本作は、「矢野俊作」「F.E.A.R.」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ダブルクロス The 3rd Edition』の二次創作物です。
(C) FarEast Amusement Research Co.Ltd.
PC1:"メガロサラソ" 香深 咲羽(キャラシート)PL:ナケミン
PC2:"ツノノツキ" 多度津 亜紀良(キャラシート)PL:森田
PC3:"死亡完了" 溝杭 誠治(キャラシート)PL:ハシブトガラス
PC3:"漂白屋" 渡良瀬 玲一(キャラシート)PL:ゆげたろ
メインログ|雑談ログ
目次
トレーラー
昨日と同じ今日、今日と同じ明日。
世界は繰り返し時を刻み、変わらないように見えた。
だが、世界はすでに変貌してい───
「こんにちは〜♥」
え? こ、こんにちは……
「これ、おじさんのお財布ぅ?」
あっ!いつの間に……君! 返しなさい!
「え〜? ヤダ♥」
こっ、このガキ……!あまり大人を……っ!
(中略)
「うわ♥ 錆びつき寸前の社会の歯車のクセに♥ これだけしか入ってないの〜?♥」
それは……きゅっ、給料まだ下ろしてないだけで……
「じゃあ一緒に行こっか♥」
えっ……
「ATM♥」
だっ、誰か助けて……!
ダブルクロス The 3rd Edition
『KIRICA, the little girl』
ダブルクロス───それは裏切りを意味する言葉。
プリプレイ
GM:てすつ
GM:では定刻となりましたので
GM:セッションはじめていくわよ
GM:まずは自己紹介から!
GM:PC1の香深さん!よろしくどうぞ!
GM:https://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY4qnc-QMM
香深咲羽:はいさい!
香深咲羽:かのふか・さわ。UGNエージェントです!
香深咲羽:銀髪ロングの女子高生! モモとタッパがデカいです
GM:素晴らしい肉体美ですね
香深咲羽:実家は北日本海に位置する隠し島、一尋島。香深家はそこで領主のようなことをやっていました。
香深咲羽:UGNに発見され、そのままUGN一尋領海支部として協力関係に。次期当主候補であった私は逆にエージェントとして本土に出向しています!
GM:見聞広げお嬢様だ!いいですわよこれ!
香深咲羽:そういうわけでちょっと育ちがいい感じです!いいもの食わせてもらってたので体格もいい
GM:なら……しょうがないか……
香深咲羽:見聞を広めます!
香深咲羽:能力はエグザイル/オルクス。『鰭』と呼称する架空器官の定義と操作が能力です!
香深咲羽:鰭は単体だと弱い見えない力でしかないけど、誰かのレネゲイドで傷つけられると急に血肉を具現化させて破裂するよ!
GM:おっかねえ!
香深咲羽:データ的には普通のアタッカーですが、先行種と力の法則でダメージ+10Dします! よくってよ!
GM:よくねえよ!
香深咲羽:ノブレス・オブリージュを果たすため頑張るぞ! よろしくお願いします!
GM:よろしくお願いします!
GM:ハンドアウトは共通なので全員の自己紹介が終わってから開示いたしますね。
GM:では次!
GM:PC2の多度津さん!
GM:http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYiJi17gMM
多度津亜紀良:あーいえー!
多度津亜紀良:PC2を拝謁いたしました、たどつ・あきら君です!
多度津亜紀良:名前は男の子っぽいが立派な女の子!
GM:とても女の子ですね、ええ……ヒヒ……
多度津亜紀良:普段はどんくさい雰囲気のそばかすメガネっ子ですが、鋭敏な感覚と高速移動能力を持ち
多度津亜紀良:戦闘中はそれを活かした近接白兵戦闘を行います。
GM:行動値21……21!?
多度津亜紀良:オーヴァードとして覚醒したのはFHに攫われて好き勝手に肉体をいじくられたからで
多度津亜紀良:その経験からFHの人間や勝手に人をいじくりまわすような人間には我を忘れることもあります
GM:そんな……
多度津亜紀良:性能は先ほどの説明通りの高イニシアチブ白兵!
多度津亜紀良:最強エフェクトシャイニングアームの恐ろしさを教えてやるぜ!!
多度津亜紀良:以上!よろしくお願いします!
GM:見せてくれ!よろしくお願いします!
GM:ではお次はPC3!
GM:溝杭さんよろしくどうぞ!
GM:http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYg-Xl9wMM
溝杭 誠治:いえっさ
溝杭 誠治:みぞぐい・せいじ、32歳独身男性。UGNエージェントであり、カバーは土木作業員です。
溝杭 誠治:そこそこ良いところの生まれなので口調は丁寧。ちょっと丁寧過ぎる時もたまにあり
溝杭 誠治:「あーっ! お待ちなさい! おやめなさい! おやめなさい!」みたいになる予定です。
GM:溝ンボ…!
溝杭 誠治:スーツ姿はUGNのお仕事の時のみ。普段は現場スタイルでヘルメット着用者。
GM:いいですね ギャップが 垂涎モノですよこれは
溝杭 誠治:現場での転落事故の際に覚醒したそうですが、その時になぜか
溝杭 誠治:どう測定しても数値的には死んでるんだけど動いてるオーヴァードになりました
溝杭 誠治:死んでるので免疫も聞かず、血中にはいろんな最近やバクテリアがうじゃうじゃ
溝杭 誠治:その血液を身体に纏い打撃戦をします
溝杭 誠治:性能としては、割と死ににくい白兵。火力は低いですが装甲貫通持ち
GM:エグいな……君等……
溝杭 誠治:あまり優秀なエージェントでは無い設定ですが、真心とか誠意で頑張ります
溝杭 誠治:よろしくお願いいたします
GM:ウッス!期待しております!よろしくね!
GM:ではお次!
GM:PC4の渡良瀬さん!おねがいシャス!
GM:https://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYrPzq-QMM
渡良瀬玲一:は~いはい。
渡良瀬玲一:わたらせ れいいち。28歳、男性。
渡良瀬玲一:青年実業家しつつ本業はフリーランスの調停屋、あるいは人材斡旋屋。
渡良瀬玲一:元々FHの零細セルのセルリーダーをしていましたが、自身の能力を便利に使えばもう少し面白おかしく暮らせると気付いて離反。
GM:元FH!何やら不穏ですね
渡良瀬玲一:他者が好ましく思う香りを生成、散布。意識に生まれる隙間に自身の言葉をそっと挿し入れます。
GM:もしもしポリスメン?
渡良瀬玲一:とても軽薄で胡散臭い男です。多分ネットで叩かれるタイプ。
渡良瀬玲一:困ったら交渉4レベルと豊富な財産点で黙らせます!
渡良瀬玲一:待って欲しい、まだ無実だよ。
GM:(財力が)物凄いよ……
渡良瀬玲一:よろしくおねがいします!
GM:ウイッス!頑張ってわからせ・ていいきになってください!
GM:それでは全員のハンドアウトはこちら!
【ハンドアウト】
PC1:“メガロサラソ”香深咲羽
PC2:“ツノノツキ”多度津亜紀良
PC3:“死亡完了(デスサーティフィケイト)”溝杭誠治
PC4:“漂白屋”渡良瀬玲一
シナリオロイス:“バンビーナ”
推奨感情:任意/任意
とある任務の帰り、はたまた休日のひととき。
顔見知りである君たちはとある街でばったりと出くわした。
雑談に花開き縁もたけなわな頃、裏路地の奥から絹を裂くよな男の悲鳴。
様子を伺いに路地の奥へと踏み入った君たちが目にしたのは。
金品を巻き上げ、中年男性を足蹴にする女の子の姿だった!
多度津亜紀良:なんてこった
香深咲羽:とんだモラルハザードですね
多度津亜紀良:この国は終わりだよ
GM:なんか街で知り合いとダベってたらおじさんをカツアゲしている少女がいるので
GM:思い知らせてやってください
溝杭 誠治:ご、合意の行為かもしれない……
渡良瀬玲一:なるほど、プレイってことね?
多度津亜紀良:余計におしまいだよ!!
多度津亜紀良:なお悪いわ!!
香深咲羽:これは警察におまかせする案件では??
多度津亜紀良:www
多度津亜紀良:UGN介入の余地、あるか?
GM:ないかも……
多度津亜紀良:なかった
溝杭 誠治:警察もすでにわからせられているのだ……
GM:それはまだわからないだろ!
GM:てっことで
GM:やってきます!
多度津亜紀良:いえあー!
GM:よろしくお願いしま~す!
香深咲羽:はい! よろしくお願いします!!
多度津亜紀良:よろしくおねがいしまー!
溝杭 誠治:よろしくお願いいたします
渡良瀬玲一:よろしくおねがいします!
OP1
GM:全員登場。登場侵蝕をどうぞ。
多度津亜紀良:1d10+28
DoubleCross : (1D10+28) → 3[3]+28 → 31
香深咲羽:香深咲羽の装甲を1D10(→ 3)増加 (0 → 3)
香深咲羽:装甲?
溝杭 誠治:1d10
DoubleCross : (1D10) → 1
多度津亜紀良:かたくなる
渡良瀬玲一:28+1d10 侵蝕わからせ
DoubleCross : (28+1D10) → 28+10[10] → 38
溝杭 誠治:侵蝕は33+1で34
GM:肥えてんねえ!
渡良瀬玲一:ホットスタートだ。
香深咲羽:あれ、なんか選べないな侵蝕率……振りなおします
香深咲羽:1D10+30
DoubleCross : (1D10+30) → 8[8]+30 → 38
GM:OK!
GM:某市某町・とある大通り
GM:秋の季節もすっかり過ぎ去って。刺されるような冷たい風に身を震わせる季節。
GM:とある仕事の帰り道。はたまた休日のひととき。
GM:足早に道を行き交う人々。その中に君たちふたりの姿はあった。
多度津亜紀良:「はへぇ」
多度津亜紀良:恵まれた体格にくりんとした丸い瞳
多度津亜紀良:大柄で柔らかな印象の少女が、額の汗をぬぐう。
香深咲羽:「お疲れですか?」
多度津亜紀良:「今回の任務も、どーにかこーにか事なきば得て」
多度津亜紀良:「それもこれも、咲羽ちゃんのおかげだべよ」
多度津亜紀良:「わだすときたら、また肝心なところでドジこいちまって」
多度津亜紀良:「まだ支部長におごられるだよー……ああー……」
多度津亜紀良:大きな背丈を丸めて、頭を抱えている
香深咲羽:「……失敗は、辛いですものね」
香深咲羽:その顔を覗き込むようにして話しかける。
香深咲羽:緩くウェーブした腰までの銀髪の少女。こちらも一般と比べて少し体格が良い。
多度津亜紀良:「他所から来た助っ人の咲羽ちゃんの足ば引っ張ちまって」
多度津亜紀良:「先輩としてなっさけねえだ~~~」
多度津亜紀良:「咲羽ちゃんとはそう歳もかわんねのに……うう……」
多度津亜紀良:「咲羽ちゃん!」
香深咲羽:「はいっ」大きな声を出されたのでびっくり。
多度津亜紀良:「どうすだらそんなに……こう……」
多度津亜紀良:「すらーっと、かっこよく、その」
多度津亜紀良:「いろいろといい感じになるんだべ!?」
多度津亜紀良:「頼む、頼むべ!」
多度津亜紀良:「コツを教えてけれ~~~!」
多度津亜紀良:目をウルウルさせている。藁にもすがる表情。
香深咲羽:「……そうですね。あえて一言で伝えるとすれば」
香深咲羽:「私は責務を果たそうとしているんですよ。いつもね」微笑む。
多度津亜紀良:「せきむ」
多度津亜紀良:「聞いたことがあるべ……!」
香深咲羽:「目の前の敵や、任務の目標ということではなく……私たちに与えられた、より大きな目標」
多度津亜紀良:「家に入るとびびーっと鳴って」
多度津亜紀良:「警備員さんがかけつけるんだべ」
香深咲羽:「そういった”せきむ”もあるのね」頷く。
多度津亜紀良:「おおお……」
香深咲羽:「でも私が言っているのは……そうね、未来、と言いかえても良いかしら」
香深咲羽:「実現すべき未来を見て、それに向かって進んでいる。そのつもりです」
多度津亜紀良:「はぁあ……」
多度津亜紀良:目を丸くして、感嘆の声を漏らす
香深咲羽:「それにね、多度津さん」
多度津亜紀良:「はぇ」
多度津亜紀良:首をかしげる
香深咲羽:「未来からすれば……少しの失敗なんて、大したことは無いと思いませんか?」
香深咲羽:「今日支部長に叱られてしまうとしても、きっとそれは貴女の財産になる。」
香深咲羽:「貴女の素早い吶喊があればこそ事態が迅速に解決したのも事実です」
多度津亜紀良:「そ、そうだべか?」
香深咲羽:「ええ。貴女が、誰かが傷つくという”未来”を防いだと私は確信していますよ」
多度津亜紀良:「そうだべか……へへ」
多度津亜紀良:くすぐったそうに身を縮めながら、笑みを零す
香深咲羽:「だから、どうか顔を御上げなさいな」こちらも微笑みます。
香深咲羽:「……お説教には付き合ってあげますから。」
多度津亜紀良:「そりゃあありがてえだ」
多度津亜紀良:「……咲羽ちゃんは、立派だなあ」
多度津亜紀良:「自分が何でここにいるのか、ちゃんとわかってて、自分の足で立っとる感じがするべ」
多度津亜紀良:「今日はかっこ悪いところも見せちまったけんども」
多度津亜紀良:「こうやって咲羽ちゃんと話せたのは、すっごくよかったべ!」
多度津亜紀良:ぱあっと笑顔を返す
香深咲羽:「あら、光栄です」
香深咲羽:「それにね、私も多度津さんを見習っていますよ」
多度津亜紀良:「見習うって」
多度津亜紀良:「わだすみてえな芋臭くてどんくせえののどこを……」
香深咲羽:「私は幸いにして、まだ大きな”波”には、飲まれたことが無いから」
香深咲羽:「足場が不安定でも、立てなくても、それでも前を見ている貴女の在り方は」目を細める。
香深咲羽:「そうね、眩しいわ。私には同じことができるかしら?」
多度津亜紀良:「……」
多度津亜紀良:「わだすは、ただ」
多度津亜紀良:気まずそうに曖昧な笑みを浮かべたまま、目を逸らす
多度津亜紀良:「他にやることが無がったもんだから」
多度津亜紀良:「咲羽ちゃんに褒められるほど、立派なことは出来てねえべ」
多度津亜紀良:「……あ、そんなことより!」
多度津亜紀良:話を変えるようにぱちりと手を合わせ
香深咲羽:「はい」鷹揚にうなずく。
多度津亜紀良:「咲羽ちゃん、お腹へってねえべか!?」
多度津亜紀良:「美味しい店を案内するべ!」
多度津亜紀良:「せっかく色んなとこ回ってんだから」
多度津亜紀良:「名物食わねえど損だべ!?」
香深咲羽:「まあ! それはとっても素敵……」手を合わせる。
香深咲羽:任務の前に摂取した食事やスイーツが頭をよぎるが……
香深咲羽:「是非参りましょう。見聞を広めるのもまた、責務です!」
多度津亜紀良:「大丈夫だべ!」
多度津亜紀良:「食べても!動けば!痩せる!」
多度津亜紀良:「わだすはそう信じている!」
多度津亜紀良:「その信念を貫いてきたんだべ!!」
多度津亜紀良:しかしその丸みを帯びた腰つきや足回りは
多度津亜紀良:いかに力説しようともその言葉の説得力を削いでいることだろう。
香深咲羽:「……」
香深咲羽:「そうですね! 自分の望む未来を描くのは素敵なことよ」
香深咲羽:彼女の理論の穴を突くのは容易い。
香深咲羽:だが、時に真実を隠すこともまた、人を導く者の責務なのだ……
多度津亜紀良:「その通りだべ!さささ!いくべいくべー!」
多度津亜紀良:「パフェーにショッコラにマンゴプリーン♪」
多度津亜紀良:先ほどまでしょげかえっていたのが噓のように鼻歌混じりのスキップで先頭を導く
香深咲羽:「ブッシュドノエルが出回っていて素敵ね……」
香深咲羽:「あのしっとりまるまるとしたフォルム……」脳裏に味を浮かべながら多度津さんについていきます。
GM:では。
GM:足取り軽く君たちが道を歩んでいたその時である!
???:「だ……誰かッ!」
???:「助けてェ~~~ッ!」
GM:振り絞るような男の金切り声が、大通りの外れ、路地の奥から聞こえてくる。
多度津亜紀良:「のひゃっ!?」
多度津亜紀良:「いきなり向こうから大声が……」
香深咲羽:「行きましょう。見過ごしては置けません」
多度津亜紀良:「え、あ、ちょちょっ咲羽ちゃん!」
香深咲羽:「男性があれほどの悲鳴。ご無事でしたら良いですが……!」走っていきます。
多度津亜紀良:「なんだかろくでもないことのような気がするけんども……」
多度津亜紀良:「咲羽ちゃんを一人では行かせられねえべ!」
多度津亜紀良:どたどたついていきます。
香深咲羽:路地を曲がった先には……!
OP2
GM:某市某町・とある大通り
GM:秋の季節もすっかり過ぎ去って。刺されるような冷たい風に身を震わせる季節。
GM:とある仕事の帰り道。はたまた休日のひととき。
GM:足早に道を行き交う人々。その中に君たちふたりの姿はあった。
溝杭 誠治:「ですからね、人を回してくれるのはいいとしてもですよ」
溝杭 誠治:「せめて玉掛けの資格くらいは持ってる人を頼むと言ったでしょう。高所作業ですよ!」
溝杭 誠治:スーツ姿の男が、丸眼鏡をくいっと手で持ち上げながら溜息を吐く。
渡良瀬玲一:「おやおや、それは不運な行き違いが発生してますね」
渡良瀬玲一:「こちらとしては『超高高度からの落下が可能な人材』と伺っていたものですから」
溝杭 誠治:「それは私ひとりで間に合ってます」
渡良瀬玲一:「あ~っは!それはそうだ!」
溝杭 誠治:「笑い事ですか!」
渡良瀬玲一:「オーケーオーケー、真っ当な人材を手配させて頂きますよ」
渡良瀬玲一:クスクスと笑いながら手元の端末を操作する。
溝杭 誠治:「全く……そりゃあ、確かに若手の確保が難しいというのは承知していますけれどもね」
溝杭 誠治:「あなたの会社は──失礼、なんと言いましたっけ」
渡良瀬玲一:「どれのことです?」手元から様々な名刺が落ちる。
溝杭 誠治:「……人材派遣の、エンジニアではない方です」
渡良瀬玲一:「ん~~…内緒」唇に指を当ててウィンクをひとつ。
溝杭 誠治:「あなたを〝現代のコロンブス〟と及びしてもよろしいですか?」真顔で少し詰め寄る
渡良瀬玲一:「冗談冗談。固いなぁ誠治さんってば」
渡良瀬玲一:「それこそ固ゆで卵じゃないか」
溝杭 誠治:「ハードボイルド、と仰っていただいても構わないのですよ?」眼鏡がキラリ
溝杭 誠治:「……こほん。そうではなくて」
溝杭 誠治:「話題がどこへ言ったか分からなくなったじゃないですか。……ええと、あなたの会社は確かに、若手の柔軟な人材が多いことは認めますが」
渡良瀬玲一:「でも、いいね。気に入ったよ、現代のコロンブス。よし、じゃあ明日からは株式会社コロンブスだ」
溝杭 誠治:「もう少し古風な倫理観や常識というものに囚われても────ええっ!?」
渡良瀬玲一:「あ~~…残念、もう使われてるな。じゃあコロンブヌでいっか」
溝杭 誠治:「バ……バッタモン……!」
溝杭 誠治:「そんな、いにしえのインターネットにおける〝ゴノレゴ〟や〝ゼノレダ〟のような……」
渡良瀬玲一:「これだって古きよき文化じゃないかな?」
溝杭 誠治:「滅ぶべき文化もあると思うのですよ、私」
渡良瀬玲一:「滅びない人が言っても説得力がなぁ」
溝杭 誠治:「それはまぁ、私、生物学的には既に死んでますからねえ」
溝杭 誠治:「死体を殺す方法なぞ、見つけられたら報奨ものでしょう」
渡良瀬玲一:「真に死ぬのは忘れられた時、って言ったのは誰だったかな」
渡良瀬玲一:「あ、僕か。僕だな。」
溝杭 誠治:「私が記憶している中で一番古いところでは、国民的少年漫画であって」
溝杭 誠治:「決してあなたのようないかがわしい成人向け漫画的存在ではありませんね」
渡良瀬玲一:「それ描いたの僕ってことになりません?」
渡良瀬玲一:「買うか~~…権利」
溝杭 誠治:「おこがましい!」
溝杭 誠治:「……しかし実際のところ、どれだけ資産あれば買えるのでしょうね。権利」
溝杭 誠治:「あなたの会社換算で幾つ分になるのやら」
渡良瀬玲一:「え、どうなんですかね。実際欠片も興味ないんですけど」
溝杭 誠治:「あなた、高○純一からダンディさを引いたような男だと言われませんか?」
溝杭 誠治:苦虫を噛み潰し続けているような顔。
渡良瀬玲一:「それってつまり、僕の方が若々しくて魅力的だってことじゃないですか」
溝杭 誠治:「齢を重ねて滲み出す魅力というものもあるのですよ」
渡良瀬玲一:「いや~…照れちゃうな、素直に」
溝杭 誠治:「だいたいあなたの言い分では、なんですか。若さのみを過剰に求める風潮を尊重するようじゃありませんか」
溝杭 誠治:「女性に対してもそうです。若い方が、幼い方がと、実に嘆かわしい……」
渡良瀬玲一:「いやいや、実際のとこ日本人の男なんて大体ロリコンじゃないですか」
溝杭 誠治:「そういうあなたはどうなんですか。……あっ、日本国籍じゃないという逃げは禁止しますよ」
渡良瀬玲一:「僕かぁ~…そうだなぁ。僕の場合、性格の方は最悪矯正出来ちゃうし」
溝杭 誠治:「倫理観……」
渡良瀬玲一:「まぁでも外見だって幾らでも作れちゃうもんね、実際さ」
溝杭 誠治:「まぁ……それは、ええ。今の時代、伝手と金銭さえあれば」
渡良瀬玲一:「でしょ~?」
溝杭 誠治:「……で、あなたの場合はそのどちらも所有していると?」
渡良瀬玲一:「いやいや、誠治さん。一応言っておくけど僕はやってないからね?」
渡良瀬玲一:「無理やりとかそういうの良くないと思うんだよね、僕ってばさ。なんていうか、そう、奥手だから」
溝杭 誠治:「どうしてでしょうね。前半だけを聞くと頷ける言葉が、後半の補足で信憑性を失っています」
溝杭 誠治:「……はぁ。あなたと居ると疲れますね、いつもながら」
渡良瀬玲一:「辛らつ~!」
渡良瀬玲一:「僕は誠治さんと話すの好きだけどね、楽しいし」
溝杭 誠治:「私はあまり好きではありませんがね!」
溝杭 誠治:「だいたいにして私達はカロリーの消費効率が違うんですよ! 最低でも1.3倍差!」
溝杭 誠治:「……ああもう、喚き散らしていたらお腹が空いてきたではありませんか」
渡良瀬玲一:「お、いいですね、何か食べに行きますか」
渡良瀬玲一:「ゴチになりま~す♡」
溝杭 誠治:「おっと。事前に中身が入った財布を携帯していると示してください」
渡良瀬玲一:「年功序列って書いた紙なら入ってますけど?」
溝杭 誠治:「なるほど。年長者を敬ってごちそうしてくださると。それは大変にありがたい」
溝杭 誠治:「では、不本意ですが行きますか。この辺りに、知るひとぞ知る……ほどではないにせよ名店が……」
渡良瀬玲一:「そう取られるか~!ま、お詫びの意味も込めてご馳走しますよ」
渡良瀬玲一:ケラケラと笑い、歩き出す。
GM:では。
GM:名店を目指し、君たちが歩んでいたその時である!
???:「だ……誰かッ!」
???:「助けてェ~~~ッ!」
???:振り絞るような金切り声が、大通りの外れ、路地の奥から聞こえてくる。
渡良瀬玲一:「おっと、猫かな?」
溝杭 誠治:「耳が腐ってるのですか?」
溝杭 誠治:「……ではなくて!」走り始める!
溝杭 誠治:「あからさまに異常事態の雰囲気ではないですか! ついて来なさい!」
渡良瀬玲一:「だから~!腐ってるのは誠治さんの方でしょ!」
溝杭 誠治:「残念! 腐敗は微生物によって分解されるから発生するのですが」
溝杭 誠治:「私の身体を分解できる微生物はあんまりいないのですー!」
溝杭 誠治:といいながら、デクレシェンドかかりつつフェードアウトしていきます。
渡良瀬玲一:「何してんだよ微生物、進化サボるなよ」ニヤニヤと笑いながら走って付いていく。
合流OP
GM:入り組む路地の奥へ奥へと走る。
GM:そこで君たちが目にした光景は。
GM:同じ様に悲鳴を聞きつけたのか、ちょうど路地の向こう側から走り込んでくる大人の男性がふたりと。
おじさん:「ひぃ……ひぃ」
おじさん:どこか憔悴した様子で尻もちを付き、泡を食っている中年の男性!
“バンビーナ”:それを見下ろしながら、ぐりぐりとおじさんのお腹を踏みしめている少女!
“バンビーナ”:「誰も来るわけないじゃん♥ おじさんってバカ?……」
多度津亜紀良:「お」
多度津亜紀良:「親父狩り!!」
多度津亜紀良:「かつての社会問題がここまで低年齢層化していたんだべ!?」
多度津亜紀良:ショッキングなポーズで固まる
香深咲羽:「何をしているの!」声を掛けます。
“バンビーナ”:「……げっ!」
“バンビーナ”:己に向かって呼びかけられた香深さんの声にびくりと身を震わせる。
香深咲羽:「どんな事情にせよ、大人を足蹴にしてはいけません! それも往来で!」眉を吊り上げている。
溝杭 誠治:「か」
溝杭 誠治:「家庭内暴力……?」路地の逆側から現れての第一声。
渡良瀬玲一:「いやいや、どう見てもプレイでしょ」
多度津亜紀良:「どっちにせよ往来ですることではないべ!?」
おじさん:「プレイだったら良かったんだがね……!」
おじさん:「こうして私が足蹴にされているのはやむを得ないのだよ!」
おじさん:「なにやら身体に力が全く入らなくて……!」
溝杭 誠治:「……はい?」
香深咲羽:「まあ、急病……!?」
渡良瀬玲一:「それは興奮しているから、とかではなく?」
“バンビーナ”:香深さんの言葉など聞き流すようにひらひら、と何かを掲げている。
多度津亜紀良:「あれは……!?」
おじさん:「わっ……わからない!私はワクチンだって摂取している!」
おじさん:「たっ……たのむ! 取り返してくれ……わたしの財布を!」
おじさん:「退職金を下ろしたばかりなんだよ!」
渡良瀬玲一:「なんだろう、もう少し悲壮感が欲しいな」
溝杭 誠治:「早期退職……」ほろりと涙。
多度津亜紀良:「やはり親父狩りだべ……え、ええと」
多度津亜紀良:「そ、そんなことしちゃダメだべ!きみ!」
多度津亜紀良:「お母さんとお父さんも悲しむべ!」
多度津亜紀良:「母さんが~よなべ~をして~手袋~編んでくれた~♪」
香深咲羽:「つまり……あなた、その男性からお金を奪おうとしているの!!」
“バンビーナ”:「そうだけど~」
“バンビーナ”:「お姉さんたちに関係ある~?」
溝杭 誠治:「そ、そうです、そこのお嬢さん! 強盗などおやめなさい!」
香深咲羽:「それは立派な犯罪です!」
多度津亜紀良:「なっ……!」
多度津亜紀良:「取り付く島もないべ……!」
香深咲羽:「大いに……大いにあります!」
渡良瀬玲一:「そうだ、頑張れ!美少女二人!」
溝杭 誠治:「(……ところで玲一さん。あちらで立てこもり犯の説得的なことを試みているのは)」
溝杭 誠治:小声でひそひそ。
渡良瀬玲一:「(UGN(お得意さん)の人ですね)」
溝杭 誠治:「(ですよね)」
香深咲羽:「目の前で強盗を見捨てたとあれば、家名に顔向けできません!」
“バンビーナ”:「家名……ふ~ん。お姉さんって、いいトコの子なんだ」
香深咲羽:「少なくとも、誇りは持っています」
香深咲羽:「あなたも、その行いが何を傷つけるのかよく考えなさい」
多度津亜紀良:「……そうだべ」
多度津亜紀良:「おめえさんにも帰る場所があるべ」
多度津亜紀良:「そんな、人の道をはずれたことばっかりやってたら」
多度津亜紀良:「迷子になって、帰れなくなっちまうべ!」
多度津亜紀良:「なので悪いことはこれ以上させないべ!わだすたちが!」
“バンビーナ”:ちっ、と舌うって。
“バンビーナ”:「うるさいなあ……」ぎり、と歯噛みして
“バンビーナ”:「今のあたしをちゃんと受け入れてくれる人たちだって、いるもんね」
“バンビーナ”:「面倒くさくなってきちゃったし……ふふ♥」
“バンビーナ”:「これでいちもーだじん!」
GM:その時である!
“バンビーナ”:《ワーディング》!
GM:オーヴァードのみが使う事ができるレネゲイドの放出!
おじさん:「ギャッ!」失神!
溝杭 誠治:「……!」ぴくっ、と眉が上がり、〝バンビーナ〟へ接近するべく早足で歩き始める。
多度津亜紀良:「うひへっ!?」
渡良瀬玲一:「うわーもうだめだー」
多度津亜紀良:「この子、まさかど思ったら……!」
香深咲羽:「っ! これはまさか、オーヴァードのみが使う事ができるレネゲイドの放出─《ワーディング》!?」
GM:常人ならレネゲイドの"圧"によりひとたまりもない!
GM:このおじさんのように、失神間違いなしだ!
GM:はい女の子の勝ち~!
“バンビーナ”:「………」
“バンビーナ”:「あれ?」
多度津亜紀良:このガキ……!
多度津亜紀良:レネゲイド圧の中で
多度津亜紀良:薄目を開けて確かに少女の姿をとらえている。
溝杭 誠治:「極めて説明的な台詞の後に申し訳ない、〝メガロサラソ〟──」
溝杭 誠治:「その少女の確保にご協力を!」
溝杭 誠治:だん、と地面を蹴って〝バンビーナ〟へ向かっていく
多度津亜紀良:「あ、よく見たら」
多度津亜紀良:「溝杭さんだべ!?」
多度津亜紀良:「今の今まで気付かなかったべ……出遅れちまった!」
多度津亜紀良:こっちも一拍遅れに動き出す。
渡良瀬玲一:「誠治さん、モブ顔って言われてるよ」
香深咲羽:「みぞぐ……”デスサーティフィケイト”さんですね!」コードネームを言えた!えらい!
溝杭 誠治:「モブ顔で何が悪い! どこの現場でも馴染めるんですよ!」
“バンビーナ”:呆然とした目のあと。こちらに向けて接近する溝杭さんから距離を取るように後退していく。
“バンビーナ”:尋常ではない速度。風のように舞いながら罵詈雑言を吐く。
“バンビーナ”:「ギャーッ!近づかないでよ!おじさんのヘンタイ!」
渡良瀬玲一:「そうだそうだ!事案だぞ事案!」
溝杭 誠治:「あなたが言いますか!?」思わず後方を振り向いて反論してしまう!
渡良瀬玲一:「コラッ!よそ見しちゃダメでしょ!」
香深咲羽:「そうなのですか!?」振り向く。混乱している。
溝杭 誠治:「……あっ!」
“バンビーナ”:「(しめた!)」
“バンビーナ”:「えーいっ!」
“バンビーナ”:手に持った財布を君たちに向けて投擲!
多度津亜紀良:「ぎにゃん!?」
多度津亜紀良:びたーっ!
多度津亜紀良:加速したての鼻っ柱にくらい、鼻血!
多度津亜紀良:「ごぎゃぼ!?」
香深咲羽:「多度津さんっ!」
渡良瀬玲一:「おっと…大丈夫かな、お嬢さん」
多度津亜紀良:ヘッドスライディング気味に転倒!
多度津亜紀良:「ふにゃら~……」
多度津亜紀良:香深さんに支えられ、頭の上にお星さまを回している
“バンビーナ”:「ちぇっ。そうそう出会うワケないと思ってたけど」
“バンビーナ”:「居るんだあ。あたしみたいな“ノーリョク”もった人たち。こんなに」
“バンビーナ”:「でも、今日のところは……」
“バンビーナ”:「キリカの勝ち~♥」
“バンビーナ”:《瞬間退場》
“バンビーナ”:りん、と鳴る鈴の音と共に、その姿が消える。
溝杭 誠治:「あっ、こらっ! お待ちなさいっ、お待ちなさい!」慌てて駆け寄るが、伸ばした手が空を切る。
香深咲羽:「あっ……! 取り逃がしました」
多度津亜紀良:「はっ……!?行っちゃったべ……」
渡良瀬玲一:「まぁまぁ、こんなところでドンパチするわけにもいかないでしょ」
溝杭 誠治:「くっ、逃がしました……玲一さん、あなたが余計なことを言うから!」
香深咲羽:「確かに、このおじさまを巻き込むわけにもいきませんでした」気絶している男性を見る。
渡良瀬玲一:「はい、お嬢さん。お使いなさいな」無駄にイイ匂いのするハンカチを少女に手渡す。
多度津亜紀良:「ううう、またやらかしてしまったべ~~~!」
多度津亜紀良:頭を抱えている
香深咲羽:「私も、冷静な判断ができていなかったようです」
多度津亜紀良:「申し訳ねえだ……あれ?」
多度津亜紀良:「そういえば」
多度津亜紀良:「……誰?」
多度津亜紀良:ハンカチを受け取りつつ、小首をかしげる
渡良瀬玲一:「あっと、失礼失礼。僕は渡良瀬玲一」
渡良瀬玲一:「そうだな、誠治さんの部下みたいなものだよ」
香深咲羽:「初めまして、確かな観察力をお持ちとお見受けします。一般人を巻き込むことにならず、助かりました」
溝杭 誠治:「いわゆる外部協力者ですよ」顔の高さに掲げた拳の、親指で渡良瀬さんを指さし、
溝杭 誠治:「この人の言うことはあまり信用しないように。言葉が毒になるタイプの生物です」
溝杭 誠治:と補足する。
香深咲羽:「UGNの香深咲羽と申します。よろしくお願いしますね」
香深咲羽:「……それは、そういう能力なのですか?」
渡良瀬玲一:「これはこれはご丁寧に。よろしくお願いします、美しいレディたち」
多度津亜紀良:「わ、わだすは多度津といいますだ」
多度津亜紀良:「はえ~……イケメンさんだなや……」
多度津亜紀良:「やんだ~!美しいだなんで~!」
多度津亜紀良:デレデレとしている
渡良瀬玲一:「さて、ここで長々と話すのもよろしくないね。場所を変えた方がいいんじゃない?」
多度津亜紀良:「それはそうだべ!というか……」
多度津亜紀良:「さっきの子!おっがげねえど!」
香深咲羽:「あら、私ったら……そうですね。まずは支部に報告をしましょう」
溝杭 誠治:「そこの男性の保護もかね、腰を落ち着けられる場所となると──」
渡良瀬玲一:「適当に貸しオフィスでも手配するよ」
渡良瀬玲一:「あとの音頭はお願いするね」
渡良瀬玲一:実に楽しげに笑った。
GM:
GM:シーン終了。ロイス取得のみ可能。
多度津亜紀良:はいさい!
溝杭 誠治:渡良瀬玲一 ○信頼/厭気 でロイス取得
溝杭 誠治:“バンビーナ” 誠意/○恥辱 でロイス取得して以上!
多度津亜紀良:言うまでもなく香深さんに!
多度津亜紀良:尊敬〇/劣等感!
多度津亜紀良:以上!
渡良瀬玲一:溝杭 誠治 ◎好意/不快感 で取得して以上。
香深咲羽:多度津亜紀良/〇敬意/隔意
香深咲羽:以上です!
GM:OK!
ミドル1
GM:正式な合流シーンですね。
GM:全員登場をお願いするぜ!
多度津亜紀良:1d10+31
DoubleCross : (1D10+31) → 8[8]+31 → 39
香深咲羽:香深咲羽の侵蝕率を1D10(→ 2)増加 (38 → 40)
渡良瀬玲一:38+1d10 侵蝕なんかに絶対負けない
DoubleCross : (38+1D10) → 38+9[9] → 47
溝杭 誠治:溝杭 誠治の侵蝕率を1d10(→ 6)増加 (34 → 40)
GM:負けないで もう少し 最後まで 走り続けて
GM:某市某町・某UGN支部
GM:レネゲイド被害を受けた男性の保護、並びにオーヴァード能力を悪用していると見られる少女との邂逅の報告のため。
GM:君たちは最寄りの支部へと顔を出していた。
GM:オフィスビルのような建物の中の一室。簡素な机と椅子が並べられた会議室にて。
多度津亜紀良:「オーヴァードのことは知らねえみてえですたし」
多度津亜紀良:「かなり日の浅いうちに覚醒した子じゃあねえがど思います」
多度津亜紀良:鼻の頭の絆創膏をすりすりしつつ
多度津亜紀良:「今はまだ理性があるみてえでしたけんど」
多度津亜紀良:「早えとこ止めねえドいずれ……」
香深咲羽:「欲望のままに、力を振るっていたようだったものね」
溝杭 誠治:「ジャーム化の危険もある……ということですか、〝ツノノツキ〟」
多度津亜紀良:「……」
多度津亜紀良:こくりと頷く
多度津亜紀良:「あんな子供が怪物になるだなんで」
多度津亜紀良:「必ず……どうにがしねど」
溝杭 誠治:「レネゲイドウィルスの侵蝕、という概念を知らなければ、それも十分にありえましょう」
溝杭 誠治:「……しかし、あの速度は手強い。恥ずかしながら、私ひとりの脚では追いつける気がしません」
渡良瀬玲一:「教育なり訓練は必要だからね、どこでも一緒さ」
香深咲羽:「それに……今の自分を理解してくれる人がいる、というようなことを言っていたのが気にかかります」
多度津亜紀良:「ううう」
多度津亜紀良:「わだすがあそこで捕まえれていれば」
多度津亜紀良:「ああ~~~!」
多度津亜紀良:頭を抱えている。
香深咲羽:「犯罪グループに関わっていなければよいのですが」
香深咲羽:「ああ、多度津さん落ち着いて! 貴女の責任ではないわ」
溝杭 誠治:「(……ほら、そこの合法詐欺師)」
溝杭 誠治:ちょいちょいと肘でつつきながら小声
渡良瀬玲一:「いやいや、下手に抵抗されてたらおじさんが危険だったよ。結果オーライさ」
多度津亜紀良:「……!」
多度津亜紀良:「渡良瀬さんは優しいだなや~」
多度津亜紀良:ぽやぽや。
GM:では。
GM:こんこん、と控えなノックのあと。
山井爽:「失礼いたします」
山井爽:白い包帯で目覆いをした少女が扉を開け、恭しく頭を下げる。
山井爽:「お待たせしたようで……申し訳ございません」
多度津亜紀良:「山井さん!」
多度津亜紀良:「なんかわかったべか?」
多度津亜紀良:がたん、と立ち上がる
山井爽:「エージェントの山井です。……多度津さん、ご無沙汰しております」
山井爽:にこり、と多度津さんに向けて微笑むも。どこか力がない。
溝杭 誠治:「おや、お疲れ様です。……浮かぬ顔ですが、何か?」
山井爽:「ええ、まあ。……その辺りも含めて、お話させていただきます」
香深咲羽:「お疲れ様。聞かせてくださるかしら」
渡良瀬玲一:「では、どうぞ」椅子を引く。
山井爽:渡良瀬さんに礼を言ってから席に座り。
渡良瀬玲一:女性陣をエスコートしつつ自身も席に着く。
山井爽:「あなた方が遭遇した少女……UGNでは“バンビーナ”と呼称されていますが」
山井爽:「彼女には我々も手を焼いています……」
溝杭 誠治:「おや……過去の遭遇事例が?」
山井爽:束ねられた資料を各々に提出しながら言葉を続ける。
山井爽:「過去、といっても。ここ一週間の話ですが」
多度津亜紀良:「一週間で……こんなに!?」
多度津亜紀良:「とんでもねえ跳ねっかえりだなや……」
山井爽:資料にはここ一週間で起きた“バンビーナ”による恐喝事件の件数、並びに被害者の数が記載されている。
山井爽:「多度津さんの仰る通り、能力に目覚めたばかりのオーヴァードとしては異常と言っていいほどです」
渡良瀬玲一:「随分と手馴れてるように見受けられるね」
溝杭 誠治:「被害者は……青年~中年の男性ばかり……?」
渡良瀬玲一:「元からそういう事をやっていて、能力に覚醒して拍車がかかったって線もありそうだ」
山井爽:「はい。どういった意図で、年配の男性ばかりを狙っているのかまでは定かではありませんが……」
多度津亜紀良:「ううーん……」
多度津亜紀良:「あの、この子の親御さんたちは」
多度津亜紀良:「どうしてるんだべ?所在は分かってねえんです?」
多度津亜紀良:おずおずと挙手して質問
山井爽:「一週間ほどまえから、家からは失踪したと」
山井爽:「彼女の母親から、警察に捜索願が出されているようです」
多度津亜紀良:「……心配してるんだなや」
香深咲羽:「身元は分かっているのね……」
多度津亜紀良:「やっぱり、家に帰してやらねえと」
溝杭 誠治:「しかし、何故またこんな過激な家出を……」
溝杭 誠治:「家族構成は、どのようになっていますか?」
香深咲羽:「ええ、普通の家出とはわけが違います」
香深咲羽:「捜索しているのはUGNなのですよね。覚醒したばかりでどうやって逃走を続けているのかしら」
渡良瀬玲一:「そこだよ」
渡良瀬玲一:「あの子、何か言ってなかったかな?」
山井爽:「彼女は母子家庭のようですが……」渡良瀬さんに視線を向ける。
山井爽:「なにか、彼女が?」
多度津亜紀良:「自分を理解してくれる人がいるって」
多度津亜紀良:「……そう、言ってました」
渡良瀬玲一:「流石、良く覚えてたね」
溝杭 誠治:「安直な考え方をするなら、父親代わりの人物……というところですか」
山井爽:「ふむ」何やら考えるように顎に手を当てて。
山井爽:「そうですね。彼女の目的……それに近しいヒントになる言葉……だと思います」
山井爽:「これほどの規模のR案件。全力で我々も彼女を保護するべく動く……」
山井爽:「と、申し上げたい所なのですが」
多度津亜紀良:「?」
山井爽:「ちょうど、“バンビーナ”が頻繁に活動を始めたと同時期に……」
山井爽:「この町で秘密裏に活動を行っていた、とあるFHセルがUGNの手により壊滅されました」
山井爽:「どうも、手広く“商売”を行っていたようで……」
溝杭 誠治:「……ちなみにですが、その〝商品〟とは……?」
山井爽:「レネゲイドアイテムの研究・および開発を行っていたようです」
山井爽:「他所のセルに売りさばくことで研究費を賄っていたとか」
山井爽:「……何分、小さな町ですので。事後処理も全くと言っていいほど手が足らず」
渡良瀬玲一:「優先順位の話になっちゃうわけ、ね」
溝杭 誠治:眉間に皺を寄せ、こめかみを揉むように頭を抱える。
多度津亜紀良:ぺきッ
多度津亜紀良:乾いた音が響く。
多度津亜紀良:掌の中にあったボールペンがへし折れている。
香深咲羽:「……多度津さん」
多度津亜紀良:「いなくなっても」
多度津亜紀良:「他人巻き込んで不幸にすんのはやめねんだな」
多度津亜紀良:呟いて、視線はじっと
多度津亜紀良:何もない机の上を見つめている。
渡良瀬玲一:「どこもかしこも人材不足ってことか。世知辛い話だなぁ」
溝杭 誠治:「こほん、こほん」空咳をして、喉に手を当てる。
溝杭 誠治:「あー、つまり、その、なんですか。そのセルの動向と〝バンビーナ〟には関係がありそうだ、と」
溝杭 誠治:「或いは残党の類いが、一般人の少女を誑かしているかも知れない。そういうことでしょうか?」
山井爽:「その可能性は、大いにある……と。私は思っています」
山井爽:「恥を忍んで申し上げます。……どうか、“バンビーナ”の保護に」
溝杭 誠治:「なら! まだあの少女が被害者である内に救う手立ても出てくるかも知れない!」
溝杭 誠治:「私達の頑張り次第で──ということですね玲一さん!?」
溝杭 誠治:目で〝上手く盛り上げろ〟と訴えている。
山井爽:「お力添えを─────」きょとん、とした顔。
渡良瀬玲一:「あ~っはっは!そう持ってっちゃうか~!」
渡良瀬玲一:「誠治さんさ、詐欺師の知り合いとかいない?いいセンスしてるよ」
溝杭 誠治:「(目の前にいますね! いいから黙って口先で場の空気をどうにかしなさいよ!)」小声で怒鳴る器用な技を使っている。
渡良瀬玲一:「何、随分と状況が単純になったってことだ。手が足りないってのなら、誰かが貸せばいい」
渡良瀬玲一:「正義の味方ってのは結構そこいらに居る、そういうことだと僕は思うよ」
渡良瀬玲一:「やるって話しなら力になるよ、僕は。丁度、手も空いていることだしね」
多度津亜紀良:「……」
香深咲羽:「……ちょうど、私と多度津さんも任務を終えたところ。自由に動ける人員です」
香深咲羽:「多度津さん、貴女の失敗をしても進む速さが、今こそ必要な時です」
香深咲羽:多度津さんの手からボールペンの破片を取り除き、インクに汚れながら優しく握る。
多度津亜紀良:「咲羽、ちゃん」
香深咲羽:「ね。私に格好いいところを見せてくださるかしら?」
多度津亜紀良:強張った表情が、微かに和らぐ
多度津亜紀良:「……んだ」
多度津亜紀良:「わかったべ、今はあの子を助けねど」
多度津亜紀良:「三度目の正直、今度こそ」
多度津亜紀良:「咲羽ちゃんにも、汚名挽回だべ!」
多度津亜紀良:元気を取り戻し、立ち上がる。
香深咲羽:「多度津さんならそう言ってくれると信じていました」微笑む。
多度津亜紀良:「でへへ」
多度津亜紀良:照れくさそうに微笑む。
香深咲羽:「それなら私も」立ち上がる。
香深咲羽:「香深咲羽が、貴女の傍で責務を果たすことを約束します」
多度津亜紀良:「んだ!もう一仕事」
多度津亜紀良:「一緒にがんばんべ!咲羽ちゃん!」
多度津亜紀良:ぎゅ、と力強く手を握り合う。
香深咲羽:「はい」手の暖かみが伝わる。その情熱も。
香深咲羽:(やはり、眩しい方)
香深咲羽:優しく握り返した。
GM:シーン終了。ロイスの取得と購入判定が可能です。
多度津亜紀良:咲羽ちゃんのP感情を、尊敬から親愛〇にしておきます
多度津亜紀良:でもって購入は応急手当!
多度津亜紀良:1dx
DoubleCross : (1DX10) → 4[4] → 4
多度津亜紀良:無論ダメ!以上!
溝杭 誠治:ロイスはもうちょっとの間保留にしつつ、UGNボディアーマーの取得を狙いましょう
香深咲羽:バンビーナにロイスを取得し直しますね
溝杭 誠治:1dx+1>=12
DoubleCross : (1DX10+1>=12) → 1[1]+1 → 0 (ファンブル) → 失敗
香深咲羽:“バンビーナ”/心配/〇厳重注意で済ませたい で取得
溝杭 誠治:以上……
渡良瀬玲一:ロイスは保留にしつつ購入がどうしよっかな。ナケミンさんいるしUGNボデマ買おうか。
香深咲羽:どういうこと?
渡良瀬玲一:5dx+1>=12 UGNボデマ(意味深
DoubleCross : (5DX10+1>=12) → 8[2,3,4,8,8]+1 → 9 → 失敗
香深咲羽:ボデマはいくらあっても良いしわたくしも購入しますわ
香深咲羽:4dx+1>=12
DoubleCross : (4DX10+1>=12) → 5[2,4,4,5]+1 → 6 → 失敗
渡良瀬玲一:3点入れて購入して女性陣に渡そう。誠治さんは待ってね。
GM:ザコ♥
香深咲羽:この支部なんもないですわ
多度津亜紀良:このガキ…!
香深咲羽:負けないが??
GM:財産スカスカ♥
香深咲羽:以上!
溝杭 誠治:資材が高騰してるんだな……
渡良瀬玲一:財産ならまだ18点もあるんだよね。
多度津亜紀良:あ、ではいただきますボデマ!
多度津亜紀良:ありがとーっ!
溝杭 誠治:コロナ過で港の動きが鈍ってるから……
渡良瀬玲一:良い奴が買えたら順繰り交換していこう。
香深咲羽:許せねえですわ
多度津亜紀良:装備して以上!
ミドル2
GM:情報収集パートです。シーンプレイヤーは多度津さん。他登場自由!
GM:出る大人は振りな!登場ダイスを!
溝杭 誠治:溝杭 誠治の侵蝕率を1d10(→ 5)増加 (40 → 45)
多度津亜紀良:1d10+39
DoubleCross : (1D10+39) → 4[4]+39 → 43
多度津亜紀良:ドラア!
香深咲羽:香深咲羽の侵蝕率を1D10(→ 6)増加 (40 → 46)
渡良瀬玲一:47+1d10 侵蝕ざぁこ♡
DoubleCross : (47+1D10) → 47+8[8] → 55
溝杭 誠治:侵蝕ダイスに負けすぎでない?
香深咲羽:侵蝕ダイスにわからされてる
渡良瀬玲一:くそぉ…くそぉ…
GM:まだ負けてない
GM:というわけで情報項目は以下の……3つ!
・バンビーナについて①
情報:UGN/噂話
難易度6
・恐喝事件について
情報:UGN/噂話
難易度6
・壊滅したFHセルについて
情報:UGN
難易度7
GM:開けたら増えるかも……ネ!
香深咲羽:では・壊滅したFHセルについて 行きますわ!!
香深咲羽:4dx+1>=7
DoubleCross : (4DX10+1>=7) → 7[5,5,5,7]+1 → 8 → 成功
香深咲羽:ガッチャですわ!
多度津亜紀良:キャー!お嬢ーっ!
渡良瀬玲一:ナイスゥ!
多度津亜紀良:こっちも続いて恐喝事件について!
多度津亜紀良:コネUGN!
溝杭 誠治:ではバンビーナについて、コネUGNで
多度津亜紀良:3dx+1
DoubleCross : (3DX10+1) → 8[3,7,8]+1 → 9
多度津亜紀良:オッケイ!
溝杭 誠治:3dx+1>=6
DoubleCross : (3DX10+1>=6) → 9[7,9,9]+1 → 10 → 成功
溝杭 誠治:ふう
香深咲羽:あきらさーん!
香深咲羽:せいじさーん!
GM:チッ…
多度津亜紀良:おらおらー!
GM:では3人成功!上から開示していきますね。
香深咲羽:おら情報出せ! 大人をなめるな!
・“バンビーナ”について①
本名:芽須賀キリカ(めすが・きりか)。町内の小学校に通う12さい。
UGNデータベースの町内住民登録表では非オーヴァードと記載されていた事から、オーヴァードに覚醒したのはごく最近だと思われる。
オーヴァードとしては未熟ながらも、レネゲイドの出力という観点だけなら一線級のエージェントにも引けを取らない。
一週間ほど前から失踪しており、母親から警察に捜索願が提出されていた。
内気で大人しい性格だったようだが、オーヴァードとなった今では別人のように変貌を遂げている。
レネゲイドを帯びた声を対象に聴かせることにより、対象の精神に直接働きかける能力を所持しているものと推察される。
オーヴァードであればある程度の抵抗が可能なものの、一般人であれば彼女の声を聴くだけで、彼女の意のままに操られてしまうだろう。
(データ的にはハヌマーンのエネミーエフェクト:《ミューズの調べ》を所持)
また、失踪する以前から新美千代子という老年の女性の元へ足繁く通っており、つい先日も近所に住む住人から新美千代子の家の前を通りすがるキリカの姿を目撃したとの情報有り。
→新美千代子について <情報:噂話>7 が調査可能になりました。
・恐喝事件について
およそ30代から60代ほどまでの男性を狙い、“バンビーナ”によって繰り返されている恐喝事件。
被害者全員は身体的な外傷などはほぼ負っていないものの、内面や心の内側の最も柔らかい部分(コンプレックス・トラウマ・ちっぽけなプライド)などを著しく傷つけられている。
UGNが保護した被害者は全員、専門のカウンセラーによるメンタルケアを施し済み。
また、被害者は例外なく金品を巻き取られており、中には行方不明者も出ている。
・壊滅したFHセルについて
かつてこの町で活動を行っていたFHセル。セル名“寿我鬼屋(すがきや)”。
表向きは地元密着型の飲食チェーン店カバー企業。
裏ではレネゲイドアイテムの開発・製造の研究を主としていた。
セルの最終的な目的は“遺産”と呼ばれる強力レネゲイドアイテムに匹敵する力を持つアイテムを創造すること。
UGN識別コード、“聖者の遺骨”と呼ばれる遺産を元に上記の研究を行っていたが、研究は直ぐに行き詰まり、情報を掴んだUGNの手によって現在は壊滅している。
“遺骨”、およびセルが開発を行っていたレネゲイドアイテムのおよそ全てはUGNの手により回収済み。
渡良瀬玲一:では僕が新しく出た『新美千代子について』リサーチしようか。
多度津亜紀良:おねしゃす!
香深咲羽:お願いします!
渡良瀬玲一:5dx>=7 情報噂話
DoubleCross : (5DX10>=7) → 8[1,3,4,8,8] → 8 → 成功
GM:やるじゃねえの……!
GM:では開示!
渡良瀬玲一:大人の(財)力を使うまでもなかったな。
・新美千代子について
70代ほどの老年の女性。非オーヴァード、犯罪歴なし。
十年前に夫に先立たれてからは一人暮らしのよう。
物腰柔らかで人当たりもよく、近所の住民からも人格者として知られている。
最近まで学童保育士として町内の小学校に勤めていたが、身体の不調を訴えて現在は退職している。
GM:情報は以上!
GM:某町・住宅地
GM:君たちが“バンビーナ”芽須賀キリカの情報を集めている最中。
GM:新美千代子という老年の女性の宅近くで、“バンビーナ”らしき姿を見た、との目撃情報が飛び込んできた。
GM:そんな訳で、君たちは道すがら情報共有も兼ねて、新美千代子の家へと向かっていた。
多度津亜紀良:「新美千代子さん……学童保育に努めてたそうだべども」
多度津亜紀良:「キリカちゃんともそこで知り合うたんでしょうか」
多度津亜紀良:「退職の理由は身体の不調」
多度津亜紀良:「なんが病気でもされとるんだべか?」
香深咲羽:「ご高齢であれば、十分にあり得ますね」
香深咲羽:「実際にお目見えして確かめるべきでしょう。お話すればきっと事情をわかってくださいます」
溝杭 誠治:「ご年齢的には、定年後再雇用の層ですからねぇ」と応じつつ、
多度津亜紀良:「んだな、まずは直接確かめてみねど」
多度津亜紀良:こくこくと香深さんの言葉に頷きつつ歩く
渡良瀬玲一:「(物腰柔らかで人当たりもよく、近所の住民からも人格者として知られている…ね。怪しい匂いがすると思わない?)」小声。
溝杭 誠治:「(外面の良いひと全てを疑うのはいけません。世界はあなただけで構成されてはいないのですよ)」
渡良瀬玲一:「(世界が僕だけで構成されてたら争いの無い平和な世界になるでしょ)」
香深咲羽:「学童保育……というのは、私は詳しくは無いのですが」
香深咲羽:「芽須賀さんは頻繫に利用していたのでしょうか?」
香深咲羽:「親御様はお忙しかったのかしら」
多度津亜紀良:「というよりは母子家庭なんじゃねえべか」
多度津亜紀良:「捜索願もお母さんが出しとるみてえだし」
多度津亜紀良:「山井さんからお父さんの話は聞いてねえべ」
溝杭 誠治:「ふむ。得た情報のニュアンスとしては、学童保育よりは寧ろ──ああ、一応として」
溝杭 誠治:「学校の終業後、保護者の方がご自宅にいらっしゃらない場合、しばらくお預かりできる環境というのが学童保育ではありますが」
溝杭 誠治:「キリカさんの場合、学童保育よりむしろ、新美さんのご自宅付近でも見かけられているようです」
渡良瀬玲一:「個人的な付き合いってことかい?ますます怪しいじゃないか」
多度津亜紀良:「んだ、今もその縁が続いとるみてえで」
多度津亜紀良:「微笑ましい話なんだども……キリカちゃんがこんなごどやっでなけりゃあ」
溝杭 誠治:「内気で大人しい少女と、ご近所の老齢のご婦人。これだけならば、さほど怪しいとも思えませんが……」
溝杭 誠治:「今回ほど要因が重なってきますと、はい。途端に怪しさが漂ってきますね」
多度津亜紀良:ぴんぽーん、とチャイムを鳴らす
多度津亜紀良:「新美さん、おられるべかー?」
GM:築何十年は立っているだろう、古民家。
GM:はいはい、という声と共に。大きな風呂敷包みを背負い、杖をついた老年の女性が戸を開ける。
新美千代子:「あら」
新美千代子:「こんにちは。ごめんなさいねえ。わたしったら、今から丁度出かけるところで……」
新美千代子:「どちらさまかしら?」
香深咲羽:「お忙しいところ御免なさい。新美千代子さん、ですね」
多度津亜紀良:「ああ、ええど」
多度津亜紀良:(そういえば)
多度津亜紀良:(なんて話を切り出せばいいか考えてなかったべ!?)
多度津亜紀良:しどろもどろになっている
香深咲羽:「……ッ!」考えていないことに気づく。
多度津亜紀良:(ピンチだべ~~~~)
多度津亜紀良:わかりやすく表情がひきつる!
香深咲羽:形の良い眉が歪み、白い喉が生唾を飲み込む……
渡良瀬玲一:「失礼致します。私、溝杭探偵事務所の根岸幸太郎と申します」
溝杭 誠治:「(……!?)」
渡良瀬玲一:《竹馬の友》
新美千代子:「あらあらまあまあ」口に手を当てる。
新美千代子:「探偵さん?」
渡良瀬玲一:「こちら所長の溝杭です。名刺がこちらになります」
新美千代子:少しびっくりとした様子だが。渡良瀬さんのエフェクトによるものだろう。直ぐに心から信用した様子で名刺を受け取る。
渡良瀬玲一:「はい、探偵事務所とは言っても猫探しからお仕事を請けている、何でも屋みたいなものですけどね」
渡良瀬玲一:ふわり、と微笑を浮かべる。
溝杭 誠治:「……初めまして、溝杭と申します。私は主に事務関係、交渉は此方の根岸が」90度近い礼。
新美千代子:「どうも、ご丁寧に……それで、探偵さんは」
新美千代子:「……やっぱり、キリカちゃんのこと?」
香深咲羽:(まあ、探偵さんでしたのね。それであの観察力を……)感嘆している!
多度津亜紀良:(おお、なんだか上手くいったべ……!さすが渡良瀬さん!)
渡良瀬玲一:「私どもは現在"芽須賀キリカ"さんの捜索を依頼されておりまして…」
渡良瀬玲一:「余り気持ちのよいものではないとは思うのですが、調査の中で新美千代子様のお名前が上がってきまして…」
渡良瀬玲一:「お話をお聞かせ願えないかと、伺わせて頂いた次第となります」
溝杭 誠治:「親しくされていた方、という意味合いです」
溝杭 誠治:「内気で寂しがりやのキリカさんに、よくしていただいていた方である──と」
新美千代子:「………そうですか」
新美千代子:しばらくううん、と悩んだ後。
新美千代子:よいしょ、と背負っていた風呂敷包みを地面に下ろして。
新美千代子:その中身を広げてみせる。
多度津亜紀良:「?」
GM:その中に包まれていたのは。いかにも高級そうな時計、指輪。
GM:そして何十枚にも束ねられた現金の束。
多度津亜紀良:「あ!これって、もしかずて」
多度津亜紀良:財布の一つを拾い上げ
多度津亜紀良:中から免許証を取り出し照会する
GM:免許証に記載された人物は、過去の“バンビーナ”が起こした恐喝事件の被害者と一致していることがわかる。
香深咲羽:「まあ……!」
溝杭 誠治:「……カルディア。失礼ながら、ご年配のご婦人が日常使いするものには見えませんね」
溝杭 誠治:「〝根岸〟、その指輪に見覚えは?」
渡良瀬玲一:「…失礼、拝見します」懐からハンカチを取り出し、物品を手に取る。
渡良瀬玲一:「"例の件"で被害届が出ていたと確認できるの物がいくつか」
多度津亜紀良:「やっぱり……」
多度津亜紀良:「これ、事件の被害者のもちもんだべ」
新美千代子:「しばらく前から、ね」
新美千代子:「わたしの家の前に、こんなお手紙と一緒に……」
新美千代子:そっと懐からその一枚の紙を取り出してみせる。
GM:『これで元気になってください』
GM:丸文字で簡素に書かれた一文。
多度津亜紀良:「……キリカちゃん」
多度津亜紀良:言いようのない顔で、口をつむぐ。
香深咲羽:「心当たりは……いえ、先ほど仰っていましたね」
溝杭 誠治:眉間に寄せた皺を中指で揉み解す。
新美千代子:「……この文字、キリカちゃんのでしょう」
新美千代子:「わたしのためを思って、くれているのは嬉しいのよ」
新美千代子:「でも、……これはキリカちゃんの物では無いし」
新美千代子:「何より、彼女のためにもならないから……」
GM:警察に届けようとする寸前で、君たちと出くわしたのだと語る。
香深咲羽:「実際にお話ししてはいないのね……」
溝杭 誠治:「……」しかめっつらで虚空を睨みながら、どう言うべきかと考える。
多度津亜紀良:「……それだけ、千代子さんとの時間が」
多度津亜紀良:「キリカちゃんにとって、大事だったんだべな」
多度津亜紀良:「でも、だから余計」
多度津亜紀良:「こんな風に哀しそうな顔、させちゃいげねえべ……」
溝杭 誠治:「……〝根岸〟、あなたから警察に連絡を。ご婦人に重荷を背負わせて、届けに行かせるのも失礼にあたります」
渡良瀬玲一:「了解です、所長」一旦場を離れ、支部へと連絡。
多度津亜紀良:「千代子さん、キリカちゃんの居場所に」
多度津亜紀良:「心当たりはねえだべか?」
新美千代子:「そうねえ」
新美千代子:「キリカちゃん、よく……霊園近くの、公園あるでしょう」
新美千代子:「あそこでよく遊んでいたのは知っているけど……わたしも今は何処にいるかは───────」
GM:その時である!
“バンビーナ”芽須賀キリカ:りん、とした鈴の音と共に。通りの向こうから歩いてくる少女。
溝杭 誠治:「……あっ」
多度津亜紀良:「!」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「あっ、おばあちゃ~ん♥」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「もう~♥ またそんな薄着で外出てる♥」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「足腰よわよわのくせに♥ ほんとしょうがな……」
多度津亜紀良:「キリカちゃん!」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「……」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「ぎゃーっ! ゆーじーえぬ!」
多度津亜紀良:「もうこんなことはダメだべ!いけないべ!」
溝杭 誠治:「待った! 待ってくださいキリカさん! ストップ!」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:脱兎のごとく逃げようとする寸前で、ぴたりと足を止める。
香深咲羽:「芽須賀キリカさん!」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「なによ!」
香深咲羽:「私たちがここにいることで、おわかりでしょう」
多度津亜紀良:「……キリカちゃんが何をしようとしとったんがはわがったけんども」
多度津亜紀良:「こんなやり方、やっぱり間違ってるべ」
多度津亜紀良:「わだすたちの言葉は聞がねえでもええべ」
多度津亜紀良:「だども、せめて」
多度津亜紀良:「千代子さんの話ぐらいは聞いてけれ!」
溝杭 誠治:「……私としましては、話を聞いてとまではいいませんが」
溝杭 誠治:「新美さんのお荷物が、幾分か多いようです。運ぶのを手伝ってはいただけないか……と思いましてね」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「うぅ……!」
新美千代子:「キリカちゃん」
新美千代子:「ごめんなさいね。もうちょっと、キリカちゃんの傍に、居てあげられたらよかったんだけど」
新美千代子:ちらりと自身の足を見て。
新美千代子:「でも、悪いことして手に入れたお金で、わたしの身体が治っても……わたしは嬉しくないわ」
新美千代子:「一緒にごめんなさい、しに行きましょう」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「うーっ」しばらく苦虫を噛み潰したような表情をしたあと。
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「いい。……この人たちに手伝ってもらって、一緒に返しに行くから……」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「おばあちゃんは、お家、帰ってて」
多度津亜紀良:「キリカちゃん……!」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:《ミューズの調べ》
GM:風の乗せたキリカの声。疑う風もなく。千代子は家へと戻っていく。
多度津亜紀良:「わかってくれたべ!」ぱあっと笑顔になる
渡良瀬玲一:「(ま、仮に売り払おうとしてたら確実に足がついてただろうけどね)」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:戸を閉める彼女の姿を見届けたあと。君たちに向き直る。
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「………」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「勝負して!」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「いま!ここで!キリカと!」
香深咲羽:「理由は何でしょう」
多度津亜紀良:「はええ!?」
多度津亜紀良:「な、なんの勝負だべ!?だって今、話はまとまって……」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「このお金とかは……返すけど」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「でもキリカ……まだ、帰りたくないもん!」
多度津亜紀良:「なんで帰りたくねえんだべ!」
多度津亜紀良:「お母さんも心配してるんだべ!」
溝杭 誠治:「……ふむ。良いでしょう、私は受けて立ちます」首元のネクタイを緩めながら、半歩だけ前に進み出る。
多度津亜紀良:「溝杭さん!?」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「そんなの!セケンテーだけ気にしてるに決まってんじゃん!」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「だから……キリカが勝ったら、見逃してよね!」
溝杭 誠治:「亜紀良さん。キリカさんは本気なのですよ」
溝杭 誠治:「たったひとりで、目覚めたばかりの力で、4人に立ち向かおうとしている」
多度津亜紀良:「……」
溝杭 誠治:「……例え私達に勝ったとしても、その後にまた、別の追っ手が来ると分かっているだろうに」
溝杭 誠治:「子供というものは、案外に聡いものです」
溝杭 誠治:「大人が自分に〝本気〟で向かい合っていないと分かったら、相応の態度になる」
溝杭 誠治:「であれば私は、そこの詐欺師のように口が上手くはありませんから。本気で立ちはだかる他に、誠意の示し方を知りません」
多度津亜紀良:「溝杭さん……」
多度津亜紀良:「わかったべ」
多度津亜紀良:「こんなちっちゃい女の子に乱暴なことすんのは嫌だげども」
多度津亜紀良:「わだすもやるべ、真剣に、キリカちゃんのこと止めて見せるべ」
多度津亜紀良:「咲羽ちゃんも、手を貸してほしいべ!」
香深咲羽:「ええ。勿論です」
香深咲羽:「芽須賀さん。こちらからも一つ条件を出させてくださいますか」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「なに」
香深咲羽:袖口に触れ、金具を外す。黒鋼の鏃が金属音を立てる。
香深咲羽:「無理はしないで。貴女の”ノーリョク”は、思っている以上に、取り返しのつかない危険のあるものよ」
香深咲羽:「新美さんのことを忘れないで。」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「無理なんか、してないし……」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:ぎり、と歯噛みして。
香深咲羽:「信じるわね。それなら、この香深咲羽が」
香深咲羽:構える。周囲を何かが這うように、路上の砂埃が除けられている。
香深咲羽:「その勝負をお受けするわ。誇りにかけて」
渡良瀬玲一:「ところで、なんかいい感じの流れでついでみたいに貶されてなかった?」
渡良瀬玲一:「まぁ別にいいんだけどさ。どうやら君と僕は同じタイプの能力みたいだしね」
渡良瀬玲一:「生意気なメスガキに、大人の男の恐ろしさを"わからせ"てあげようか」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「そんなの、キリカの台詞だし」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「キリカのちから……わからせてやるから♥」
GM:というわけで
GM:激突!簡易判定わからせバトル!~熱戦・列戦・超激戦・世界で一番つよいヤツ~
GM:のルールを説明します。
香深咲羽:やたら熱量があるタイトルですね
☆ルール①☆
・各PCは判定挑戦時、以下の技能のうちいずれか一つを宣言。
選択した技能で判定を行う。
・<白兵>or<射撃>
・<意志>
・<交渉>
これを3回行う。
各技能で判定を行えるのは一回のみ。
目標達成値は次の通り。
・一度目の目標達成値20
・二度目の目標達成値30
・三度目の目標達成値40
☆ルール②☆
・自身が行った判定に対し、各PCは一度だけ「自身の年齢分の数値」を達成値に上乗せ可能。
・全員が判定を行い、目標達成値に届かなかった技能判定が存在する場合、各PCは登場侵蝕ダイスを振ることによって再度の挑戦が可能。
その際、前回その技能判定で出た達成値をそのまま上乗せ可能。
溝杭 誠治:ほうほう
溝杭 誠治:年齢分の数値!?
GM:財産ポイントは使用不可とさせてください!
GM:大人のちからでわからせてやってください
多度津亜紀良:やあってやるぜ!!
GM:年齢分の数値というのはたとえば
GM:咲羽ちゃんが判定を行う際は達成値+18出来るということですね。
多度津亜紀良:www
多度津亜紀良:大人の力だ
香深咲羽:そういえば私は18さいでしたわ
渡良瀬玲一:ってことは、この中で1番"わからせ"力が高いのは…。
溝杭 誠治:不本意ながら私です
多度津亜紀良:ぐっさん!
多度津亜紀良:やったってくださいよ
香深咲羽:オトナの男性って素敵♡
多度津亜紀良:ではまず私が一番手
多度津亜紀良:やらしていただいてもよろしいか!
香深咲羽:おねがいします!!
渡良瀬玲一:おねがいします!
溝杭 誠治:若い順だ……
“バンビーナ”芽須賀キリカ:こいや!
多度津亜紀良:射撃!
多度津亜紀良:10dx+2
DoubleCross : (10DX10+2) → 9[1,2,2,3,3,3,5,7,8,9]+2 → 11
多度津亜紀良:なにぃーっ!
“バンビーナ”芽須賀キリカ:ザコ♥
多度津亜紀良:ここは使わざるを得ない…
多度津亜紀良:大人パワー…発動!!!!
“バンビーナ”芽須賀キリカ:うわーっ!
多度津亜紀良:おらー!これが17年の重みじゃー!!
多度津亜紀良:成功!!
GM:達成値28で成功!
GM:一回目突破になります。
多度津亜紀良:大人を本気にさせるなや……!
多度津亜紀良:続いてお願いお嬢様!
GM:二回目は目標達成値30。<意志><交渉>のどちらか。
香深咲羽:お嬢様は……交渉は後に残した方がよさそうですね
香深咲羽:意志で行きますわ! メスガキに屈するわけないんだが?
香深咲羽:思い出の一品ブランケットを使用
香深咲羽:2dx+3>=30
DoubleCross : (2DX10+3>=30) → 9[2,9]+3 → 12 → 失敗
“バンビーナ”芽須賀キリカ:こい!
“バンビーナ”芽須賀キリカ:……あれ?
多度津亜紀良:うおおおお
“バンビーナ”芽須賀キリカ:これは……
香深咲羽:just do it! 年齢18さいぶん
香深咲羽:上乗せですわーーっ!
渡良瀬玲一:完璧な数値!!
“バンビーナ”芽須賀キリカ:ジャストじゃねえか!グワーーーッ!
多度津亜紀良:これが貴族だーーッ!!
香深咲羽:達成値30! よくってよ!
多度津亜紀良:感動した
GM:というわけで2回戦も突破!
GM:残るは<交渉> 目標判定達成値40!
渡良瀬玲一:"わからせ"てやるよ~!!
“バンビーナ”芽須賀キリカ:くそ~!
“バンビーナ”芽須賀キリカ:かかってこんかい!
渡良瀬玲一:5dx+4>=40 "わからせ"
DoubleCross : (5DX10+4>=40) → 7[1,4,5,6,7]+4 → 11 → 失敗
渡良瀬玲一:あ
溝杭 誠治:あ
“バンビーナ”芽須賀キリカ:ざ~こ♥
“バンビーナ”芽須賀キリカ:ザコ♥
渡良瀬玲一:1足りないわ
香深咲羽:あ~
多度津亜紀良:ぎゃー!
香深咲羽:ドンマイです!
溝杭 誠治:そうなるとこれ、もう……
溝杭 誠治:交渉するしかない……?
渡良瀬玲一:馬鹿な…"わからせ"力が僕を超えて…!?
多度津亜紀良:いけ!おじさん2号!!
GM:そうですね
GM:話し合いましょう
多度津亜紀良:ひとりで勝てなきゃふたりがかりだ!!
香深咲羽:見せたってくださいよォ~!
溝杭 誠治:いやいやいや
溝杭 誠治:1dx>=40
DoubleCross : (1DX10>=40) → 1[1] → 0 (ファンブル) → 失敗
“バンビーナ”芽須賀キリカ:おじさん……
溝杭 誠治:絶対こうなるに決まってんじゃん!!!
多度津亜紀良:wwwww
溝杭 誠治:白兵やらせてよ!!!
香深咲羽:口下手おじさん
渡良瀬玲一:wwwwwwwwwwwwww
多度津亜紀良:完璧なオチ
渡良瀬玲一:ざぁこ♡
香深咲羽:語彙すかすか♡
多度津亜紀良:おじさんはメスガキには勝てねェ(餓狼伝)
GM:というわけで失敗!
GM:再登場侵蝕で再チャレンジ可能です。
GM:また、その際、前回出した出目もそのまま達成値に上乗せ可能です。
溝杭 誠治:ファンブルだから0だよ!!!!
溝杭 誠治:足す数値なんかねえ!!!!!
“バンビーナ”芽須賀キリカ:ひぃ……
渡良瀬玲一:達成値すかすか♡
“バンビーナ”芽須賀キリカ:0なんか想定してなくてえ…
GM:あっいや
GM:年齢分は足せるからまあ32かな……
渡良瀬玲一:って訳で僕が登場侵蝕を振って再挑戦かな!w
多度津亜紀良:決着をつけてくれ…!
“バンビーナ”芽須賀キリカ:カマン!
渡良瀬玲一:55+1d10 心が屈さぬ限り"負け"ではない
DoubleCross : (55+1D10) → 55+10[10] → 65
渡良瀬玲一:だから登場侵蝕に負けてんだよ!!
“バンビーナ”芽須賀キリカ:興奮しすぎ
多度津亜紀良:ひどい
溝杭 誠治:その侵蝕を分けてほしい
GM:じゃあ振りな!
渡良瀬玲一:6dx+4+11>=40 真の"わからせ"
DoubleCross : (6DX10+15>=40) → 9[1,2,5,6,7,9]+15 → 24 → 失敗
渡良瀬玲一:ここに年齢分を足す!
GM:前回の達成値も39だし自動成功!
多度津亜紀良:うぉおおお
香深咲羽:やったー!
GM:おめでとう! 君たちの勝ちです。
香深咲羽:メスガキに負けるわけないんだが?
多度津亜紀良:はい勝ち~~~
溝杭 誠治:数と年齢差で押し潰したわね
“バンビーナ”芽須賀キリカ:キリカの首元のチョーカー。その中心に添えられた鈴がりん、と響く。
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「ば~か♥」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「スイーツ食べすぎ♥」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「おでこ広くなった?♥」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:甘ったるく、蕩けるような声。
“バンビーナ”芽須賀キリカ:脳がドロドロに溶け出してゆく錯覚に苛まれほどの精神攻撃!
“バンビーナ”芽須賀キリカ:今まで一番強くちからを込めてやった。ひとたまりもないだろう!キリカの勝ち~♥
多度津亜紀良:「うぎゃあ!?」
多度津亜紀良:「た、確かに最近体重計の数字から目をそらしていただ……」
多度津亜紀良:「うう……わだすはブタです……ぶひぃ……」
多度津亜紀良:がっくりと膝をついている。
香深咲羽:「きゃぁーーっ!」絹を裂くような悲鳴!
香深咲羽:蒼白となった表情で腹部を見おろしている……!
溝杭 誠治:「あーっ! あーっ! 聞こえません! これは髪型のせいです! 前髪があると汗が垂れてきて邪魔なんですーっ!」
溝杭 誠治:耳を塞いでいる。
渡良瀬玲一:「なるほど…確かにこれは効く…伊達に男が手を出しちゃいけない三銃士じゃないね」
渡良瀬玲一:ちなみに男が手を出しちゃいけない三銃士とは人妻、JK、メスガキである。
溝杭 誠治:「言ってる場合ですか……! 年齢の自覚とかそういうのは、正直目を逸らすことになれてはいますが──」
溝杭 誠治:「直接脳内に響く弱点の指摘……うぐぐぐぐぐぐ!」
溝杭 誠治:「これは正直……泣きたいっ!」
多度津亜紀良:「ぐにゃはーーー!」
多度津亜紀良:「たーすーげーでー!!」
渡良瀬玲一:「だけどね、人を傷つけることだけが…"わからせ"じゃあないッ!!」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「なにっ」
渡良瀬玲一:「スイーツ、いいじゃないか。美味しそうに食べている女性は魅力的だ」
多度津亜紀良:「ハッ!?」
渡良瀬玲一:「体重?そんなことで嫌いになったりしない。一緒にスポーツをするのだって楽しみだ」
多度津亜紀良:「渡良瀬さん……!?」
多度津亜紀良:「そ、そうだべか……!?」
多度津亜紀良:声と共に少しずつ、その両足に力が戻っていく
渡良瀬玲一:「その程度のことで、君達の魅力は欠片も失われたりしないよ」
香深咲羽:「ま、まあ……!」頬を染めている。
渡良瀬玲一:「さぁ、だから笑顔をみせて。君達の素敵なところを僕に見せてくれ」
渡良瀬玲一:「前髪すかすか♡」
溝杭 誠治:「渡良瀬!!!!!!!!」
溝杭 誠治:「貴様!!!!!!!」
溝杭 誠治:語彙が消えた!
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「あっ……そんなに気にしてるなんて思ってなくて……」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:同情を帯びた目。
多度津亜紀良:「そうだべ、まだまだ」
多度津亜紀良:「食べてないべ!季節限定メニュー!こんなマイナス思考に絶対負けたりしない!」
多度津亜紀良:「咲羽ちゃん!」
多度津亜紀良:視線を交わし合う!スイーツの絆が二人をつなぐ!
香深咲羽:「ありがとうございます、渡良瀬さん……!」とりあえず苦しんでいる溝杭さんに一瞬憐れんでいる目を向けて。
香深咲羽:「ええ、多度津さん……家名に恥じない立ち姿を!」
香深咲羽:瞳に意志の光が戻り、”バンビーナ”を捉える。
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「……はっ!」
香深咲羽:そして、不可視の何かが少女の足と、唇を抑えている。
香深咲羽:「動きは封じました……お願いします!」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:再度言葉を紡ごうとその口を開く!
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「あれ……あれ!」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:もがもが。思うように声を出せない。
香深咲羽:それは弱い力だ。振りほどくことは難しくない。
香深咲羽:だが、一瞬の隙であろうと──”ツノノツキ”の前には。
多度津亜紀良:がしっ!
多度津亜紀良:いつの間にかキリカの背後に回り込み
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「ひぃっ!」
多度津亜紀良:その小さな体躯を羽交い絞めにして持ち上げている
多度津亜紀良:「キーリーカーちゃーん」
多度津亜紀良:眼鏡の奥の眼光がぎらりと光る
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「なによ……!」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:身を竦めて目を反らす。
多度津亜紀良:そしてポケットから取り出したるは…
多度津亜紀良:「こんなこともあろうかと」
多度津亜紀良:「地元の名店、歓楽堂の栗饅頭!」
多度津亜紀良:ぱぱーん!
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「……えっ」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「歓楽堂のやつ!」
多度津亜紀良:「食べるな食べるなと言うけんども」
多度津亜紀良:「キリカちゃんは女子として」
多度津亜紀良:「この誘惑に耐えられるべか!」
多度津亜紀良:「家にも帰らず……すっかりやつれて……」
多度津亜紀良:「本当は意地張ってるだげでねか!」
多度津亜紀良:「ほーらほーら」
多度津亜紀良:甘い香りがキリカの鼻先をふらつく!
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「うぅううぅ……!」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:意地を張りながらもその視線は栗まんじゅうに釘付けだ!
“バンビーナ”芽須賀キリカ:ぐぅ、とお腹の音が鳴る。
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「………うぅ」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「わかったよ……」
多度津亜紀良:「はい勝ち~~」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「は!? まだ負けてないし……!」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「負けてないけど……」
多度津亜紀良:キリカの口に栗饅頭を突っ込み、解放してふんすと胸をはる。
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「おなかは、……わぷっ」
多度津亜紀良:「意地を張るのはここまで!」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:もぐもぐ、と噛みしめるように食べて。ごくりと飲み込む。
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「……おいしい」
多度津亜紀良:「うんうん!子供は素直が一番だべな!」
多度津亜紀良:「キリカちゃんのお母さんも」
多度津亜紀良:「あったかいご飯を用意して待ってるべ」
多度津亜紀良:す、と手を差し出す
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「………」じっと亜紀良さんを見て。
“バンビーナ”芽須賀キリカ:順繰りに君たちへと視線を向ける。
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「ま……約束だし」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「うん……あと」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「ごめんな────」
GM:ぺこりとキリカが頭を下げた瞬間。
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「あれ」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:キリカの首元の“鈴”が。爛々と輝き始めている。
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「なに、これ……」
多度津亜紀良:「!?」
多度津亜紀良:「キリカちゃん!」
香深咲羽:「……多度津さん、離れて!」
香深咲羽:咄嗟に声をかける。
“バンビーナ”芽須賀キリカ:目も開けられないほどその、まばゆさは次第に力強くなっていくと同時。
GM:ずん、と君たちの後方から地鳴りのような音。
GM:暴走した軽トラックのような何かが唸りを上げて突進。
GM:いや、車両ではない。あれは────────
小太りおじさん:「お゛ぉ゛お゛ぉ゛ぉ゛お゛お゛お゛ぉ゛!゛!゛!゛」
渡良瀬玲一:「───小太りなおじ…さん!?」
溝杭 誠治:「……はい?」
多度津亜紀良:「なんだべえ!?」
GM:キリカの鈴が放つレネゲイド。その力の渦に吸い寄せられるようにして1人の男性が爆走している。
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「ぎゃーっ!」
香深咲羽:「あ、あなた、そこで止まりなさい!」声を張ります。
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「どこ触ってんの!えっち!!」
小太りおじさん:《瞬間退場Ⅱ》
GM:そのまま少女を抱え、体躯からは考えられないほどの速度で塀の向こうへと消えていく。
溝杭 誠治:「なっ──」
溝杭 誠治:「なんだ、今の突風は……はっ!? キリカさん!?」眼鏡がずり落ちかけている。
香深咲羽:「待ちなさい! 待って! もう!」地団太を踏む。
多度津亜紀良:「キリカちゃーーーん!?」
渡良瀬玲一:「いや…えー…なんだろう、なに?あの、なに?」
多度津亜紀良:「と、とにかく追いかけるべ!!」
GM:シーン終了。ロイスの取得と購入判定が可能です。
香深咲羽:“バンビーナ”/心配/〇厳重注意で済ませたい → ”バンビーナ”芽須賀キリカ/尽力/〇不安に変更します
多度津亜紀良:
キリカちゃん/庇護〇/憤懣/ロイス
溝杭さん/信用〇/隔意/ロイス
渡良瀬さん/イケメン〇/胡散臭い/ロイス
多度津亜紀良:で、それぞれ取得!
溝杭 誠治:多度津亜紀良 ○連帯感/不安 でロイス取得し
多度津亜紀良:でもって購入はボデマ!
溝杭 誠治:購入はUGNボディアーマー、目標12
多度津亜紀良:1dx
DoubleCross : (1DX10) → 7[7] → 7
多度津亜紀良:ダメ!以上!!
香深咲羽:渡良瀬玲一/〇実力者/軽薄に見える で取得しますわ
渡良瀬玲一:香深咲羽:◎好意/脅威
多度津亜紀良:◎好意/不安 で取得
溝杭 誠治:1dx+1>=12
DoubleCross : (1DX10+1>=12) → 8[8]+1 → 9 → 失敗
溝杭 誠治:財産が無い! 以上!
GM:かわいいね
渡良瀬玲一:アームドスーツ、きぐるみ、ボデマ どれか欲しいのあるかな?
香深咲羽:購入どうしようかな~ 溝杭さん行動値さがると届かない可能性あるかしら
香深咲羽:ブルゲチャレンジでもしましょうか
溝杭 誠治:その可能性があるので、普通にボデマがあったら嬉しい
香深咲羽:4dx+1>=20
DoubleCross : (4DX10+1>=20) → 9[1,2,6,9]+1 → 10 → 失敗
香深咲羽:ダメですわ~
渡良瀬玲一:オーケー、じゃあボデマにしよう。
渡良瀬玲一:6dx+1>=12 ボデマ(ワークマン)
DoubleCross : (6DX10+1>=12) → 10[1,2,3,4,7,10]+10[10]+1[1]+1 → 22 → 成功
渡良瀬玲一:ここでそんな回らなくてもさ~!
香深咲羽:あら~
GM:さっき出せ定期
溝杭 誠治:本当だよ!
渡良瀬玲一:誠治さんにパスして終わり!
香深咲羽:やっぱりワークマンさんは良い品を扱っていらっしゃいますのね
溝杭 誠治:受け取って装備して以上!
渡良瀬玲一:さっき出せ♡
香深咲羽:(良い出目を)出せ♡ 出せ♡
GM:治安が悪くなってきたな…
ミドル3
GM:ミドル3
GM:最後の情報収集シーン。このあとすぐクライマックスです。
GM:シーンプレイヤーは多度津さん!他登場自由!
多度津亜紀良:1d10+43
DoubleCross : (1D10+43) → 8[8]+43 → 51
多度津亜紀良:ようやく上がりだした
溝杭 誠治:溝杭 誠治の侵蝕率を1d10(→ 4)増加 (45 → 49)
香深咲羽:香深咲羽の侵蝕率を1D10(→ 7)増加 (46 → 53)
渡良瀬玲一:65+1d10 大人の男のちry
DoubleCross : (65+1D10) → 65+4[4] → 69
GM:チッ…
GM:では情報項目は下記の……ふたつ!
・“バンビーナ”芽須賀キリカについて①
情報:UGN
難易度7
・小太りおじさんについて
情報:UGN/噂話
難易度7
GM:開けると増えるかも知れません。
香深咲羽:小太りおじさん気になるな……w
多度津亜紀良:気になりすぎる
多度津亜紀良:キリカについて2!
香深咲羽:では・小太りおじさんについて!
多度津亜紀良:コネUGN!
香深咲羽:4dx+1>=7
DoubleCross : (4DX10+1>=7) → 10[1,3,10,10]+9[1,9]+1 → 20 → 成功
多度津亜紀良:ジェネシフトしとこ
GM:すごいねえ?
香深咲羽:完全に知ってた
多度津亜紀良:2d10+51
DoubleCross : (2D10+51) → 9[8,1]+51 → 60
GM:調整がうまい
香深咲羽:ぴったりボーナスだ!
多度津亜紀良:4dx+1
DoubleCross : (4DX10+1) → 9[5,6,8,9]+1 → 10
多度津亜紀良:こっちも把握!
渡良瀬玲一:綺麗にボーナス!
GM:では両者とも開示!
・“バンビーナ”芽須賀キリカについて②
元からオーヴァードの素養が合ったにせよ、レネゲイドの出力という点だけ見れば彼女のちからは一線級のエージェントにも引けを取っていない。
君たちもその目で確認した通り、彼女の首元のチョーカーに付けられた鈴からは異常とも言えるレネゲイドの力が観測されている。
再度UGN内にて徹底的な調査を行ったところ、その鈴の正体はどうやら現在は壊滅したFHセル“寿我鬼屋”が開発したレネゲイドアイテム“友成の鈴”である可能性が高い。
→・“友成の鈴”について <情報:UGN> 9 が開放されました。
・小太りおじさんについて
本名:竿屋栗丸(さおや・くりまる)。26さい。
芽須賀キリカが通う学校の用務員を務めていた。
隣町の出身で、若い頃はひどくヤンチャだったらしい。
キリカが使用したエフェクト、《ミューズの調べ》で彼女の意のままに操られていたようだが、現在は彼女のちから同様に暴走。
彼以外にもキリカに操れていたおじさんは多数存在するが、彼だけは並のオーヴァードに勝るとも劣らない力を持っているようだ。
どうやら元々レネゲイドを扱う素養があったらしい。すごい。
多度津亜紀良:名前!!
多度津亜紀良:キャラクターにだって人生があるんだぞ!!!
香深咲羽:まあ……
GM:いい名前でしょうが
渡良瀬玲一:用務員、ありそう!!!!なにがとはいわないけど!!!
溝杭 誠治:26歳なんだ……
多度津亜紀良:でしょうがじゃないでしょうが~(田中邦衛)
多度津亜紀良:若い……
GM:少女にとってまあハタチ超えればみんなおじさんですからね
香深咲羽:もとから素養があったなら仕方ないね
香深咲羽:変なところで整合性を……
溝杭 誠治:じゃあ、とりあえずは鈴の開示を狙ってみよう
GM:どうぞ!
多度津亜紀良:いけーっ
溝杭 誠治:同じくジェネシフトしつつコネなどなどで
溝杭 誠治:2d10 ジェネ
DoubleCross : (2D10) → 14[7,7] → 14
溝杭 誠治:溝杭 誠治の侵蝕率を14増加 (49 → 63)
溝杭 誠治:4dx10+1>=9
DoubleCross : (4DX10+1>=9) → 10[4,4,8,10]+7[7]+1 → 18 → 成功
GM:やるやんけ!
香深咲羽:おみごと~
渡良瀬玲一:ヒューッ!!
香深咲羽:自分も忘れる前にジェネシフトしておきますわ
多度津亜紀良:流石だ
香深咲羽:3d10+53
DoubleCross : (3D10+53) → 13[9,3,1]+53 → 66
GM:OK!
GM:では開示!
・“友成の鈴”について
“聖者の遺骨”と呼ばれる遺産を基に“寿我鬼屋”が開発を行い完成したレネゲイドアイテムの一種。
適合したオーヴァードのレネゲイド出力を増幅させる効力を持っている。
しかし、遺産”に匹敵する力の恩恵を享受せんとするセルの基準からは著しく劣る上、“遺骨”本来の代償であるところの「所有者の増長心を膨らませる」デメリットが増加しており、卓越したレネゲイドコントロールを持つオーヴァードが所有した場合においても高い確率で暴走の危険性がある失敗作。
セル内においても破棄予定だった。
長期に渡り使用することの身体・精神への悪影響は計り知れない。
GM:情報は以上!
マスターシーン
芽須賀キリカ:下校の鐘が鳴る。
芽須賀キリカ:机の中の教科書、机にかけた給食袋を乱暴にランドセルに仕舞い込んで。
芽須賀キリカ:この教室から一刻も早く去ろうと席を立つ。
GM:「今日はトモちゃん家行くひと~!」
芽須賀キリカ:はぁい、あたしも、あたしも、と。
芽須賀キリカ:これまでも、これからも自分とは縁のない子たちが一斉に手を挙げる様を横目で伺いながら、彼女たちとすれちがいざまに。
芽須賀キリカ:その中のひとりと目があってしまう。
GM:「えっと……あんたも来る?」
芽須賀キリカ:ふるふる、と首を横に振って。逃げ出すように学校を飛び出していく。
芽須賀キリカ:別に、邪険にされているわけでも、嫌がらせを受けているわけでもない。
芽須賀キリカ:ただ、春夏秋が過ぎて。こんな季節になるのに。
芽須賀キリカ:あたしは、みんなの視界になんか入っていなくて。名前すら覚えられていない。
芽須賀キリカ:日も沈み、通いなれた通学路で。かじかむ手を暖めながらとぼとぼと歩む。
芽須賀キリカ:ママは今日も遅くなるだろう。
芽須賀キリカ:あたしを唯一見てくれた、千代子のおばあちゃんも、もう学校にはいない。
芽須賀キリカ:どうせ、あたしなんか、このまま──────
芽須賀キリカ:そんな事を考えながら角を曲がった瞬間に。
GM:「くっ……どけっ!」
芽須賀キリカ:「きゃっ」
芽須賀キリカ:慌てた様子の男の人とぶつかって、尻もちを着いてしまう。
芽須賀キリカ:大人の男の人は苦手だ。身体も、声も大きいし。
芽須賀キリカ:立ち上がろうとしたその時。小さく光る何かが、すぐ傍に落ちているのが見えた。
芽須賀キリカ:「なんだろう、これ」
芽須賀キリカ:「鈴……?」
芽須賀キリカ:陽に照らされて、まばゆく金色に光るそれを手に取った。
GM:某町・某公園
GM:そこそこの敷地を誇る町内の公園。
GM:同時期、近くに設園された霊園のせいか。遊ぶ子どもたちの姿は今も殆どない。
GM:突如として現れたおじさんに連れ去られたキリカ。山井の連絡では、確かに彼らがこの場所に逃げ込んだとのことだが。
多度津亜紀良:「キリカちゃーん!」
多度津亜紀良:「どこだべかー!」
多度津亜紀良:「……さっき支部から通信があったべ」
多度津亜紀良:「あの鈴は遺産を元に開発されたもので」
多度津亜紀良:「身に着けてるとどんな影響があるかわがんねえって……!」
多度津亜紀良:「キリカちゃーん!返事さしてけれー!」
香深咲羽:「一刻も早く救出しなければ……」
香深咲羽:「あの男性……竿屋さんも恐らく暴走状態である、とのことです」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「おねえちゃあーん!めがねのおじさーん!」
多度津亜紀良:「……!キリカちゃん!」
GM:声のする方に君たちは目を向ける。
GM:子供が遊ぶにしてはほど高いジャングルジムの上。
GM:縄のようなものでくくりつけられるているキリカの姿と。
小太りおじさん:「う……うぅ……」
小太りおじさん:何やら苦しむような声をあげている体格の良い男性が頭を抱えている。
溝杭 誠治:「んんん倫理観んんぅ!!!」
渡良瀬玲一:「完全に事案なんだよね、これ」
多度津亜紀良:「待ってな、今助けに行くべ!」
香深咲羽:「芽須賀さん! 気をしっかり持って!」
GM:その時である。君たちの懐から電子音。
GM:山井からの緊急連絡だ。
山井爽:「皆さん。緊急事態です」
山井爽:「“バンビーナ”に操られていたと思われる男性、およそ10人ほどが……」
山井爽:「そちらへ向かって─────」
GM:言葉を言い切らないうちに、押し寄せるのは。
些細なミスで干されてしまい社内で窓際族おじさん:「まったく若いもんがぷらぷらと……誰が日本の社会を支えていると思っているんだ」
仕事一筋40年、しかし定年退職後は何をするにも喪失感と虚無感に打ちのめされ、とうとう妻に熟年離婚を切り出されてしまったおじさん:「我々のようなおじさんだぞ!」
結婚詐欺被害に遭い女性不信おじさん:「コラッヽ( ̄д ̄;)ノそこのオンナノコふたり!」
脱サラ失敗借金6000万おじさん:「学校はどうしたんだい?サボるなんて悪いコだなあ (^o^)」
留学生のボブくんをホームステイに迎え入れてからというもの、彼に向ける妻の目の色が妙に艶めいて見えるような気がして胸中の不安を拭えないおじさん:「女優さんみたいだネ」
高血圧及び糖尿病及び痛風の“生活習慣病三重苦(トライブリード)”おじさん:おじさんは、お昼におそばを、食べたヨ(*^_^*) 君たちのことも、食べちゃいたいナ笑 ナンチャッテ笑」
多度津亜紀良:「えぇ……」
多度津亜紀良:絶句。
山井爽:『ひとりひとりの力はオーヴァードほどではありませんが……』
山井爽:『思考回路はジャーム寸前です!』
渡良瀬玲一:「今すぐ相対よってか」
香深咲羽:「この、悪寒……! これがレネゲイドの暴走というものなの……!?
香深咲羽:恐怖に体を震わせています。
多度津亜紀良:「多分違うと思うべ!?」
多度津亜紀良:香深さんへたまらず突っ込む。
溝杭 誠治:「こんなものには会いたくなかった……!」
渡良瀬玲一:「こんなにバリエーション豊かなモブおじさんが揃うことある??」
香深咲羽:「そうです、この種類の多さはレネゲイドによって生み出されたとしか思えないわ……
溝杭 誠治:「まさにミラクルおっさんず」
多度津亜紀良:「レネゲイドを過信しすぎだべ!?」
香深咲羽:「そういうものなのね」息をつき、精神を鎮めようとしている。
小太りおじさん:「うぅ……た、たのむ」
小太りおじさん:震えながら、君たちに呼びかけるのは。辛うじて意識を繋ぎ止めている肥満体型の男。
小太りおじさん:「この子を……この子の持っている鈴……たぶん」
小太りおじさん:「それに、オラたちは抗えないんだ……」
小太りおじさん:「たのむ……キリカちゃんを……」
多度津亜紀良:「おじさん……!」
多度津亜紀良:「分かったべ、それに何より」
多度津亜紀良:「自分の身を守るためにも戦わざるを得ねえべ!!」
多度津亜紀良:背筋に騒ぐ悪寒を感じつつ、おじさんの群れへと相対する
香深咲羽:「芽須賀さんとの約束も果たします。奪ったものを返しにいくのですから」
香深咲羽:「ここで負けると……なんだか大事なものを奪われる気がします!」
香深咲羽:「”メガロサラソ”、香深咲羽! 責務を全うします……早急に!」手を突き出す。
渡良瀬玲一:「やれやれ、男相手にやりたくはないんだけどさ。これはもう、やるしかないか」
溝杭 誠治:「ええ。どこまで本気を出して良いのかには悩みますが……だってあれ、割と一般人でしょう」
溝杭 誠治:「手加減の心得のほどは?」
渡良瀬玲一:「いやいや、僕とか対して戦闘得意じゃないからね?」
渡良瀬玲一:「とは言え、だよ。たとえ相手がメスガ…だったとしても愛の無い"わからせ"はただの暴力だ」
渡良瀬玲一:「その辺を彼らにしっかりと"わからせ"てやる必要があるでしょ。多少痛い目みるのは勉強だと思ってもらおう」
溝杭 誠治:「……やれやれ」
溝杭 誠治:「あー──では、そこの中年から老齢の男性の皆さん。形式上、投降するように警告はいたしますが!」
溝杭 誠治:「手向かえば死にはしないものの、死ぬほど痛いことをお伝えしておきます!」
溝杭 誠治:「死ぬほどの痛みがどれ程かというのは覚えていませんが、相当なものでしょうので、どうか早急に諦めるよう!」
GM:シーン終了。ロイスの取得のみ可能……だったんですが
GM:先程、最後の購入判定ということを伝え忘れておりましたので
GM:今回購入判定も可!
多度津亜紀良:ヤッター!
渡良瀬玲一:やったー!
香深咲羽:わーい
溝杭 誠治:ほほう
香深咲羽:demo
香深咲羽:demo
多度津亜紀良:とはいえこっちは欲しいものも残ってないしパス!
香深咲羽:でもロイス悩むな……
香深咲羽:溝杭さんにとりたいが……おじさん……保留で
香深咲羽:ブルゲチャレンジ~
香深咲羽:5dx+1>=20
DoubleCross : (5DX10+1>=20) → 10[3,4,8,8,10]+5[5]+1 → 16 → 失敗
香深咲羽:おっ 財産4点で購入です!
溝杭 誠治:ロイス、うむ
渡良瀬玲一:ナイス!
多度津亜紀良:お嬢~~!
香深咲羽:といっても私は行動値いらないので必要な方に投げますわ
溝杭 誠治:セットアップが埋まってますわ
多度津亜紀良:じゃあいただきます!
渡良瀬玲一:凄い服を購入しておこうかな。
香深咲羽:はーい! どうぞ♡
多度津亜紀良:これで驚異の26よ!
溝杭 誠治:ロイスは一度保留にしておこう
多度津亜紀良:嬉しいべ~♡
GM:ヒェッ
渡良瀬玲一:6dx+1>=10 凄い服
DoubleCross : (6DX10+1>=10) → 8[1,2,3,5,7,8]+1 → 9 → 失敗
渡良瀬玲一:1点入れて購入して装備で終了かな。
GM:ブルジョワめ
溝杭 誠治:アイテムも購入するものが思いつかないので以上!
クライマックス
GM:全員登場です。登場侵蝕をどうぞ。
香深咲羽:香深咲羽の侵蝕率を1D10(→ 8)増加 (66 → 74)
多度津亜紀良:1d10+60
DoubleCross : (1D10+60) → 4[4]+60 → 64
溝杭 誠治:溝杭 誠治の侵蝕率を1d10(→ 9)増加 (63 → 72)
渡良瀬玲一:69+1d10 絶対に負けない
DoubleCross : (69+1D10) → 69+6[6] → 75
小太りおじさん:顔を伏せながら頭を掻き毟り、苦悶の声を上げて。そっとキリカに視線を向ける。
小太りおじさん:「キリカちゃん」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「なっ……なに」
小太りおじさん:「……オラの名前」
小太りおじさん:「覚えてる?」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「えっ……」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「えと、あの……」
小太りおじさん:会話に詰まる彼女の様子を見て、寂しげに笑うと。
小太りおじさん:「う」
小太りおじさん:「う゛ぉ゛お゛お゛ぉ゛お゛お゛ぉ゛お゛お゛ぉ゛お゛ぉ゛!゛!゛!゛」
小太りおじさん:その体が見る見るうちに膨張し。慟哭と共に、膨大な量のレネゲイドが辺りに散布!
小太りおじさん:君たちのレネゲイドを励起する!
多度津亜紀良:「うわあああああ!!?」
多度津亜紀良:「もはや小太りで済ませられるビジュアルではねーべな!?」
渡良瀬玲一:「雑に横に伸びてるんじゃないよ!」
GM:衝動判定です。難易度は9。
多度津亜紀良:2dx
DoubleCross : (2DX10) → 9[5,9] → 9
多度津亜紀良:2d10+60
DoubleCross : (2D10+60) → 14[6,8]+60 → 74
渡良瀬玲一:3dx+1>=9
DoubleCross : (3DX10+1>=9) → 10[2,3,10]+7[7]+1 → 18 → 成功
溝杭 誠治:思い出の一品を使用しつつ判定
溝杭 誠治:2dx+4>=9
DoubleCross : (2DX10+4>=9) → 5[4,5]+4 → 9 → 成功
香深咲羽:2dx+3>=9
DoubleCross : (2DX10+3>=9) → 6[2,6]+3 → 9 → 成功
香深咲羽:おっ成功
溝杭 誠治:2d10 侵蝕
DoubleCross : (2D10) → 14[5,9] → 14
香深咲羽:香深咲羽の侵蝕率を2d10(→ 13)増加 (74 → 87)
渡良瀬玲一:75+2d10
DoubleCross : (75+2D10) → 75+7[1,6] → 82
溝杭 誠治:溝杭 誠治の侵蝕率を14増加 (72 → 86)
GM:こいつら上手いな……
香深咲羽:「あんなのでも、衝動の波に飲まれた者を救う、それが責務……!」
小太りおじさん:「ぜんぶ……ぜんぶ」
小太りおじさん:「め゛ち゛ゃ゛く゛ち゛ゃ゛に゛し゛て゛や゛る゛!゛」
多度津亜紀良:「ワ……!」
渡良瀬玲一:「フゥン…?」
溝杭 誠治:「アウトォ!」
GM:戦闘開始です。
GM:エンゲージはこちら。
“バンビーナ”芽須賀キリカ(10) 小太りおじさん(6) おじさんの群れA(5) おじさんの群れB(5)
(10m)
PC
溝杭 誠治:あっ、行動値とかは!
GM:アッ失礼!
GM:こうじゃ!
GM:ではセットアップから。
“バンビーナ”芽須賀キリカ:《ファンアウト》対象は小太りおじさん、おじさんの群れAとB。
GM:おじさんの群れAとBが5m前進。
小太りおじさん:拒否します。
GM:小太りおじさんはそのまま。
“バンビーナ”芽須賀キリカ(10) 小太りおじさん(6)
(5m)
おじさんの群れA(5) おじさんの群れB(5)
(5m)
PC
GM:こうなりました。
GM:あっすみません、それと勝利条件!
GM:・“バンビーナ”芽須賀キリカの戦闘不能。
GM:正確には彼女の持っている“鈴”を破壊すればいいので
GM:“バンビーナ”のHPは1。またリアクションは常に放棄した状態となります。
多度津亜紀良:なるほどね
香深咲羽:ほほう! 了解です
多度津亜紀良:承知!
渡良瀬玲一:オーケー!
溝杭 誠治:なるほどね
GM:では改めてセットアップからどうぞ!
渡良瀬玲一:なし!
香深咲羽:なしです!
多度津亜紀良:なし!
溝杭 誠治:《ターゲットロック》を……誰にしようかしらね
溝杭 誠治:では小太りおじさんをターゲットにするぜ
GM:了解!
溝杭 誠治:溝杭 誠治の侵蝕率を3増加 (86 → 89)
GM:ではイニチアチブ……行動値21の多度津さんから……
GM:と思うじゃん!
小太りおじさん:《加速する刻》
小太りおじさん:手番もらいま~~~す
多度津亜紀良:このやろー!!
香深咲羽:ナニーッ
小太りおじさん:マイナー、《アーマークリエイト》《インフィニティウェポン》
渡良瀬玲一:はやぁい♡
小太りおじさん:装甲値15の防具と攻撃力10の武器を装備。
小太りおじさん:メジャー、《コンセントレイト:キュマイラ》+《獣の力》+《カスタマイズ》+《怪獣撃》
小太りおじさん:対象は
小太りおじさん:1d4
DoubleCross : (1D4) → 4
小太りおじさん:わたらせ屋!貴様だ!
渡良瀬玲一:なんでさ!
香深咲羽:その屋は不要でしょ
小太りおじさん:11dx7+2
DoubleCross : (11DX7+2) → 10[3,4,6,6,6,8,8,9,9,9,10]+10[1,2,2,7,7,10]+10[5,9,10]+10[7,10]+10[2,7]+3[3]+2 → 55
小太りおじさん:うおっ……スゲー出目……
多度津亜紀良:死ぬのかな?
渡良瀬玲一:すごい出るじゃん
小太りおじさん:いっぱいでた
小太りおじさん:リアクションどうぞ!
香深咲羽:しかしそのダイス目誉れ高い
渡良瀬玲一:3dx>=55 ドッジ
DoubleCross : (3DX10>=55) → 6[3,4,6] → 6 → 失敗
渡良瀬玲一:オラァ!ダメージこいやぁ!
小太りおじさん:6d10+3d10+10
DoubleCross : (6D10+3D10+10) → 22[7,3,1,1,4,6]+13[2,1,10]+10 → 45
小太りおじさん:喰らいな!
渡良瀬玲一:余裕で死ぬわ!!リザレクト!
渡良瀬玲一:1d10 リザレクト
DoubleCross : (1D10) → 8
GM:では演出!
小太りおじさん:男の身体から放出されるレネゲイドが形を成していく。
小太りおじさん:纏うのはがっしりとした西洋風の甲冑。
小太りおじさん:その手に持ったぎらりと光る槍が。
小太りおじさん:ギュン!
小太りおじさん:渡良瀬玲一に向かって疾風のように突き出される!
渡良瀬玲一:「──なっ!?」
渡良瀬玲一:腹部を貫かれ血を吐く、が。
渡良瀬玲一:「やるじゃない…。おじさん、『はやい』って言われるでしょ」
小太りおじさん:「カケッコノハナシ ナラ……ジモトデ イチバンダッタ……」
渡良瀬玲一:「いや、どちらかと言えば──」
GM:ではイニシアチブ!
GM:行動値21!改めて多度津さんの手番!
多度津亜紀良:しゃらー!
香深咲羽:支援決めたりますわ! 範囲攻撃なさって!
香深咲羽:しなくても良いですわ!
多度津亜紀良:マイナーでシャイニングアーム!メジャーでコンセ+光の舞踏+一閃+獅子奮迅+電光石火+鉄風乱舞!
多度津亜紀良:武器を生成しつつおじさんの群れに接敵攻撃!
GM:こいや!
多度津亜紀良:14dx8
DoubleCross : (14DX8) → 10[1,1,1,2,2,2,2,3,4,4,5,9,10,10]+5[1,5,5] → 15
GM:ゲッ
香深咲羽:あらっ
多度津亜紀良:コンセ2はこれだから~ッ!
おじさんの群れ:我々のイベイジョンは……
おじさんの群れ:15だ……
多度津亜紀良:ぐおおお
多度津亜紀良:ロイス昇華!
香深咲羽:多度津さんっ!
GM:なにっ
多度津亜紀良:UGNのロイス切って達成値追加!
多度津亜紀良:15+1d10
DoubleCross : (15+1D10) → 15+1[1] → 16
多度津亜紀良:ひどい
GM:僅差だが……成功には違いない!
GM:ダメどうぞ!
多度津亜紀良:なんとか…当てたぜ!
多度津亜紀良:咲羽ちゃん!!
香深咲羽:そこに差し込み! 《先行種》の効果を多度津さんに適用しますわ!
GM:ギャーッ!
多度津亜紀良:おらああああ!!
香深咲羽:ダメージ+5D! あと暴走してね
多度津亜紀良:しまーす♡
多度津亜紀良:2d10+5d10+20
DoubleCross : (2D10+5D10+20) → 15[5,10]+32[3,3,8,9,9]+20 → 67
GM:??????
多度津亜紀良:ヒャッハー!!
渡良瀬玲一:でっか
多度津亜紀良:諸々有効!
香深咲羽:うお……ダメージでっか……
おじさんの群れ:A,Bともに全滅です。
GM:耐えられるわけねえだろ!
GM:演出せよ!
多度津亜紀良:「……」
多度津亜紀良:狂乱に惑う人々の群れを見つめ
多度津亜紀良:この事態を引き起こした根幹……FHの存在を思い、心の中に浮かぶ憎悪と怒りの炎を感じる。
多度津亜紀良:(けど、関係ねえ)
多度津亜紀良:(今は関係ねえ……あの子を助けるために)
多度津亜紀良:(友達に、認めてもらうために!)
多度津亜紀良: キィ イイイイイン
多度津亜紀良:格子状の光の帯が、全身を包み込む。
おじさんの群れ:「なっ……なんだ、あの光は……!」「かっ、構うことなんかねえ!」「そうだ!日々虐げられている大人の力を……!」」
多度津亜紀良:物理的に何かに触れる力を持たない、可視化された力場の生成。
多度津亜紀良:しかしその存在はあらゆる抵抗や摩擦を散らし、足元から散らす。
多度津亜紀良:ひゅん、と
多度津亜紀良:その姿が消える、一拍遅れて
多度津亜紀良:パ ァン !!
多度津亜紀良:空気の炸裂音……ソニックブームと共に
多度津亜紀良:おじさんの群れがまとめて吹き飛ぶ!!
おじさんの群れ:「きっ消え─────」
おじさんの群れ:「ギャアアアアーーッッッス!」
多度津亜紀良:ガガガガガッ!!
多度津亜紀良:コンクリートを踏み砕いて静止!
多度津亜紀良:「これで……道は開いたべ!!」
香深咲羽:吹き飛んで、それで終わりではない。
香深咲羽:ソニックブームにより、空中の見えない『なにか』が裂ける。
香深咲羽:それに飛び込むおじさんたちは、その奥を見ることはできない。
おじさんの群れ:「い……“居る”!」「何がだよ!」
香深咲羽:なぜなら、裂け目から溢れ出す大量の骨と肉と神経と髪と消化液が。
香深咲羽:単純な質量でもって、その身体を抑え込むからだ。
おじさんの群れ:「確かに……“居”るんだよ~~~ッ!」「うわああああっっっ!!」
おじさんの群れ:正体の伺い知れないそれに身体を押さえつけられる恐怖、悲鳴を上げながらバタバタと地に伏せてゆく。
香深咲羽:「虐げられてること、同情します」
香深咲羽:「けれどそれが、多度津さんに勝る理由には、決してなりません」
香深咲羽:「彼女は、未来を見ているのよ。あなたたちと違って」
多度津亜紀良:「でへへ」
多度津亜紀良:「咲羽ちゃんが教えてくれたことだべ!」
GM:イニシアチブ。行動値11、渡良瀬さんの手番です。
渡良瀬玲一:はい!
渡良瀬玲一:小太りおじさんに向かって射撃攻撃を行いましょう。
小太りおじさん:カマン!
渡良瀬玲一:《コンセントレイト:ソラリス》+《絶対の恐怖》+《神の御言葉》で攻撃。
渡良瀬玲一:(5+2)dx7+4+2 命中判定
DoubleCross : (7DX7+6) → 10[1,2,3,5,6,8,10]+10[1,10]+10[8]+1[1]+6 → 37
小太りおじさん:たかいねえ!?
小太りおじさん:ドッジ!
小太りおじさん:8dx+1>=37
DoubleCross : (8DX10+1>=37) → 7[1,1,2,5,5,5,6,7]+1 → 8 → 失敗
小太りおじさん:無ゾ
小太りおじさん:ダメージどうぞ!
渡良瀬玲一:ではダメージ。
渡良瀬玲一:4+5+25+1d10+4d10 ダメージ(装甲無視)
DoubleCross : (4+5+25+1D10+4D10) → 4+5+25+2[2]+17[1,10,2,4] → 53
小太りおじさん:装甲無視……装甲無視?
小太りおじさん:ゴリッと減ります!
香深咲羽:やった!
渡良瀬玲一:ざーこ♡ざこ装甲♡
小太りおじさん:このオスガキ…!
GM:演出せよ!
渡良瀬玲一:「僕の能力って、甘い夢を見せるのが本来の使い方なんだけどね。さっきのは結構痛かったし、お返しするよ」
渡良瀬玲一:『席替えのクジ』
渡良瀬玲一:『隣の女子に離される机』
渡良瀬玲一:『トイレに行っている間に座られている自分の席』
渡良瀬玲一:『ただ時間を潰すだけの休み時間』
渡良瀬玲一:『はい、じゃあ二人組を作ってください』
小太りおじさん:「ガッ」
小太りおじさん:「ガァアアアアァアアァ!!!」
小太りおじさん:渡良瀬玲一の口から紡がれう言葉のひとつひとつが届けられる度、苦悶の声を上げその場に蹲る。
小太りおじさん:「ナッ……ナンテヒドイヤロウダ……」
渡良瀬玲一:「だからやりたくないんだよ。やってて気持ちのいいもんじゃないんだからさ」
GM:イニシアチブ。行動値10の“バンビーナ”の手番。
“バンビーナ”芽須賀キリカ:マイナー無し。
“バンビーナ”芽須賀キリカ:メジャー、《エンジェルボイス》+《弱点看破》対象は小太りおじさん。
“バンビーナ”芽須賀キリカ:ラウンド間、対象が行う攻撃力+12、次に行うメジャーアクションのC値-1、判定ダイス+5
GM:そしてそのままイニシアチブ。6で小太りおじさんの手番。
小太りおじさん:マイナー無し。
小太りおじさん:メジャー、《コンセントレイト:キュマイラ》+《獣の力》+《カスタマイズ》+《ギガノトランス》
小太りおじさん:シーン選択攻撃です。対象はPC全員。
香深咲羽:来たか……!
多度津亜紀良:ぎゃひー!
小太りおじさん:16dx6+2
DoubleCross : (16DX6+2) → 10[1,2,2,2,4,4,5,5,5,6,8,9,9,9,9,10]+10[2,2,6,6,8,8,10]+10[2,3,5,5,10]+4[4]+2 → 36
溝杭 誠治:そんなでもない
小太りおじさん:さっきより低ない?
小太りおじさん:リアクションせい!
多度津亜紀良:暴走リア不!
渡良瀬玲一:精神ダメージ引きずってる??
溝杭 誠治:《竜鱗》 で受ける
溝杭 誠治:溝杭 誠治の侵蝕率を3増加 (89 → 92)
香深咲羽:どすこいドッジ
香深咲羽:3dx>=36
DoubleCross : (3DX10>=36) → 6[1,3,6] → 6 → 失敗
香深咲羽:はい
GM:おっそ♥
渡良瀬玲一:破壊者でダイス減ってるからドッジ振れないの忘れてたわ わっはっは
多度津亜紀良:一緒だね♡
香深咲羽:カバー考えまする
香深咲羽:少々お待ちを~
小太りおじさん:ダメージだけ振るか
小太りおじさん:4d10+22
DoubleCross : (4D10+22) → 28[5,9,10,4]+22 → 50
小太りおじさん:ギャハハハ!
多度津亜紀良:ぐへぇー!リザレ!
多度津亜紀良:92+1d10
DoubleCross : (92+1D10) → 92+4[4] → 96
小太りおじさん:装甲有効!
香深咲羽:領域の盾を使用します!
小太りおじさん:あん!?
香深咲羽:溝杭さんに渡良瀬さんをカバーさせますわ
香深咲羽:香深咲羽の侵蝕率を4(→ 4)増加 (87 → 91)
香深咲羽:そして死にま~す リザレクト
香深咲羽:香深咲羽の侵蝕率を1D10(→ 9)増加 (91 → 100)
香深咲羽:ぴったりね
溝杭 誠治:装甲28、なので通りが22×2
溝杭 誠治:ここにD屍人のダメージ軽減が
GM:侵蝕もエフェクトも上手いなお前(礼賛)
溝杭 誠治:44-2d10
DoubleCross : (44-2D10) → 44-14[7,7] → 30
香深咲羽:あ、溝杭さん拒否もできるんですが 流石に振っちゃったしね
溝杭 誠治:溝杭 誠治のHPを30減少 (31 → 1)
GM:マジ??????
渡良瀬玲一:た、耐えたーー!?
香深咲羽:うおー!すげえ!
香深咲羽:耐えた!!
溝杭 誠治:鮮血の一撃撃てねえ!!!
香深咲羽:ごめんなさい!
多度津亜紀良:www
GM:そんなことある?
渡良瀬玲一:そうとはww
香深咲羽:守ったロイスでダイス増やすとかね ウン……
GM:では……演出!
“バンビーナ”芽須賀キリカ:鈴の輝きがその強さを増していく。
“バンビーナ”芽須賀キリカ:この力に従順な下僕にさらなる力を与えんと、キリカ本人の意志に関係なく、鼓舞の罵倒が紡がれる!
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「ハゲ♥」
小太りおじさん:「ウゥ…」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「メタボ♥」
小太りおじさん:「ウウゥウウゥ!」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「年齢=彼女いない歴♥」
小太りおじさん:「オオォオォオォオォ!!!」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「親が可哀想♥」
小太りおじさん:「親の事言うのはやめてもらっていい?」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「あっゴメン……」
溝杭 誠治:「素に戻ってるじゃないですか」
多度津亜紀良:「そこは触れられたくなかったんだなや……」
渡良瀬玲一:「見極めが甘いね」
香深咲羽:「わがままですね……」
小太りおじさん:キリカの言葉と共に膨張する白銀の槍!
小太りおじさん:柱のようにブ厚く、太くなったそれを。
小太りおじさん:「おおおぉおおぉおぉお!!」
小太りおじさん:君たちに向かって、思い切りぶん、と振り回す。
小太りおじさん:巨大な質量のそれが襲いかかる!
多度津亜紀良:「言ってる場合じゃねえべー!?」
多度津亜紀良:「ふぎゃああああーっ!」
多度津亜紀良:物理的な防御力は皆無!吹き飛ばされる!
香深咲羽:自分には回避する速さも、これを耐える硬さも無い。
香深咲羽:だが、”それ”を持っている者を見極める眼なら、鍛えてきたつもりだ。
香深咲羽:「溝杭さん!渡良瀬さんを!」
渡良瀬玲一:「そうだそうだ!僕が喰らったら一発で死ぬぞ!!」
香深咲羽:「きゃああーっ!」弾き飛ばされる!
香深咲羽:同時に、溝杭さんの足元が蠢き、槍と渡良瀬さんの間へと体を運ぶ!
溝杭 誠治:「……ふむ」眼前に迫る攻撃を前に、溜息を吐きながら踏み出した──何故か。
溝杭 誠治:死の恐怖というものが無いからだ。
溝杭 誠治:「ええ、まぁ。私、もう死んでいますので」
溝杭 誠治:グシャアァッ!!!
溝杭 誠治:強烈な衝突音。……だが、溝杭は両脚を地面につけて立っている。
溝杭 誠治:幾分か肉と骨が潰れているが、さほどの出血は見られない。死体に刃物を突き刺した時と同様に。
溝杭 誠治:「……とは言え、肉が随分と。回復までしばらく掛かりますねぇ、これは」
渡良瀬玲一:「わかってはいても見てるこっちはめちゃくちゃ痛いな、これ」
香深咲羽:「ご、ごめんなさい」痛ましい負傷に顔を手で覆いながら覗いている。
溝杭 誠治:「そこは諦めてください。超高高度からの転落を行うと、どんな人材もこうなるものです」
溝杭 誠治:傷口に手を触れ、血を両手に広げる。それをワックスの代わりに、乱れた髪をオールバックに撫で付け、
溝杭 誠治:「さて、では蹴りますか」ネクタイをきゅっと締め直した。
GM:イニシアチブ。行動値5、溝杭さんと香深さんの手番です。
溝杭 誠治:ではまず、
溝杭 誠治:香深咲羽 ○連帯感/隔意 でロイスを取得しつつこちらの手番いきます
GM:OK!
溝杭 誠治:えーと、10mだな
溝杭 誠治:マイナー、戦闘移動で10m前進してエネミーにエンゲージ
溝杭 誠治:メジャー、《コンセントレイト:ブラムストーカー》+《渇きの主》の省エネバージョンで小太りおじさんへ白兵攻撃!
小太りおじさん:来い!
溝杭 誠治:そして判定直前に香深・多度津ペアのロイスをタイタス化して判定ダイス+10のC値-1するぜ
小太りおじさん:ゲエーッ!
溝杭 誠治:17dx7+3 命中判定
DoubleCross : (17DX7+3) → 10[2,2,3,3,4,4,4,6,6,6,6,8,8,9,9,10,10]+10[3,5,8,8,9,10]+10[4,7,8,10]+10[3,4,8]+3[3]+3 → 46
小太りおじさん:随分……鍛え直したな……
小太りおじさん:ドッジ!
香深咲羽:すごいっ
多度津亜紀良:いける!!
小太りおじさん:8dx+1>=46
DoubleCross : (8DX10+1>=46) → 10[1,1,3,5,5,8,9,10]+6[6]+1 → 17 → 失敗
小太りおじさん:がんばった
小太りおじさん:ダメどうぞ!
香深咲羽:そこに《力の法則》ですわ~ッ! ダメージ+5D!
小太りおじさん:ヤメロ~~~~~
香深咲羽:同時に溝杭誠治/〇堅牢/罪悪感 でロイスを取得します!
溝杭 誠治:おっとありがたい
香深咲羽:香深咲羽の侵蝕率を4(→ 4)増加 (100 → 104)
溝杭 誠治:5d10+5d10+10 装甲貫通
DoubleCross : (5D10+5D10+10) → 34[5,6,10,4,9]+30[3,5,9,4,9]+10 → 74
溝杭 誠治:ん?
溝杭 誠治:有ってるか
渡良瀬玲一:でっか
小太りおじさん:え~と……
香深咲羽:ダイス目でっか……
小太りおじさん:HP120なので……
小太りおじさん:装甲無視なので……
小太りおじさん:戦闘不能!
多度津亜紀良:おおっ
多度津亜紀良:うおおおー!!
溝杭 誠治:おまけのようにHPを12回復しておくぜ
渡良瀬玲一:削りきった!
香深咲羽:やった!
GM:OK!演出どうぞ!
溝杭 誠治:溝杭 誠治の侵蝕率を6増加 (92 → 98)
溝杭 誠治:──たん、と軽く〝地〟を蹴って駆け出す。同時に傷口から流れでた〝血〟が、革靴に纏わり付く。
溝杭 誠治:彼の武器は足技、蹴りだ。
溝杭 誠治:曰く、腕よりリーチがあるので当てやすいということである
溝杭 誠治:……それは、腕に比べて質量も大きく、精密な動作に向いていないパーツを、同等の速度と精度で動かせるならではあるのだが。
溝杭 誠治:それならば、できる。
溝杭 誠治:ひゅっ
溝杭 誠治:腰に引きつけるよう折り畳まれた脚が、爪先で突き刺すように放つサイドキック。
溝杭 誠治:それは、敵が身に纏う鎧の上に、こつん……と軽く打ち込まれた。
小太りおじさん:「グッ、ウ……?」
小太りおじさん:僅かな鈍い音。予想よりも遥かに少ない衝撃に首を捻る。
溝杭 誠治:足をまた、腰に引きつける。膝を胸の高さまで掲げたまま、動きを止める。
溝杭 誠治:……次の瞬間。
溝杭 誠治:血液の中に潜んでいた多種多様の〝バクテリア〟が、無機物、有機物を問わずの分解を始める。
溝杭 誠治:つまり、。
溝杭 誠治:鎧も、その下の肉も何もかも、溶かして喰らい始める!
小太りおじさん:「アッ────」
小太りおじさん:「ウワアァアァアッ!!」
小太りおじさん:身にまとった鎧も、己の肉も。何もかもがじゅくじゅく、と溶けていく。
溝杭 誠治:溶けた鎧を、肉を、バクテリアが啜って増殖し──それはそのまま、血の赤の体積を広げることになる。
溝杭 誠治:その血は溝杭の身体へと戻って行き、潰れた骨肉が修復を始めるのだ。
溝杭 誠治:リザレクトとも異なる、異物を外部から取り込む捕食による修復。
溝杭 誠治:「……ふぅ」
溝杭 誠治:「死ぬかと思いました」
溝杭 誠治:思ってもいない軽口を吐いて、ようやく足を降ろした。
小太りおじさん:激痛と恐怖に駆られ、喉から悲鳴を絞り出し。
小太りおじさん:どすん、という音と共に大の字になって倒れ込む。
GM:では行動値5! 香深さんどうぞ!
香深咲羽:はいさい!
香深咲羽:う~ん、素手は賭けなんだよな……
香深咲羽:よし、こうしよう
GM:ビビってるの~?♥
香深咲羽:マイナーで”バンビーナ”にエンゲージ。
香深咲羽:ビビってないが???
香深咲羽:メジャー、《爪剣》のみで攻撃行きましょうか。使用武器は素手。
“バンビーナ”芽須賀キリカ:キャーッ!
“バンビーナ”芽須賀キリカ:どうぞ!
香深咲羽:5dx10
DoubleCross : (5DX10) → 9[2,3,6,8,9] → 9
“バンビーナ”芽須賀キリカ:ドッジしちゃおっかな~♥
“バンビーナ”芽須賀キリカ:リアクション放棄します。
香深咲羽:やめて~
“バンビーナ”芽須賀キリカ:ダメージどうぞ!
香深咲羽:よかった♡。
香深咲羽:1d10+10-5
DoubleCross : (1D10+10-5) → 4[4]+10-5 → 9
“バンビーナ”芽須賀キリカ:キリカのHPは1。
香深咲羽:諸々有効です
“バンビーナ”芽須賀キリカ:戦闘不能。
GM:キリカが戦闘不能となったことにより、“友成の鈴”の破壊が完了されます。
GM:戦闘勝利条件達成。
GM:君たちの勝利!!
香深咲羽:イェイ!
渡良瀬玲一:よっし!
多度津亜紀良:しゃらーー!
GM:演出どうぞ!
香深咲羽:(流石ですね、溝杭さん。一撃で)
香深咲羽:(また”友成の鈴”が暴走するかもしれません。その前に……)
多度津亜紀良:「咲羽ちゃん」
多度津亜紀良:「今だべ!」
香深咲羽:「! ……ええ!」
香深咲羽:ジャングルジムに駆け寄る。ぐ、と体を沈め、『なにか』を踏んで一息に跳びあがる。
香深咲羽:芽須賀キリカの目の前に立ち、目を合わせる。
多度津亜紀良:ぎゅ、と胸の前で祈るように手を合わせながら
多度津亜紀良:その背中を見つめている。
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「おっ、お姉ちゃん……!」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:じたばたと藻掻き、自由になった手を伸ばしかけようとして。
“バンビーナ”芽須賀キリカ:その手を引っ込める。
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「あの……あたし……」
香深咲羽:「……大丈夫よ。お説教も、後にしましょう」
香深咲羽:「一人のレディが、ずっとこんなところにいるものではないわ……眼を閉じていてね」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:腫れた目元をごしごしと拭いて。
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「うん……」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:目を閉じる。
香深咲羽:「良い子よ」手を伸ばす。首元の鈴へ。
香深咲羽:その手の先には、架空の四肢がある。『鰭』と呼ばれるそれは、レネゲイドに触れることで現実へと降りてくる。
香深咲羽:”友成の鈴”に触れた鰭が、もぞりと蠢く。人の顎関節と腕の腱と臓器を合わせたような、畸妙な塊が出でて。
香深咲羽:『おぎゃあ』
香深咲羽:一声、鳴いた後、ごりごりと鈴を嚙み砕いた。
香深咲羽:「……もう眼を開けていいわ。よく頑張ったわね」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:震えながら目を開けて、こくりと頷く。
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「ありがとう……」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「あと……あの」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「ごっ」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「ごめんなさい……」
香深咲羽:「どういたしまして」にっこりと微笑む。
香深咲羽:「謝るのは私にじゃないわ。これから嫌というほど、頭を下げることになるかも」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「うぅ……うん……」
香深咲羽:ひょい、とキリカちゃんの小柄な体を抱き上げる。『鰭』を踏んでジャングルジムから降りる。
香深咲羽:「でも」
香深咲羽:「素直に謝ることができる貴女の姿は、とっても素敵ね」
GM:バックトラック!
GM:Eロイス、Dロイス共に無し!
GM:帰ってこい!
香深咲羽:侵蝕106! 残ロイス6!
溝杭 誠治:1倍振り、かつD屍人で最大の出目をひとつ1にするぜ
香深咲羽:五分五分ッてとこか……!行くぜ!
溝杭 誠治:4dx
DoubleCross : (4DX10) → 8[2,3,4,8] → 8
溝杭 誠治:まちがえた
香深咲羽:106-6d10
DoubleCross : (106-6D10) → 106-25[1,6,7,2,3,6] → 81
香深咲羽:帰還!
溝杭 誠治:2+3+4+1=10
香深咲羽:5点!
溝杭 誠治:98-10=88で5点帰還だ
多度津亜紀良:等倍!
多度津亜紀良:96-5d10
DoubleCross : (96-5D10) → 96-24[7,4,2,7,4] → 72
渡良瀬玲一:99-5d10 オラッ!
DoubleCross : (99-5D10) → 99-33[8,1,10,8,6] → 66
多度津亜紀良:5点!
GM:経験点はいつもの15点に各自侵蝕分!
香深咲羽:しゃあっ 20点です!
多度津亜紀良:20!
溝杭 誠治:20!
渡良瀬玲一:19点!
GM:食いねェ食いねェ!
エンディング1:合同
GM:一連の事件は収束を迎えつつあった。
GM:“友成の鈴”が破壊されたこと、またUGNの治療の甲斐もあり。キリカの力で操られていた人々も後遺症なく、全員が社会復帰を遂げている。
GM:そして、キリカ自身も───────
“バンビーナ”芽須賀キリカ:ごくりと唾を飲み込んで。
“バンビーナ”芽須賀キリカ:震える指先でインターホンを押す。
GM:聞き慣れた軽快な音のあと。疲れた様子の声がスピーカー越しに聞こえてくる。
GM:「……はい」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「………ぁ」
GM:「………っ!」
GM:扉越しに、どたどた、と慌ただしい音が聞こえて。
GM:ゆっくりと、その扉が開かれる。
GM:「………き」
GM:「キリカ……?」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「………うん」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:あたしに似て、普段は少しつり上がっている目が、うんと丸くなっている。
“バンビーナ”芽須賀キリカ:当然だろう。こんな格好をこの人に見せたことなんて、一度だってない。
“バンビーナ”芽須賀キリカ:言うべき言葉も言い出せずに。
“バンビーナ”芽須賀キリカ:少し痩せたな、とか。目元、ちょっと赤いな、とか。
“バンビーナ”芽須賀キリカ:そんな事を考えて。
GM:しばらく少女を呆然と見つめていた女性が、すっと手を上げる。
“バンビーナ”芽須賀キリカ:─────一度も、ぶたれたことなんて、無かったんだけどな。
“バンビーナ”芽須賀キリカ:こんなことしておいて、むしのいい話だけど。
“バンビーナ”芽須賀キリカ:ぐっ、と堪えるように身構えて。目を閉じて。
“バンビーナ”芽須賀キリカ:背中に回される、温かい手の感触に。
“バンビーナ”芽須賀キリカ:びっくりして、その顔を見上げてしまう。
“バンビーナ”芽須賀キリカ:ごめんなさい、とか。
“バンビーナ”芽須賀キリカ:私のせいで、とか。
“バンビーナ”芽須賀キリカ:そんな言葉を耳にするうちに、あたしもつられて、視界が滲んでしまう。
“バンビーナ”芽須賀キリカ:いま、やっと、ほんとうの意味で。
“バンビーナ”芽須賀キリカ:なんてことをしてしまったんだろう、あたし。
“バンビーナ”芽須賀キリカ:後悔と罪悪感でいっぱいになって。ぼろぼろと涙が溢れていく。
“バンビーナ”芽須賀キリカ:迷惑かけたおじさんたちにも、千代子のおばあちゃんにも。
“バンビーナ”芽須賀キリカ:ちゃんと謝って、自分の犯したことの償いをしなきゃ。
“バンビーナ”芽須賀キリカ:でも。
GM:「キリカ」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:今だけは。
GM:「おかえり」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「………」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「ただいま……っ」
“バンビーナ”芽須賀キリカ:「ママ」
多度津亜紀良:「うううぅうう……ふぐぅう……」
多度津亜紀良:少し離れた物陰から
多度津亜紀良:ハンカチを片手にボロボロ涙を流しながらその様子を見つめている。
多度津亜紀良:「えがったなぁ……えがっだよぉお……」
多度津亜紀良:「これにて本当に一件落着だべな……」
香深咲羽:「お母様とわかりあえたのね……」目頭に指を運ぶ。電柱の陰から。
香深咲羽:「立派よ芽須賀さん。ずっと見ていたいわ……」
渡良瀬玲一:「うんうん、やっぱり本当の意味で"わからせ"ることが出来たのは親の愛ってことだね」
多度津亜紀良:「んだんだ……あ、溝杭さん」
多度津亜紀良:「本当にありがとごぜえますだ、わだすからも」
多度津亜紀良:ぺこりとお辞儀する
溝杭 誠治:「いえいえ、然程のことは──」
溝杭 誠治:一瞬で回想が始まる。アレとかアレとか。
溝杭 誠治:「──本当に大したことはしてないんですけれども」なんか打ちひしがれている。
多度津亜紀良:「こういう事件起ごしたオーヴァードの裁量は」
多度津亜紀良:「現場責任者のエージェントの報告次第だって……だから」
多度津亜紀良:「んあ?どうかしたべ?」
香深咲羽:「溝杭さんの探偵事務所が無ければ……私たちだけではこう上手くは行かなかったでしょう」渡良瀬さんの話をまだ信じている。
溝杭 誠治:「いえ、まぁ……はい?」
渡良瀬玲一:「前髪のことなら気にしなくていいと思うけどね」
多度津亜紀良:「まえがみ?」
溝杭 誠治:「……あっ、もしかしてこちらの詐欺師の仰ったことをまだ信じていらっしゃる」
香深咲羽:「はて?」
渡良瀬玲一:「詐欺師とは心外な。優しい嘘だよ」
溝杭 誠治:「私、一般的土木作業員です」
香深咲羽:「えっ」
香深咲羽:「スーツですのに……?」
多度津亜紀良:「あ、そうなんだべそうなんだべ」
多度津亜紀良:「溝杭さんは普段色んな現場で建物を建てる手伝いをしてるんだべよ」
溝杭 誠治:「主に現場では地面を均したり土をほじくり返して石を代わりに入れたり、コンクリートの型枠を設置したり」
溝杭 誠治:「探偵事務所というものは……存在しない!」
多度津亜紀良:「非番の時も町の人の役に立ってて、立派だべな!」
香深咲羽:口を何度かぱくぱくとさせている。
香深咲羽:「う、嘘はいけません! 新美さんを……善良なお婆さんを騙すのはダメですよ!」
香深咲羽:ぷんぷんしている。
渡良瀬玲一:「うんうん、美少女の新鮮な反応は心地良いね」
溝杭 誠治:「そこの男も渡良瀬ですからね、根岸幸太郎とかではなくて」
香深咲羽:「それは偽名だと知っていましたけど! ずるいです!」
多度津亜紀良:「……段々とわがってきたごとだけんども」
多度津亜紀良:「咲羽ちゃんは人から騙されるのに気を付けた方がええだべな」
多度津亜紀良:苦笑しつつ
渡良瀬玲一:「はっはっは!そうだね、本当にそう。気をつけたほうがいいよ、悪い男は沢山いるんだぜ」
多度津亜紀良:「そんでも、渡良瀬さんのそういう口八丁のおかげで助かったところもいっぱいあったべ」
多度津亜紀良:「改めで、ありがとうございますだ」
香深咲羽:「貴方がそれを仰るのですか……!? い、いえ」
香深咲羽:「多度津さんの言う通りです。私だけでは上手くいかなかった、それは同じですね」顔を伏せてもじもじとする。
溝杭 誠治:「大人は結構、子供を騙すものですからねぇ」
溝杭 誠治:「正面から向かい合った時は、受けて立つだの、一人の人間として尊重するだの言ってみましても」
溝杭 誠治:「見えないところに回ったら、やはり、こう……子供扱いして甘やかしたくなると言いますか」
多度津亜紀良:「んだんだ」
多度津亜紀良:(戦ってるときにかけられた言葉の真偽については)
多度津亜紀良:(考えないようにするのが幸せだべ……)
多度津亜紀良:暗い顔で自分の二の腕をつまむ
渡良瀬玲一:「それはこっちだって同じだよ。僕と誠治さんだけじゃ解決出来なかったものね」
渡良瀬玲一:「うだつのあがらないおじさんと胡散臭いおじさんだからさ。一発で事案だよ、事案」
溝杭 誠治:「誰がうだつのあがらない中年ですか。これでも正規エージェントなのですよ私」
香深咲羽:「溝杭さん、渡良瀬さん……ありがとうございます」
多度津亜紀良:「でへへ、持ちつ持たれつ、たべな」
多度津亜紀良:「あ!いげね!!」
多度津亜紀良:「そろそろサ店が閉まる時間だべ!」
多度津亜紀良:「咲羽ちゃんに紹介するって言ってた、あの!」
多度津亜紀良:「申し訳ねえだが、わだすらはここまでで!」
香深咲羽:「あら……例のお店!」
香深咲羽:「それはいけません。見聞を広める責務を……果たす必要がありますから……!」
多度津亜紀良:「んだんだ!溝杭さん、渡良瀬さんそんじゃあまた!」
香深咲羽:「お暇いたします! お二人もまた!」
溝杭 誠治:「おや、それは残念。今しばらく事件の余韻に浸りつつ、ラーメンでもどうかと思っていましたが……」
溝杭 誠治:「……とは言っても寿我鬼屋がもう無いんだよなぁ」
渡良瀬玲一:「チョイスがおじさんなんだよなぁ、誠治さんは」
香深咲羽:芽須賀家の玄関を名残惜し気に眺め、多度津さんの後を追う。
多度津亜紀良:こちらも後ろ手に手を振り、走り去っていく。
溝杭 誠治:「最近薄々気付いてきたのですよ、玲一さん」
渡良瀬玲一:「うん?」
溝杭 誠治:「あなたにツッコミを入れていると、若者のスピード感についていけない」
溝杭 誠治:「見なさいほらもう、分かれの挨拶も間に合わぬうちに去っていってしまったではないですか」
渡良瀬玲一:「おぉっと、それは申し訳ない」ケラケラと笑っている。
渡良瀬玲一:「まぁまぁ命短しなんちゃらかんちゃら。若くあれる時間は短いんだ、いいことじゃないの」
溝杭 誠治:「良いのやら、悪いのやら」
溝杭 誠治:「あの二人が17と18、キリカさんが12でしたか?」
溝杭 誠治:「あのいたいけな子が、ほんの5年や6年で、大人になると考えますと」
溝杭 誠治:「もう少し世の中はのんびり動いていいのではないかと、私、そう思うのですよ」
渡良瀬玲一:「なにやら含蓄のある言葉だね。それ、僕が言ったことにしていい?するね」
溝杭 誠治:「どうぞどうぞ。代わりに私は、ふたつばかり前のあなたの台詞をもらいますので」
渡良瀬玲一:「お?」
溝杭 誠治:「チョイスがおじさんなのですよ、玲一さんは」
溝杭 誠治:くるり。
溝杭 誠治:電信柱の影で身を翻して歩き始めた。
エンディング2:香深咲羽・多度津亜紀良
GM:某市某町・歓楽堂・喫茶スペース
GM:この町でも言わずと知れた和菓子の名店。
GM:平日、休日問わず人がひっきりなしに訪れるここ、歓楽堂には。
GM:店内の絶品スイーツをその場で注文し、ゆっくりと腰を落ち着けて味わうことのできるカフェスペースが併設されている。
多度津亜紀良:「おいしーーーい!!」
多度津亜紀良:ぱぱらぱー
多度津亜紀良:スプーン片手に金色の後光が差し込まんばかりの満面の笑顔。
多度津亜紀良:「冬の新作、サツマイモかぼちゃパフェ!思った通りの絶品だべな~~~」
香深咲羽:つられるようにくすくすと笑う。
多度津亜紀良:「わだす、この店のパフェーの海でなら、溺れ死んでもいい!」
多度津亜紀良:「しあわせ~~~♡」
香深咲羽:「多度津さん、お店に来てからずっと楽しそうですね。かわいいわ」
多度津亜紀良:「えぅ?あ……そ、そうだべか」
多度津亜紀良:「そう言われたら、妙にこっぱずかしいけんども……」
多度津亜紀良:もじもじとしつつ
香深咲羽:「ええ……でも、そんなところがいいの」
香深咲羽:「日々の喜びを、全身で表現する……とっても素敵だわ」
香深咲羽:自分も目の前に運ばれてきたパフェに長いスプーンを差し込む。
多度津亜紀良:「にゃ、にゃー!やめてけれ!」
多度津亜紀良:「顔から火が出てきそうだべ!」
香深咲羽:ベージュ色のクリームと黄金色の塊。これも期間限定の栗のパフェだ。
香深咲羽:「胸が暖かくなるわね。ん……美味しい」
香深咲羽:パフェを口に運んで笑顔になる。
香深咲羽:「これは、確かに。溺れてしまうかも……」何度もスプーンを往復させる。
多度津亜紀良:「でへへ、お気に入りの店だがら」
多度津亜紀良:「咲羽ちゃんと来れてよかったべ……」
多度津亜紀良:笑顔を浮かべつつ、ふとスプーンを止める
多度津亜紀良:「咲羽ちゃん」
香深咲羽:「多度津さんは美味しい店に詳しいものね」
香深咲羽:「? どうかしたの」
多度津亜紀良:「その、ありがとな」
多度津亜紀良:「わだすがこうやってUGNにいるの」
多度津亜紀良:「自分でもいまだに、なんでなのがよくわがんねくて」
多度津亜紀良:「……わだすが子供のころに、村にいきなりFHの連中が来て」
多度津亜紀良:「村の人も、何もかも、自分たちのモンみてえに扱いだして」
多度津亜紀良:「父ちゃんも、母ちゃんも……みんな、みんなあいつらのせいで」
香深咲羽:「……」
多度津亜紀良:「……わだすは……」
多度津亜紀良:「何も、出来ねえで……」
多度津亜紀良:「……その怒りが、悔しさが、ずっどわだすの中にあって」
多度津亜紀良:「自分が自分じゃ、なぐなるみでえな」
多度津亜紀良:「それが、怖くて」
多度津亜紀良:「……けど」
多度津亜紀良:「咲羽ちゃんが教えてくれたべ、前を見るんだって」
多度津亜紀良:「咲羽ちゃんの言葉を思い出して、目の前にいるキリカちゃんのこと考えたら」
多度津亜紀良:「そういう苦しさ、忘れられたんだべ」
香深咲羽:「そう。そうなのね」
多度津亜紀良:「わだすは今日初めて、ここに来てよかったっで思えだから」
多度津亜紀良:「だがら、本当に」
多度津亜紀良:「ありがとうだべ、咲羽ちゃん」
多度津亜紀良:顔を上げて、照れくさそうに微笑む
香深咲羽:「多度津さん……」息をつく。
香深咲羽:「お礼を言うのは、私の方よ」
多度津亜紀良:「?」
香深咲羽:「私は、口にしただけだもの。実際に言葉を思い出して、前を見ることがどれだけ難しいか」
香深咲羽:「誰かを……私を信じてくれることが、どれだけ尊いものか。私には測れないわ」
香深咲羽:「きっと、ええ……誰かを導くというのは、どれ程優れていても」
香深咲羽:「それを信じてくれる人のおかげで、成り立っている」
多度津亜紀良:「……そういう咲羽ちゃんだから」
多度津亜紀良:「きっと周りの人も信じたくなるんだべ」
多度津亜紀良:「みんな咲羽ちゃんが好きなんだべさ」
香深咲羽:「多度津さん。貴女は自分でもわからないまま、私を助けてくれるのね」
多度津亜紀良:「……んだ」
多度津亜紀良:「考えんのも、あんま得意でねえしな」
香深咲羽:「……私も好きですよ」
香深咲羽:口にしてから、少し頬を染める。
多度津亜紀良:「はぇ!?」
多度津亜紀良:「……」
多度津亜紀良:もごもごと口ごもりつつ
香深咲羽:「あ、親友として、ね! ごめんなさい、私ったら……!」慌てて取り繕う。
多度津亜紀良:「あ、そりゃあそうだべな!そりゃあそうだぁ!」
多度津亜紀良:「ははは……わだすてっきり……」
香深咲羽:「え、ええ……」
多度津亜紀良:「ごほんごほん!」
香深咲羽:「あ、栗のパフェも美味しいですよ! いかがかしら」
多度津亜紀良:「こっちも親友だって思ってるべ!咲羽ちゃん!」
多度津亜紀良:「なんか困ったことがあったら任せとくべ!うんうん!」
多度津亜紀良:「あ、そんじゃあ交換するべ」
香深咲羽:「ええ、ありがとうございます!」うんうんとリアクションしている。
多度津亜紀良:「シェアーだべシェアーだべ!」
香深咲羽:「しましょう。……こういうの興味あったの」
多度津亜紀良:どこかドギマギとした表情で
多度津亜紀良:お互いに匙を差し出す
香深咲羽:「そ、それでは」
多度津亜紀良:「ん、んだー」
香深咲羽:なんだかこの状況も、また妙な距離感であるなといまさら気づいたが。
香深咲羽:「いただきます」
香深咲羽:素朴で素直な甘い香りが、広がった。
多度津亜紀良:気品のある薫り高いくちどけに、恍惚とする。
多度津亜紀良:「ふひゃー……」
香深咲羽:「まあ……」
多度津亜紀良:「……また来よな、咲羽ちゃん」
多度津亜紀良:「まだまだ、食べてもらいたいモンがいっぱいあるべ!」
香深咲羽:「ええ、これで終わりにはしたくないもの」
多度津亜紀良:「あと、それと」
多度津亜紀良:「よがったら、だげども」
香深咲羽:「何かしら?」
多度津亜紀良:「あきら、って呼んでくれたら」
多度津亜紀良:「……その方が親友らしいべ」
多度津亜紀良:うつむき、頬を染めながら
多度津亜紀良:上目遣いに反応を伺う
香深咲羽:ぱちぱちと、まばたきする。
香深咲羽:「そういうのも、とっても……興味があったの」
多度津亜紀良:「あ!あー!嫌だったらいいべ!嫌だったら!」
多度津亜紀良:「わだすのような田舎もんが調子に乗ってまっこと申し訳……!」
香深咲羽:「いいえ、喜んで。……呼ぶわね」
香深咲羽:すー、はー、と何度か深呼吸をして。
香深咲羽:はにかみながら口を開く。
香深咲羽:「よろしくお願いします。亜紀良……ちゃん」
多度津亜紀良:「……!」
多度津亜紀良:「んだっ!!」
香深咲羽:責務ある令嬢ではなく、無邪気な少女が発するようなその言葉は。
香深咲羽:想像していたよりもずっと、可愛らしかった。
GM:ダブルクロス The 3rd Edition
GM:『KIRICA, the little girl』
GM:全行程終了。
GM:わからせ完了!おつかれさまでした~!
香深咲羽:お疲れ様でした~~!!
多度津亜紀良:ありがとうございました~~!
渡良瀬玲一:お疲れ様でした!