これくらいか」
亜藤 蘭介:「……被疑者の疑いがある、"穿"若菜篤郎ですが」
真堂 光磨:第九の友人に今度礼をしなければ。そう口の中で唱えて
ニコ:「いや、良い推察だと思うぜ。そういうツテがあんのか知らねぇけど…おう」
ニコ:亜藤の方を向く
亜藤 蘭介:「訓練生時代。あいつは確かに、被害者と同じ攻撃の痕を。壁に残していましたが」
亜藤 蘭介:「あくまで、中距離戦闘を克服する想定での訓練だったと、記憶しています」
ニコ:「…成程な。そんな遠くから正確に狙うやり方は記憶と合わねぇと」
亜藤 蘭介:「が。……エフェクトの成長の矛先を。射程の延長へと磨きを掛けた可能性も……」
亜藤 蘭介:首を横に振って。「不確定な情報で混乱を招いたのなら。すまない」
御鳴 鳴唯:「何も無いより、いいと思う」
御鳴 鳴唯:「……とりあえず疑っておけば、遭遇した時に動きやすい」
御鳴 鳴唯:「けど、それより……クアエシトール」
更屋敷アリサ:「おや、何だい御鳴ちゃん?」
御鳴 鳴唯:「算数は得意、だよね」
御鳴 鳴唯:「ニコ。……この街の地図と、現場の写真って……今、ある?」同世代の人間に向けるような、ぶっきらぼうな問い方をして、
御鳴 鳴唯:「昔、ちょっとだけ習った」
ニコ:「あー、そうだな」
GM:その時、見計らったようにニコの携帯が鳴る
ニコ:「……」その画面を見て 「ちょっと待ってな」クローゼットの方へ
御鳴 鳴唯:「……狙撃の後、死体がそのまま残ると……どこから撃ったかバレることがある、って」
御鳴 鳴唯:「計算方法とかは忘れた。難しかった」
御鳴 鳴唯:「クアエシトールなら、やれる?」
更屋敷アリサ:「ああ、お任せあれ」
ニコ:「……流石UGN」少し大きめの紙筒を抱えて戻ってくる
ニコ:「ほっ」紙を床に広げて、端に膝を置く
ニコ:どこでも手に入る、この区域の地図だ
ニコ:「さて、まずはこっちを見てもらおうか」
ニコ:そういうと、携帯端末を取り出し、とある動画を再生する
ニコ:「こいつは…まあなんだ、あれだ、監視カメラってやつだな、その映像だ」
GM:普通に歩いていた男が、突然道端に倒れ伏す映像だ
ニコ:「これが、その攻撃だとして」
ニコ:「この映像の現場ってのは、ここだ」
ニコ:「で、こっから凡その狙撃位置を割り出すとすると…って話なんだが」
更屋敷アリサ:「……へぇ、なるほどね」
ニコ:「角度も射速も全部推察。んな中で、アリサ、お前はどう見る?」
更屋敷アリサ:「…………」
更屋敷アリサ:トントンとリズミカルに指で叩きながら
更屋敷アリサ:「狙撃位置を割り出せば良いんだね」
亜藤 蘭介:「……可能ですか」算術は苦手だ。
ニコ:「まあ、無理にとは言わねぇが、参考程度に───」
更屋敷アリサ:「紙とペンを」
真堂 光磨:す、と差し出される。掴んでいるのは手ではなく、少年の解けた影だが
真堂 光磨:「お任せします」
更屋敷アリサ:「任せてくれたまえ」
御鳴 鳴唯:「……数字、できるだけ探す」通信端末を操作し、事件資料を漁る。狙撃された被害者の身長の記載は無いか。傷口の写真は無いか。
更屋敷アリサ:「頼むよ。あればあるだけ精度は上がる」
御鳴 鳴唯:該当するものがあるならば──それを画面に表示して、更屋敷の傍に置くだろう。……無言のまま。
GM:……身長は約175cm
GM:…風穴は、胸部から腰椎へと抜ける形で穿たれている
更屋敷アリサ:情報は得た
更屋敷アリサ:ペン先が紙の上に数式を組み上げる
更屋敷アリサ:推定弾速、角度、被害者の状況、etc
更屋敷アリサ:その動きに一切の迷いは無く
更屋敷アリサ:あるのは難題への好奇心と科学者としてのプライドである
御鳴 鳴唯:「……足裏から頭頂部まで、直立時に画面上で882ドット。着弾地点は足裏から632ドット。……428ドットの高さに抜けてる」
更屋敷アリサ:数値の修正。可能な限り精度を上げる
御鳴 鳴唯:「画面に弾丸は見えない。画面内を1フレーム未満で抜けてる」
御鳴 鳴唯:「……これだけで、いける?」
更屋敷アリサ:無言で頷いて返す
更屋敷アリサ:推定狙撃位置5箇所、修正により3箇所まで絞られる。そして、
更屋敷アリサ:「……見つけた」
更屋敷アリサ:紙面を埋め尽くす数式の果てに、ただ一箇所が示される
更屋敷アリサ:「狙撃位置はここだ」
真堂 光磨:いくらか候補で用意しておいた、地区外の地図を広げて
更屋敷アリサ:トン、と細い指先がその場所を示す
御鳴 鳴唯:指先を追うように身を乗り出し、
ニコ:「……」その白く細い指を目で追う
御鳴 鳴唯:「…………計算ミス?」有り得ないと知りながら、そう問うた。
更屋敷アリサ:あの事件を知っている者ならば理解できる
更屋敷アリサ:「いいや、間違いない」
亜藤 蘭介:改めて。この街の精鋭のレベルの高さに内心舌を巻きながら。
亜藤 蘭介:「………」
亜藤 蘭介:「山、ですか」
真堂 光磨:「…………」
真堂 光磨:「“病葉”」
更屋敷アリサ:「ああ」
GM:───病葉
GM:病葉とは、かつて行き場のないジャーム達が身を寄せ合い形成していた集落である。
亜藤 蘭介:「"わくらば"……?」
GM:第十二支部イリーガル、津島秋と成り立ちを同じくする少女、"白比丘尼"がとある遺産を用いて村民のレネゲイドの侵蝕を抑制する事で終焉を先送りにしていたが、湯ノ浦から訪れたとある姉弟、その両親が引き起こした騒動により、壊滅するに至った。
ニコ:「…この街のヤクザは、一度薬で痛い目見てる、ってさっき言っただろ?」
亜藤 蘭介:「ああ。俺はてっきり。"黛一家"騒動のことだと」
ニコ:「ああ、それもあるが…」
ニコ:「大本になってんのは、こっちの方だ」
ニコ:「……だが」
ニコ:「病葉はもう無い…‥俺はそう認識してる」
ニコ:お前らはどうだ?と言いたげに君達の顔を見る
真堂 光磨:「書類上の話になるけど。読んだ限り異論はない」
御鳴 鳴唯:「……同じく」
更屋敷アリサ:「私もだ。もうあそこには何もないはずだと認識していた」
亜藤 蘭介:「……なら、何故」「壊滅した筈のこの場所から……?」
亜藤 蘭介:「利点が見当たらないな」
ニコ:「…勿論、偶然って可能性もある」
ニコ:「高所って条件なら、確かに山はうってつけだ」
御鳴 鳴唯:「〝ある可能性というものは否定できない〟って……?」
更屋敷アリサ:「……だから、まさしく今回がそういうことなのだろうね」
真堂 光磨:「高所だけを取るなら、山まで出向く必要はないはず」
真堂 光磨:「なら。そこに何かがある」
ニコ:「…………」
亜藤 蘭介:「"病葉"から放たれた理由、か」
ニコ:「今動くべきだと思う奴、手を挙げろ」
御鳴 鳴唯:迷い無く、手を上げた。
更屋敷アリサ:手を上げている
真堂 光磨:手を上げる
亜藤 蘭介:彼らの顔を見渡した逡巡の間に。そっと手を上げる。
亜藤 蘭介:「(迷い無くか)」
真堂 光磨:「躊躇えばまた増える。夜討ちを狙う」
ニコ:「……じっくり慎重に、なんて、お前らに言ってもしょうがねぇわな」
ニコ:「OKだ。支度しろ、てっぺん回る前に出るぞ」
御鳴 鳴唯:「……ひとつだけ」
御鳴 鳴唯:「いや、ひとりだけ、連れていきたい子がいる」
ニコ:「子?なんだ、友達か?」
亜藤 蘭介:含みのある言い方に。「……例の、匿っているとかいう」
御鳴 鳴唯:「…………」頷き、
亜藤 蘭介:「一般人か?」
御鳴 鳴唯:「見た目からして、普通に生まれた人間には見えない。オーヴァードか、そうじゃなくても何か……不自然な生き物、だと思う」
御鳴 鳴唯:「……数日前、拾った。〝影〟の噂が聞こえなくなったのと同じころ」
ニコ:「……そりゃあ」
ニコ:「大分訳アリ、だな」
御鳴 鳴唯:「〝勿論、偶然って可能性もある〟」
御鳴 鳴唯:「……けど、今回は連れていった方がいい気がする」
ニコ:「…いいぜ。住処は近いのか?」
御鳴 鳴唯:「11地区との境の辺り」
ニコ:「おう、じゃあすぐか、先行って連れて来な」
御鳴 鳴唯:「…………」頷き、立ち上がる。靴を履いてドアを潜った辺りで──その姿が、ふっ、と掻き消えた。
亜藤 蘭介:「………」
ニコ:(………お化けみてぇ)
真堂 光磨:「相変わらずだな」
亜藤 蘭介:「良かったのか。ニコ」
真堂 光磨:一瞬で気配がかき消える。知らされていなければ何が起こったか反応もできない
更屋敷アリサ:「早いねー御鳴ちゃん」
ニコ:「ん?何が?」
亜藤 蘭介:「……非戦闘員を。現地まで同行させることに」
亜藤 蘭介:「"狙撃手"と交戦の危険性すら……」
ニコ:「戦闘員が」
ニコ:「いらん心配抱えながら戦闘やるくらいなら、こっちの方がいいだろ」
ニコ:「それに」
ニコ:「守る為に戦う方が強いんだろ?あんたら」
亜藤 蘭介:「物は言いようだな……」ふぅ、と溜息をついて。
亜藤 蘭介:日常の守護者と。"UGN(俺たち)"を呼称する者が居る。
亜藤 蘭介:戦う術を持たない者たちの盾となる覚悟など。とうの昔に出来ている。
亜藤 蘭介:ならば。
亜藤 蘭介:盾となる彼ら、彼女らは。
亜藤 蘭介:誰にも。護られることは許されないのか。
亜藤 蘭介:ふと視線を向けた窓の外の陽炎が。これ以上無く眩しく見えた。
GM:---
GM:シーン終了 ロイス取得と購入判定が可能です
御鳴 鳴唯:ロイスは保留、調達はスニーキングスーツ 目標10
真堂 光磨:ロイス保留
御鳴 鳴唯:1dx+4>=10
DoubleCross : (1R10+4[10]>=10) → 6[6]+4 → 10 → 成功
更屋敷アリサ:ロイスは保留
御鳴 鳴唯:装備して以上!
更屋敷アリサ:ボデマチャレンジだ
亜藤 蘭介:御鳴 鳴唯 同僚 P○感服/N不安 で取得
更屋敷アリサ:2dx>=12
DoubleCross : (2R10[10]>=12) → 8[7,8] → 8 → 失敗
更屋敷アリサ:無理! 以上です!
亜藤 蘭介:あたくしもボデマ狙いで
亜藤 蘭介:2dx+1>=12
DoubleCross : (2R10+1[10]>=12) → 4[3,4]+1 → 5 → 失敗
亜藤 蘭介:無!!!!!!!一文!!
真堂 光磨:ではボディーアーマー調達
真堂 光磨:2dx>=12
DoubleCross : (2R10[10]>=12) → 8[1,8] → 8 → 失敗
真堂 光磨:今回は見送ります。以上
GM:OK!では次のシーン!
ミドル2
GM:【ミドル2】
GM:シーンプレイヤーは亜藤さん、登場侵蝕をお願いします
亜藤 蘭介:亜藤 蘭介の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:50->55)
真堂 光磨:真堂 光磨の侵蝕率に+3(1d10->3)(侵蝕率:62->65)
更屋敷アリサ:更屋敷アリサの侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:70->77)
御鳴 鳴唯:登場侵蝕 御鳴 鳴唯の侵蝕率を9上昇(侵蝕率:56->65)
GM:---
GM:では、引き続きミドル判定を行います
GM:
使用技能:<情報:UGN>、<情報:裏社会>、<情報:噂話>
目標値 :7
プライズ:3/6
シーン数:2/6
GM:
亜藤 蘭介:ぼちぼちスティーモコネくんも使ってみたいですね
真堂 光磨:GM、プライズ7ではなく?
御鳴 鳴唯:ダイスボーナス乗ったし、ここはエフェクト無しで行こう
GM:あ、そうだ
御鳴 鳴唯:そして普通にやると一番ダイス多いの誰だろう
GM:使用技能:<情報:UGN>、<情報:裏社会>、<情報:噂話>
目標値 :7
プライズ:3/7
シーン数:2/6
GM:こちらが正です
真堂 光磨:エフェクト抜きならコネで4D
更屋敷アリサ:こちらもコネで4D
亜藤 蘭介:マイナジェネすればコネ5Dいくかもってところですね
御鳴 鳴唯:4D,同じか
真堂 光磨:今回みんな社会はほぼ同じ
亜藤 蘭介:亜藤お兄さんは社会2だぞ 讃えよ
真堂 光磨:おにいさーん
更屋敷アリサ:ワーワー
亜藤 蘭介:くるしゅうない
御鳴 鳴唯:じゃあ、亜藤くんのUGN固定値3に期待を掛けてみるとして
真堂 光磨:とりあえずスティーモのコネ使って亜藤さんに振ってもらうかしら
亜藤 蘭介:承知!
御鳴 鳴唯:とりあえず鳴唯はコネ:情報屋で裏社会行くぜ
GM:社会2が讃えられる世界…
亜藤 蘭介:ではとりあえずマイナーでジェネシフト。2個でいいかな
御鳴 鳴唯:4dx+2=7 情報:裏社会
DoubleCross : (4R10+2[10]=7) → 10[2,4,8,10]+6[6]+2 → 18 → 失敗
亜藤 蘭介:2d10+55
DoubleCross : (2D10+55) → 13[6,7]+55 → 68
更屋敷アリサ:回った
御鳴 鳴唯:記号を間違えた
亜藤 蘭介:めっちゃ出してる
真堂 光磨:でもいいとこ行った
GM:回すねぇ…
亜藤 蘭介:で、スティーモファミリー コネで+3。情報:UGNで…
GM:コネ:スティーモファミリー 1/3
亜藤 蘭介:6dx+3>=7
DoubleCross : (6R10+3[10]>=7) → 10[1,2,7,7,7,10]+5[5]+3 → 18 → 成功
御鳴 鳴唯:スティーモと通常のコネは併用できましたっけ
亜藤 蘭介:同値!
更屋敷アリサ:おお~
真堂 光磨:おー
更屋敷アリサ:讃えよう
GM:できる事にします
亜藤 蘭介:あ、出来るんだ まあ……いいか!
御鳴 鳴唯:なら、コネ:UGN幹部分も増えますね
亜藤 蘭介:一応ふりますか
亜藤 蘭介:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 2[2,2] → 2
亜藤 蘭介:へなちょこ
御鳴 鳴唯:同値
亜藤 蘭介:財産2点パクパクしますよ
亜藤 蘭介:大人なので
御鳴 鳴唯:まぁそれでも3+2で5だから
御鳴 鳴唯:次のシーンで誰かが10点出せばクリアーさ
真堂 光磨:げに
亜藤 蘭介:なるほどね
更屋敷アリサ:げにげに
更屋敷アリサ:じゃあこちらも振ろうかな
真堂 光磨:こちらもコネUGN幹部で情報:UGN
更屋敷アリサ:コネUGN幹部使用
真堂 光磨:4dx+1
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 9[3,5,7,9]+1 → 10
更屋敷アリサ:4dx+2>=7
DoubleCross : (4R10+2[10]>=7) → 10[1,4,8,10]+1[1]+2 → 13 → 成功
亜藤 蘭介:う~ん優秀
GM:なんでみんな二けたなんだよ
真堂 光磨:亜藤お兄さんの20が最終ですね
更屋敷アリサ:ですね
GM:ではプライズは進行して6/7に
GM:情報開示していくわよ~
GM:
PP5【監視映像②】
スティーモファミリーから、新たな監視映像が送られてきた
夜の街を徘徊する謎の青年の映像。
やや小柄で細身、癖の強い髪に眼鏡をかけた大人しそうな男だ。
「黒い巨人」の目撃情報が途絶える前後から十二地区に出没し始めたらしく、銀髪の少女と共に行動する姿が映像には納められている。何らかの関係性があると見て良いだろう。
コードネームは"ダイアローグ"。オーヴァードに覚醒してから日が浅いのか、UGNで管理するデータにも殆ど情報は存在しなかった。
確かなのは、彼が"天籟魔訶"と呼ばれるFHセルのエージェントである、という事ぐらいだ。
そして更屋敷アリサ、君はこの男と既に直接対面している。
GM:
PP6 【化野】
化野は、とある呪術師の家系である。
契約を交わした生物を体内に住まわせ、使役する術を代々継承する一族、化野家はその当主にあたる。
…しかし、UGNのデータによると当該一族は数ヶ月前に滅んで…いや、滅ぼされている。当主である化野家も例外なく、住居内で殺害されているのが発見されたが……一点、四人分ある筈の遺体…父、母、二人の娘の内、娘一人のものだけが何処を探しても見つからなかった。
なお、遺体の見つからない少女は一家の中で唯一の非オーヴァードであったという。
GM:
GM:以上の事が分かりました
GM:ではロールに入っていきましょう
GM:‥‥と、その前に
GM:マスターシーンを挟みます
マスターシーン1
GM:---
GM:A市 UGN支部
GM:第三訓練室
GM:---
GM:── ──
若奈 篤郎:防音仕様の訓練室に、風切り音と激突音が反響する
若奈 篤郎:上官に頼み込んで設置してもらった三重構造の壁には、既にいくつもの孔が空いている
若奈 篤郎:──皆が床に就いた夜中、こうして一人黙々と鍛錬に励むのが、最近の若奈篤郎の日課であった
若奈 篤郎:「………ふぅ」手の甲で汗を拭う
若奈 篤郎:"今日はこの辺にしよう、明日の任務に支障が出る"
若奈 篤郎:そんな事を考えていると
柿崎 綾:「おっすおっす」
若奈 篤郎:ふと背後から声がして、振り返る。それと同時にペットボトルが飛んできたが、難なくキャッチする
柿崎 綾:「精が出るね、お兄さん」
若奈 篤郎:柿崎綾が、そこに居た
若奈 篤郎:「……」軽くペットボトルを掲げて
若奈 篤郎:「これについては礼を言う。ありがとう」
若奈 篤郎:「……ただ柿崎、こんな時間にお前は何をしているんだ」
柿崎 綾:「"お互い様"で説明つかない?」ニッと笑って
若奈 篤郎:「………」
柿崎 綾:「あはは、何で黙るのさ」
若奈 篤郎:「……いや。少し意外だった、お前は過程よりも結果を重視するタイプと思ってたから」
柿崎 綾:その言葉に少し押し黙って、言い辛そうに口を開く
柿崎 綾:「いや〜、楽じゃないんだよ。"一番"にしがみ付くのも」
柿崎 綾:「私は、ほら、篤郎みたいに"戦術が〜"とか、考えるの得意じゃないから」
柿崎 綾:「勝てる部分だけは、譲る気無いんだ」
若奈 篤郎:「………」
若奈 篤郎:有り余る才能とセンスを持ち、俺なんかとはそもそも出発点が違うと、勝手にそう思っていた
若奈 篤郎:(…恐らく柿崎は、俺がこうする前から、ずっと…)
柿崎 綾:「んで」
柿崎 綾:ずいっと顔を寄せて
柿崎 綾:「あんた、それ何してんの?」
若奈 篤郎:「……」思わず顔を逸らす。柿崎のこういう遠慮なく距離を詰めてくる所が、初めて会った時から苦手だった
若奈 篤郎:「…中距離での戦い方を、模索してる。対応の幅を増やすのに越した事はないだろう」
柿崎 綾:「ふ〜ん…………正直に言えばいいのに、蘭介に負けたくないって」
若奈 篤郎:「ッ゛………」
柿崎 綾:「へぇ〜…それでわざわざ空の薬莢に土詰めてねぇ…飛ばし難くない?これ」
若奈 篤郎:「そうだな。そもそもの形状からして、投擲に向いていないのは分かっている。だがこれ以外で自由に使えそうなものは──」
柿崎 綾:「ちょっと待ってな」パッと消えて
柿崎 綾:「お待たせ」パッと戻って来る
若奈 篤郎:「訓練外でのエフェクトの使用は…!!」
柿崎 綾:「いーのいーの細かい事は」
柿崎 綾:ガチャガチャと音の鳴る袋を掲げる
柿崎 綾:「これあげるよ。弟のやつだけど、もう要らなくなっちゃったし」
若奈 篤郎:「……」袋を受け取って、中をあらためる 「ガラス玉か」
柿崎 綾:「そ、重過ぎず軽過ぎず、手軽に手に入って���ち運びも楽、良いと思わんかね、篤郎君?」
若奈 篤郎:「……」まじまじと見て「成る程、悪くな……」
若奈 篤郎:視線は、肩に置かれた少女の手へと
柿崎 綾:「……頼りにしてるっ」
若奈 篤郎:「────」
柿崎 綾:「さ、そろそろ戻ろ?私に勝ちたいなら万全な体調じゃなきゃね〜」
柿崎 綾:そう言って、スタスタと迷い無く歩き始める
若奈 篤郎:「………」
若奈 篤郎:「………ああ、そうだな」
GM:
GM:
若奈 篤郎:──あの時
若奈 篤郎:"無茶をするな"、の一言でも伝えていれば
若奈 篤郎:何も変わらずに居れただろうか
若奈 篤郎:"お前を守る"、の一言でも伝えていれば
GM:
GM:---
GM:N市 とある山中
GM:---
GM:更屋敷アリサの計算により、通り魔事件の犯行場所を割り出すことに成功した君達は
GM:御鳴鳴唯が保護した少女、化野せつなを加え、闇夜に包まれる山道を進む
GM:自己紹介を終えたとはいえ、化野せつなは君達をどこか避けるように
GM:延々、御鳴の背中にくっついたまま動こうとはしなかった
GM:彼女がここまで何かに怯える様子を見せるのには、何か原因があるのか
GM:君達が、そんなことを考え始めた矢先
GM:視界が開け、焼け落ちた民家や,
GM:未だ形の残ったままの民家が、ぽつ、ぽつ、と視界に点在する光景が広がる
GM:”病葉”へと到着したのだ
真堂 光磨:「……ここが」
御鳴 鳴唯:「……ドラマでしか見た事ないような景色」
ニコ:「……病葉、か。俺も来るのは初めてだ」
真堂 光磨:用意されたライトで周囲を照らす。人の気配が消えた、しかしかつての名残をまだ残す場所
化野 せつな:「‥‥…」ひし、と未だ御鳴にしがみついたまま
真堂 光磨:終わった場所。そのはずだ
更屋敷アリサ:「なるほど、すっかり廃村といった雰囲気だね」
亜藤 蘭介:「……人が住むような雰囲気では。最早無いな」
御鳴 鳴唯:「……死んだ村」
御鳴 鳴唯:「私には、そういう風に見える」
御鳴 鳴唯:深夜であろうと、その光景を見渡すのにはなんら支障が無かった。
ニコ:「‥‥気配も無い。お前らはどう感じる?」
御鳴 鳴唯:人の営みの息吹は、何処にも見えなかった。
御鳴 鳴唯:「……風が届く範囲にはいないと思う」軽く首を振る。
真堂 光磨:「人気がない以上、隠れる方も念を入れるだろうね」
亜藤 蘭介:「気配遮断に長けている輩が潜伏している可能性を除けば、だが」「注意だけは。続けよう」
真堂 光磨:「何もないなら。お互い、少しの変化で気付かれる」
更屋敷アリサ:「ここには潜める場所も多そうだしね」
ニコ:「まるでホラー映画だな……」
ニコ:「んじゃま、ある程度はまとまって動こう」
真堂 光磨:「御鳴お姉さん。先導を任せても」一番“眼”が効くのは彼女だ
御鳴 鳴唯:「……ん」頷いて、首と視線を背後に向けて、
化野 せつな:「……」
御鳴 鳴唯:「二番目はこの子。三番目、パイライトに任せる」
真堂 光磨:「わかった」
御鳴 鳴唯:「……しんがりは?」
亜藤 蘭介:「俺が承ろう」
更屋敷アリサ:「おお、助かるよ」
御鳴 鳴唯:「……オーケー。時速4km程度で歩く」
御鳴 鳴唯:「……あと、せつな」
化野 せつな:「…‥なに?」
御鳴 鳴唯:「怖い?」
化野 せつな:…無言のまま、こくりと頷く
御鳴 鳴唯:「……大丈夫」
御鳴 鳴唯:「家より、ここの方が安全」
化野 せつな:少しの間があって
化野 せつな:「うん」
化野 せつな:震える声で、そう呟いて
化野 せつな:後方の少年に、軽く会釈する
御鳴 鳴唯:「家だと、ひとりで留守番」
御鳴 鳴唯:「ここには私がいる」
御鳴 鳴唯:「……安全」
真堂 光磨:「ぼくらもね」会釈を返して
真堂 光磨:位置は御鳴さん、彼女に続き斜めの後方。斬戟の線を塞がれないための措置
化野 せつな:それを見て、少し微笑んで「……」ぎゅ、と前方の少女の衣服を握りなおす
御鳴 鳴唯:右手を掲げる。ライトの光の中に、手袋をつけていない白い手が映し出される。
御鳴 鳴唯:進め、のハンドサイン。
御鳴 鳴唯:歩き始める。
真堂 光磨:歩幅を合わせ。音は最小限に
化野 せつな:ハンドサインなど分からないので、少しバランスを崩しながら
化野 せつな:見失わないように、足元だけを見つめる
GM:──そして君達は、廃村の散策を始める
GM:そもそも病葉には、既にUGNの調査の手が入っている
GM:特に何も出てこなかったこともあり、封鎖そのものも申し訳程度だった
GM:…そのまま、何も起こっていない可能性もあれば
GM:何かが起きた可能性もある
GM:……数件ほど、民家を調査した後だった
GM:屋根が落ち、壁が崩れ、半ば瓦礫の山と化したとある民家の
GM:フローリングの名残、その奥に四角い枠で区切られた扉のようなものを、君達は発見する
ニコ:「……ふむ」
ニコ:「どう思う?梅酒とかさ、こういう所に置いとくんだよな」
真堂 光磨:「支部(うち)でも今年の分も漬け込んでたけど」
亜藤 蘭介:「ほう」「ご相伴に預かりたいものです」
亜藤 蘭介:「仕事の後でゆっくりと」
真堂 光磨:「師匠が飲みきる前に聞くといいよ」
真堂 光磨:ノブに手をかけ、引く
亜藤 蘭介:「(師匠……真堂支部長か)」
御鳴 鳴唯:「……」開かれた扉の向こうへ、不可視化したショットガンを手に踏み込む。
GM:開けた先に広がるのは、地下へ続く階段
御鳴 鳴唯:「クリアー。……下がある」
GM:物音も無ければ光も無く、ただ シン… とした空気に満たされている
亜藤 蘭介:「流石に暗すぎるか……」
亜藤 蘭介:《炎の理》
亜藤 蘭介:五本の左指の先に揺らめく灯火が。地下の暗闇を微かに、照らし出していく。
更屋敷アリサ:「おや、便利だね」
ニコ:「お、いいねぇ。暗闇ダンジョンはやっぱりこうでなくっちゃな」
真堂 光磨:「なら、亜藤お兄さん。真ん中に」
真堂 光磨:「殿を変わる」
化野 せつな:恐る恐る足で前方を探ったりしていたが、明かりが灯されたことで少し安堵する
亜藤 蘭介:「サラマンダーの方は。落第でね」「出来る事と言えば、このくらいの物だ」
亜藤 蘭介:言いながら、少年の言に従い、進み出る。
GM:階段を降りた先にあったのは、地下牢のような部屋だった
GM:破壊された鉄檻、それ以外には何もないような、殺風景な──
GM:御鳴鳴唯なら、気付くかもしれない
GM:その鉄檻の、最奥部、土壁の一部分
GM:円形に囲まれたその部分のみ、他と少し色素が異なっている事を
御鳴 鳴唯:「…………」
御鳴 鳴唯:檻に踏み込もうとして──足を止める。
御鳴 鳴唯:肩越しに視線を後ろへ、せつなへと向けた。
化野 せつな:「……?」
御鳴 鳴唯:「……」何も言わないままだが、視線はまた更にその後方へ。
御鳴 鳴唯:「……〝パイライト〟。そこの檻の奥、少し壁の色が違う」
御鳴 鳴唯:「何か、あるかも知れない」
真堂 光磨:「わかった」
真堂 光磨:一歩、先に。檻には入らず
真堂 光磨:す、と。無造作に右腕が振られる。合わせて袖口から放たれた影の触手が壁の一点を打撃した
GM:ズズ ズ
GM:砂煙と共に、その部分が奥へとずれ込み、隙間風が吹き込んでくる
真堂 光磨:「入念だね」
ニコ:「…‥まだ、奥があるってこったな」
更屋敷アリサ:「へぇ、隠し部屋があるとは」
真堂 光磨:「どれだけ隠したいものがあったのか。残っていればいいけど」
更屋敷アリサ:「何が飛び出してくることやら」
御鳴 鳴唯:「……個人的には……何も無い方が嬉しいかも」
GM:‥‥‥その奥には、地下牢よりもやや広い空間が広がっていた
GM:まるでつい最近出来たかのように、小綺麗で
GM:几帳面に陳列された書類と、空の試験官が複数個並べられたデスクが、中央部分にポツンと置かれてある
亜藤 蘭介:「………」近場の書類を手に取って。
亜藤 蘭介:「あまり。埃を被っていない」
化野 せつな:キョロ、キョロ、と周囲を見回す。特に様子に変化は無い
ニコ:「こりゃあ」
ニコ:「ビンゴってやつ?」
更屋敷アリサ:「ああ、どうやらそういうことらしいね」
更屋敷アリサ:「狙撃犯か、その協力者の活動拠点になっていたといったところか」
ニコ:「しかし…この様子じゃぁ、割と最近の……お、っと」
ニコ:携帯端末を見て、それを更屋敷に渡す
ニコ:映っていたのは、一週間ほど前の監視映像
ニコ:”ダイアローグ”と名乗ったその男の、隣には
ニコ:化野せつなが映っている
更屋敷アリサ:「……ははぁ、なるほどこれは」
ニコ:「……どうよ」更屋敷アリサに小声で
更屋敷アリサ:「間違いないね。私が出会った"ダイアローグ"だ」囁くように返して
更屋敷アリサ:「彼が追っていたのが化野せつなというのも正しいらしい」
ニコ:「……‥」
GM:その時、更屋敷アリサの携帯端末が僅かに震える
更屋敷アリサ:携帯端末を開き、確認する
ニコ:「何かあったのか?」
更屋敷アリサ:「……天籟魔訶」
真堂 光磨:「……」
亜藤 蘭介:「その名は……」
GM:──"天籟魔訶"セル
GM:近頃、N市でその活動が確認され始めた研究セルの事である。元は大陸を拠点とする中華系セルだったが、今やその活動の被害と思われる事例は世界中で確認されている。
GM:首魁の名は"マスターカルラ"
GM:この世界を終焉に導く災厄"オーガン"の誕生に携わるとされる"楽園の十三人"の一人として数えられている
更屋敷アリサ:「"ダイアローグ"はそこに所属しているらしい」
更屋敷アリサ:「全く、厄介なものがここまで重なるとはね」
更屋敷アリサ:呆れたような口ぶりで言う
ニコ:「……」苦虫を噛み潰したような顔を浮かべ
真堂 光磨:「……それとして。“天籟魔訶”はどうして」
ニコ:室内を見回す「…ここ、漁るぞ。何か出てくるかもしれねぇ」
真堂 光磨:提案に言葉を切る。……その方が都合もよかっただろう、危ういことを言いかけた
真堂 光磨:「わかった」
御鳴 鳴唯:「……漁るとして、特に探すべきものは?」
ニコ:「……研究系、なんだろ、そいつら」
ニコ:「ご丁寧に並べてくれてるじゃねぇか、まずはここから確認しようぜ」
ニコ:陳列された何らかの資料を見て、そう呟く
亜藤 蘭介:天井に向けて指を払う。地下室一帯が微かに照らされる。
亜藤 蘭介:「承知した」
GM:…君達は資料を捲る
GM:その中に記されていたのは、αトランスをベースにした新型ジャーム化薬についてのレポートや
GM:磨り潰したジャームの、シンドロームごとの分析表
GM:鉱床、魔人、病葉、etc…
GM:そして、その中の一つに
GM:”化野”
GM:とだけ表題が付けられた、記録簿を発見する
御鳴 鳴唯:「……………………」
御鳴 鳴唯:記録簿の一冊を手に取った。
御鳴 鳴唯:表題の文字列にじっと視線を落とし、その間、表情が変わることは無い。
御鳴 鳴唯:だが、その奇妙な符合に、頭の中で警鐘が鳴る。
御鳴 鳴唯:無視して、ページを開く。
GM:そこに記されていたのは、化野という呪術師一家の記録
GM:化野が類型されるその流派が操る術、そしてその終焉まで
GM:機械的な文で綴られたレポートの、最下部
GM:”尚、当該遺体は執筆者ジァ・シウゴーが持ち帰った。”
御鳴 鳴唯:「……………………」
御鳴 鳴唯:数ヶ月前。発見は数日前。空白の時間に何があったのかに想いを馳せて、やめた。
御鳴 鳴唯:一族全てが滅ぼされ、ただ一人が生き延びた。遺体の回収の記述。つまり、〝遺体が出来た現場にいた〟のだろう、ジァ・シウゴーなる人物は。
御鳴 鳴唯:因果な話もあるものだ、と思った。
御鳴 鳴唯:……何とも形容しがたい安堵のようなものも、心の端にある。
御鳴 鳴唯:これ以上、彼女が何かを失うことは無いのだな……という、後ろ向きの安堵感。
御鳴 鳴唯:「……せつな」
御鳴 鳴唯:「家族のことについて、聞いてもいい……?」
化野 せつな:空の試験官を、不思議そうに見つめていて
化野 せつな:「か…ぞく……?」
化野 せつな:君の声に、振り返り
御鳴 鳴唯:「うん」
御鳴 鳴唯:「……何処にいるとか、知ってるのか、どうか」
化野 せつな:「……かぞ‥………」
化野 せつな:「…‥‥‥」
化野 せつな:ゆっくりと、その手は頭部を抱えるように
化野 せつな:見開かれた目に満ちるのは、焦燥
化野 せつな:半ば開いた口からは、荒れた吐息が漏れる
化野 せつな:「……?‥‥…‥‥!?」
化野 せつな:”家族”という言葉は分かっている。その意味も、御鳴鳴唯が何を聞きたいのかも
化野 せつな:なのに
化野 せつな:家族の事が、思い出せない
御鳴 鳴唯:「……せつな!」
化野 せつな:「…‥私…私、私」
御鳴 鳴唯:名を強く呼びながら、顔を寄せた。
御鳴 鳴唯:額に額を重ねる程も近くまで。
化野 せつな:「!………」
化野 せつな:その瞳は小刻みに震え
化野 せつな:額と目元には、水滴が滲んでいる
御鳴 鳴唯:「……大丈夫」
御鳴 鳴唯:「何も言わなくていいし、考えなくていい」
御鳴 鳴唯:「……言いたいことと、聞きたいことだけ、言えばいい」
化野 せつな:「……」震える腕を
化野 せつな:君の首元に、回す
化野 せつな:「…恐‥‥…いっ…」
化野 せつな:君が最初に会った時から、いや、あるいはそれよりもずっと前から
化野 せつな:化野せつなは、常に何かに怯えている
化野 せつな:現状に関してか、環境に対してか、周囲に対してか、特定個人に対してか
化野 せつな:或いは、その全てか
御鳴 鳴唯:──視線の合図を先に飛ばして、記録簿を〝烈破剣〟へ──この場で最も、言葉を誤らないと信じる相手へ投げ渡す。
御鳴 鳴唯:それから、その手が、せつなの背へと回された。
御鳴 鳴唯:小柄な少女を腕の中に閉じ込めるように抱きしめて、コートの端を敷物の代わりに、その場に座り込む。
化野 せつな:声を押し殺すように、君の胸の中でですすり泣く
御鳴 鳴唯:「……あのね、せつな」
化野 せつな:まるで”そうしなければいけない”、とでも言うかのように
御鳴 鳴唯:「怖い夢を見た時はね、思いっきり泣いた方が良いんだよ」
御鳴 鳴唯:「……そろそろ泣くのに疲れたな、ってくらい……思いっきり泣いて」
御鳴 鳴唯:「それからね……誰かに、夢の話とかするの」
御鳴 鳴唯:「何が怖かったか、って……そうすると、少し楽になる」
御鳴 鳴唯:声音も表情も、普段のままだ。……それでも少しだけ、抑揚に穏やかさが有った。
御鳴 鳴唯:対人関係の構築が、器用でないとは自覚している。
御鳴 鳴唯:不器用なりの、せいいっぱいの暖かさ。
御鳴 鳴唯:「……怒ったり、しないから」
化野 せつな:……その言葉の意味を、完全に理解している訳ではない
化野 せつな:それでも
化野 せつな:気遣われた事が、優しい言葉を投げかけられた事が
化野 せつな:抱き寄せられた時に感じた、衣服越しの体温が
化野 せつな:初めて としか思えないことに、何故だかとても、胸が苦しくなって
化野 せつな:「‥‥‥‥‥う゛…」
化野 せつな:引き締められた喉から、無理やり声を押し出すように
化野 せつな:「う゛‥‥…う゛うう゛~~~」
御鳴 鳴唯:「……泣くのも、結構難しいよね」
化野 せつな:化野せつなは、恐怖を声に出した
御鳴 鳴唯:「練習する機会なんか、無い方がいいんだし……さ……」
御鳴 鳴唯:まだ、人付き合いは苦手だ。
御鳴 鳴唯:誰かの苦しみをひとことで和らげてしまうような、魔法の言葉はまだ持っていない。
御鳴 鳴唯:それでも経験則で、ひとつだけ分かっていることがある。
御鳴 鳴唯:誰かの腕の中で、赤ん坊のように、ただ泣きたいように泣きじゃくるのは、
御鳴 鳴唯:……なんの解決にもならない筈なのに、心を楽にしてくれる。
御鳴 鳴唯:好きなだけ泣かせておこう、と思った。
御鳴 鳴唯:小さな体が冷えないように、そうっと、コートの端を被せて。
御鳴 鳴唯:「……もう、大丈夫だよ」
御鳴 鳴唯:その言葉を、何度も何度も、低く小さな声で繰り返した。
GM:---
GM:シーン終了、ロイス取得と購入判定が可能です
御鳴 鳴唯:真堂 光磨 ○信頼/無口 でロイス取得します
亜藤 蘭介:ロイス保留。
真堂 光磨:御鳴さんへロイス 「〇意志/不器用?」
御鳴 鳴唯:調達は……照準器を狙おう 目標15
更屋敷アリサ:ロイス保留
御鳴 鳴唯:2dx+4>=15
DoubleCross : (2R10+4[10]>=15) → 4[1,4]+4 → 8 → 失敗
御鳴 鳴唯:以上!
亜藤 蘭介:購入はボデマ狙い
更屋敷アリサ:ボデマチャレンジ
亜藤 蘭介:3dx+1>=12
DoubleCross : (3R10+1[10]>=12) → 9[1,8,9]+1 → 10 → 失敗
亜藤 蘭介:おっ 2点払って買っちゃおう
更屋敷アリサ:2dx>=12
DoubleCross : (2R10[10]>=12) → 7[3,7] → 7 → 失敗
亜藤 蘭介:装着!
更屋敷アリサ:うーん、5点払って買っちゃお
更屋敷アリサ:装着します。以上
真堂 光磨:アーマー揃ったし照準器狙おうか
真堂 光磨:2dx>=15
DoubleCross : (2R10[10]>=15) → 8[7,8] → 8 → 失敗
真堂 光磨:そだな。財産7点払って購入、御鳴さんに渡します
GM:金持ちめ!
亜藤 蘭介:ほほえましいこうけい
真堂 光磨:これで残り1だよ
更屋敷アリサ:えらいね
真堂 光磨:直さんからのお小遣いを使い切るとはやるな天籟魔訶
GM:以上かな
御鳴 鳴唯:ありがたく頂きましょう、ショットガン(スラッグ弾)指定で
真堂 光磨:こちら処理以上
GM:うす!では次!
マスターシーン2
GM:---
GM:いつかの どこか
GM:---
若奈 篤郎:──あれから、かなりの時が過ぎた。
若奈 篤郎:数ヶ月前、自らの意思で前線から退く事を決めた俺は
若奈 篤郎:その後、特に目的意識も無いまま各地を転々と渡り歩いていた
若奈 篤郎:そんな、ある日の事
GM:ドサ ッ
若奈 篤郎:「あ…すみません。お怪我は」
???:「あ〜いやいや、大丈夫さね」
GM:そう言うと、ジャージにマスク姿の女はさっと立ち上がって
???:「ただ、往来を歩いてる時に上の空は感心しないなぁ」
若奈 篤郎:「……返す言葉も」
???:「何か悩み事かい?こう見えて、私は臨床心理士なんだ。話を聞くぐらいなら訳ないよ」
???:「一度吐き出した方が、良いって場合もある」
若奈 篤郎:「……では、少し。ぶつかってしまったお詫びもしたいので」
若奈 篤郎:……そうして、俺は話した。今にも自分を押し潰そうとする、自責の念を
???:「………成る程、それは辛い思いをしたものだ」
???:脚を組んで、机に片肘を突き、その女は沈痛な面持ちを浮かべる
???:「然るに、君の後悔の根幹にあるのは…途方もないほどの"無力感"だね。それはどれだけ時が過ぎても、君が足を止める度に両肩へとのしかかる呪いのようなものだ」
???:「君が抱えるしか無く、君にしか見えず、君にしか触れられない」
???:「しかし、心の病はつまるところ"ベクトルの調整ミス"とも言える」
???:「こちらは、外部からの介入である程度改善する事が可能だ」
???:「例えば」ゴトリ、と机の上に小瓶を置く
???:「私から君に、何か一つ役割を与えてみよう」
若奈 篤郎:「……これは?」
???:「知り合いが作ってる薬…ってほどでもない、ただのビタミン剤だよ。近々発売に乗り出そうとしてるんだけどね」
???:「君には、これのモニターになって欲しい。深夜のテレビでよく見るだろう?あのインチキ臭いやつさ」
若奈 篤郎:「……」怪訝な目を浮かべて
???:「…はは、気持ちは分かる、私だって怪しいと思うさ」
???:「でも……おや」急にそっぽを向いて「丁度良かった」
若奈 篤郎:席を立ち、女は誰かを連れて来て───
若奈 篤郎:
若奈 篤郎:──気付いたら俺は、白衣の男と一緒に居た
若奈 篤郎:どうにもよく覚えていないが、俺にはこの男との約束事があった気がする
若奈 篤郎:ああ、そうだ
”ダイアローグ”:「では今日もお願いします。私が見たいのはあくまで能力の向上具合なので、殺すのは一人で構いません」
”ダイアローグ”:「このまま順調にデータが取れれば」
”ダイアローグ”:「私が必ず、柿崎綾さんを生き返らせる手立てを見つけましょう」
若奈 篤郎:そうだ
”ダイアローグ”:「それと、終わりましたらこちらの問診票への回答も忘れずにお願いします」
若奈 篤郎:そうだ、そうだ
若奈 篤郎:そうだ、そうだ、そうだった
若奈 篤郎:「俺は」
若奈 篤郎:「柿崎に、責められなきゃ駄目なんだ」
若奈 篤郎:何も考えずに振るった腕は、風を切り
若奈 篤郎:ガラス玉が一つ、夜の闇へと溶けていった。
ミドル3
GM:【ミドル3】
GM:全員登場です
亜藤 蘭介:亜藤 蘭介の侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:68->71)
御鳴 鳴唯:登場侵蝕 御鳴 鳴唯の侵蝕率を2上昇(侵蝕率:65->67)
更屋敷アリサ:更屋敷アリサの侵蝕率を+2(1d10->2)した(侵蝕率:77->79)
真堂 光磨:真堂 光磨の侵蝕率に+7(1d10->7)(侵蝕率:65->72)
GM:---
GM:では、恐らく最後となる判定です
GM:
使用技能:<情報:UGN>、<情報:裏社会>、<情報:噂話>
目標値 :7
プライズ:6/7
シーン数:3/6
GM:また
GM:進行には関係ないサブトピックスとして
GM:【若奈篤郎への投薬】
使用技能:<情報:UGN>、<情報:裏社会>、<情報:噂話>
目標値 :7
GM:こちらも調査可能です
亜藤 蘭介:なるほどね~
真堂 光磨:おくすりのめたね~。悲しい
更屋敷アリサ:ぐわお
GM:コネも二回分残ってるので使っていいよ!
亜藤 蘭介:若菜行きたさがあるし
亜藤 蘭介:様子見かな~
御鳴 鳴唯:とりあえずメイントピックスをコネ:情報屋使った裏社会で振るぜ まず私は素!
御鳴 鳴唯:4dx+2>=7 情報:裏社会
DoubleCross : (4R10+2[10]>=7) → 8[1,5,7,8]+2 → 10 → 成功
更屋敷アリサ:では、メイントピック振ります
真堂 光磨:おっと通った
真堂 光磨:では亜藤お兄さん。お任せします
亜藤 蘭介:任せなさい
亜藤 蘭介:【若奈篤郎への投薬】を情報:UGN。コネ使用。
亜藤 蘭介:5dx+3>=7
DoubleCross : (5R10+3[10]>=7) → 10[1,1,2,5,10]+7[7]+3 → 20 → 成功
更屋敷アリサ:めっちゃ回った
GM:めっちゃ回すじゃん
亜藤 蘭介:"友達(マブ)"だからね
真堂 光磨:さすが友
御鳴 鳴唯:執念だね
GM:では開示!
GM:
PP7 【若奈篤郎と化野せつな】
若奈篤郎は現在、"天籟魔訶"セルの"ダイアローグ"、そしてユーカと呼ばれるエージェントと接触している。
彼の目的は「柿崎綾の蘇生」であり、その交換条件として彼らの研究のモニターとなっている。
化野せつなは、"ダイアローグ"の手によりオーヴァードとして蘇生された呪術師である。これまでの情報から、黒い巨人の発生に関わっている事は確実であるが、その詳細は未だ謎に包まれている。
また、何故か「”家族”が分からない」「素性を喋ろうとすると言葉を詰まらせる」など、いくつか不可解な点も確認されており、蘇生の際になんらかの介入があったものと思われる
GM:
【若奈篤郎への投薬】
若奈篤郎は、ユーカ、並びにダイアローグとの接触の際にとある薬物を摂取している。
まだ名前の無いその薬物は、”これまで開発されてきたジャーム化薬”のそれに加えて、”社会性”を付与する効果を持つ
つまり、強制的に”魔人”を生み出す薬物である
GM:
GM:PPが7/7になりましたので、トリガーシーンに移行します
GM:---
GM:N市
GM:病葉
GM:---
GM:───化野せつなは、既に死んでいる
GM:彼女の一族に対する研究資料、その執筆者、そして最後の記述
GM:その不穏さを解消する手立ては、地下室には存在しなかった
GM:そして、いつまでもこの場所が無人である筈がないと判断した君達は
GM:慎重に、慎重に、地上へと続く扉を開け───
GM:人ならざる者の、気配を感じ取った
???:「───ほら、やっぱり」
???:「ジァの奴は目を離すとこれだから困る。戸締りぐらいはちゃんとしておくべきだろうに」
???:地下室のあった家屋の影から声が聞こえる
御鳴 鳴唯:停止、のハンドサインを出しながら、地下階段へ続く扉を逆に潜った。
御鳴 鳴唯:もう後ろの面々にも聞こえているだろう。詳細な説明などは無い。
亜藤 蘭介:その場に留まり、背負っていたケースの留め具を外しながら。
亜藤 蘭介:「(この声。何処かで───)」
???:「……?ああ、出て来てはくれないか。あはは、それもそうだ」
御鳴 鳴唯:不可視化して持ち歩いていたショットガンの光学制御を解く。処理能力を裂く理由は無くなった。
真堂 光磨:先ほど受け取ったファイルを腰の後ろ、服の隙間に差し込み。両手を空ける
???:「まあ安心しなよ。流石に私一人で君達全員を相手取るのは無理ってもんさね」
更屋敷アリサ:(へえ、嗅ぎつけられるのが早いね)
化野 せつな:「‥‥‥!?」
化野 せつな:分からない。けど、知ってる声な気がする
???:「……‥ふむ、参ったね。本当に戦うつもりなんかないのに」
???:ザッ ザッ
???:隠す気すらない足音が、扉の手前まで迫る
???:そのまま、まるで帰宅でもするかのように
???:ギィ ィ
???:「───やあ、こんばんは。いい夜だね」
真堂 光磨:声と同時に動いたのは少年の足下。解けた影の手、無数の帯が女めがけて殺到する
真堂 光磨:狙うは四肢と首の拘束。速度は十全、絶好のタイミングではあった
???:「…‥‥」動かした足は、たった一歩だった
???:回避行動、ではない。ただ骨格を、筋繊維を、身体構造を次々に変化させ
???:拘束の及ばぬ隙間を通り抜ける
???:「影の操作かい?いい能力だ。]
真堂 光磨:「鍛えてるもの」
???:「成程、将来有望というやつだね」
???:ぴょん、と後方に飛んで
???:「さて」
???:「改めてこんばんは。私はユーカ。今、そこに勝手に部屋を作ってる人間の知り合いさね」
亜藤 蘭介:月光に照らされるそのシルエットで。ようやく、合点がいった。
亜藤 蘭介:見覚えのあるジャージ姿に白マスク姿。
亜藤 蘭介:「───あんた。若菜の……」
ユーカ:その視線に気づいて
ユーカ:「ん‥‥…?あ、あーあーあーあの時の篤郎のお友達じゃないか。その後調子はどうだい?」
亜藤 蘭介:軽口には乗らず。鋭い目で睨みつける。
亜藤 蘭介:「若菜は。何処だ」「あんたの差し金か? 全て」
ユーカ:「差し金とかじゃないよ。ただ相談に乗ってあげて、彼が自分の意志で付いてきただけさ」
ユーカ:「……そうさね、何処だ、と来たか」
ユーカ:チラリ、と横に目をやって
GM:次の瞬間、巨大な風圧と砂埃と共に、空から人影が落ちてきた
若奈 篤郎:ザッ ァアア
若奈 篤郎:ユーカと名乗る女の前に立ち、君達と向かい合う
亜藤 蘭介:───ほんの。瞬く間。少しだけ。
亜藤 蘭介:苦痛に耐えるような表情を、浮かべて。
亜藤 蘭介:「………」
亜藤 蘭介:「若菜……」
ユーカ:「……お早いお帰りだ。今日の分は済んだのかい?」
若奈 篤郎:「……そんな場合じゃなくなっただけだ。”ダイアローグ”ももうじき来る」
若奈 篤郎:「……」亜藤蘭介に視線を移し
真堂 光磨:「……」引っかかる。“そんな場合ではない”、相手方が明らかに有利のはずだが
若奈 篤郎:「……随分早い再会になってしまったな」
亜藤 蘭介:「誰が、思うか」
亜藤 蘭介:「こんな形で。また会うことになるなど」
亜藤 蘭介:吐き捨てるように言葉を放つ。
若奈 篤郎:「…‥‥」
亜藤 蘭介:「自分の意志で付いて行っただと?」
若奈 篤郎:「ああ、そうだ」
亜藤 蘭介:「お前が。"若菜篤郎"が。進んで人を殺めたって?」
若奈 篤郎:「‥‥…それでも」
若奈 篤郎:「俺には、やらなきゃならない事がある」
GM:一瞬目を伏せて
若奈 篤郎:再び、君を睨みつける
御鳴 鳴唯:「……良い奴だった、って……聞いたような気がするけど……」ショットガンの銃口を、ジャージ女のマスクへ向けたまま、
若奈 篤郎:「……もがいたさ、何年も、何年も」
御鳴 鳴唯:「様子が違うみたい、だけど……」亜藤へ、目だけを横へ向けて視線を送る。
若奈 篤郎:「でも、もう無理なんだ」
若奈 篤郎:「俺には」
亜藤 蘭介:「……人は。変わるものですから」絞り出すように彼女へ声を向けてから。奴の声に耳を傾ける。
亜藤 蘭介:「………」
若奈 篤郎:「これ以上、柿崎の死を背負ったまま歩けない」
亜藤 蘭介:この男が。手を汚す理由など。
若奈 篤郎:「俺は」
若奈 篤郎:「柿崎を生き返らせるためにここに居る」
亜藤 蘭介:最初から。分かっていたのかもしれない。分かっていて……気づかない、フリを───
亜藤 蘭介:それでも。
亜藤 蘭介:言わなければならない言葉がある。
亜藤 蘭介:「………」
亜藤 蘭介:「柿崎が」
亜藤 蘭介:「蘇らせてくれとでも頼んだのか?」
若奈 篤郎:「‥‥…!」ギリ、と歯を噛みしめて
亜藤 蘭介:脳裏に浮かぶのは。
亜藤 蘭介:"夜鳴鶯"の身に縋り付く一人の少女。
若奈 篤郎:「お前は…どうなんだよ…‥!」
亜藤 蘭介:産まれたばかりの雛のように怯え。自分では決して窺い知る事のない恐怖に苛まれる、彼女の姿。
亜藤 蘭介:「………」
亜藤 蘭介:「忘れようと思った」
若奈 篤郎:「妹が目の前で死んで」
若奈 篤郎:「それなのに、何故」
若奈 篤郎:「お前は…」
亜藤 蘭介:「………」
若奈 篤郎:「俺と同じだろうが…!」
亜藤 蘭介:「陽紗が、俺の腕の中で冷たい屍と化した記憶も」
亜藤 蘭介:「全て忘れて。除籍して。普通の日常を。無為に余生を過ごそうと。考えた」
亜藤 蘭介:だけど。
亜藤 蘭介:「駄目なんだよ」乾いた笑い声が辺りに響く。
亜藤 蘭介:「幾ら、忘れようとも。捨てようと、消そうと。藻掻いても」
亜藤 蘭介:あの、下らない。何てことの無い、一時が。
亜藤 蘭介:「こびり付いて、拭えない」
若奈 篤郎:「………」
亜藤 蘭介:「お前の言う通り。俺とお前は。同じだよ」「同じなんだ」
亜藤 蘭介:来るはずのない明日を夢見ながら。
亜藤 蘭介:ただ、後ろ向きに今を生きている。
亜藤 蘭介:「ただ。紙一重に。道を違えてしまっただけだ」
若奈 篤郎:「……やっぱり、お前は”変わらない”」
若奈 篤郎:「昔から、ずっとそうだ」
若奈 篤郎:「どれだけ遅くても、絶対に」
若奈 篤郎:「歩みだけは、止まらない」
亜藤 蘭介:「止まりはしない」
亜藤 蘭介:「あの日。陽紗が死んだ意味を。見つけ出すまでは」
若奈 篤郎:「……」
若奈 篤郎:「意味‥‥…だと?」
若奈 篤郎:ぐしゃ、と前髪を掻き上げるように額を押さえて
若奈 篤郎:「あってたまるか…‥!そんなの……!」
亜藤 蘭介:ケースから得物を取り出す。柄全体がぐるりと丸みを帯びたそれを固く握り締め。
若奈 篤郎:「意味があったから、あの時死んでくれてよかった…?」
亜藤 蘭介:鈍色の刃が。月に反射し艷やかな光を放つ。
若奈 篤郎:「ふざけるな…」ジャケットを脱ぎ捨てる
若奈 篤郎:巨大な鳥類の脚じみた鉤爪が、月に照らされる
ユーカ:(……あーあ、参ったねこりゃ)
ユーカ:「ちょっとちょっと、君達も見てないで何とか言ってあげなよ」
御鳴 鳴唯:「……うるさい」舌打ちと共に呟きながらも銃口を降ろして、
御鳴 鳴唯:「……………………」誰にも聞こえないような細い音で、二度、深呼吸をした。
御鳴 鳴唯:少し、嫌なことを思いだした。
御鳴 鳴唯:哀れに思わなかった、と言うと嘘になる。だが。
御鳴 鳴唯:「……亜藤」
御鳴 鳴唯:「あのね。……忘れようとするのも、覚えてようとするのも、きっとね」
御鳴 鳴唯:「……間違いじゃないんだよ」
亜藤 蘭介:「"夜鳴鶯"殿……?」
亜藤 蘭介:常に。顔色一つ変えないこの少女の目の色が。少しだけ───
御鳴 鳴唯:「忘れられなかったことと……忘れようとしたことを、いやなことみたいに言ってたけど」
御鳴 鳴唯:「……けど、つらいもんね」
御鳴 鳴唯:「……でも、さ」
御鳴 鳴唯:「だから、あなた達……やっぱり、違う」
御鳴 鳴唯:同じところから始まった二人だ、と聞いた。
御鳴 鳴唯:初めは四人で、二人欠けて一人が去って、一人だけ残ってしまったのが彼だ、と。
御鳴 鳴唯:二人はもう、先に進めなくなった。
御鳴 鳴唯:一人は自分に乾いた笑いを向けながら、それでも進んでいる。
御鳴 鳴唯:一人は……
御鳴 鳴唯:「……柿崎って子がどんな子だったかは知らないけど……でも」
御鳴 鳴唯:「若奈 篤郎。……その子が死んだのを、後戻りの理由にするのは許せない」
若奈 篤郎:「……‥お前に、何が分かる…!」
御鳴 鳴唯:「友達が死んだ」
亜藤 蘭介:「───!」
御鳴 鳴唯:平時と同じ抑揚の薄い声を、叩き付けるように被せた。
御鳴 鳴唯:「……だから、歩かなきゃいけないと思った」
御鳴 鳴唯:「死んだ誰かを理由にして、いつまでも楽をしてていい訳ない」
御鳴 鳴唯:「……死んだ誰かが何も言わないからって、〝その子の為〟になんて言いながら人を殺して」
若奈 篤郎:唇を噛み、目元を震わせ、御鳴を睨む
御鳴 鳴唯:「誰も……あなたを含めて、誰も喜ばない」
御鳴 鳴唯:「……あなたは、後ろに下がっただけ」
御鳴 鳴唯:「射程が伸びて、死体を目の前で見なくていいようになった分」
御鳴 鳴唯:「あなたはきっと、ものが見えなくなった」
若奈 篤郎:「知ったような…事を…!」
更屋敷アリサ:「さて、では私は」そう言ってユーカの方を向いて
更屋敷アリサ:「以前君のお仲間"ダイアローグ"とは言葉を交わしたことがあってね」
ユーカ:「?」私?といったふうに自分に指を向ける
ユーカ:「ああ、どうだった?いけ好かない男だっただろう」
更屋敷アリサ:「そうかい? 私はそこまで嫌いじゃ無いよ。だが、」
更屋敷アリサ:「「”一度死んだ”という事実が存在する時点で、完全な生前での状態に復元することは不可能」」
更屋敷アリサ:「「ええ、ええ、そうですね。そんな事も分からぬ輩を見るだけで」」
更屋敷アリサ:「「私は酷く、吐き気を覚える」」
更屋敷アリサ:「こんなことを言っていたのを思い出した」
ユーカ:「‥‥…」
更屋敷アリサ:「さて、天籟魔訶の君たちよ」
更屋敷アリサ:「私は理由あって『来世』も『死者蘇生』というものも欠片も信じてはいないが」
更屋敷アリサ:「そこの彼は違うだろう?」
若奈 篤郎:「…‥‥」
更屋敷アリサ:「詭弁を呈したな、お前達は」
更屋敷アリサ:「私はそういうものを心底嫌う」
更屋敷アリサ:酷く冷めた声で、淡々と告げる
ユーカ:「成程…成程ねぇ‥‥…」
ユーカ:「個人の思想だ、その辺は好きにすればいい」
ユーカ:「だから、”ダイアローグ”が何を言おうが、私は特に関知もしていないよ」
ユーカ:「……話が聞きたいなら、奴に直接聞けばいい。もう少しすれば来るだろう。全くマイペースな男だよ」
ユーカ:やれやれといった様子で両手を挙げて
ユーカ:「それで、私達が嫌いな君はこれからどうするんだい?」
更屋敷アリサ:「腐っても私はUGNの一員だからね」
更屋敷アリサ:カツ、カツ、カツとヒールを鳴らしながら踏み出して
更屋敷アリサ:「討伐させて貰おう」
更���敷アリサ:「覚悟したまえ」
ユーカ:「……ありゃりゃ」
ユーカ:「焚きつけてしまったかな?」言動に反して、その声音は楽観的だ
真堂 光磨:「あれだけ言えばそうなる」
真堂 光磨:腰。刃の重さを確認する。
真堂 光磨:視線を向ける。
真堂 光磨:月光の下。銀色の髪。蒼の眼。光を無くした瞳。
ユーカ:「そうかい。じゃあ、君には何も言わないでおこうかな」
真堂 光磨:「それでいい」
真堂 光磨:──ここにいる者の多くが、己の一部を奪われた。理不尽に。意味もなく。無惨に
真堂 光磨:辛いことだ。悲しいことだ。自らが傷つくよりも酷く痛み、癒えないものを残されて
真堂 光磨:……背にすがる少女の姿を見る。ただひとつ、出会った絆を離さないよう固めた小さな手
化野 せつな:「……?」少しだけ君の顔を見上げる
真堂 光磨:「うん」
真堂 光磨:……御鳴お姉さんと同じく、まだ対人部分は苦手だ。
真堂 光磨:だから少し、はっきりとわかるように頷いて
真堂 光磨:「大丈夫」
真堂 光磨:思い出す。家族も。思い出も。“自分の名前”も無くして押し込めて、笑って気儘な顔で歩く殺人鬼
真堂 光磨:それを支えようと思った。だからこそ、
真堂 光磨:「──言うべきことも。言われるものも、必要ない」
真堂 光磨:誰かから、これ以上奪わせない。奪われないために、ここへ来たのだから
ニコ:「………」その姿を見て、軽く笑って
ニコ:(……全く)
ニコ:(頼もしい限りだ)
ニコ:一度胸を叩いて、敵に向き直る
GM:───その時
GM:急ぐでもなく、ただ悠々と
GM:まるで散歩道のごとく君達の方へ歩いてくる青年が一人
化野 せつな:「…‥‥…!」
”ダイアローグ”:「……私が居ない間に随分と」
”ダイアローグ”:「状況を悪化させてくれたものですね、ユーカさん」
ユーカ:「あはは、これって私のせいかい?」
”ダイアローグ”:「……まあ、とはいえ」
”ダイアローグ”:化野せつなに目を向けて
”ダイアローグ”:「足を止めてくれていた事には感謝しましょうか」
化野 せつな:…‥目に見えて、動揺している
”ダイアローグ”:「………」君達の方を見て
”ダイアローグ”:「ユーカさん、若奈君」
”ダイアローグ”:「邪魔になるので、数を減らしてください」
”ダイアローグ”:「せつなをつれて帰ります」
御鳴 鳴唯:「……お前のものじゃない」
”ダイアローグ”:「……」ただ、冷ややかに君を見つめる
ユーカ:「そういう事なら」
ユーカ:瞬間、間合いを詰める。その先に居るのは…真堂光磨
ユーカ:「もっと先に言ってくれれば、他にやり方があったろうに」
ユーカ:《イージーフェイカー:ディメンジョンゲート》
ニコ:「!!」
真堂 光磨:「──請け負う」
真堂 光磨:ただ一言。それだけを、三人へ返して
ユーカ:咄嗟に前に出たニコごと、ゲートの中へ引きずり込む
真堂 光磨:そのまま出現したゲートへ姿を消す
亜藤 蘭介:「"パイライト"殿───」消えた三人の姿を。目で追ってしまう。
御鳴 鳴唯:「……向こうは大丈夫、それより」
御鳴 鳴唯:「あなたは……?」
御鳴 鳴唯:「……たぶん、狙われてると思うけど」
若奈 篤郎:その言葉が終わるや否や、巨大な鉤爪で亜藤蘭介の肩を掴んでいる
若奈 篤郎:「…‥来い」
亜藤 蘭介:「っ────!」
若奈 篤郎:そう言うと、そのまま
若奈 篤郎:凄まじい膂力で掴み上げ、跳躍
若奈 篤郎:砕けた地面のみを残して、その場から消える
御鳴 鳴唯:「……いってらっしゃい」
更屋敷アリサ:「さて、こうなると残りは」
”ダイアローグ”:「……減らしてくれ、と頼んだ筈ですが」
”ダイアローグ”:「…‥仕方がないですね、若奈君は」
”ダイアローグ”:残った二人…正確には三人を見て、ため息交じりに漏らす
御鳴 鳴唯:「……クアエシトール、3÷2は?」
更屋敷アリサ:「素直に計算するなら1.5」
御鳴 鳴唯:「じゃあ、2÷1は?」
更屋敷アリサ:「勿論2だね」
更屋敷アリサ:「さて、どうするかい"ダイアローグ"」
”ダイアローグ”:そんな君達の問いかけに耳を傾ける様子もなく
”ダイアローグ”:「せつな」
”ダイアローグ”:「来なさい」
化野 せつな:「……ッ…」
化野 せつな:身体は必死に抵抗している。だが
化野 せつな:その足は、自然と”ダイアローグ”の方へと向かう
御鳴 鳴唯:手を伸ばす。
御鳴 鳴唯:肩を捕らえて引き戻そうと。
”ダイアローグ”:その手が伸び切るよりも早く
”ダイアローグ”:化野せつなの肩を掴むと、瞬く間に元の位置へ
”ダイアローグ”:あの夜の去り際、更屋敷アリサに見せた移動能力だ
更屋敷アリサ:「ほう」
”ダイアローグ”:「………何日空きましたか」
”ダイアローグ”:「経過観察を怠ってしまった」
”ダイアローグ”:ジロリ、と化野せつなに視線を向けて
”ダイアローグ”:「再開しましょう、今ここで。さあ」
化野 せつな:肩で息をしながら
化野 せつな:震える手で、ナイフを手に取る
御鳴 鳴唯:「……悪趣味」
化野 せつな:それを、手首に押し当て
化野 せつな:「……!……!」必死に、その手を押しとどめる
”ダイアローグ”:「………」
”ダイアローグ”:「…‥カルラさんと、お話しますか?」
化野 せつな:「…!」
”ダイアローグ”:その手からナイフを奪うと
GM: ザ
化野 せつな:「…………あ」
化野 せつな:自らの手の甲に突き立てられたナイフと、そこから溢れる赤い血を凝視し
化野 せつな:「ああ………ああああ」
”ダイアローグ”:君達に向き直る
化野 せつな:「ああ…あああああああ!!」
”ダイアローグ”:「お待たせしました」
”ダイアローグ”:「貴方達の相手は、彼女がします」
化野 せつな:「いやっ!!いやだ!!!止まって!!」
化野 せつな:必死に傷口を押さえる手の隙間から、血が滴り
化野 せつな:…‥ふと、その血が油分に弾かれる水滴のような、丸みを帯びた形に変わる
GM:ギチ、ギチ
GM:まず君達の鼓膜を揺らしたのは、発泡スチロールを擦り合わせたような音
GM:次いで
GM:小さく、大量の、羽の音
GM:化野せつなの傷口から
GM:大量の蟲が這い出る音
”ダイアローグ”:「……嫌だ、嫌だと」
”ダイアローグ”:「生き返りたいと願ったのは貴方で」
”ダイアローグ”:「私はただ、ついでに貴方のお姉さんの力を差し上げただけだというのに」
”ダイアローグ”:そう言うと、君達に背を向けて立ち去ろうとする
更屋敷アリサ:「"ダイアローグ"」
”ダイアローグ”:「だから嫌いなんだ。現実も直視出来ないような奴が」
”ダイアローグ”:足を止めて
”ダイアローグ”:「なんでしょう」
更屋敷アリサ:「なるほど、それが君の言う「死者に命を与える」行為か」
”ダイアローグ”:「ええ、そうですが」
更屋敷アリサ:「君の言っていたことを理解した」
”ダイアローグ”:「どうにも私は、嫌いなものには嫌がらせをしたくなる性質なようで」
御鳴 鳴唯:「……幼稚……」
更屋敷アリサ:「良い趣味をしているね」
更屋敷アリサ:「心底軽蔑するよ」
”ダイアローグ”:「‥‥‥‥……」
更屋敷アリサ:「この私を前にしてそんなものを出すか」
”ダイアローグ”:「……失敬。羽音で聞こえませんでした」
更屋敷アリサ:「構わない。優先順位があるからね」
更屋敷アリサ:「君如きの相手はこの後で良い」
更屋敷アリサ:「御鳴ちゃん」
”ダイアローグ”:「…‥そうですか。私も少しやる事がありますので」
御鳴 鳴唯:「……………………」
”ダイアローグ”:そう言うと、携帯端末を
御鳴 鳴唯:言葉を発する余力は無い。
”ダイアローグ”:手にしながら、山奥へと消えていく
御鳴 鳴唯:怒り、苛立ち、そういうものが腹の中に渦巻いている。
御鳴 鳴唯:が。
御鳴 鳴唯:「……聞こえないふりも……その言い草も……全部、子供のやること……」
御鳴 鳴唯:「……託児所で待ってるといい」
御鳴 鳴唯:「みんなでお迎えに行ってあげる」
御鳴 鳴唯:悪態を吐きながら、ショットガンに装填した弾を抜き取った。
更屋敷アリサ:更屋敷アリサが"ダイアローグ"の行動に一切反応することはなく
御鳴 鳴唯:あまり好みではない、かつ〝本来の用途〟である散弾を装填し、再び銃口を持ち上げる。
更屋敷アリサ:「最優先事項だ。化野せつなを救おうか」
御鳴 鳴唯:「……ん」
GM:ヴヴヴ ヴヴ
御鳴 鳴唯:何も見えてはいない。
GM:君達の目の前には、空を覆わんばかりの大量の蟲
御鳴 鳴唯:事態の真実も、彼女を救う手立ても、何一つ。
御鳴 鳴唯:けれども幸いにして夜目は利くのだ。
GM:…いや、覆っているのだろう。その証拠に
GM:人型の影のようなものが、夜空に浮かび上がっている
GM:そして
化野 せつな:「───!───!」
GM:その奥には、涙を流し、羽音に阻まれながら、何かを叫ぶ少女の姿
GM:…果たして、彼女の言葉は君達に届いているだろうか
化野 せつな:君達に、視線を向ける
化野 せつな:最初からずっと、君達が目にしてきたような瞳で
化野 せつな:ただ、手を差し伸べられるのを待っている
御鳴 鳴唯:──助けてくれと、言われた覚えはない。
御鳴 鳴唯:助けるとは、具体的にどういうことか。それも分かってはいない。
御鳴 鳴唯:この蟲を殺し尽くせば何かが変わるのか。或いは何も変わらないで、生き返っただけの,死体のような彼女が残るのだろうか。
御鳴 鳴唯:……考えても答えは出ず、考えるだけ希望は見えなかった。
御鳴 鳴唯:だから、考えることは止めた。
御鳴 鳴唯:「……まず、せつなを引っ張りだそう」
御鳴 鳴唯:「その後の事は……その後で、考えよう」
御鳴 鳴唯:「死にたいなら、殺す」
御鳴 鳴唯:「……死にたくないなら、生きさせる」
御鳴 鳴唯:「それでいい?」
更屋敷アリサ:「ああ、了解だ」
更屋敷アリサ:「君を援護する。道筋は作ろう」
御鳴 鳴唯:「ん」小さく頷いて、それから目を細めた。
御鳴 鳴唯:「……せつな。助かろうとしない内はさ」
御鳴 鳴唯:「誰にも助けてもらえないんだよ……」
御鳴 鳴唯:その呟きを最後に、唇を引き結んだ。
GM:---
GM:ゲートを出た先は、病葉へと続く山道の中腹辺り
GM:今、君の隣にはニコ・アクセルロッドが
GM:目の前には、”天籟魔訶”のエージェントが居る
ユーカ:「どうしようか、”何も言わない”って言っちゃったけど」
真堂 光磨:浮遊感の後。ブーツの底が大地を確かめた。手は護り刀から離さず、眼は女を見据えて
ユーカ:「私としては、ここでお喋りして時間を潰してくれるだけでも構わないんだよ?」
真堂 光磨:「そう」
ニコ:「ペラペラペラペラと…!」
ユーカ:「ああ、そうだ。彼に使った薬の話でもしようか」
真堂 光磨:「……」
ユーカ:「魔人、って知ってるかい?」
真堂 光磨:「“オブセシオン”セルの名なら、聞いてる」
真堂 光磨:何せ、自分の近くには。市内のオーヴァードをほぼ把握している生き字引がいる
ユーカ:「ああ、そうさね。確かそんな名前だったかな」
ユーカ:「実はちょっと前に、そのセルの人と会う機会があってね」
ユーカ:「仲良くなったお礼に、身体を少し分けてもらったんだよ」
ユーカ:明るく、ヘラヘラと、嘘とも真実とも取れるような言い草で
ユーカ:「……”魔人”って言うのはね、寄り添い合えるジャームの事さ」
ユーカ:「私が会った人なんて、”みんなを助けたいから~”なんて言ってたんだ。笑っちゃうよね」
ユーカ:実際には聞いていない、ただあの後少し調べものをして…合点がいっただけだ
ユーカ:「治る訳無いじゃないか、ジャームなんて」
ユーカ:ケタケタと笑って
真堂 光磨:「……」
真堂 光磨:ただ、言葉を聞いている。変わらない顔で。眼で
ユーカ:「……もし、だ」
ユーカ:「社会性のあるジャームから、”ジャームだから”という死因を取り除けたとしたら」
ユーカ:「君達も、必死に割れた鍋に蓋をしようとする必要なんてなくなるのに」
ユーカ:「何故そうも押さえ込もうとするんだか」
ユーカ:「……と、いう訳でだ」
ユーカ:「社会性のあるジャームに成れるお薬を作ってみました、というのが本題なんだけどね」
ユーカ:「まだまだ改善の余地が多くてね、篤郎は貴重な成功例なんだが」
ユーカ:目を薄く開いて
ユーカ:「…あの様子じゃあ、もうジァが手を切りにかかる頃だろう」
ユーカ:「さて」
ユーカ:「ご清聴ありがとう。私のスピーチはここまでだよ」
ユーカ:「私ばっかり話してしまったから、予定より早く終わったね」
真堂 光磨:「幸いだ」
真堂 光磨:女の言葉が終わり──木々が風で葉を鳴らす。そこに紛れて、僅かな風切音
ユーカ:「───」
真堂 光磨:少年の袖口。影が走って。女の首筋を薙ぐ
ユーカ:すんでの所で骨格をずらし、躱す──いや
ユーカ:「……」斬り裂かれた頸の薄皮を、指の腹で押して
真堂 光磨:「外した。……二手で当てられたことを、喜ぶべきかな」
ユーカ:「…ふむ。もう私の癖がバレちゃったのかな?」
ユーカ:「───!」
真堂 光磨:「将来有望だから。よく見ること、考えることは常にしろと教わった」
ニコ:後方から、逆手に持った苦無で斬りかかる
ニコ:「忘れんなよ」
ニコ:「二対一だ」
ユーカ:「………指導者に恵まれたね。きっと大成するさ、頑張るといい」真堂光磨にそう言い放ち
ユーカ:服の下から、古びた短剣と手斧を取り出すと
ユーカ:パチン、パチン、と、それらをワイヤーに繋ぐ
ユーカ:「名を聞こうか、若者達」
ニコ:「ニコ。・アクセルロッド。ここへは…同胞の仇討に来た。落とし前付けさせてもらうぜ」
真堂 光磨:腰に差された短刀を、鞘ごと抜く
真堂 光磨:それが手の内より、発光と共に鉱物に覆われ。硝子のような破砕音が山中に響く
真堂 光磨:何も収まらない空いた黒の鞘が、生まれ直す
真堂 光磨:「──戦うためなら誰であれ。理想は必要。願いは必要」
真堂 光磨:「けれど。お前を野放しにはできない」
真堂 光磨:「嘲笑うものに。奪うものに」
真堂 光磨:鞘の内より伸びた影がツルギを編み上げる。
真堂 光磨:殺意を包む。細い指が柄を掴む
真堂 光磨:「これ以上。先へは進ませない」
真堂 光磨:──そのための名を授かった
真堂 光磨:「UGN第十二支部、“烈破剣”真堂光磨」
真堂 光磨:「お前を斬る」
GM:---
GM:ズ シン
GM:地面に激突した衝撃が、君の身体を駆け巡る
GM:病葉の存在する山中、その中でもこの場所は少し開けており
GM:……街を見下ろすのには、うってつけの場所だ
若奈 篤郎:「………」君を地面に叩きつけるように降ろした後、何も言わずに
若奈 篤郎:力の入り具合でも確かめるように、数回その場で手を握っては開く
亜藤 蘭介:肩が鈎爪から離された瞬間。身体を捻り。足先。脛。腿。背中。肩の順に着地。衝突の衝撃を和らげる。
亜藤 蘭介:「………」右手で握る得物の感触に違和感が無い事を確かめて。
亜藤 蘭介:「随分と……」
亜藤 蘭介:「禍々しい姿になったもんだな。若菜」
若奈 篤郎:「……」僅かに間があって
若奈 篤郎:「‥…蘭介、お前はどう思う」
若奈 篤郎:「もしあの時の俺に、この力があれば」
若奈 篤郎:「柿崎を、死なせずに済んだのか?」
亜藤 蘭介:「………」
亜藤 蘭介:無意味な問いだ。過ぎたる力を手に入れても。
亜藤 蘭介:既の所で繋がった命を。再度投げ捨てるような過酷な鍛錬を経ても。
亜藤 蘭介:過去には決して戻れない。
亜藤 蘭介:「かもな」
亜藤 蘭介:だけど。若菜。気付いているのか。
亜藤 蘭介:「お前が。二度と味わいたくない想いを」「お前が。その力を手に入れようと決意した想いを」
亜藤 蘭介:「お前が、その手にかけた連中の。大切な存在も───」「お前と同じ、想いを抱くかもしれない」
若奈 篤郎:「………‥」
若奈 篤郎:「…‥あの女には、痛い所を突かれた」
亜藤 蘭介:「………御鳴か?」
若奈 篤郎:肯定するように軽く笑って
若奈 篤郎:「”後ろに下がった”、ああ、その通りだよ」
若奈 篤郎:「銀髪の女は、俺を…被害者のように言ってくれたが」
若奈 篤郎:君の目を見る
若奈 篤郎:「蘭介が…”死んだ理由”を探すように」
若奈 篤郎:「俺は…”生き残った理由”を探してる」
亜藤 蘭介:ただ。色の無い瞳で視線を交差させて。
亜藤 蘭介:「答えは……」
亜藤 蘭介:「出たか」
若奈 篤郎:「……後ろに下がった」
若奈 篤郎:「もう、”前に進む”なんて後戻りは出来ない」
亜藤 蘭介:「………」
亜藤 蘭介:あの日、俺を庇って死んだあいつの呟いた言葉が。
亜藤 蘭介:今になっても思い出す事が出来ない。
亜藤 蘭介:お前が弱いせいで。自分の未来を奪ったのだと。
亜藤 蘭介:罵倒の一つでもくれていれば。
亜藤 蘭介:「馬鹿野郎───っ!」
亜藤 蘭介:まだ、救いは。あったのかも。
若奈 篤郎:「………俺はな、蘭介」
若奈 篤郎:「たった一言でいい」
若奈 篤郎:「”お前のせいだ”って、言って欲しかったんだよ」
若奈 篤郎:諦観の笑みを浮かべながら、君の慟哭を受け止めて
若奈 篤郎:「……もう、分かるだろう」
若奈 篤郎:ずっと一緒だったから
若奈 篤郎:「俺達はもう、きっとずっと分かり合えない」
亜藤 蘭介:「分かるよ」
亜藤 蘭介:ずっと一緒だったから。
若奈 篤郎:「……」
亜藤 蘭介:「俺たちは。きっと、分かり合える」
亜藤 蘭介:「分かり合えることが、出来た」
亜藤 陽紗:「─────」
亜藤 蘭介:陽炎は。何も語らない。
亜藤 蘭介:語ってはいけない。
亜藤 蘭介:───能力を展開する。
亜藤 蘭介:周囲の土塊、石片、木屑。有りとあらゆる物質が蘭介の側で収束し、人型に象られていく。
亜藤 蘭介:《炎の理》
亜藤 蘭介:やがて。蘭介の手から放たれた人魂のように怪し気な光を放つ灯火が、ゆらゆらと人形に触れ。凄まじい勢いで全身に燃え広がる。
亜藤 蘭介:橙赤色に包まれた人形が。その色を、その形を変えていく。
若奈 篤郎:「……初めて見るな、そういうのは」
亜藤 蘭介:本人と寸分違わない、その手の歪な刃を。かつての仲間に向けた亜藤蘭介の姿へと。
若奈 篤郎:「どこで覚えた?」
亜藤 蘭介:「地獄」
若奈 篤郎:「‥‥…そうか」
若奈 篤郎:鉤爪を地面に叩きつけ、周囲の地面を砕く
若奈 篤郎:「お互い様だな」
亜藤 蘭介:ふっ。と薄く笑って。
亜藤 蘭介:「“穿”若菜篤郎」
亜藤 蘭介:「UGNの名の下。エージェント───いや」
亜藤 蘭介:「UGN第十二支部。“ドイスラッシャー”亜藤 蘭介が」
亜藤 蘭介:「貴様を処断する」
GM:---
ミドル戦闘 真堂光磨
GM:【ミドル戦闘 真堂光磨】
GM:マップはこちら
GM:
真堂(8)
(10m)
ユーカ(9)
GM:
GM:なお、本戦闘限定でNPCカードが使用できます
GM:【NPCカード】ニコ・アクセルロッド:判定の直前に使用、その判定のC値を2下げる
真堂 光磨:えらく効果がでかい
GM:一回だけ使えます
真堂 光磨:この戦闘限定ですね。了解
GM:先日お話した通り、ミドル戦闘は判定を全部終わらせてからロールに入っていきますのでよろしくお願いします。
GM:では戦闘開始!まずはセットアップから!
真堂 光磨:こちらなし!
ユーカ:エネミーもありません
GM:イニシアチブ
ユーカ:《加速する刻》を使用。行動権を得ます
ユーカ:マイナーで『究身統一』《オリジン:ヒューマン》《形状変化:剛》
ユーカ:シーン間エフェクトを使用した判定の達成値+6、攻撃力+10
ユーカ:メジャーで『誰そ彼』《C:ウロボロス》《原赤:ダンシングシミター》
ユーカ:スヴェルグの短剣(ナイフ)、アバラコフの手斧(ナイフ)、カユウの脚甲(ナックルダスター)を指定して攻撃
ユーカ:判定いきます
ユーカ:10dx7+10
DoubleCross : (10R10+10[7]) → 10[3,5,5,6,7,9,9,9,10,10]+10[2,4,4,5,5,8]+2[2]+10 → 32
GM:リアクションどうぞ!
真堂 光磨:この…ドッジ!
真堂 光磨:4dx+1>=32
DoubleCross : (4R10+1[10]>=32) → 8[1,6,7,8]+1 → 9 → 失敗
真堂 光磨:むなしい。受けて立つ!
ユーカ:ダメージ!
ユーカ:4d10+19
DoubleCross : (4D10+19) → 19[2,5,8,4]+19 → 38
ユーカ:諸々有効です
真堂 光磨:ぐ。浄眼(祈りの造花)の装甲8受けても30、耐えられん
真堂 光磨:リザレクト!
真堂 光磨:真堂 光磨の侵蝕率に+3(1d10->3)(侵蝕率:72->75)
GM:では続けてイニシアチブ、ユーカの手番
ユーカ:マイナー無しで、メジャーで再びメジャーで『誰そ彼』《C:ウロボロス》《原赤:ダンシングシミター》
ユーカ:10dx7+10
DoubleCross : (10R10+10[7]) → 10[2,2,3,3,5,7,9,10,10,10]+10[2,4,8,8,9]+6[2,5,6]+10 → 36
GM:リアクションどうぞ!
真堂 光磨:同じく!
真堂 光磨:4dx+1>=36 ドッジ
DoubleCross : (4R10+1[10]>=36) → 10[3,10,10,10]+5[5,5,5]+1 → 16 → 失敗
真堂 光磨:ちょっと頑張ったな…
GM:一巡目回しすぎでは?
ユーカ:ダメージ!
ユーカ:4d10+19
DoubleCross : (4D10+19) → 23[3,6,10,4]+19 → 42
真堂 光磨:吹っ飛ぶ! 再びのリザレクト!
真堂 光磨:真堂 光磨の侵蝕率に+4(1d10->4)(侵蝕率:75->79)
GM:ではイニシアチブ、光磨君の手番です
真堂 光磨:はい
真堂 光磨:マイナー、“織り束ねる黒金の剣”《インフィニティ・ウェポン》
真堂 光磨:真堂 光磨の侵蝕率に+3(侵蝕率:79->82)
真堂 光磨:メジャー、“修羅/迅雷”《Cウロボロス》《シャドーテンタクルス》《咎人の剣》。オートで《砂の加護》
真堂 光磨:ユーカを対象に白兵攻撃。判定前にニコのNPC効果を使用します
ニコ:いったれやぁ!
GM:OK!ではC値-2して判定どうぞ
真堂 光磨:9dx5+4
DoubleCross : (9R10+4[5]) → 10[3,5,6,6,8,9,10,10,10]+10[1,2,2,3,6,7,8,9]+10[2,5,8,10]+10[2,4,9]+4[4]+4 → 48
GM:ドッジ!
ユーカ:13dx+1
DoubleCross : (13R10+1[10]) → 10[2,2,2,2,3,3,6,8,8,9,10,10,10]+10[1,10,10]+3[2,3]+1 → 24
GM:無理だよ!
真堂 光磨:普通の攻撃だったら避けそうな目を…
真堂 光磨:ダメージ!
真堂 光磨:5d10+32
DoubleCross : (5D10+32) → 27[5,4,1,8,9]+32 → 59
真堂 光磨:59、装甲有効
GM:おほほほほ…
GM:あっぶねぇ……
ユーカ:めっちゃギリギリで耐えます
真堂 光磨:惜しい
GM:ではクリンナップすっ飛ばして、セットアップも無いので
GM:2ラウンド目イニシアチブ、ユーカの手番
真堂 光磨:真堂 光磨の侵蝕率に+11(侵蝕率:82->93)
GM:マイナー無し、メジャーで『誰そ彼』《C:ウロボロス》《原赤:ダンシングシミター》
ユーカ:10dx7+10
DoubleCross : (10R10+10[7]) → 10[2,2,3,3,4,5,6,8,10,10]+10[4,5,9]+1[1]+10 → 31
真堂 光磨:ドッジ!
真堂 光磨:5dx+1>=31
DoubleCross : (5R10+1[10]>=31) → 9[3,3,4,9,9]+1 → 10 → 失敗
ユーカ:ダメージ!
ユーカ:4d10+19
DoubleCross : (4D10+19) → 34[10,9,5,10]+19 → 53
GM:回すな…
真堂 光磨:エンジンかかってきてるな…リザレクト
真堂 光磨:真堂 光磨の侵蝕率に+2(1d10->2)(侵蝕率:93->95)
GM:ではイニシアチブ、光磨君の手番
真堂 光磨:うーむ
真堂 光磨:マイナーでジェネシフト、1D
GM:なっ
真堂 光磨:真堂 光磨の侵蝕率に+8(1d10->8)(侵蝕率:95->103)
GM:の‥乗せおった!
真堂 光磨:悪くない…
真堂 光磨:メジャー、“修羅/迅雷”《Cウロボロス》《シャドーテンタクルス》《咎人の剣》。オートで《砂の加護》
真堂 光磨:11dx7+4
DoubleCross : (11R10+4[7]) → 10[2,3,4,6,7,7,7,8,8,8,10]+10[1,2,4,8,9,9,10]+10[2,5,9,10]+10[4,8]+4[4]+4 → 48
GM:回すじゃなぁい…
ユーカ:ドッジ!
ユーカ:13dx+1
DoubleCross : (13R10+1[10]) → 10[1,2,3,4,4,4,5,6,7,10,10,10,10]+10[6,6,7,10]+3[3]+1 → 24
GM:お前もまわすじゃない
真堂 光磨:こっわ…100未満だと当てられるかわからん
真堂 光磨:ダメージ!
真堂 光磨:5d10+38
DoubleCross : (5D10+38) → 34[7,5,9,5,8]+38 → 72
GM:つっよ
真堂 光磨:真堂 光磨の侵蝕率に+11(侵蝕率:103->114)
ユーカ:そのダメージは…死ぬ!ちなみに残りHPは2でした
GM:戦闘終了、演出に入りましょう
ユーカ:ワイヤーに繋がれた短剣と手斧が、まるで意志を持つかの如く空中に漂う
ユーカ:中央部分を背に回し、ブランコを漕ぐときのような位置でグリップする
ユーカ:「さて」
ユーカ:身体を作り替える。数年、数十年、数百年、あるいは、もっと前
ユーカ:その永い生の中でユーカが見てきた、偉大な戦士の膂力を、敏捷性を、再現する
ユーカ:「お先にどうぞ」
ユーカ:その言葉を放ちながら、片腕を振るい
ユーカ:前方を薙ぎ払うように、手斧が君の眼前へ迫る
真堂 光磨:抜剣──黒金の刃と手斧が激突。快音が暗闇に響く。
真堂 光磨:弾いた斧の軌道を視界に納める。身を沈め、
真堂 光磨:射出──自身の影を用いた高速機動/這うように飛ぶ/剣を両手に
真堂 光磨:ブーツの底が地を削る/運動量──全身を捻り前方へ収束/大振りの構え/視界の隅、動くもう一つの影
ニコ:(…‥いつだったか。最初に手を握った時だったかな)
ニコ:(ああ、そうなんだ。ってなんとなく分かっちまった)
ニコ:苦無を眼前に構え、深く身を沈める
ニコ:(偶然…なのかどうかも分かんねぇ。お嬢は単純にそういう所”もってる”んだよな)
ニコ:瞬間、大気中に凄まじい濃度のレネゲイドが満ちる
GM:…真堂光磨は、感じ取る
GM:それは、紛れも無い”賢者の石”のレネゲイド反応
ニコ:(さあ)
ニコ:(合わせろよ、光磨)
真堂 光磨:懐かしい熱を感じた。かつて、自らがその一部であった頃
ニコ:瞬間、その姿が掻き消える‥‥いや
ニコ:周囲に満たされた、高濃度のレネゲイドの中に”紛れる”
ユーカ:「───!」
ニコ:御鳴鳴唯が、絶対値を操作する存在希釈だとすれば
ニコ:ニコ・アクセルロッドのそれは、相対値の操作
ニコ:そして、それは‥‥賢者の石を発端とする君、真堂光磨の気配すらも紛れさせる
真堂 光磨:ぐ、と握り込む。影装──剣と己の手が影によって編まれた手甲にて一体化──
真堂 光磨:左眼が、燃えるように熱い。暗がりの中で煌々と輝き、
真堂 光磨:気付いた頃には刃が奔る
ニコ:「───」ルーティンのように、苦無を一度手元で回転させ
ニコ:前後から、同時に刃を奔らせる
ユーカ:「……っ…!」
ユーカ:胸部を斜め上に両断するような剣閃と、背中を深く抉るような斬撃に顔を顰める
ユーカ:「そうか…それを二体同時に相手取るのは…」
ユーカ:「初めて…だよっ!!」
ユーカ:ワイヤーを引き寄せる
ユーカ:真堂光磨の背後から、手斧が頸部めがけて迫り
ユーカ:引き寄せる動作のまま、背後への廻し蹴り。ニコを弾き飛ばすと
ユーカ:短剣を投擲し、その肩口に突き立てる
ニコ:「………っ…!ってぇなぁ…!」
真堂 光磨:動きは見えている。背後から迫る気配。反撃の動作、吹き飛ぶ人影
真堂 光磨:それでも少年は動きを止めない。声を上げない。
ユーカ:流れるように、短剣を再び手元に引き寄せると
ユーカ:回転動作はそのままに、真堂光磨を斬りつける──
真堂 光磨:──止まりはしない。合わせろと、彼がそう言った
真堂 光磨:一拍/呼吸──吸収するのは外気と/覚悟
真堂 光磨:「──────」
真堂 光磨:短剣が見える/後方より手斧/斬戟動作は継続
真堂 光磨:両者が踊るように回る/邂逅までカウント/1/2/3
真堂 光磨:震脚──地を踏みしめ/柄を握り込む/影が右腕全体を包む
真堂 光磨:──交錯
真堂 光磨:「──ッッッ!!!!」
ユーカ:「─────」
ユーカ:「‥‥…君」
ユーカ:自身の身体を深々と切り裂いたその刃に視線を這わせ
ユーカ:「発生から何年だい?」
真堂 光磨:「……まだ赤ん坊だよ」
真堂 光磨:「こうして。剣を振るうのが精一杯だ」
ユーカ:「ふ‥‥ふふ、あはは」
ユーカ:「成程、”それしか出来ない君”と”それ以外も出来る私”」
ユーカ:「覚えときなよ、人ならざる赤ん坊。こういう所に差が出るもんさ」
ユーカ:そう言うと、踵で地面を二回ほど叩き
ユーカ:《イージーフェイカー:ディメンジョンゲート》《瞬間退場》
ユーカ:「”剣を振るので精一杯だった君”」
ユーカ:「と」
ユーカ:「”生存する事しか考えてなかった私”」
ユーカ:「…今日の所は、痛み分けの引き分けって所で一つ頼むよ」
真堂 光磨:「──」
真堂 光磨:剣を払う。血糊を飛ばし、納め
ユーカ:初めて会った時から何一つ変わらない、楽観的な声音を響かせ
ユーカ:人の精神的複合存在(キュマイラ)であるレネゲイドビーイングは、山中から姿を消した
真堂 光磨:……追うことが目的ではない。いますべきことを見失うな
真堂 光磨:倒れたニコへ歩み寄り、
真堂 光磨:「……動ける?」
ニコ:「………」
ニコ:血が噴き出る肩口を押さえながら
ニコ:「‥‥…チッ、良い所投げやがるぜあの野郎。再生するにしてもちと時間がかかりそうだ」
ニコ:「だから、一先ず」
ニコ:肩口を押さえていた手を挙げ、拳を握り、君に突き出す
ニコ:「先に行きな、まだやる事あるんだろ?」
真堂 光磨:「うん」
真堂 光磨:拳を作り、打ち合わせ
真堂 光磨:「行ってくる」
ニコ:「───ナイスファイト、次も期待してるぜ」
ニコ:歯を見せて笑う
真堂 光磨:頷き。生成された羽織を脱いで、青年へ渡す
真堂 光磨:「止血か風よけにでも。少し寒いから」
ニコ:「‥‥…」手渡された羽織を見て
ニコ:「俺なんかよりもよっぽど寒そうな子供が、ここに一人居るんだが?」
真堂 光磨:「蒼白い顔で言われてもね」
真堂 光磨:「よく言うから。“子供は風の子”」
ニコ:「……へっ、なーるほど」
ニコ:「こりゃ、女の一人も居る訳だ」
真堂 光磨:「早く大人になりたいけどね。まだ足りない」
真堂 光磨:立ち上がり、背を向けて
真堂 光磨:「終わらせてくる」
GM:千年以上の時を生きるレネゲイドビーイングとの戦闘を制し、事件の終焉へと走りだそうとする君の鼓膜を
GM:ド ドド ド と、何かが倒壊するような音が揺らす
GM:その音に顔を上げた君の目に飛び込んだのは、次々と倒れる木々の群れ
GM:その場所は───若奈篤郎と亜藤蘭介が飛び去った方角だ
GM:---
ミドル戦闘 御鳴鳴唯/更屋敷アリサ
GM:【ミドル戦闘 御鳴鳴唯/更屋敷アリサ】
GM:ミドル戦闘を開始します。マップはこちら
GM:
御鳴(14) 更屋敷(8)
(10m)
衂虫・成体(14) 衂虫・幼体A/B/C(10)
GM:こっちが正です
GM:ではセットアップから
GM:エネミーはありません
御鳴 鳴唯:無し!
更屋敷アリサ:なし
GM:ではイニシアチブ、PC優先で御鳴さんの手番から
御鳴 鳴唯:ヤー。マイナーアクションで《陽炎の衣》を使用。隠密化。
御鳴 鳴唯:御鳴 鳴唯の侵蝕率を3上昇(侵蝕率:67->70)
御鳴 鳴唯:メジャー、コンボ《その過去に私はいない》。隠密状態で《コンセントレイト》+《見えざる死神》、対象は蟲の成体!
御鳴 鳴唯:11dx8+7 命中判定
DoubleCross : (11R10+7[8]) → 10[1,1,1,3,3,3,8,8,8,8,8]+10[2,3,5,7,10]+2[2]+7 → 29
衂蟲・成体:ドッジ!
衂蟲・成体:6dx
DoubleCross : (6R10[10]) → 10[3,4,5,5,6,10]+2[2] → 12
衂蟲・成体:ダメージカモン!
御鳴 鳴唯:3D10+32+1D10 装甲有効
DoubleCross : (3D10+32+1D10) → 6[1,4,1]+32+5[5] → 43
衂蟲・成体:そのダメージは…流石にまだ死なない!
御鳴 鳴唯:御鳴 鳴唯の侵蝕率を4上昇(侵蝕率:70->74)
GM:ではイニシアチブ、成体の手番
衂蟲・成体:マイナーで戦闘移動。PC達にエンゲージ
GM:
御鳴(14) 更屋敷(8)衂虫・成体(14)
(10m)
衂虫・幼体A/B/C(10)
衂蟲・成体:メジャーで《C:ブラムス》《ブラッドスパイク》《蝕む赤》
衂蟲・成体:PC二人にRC範囲攻撃、命中時にレベル3邪毒を付与します
衂蟲・成体:11dx7
DoubleCross : (11R10[7]) → 10[1,1,2,2,4,4,4,7,8,9,10]+10[1,2,4,8]+5[5] → 25
御鳴 鳴唯:ドッジ!
更屋敷アリサ:ドッジ!
御鳴 鳴唯:2dx+1>=25
DoubleCross : (2R10+1[10]>=25) → 4[2,4]+1 → 5 → 失敗
更屋敷アリサ:3d10>=25
DoubleCross : (3D10>=25) → 15[4,2,9] → 15 → 失敗
御鳴 鳴唯:だよね!
衂蟲・成体:ダメージ!
衂蟲・成体:3d10+15
DoubleCross : (3D10+15) → 17[5,5,7]+15 → 32
御鳴 鳴唯:死ぬ! リザレクト!
御鳴 鳴唯:リザレクト 御鳴 鳴唯の侵蝕率を10上昇(侵蝕率:74->84)
衂蟲・成体:で、こちらは3点ダメージ
更屋敷アリサ:装甲値8減らしてHP4残ります
GM:イニシアチブ、幼体ズの手番
GM:行動は同じなのでまとめて処理します
GM:マイナー無し、メジャーで《C:バロール》《黒の鉄槌》
GM:対象は
GM:choice[2,3]
DoubleCross : (CHOICE[2,3]) → 3
GM:choice[2,3]
DoubleCross : (CHOICE[2,3]) → 3
GM:choice[2,3]
DoubleCross : (CHOICE[2,3]) → 3
GM:おいおい
更屋敷アリサ:おのれなんのうらみが
御鳴 鳴唯:こんな偏り方ある?
御鳴 鳴唯:25%で有るわ
更屋敷アリサ:覚えてろ虫ども~~~
衂蟲・幼体A:6dx8
DoubleCross : (6R10[8]) → 10[5,6,7,7,8,10]+10[5,9]+2[2] → 22
衂蟲・幼体B:6dx8
DoubleCross : (6R10[8]) → 10[2,2,4,4,5,10]+5[5] → 15
衂蟲・幼体C:6dx8
DoubleCross : (6R10[8]) → 10[2,3,6,6,7,10]+3[3] → 13
更屋敷アリサ:ドッジ3連発!!
更屋敷アリサ:3dx10
DoubleCross : (3R10[10]) → 10[3,3,10]+6[6] → 16
更屋敷アリサ:3dx10
DoubleCross : (3R10[10]) → 8[1,5,8] → 8
更屋敷アリサ:3dx10
DoubleCross : (3R10[10]) → 7[2,2,7] → 7
更屋敷アリサ:こなくそ!!
GM:ではダメージ!
衂蟲・幼体A:3d10+10
DoubleCross : (3D10+10) → 17[6,7,4]+10 → 27
衂蟲・幼体B:2d10+10
DoubleCross : (2D10+10) → 12[5,7]+10 → 22
衂蟲・幼体C:2d10+10
DoubleCross : (2D10+10) → 13[6,7]+10 → 23
更屋敷アリサ:即死、リザレクト起動
更屋敷アリサ:更屋敷アリサの侵蝕率を+4(1d10->4)した(侵蝕率:79->83)
更屋敷アリサ:ダイスが1つ増えるため振り直し
更屋敷アリサ:1dx
DoubleCross : (1R10[10]) → 8[8] → 8
更屋敷アリサ:1dx
DoubleCross : (1R10[10]) → 3[3] → 3
更屋敷アリサ:駄目でした、残りのリザレクト
GM:悲しい物語・・・
更屋敷アリサ:更屋敷アリサの侵蝕率を+9(1d10->9)した(侵蝕率:83->92)
更屋敷アリサ:更屋敷アリサの侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:92->95)
更屋敷アリサ:許さんぞ
GM:悪いのはチョイス神
GM:ではイニシアチブ、更屋敷さんの手番
更屋敷アリサ:はい
更屋敷アリサ:マイナーアクション:《オリジン:レジェンド》
更屋敷アリサ:メジャーアクション:《原初の赤:サイレンの魔女》
GM:くっ…卑劣なエフェクトを…!
更屋敷アリサ:6dx+13
DoubleCross : (6R10+13[10]) → 8[1,2,7,7,7,8]+13 → 21
GM:全員回避キメろぉぉぉ!!!!
衂蟲・成体:6dx
DoubleCross : (6R10[10]) → 8[2,2,3,3,4,8] → 8
衂蟲・幼体A:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 7[1,3,4,7] → 7
衂蟲・幼体B:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 6[1,2,3,6] → 6
衂蟲・幼体C:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 10[1,8,9,10]+9[9] → 19
更屋敷アリサ:あっぶねぇ~~~
GM:うおっ…ちょっと頑張ったなチンコ虫…
GM:ダメージどうぞ!
更屋敷アリサ:3d10+15
DoubleCross : (3D10+15) → 25[7,9,9]+15 → 40
更屋敷アリサ:装甲無視!!!
GM:マジで言うてんのか??
更屋敷アリサ:さっきはよくもやってくれたな
GM:えっと…うわマジかこれ
GM:全員死にます
御鳴 鳴唯:やったぜ!
更屋敷アリサ:ひゃっほーい
GM:では演出に入っていきましょう
化野 せつな:…‥一瞬だけ、彼女と目が合った
化野 せつな:軽蔑されただろうか
化野 せつな:気持ち悪いと思われただろうか
化野 せつな:嫌われて…しまっただろうか
化野 せつな:「───でも」
化野 せつな:「どうにも……出来ないの‥‥っ…」
化野 せつな:私が何かをしようとすると、誰かの声が頭に響く
化野 せつな:私がしようとしなくても、誰かの声がそうさせる
化野 せつな:「───」現に今、このように
化野 せつな:巣穴の空いた私の手から、とめどなく湧き出る蟲達へ
化野 せつな:「……やめて…やめてっっ!!!」
化野 せつな:”攻撃白”
化野 せつな:”攻撃しろ”と命令が下される
GM:場を埋め尽くすような羽音が、一層けたたましくなり
衂蟲・成体:まず動いたのは、群体のように巨大な影を作る羽虫
衂蟲・成体:巨大な顎と、肉を啜る為に発達した口からギチギチと音を漏らしながら
衂蟲・成体:君達めがけて、突進する
御鳴 鳴唯:──その突撃を前に呟いた。羽音に負けぬように、日頃よりは大きな声で。
御鳴 鳴唯:「……クアエシトール。あれを全滅させるのに……あなたなら何秒かかる?」
更屋敷アリサ:「20秒かな」
御鳴 鳴唯:「わかった、4秒縮める」と応じた時には、御鳴 鳴唯の姿は虚空に掻き消えていた。
御鳴 鳴唯:遺産《夜の小鳥》系統、固体名《小夜啼鳥の歌/Serenade》。
御鳴 鳴唯:脊髄に絡みつき、その体と合一し、眼球を〝光の屈折を操作する器官〟へと変じさせた、〝師〟からの忌まわしきギフト。
御鳴 鳴唯:夜の闇に靴音が軽く響き、野の草が踏み荒らされ、
御鳴 鳴唯:どんっ
御鳴 鳴唯:──成体の群れの中腹が弾け飛ぶ!
御鳴 鳴唯:虚空より生じた散弾。
衂蟲・成体:「───」「───」
御鳴 鳴唯:駆け込み、撃つ。それだけだ。それだけだが、
衂蟲・成体:一瞬羽音が途切れ、再び群れを形作る
衂蟲・成体:それを、幾度も、幾度も
御鳴 鳴唯:複眼を以て世界を把握する蟲と争うなら、それだけで十分以上の武器となる。
御鳴 鳴唯:どんっ
御鳴 鳴唯:どんっ
御鳴 鳴唯:幾度も幾度も
御鳴 鳴唯:瞬きの内に場を変えて、虚空から虚空へ散弾は放たれる!
衂蟲・成体:ギロチンのような顎が、刃のような羽が、かぎ針のような脚が
衂蟲・成体:見えない君を切り刻むも
御鳴 鳴唯:喉笛を裂かれて散る鮮血も、肩からえぐり取られて落ちる肉片も、
御鳴 鳴唯:ゼロコンマ秒で透明化される。そこにいると示す材料にはならない。
衂蟲・成体:断続的に穿たれる風穴は、決して止むことは無い
御鳴 鳴唯:ほんの一瞬、夜空を染める赤色は、過去、そこに存在したと示すだけだ。
御鳴 鳴唯:だから、もう
御鳴 鳴唯:《その過去に私はいない》。
衂蟲・成体:「──」 「───」
衂蟲・成体:群体が掻き鳴らす羽音、その空白が、次第に大きくなる
GM:しかし、敵は空に居るばかりではない
GM:地を這う幼虫が、硬質化した糸の針を更屋敷アリサに向け
GM:一斉に
GM:射出する
更屋敷アリサ:ドス、ドス、ドスと突き刺さる
更屋敷アリサ:そのまま人形のように力無く倒れ込む
更屋敷アリサ:だが、
更屋敷アリサ:「解析完了」
更屋敷アリサ:ふらりと立ち上がる
更屋敷アリサ:衝撃で外れた右の義手。それを付け直しながら
更屋敷アリサ:何事も無かったかのように語り出す
更屋敷アリサ:「「ラプラスの魔女」というものを知っているかい」
更屋敷アリサ:「全ての力学的法則・物理状態を把握可能な知性ならば、それは未来に起こる全ての事象を知り得るのではないかという仮想概念」
更屋敷アリサ:「未来は現時点で既に決定しているといった主張だ」
更屋敷アリサ:「結論から言ってしまえばそんなものは有り得ない」
更屋敷アリサ:「量子論、コペンハーゲン解釈の台頭によって、古典力学に基づいた因果決定論は否定された」
更屋敷アリサ:「全ての事象において、それが起きる確率に100と0は存在しない。どれだけごく僅かだろうが「起こり得る」可能性は存在する」
更屋敷アリサ:「そして、カオス理論に基づけば一つの事象は確率的に他のあらゆる事象を引き起こすトリガーへとになり得るのだ。通称バタフライエフェクト」
更屋敷アリサ:「我々カバリストはそれを武器とする」
更屋敷アリサ:地面に転がっていた小石を拾う、
更屋敷アリサ:「では、数学を始めよう」
更屋敷アリサ:そして、それを無造作に放り投げる
更屋敷アリサ:ただそれだけの事象が引き起こすあらゆる可能性
更屋敷アリサ:更屋敷アリサはその中の極めて細く儚い可能性の糸を掴み、引き摺り出す
御鳴 鳴唯:──蟲の群れの壁の向こう。眩く青く光るものがある。
御鳴 鳴唯:化野 せつなはその腕に、熱くぬめった感触を。鼻腔に鉄の臭いを知るだろう。
御鳴 鳴唯:更屋敷 アリサは、その色の意味を知るだろう──否。知っている筈だ。
御鳴 鳴唯:私はここにいる〟と告げる色。
御鳴 鳴唯:正確な狙いを導き出す為の補助罫線が、夜闇に真っ直ぐ、青く伸びる。
更屋敷アリサ:石が軌道を描きながら『偶然にも』群れのうち1匹に直撃する
衂蟲・成体:ギチ、と音が鳴る
更屋敷アリサ:その蟲は、『偶然にも』それにより多大なストレスを受け、
更屋敷アリサ:『偶然にも』そのストレスの原因が同胞にあると誤認し、受けた命令を歪めるほどの怒りを生み、
更屋敷アリサ:『偶然にも』その錯乱は群れ全体に伝播し、高められた攻撃性が暴発する
更屋敷アリサ:ドミノ倒しのような『偶然』の連鎖。
更屋敷アリサ:結果引き起こされるものは、蟲の同士討ち
更屋敷アリサ:「では、滅びたまえ」
衂蟲・成体:ある種、統率された楽団のようだった羽音が、一気に乱れ始め
衂蟲・成体:始めたてのブラスバンドのような不協和音を奏で始める
衂蟲・成体:そこに交わる金切り音
衂蟲・成体:それはまるで、危機感を煽るサイレンのようでもあり
衂蟲・成体:無数の節足を撒き散らしながら
衂蟲・成体:地を”這っていた”幼体に、雨のように降り注ぐ
衂蟲・成体:そして、水に溶けるようにその残骸は消え失せ
衂蟲・成体:後には、殺人現場のような巨大な血だまりが広がっていた
更屋敷アリサ:そのおぞましい同士討ちは
更屋敷アリサ:『偶然にも』化野せつなを巻き込むことなく完遂された
更屋敷アリサ:「4秒縮んで16秒」
更屋敷アリサ:「証明完了だ」
御鳴 鳴唯:「……気取り屋」
御鳴 鳴唯:〝青い光の線〟を中心とした、直径1mほどの正確な円の内側。
化野 せつな:「………」ただ呆然と、空を見上げている
御鳴 鳴唯:そこには、蟲の血は一滴たりとも落ちていない。
更屋敷アリサ:「科学者というのは皆揃ってナルシストなのさ」
御鳴 鳴唯:野の草を赤く染め、化野 せつなの銀髪を穢しているのは、人間の血だ。
御鳴 鳴唯:「……ろくでもない人種」
御鳴 鳴唯:悪態を吐きながら透明化を解除する。無数の鉤爪に引き裂かれた、血濡れの体が夜に浮かび上がる。
御鳴 鳴唯:「……ごめん、せつな。待たせた」
化野 せつな:「…‥‥‥ぁ」そんな君達の姿を見て
化野 せつな:「ああ…あああ‥‥‥」顔を覆い隠すように、蹲る
御鳴 鳴唯:「……………………」傷は既に塞がり始めている。コートの袖口で、顔の血を拭い落としながら、
化野 せつな:違う
化野 せつな:謝るとしたら、私の方なのに
御鳴 鳴唯:「……そんなに私の顔、怖い……?」酷く真面目な声音で言う。
御鳴 鳴唯:そして──重ねて形容する。
御鳴 鳴唯:「……こんなに美少女なのに」
御鳴 鳴唯:酷く、真面目な声音で言った。
化野 せつな:「…‥‥‥」
化野 せつな:恐る恐る
化野 せつな:顔を上げ
化野 せつな:君の目を───
声:”駄目だ”
化野 せつな:「………っ…」
声:”言わなかったかい?君にはやって欲しい事があると”
化野 せつな:「───!」
GM:……化野せつなの様子を見て、君、更屋敷アリサは思い至る
GM:未だ、多くの謎に包まれたオーヴァードの能力、それを類型するエフェクト
GM:その中にあって、一際特異とも言える能力
GM:”他者の精神操作”
GM:その中でも、特に強力な束縛力を持つと言われるエフェクトは、このような名で呼ばれている
GM:”ナーブジャック”
GM:そして、遺産の研究家でもある君は…さらに先の結論にも至るだろう
GM:他者の精神操作、その力をより強大なものとするアーティファクトが、何と呼ばれているか
GM:化野せつなの瞳の奥に映る、異質な澱は
GM:本当に、彼女自身のものなのか
GM:
GM:更屋敷アリサは意思判定を行ってください、目標値は18
GM:1d10侵蝕値を上昇させることで振り直しも可能です
更屋敷アリサ:オリジン:レジェンドの効果は継続中
更屋敷アリサ:7dx10+12
DoubleCross : (7R10+12[10]) → 10[1,2,2,4,9,9,10]+1[1]+12 → 23
GM:
更屋敷アリサ:思い至る。それは、『生前』何度も目にし、手に取ってきた遺産の一つ
更屋敷アリサ:「……なるほど、誓約の瞳」
更屋敷アリサ:その効果、強度はよく知っている
更屋敷アリサ:ならば
更屋敷アリサ:ツカツカと歩き出し、化野せつなの前に視線を合わせるようにしゃがむ
御鳴 鳴唯:「……変なことしないでよ」横へ避け、一歩だけ離れて地面に腰を下ろす。
更屋敷アリサ:「美少女の君にそう言われては仕方ないね」
化野 せつな:「……‥」白い肌を一層蒼白に染め上げ、しゃがみこんだ君を見る
更屋敷アリサ:「せつなちゃん」
化野 せつな:「……‥?」
更屋敷アリサ:「科学者というのはナルシストだが、嘘は言わないものだ」
更屋敷アリサ:「君を呪縛から解き放つ」
更屋敷アリサ:「今だけは、私に身を預けて貰えるかい」
化野 せつな:「‥‥‥‥‥」
化野 せつな:その目を、見つめて
化野 せつな:「───」
声:”───はい、とでも言おうとしてるのかい?”
化野 せつな:口を開いたまま、固まる
声:”…傷つくねぇ…君の事は信頼していたつもりだったのに”
化野 せつな:「───」声を出す訳でも、息をする訳でも無く
化野 せつな:何か、その場に無いものを見るように
更屋敷アリサ:「せつな」
化野 せつな:止め処なく、虚空に視線を彷徨わせる
更屋敷アリサ:「せつな!」
更屋敷アリサ:彼女の両手に己の手を重ね
更屋敷アリサ:「見失うな、せつな」
化野 せつな:咄嗟の事に驚いて
化野 せつな:肩が激しく震え始め
化野 せつな:冷や汗を額に滲ませ
化野 せつな:肩で呼吸を繰り返す
化野 せつな:「で、でも………」
化野 せつな:「でも…‥‥……!」
更屋敷アリサ:言葉を遮るように抱き寄せる
更屋敷アリサ:「……呪縛の内容は想像がつく」
更屋敷アリサ:「本当に君を見てくれた人を思い出すんだ」
化野 せつな:「───!」
更屋敷アリサ:「御鳴鳴唯は誰よりも君のことを気にかけ、寄り添っていた」
更屋敷アリサ:「あれだけ気難しい彼女がだ。その意味、賢い君なら分かるだろう?」
御鳴 鳴唯:「……気難しいは余計」口を尖らせて、ぼそりと。
化野 せつな:ゆっくりと、御鳴に視線を移す
御鳴 鳴唯:極端に白目の少ない、光彩の大きな瞳。
御鳴 鳴唯:生まれた時の鳶色ではない。遺産により変貌した青い目が、化野 せつなを見ていた。
御鳴 鳴唯:「……せつな」
御鳴 鳴唯:「私も、それも」更屋敷を、顎でしゃくり示し、
御鳴 鳴唯:「手を、伸ばしてるつもり」
御鳴 鳴唯:「……だけど、それだけじゃ……あなたには届かない」
御鳴 鳴唯:「そっちからも、来て」
化野 せつな:……言葉はなかった
化野 せつな:すすり泣くような声もなかった
御鳴 鳴唯:「負けるな」
御鳴 鳴唯:「……理不尽なんか、この先も、幾らでも現れるだろうけど」
御鳴 鳴唯:「そんなものに負けるな」
御鳴 鳴唯:戦いの熱は遠ざかり、日光を厭うような白い肌が、本来の色合いを取り戻している。
御鳴 鳴唯:……いいや。
御鳴 鳴唯:少しだけ、情熱が頬に紅をさしている。
化野 せつな:そこにあったのは、ただ必死にお腹に力を入れて、震える呼吸を押しとどめようとしているだけの
化野 せつな:自分とは対照的な…血の通った赤色をした、綺麗なものに触れようと
化野 せつな:汗ばんだ手を、ただ虚空に向けて伸ばしているだけの、少女の姿
御鳴 鳴唯:手から、逃れることはない。
御鳴 鳴唯:……けれど、まだ手を伸ばすこともない。
御鳴 鳴唯:知っている。
御鳴 鳴唯:どうしたって、他人から与えることができない──そういう財産があると。
御鳴 鳴唯:それだけは、どうやっても奪えない。夜更けに忍び込み、盗み取ることも出来ない。
御鳴 鳴唯:一度手に入れたのならば、その財産はきっと、死ぬまでその人間のものになるのだ。
御鳴 鳴唯:「武器を持って戦わなくったって、良い。……一言だけ言えれば、それでいい」
御鳴 鳴唯:「……たった一言だけ、戦って」
御鳴 鳴唯:「助けて、って」
化野 せつな:「…………………て」
化野 せつな:「……け‥‥‥て」
化野 せつな:自然と力が入り、狭まる喉を必死にこじ開けるような声
御鳴 鳴唯:──手を伸ばした。
御鳴 鳴唯:汗に濡れた手を、掴む。
御鳴 鳴唯:……ほんの少し前まで、この汗は、恐怖と緊張を示すものでしかなかった。
御鳴 鳴唯:今はもう違う。
御鳴 鳴唯:自分の手を濡らすものと同じだ。戦った者の手を濡らす汗だ。
化野 せつな:それは‥‥望むものを奪われ、望まぬものを与えられた少女が
化野 せつな:望むものを得るために見せた‥‥彼女なりの、精いっぱいの抵抗
化野 せつな:掴んだ手を、ぎゅ、と握る
御鳴 鳴唯:掴み、引く。その小さな体を腕の中へ奪い取ってしまうように。
化野 せつな:なんだ、布よりも
化野 せつな:こちらの方が、なんだかずっと温かい
化野 せつな:物理法則のままに、君の胸に吸い込まれる
更屋敷アリサ:化野せつなの赴くままに、彼女の体を離した
更屋敷アリサ:そして、彼女の言葉を聞いた。精一杯の意思を
更屋敷アリサ:「御鳴ちゃんには叶わないな」
化野 せつな:そして、糸が切れたように
化野 せつな:御鳴の胸に顔を埋めると、そのまますぅ、すぅと寝息を立てる
御鳴 鳴唯:「……他人事には……思えなかったから……」
更屋敷アリサ:その言葉に笑みを零しつつ
御鳴 鳴唯:腕の中に寝息を聞く。人の温度を感じ取る。
御鳴 鳴唯:恐怖に苛まれることがなくなれば、この少女は──
御鳴 鳴唯:「……こんな顔、してるんだ」
御鳴 鳴唯:初めて見たもののように思えた。
御鳴 鳴唯:「……助けよう」
御鳴 鳴唯:「私達で」
更屋敷アリサ:「ああ」
御鳴 鳴唯:「……………………」
御鳴 鳴唯:「…………」
御鳴 鳴唯:「……ありがとう」
更屋敷アリサ:眠りにつく化野せつなの穏やかな表情を見る
更屋敷アリサ:声を掛けた時からそれは既に始まっていた
更屋敷アリサ:カバラ数秘術の最奥、可能性の権化たるレネゲイドそのものに干渉する技術
更屋敷アリサ:《ナーブジャック》
更屋敷アリサ:マスターカルラ、その呪縛は化野せつながリラックス状態に突入したことで効力を弱め、排除された
更屋敷アリサ:「おやすみ、せつな」
更屋敷アリサ:そう言って優しく頭を撫でた
GM:───救う為の戦いと、救われる為の戦いは
GM:一先ずは、君達の勝利で幕を閉じた
GM:しかし‥まだこの物語が終わった訳ではないことを
GM:不意に襲ってきた地響きの中で、君達は再認識する
GM:地響き、枝が折れ、葉が揺れ、幹を削る音、音、音
GM:そして、目を向けた先は
GM:若奈篤郎と、亜藤蘭介が飛び去った方角だ
GM:---
ミドル戦闘 亜藤蘭介
GM:【ミドル戦闘 亜藤蘭介】
GM:マップはこちら
GM:
亜藤(5)
(5m)
若奈(6)
亜藤 蘭介:速いじゃねえか…
GM:
GM:ではまずセットアップから、エネミーは無し
亜藤 蘭介:無し。
GM:イニシアチブ、若奈の手番
若奈 篤郎:マイナーで後方に5m戦闘移動
亜藤 蘭介:こいつ…!
若奈 篤郎:《縮地》《バックスタブ》で白兵攻撃力+30
亜藤 蘭介:マジ?
GM:亜藤(5)
(10m)
若奈(6)
若奈 篤郎:メジャーで《C:キュマイラ》《飛礫》
若奈 篤郎:15dx7+4
DoubleCross : (15R10+4[7]) → 10[1,2,2,2,3,3,4,4,5,5,6,7,7,7,8]+10[1,2,5,7]+10[10]+10[7]+10[7]+3[3]+4 → 57
亜藤 蘭介:ど、ドッジ!
GM:めっちゃ回すじゃん・・
亜藤 蘭介:5dx+1>=57
DoubleCross : (5R10+1[10]>=57) → 10[2,3,8,9,10]+5[5]+1 → 16 → 失敗
亜藤 蘭介:無理!
若奈 篤郎:ダメージ
若奈 篤郎:6d10+34
DoubleCross : (6D10+34) → 31[6,10,5,2,3,5]+34 → 65
亜藤 蘭介:死ぬ!死んだ
亜藤 蘭介:リザレクト。
亜藤 蘭介:亜藤 蘭介の侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:71->79)
GM:ではイニシアチブで亜藤の手番…の前に
GM:この戦闘では、若奈の撃破の他にもう一つ勝利条件があるので説明します勝利条件
亜藤 蘭介:なにっ
GM:今しがた若奈が使用した《飛礫》には使用回数制限があります
GM:今一度使用して、残りは2回
GM:それを使い切らせれば、自動的に勝ちになります
亜藤 蘭介:倒すか、飛礫の使用回数を達するか
亜藤 蘭介:了解
GM:なので、侵蝕と相談しながら自分の攻撃をどうするのかを考えるといいかも
亜藤 蘭介:承知!
亜藤 蘭介:では改めてイニシアチブ。
GM:という訳で、改めまして亜藤さんの手番
亜藤 蘭介:マイナーで若菜にエンゲージ。
亜藤 蘭介:メジャー:コンボ、"羅紗切(ラシャギリ)"。《コンセントレイト:モルフェウス》+《カスタマイズ》+《ドッペルゲンガー》+《剣聖の手》+《炎の理》
GM:
亜藤(5)
(0)
若奈(6)
亜藤 蘭介:10dx7+2
DoubleCross : (10R10+2[7]) → 10[3,4,4,6,6,7,8,8,10,10]+10[7,7,7,8,9]+10[3,5,5,10,10]+4[3,4]+2 → 36
若奈 篤郎:ドッジ!
亜藤 蘭介:《剣聖の手》で
亜藤 蘭介:最後の出目を10に。
若奈 篤郎:の野郎!
亜藤 蘭介:1dx7+42
DoubleCross : (1R10+42[7]) → 2[2]+42 → 44
亜藤 蘭介:振るわん
若奈 篤郎:改めてドッジ!
若奈 篤郎:15dx+1
DoubleCross : (15R10+1[10]) → 10[1,2,3,5,5,6,6,7,7,7,8,8,10,10,10]+9[5,8,9]+1 → 20
亜藤 蘭介:こっわ
GM:ダメージどうぞ
亜藤 蘭介:ではダメージ。
亜藤 蘭介:5d10+19
DoubleCross : (5D10+19) → 22[4,2,6,1,9]+19 → 41
亜藤 蘭介:装甲無視。
若奈 篤郎:削れる!が…まだ生きてるぞ!
亜藤 蘭介:タフな野郎が~
亜藤 蘭介:亜藤 蘭介の侵蝕率を+11した(侵蝕率:79->90)
GM:2ラウンド目に入ります
GM:イニシアチブ、若奈の手番
若奈 篤郎:マイナーで後方10mに戦闘移動、《縮地》《バックスタブ》で白兵攻撃力+30
GM:亜藤(5)
(10m)
若奈(6)
若奈 篤郎:メジャーで《C:キュマイラ》《飛礫》
若奈 篤郎:15dx7+4
DoubleCross : (15R10+4[7]) → 10[1,1,2,2,3,4,4,4,4,4,5,6,6,6,10]+4[4]+4 → 18
亜藤 蘭介:ふふふ
若奈 篤郎:ぐっ‥‥
亜藤 蘭介:ドッジ!
亜藤 蘭介:6dx+1>=18
DoubleCross : (6R10+1[10]>=18) → 9[4,4,4,8,9,9]+1 → 10 → 失敗
亜藤 蘭介:がんばった
若奈 篤郎:ダメージ!
若奈 篤郎:2d10+34
DoubleCross : (2D10+34) → 7[6,1]+34 → 41
亜藤 蘭介:当然死!リザレクト!
亜藤 蘭介:亜藤 蘭介の侵蝕率を+9(1d10->9)した(侵蝕率:90->99)
亜藤 蘭介:さっきから1足りないんだよ
GM:走る…
若奈 篤郎:《飛礫》、残り1回
若奈 篤郎:ではイニシアチブ、亜藤さんの手番
亜藤 蘭介:ではマイナーで再びエンゲージ。
GM:
亜藤(5)
(0m)
若奈(6)
亜藤 蘭介:コンボ、"羅紗切(ラシャギリ)"。《コンセントレイト:モルフェウス》+《カスタマイズ》+《ドッペルゲンガー》+《剣聖の手》+《炎の理》
亜藤 蘭介:11dx7+2
DoubleCross : (11R10+2[7]) → 10[1,2,3,3,4,5,6,7,8,9,9]+10[6,6,8,10]+6[1,6]+2 → 28
亜藤 蘭介:《剣聖の手》
亜藤 蘭介:1dx7+32
DoubleCross : (1R10+32[7]) → 2[2]+32 → 34
亜藤 蘭介:ガード不能。
若奈 篤郎:ドッジ!
若奈 篤郎:15dx+1
DoubleCross : (15R10+1[10]) → 10[2,2,2,2,4,4,4,5,5,5,7,8,9,9,10]+10[10]+1[1]+1 → 22
GM:凄いな君
亜藤 蘭介:怖いよ!
亜藤 蘭介:ではダメージ!
亜藤 蘭介:4d10+19
DoubleCross : (4D10+19) → 21[7,3,6,5]+19 → 40
亜藤 蘭介:装甲無視!
若奈 篤郎:ぐっ…まだまだぁ!
亜藤 蘭介:マジ!?
亜藤 蘭介:亜藤 蘭介の侵蝕率を+11した(侵蝕率:99->110)
GM:ではクリンナップセットアップ飛ばして
GM:3ラウンド目、イニシアチブ
GM:若奈の手番
若奈 篤郎:マイナーで後方10mに戦闘移動、《縮地》《バックスタブ》で白兵攻撃力+30
GM:
亜藤(5)
(10m)
若奈(6)
若奈 篤郎:メジャーで《C:キュマイラ》《飛礫》《フレイムタン》
若奈 篤郎:15dx7+4
DoubleCross : (15R10+4[7]) → 10[1,1,1,3,5,5,5,6,6,6,6,7,8,9,10]+6[2,2,4,6]+4 → 20
亜藤 蘭介:あらあら~?
亜藤 蘭介:ドッジ!
亜藤 蘭介:7dx+1>=20
DoubleCross : (7R10+1[10]>=20) → 10[1,3,3,4,5,10,10]+7[6,7]+1 → 18 → 失敗
亜藤 蘭介:惜しい~
GM:うおおおお
若奈 篤郎:3d10+34
DoubleCross : (3D10+34) → 18[8,4,6]+34 → 52
亜藤 蘭介:死亡。シザーリッパーのロイスをタイタス昇華で復活!
GM:ではイニシアチブ、亜藤さんの手番
亜藤 蘭介:うす
亜藤 蘭介:マイナーで再びエンゲージ。
GM:
亜藤(5)
(0m)
若奈(6)
亜藤 蘭介:メジャー、《コンセントレイト:モルフェウス》+《カスタマイズ》+《炎の理》
亜藤 蘭介:変異種の効果により判定ダイス-1。
亜藤 蘭介:12dx7+2
DoubleCross : (12R10+2[7]) → 10[1,2,2,3,4,4,5,5,6,6,8,9]+10[5,8]+1[1]+2 → 23
亜藤 蘭介:ここでこの出目か…!
若奈 篤郎:ドッジ!
若奈 篤郎:15dx+1
DoubleCross : (15R10+1[10]) → 10[1,2,3,3,3,4,4,6,6,8,8,8,8,10,10]+4[2,4]+1 → 15
亜藤 蘭介:ヒィ~!!
亜藤 蘭介:ダメージ!
亜藤 蘭介:3d10+19
DoubleCross : (3D10+19) → 11[2,3,6]+19 → 30
若奈 篤郎:うおおお
亜藤 蘭介:装甲有効!
亜藤 蘭介:あウソ!
亜藤 蘭介:装甲無視!
若奈 篤郎:どっちにしろ倒れ…ます!
亜藤 蘭介:おっしゃああああ!
亜藤 蘭介:亜藤 蘭介の侵蝕率を+4した(侵蝕率:110->114)
GM:戦闘終了、演出に入ります
若奈 篤郎:バキ バキ
若奈 篤郎:砕いた地盤を掴み上げ
若奈 篤郎:不意に、その姿が掻き消える
亜藤 蘭介:「なっ───」
若奈 篤郎:再び現れた先は、更にその後方
GM:───君には、見覚えがある
GM:線ではなく、点から点へと瞬時に移るようなその移動方法は
GM:かつて”エア・ポータル”柿崎綾が得意としていたものだ
亜藤 蘭介:ぞくり。と全身に鳥肌が立つ、かつて抱いたあの感覚に。懐旧の想いを抱く前には───
若奈 篤郎:爪先にまで届きそうな、長い…化生の腕
若奈 篤郎:鉤爪が光るその手には、先ほど掴み上げた地盤
若奈 篤郎:それを──渾身の力で君へ投擲する
亜藤 蘭介:「────ッ!」
GM:空気を裂き、幹を削り、葉を砕きながら
GM:無数の散弾が、君を穿ち抜かんと迫る
亜藤 蘭介:迫る地の散弾の前に。躍り出るように本体を庇う亜藤蘭介の分体。
亜藤 蘭介:「ぐっ! うっ……!」
亜藤 蘭介:しかし、その全てを防ぐには。あまりにも虚弱すぎる盾。身体の節々を撃ち抜かれながら、苦悶の声を必死に抑え───
亜藤 蘭介:崩れ落ちた人形を足場に。
亜藤 蘭介:高く跳躍する。
亜藤 蘭介:月を背に。身体を丸めながら。目まぐるしい程の前回転。
亜藤 蘭介:その眼が、標的を見定め───
亜藤 蘭介:渾身の一撃を頭部に叩き込む。
亜藤 蘭介:通常のオーヴァード相手なら一撃で行動不能せしめる一撃。が。
若奈 篤郎:「───!」
亜藤 蘭介:「(浅い───!)」
若奈 篤郎:痛みよりも、驚愕が勝っていた
若奈 篤郎:自分が、近距離戦闘で亜藤蘭介に後れを取った。いや
若奈 篤郎:亜藤蘭介が、中距離戦闘を捨てた
若奈 篤郎:「……‥ッ…‥!」ギリ、と歯を噛みしめ
若奈 篤郎:「ふざ…けるなぁ!!!」再び、後方へと飛ぶ
若奈 篤郎:目くらましの礫を前方へと散らし
若奈 篤郎:その影から、本命…ガラス玉の弾丸を打ち込む
若奈 篤郎:「俺が勝ちたかったのは……」
亜藤 蘭介:無数の礫を。己の刃で振るい、弾き、切り伏せる。
若奈 篤郎:「そういうお前じゃない!!!!!」
亜藤 蘭介:「ごっ、がッ───!」
亜藤 蘭介:礫の影に隠れた本命の一撃に。身を貫かれ。地に片膝を付ける。
亜藤 蘭介:「………」
亜藤 蘭介:「俺の、台詞だ」
亜藤 蘭介:震える手で得物を握りしめて。
亜藤 蘭介:「近距離戦闘は……捨てたのか」
若奈 篤郎:「ッ‥‥…!」
若奈 篤郎:「届かない……」
若奈 篤郎:「どれだけ……格闘技術を誇ろうが……」
若奈 篤郎:「手の届かない所にいる奴は」
亜藤 蘭介:「………」
若奈 篤郎:「誰一人として!!守れない!救えない!!」
亜藤 蘭介:今の際の攻防で。改めて、痛感してしまう。
亜藤 蘭介:自己という自己を極限まですり減らし重ねた研鑽も。幾度の死線を潜るような経験も。
若奈 篤郎:「あの時、柿崎の隣に居たのがお前なら!!!」
亜藤 蘭介:覆せないものがある。
亜藤 蘭介:届かないものがある。
亜藤 蘭介:決して縮まることの無い。絶対的なもの。
亜藤 蘭介:「そうして、お前は」
若奈 篤郎:「………ッ……」喉の奥で、一度言葉を止めて
亜藤 蘭介:「歩くのを。止めてしまった」
亜藤 蘭介:「若菜」
亜藤 蘭介:「俺は……俺は」
亜藤 蘭介:「止まりはしない。この身が、朽ちて。屍になるまで」
亜藤 蘭介:「手を伸ばし続ける」
亜藤 蘭介:奴に同じ手は通用しないだろう。
若奈 篤郎:「───」
亜藤 蘭介:真正面同士の戦いでは。絶望的なほどのレネゲイド出力と、射程の差が存在する。
若奈 篤郎:(…なあ)
若奈 篤郎:(言ってくれよ、蘭介)
亜藤 蘭介:勝機があるとすれば。
若奈 篤郎:(柿崎が死んだのはお前のせいだ。俺なら助けられた、って)
亜藤 蘭介:自身の衝動のままに暴れ。破壊の限りを尽くす、ジャームではなく。
若奈 篤郎:(そうすれば、俺は…‥)
亜藤 蘭介:奴が。どうしようもなく。"若菜篤郎"であるというその一点に賭けるのみ。
亜藤 蘭介:「("負けか、敗色濃厚か")」
若奈 篤郎:「俺は、お前を超えて‥‥‥!」
若奈 篤郎:「柿崎の命を、救うんだ‥‥‥!!」
亜藤 蘭介:「(俺も。後者に賭ける)」
亜藤 蘭介:「………」
若奈 篤郎:その顔面は、既に半分ほど、レネゲイドの侵蝕に侵され
若奈 篤郎:片腕と地続きの、鳥竜の肌のような鱗じみた亀裂が走っている
亜藤 蘭介:変貌の果てへと堕ちた姿の友へ。
亜藤 蘭介:引導を渡す、覚悟を。今。
亜藤 蘭介:「行くぞ」
亜藤 蘭介:蘭介の影で。蛇のように地を這いずり、本体へと追従した土の塊が。
亜藤 蘭介:炎を纏い。再び刃を携えた男の姿へと変わり。
亜藤 蘭介:“ふたり”が得物を大きく振りかぶる。
亜藤 蘭介:刃の届かない間合い。完全なる射程外にて。
亜藤 蘭介:一人は右に。一人は左に。その場で身体を捻り、ぐるりと一回転し。
若奈 篤郎:「────!」
亜藤 蘭介:二対の銀色の刃を互いに叩き付ける。
亜藤 蘭介:が ぎん
亜藤 蘭介:金属同士が立てる鈍い音が辺りに響き渡ると同時。
亜藤 蘭介:蘭介の周囲に散った激しい"火花(チスパク)"が。
亜藤 蘭介:重力の理に従い、地に落ち儚く消えるだけに見えたそれが、瞬く間に。
亜藤 蘭介:《炎の理》
亜藤 蘭介:唸りを上げ、燃え広がる炎となり。瞬く間に若菜篤郎へと襲来する。
亜藤 蘭介:然しその炎は。攻撃に非ず。
亜藤 蘭介:体動を阻むものでも。炎熱による負傷を狙うものでもなく。
亜藤 蘭介:微かなレネゲイドの発破で露と消える程度のもの。
亜藤 蘭介:ただ暖かく、慈母のように若菜篤郎を包み込み。
亜藤 蘭介:寄り添い、抱擁するだけの。
亜藤 蘭介:"稚拙な目眩し(イージーエフェクト)"。
亜藤 蘭介:───どれだけ手を伸ばしても。届く事はない陽炎。
亜藤 蘭介:
亜藤 蘭介:二度とその温もりを得ること叶わない男が見る。
亜藤 蘭介:
亜藤 蘭介:泡沫の夢。
若奈 篤郎:‥‥…炎を振り払おうとしたその腕を、だらん、と下げ
若奈 篤郎:(……なんで…)
若奈 篤郎:(……ふざけるな…)
若奈 篤郎:「何で誰も」
若奈 篤郎:半分だけ残った、人の顔を涙が伝う
若奈 篤郎:「俺の事を、責めてくれないんだ」
亜藤 蘭介:
亜藤 蘭介:亜藤蘭介は有しない。
亜藤 蘭介:戦闘能力に秀でたオーヴァードを一時の間でも拘束するほどのレネゲイド出力も。それを補う炎熱のコントロールも。
亜藤 蘭介:亜藤蘭介は有しない。
亜藤 蘭介:縮地と呼ばれる瞬足の歩法も、大切な誰かを守るための炎も、遠く離れた対象を正確に狙い撃つ絶妙な技量も。
亜藤 蘭介:故に。ただ、走る。
亜藤 蘭介:亜藤蘭介がただ一つ───否。
亜藤 蘭介:"ただ二つ"有している己の刃。
亜藤 蘭介:───"鋏撃(Doislash)"を繰り出さんが為。
亜藤 蘭介:双影は疾風の如く。
亜藤 蘭介:左右八相。肩口に担ぐよう寝かせた刃が、励起したレネゲイドに呼応し、燃焼する。
亜藤 蘭介:蒼炎煌めく刃先。宙に浮かぶは二本の轍。
亜藤 蘭介:弧を描くように反ったそれが。
亜藤 蘭介:互いに引き寄せられるよう。火花の残滓に惹かれ合うように。
亜藤 蘭介:一閃───
亜藤 蘭介:───ニ閃。
亜藤 蘭介:紫炎万丈。二筋の斬撃が交叉し、友の肢体を斬り飛ばす。
亜藤 蘭介:「そんなもの。決まってる」
亜藤 蘭介:これだけは言える。柿崎の死は。
亜藤 蘭介:「"お前のせいじゃない"」
若奈 篤郎:稚拙、故に、懐かしく、暖かく
若奈 篤郎:未だ微睡の中に居る若奈篤郎に、その言葉が届いたのか、届いていないのか
若奈 篤郎:君には、倒れ伏した彼の顔からしか判断出来ない
亜藤 蘭介:「………」
亜藤 蘭介:「生きていくぞ、俺は」
亜藤 蘭介:「俺はこのまま。全て抱えて、歩いてく」
若奈 篤郎:「…………」
亜藤 蘭介:「柿崎も。陽紗も」
亜藤 蘭介:「お前のことも」
若奈 篤郎:「………羨ましい」
若奈 篤郎:「‥‥…俺も、一回ぐらい言ってみたかったよ…そういうの」
若奈 篤郎:うわ言のように、ポツリとそう呟いた
亜藤 蘭介:「俺も。ずっと羨ましかったよ」
亜藤 蘭介:何度、引き離しても。距離を詰めることを、厭わない。諦めない。
亜藤 蘭介:その姿が。
亜藤 蘭介:「篤郎」
亜藤 蘭介:「ありがとう」
GM:……その時だった
GM:ザッ ザッ
GM:まるで隠す気もないような足音が、君の元へと近づいてくる
亜藤 蘭介:手にした刃を素早く構え、足音へ視線を向ける。
GM:やや癖のある髪の毛に、眼鏡、闇に浮かび上がる白衣
”ダイアローグ”:「……ああ」
”ダイアローグ”:「倒したんですか、凄いですね」
亜藤 蘭介:その男を視界に入れた瞬間、今すぐにでも斬り伏せたいという衝動を寸前で堪え。
”ダイアローグ”:称賛のかけらもない声音でそう呟いて
”ダイアローグ”:「こちらの手間が省けて良かったです」
亜藤 蘭介:「───何だと?」
亜藤 蘭介:手間を省く。つまり。
亜藤 蘭介:「初めから。処分する思惑だった訳か」
”ダイアローグ”:「見て分かるとも思いますが、ジャームですよ、彼」
”ダイアローグ”:「正確には」
”ダイアローグ”:「”ジャームになってもらった”ですが」
亜藤 蘭介:「………」
”ダイアローグ”:「今、少し研究してる事がありまして」
”ダイアローグ”:「彼の頼みごとを聞く代わりに、実験に付き合っていてもらった訳ですが」
亜藤 蘭介:「………そうして」
亜藤 蘭介:「柿崎の蘇生を餌に」
亜藤 蘭介:「見違える程の力を与えた訳か」
”ダイアローグ”:「………優秀でしたよ、彼は」
”ダイアローグ”:「ただ、旧友に会ったせいか」
”ダイアローグ”:「精神的に不安定となり……」
”ダイアローグ”:顎で若奈を示して
”ダイアローグ”:「その結果です」
”ダイアローグ”:「魔人化薬、中々いいアイデアだと思ったのですが」
”ダイアローグ”:「まだどうにも、問題点が多いようだ」
亜藤 蘭介:「知るか」吐き捨てるように呟いて。
亜藤 蘭介:「魔人だろうが、ジャームだろうが」「こいつは。若菜だ」
亜藤 蘭介:「俺の仲間。"若菜篤郎"だ」
”ダイアローグ”:「そうですか」吐き捨てるように呟いて
GM:──その時だった
GM:”ダイアローグ”の、さらに向こう側から
GM:次々と、木が薙ぎ倒されるような音と振動が響く
GM:まるで障害物を蹴散らしながら、ただ一直線にこちらに向かうような──
”ダイアローグ”:「……」腕時計を見て
”ダイアローグ”:「”手間が省けた”と言いましたが」
”ダイアローグ”:「こちらも既に、手を打った後ですので」
亜藤 蘭介:耳にする異音と、身体を底から揺さぶる振動が。増していく。
”ダイアローグ”:「……まあ」
”ダイアローグ”:「呼びつけておいて仕事が無い、というのは流石に彼に悪いので」
”ダイアローグ”:「……君達を」
”ダイアローグ”:「討伐します」
GM:──音が近づき、ダイアローグのすぐ背後の木が薙ぎ倒される
GM:そこから出てきたのは、派手なアロハシャツに下駄を履いた、ガラの悪い中年の男
GM:”天籟魔訶”セルにおいて、失敗作のジャームの処理を一手に引き受ける、数少ない戦闘員
”幻想泡沫”:名を、”幻想泡沫”と云う
GM:---
GM:シーン終了、ロイス処理と購入が可能です
亜藤 蘭介:ロイス保留。
更屋敷アリサ:化野せつな 信頼○/隔意 で取得
御鳴 鳴唯:ロイスは全枠埋まってるから……ブルーゲイル目標20の購入を狙おう
亜藤 蘭介:購入は~~~同じくブルゲ
真堂 光磨:ユーカへロイス。「先達/〇斬(とめ)る」
御鳴 鳴唯:3dx+4>=20 ブルゲ
DoubleCross : (3R10+4[10]>=20) → 10[4,7,10]+4[4]+4 → 18 → 失敗
更屋敷アリサ:こちらもブルゲかな
御鳴 鳴唯:以上!
亜藤 蘭介:5dx+1>=20
DoubleCross : (5R10+1[10]>=20) → 10[1,2,5,5,10]+8[8]+1 → 19 → 失敗
更屋敷アリサ:4dx>=20
DoubleCross : (4R10[10]>=20) → 10[1,1,2,10]+5[5] → 15 → 失敗
GM:スティーモ使ってもいいんだぜ?
更屋敷アリサ:財産点5突っ込んで購入します
亜藤 蘭介:財産が!!!無いから!!畜生!
更屋敷アリサ:あっ
真堂 光磨:じゃあスティーモ使って…ブルゲもう一本いる?
御鳴 鳴唯:もし手に入るなら嬉しいけど無くても特に困らないくらいの勢い
亜藤 蘭介:買っとこ買っとこ!
更屋敷アリサ:買うだけ得!
真堂 光磨:とはいえ防具系も揃ってるし。買っていくか
真堂 光磨:7dx>=20 ブルーゲイル
DoubleCross : (7R10[10]>=20) → 8[6,6,7,8,8,8,8] → 8 → 失敗
真堂 光磨:しょっぱい
真堂 光磨:あとニコさんのロイス感情変更
真堂 光磨:「〇任された/隔意」で。処理以上
GM:うす!OK!
GM:では次!
クライマックス
GM:---
GM:【クライマックス】
GM:全員登場です
真堂 光磨:真堂 光磨の侵蝕率に+2(1d10->2)(侵蝕率:114->116)
亜藤 蘭介:亜藤 蘭介の侵蝕率を+4(1d10->4)した(侵蝕率:114->118)
更屋敷アリサ:更屋敷アリサの侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:103->108)
御鳴 鳴唯:登場侵蝕 御鳴 鳴唯の侵蝕率を10上昇(侵蝕率:84->94)
GM:---
GM:N市
GM:病葉
GM:---
GM:薙ぎ倒される木と、その音、衝撃
GM:最短距離でその現場に向かっていた真堂光磨と
GM:眠りについた化野せつなを、その場を通りかかったニコ・アクセルロッドに任せた御鳴鳴唯、更屋敷アリサは
GM:ほぼ同時に、亜藤蘭介の元へと合流を果たす
GM:そこに居たのは、倒れ伏した若奈篤郎を庇うようにして立つ亜藤蘭介
GM:それと向かい合う”ダイアローグ”。そして、見知らぬ一人の男だった
真堂 光磨:倒木を足場に飛ぶ。拓けた──拓かれた戦場の中。金色の尾を揺らすように人影が降り立つ
真堂 光磨:「待たせました」
御鳴 鳴唯:「そうでもない……今ついたところ」
御鳴 鳴唯:降り立った人影の、直ぐ後ろ。
御鳴 鳴唯:虚空から滲み出るように、透明化を解除し現れる少女の姿。
真堂 光磨:「さすが」
更屋敷アリサ:「これはこれは、知らない顔もいるようだけど」
亜藤 蘭介:「皆さん───!」
亜藤 蘭介:自分に負けず劣らず、負傷の痕が見られる仲間の姿に。安堵と憂慮が入り混じった息を吐きながら。
更屋敷アリサ:カツカツと、その後ろよりゆったりと歩み寄る影一つ
亜藤 蘭介:「”天籟魔訶”の。新手だ」
”ダイアローグ”:「……‥」ひーふーみー、と順番に君達を指さし
”ダイアローグ”:「‥‥…減ってませんね。残念です。それに」
”ダイアローグ”:「せつなは、こちらに戻ってくると思っていましたが」
御鳴 鳴唯:「……あなた、女の子にモテないでしょ」
”ダイアローグ”:「………」
更屋敷アリサ:「手厳しいね御鳴ちゃん。全く同意見だ」
御鳴 鳴唯:「話を聞いてくれない男はフられる」
御鳴 鳴唯:「……たぶん世の中の真理」
真堂 光磨:「覚えておきたいね」
真堂 光磨:二人の物言いと、姿の見えない彼女。つまるところこちらの勝ちだったということだ
”ダイアローグ”:横に立つ男を向いて「……そんなに分かり易いですか?」
”幻想泡沫”:「……知るか。つーか、んな事より…‥」
”幻想泡沫”:言葉の途中で欠伸をする
”幻想泡沫”:腰から下げた七本の竹筒が、カランカランと音を立てる
”幻想泡沫”:「”一人”って聞いてたが?」
”ダイアローグ”:「”処理して持ち帰って欲しい人間は”という意味です」
亜藤 蘭介:「────」見に覚えのある少女の一言に少し眉尻が動くが。
亜藤 蘭介:"ダイアローグ"と。目の前の、異質な雰囲気を身に纏う男に。気を張り続ける。
”幻想泡沫”:「……」気怠そうに、数回首の後ろを叩く
”幻想泡沫”:「……あー…、UGN」
”幻想泡沫”:若奈を指さして「それ」
”幻想泡沫”:「渡してくれりゃぁ何にもしねぇよ。最近寝不足でな…帰って寝てぇんだ」
亜藤 蘭介:「無論」
亜藤 蘭介:「断る。"若菜篤郎"は。UGNが確保し、処分を下す」
”幻想泡沫”:「……首から上だけでもいいんだぜ?」
亜藤 蘭介:視線だけでこの男を殺さんとするほど。鋭い眼光で睨みつける。
亜藤 蘭介:「これ以上」
亜藤 蘭介:「”天籟魔訶”に。若菜を。友を───」
亜藤 蘭介:ゆっくりと君たちに顔を向ける。
亜藤 蘭介:この街に訪れてから。初めて見せる、悲痛な面持ちで。
御鳴 鳴唯:「……亜藤」
御鳴 鳴唯:夜にこそ馴染んだ目は、その表情を見逃さない。
御鳴 鳴唯:だからこそ、今。戦いの前に言った。
御鳴 鳴唯:「……若奈と……話は、できた……?」
亜藤 蘭介:「………」
亜藤 蘭介:言葉数は。足らなかったかもしれないが。
亜藤 蘭介:想いを乗せた刃を。お違いに、交わし合い。本音で。思いの丈をぶちまけて。
亜藤 蘭介:「これ以上無く」
御鳴 鳴唯:「……なら、そんな顔しない」
亜藤 蘭介:「………すまん」
御鳴 鳴唯:「話した後でも、守りたいって思ってるんだし……」
御鳴 鳴唯:「守っても、いいんでしょ?」
御鳴 鳴唯:「……さっきより気が楽」
真堂 光磨:「……うちも、師匠のせいか」
真堂 光磨:「他の支部より、少し雰囲気が違うしね」
真堂 光磨:ざり。歩み寄る。青年の横、並んで。後ろに倒れる男の前に立ち
真堂 光磨:「為したいように。そういうよ、多分」
亜藤 蘭介:「俺が。俺たちが。為したいように───」
更屋敷アリサ:「ふふふ、間違いないね」
更屋敷アリサ:「では、我々らしくいこうじゃないか」
更屋敷アリサ:こちらは自然体で、笑いながら前に進み、並び立つ
御鳴 鳴唯:再び姿を夜闇へ溶かしながら、三人の少しだけ後方へ。
御鳴 鳴唯:ショットガンのスライドの音だけが、言葉の代わりに宣戦布告を受け持つ。
亜藤 蘭介:「"クアエシトール"殿……」自身とは異なる、絹のような銀髪を靡かせるRB。その彼女にも、視線を向けて。
真堂 光磨:夜闇で聞こえたその音に。左手に携えた黒金を握り込む
更屋敷アリサ:その瞳は敵対者を見据え、『解析』をスタートさせている
亜藤 蘭介:───外の人間が。この街を指す呼称がある。
亜藤 蘭介:"魔都"と。
亜藤 蘭介:誇大どころか。過小すぎる例えだ、と気づいたのは。
亜藤 蘭介:この支部に赴任し、彼らの姿を目の当たりにした時だった。
亜藤 蘭介:自身より一回りも下の少年少女。そのほぼ全員が。自身と同量───いや。それ以上の。修羅場を潜り抜けていた。
亜藤 蘭介:出来損ないの自分とは異なる。規格外の超人たちだと。
亜藤 蘭介:思っていた。
亜藤 蘭介:この瞬間まで。
亜藤 蘭介:「(ああ、そうだ)」
亜藤 蘭介:当たり前のことに。今更気づいて、静かに笑う。
亜藤 蘭介:「(彼らにも。守りたい者が。場所があって)」
亜藤 蘭介:それをただ。全うしている、だけなのに。
亜藤 蘭介:ガン!
亜藤 蘭介:と。空いた左拳で己の顔面に喝を入れる。
亜藤 蘭介:「………」
亜藤 蘭介:「御鳴。光磨。更屋敷」
亜藤 蘭介:「さっさと終わらせて」
亜藤 蘭介:「メシでも奢らせてくれ」
御鳴 鳴唯:「……焼き肉」
真堂 光磨:「最近出来たところが評判よかったか」
更屋敷アリサ:「値段が少々張るけどね」
御鳴 鳴唯:「……食べ放題がいい……」
亜藤 蘭介:「少食そうな外見してる癖に。食うのな。お前ら……」
御鳴 鳴唯:「全員肉体労働者だから……」
真堂 光磨:「覚える味は増やしたいから」
更屋敷アリサ:「二言は無いだろう? 楽しみにしてるよ」
亜藤 蘭介:「ああ」
亜藤 蘭介:「だから。必ず───」
亜藤 蘭介:「生きて。帰るぞ」
”幻想泡沫”:「…‥‥…」
”幻想泡沫”:わしゃ わしゃと髪の毛を触り
”幻想泡沫”:「…‥おい」”ダイアローグ”へ呼びかける
”幻想泡沫”:「頼まれたやつはそこに置いてある」
”ダイアローグ”:「どうも」
”ダイアローグ”:示された木の影から
”ダイアローグ”:人間大の麻袋を引きずり出す
”ダイアローグ”:「……良い場所ですね、ここは」
”ダイアローグ”:”ダイアローグ”の周囲の空間が歪む
”ダイアローグ”:「未だ彷徨える魂の、実に多い事」
”ダイアローグ”:彼以外には誰にも見えない、その寄生型レネゲイドビーイングは
”ダイアローグ”:死者との交信を可能にする能力を持つ
”ダイアローグ”:「ああ、本当に」
”ダイアローグ”:「吐き気を催す愚図ばかりだ」
GM:その異質なレネゲイドが、君達の衝動に波を立て
”幻想泡沫”:カラン カラン
”幻想泡沫”:乾いた音を立てながら、不遜な目で君達を見下ろす
”ダイアローグ”:「天籟魔訶、”ダイアローグ”ジァ・シウゴー」
”ダイアローグ”:「貴方達を殺します」
”幻想泡沫”:「…天籟魔訶、”幻想泡沫”阿波白斎鶴」
”幻想泡沫”:「てめぇらを殺す。文句は言うなよ」
GM:波立てられた衝動が、君達の精神を刺激する
GM:衝動判定、難易度は9です
真堂 光磨:《ヒューマンズネイバー》にて+1D
更屋敷アリサ:8dx+1>=9
DoubleCross : (8R10+1[10]>=9) → 8[1,1,1,2,4,6,7,8]+1 → 9 → 成功
御鳴 鳴唯:4dx>=9
DoubleCross : (4R10[10]>=9) → 8[1,5,6,8] → 8 → 失敗
亜藤 蘭介:4dx>=9
DoubleCross : (4R10[10]>=9) → 9[2,2,6,9] → 9 → 成功
御鳴 鳴唯:暴走!
御鳴 鳴唯:衝動判定 御鳴 鳴唯の侵蝕率を11上昇(侵蝕率:94->105)
更屋敷アリサ:更屋敷アリサの侵蝕率を+11(2d10->5,6)した(侵蝕率:108->119)
亜藤 蘭介:亜藤 蘭介の侵蝕率を+11(2d10->5,6)した(侵蝕率:118->129)
真堂 光磨:6dx+1>=9
DoubleCross : (6R10+1[10]>=9) → 10[2,3,5,7,7,10]+10[10]+8[8]+1 → 29 → 成功
真堂 光磨:真堂 光磨の侵蝕率に+10(2d10->1,9)(侵蝕率:116->126)
GM:上がるなぁ~~!
GM:---
GM:クライマックス戦闘を開始します
GM:マップはこちら
GM:
亜藤(5) 御鳴(14) 更屋敷(8) 真堂(8)
(10m)
"幻想泡沫"(5)
(5m)
"ダイアローグ"(18) 死体1 死体2 死体3
GM:
GM:では1ラウンド目、セットアップから
真堂 光磨:なし!
亜藤 蘭介:無し。
”幻想泡沫”:《剣の王城》日本刀を7本作成し、1つを装備、他6つをそれぞれウェポンケースへ。さらにシーン間モルフェウスエフェクトを使用した時の攻撃力を+12
御鳴 鳴唯:無し!
更屋敷アリサ:退化の書を起動。ラウンド間C値+3。取得エフェクトの侵蝕を0にします
GM:ではイニシアチブ
”ダイアローグ”:Eロイス《さらなる絶望》を3つ使用
”ダイアローグ”:”ダイアローグ”と同エンゲージの死体1~3をそれぞれエネミーにするのですが
”ダイアローグ”:ちょっと順番があれになるので、一緒にこいつのメインプロセスもやっちゃいます
GM:”ダイアローグ”の手番
”ダイアローグ”:マイナーで《原黒:ライトスピード》メジャーアクションを二回行います
”ダイアローグ”:メジャーで《原赤:抱擁》《混色の反乱》を死体1〜3に使用、死体1~3をオーヴァードとして蘇生させ
”ダイアローグ”:それぞれ「偽魔”焔”」「偽魔”平伏”」「偽魔”屈折”」としてエネミーに追加します
”ダイアローグ”:で、もう一回分のメジャーアクションを消費して隠密
”ダイアローグ”:以上です
”ダイアローグ”:あ、まだあった
亜藤 蘭介:まだあんの!?
”ダイアローグ”:Eロイス《愚者の契約》×3を蘇生させたエネミーどもに対して使用します。まあ演出的なあれです
亜藤 蘭介:野郎~
更屋敷アリサ:こいつ
”ダイアローグ”:今度こそ以上!
GM:ではイニシアチブ
”幻想泡沫”:《加速する刻》
”幻想泡沫”:メインプロセスを行います
”幻想泡沫”:マイナーで《アーマークリエイト》装甲値15の防具を作成して装備
”幻想泡沫”:メジャーで《C:モルフェウス》《カスタマイズ》《ギガンティックモード》《獣の力》《獣王の力》《一閃》
”幻想泡沫”:全力移動して、PCに接敵、白兵攻撃を行います
亜藤 蘭介:こないで
GM:
亜藤(5) 御鳴(14) 更屋敷(8) 真堂(8) "幻想泡沫"(5)
(15m)
"ダイアローグ"(18) 偽魔"焔"(11) 偽魔"平伏"(5) 偽魔"屈折"(12)
”幻想泡沫”:20dx7+3
DoubleCross : (20R10+3[7]) → 10[1,2,4,4,5,5,5,5,5,6,6,7,7,8,8,9,10,10,10,10]+10[3,4,6,6,6,6,6,6,9]+2[2]+3 → 25
亜藤 蘭介:ドッジ。
真堂 光磨:ドッジ!
亜藤 蘭介:7dx+1>=25
DoubleCross : (7R10+1[10]>=25) → 10[2,2,3,5,6,8,10]+10[10]+9[9]+1 → 30 → 成功
亜藤 蘭介:マジ?
更屋敷アリサ:ドッジ
GM:は??
御鳴 鳴唯:暴走リア不
更屋敷アリサ:マジで
真堂 光磨:6dx+1>=25
DoubleCross : (6R10+1[10]>=25) → 10[1,1,3,5,8,10]+9[9]+1 → 20 → 失敗
真堂 光磨:ぐわ惜しい
更屋敷アリサ:4dx>=25
DoubleCross : (4R10[10]>=25) → 6[3,5,5,6] → 6 → 失敗
亜藤 蘭介:当たりませ~ん
”幻想泡沫”:ではダメージ!
”幻想泡沫”:3d10+41
DoubleCross : (3D10+41) → 14[5,7,2]+41 → 55
真堂 光磨:死! ユーカのロイスをタイタス化、昇華して蘇生
更屋敷アリサ:死! ダイアローグのロイスをタイタス昇華して復活します
御鳴 鳴唯:ニコ・アクセルロッドのロイスをタイタス化昇華して復活、HP11!
GM:羅刹のDロイス効果で日本刀破壊、ウェポンケースから二本目を装備します
GM:ではイニシアチブ
GM:御鳴さんの手番
御鳴 鳴唯:うい
御鳴 鳴唯:ではマイナーアクションで《陽炎の衣》を使用、隠密状態になるぜ
御鳴 鳴唯:御鳴 鳴唯の侵蝕率を3上昇(侵蝕率:105->108)
御鳴 鳴唯:そしてメジャー、コンボ《その過去に私はいない》。隠密状態で《コンセントレイト》+《見えざる死神》、対象は
御鳴 鳴唯:メジャー隠密だろうが関係ねえ。夜の小鳥のデメリットである〝《光と闇の目》を取得してしまう〟がここで生きるぜ
御鳴 鳴唯:対象はダイアローグ!
”ダイアローグ”:何だと~~~!?
”ダイアローグ”:来いやぁ!
御鳴 鳴唯:14dx7+7 命中判定
DoubleCross : (14R10+7[7]) → 10[2,2,4,5,6,6,7,7,7,8,9,9,9,10]+10[4,4,5,5,6,9,10,10]+10[1,1,9]+10[7]+10[7]+3[3]+7 → 60
御鳴 鳴唯:わっほう
”ダイアローグ”:うそぉん
”ダイアローグ”:ド、ドッジ…
”ダイアローグ”:6dx
DoubleCross : (6R10[10]) → 10[1,5,6,9,10,10]+9[8,9] → 19
御鳴 鳴唯:がんばってる
”ダイアローグ”:ダメージ来いやぁ!
御鳴 鳴唯:7D10+35+1D10 装甲有効
DoubleCross : (7D10+35+1D10) → 43[10,6,10,1,1,10,5]+35+8[8] → 86
御鳴 鳴唯:そしてリアクションをしたことで君の隠密はこれまでだ!
”ダイアローグ”:ちょぉ…‥
”ダイアローグ”:ええ…‥?
”ダイアローグ”:《蘇生復活》
御鳴 鳴唯:うっし
更屋敷アリサ:よっしゃーーーい
”ダイアローグ”:HP1で復活します
真堂 光磨:さすが御鳴お姉さん
亜藤 蘭介:お見事!
GM:ではイニシアチブ、偽魔”焔”の手番
御鳴 鳴唯:御鳴 鳴唯の侵蝕率を4上昇(侵蝕率:108->112)
偽魔”焔”:マイナー無し
偽魔”焔”:メジャーで《C:サラマンダー》《焦熱の弾丸》《プラズマカノン》
偽魔”焔”:対象は
偽魔”焔”:choice[1,2,3,4]
DoubleCross : (CHOICE[1,2,3,4]) → 3
更屋敷アリサ:は?
亜藤 蘭介:かわいそう
偽魔”焔”:更屋敷さん……
偽魔”焔”:15dx7
DoubleCross : (15R10[7]) → 10[1,1,1,2,3,3,4,4,5,5,6,7,7,8,8]+10[5,8,9,10]+10[1,8,9]+6[4,6] → 36
更屋敷アリサ:ガード!
偽魔”焔”:ダメージ!
偽魔”焔”:3d10+39
DoubleCross : (3D10+39) → 14[2,3,9]+39 → 53
更屋敷アリサ:当然の如く即死
更屋敷アリサ:化野せつなへのロイスをタイタス昇華して復活します
GM:ではイニシアチブ、屈折くんの手番
偽魔”屈折”:マイナーで《緑の鞭》《主の恩恵》、攻撃力9の白兵武器を作成し、メインプロセス中の判定ダイス+5
偽魔”屈折”:メジャーで《C:エンハイ》《光の舞踏》 対象は…
偽魔”屈折”:choice[1,2,3,4]
DoubleCross : (CHOICE[1,2,3,4]) → 2
偽魔”屈折”:御鳴さん!
御鳴 鳴唯:合わせて来やがったな!
御鳴 鳴唯:暴走リア不です……
偽魔”屈折”:15dx7
DoubleCross : (15R10[7]) → 10[1,2,3,3,4,5,5,6,6,6,6,7,8,10,10]+10[1,3,8,9]+10[1,10]+10[7]+10[9]+10[8]+10[7]+3[3] → 73
偽魔”屈折”:何だお前
偽魔”屈折”:ダメージ!
御鳴 鳴唯:そんなところまで真似なくていい!
偽魔”屈折”:8d10+9
DoubleCross : (8D10+9) → 49[10,10,10,5,4,4,5,1]+9 → 58
御鳴 鳴唯:死ぬ! 天ヶ瀬 アマタのロイスをタイタス化昇華で復活してHP11!
GM:ではイニシアチブ、行動値8組の手番です
真堂 光磨:先手を頂きます
GM:どうぞ!
真堂 光磨:マイナー、“織り束ねる黒金の剣”《インフィニティ・ウェポン》
真堂 光磨:真堂 光磨の侵蝕率に+3(侵蝕率:126->129)
真堂 光磨:メジャー、“修羅/迅雷”《Cウロボロス》《シャドーテンタクルス》《咎人の剣》。オートで《砂の加護》
真堂 光磨:対象は幻想泡沫。で、《砂の加護》のタイミングで侵蝕+3
真堂 光磨:132でダイスボーナス追加を得て
”幻想泡沫”:カモン!
真堂 光磨:12dx7+4
DoubleCross : (12R10+4[7]) → 10[1,1,1,2,7,7,8,8,9,9,9,10]+10[1,6,8,9,9,10,10,10]+10[1,2,5,6,9,10]+10[2,7]+4[4]+4 → 48
”幻想泡沫”:ドッジ!
”幻想泡沫”:16dx+1
DoubleCross : (16R10+1[10]) → 10[1,2,2,2,2,3,4,5,6,7,8,8,9,10,10,10]+10[2,3,10]+8[8]+1 → 29
真堂 光磨:こええよ
真堂 光磨:とにかく当たった、ダメージ!
真堂 光磨:……“烈破”。《原初の黒:フェイタルヒット》使用、+3D
真堂 光磨:真堂 光磨の侵蝕率に+6(侵蝕率:129->135)
真堂 光磨:5d10+38+3d10
DoubleCross : (5D10+38+3D10) → 27[5,2,9,9,2]+38+16[3,6,7] → 81
”幻想泡沫”:おほ~~
真堂 光磨:口惜しいが装甲有効
真堂 光磨:真堂 光磨の侵蝕率に+11(侵蝕率:135->146)
”幻想泡沫”:大分削れる…が、装甲分差し引いて耐えます
真堂 光磨:15点はさすがに硬い…
GM:では同じく行動値8、更屋敷さん
更屋敷アリサ:はい
更屋敷アリサ:マイナーアクション:《オリジン:レジェンド》+《原初の黒:ライトスピード》
更屋敷アリサ:1回目のメジャーアクション
更屋敷アリサ:メジャーアクション:《原初の赤:サイレンの魔女》+《原初の虚:ナーブジャック》+《リミットブレイク》
GM:来たか…
更屋敷アリサ:刮目せよ
更屋敷アリサ:7dx14+15
DoubleCross : (7R10+15[14]) → 10[1,1,1,3,3,9,10]+15 → 25
GM:対象はどいつだい?
更屋敷アリサ:勿論”幻想泡沫”君だ
”幻想泡沫”:ならば…ドッジ!
”幻想泡沫”:16dx+1
DoubleCross : (16R10+1[10]) → 8[1,1,1,2,3,4,4,4,4,4,4,7,7,8,8,8]+1 → 9
”幻想泡沫”:ぐっ…
”幻想泡沫”:ダメージ来いや!
更屋敷アリサ:その前に
更屋敷アリサ:対決判定に成功時、ナーブジャックの効果が起動します
GM:何~~~!?
更屋敷アリサ:これにより対象にこちらが指定するメジャーアクションを行わせる!
GM:卑劣な…貴様らそれでも正義の味方か!!
更屋敷アリサ:回数制限エフェクトを使わない最大攻撃力のコンボで、最も多くの敵を巻き込む攻撃を行ってください
”幻想泡沫”:ぐっ…仕方ねぇな…一回だけだぞ……
更屋敷アリサ:何とでも言え~~~!
”幻想泡沫”:メジャーで《C:モルフェウス》《カスタマイズ》《ギガンティックモード》《獣の力》《獣王の力》《一閃》
”幻想泡沫”:全力移動(GM裁定)して、”ダイアローグ”のエンゲージへ、その場に居る全員を攻撃します
”幻想泡沫”:20dx7+3
DoubleCross : (20R10+3[7]) → 10[1,1,2,2,2,2,3,4,5,5,5,6,6,7,7,8,9,9,9,10]+10[3,5,8,8,9,10,10]+10[1,5,6,6,7]+5[5]+3 → 38
”ダイアローグ”:ドッジ
”ダイアローグ”:6dx
DoubleCross : (6R10[10]) → 10[2,2,6,7,7,10]+10[10]+10[10]+1[1] → 31
GM:だから怖いんだってお前!!!
偽魔”焔”:ドッジ
偽魔”焔”:10dx
DoubleCross : (10R10[10]) → 10[2,2,2,3,4,5,6,8,9,10]+9[9] → 19
偽魔”平伏”:《磁力結界》でガード
偽魔”屈折”:ドッジ
偽魔”屈折”:7dx
DoubleCross : (7R10[10]) → 10[2,2,7,7,8,9,10]+2[2] → 12
”幻想泡沫”:ではダメージ!
”幻想泡沫”:さっき羅刹ぶん足し忘れてたけど今回は足すね
”幻想泡沫”:4d10+49
DoubleCross : (4D10+49) → 25[2,6,8,9]+49 → 74
GM:こいつは~~!
亜藤 蘭介:ありがたすぎる
偽魔”平伏”:74-6d10
DoubleCross : (74-6D10) → 74-38[6,6,2,5,10,9] → 36
偽魔”平伏”:ギリギリ残ったぞ…!
”幻想泡沫”:《魂の錬成》
”幻想泡沫”:HPを40点回復し、蘇生します
GM:それ以外のエネミーは死
GM:では二回目のメジャーアクションどうぞ
更屋敷アリサ:その前に
更屋敷アリサ:この攻撃自体のダメージロールがまだ終わってないぜ!!
GM:
亜藤(5) 御鳴(14) 更屋敷(8) 真堂(8)
(15m)
偽魔"平伏"(5)"幻想泡沫"(5)
GM:あ、そうだ
GM:どうぞ
更屋敷アリサ:3d10+18
DoubleCross : (3D10+18) → 14[8,4,2]+18 → 32
更屋敷アリサ:装甲無視です
”幻想泡沫”:それはまだ…耐えるぞ…!
更屋敷アリサ:では2回目のメジャーアクション
更屋敷アリサ:マイナーはなし。メジャーアクションで先ほどと同じコンボで攻撃
更屋敷アリサ:7dx14+15
DoubleCross : (7R10+15[14]) → 10[2,2,2,4,4,7,10]+15 → 25
”幻想泡沫”:ドッジ!
”幻想泡沫”:16dx+1
DoubleCross : (16R10+1[10]) → 9[1,2,2,3,4,5,5,6,7,7,8,8,8,8,9,9]+1 → 10
更屋敷アリサ:対決判定に成功時ナーブジャック起動
更屋敷アリサ:先ほどと同じ命令を実行せよ~!!
”幻想泡沫”:二回目ぇ…?まぁいいけどよ……
”幻想泡沫”:オートで日本刀装備
”幻想泡沫”:さっき忘れてた
”幻想泡沫”:メジャーで《C:モルフェウス》《カスタマイズ》《ギガンティックモード》《獣の力》《獣王の力》
”幻想泡沫”:対象は俺達!
”幻想泡沫”:20dx7+3
DoubleCross : (20R10+3[7]) → 10[1,1,2,2,3,3,4,4,4,4,5,5,6,6,6,6,8,9,10,10]+10[1,1,9,10]+10[6,7]+10[8]+10[8]+4[4]+3 → 57
”幻想泡沫”:めっちゃ回すじゃんお前
偽魔”平伏”:磁力結界でガード!
”幻想泡沫”:ダメージ!
”幻想泡沫”:6d10+49
DoubleCross : (6D10+49) → 47[9,10,9,1,8,10]+49 → 96
GM:お前なんなん??
偽魔”平伏”:96-6d10
DoubleCross : (96-6D10) → 96-38[8,2,6,7,9,6] → 58
偽魔”平伏”:死ぬわ!!
”幻想泡沫”:《蘇生復活》
”幻想泡沫”:HP1で復活します
更屋敷アリサ:では、最後に本来のダメージロール
更屋敷アリサ:3d10+18
DoubleCross : (3D10+18) → 27[8,9,10]+18 → 45
更屋敷アリサ:装甲無視です
GM:こっ…こいつ…!
”幻想泡沫”:《不死なる獣》
GM:あ、違う
”幻想泡沫”:《魔獣の証》
”幻想泡沫”:HP50で復活しますわ~
GM:ではイニシアチブ、行動値5組
”幻想泡沫”:本来ならPC優先ですが、こちらから動きます
”幻想泡沫”:マイナー無し
”幻想泡沫”:メジャーで《C:モルフェウス》《カスタマイズ》《ギガンティックモード》《獣の力》《獣王の力》《一閃》
亜藤 蘭介:あ
亜藤 蘭介:待機します。
亜藤 蘭介:それならばおじさん優先でも何も問題ない!
GM:OK!
”幻想泡沫”:PC達にエンゲージし、範囲選択攻撃。対象はPC全員
”幻想泡沫”:20dx7+3
DoubleCross : (20R10+3[7]) → 10[2,2,3,3,4,5,5,5,7,7,7,7,8,8,9,9,9,10,10,10]+10[1,1,4,4,5,6,6,6,7,8,9,9]+10[4,4,7,10]+10[7,9]+4[1,4]+3 → 47
御鳴 鳴唯:暴走リア不!
GM:各自リアクション!
真堂 光磨:ドッジ!
更屋敷アリサ:ガード!
真堂 光磨:7dx+1
DoubleCross : (7R10+1[10]) → 10[1,2,3,6,9,9,10]+4[4]+1 → 15
真堂 光磨:ちょっとだけ頑張った
亜藤 蘭介:ドッジ!
亜藤 蘭介:7dx+1>=47
DoubleCross : (7R10+1[10]>=47) → 9[2,3,4,5,8,8,9]+1 → 10 → 失敗
亜藤 蘭介:無理太郎
”幻想泡沫”:ダメージ!
”幻想泡沫”:5d10+49
DoubleCross : (5D10+49) → 18[5,1,1,6,5]+49 → 67
真堂 光磨:ぶち抜かれる。師匠のロイスをタイタス昇華して蘇生!
御鳴 鳴唯:死ぬ! 真堂 光磨のロイスをタイタス化昇華し復活、やはりHP11!
亜藤 蘭介:”幻想泡沫” 敵 P感服/N○敵愾心でロイス取得。そのままタイタス昇華で復活。
更屋敷アリサ:死!! 真堂 光磨 同胞○/隔意 で取得してタイタス昇華。復活
GM:OK!では最後!
GM:待機してた亜藤さんの手番!
亜藤 蘭介:オーケィ
GM:
亜藤(5) 御鳴(14) 更屋敷(8) 真堂(8)
(0)
"幻想泡沫"(5)
亜藤 蘭介:マイナー無し。
亜藤 蘭介:メジャー:コンボ、"羅紗切(ラシャギリ)"。《コンセントレイト:モルフェウス》+《カスタマイズ》+《ドッペルゲンガー》+《剣聖の手》+《炎の理》
亜藤 蘭介:対象は"幻想泡沫"。
亜藤 蘭介:13dx7+2
DoubleCross : (13R10+2[7]) → 10[1,1,2,3,4,4,5,6,7,8,9,9,10]+4[2,2,2,3,4]+2 → 16
亜藤 蘭介:は?
亜藤 蘭介:《剣聖の手》
御鳴 鳴唯:うそやん
亜藤 蘭介:最後の出目を10に。
更屋敷アリサ:うっそ
GM:頑張れ…!
亜藤 蘭介:1dx7+22
DoubleCross : (1R10+22[7]) → 3[3]+22 → 25
亜藤 蘭介:ひっでえw
”幻想泡沫”:ドッジ
”幻想泡沫”:16dx+1
DoubleCross : (16R10+1[10]) → 10[1,1,3,3,4,4,5,5,7,7,8,8,9,10,10,10]+10[3,8,10]+7[7]+1 → 28
亜藤 蘭介:www
GM:お前さぁ!!
御鳴 鳴唯:まじかwwwwww
更屋敷アリサ:wwwww
GM:お前、もう全部お前のせいだよ
亜藤 蘭介:ロイス切るか~~!
真堂 光磨:当たって~
GM:切るなら…どうぞ!
亜藤 蘭介:御鳴さんのロイスをタイタス昇華。
亜藤 蘭介:達成値を+1Dします。
GM:ううう怖い……
亜藤 蘭介:頼むぞ
亜藤 蘭介:25+1d10
DoubleCross : (25+1D10) → 25+9[9] → 34
亜藤 蘭介:ヨシ!
御鳴 鳴唯:えらい!
GM:(胸を撫で下ろす
亜藤 蘭介:ではダメージ。
亜藤 蘭介:4d10+19
DoubleCross : (4D10+19) → 23[4,3,10,6]+19 → 42
亜藤 蘭介:惜しいぜ!
亜藤 蘭介:装甲無視!
”幻想泡沫”:耐える!残り8!
GM:ではクリンナップも特に無く、2ラウンド目へ
GM:セットアップから
御鳴 鳴唯:無し!
真堂 光磨:こちらなし
更屋敷アリサ:なし
亜藤 蘭介:無いぜ!
”幻想泡沫”:こちらも無し!
GM:イニシアチブ 御鳴さんの手番
御鳴 鳴唯:マイナーアクションで《陽炎の衣》を使用。
御鳴 鳴唯:御鳴 鳴唯の侵蝕率を3上昇(侵蝕率:112->115)
御鳴 鳴唯:メジャー、コンボ《その過去に私はいない》。隠密状態で《コンセントレイト》+《見えざる死神》、対象は幻想泡沫
御鳴 鳴唯:14dx7+7 命中判定
DoubleCross : (14R10+7[7]) → 10[1,3,4,4,6,6,7,7,8,8,8,9,9,10]+10[1,2,3,4,6,6,6,9]+5[5]+7 → 32
”幻想泡沫”:ドッジ!
”幻想泡沫”:16dx+1
DoubleCross : (16R10+1[10]) → 10[1,2,4,4,5,6,7,8,8,8,9,10,10,10,10,10]+10[5,6,7,9,10]+10[10]+2[2]+1 → 33
御鳴 鳴唯:お前wwwwwww
GM:いや待って待って
更屋敷アリサ:wwwwwwwwww
GM:違うんだって!!!
亜藤 蘭介:wwwwwwwwwwwww
GM:そういうの期待してないんだって!!
亜藤 蘭介:おなかいたい
御鳴 鳴唯:更屋敷 アリサのロイスをタイタス化昇華で達成値+1d10するぜ!
御鳴 鳴唯:32+1d10
DoubleCross : (32+1D10) → 32+6[6] → 38
御鳴 鳴唯:4D10+35+1D10 装甲有効ダメージ
DoubleCross : (4D10+35+1D10) → 20[9,3,3,5]+35+7[7] → 62
”幻想泡沫”:死!復活も無し!
GM:クライマックス戦闘終了です
亜藤 蘭介:よっしゃ!!!!
亜藤 蘭介:何……この……何!?
御鳴 鳴唯:おじさん強かった……
GM:え、演出に入ります…
亜藤 蘭介:お前がナンバーワンだ
GM:
”ダイアローグ”:「……」懐から一冊のノートを取り出すと、3枚ページを破り
”ダイアローグ”:それを口に咥え、すうぅ と息を吸い込む
”ダイアローグ”:(……愚者、愚者、愚者)
”ダイアローグ”:(死んだ者が、そのまま、元通りに生き返れるとでも思っているのか)
”ダイアローグ”:「そんなのだから……」紙を口から離す
”ダイアローグ”:「死ぬんですよ、魂(あなた)達は」
”ダイアローグ”:黒い紋様が刻まれた紙を、麻袋に重ね
”ダイアローグ”:その上から、中央部が注射器のような構造になった五寸釘を突き立てる
御鳴 鳴唯:「──あれは……呪術系……?」
”ダイアローグ”:「…お望みどおりに、して差し上げますよ」
”ダイアローグ”:「私からのささやかな気持ちも添えて」
GM:──ガサ
GM:麻袋が蠢き、次の瞬間
偽魔”焔”:一つは、消し炭となり
偽魔”平伏”:一つは、内側から引き裂かれ
偽魔”屈折”:一つは、なんの破損もないままに
GM:麻袋から出てきたのは、異形の姿をした…ジャーム
偽魔”焔”:「……つい…あ、ついぃぃぃ…」
更屋敷アリサ:「こいつは何ともセンスが悪い」
偽魔”焔”:焼死体のように、全身が黒ずんだものと
偽魔”平伏”:「あ、ごめ。あ。あ。すみません」
偽魔”平伏”:首を内側に折り畳むように蹲るものと
偽魔”屈折”:「……‥」
偽魔”屈折”:言葉もないままに、腰辺りが直角に折れ曲がっているもの
亜藤 蘭介:「………」
亜藤 蘭介:「何処までも。命を弄びやがって」
”ダイアローグ”:「……はあ」なんの熱も灯さない目で亜藤を見て
”ダイアローグ”:「生きている人間でやらないだけ」
”ダイアローグ”:「よっぽど人道的ではないですか?」
真堂 光磨:「なるほど」
真堂 光磨:「──確かにモテないね。これじゃ」
御鳴 鳴唯:……悍ましい。背筋を寒気が這い、肌が粟立つ。疼痛さえ覚える程だ。
御鳴 鳴唯:コートの上から掻き毟ろうとすると爪が軋んだ。……その痛みが少しばかり心地良い。
御鳴 鳴唯:……ジャームの放つレネゲイドの波に当てられている。
真堂 光磨:死の匂いが内側から情を煽る。それを、軽口で押し止め。御する
”ダイアローグ”:…そして、見えない鎖を手繰るように
”ダイアローグ”:虚空へ向かって手を振ると、自身の眼前にジャーム達を配置する
”ダイアローグ”:「では、後は任せましたよ。”幻想泡沫”」
”ダイアローグ”:そう言うと
”ダイアローグ”:スゥ ゥと、空間に溶け込むようにその姿が見えなくなる
亜藤 蘭介:「なっ───!」
”幻想泡沫”:「………」
”幻想泡沫”:腰から下げた竹筒が音を立て
”幻想泡沫”:その空洞を満たすように、内部に刃が生成される
”幻想泡沫”:都合7本の、鞘の無い野太刀
”幻想泡沫”:そのうち一本を手に取ると
”幻想泡沫”:どこか気の抜けた下駄の音を鳴らしながら、君達の方へ歩いていく
”幻想泡沫”:「……不本意だが、任されたからよ」
”幻想泡沫”:そして、何の気も無しにただ大きく、片手を振り被ると
御鳴 鳴唯:「──!」
御鳴 鳴唯:反応速度は高い。そして、予感が有った。
御鳴 鳴唯:〝あれは危ない〟
御鳴 鳴唯:そう考えた時、衝動の熱に浮かされた体は弾けるように駆け出していた。
”幻想泡沫”:こちらに迫る影を気に留める事も無く
御鳴 鳴唯:虚空へと溶け込みながら真っ直ぐ、最短距離を、懐へ──刃の間合いの内側から銃弾を叩き込まんと!
”幻想泡沫”:ただ、振り抜く
”幻想泡沫”:
”幻想泡沫”: ────ン
GM:君達がまず聞いたのは、大気そのものが弾け飛ぶような破裂音
GM:ついで、衝撃が身体を揺らし、風圧が襲い掛かり
GM:大型の散弾銃にでも撃ち抜かれたように、身体がズタズタに引き裂かれる
”幻想泡沫”:「‥‥‥…なーんか俺、急に力強くなった時期があってよ」
御鳴 鳴唯:何も無い筈の空間から、数キロの重量物が突如跳ね上がった。
”幻想泡沫”:刀身が砕け散った太刀を、ひょいと捨てて
”幻想泡沫”:「なんでも、振ったら壊れちまうんだ」
御鳴 鳴唯:──ずしゃっ
”幻想泡沫”:「だから」二本目を抜く
御鳴 鳴唯:鮮血と共に血に落ちたものは、
御鳴 鳴唯:透明化にて逃れようとしたが間に合わず巻き込まれた御鳴 鳴唯の、左肘から先だった。
”幻想泡沫”:「”壊れるのを前提に”使う事にした」
”幻想泡沫”:‥‥なんということは無い
”幻想泡沫”:ただ、刀剣を、空気に衝突させ、破壊した
”幻想泡沫”:君達を切り刻んだのは、その破片だ
真堂 光磨:飛来した殺意に全身が抉られる。血の代わりに舞うのは、綺羅と輝く結晶
”幻想泡沫”:これが天籟魔訶の戦闘員、”幻想泡沫”
”幻想泡沫”:カメレオンのキュマイラ因子を持つ、神速の剣の使い手
”幻想泡沫”:君達の良く知る第十二支部支部長、真堂啓介とはまた違う意味での
”幻想泡沫”:一つの、剣士の到達点である
”幻想泡沫”:「……‥」ジロリ、と視線を奥に移す
”幻想泡沫”:「一人、仕留め損ねたか」
亜藤 蘭介:───奇跡に等しかった。
亜藤 蘭介:夜闇の先を征く少女の丁度、後方に位置し。
亜藤 蘭介:奴が片手を振り上げた瞬間。"陽炎"がこれ以上無く燃え盛り。
亜藤 蘭介:前方。瞬時に生成した分体は。粉々に崩壊された。
亜藤 蘭介:若菜戦での経験が無ければ。今頃───
亜藤 蘭介:「化け物め───!」
亜藤 蘭介:「(御鳴……!)」
御鳴 鳴唯:無謀にも真っ先に踏み込んだ小娘の腕は、ずたずたに引き裂かれて野に打ち捨てられている。
御鳴 鳴唯:……その数十センチ先には、微動だにせず横たわる、片腕を失った躰が。
御鳴 鳴唯:光の屈折を制御する力さえ失ったのだろうか、浮かび上がる。
更屋敷アリサ:力を失ったように倒れる少女が一人
更屋敷アリサ:だが、むくりと体を起こし、視線を向けた先に
更屋敷アリサ:——既に彼女を視界で捉えることは叶わないことだろう
御鳴 鳴唯:胸や肩は動いていないように〝見える〟。
御鳴 鳴唯:切断されて落ちた腕からは、まだ血管に残っていた血が流れ落ちている。
御鳴 鳴唯:あれだけの悪態を吐いた敵が一人無力化されたことを、〝ダイアローグ〟はその目で見るのだろう。
御鳴 鳴唯:自らは姿を消し、安全圏に潜んだままで。
御鳴 鳴唯:──ひゅっ
御鳴 鳴唯:〝ダイアローグ〟の頬を風が撫でた時に、全ては同時に起こった。
御鳴 鳴唯:横たわる少女が、
御鳴 鳴唯:否──少女の幻影が掻き消えた。
御鳴 鳴唯:腕を奪われ、もんどり打って倒れながらも、前身することを止めてはいなかった〝幻影ではない少女〟が、
御鳴 鳴唯:〝ダイアローグ〟に密着する程の近距離で、片腕でショットガンを構えていた。
御鳴 鳴唯:「……目印」
御鳴 鳴唯:引き金を引く。
御鳴 鳴唯:オーヴァードを殺すには、ただの散弾では威力が足りない。
御鳴 鳴唯:スラッグ弾でさえ、まだ不足だ。ならばどうすればいいか考えた。……幸運にもUGNのエンジニアは優秀だった。
御鳴 鳴唯:数発だけ持ち歩く特注弾丸の中核を成すのは、マグネシウムとアルミニウムの小片。
御鳴 鳴唯:即ち、エレクトロン焼夷弾。
御鳴 鳴唯:炸薬が点火。粉末金属は瞬時に燃え上がり、白く眩い光を放つ。
”ダイアローグ”:少女の姿が消えたことを認識した時には、既に遅く
御鳴 鳴唯:燃焼温度は3000度ほどにも達し、粉末金属は液体となって〝ダイアローグ〟の身に降りかかる。
御鳴 鳴唯:燃焼に酸素を必要としないが故に、水に逃れようが土を被ろうが、身を苛み続ける灼熱の向こうで、
”ダイアローグ”:彼以外に認識出来ない隣人は、物理的に何かに干渉することも無い
御鳴 鳴唯:「……苦しむといい」
御鳴 鳴唯:「それでも多分……せつなの方が辛かった」
御鳴 鳴唯:暗殺者は、無表情で呟いた。
”ダイアローグ”:空を覆うように降りかかるその灼熱に、身動き一つ取る暇なく
”ダイアローグ”:「───────!!!!!」
”ダイアローグ”:声にならない叫び声を上げながら、地を転がり
”ダイアローグ”:せめてもの抵抗として、白衣を脱ぎ捨てる
”ダイアローグ”:「あ…‥ああああああ!!!!」
”ダイアローグ”:その瞳に…いや、全身に、文字通り初めて”熱が灯る”
”ダイアローグ”:ギロリと暗殺者を睨みつけ
”ダイアローグ”:「…‥‥…殺せ!!!!」
GM:言葉と同時に、二体の”魔人の成り損ない”が動く
偽魔”焔”:「あぁつい、あつい、あ………ついあついあつい!!!」
偽魔”焔”:練炭のような肌に、鮮やかな赤色が灯り
偽魔”焔”:チカ チカと明滅する火の粉が…更屋敷アリサに向け飛来する
更屋敷アリサ:「厄介な」
更屋敷アリサ:両手をクロスさせ、それを受ける。全身が燃え上がる
更屋敷アリサ:だが、それはやがて『偶然にも』火の勢いを弱めていき
更屋敷アリサ:多大なダメージを残りながらも更屋敷アリサは立っている
偽魔”屈折”:”焔”と同時に動いた、もう一体
偽魔”屈折”:折れ曲がった腰、背中を裂くように、半透明の脊柱めいた器官が這いずり出る
偽魔”屈折”:それは、まるで意志を持つように蠢くと
偽魔”屈折”:凄まじい速度で直進と反射を繰り返しながら、槍のように御鳴鳴唯に迫る
御鳴 鳴唯:──御鳴 鳴唯の自傷衝動は苛烈なものだ。発作的に爪を剥がし、手首をナイフで斬り刻む程の。
御鳴 鳴唯:極限の戦場の中でレネゲイドの熱に囚われた少女は、回避行動さえままならず、
御鳴 鳴唯:「ぐ──っ、ぁ、あ、ぎぃっ……!」
御鳴 鳴唯:腹。死ぬまでに時間が掛かり、いつまでも痛む部位を、早贄の虫のように貫かれる。
御鳴 鳴唯:だが。文字通りに己を殺しながらも、痩躯を突き上げられて足を宙に浮かせながらも、御鳴 鳴唯は仕事を終えた。
御鳴 鳴唯:計算における〝不確定要素〟の排除。不可視の敵に炎という目印をつけたのだ。
御鳴 鳴唯:ならば。
御鳴 鳴唯:後は、〝彼女〟がやる。
真堂 光磨:──そのための道を付ける
真堂 光磨:時間は稼いでもらった。相手も単なる剣士、おそらく脅威で言えば下位と見ていただろう。
真堂 光磨:既に脚も、手も。十分に動くことを確認し。駆け出す。
真堂 光磨:──右肩より先を影にて覆う。補助強化。集中+思考──目標は一人。こちらを一刀で伏せた絶技の担い手。
真堂 光磨:それでも答えは変わらない。剣を担ぐ。
真堂 光磨:鞘が解けて。帯となり、さらに両手と剣の柄を結びつけた
真堂 光磨:零から一へ/求めるのは五振──否、その倍/十を一に/繰り出すべきはただ一撃(ぎちぎちぎちぎちぎちぎちぎちぎちぎちぎちぎちぎちぎちぎちぎちぎちぎちぎち)。
真堂 光磨:軋み=覆う影と両腕、背、肩の悲鳴/無視
真堂 光磨:「──押し通す」
真堂 光磨:捉えた。両者の視線が重なり
真堂 光磨:「修羅・十刑」
真堂 光磨:振り下ろし/轟=剣によるものとは想像できぬ破砕音。
真堂 光磨:単純な攻めだ。複数分の斬戟へ用いる膂力を、一回に圧縮し叩き込む。
真堂 光磨:レネゲイドのヒトガタ、異能の極地たるRBにとってこの体躯もまた異能(エフェクト)によるもの。
真堂 光磨:なれば可能。仮の血肉を石の装甲へ変えるように、肉体を限界まで御し、酷使する。
真堂 光磨:年若い体躯では耐えられない一撃を、上から覆った影で無理矢理に抑え込む。ひび割れた腕を縫い付けるよう黒の糸が入り込んだ。
”幻想泡沫”:「───」表情を変えぬまま、君に刃を差し向け───
”幻想泡沫”:刃を砕くような、骨を断つような、肉を裂くような
”幻想泡沫”:そんな、有機物と無機物の狭間にあるような轟音が、二人分、”幻想泡沫”の鼓膜を揺らす
真堂 光磨:……一撃で終わらせることはできない。いまだ未熟なこの身は、師に届かず、眼前に立つこの男にもまた同じ。
真堂 光磨:それでも。
真堂 光磨:「任せた」
真堂 光磨:獣道を切り開く程度には、役に立つ。
更屋敷アリサ:「ああ」
更屋敷アリサ:「任された」
”幻想泡沫”:「……」血は噴き出し、半身は今にもずり落ちそうで、それでも不敵に嗤う剣士が
”幻想泡沫”:確かに、君に視線を向けた
更屋敷アリサ:その行為は一瞬、だが確かな隙を生む
更屋敷アリサ:それを以て、幻想泡沫の懐に飛び込んだ影が一つ
更屋敷アリサ:己がレネゲイドビーイングになった時の話だ
更屋敷アリサ:更屋敷アリサの肉体はジャームの攻撃によって全体の約37%が欠損していた
更屋敷アリサ:故に、失った部分を己が失敗作の疑似遺産で補った
更屋敷アリサ:右腕、大腿骨、左眼球、血液、声帯、etc。合計十箇所を疑似遺産にて代替する
更屋敷アリサ:それは一つの卓上理論を実現させた。
更屋敷アリサ:10の疑似遺産を10のセフィラに対応させ、ウロボロスレネゲイドを22の径路として接続。魂をダアトと定義することで己が肉体をセフィロトの縮図とする
更屋敷アリサ:曰く、セフィロトの樹とは世界最古の『高機能計算機』、その概形であるのだと
更屋敷アリサ:疑似遺産を演算リソースとする演繹的11次元並列シミュレーションを以て事象を数値化し、掌握することで引き起こす『運命操作』
更屋敷アリサ:かつて唯一神ヤハウェの意思を探求すべくカバリストが練り上げた秘儀
更屋敷アリサ:東洋呪術とは全く異なる思想体系を以て成立する古代レネゲイド操作技術。その一端を
更屋敷アリサ:「では、数学を始めよう」
更屋敷アリサ:両腕で幻想泡沫の首を抱き寄せる
更屋敷アリサ:そして、更屋敷アリサはまるで『魔女』のように囁くのだ
更屋敷アリサ:「君はとても強いね。だから、呪縛を与えよう」
更屋敷アリサ:「その力で”ダイアローグ”を討て」
更屋敷アリサ:レネゲイドを掌握し、刻み込む強烈な束縛。それは化野せつなに与えられたものに近く
更屋敷アリサ:確かな隙と、己の全性能を行使することで初めて実現される、とっておきの一つ
更屋敷アリサ:エフェクトカテゴリ:《ナーブジャック》
更屋敷アリサ:「意図返しだよ、喰らいたまえ」
”幻想泡沫”:「あ─────?」
”幻想泡沫”:目の前の、自らの命に刃を届かせんとした小さな剣士に対する興味も新しいまま
”幻想泡沫”:”何を言っているんだこいつは”などという疑問を挟む余地も…いや
”幻想泡沫”:挟む余地を、奪われた
”幻想泡沫”:自らの意志とは関係なく、その脚は歩みを進め
”幻想泡沫”:自らの意志とは関係なく、その腕は刃を振り被り
”ダイアローグ”:「………‥何を……‥している‥‥?」
”幻想泡沫”:「悪い」
”幻想泡沫”:「何にも分かんねぇわ」
GM:──破裂音が轟く
”ダイアローグ”:「───ッ!!!」
GM:視界が白く染まった、そう思わせるほどの衝撃が
GM:”ダイアローグ”を
GM:”偽魔”達を
GM:そして、”幻想泡沫”自身さえも
GM:刃の破片、血液、肉片を散らせながら
GM:身体ごと、命すらも吹き飛ばす
”ダイアローグ”:‥‥…横たわる白衣の男は、最早本人かすら判別がつかず
偽魔”焔”:練炭じみたその身体は、木屑のようにバラバラとなり
偽魔”屈折”:胴体だけでなく、全身がぐちゃぐちゃに折れ曲がっていた
偽魔”平伏”:「ごめんな、さい。すみません。許して助けどうにかおね………」
偽魔”平伏”:攻撃を受けた後、しばらく続いていたその言葉がピタリと止んで
GM:後に残ったのは───
”幻想泡沫”:「………あー…くそ…‥」ゆっくりと、気怠そうに身を起こす
”幻想泡沫”:「やられた…どっかで似たような事あったと思ったら、あの野郎と同じ技じゃねぇか」
”幻想泡沫”:先に受けた攻撃と、今の攻撃で砕けた刃を捨て
”幻想泡沫”:血まみれの手を拭うと、新たな一振りを握る
”幻想泡沫”:……順々に、視線を移す
”幻想泡沫”:(……剣士)
”幻想泡沫”:(……分かんねぇ、学者か?)
”幻想泡沫”:(……アサシン)
”幻想泡沫”:(…………)そして、最後の一人へ
”幻想泡沫”:「……まぁ、いいか」
”幻想泡沫”:「全員斬りゃあ、同じことだ」
”幻想泡沫”:それまでの緩慢な動作から一転して、一息で君達を間合いに捉えると
”幻想泡沫”:再び、破壊の嵐が襲い掛かる
”幻想泡沫”:音を立てて衝撃を放つ大気、砕ける刃
”幻想泡沫”:君達の意識そのものを断ち切るような、力の剣
”幻想泡沫”:「───これで終わりだ、UGN」
更屋敷アリサ:今まで感じたこともないような衝撃が体を通り抜けて
更屋敷アリサ:斬撃が肉体を刻む。今度こそ耐えること叶わず、意識も朦朧とし始める
更屋敷アリサ:だが、
更屋敷アリサ:「……後は頼んだよ、"ドイスラッシャー"」
更屋敷アリサ:まだここには彼がいる
亜藤 蘭介:───二度は無いものだと思っていた。
亜藤 蘭介:今、この場に立っているほどがやっと。それほどの惨劇の嵐。全身に切傷が奔り、滴る血が地面を濡らす。
亜藤 蘭介:だが。こうして。"偶然にも"。
亜藤 蘭介:回復に多大な時間を要する、致命的な箇所への攻撃のみが。隔たれている。
亜藤 蘭介:「任せろ」
亜藤 蘭介:───ただ、走る。
亜藤 蘭介:───己が全力で戦場を駆ける。
”幻想泡沫”:「………」その姿に、光を灯さない目を細め
亜藤 蘭介:己が破壊の衝動を抑えることを止め。目の前の獲物を切り裂かんと。
亜藤 蘭介:「おおおおおおっ───!!!」
亜藤 蘭介:猛獣のような気迫で。今、刃を振り下ろそうと。
”幻想泡沫”:「一回目も、だったな……」新たな刃を抜き
”幻想泡沫”:「お前は」
”幻想泡沫”:その双つの身体を、寸分たがわぬタイミングで吹き飛ばす
”幻想泡沫”:「………何者だ」
”幻想泡沫”:そう零すと、手の内に僅かに残る刃を捨て───
亜藤 蘭介:再び放たれた。その一撃に為す術は無く。
亜藤 蘭介:二対の"分体"が。ぐちゃりと音を立て、土塊に帰した。
”幻想泡沫”:「────土?」
亜藤 蘭介:”幻想泡沫”が呟いたあと。一瞬の静寂の間に。
亜藤 蘭介:一閃。
亜藤 蘭介:───二閃。
亜藤 蘭介:左右二斬。
亜藤 蘭介:切断。それのみを追求し、体現した二対の刃が。
”幻想泡沫”:……刃そのものを吹き飛ばす力と速さを手に入れ、人を斬る感触を忘れて久しいこの剣士には
”幻想泡沫”:”それ”が、仕組まれた罠であることに気づく余地は無かった
亜藤 蘭介:”幻想泡沫”の視界外から。その異形の肉体を撫でるように、切り裂いた。
亜藤 蘭介:「………」
”幻想泡沫”:「………ッ……!」
”幻想泡沫”:顔を歪め、思わず後ずさる
亜藤 蘭介:「俺は、俺だ」「この街の新参者。出来損ないのエージェント。"ドイスラッシャー"」
亜藤 蘭介:そして。
亜藤 蘭介:「俺の“分身(ドッペルゲンガー)”は。いや───」
亜藤 蘭介:「俺たちは」
亜藤 蘭介:その姿は。未だ彷徨える魂が見せた幻か。
亜藤 蘭介:亜藤蘭介が。今だ夢焦がれる記憶が見せた陽炎か。
亜藤 蘭介:紛れもない、亜藤蘭介のオリジンが。声を揃えて口にする。
亜藤 蘭介:「四人だ」
”幻想泡沫”:「………」
亜藤 蘭介:「"幻想泡沫"」
亜藤 蘭介:「剣士として。オーヴァードとして」
亜藤 蘭介:「貴様は確かに。"個の強さ"の頂きへと至ったのだろう」
”幻想泡沫”:せり上がる血を呑み込み、切れて落ちそうな腕と胴体などお構いなしに
”幻想泡沫”:その場に君臨するかのように、ふてぶてしく仁王立ちする
亜藤 蘭介:「感服する」
亜藤 蘭介:「だが。此度は」
”幻想泡沫”:「…‥続けろ」
亜藤 蘭介:すっ、と指を指す。
亜藤 蘭介:指した先。度重なる衝撃により折れた"陽紗(シザーリッパー)"の刃の一部が。
亜藤 蘭介:”幻想泡沫”の腹部に。深々と突き刺さっている。
”幻想泡沫”:「………」それを、まじまじと見つめる
亜藤 蘭介:揺らめき、蒼く浮かび上がる刃が。
亜藤 蘭介:闇の下。月明かりに只、照らされていた。
亜藤 蘭介:"夜の小鳥"の。止まり木のように。
御鳴 鳴唯:──〝ドイスラッシャー〟の刻んだ傷跡に、更なる〝痛み〟が突き刺さった。
御鳴 鳴唯:刃にあらず。不可視の銃口。死を告げる小夜啼鳥の嘴。
御鳴 鳴唯:彼が残した止まり木と並んで、〝幻想泡沫〟の傷口を押し広げる。
”幻想泡沫”:「………チッ」
御鳴 鳴唯:陽炎と入れ替わるように、御鳴 鳴唯がそこにいた。
御鳴 鳴唯:肉体も、肉体を貫いた脊椎の槍までも、みな平等に斬り刻まれて、血に塗れた体で。
御鳴 鳴唯:青ざめた頬。それよりも尚青い瞳。見据える。見通す。陽炎のヴェールも夜の闇も全て。
御鳴 鳴唯:開口。荒く息を吸った。
御鳴 鳴唯:「任せて」
御鳴 鳴唯:引き金。
御鳴 鳴唯:数千度の高熱を生むエレクトロン焼夷弾が、〝幻想泡沫〟の体内へ撃ち込まれた。
”幻想泡沫”:衝撃、と共に、体内を燃やし尽くすような熱、熱、熱
”幻想泡沫”:呻き声も、叫び声も上げぬまま、声なき声を発するその口は
”幻想泡沫”:裂けんばかりに、大きく開かれ
亜藤 蘭介:「俺たち"四人"が。勝利を掴み取る」
”幻想泡沫”:体内で焦げ付いた血片を吐き出す
”幻想泡沫”:ギロリ、と亜藤を見上げ
”幻想泡沫”:「残念だが‥‥…」
”幻想泡沫”:ガサガサと、ノイズを立てるような声で
”幻想泡沫”:「次があれば…俺が勝つ」
”幻想泡沫”:ド ゴォッ
”幻想泡沫”:全筋力を用いた跳躍と、風景に溶け込む迷彩
”幻想泡沫”:《瞬間退場》
”幻想泡沫”:折れた刃と、踏み砕かれた地面だけをそこに残し
”幻想泡沫”:天籟魔訶の剣士、”幻想泡沫”阿波白斎鶴は、どこへともなく消えていった
GM:---
GM:バックトラックを行います
GM:Eロイスは
GM:さらなる絶望×3 愚者の契約×3 ありえざる存在 の計7つ
亜藤 蘭介:あ、ラスト攻撃の侵蝕、上げてなかったので今上げます。ごめんなさい。
GM:振りたい奴は振りな!
亜藤 蘭介:亜藤 蘭介の侵蝕率を+11した(侵蝕率:129->140)
真堂 光磨:振ります
亜藤 蘭介:振るぜ!
真堂 光磨:146-7d10
DoubleCross : (146-7D10) → 146-31[4,8,1,4,8,5,1] → 115
更屋敷アリサ:振ります!
亜藤 蘭介:140-7d10
DoubleCross : (140-7D10) → 140-45[6,4,9,4,5,8,9] → 95
更屋敷アリサ:119-7d10
DoubleCross : (119-7D10) → 119-48[9,2,10,7,4,7,9] → 71
御鳴 鳴唯:最後のメジャーの侵蝕上げ忘れで
亜藤 蘭介:帰還確定!
御鳴 鳴唯:御鳴 鳴唯の侵蝕率を4上昇(侵蝕率:115->119)
御鳴 鳴唯:そして7個振る
更屋敷アリサ:ロイスは3個。等倍振り
御鳴 鳴唯:119-7d10
DoubleCross : (119-7D10) → 119-29[3,4,5,7,4,1,5] → 90
真堂 光磨:ロイス4、等倍で
亜藤 蘭介:3個等倍。
亜藤 蘭介:95-3d10
DoubleCross : (95-3D10) → 95-11[4,2,5] → 84
真堂 光磨:115-4d10
DoubleCross : (115-4D10) → 115-11[3,2,4,2] → 104
更屋敷アリサ:71-3d10
DoubleCross : (71-3D10) → 71-14[1,3,10] → 57
御鳴 鳴唯:残りロイス2、等倍で
御鳴 鳴唯:90-2d10
DoubleCross : (90-2D10) → 90-12[6,6] → 78
真堂 光磨:ウワー。三倍振りします
真堂 光磨:104-4d10
DoubleCross : (104-4D10) → 104-20[8,9,1,2] → 84
GM:うおお・・
亜藤 蘭介:こわい~~!!!
更屋敷アリサ:よかった……
GM:こわ・・
真堂 光磨:なんとか
御鳴 鳴唯:あっぶねえ……
真堂 光磨:やっぱり二倍ないとダメ
亜藤 蘭介:115で4つあったら等倍しちゃうよな……
GM:んじゃあシナリオ10点にいつもの5点、Eロイスが7点に
GM:おのおの侵蝕点足しな!
亜藤 蘭介:10+5+7+
GM:あ、あと
亜藤 蘭介:5で27!
亜藤 蘭介:はい!
真堂 光磨:追加振りのため侵蝕点0
GM:Dロイスが二つでもう2点だ
亜藤 蘭介:29!
更屋敷アリサ:3点域なので27点!
御鳴 鳴唯:10+5+7+2+5で29!
真堂 光磨:24点
御鳴 鳴唯:C((29+29+27+24)/3)
DoubleCross : 計算結果 → 36
GM:あ、ありがとうございます
GM:じゃあGMは36点貰って
GM:これにて一件落着!お疲れ様でした!
更屋敷アリサ:お疲れ様でした!!
亜藤 蘭介:もぐもぐ!お疲れさまでした!
御鳴 鳴唯:お疲れ様でした!
真堂 光磨:お疲れ様です
GM:---