『やさかにの話』


PC1:中垣内 果子(ナカガイチ・カコ)(キャラシート)PL:優水
PC2:東風谷 ナガレ(コチヤ・ナガレ)(キャラシート)PL:ガントス
PC3:巳六 針助(ミロク・シンスケ)(キャラシート)PL:カムリ

メインログ雑談ログ

目次


プリプレイ

 

やさかによいとこ いちどはおいで

漁港都市で発生した殺人事件。
事件の裏には、策謀と神秘の影が映る。
窮まる進化の枝、落とす鋏は誰の手に。

忍術バトルRPG シノビガミ
『やさかにの話』

GM:====
GM:それではシノビガミシナリオをやっていきますわ~!
GM:まずはPC紹介から参りましょう!
GM:番号順で……PC①、中垣内さん! よろしくお願いします!
GM:(キャラシート)
中垣内果子:はーい!
GM:流派や得意技、背景について触れるとよいとされているんじゃ(シノビガミ自己紹介博士)

中垣内果子:なかがいち・かこ!麝香会総合病院に属する美女です。
中垣内果子:美女です。
GM:美女だ~~~~~~!
中垣内果子:一度はやってみたかった麝香会。今回のメイン忍法は医霊だという話です。
GM:【医霊】だァ~!?
中垣内果子:呪いを……与えちまうぜ!
GM:回避不能で与えられっちまうぜ!
中垣内果子:翼煙管で間合いケアもバッチリ。そうしたあとは必中で戦う心づもり。
中垣内果子:背景ですが、内通者を持っています。
中垣内果子:選択したのはハグレモノですが
中垣内果子:これ下位流派も入るのかな?
GM:入ると思います
中垣内果子:よかった
GM:まあハグレモノがいるかどうかは六分の一ですからね
巳六針助:いるわけねえ~よなァ~~
中垣内果子:さすがに下位流派全部はエスパーでないと当てられないしね
中垣内果子:あ、あとハニトラは結構やるタイプらしいですよ
GM:やった~ 美人男装刑事のハニトラだ!
GM:チョコレートポテトチップスみてえだな
中垣内果子:こんなところ!
中垣内果子:みんなよろしくね?
GM:了解です! そんな中垣内さんのハンドアウトはこちら!

・PC1の【使命】
あなたは八坂谷(やさかに)という港町を訪れた刑事である。
身元不明の欧米人の死体が発見されたという事件を捜査するため、あなたは本庁から派遣されてきた。
地元の警察と連携し、捜査を進めなければならない。

【使命】事件を捜査する。

GM:八坂谷という港町に上がったホトケさんの正体を調べよ!
中垣内果子:大変だ
GM:なぜこんな田舎町に本庁から派遣されなければならないのか…?
GM:それは神のみぞしる…
中垣内果子:ふしぎだなあ
中垣内果子:頑張ってやりますよ。
GM:よろしくお願いします!
GM:では次! PC②、東風谷くん、お願いします!
GM:(キャラシート)

東風谷ナガレ:はい!
東風谷ナガレ:調整
東風谷ナガレ:東風谷(こちや)ナガレです!私立探偵やってます。
GM:よっ私立探偵
東風谷ナガレ:軽いあんちゃんで初対面でもあることないことべらべら話しかけます。
東風谷ナガレ:友達がぜんぜんいないぞ。おかしいな。
GM:なんでだろ…
東風谷ナガレ:フリーランスのシノビと謳っておりますがその実、なんと私立御斎学園はマクファーデン探偵教室に所属するシノビであり
東風谷ナガレ:そこを卒業してからは主に母国の日本で探偵活動を行ったりしております。
東風谷ナガレ:今日もたったひとつの真実を見抜いたり、じっちゃんの名にかけて事件を闇に葬ったりしています。
GM:見た目は組織、心はフリーランス! 名探偵……東風谷!
東風谷ナガレ:技の構成としてはなんかサポ系のやつをいっぱい積んでます。
東風谷ナガレ:条件を満たすとダイスを振り直したりあと矢止めも持っているので射撃には結構つよいぞ。
東風谷ナガレ:軽薄とかいう背景を持っているので統率力は低いが……探偵とは孤高なものですからね。
東風谷ナガレ:私には不要なんですよ。そんなものは
GM:友達がいない理由が見えてる
東風谷ナガレ:そんなこんなでこの名探偵コチヤに新たな事件が降ってわいてきたそうじゃないですか。ワトソンくん
GM:ではそんなホームズ先生に解決してほしいハンドアウトはこちらでヤンス~~~!

・PC2の【使命】
あなたはどんな依頼でも受けるフリーランスの忍びである。
三方を山に囲まれた港町、八坂谷(やさかに)に呼び出されたあなたは、この町で発生した殺人事件を”隠蔽”することを依頼された。
既に警察の捜査も入っているが、真相を暴かせないのも依頼ということだろう。

【使命】事件を隠蔽する。

GM:なんか殺人事件が起こったので隠蔽してほしいんだって
東風谷ナガレ:そんな……!殺人事件ですよ!真実を詳らかにするのが私の仕事なのに……
東風谷ナガレ:でも……依頼なら……オッケーです!
GM:柔軟でいいね
GM:では…よろしくお願いします!
東風谷ナガレ:b
GM:最後! PC③は…巳六くん、お願いします!
GM:(キャラシート)
巳六針助:うっしゃうっしゃういうい

巳六針助:巳六・針助!高校三年生!とっても元気で根明なハグレモノの少年です!でした!
GM:やったー! 巳六くんだ!
巳六針助:が……超絶おもしろナケビガミ『贈り狼の話』を経た結果
巳六針助:自分が異界のウイルスに感染していることが判明。色々あってその手で女師匠を手に掛けてしまい、
巳六針助:出会った協力者の女性とも決別。ウイルスの感染を広げないために一人のハグレモノとして世間に背を向け、闇に消えていきました。
巳六針助:今現在はフリーのハグレモノとして孤高の一匹狼を気取りながら日々を食いつないでいます。
GM:壮絶だ……
巳六針助:忍法構成としては一期ミシンくんとそう変わらず可変忍法【黒絃】で殴る!殴る!
巳六針助:【頑健】で耐え忍びつつ、4Rを待って打点の増した【飢渇】で一撃必殺の構えです。
巳六針助:ついでにこの【尖影】とかいう忍法も覚えたので…中々避けづらくなっているはず
GM:堅実でつよい!
巳六針助:背景は「絆」を取得していますが、取得先の人物が今回のセッションには登場しないので実質無関係!
巳六針助:ハグレモノの強背景【切り札】でしぶとく生き延びて頑張ります。
GM:これはつよそうだわね
GM:ちなみに巳六君は忍具を3つ持っています これは功績点を使って購入したものが含まれているわけですね
巳六針助:ワハハ 金の力じゃ~~~ッ
東風谷ナガレ:ずるいじゃないですか!
GM:そんな継続PCの力(power)を活用した巳六君のハンドアウトはこちら!

・PC3の【使命】
あなたは研究者の護衛として雇われた忍びである。
研究者曰く、一部地域で海洋生物の異常な成長が確認されており、異界遺産が影響している可能性があるという。
原因を追うあなたたちは、八坂谷(やさかに)という港町に辿り着いていた。

【使命】海洋生物の成長の原因を探る。

巳六針助:これは……でかいウニ!
巳六針助:やさかにで沢山海鮮丼を食べられるように頑張ります!うお~~~!!!
GM:がんばってください! なんか色々成長してるって
GM:それではPC紹介は以上……!
GM:GMは御耳の恋人、ナケミンがお送りします。
GM:それではシノビガミシナリオ『やさかにの話』始めていきます! 改めてよろしくお願いします!
東風谷ナガレ:よろしくお願いします!
中垣内果子:よろしくおねがいしまーす!
巳六針助:よろしくお願いします~~!!
GM:====

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【OP:???】

GM:──██市・八坂谷
GM:──香良川・河口部
GM:八坂谷。日本海に面する、都心からは外れた港町である。
GM:三方を山に囲われ、街には高低差が多い。都市としては孤立している。
GM:町の中央を流れる香良川は、人々の憩いの場でもあり、かつては重要な水路でもあった。
GM:深夜の川沿い。コンクリートを革靴が叩きつける音が響いていた。
欧米人:「ハァッ、ハァッ、ハァッ!」
欧米人:「ワッザ!? ”あんなもの”がいるなんて………!」
欧米人:黒のスーツを着込んだ、金髪に碧眼の男である。
欧米人:額に脂汗を浮かべたその欧米人は、何者かから逃げていた。
欧米人:「冗談じゃない、取引までもう少しだってのに……!」
欧米人:「俺は生き延びる、俺は生き延びる、オレは……!」
欧米人:懐から拳銃を取り出し、”何か”に向け……
欧米人:「……ッ! ……NOOOOO!!!」
GM:叫び声は、川に呑まれて海洋へと流されていく。
GM:====

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【OP:中垣内果子】

GM:──██市・八坂谷
GM:──香良川・河口部
GM:朝の港町には、冷たい雨が降っている。
GM:市民の往来に過ぎない河口の道には、仰々しく黄色いテープが張られていた。
GM:身元不明の欧米人の遺体が発見されたのは、今朝未明のことだ。夜も開けない内から動く釣り人が第一発見者となった。
GM:身元を特定できないばかりか、何も情報がなく。捜査は手詰まりになると思われた……
警官:「──というところで、困り果てておったのです」
警官:現地の警察官が早口であなたに概要を説明する。
警官:「なにぶん、片田舎であればこそ大きな事件は起きない町ですもんで……」
中垣内果子:「………」傘を差したワイシャツにベストの美青年に見紛う美女が一人。
中垣内果子:「なるほどね、よくわかったよ」髪は湿り気を帯び、ワイシャツもところどころが肌に張り付いている。
警官:「本庁からの応援とあれば心強く、ハイ!」
警官:鼻息荒く説明を追えたのは、凄惨な事件のみが原因ではないかもしれない。
警官:「あ、こちらが現場ですんで……」テープを持ち上げ、水滴が地面に跳ねる。
中垣内果子:「ありがとう」テープをくぐり抜ける。
警官:「あ、現場の指揮はマツバという者が取っております」
警官:「はっ!」敬礼。
中垣内果子:「そう。仲良くできるといいんだけど」
中垣内果子:そう言いながら現場へと進む。
中垣内果子:「ここか」
中垣内果子:じっとりした死の気配はまだ去っていないように思われた。
松葉ケンシ:人員が何人か行き来する中、大木が根を張るように、じっと浜を眺めている男がいる。

GM:その視線の先には、白いテープと赤黒い血痕で彩られた、事件現場があった。
松葉ケンシ:「……あんたが、か」
松葉ケンシ:顔は動かさず、じろりと三白眼だけを向ける。
中垣内果子:「ああ」
中垣内果子:「本庁から来た、中垣内果子。よろしく頼むよ」
松葉ケンシ:ため息を漏らす。
松葉ケンシ:「ご苦労様……頼れそうな女性刑事で、何よりだ」
中垣内果子:「ふふ。ありがとう。ご期待に添えるように頑張るよ」
中垣内果子:柔らかい微笑みは甘い。
中垣内果子:その表情を引き締め。
中垣内果子:「被害者の身元、死因。それも情報がない……んだったかな」
松葉ケンシ:「ああ」写真を渡す。
中垣内果子:受け取る。
GM:胴部を赤色に染めた、金髪の男が浜に横たわっている。肌は青白く、生命が無いことが明らかに見て取れる。
中垣内果子:じっとその写真を見詰める。
松葉ケンシ:「まあ、死因は監察に回してる途中だが」
松葉ケンシ:「腹にデカい裂け目ができてた。ショックか失血か……どちらかだろ」
中垣内果子:「大きな裂け目か……」
松葉ケンシ:「問題は、外人なんざこの町に滅多に来ないってのに」
松葉ケンシ:「この辺りじゃ目撃情報が全く集まっていないことだな」
中垣内果子:「凶器が何だったかも気になるな……傷から解れば辿れるかもしれない」
中垣内果子:「目撃情報もないのか。余程のニンジャオタクだったのかな?」
中垣内果子:肩を竦める「ごめん、冗談は不謹慎だったね」
松葉ケンシ:「……気にはしないが」
松葉ケンシ:「はっきり言っておくと、俺は態々本庁からやって来た人間に仕事を任せるつもりはない」
松葉ケンシ:「気に喰わないが、アンタの話し方やらに怒りを感じてるわけじゃない」
松葉ケンシ:「それだけは言っておく」
中垣内果子:目を瞬かせ
中垣内果子:「……もっと嫌われてもいいと思ってたよ。ありがとう」
中垣内果子:「仲良く……まではしなくってもいいけど。あなたの仕事の邪魔にはならないようにしたいな」
中垣内果子:「あくまでここはあなた達の街だからね」
松葉ケンシ:「そうか。弁えてくれて何よりだよ」
松葉ケンシ:「監察結果はその辺の部下から貰ってくれ」
中垣内果子:「わかった」
松葉ケンシ:背中を向け、雨の中を立ち去っていく。
中垣内果子:「渋いなあ」小さく呟き
中垣内果子:「おはようございます、〜〜〜……」
中垣内果子:周りの部下に挨拶をし、情報収集を始めた。
GM:====
GM:「死体」と「松葉ケンシ」のハンドアウトを公開します。

・「死体」の【概要】
スーツ姿の欧米人の死体。
重度の裂傷による失血死が死因のようだ。
身元不明であり、謎の「メモリーカード」を所持していた。

・松葉ケンシの【使命】
八坂谷所轄の刑事。
八坂谷には長く勤めており、広い人脈を持っているようだ。
事件解決への熱意は高いが、本庁から派遣された刑事に対しては敵対心を抱いている。

【使命】事件を解決する。

GM:あっそうそう、忘れていました
GM:この後、死体が所持していた「メモリーカード」を
GM:監察で一通りの確認が済んだ結果、中垣内さんに渡されます。
中垣内果子:ふむふむ
中垣内果子:渡されます
GM:「メモリーカード」はプライズです。
GM:情報を公開しますね。

・「メモリーカード」の【概要】
死体が所持していた記録媒体。
非常に高度な暗号化がされているようで、内容を解読することができない。

このプライズには【秘密】が存在しているが、情報判定や忍法の対象にはできない。

中垣内果子:ははーん
GM:====

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【OP:東風谷ナガレ】

GM:──八坂谷・坂上館
GM:八坂谷は、海と山に挟まれている都合、高低差が多い。
GM:低い場所、港は肉体労働者の集う位置である。
GM:すると自然に海抜が高い位置ほど、資産を持つ者が住まうようになる。
GM:「坂の上の館」──代々の八坂谷の地主であった家の邸宅は、そのような通称で呼ばれていた。
GM:その応接間にあなたは通されていた。
GM:質の良い調度品で飾られた応接室。部屋内部は暗い。
GM:雨空であるにも関わらず、灯りというものがひとつも付いていなかった。
平フローレ:「──改めて。平フローレ。雇い主、という事になるのかな」

GM:そして、家主である女は、ゆったりとソファに腰を下ろしている。
GM:肌は白く、折れそうな細さは病弱な印象を与える。
GM:しかし同時に、その口ぶりには支配層としての振る舞いが深く根付いているようにも見えた。
東風谷ナガレ:「どうもどうも。この度は私めのような卑しい私立探偵如きを、このような格式高いお屋敷にお招きいただき光栄至極に存じます」
東風谷ナガレ:ドレスシャツに蝶ネクタイ。グレーのジャケットを肩掛けに羽織った……いかにも“それ”っぽい風貌の男が、ぺらぺらと捲し立てるように喋る。
東風谷ナガレ:「改めまして、東風谷ナガレと申します。平さん……ふふ」
東風谷ナガレ:「“坂の上”なのに“平”とはこれ如何に……ああ、もう外のお方からは耳にタコが出来るほど聞かされたくだらない冗句でしょうに」
東風谷ナガレ:「申し訳ございません。アッハッハ」
平フローレ:「ふふ、私もそう思う」
平フローレ:「とはいえ私の家も、遠い先祖は船乗りだ」
平フローレ:「海が凪いでいることを祈ったのではないかな……坂の上でふんぞり返ったのは航海の後だ」
東風谷ナガレ:「船乗りの伝説といえば荒波にも負けず嵐にも負けず……といったものが定番ですけれど」
東風谷ナガレ:「当人たちからしてみればたまったものではないでしょう。素晴らしい祈りが込められた名ですとも、ええ」
東風谷ナガレ:「今は航海には?」
平フローレ:「坂の上から港まで?」
平フローレ:「少なくとも、私が行くことはないね」
平フローレ:窓に顔を向ける。その瞼は、あなたと顔を合わせた時から一度も開いていない。
平フローレ:部屋に入ってきたときには、白杖を突いていた。視力が弱いのだろう。
東風谷ナガレ:「ああ、失礼いたしました」大仰に驚いたように手を挙げて、さっと顔を青ざめる。
東風谷ナガレ:「てっきり照明器具の不調かと!いやね、妙に暗いな~、怖いな~、とは思っていたんですよ」
平フローレ:「君の声は調子が分かりやすいね。個人的には好ましいが……」
平フローレ:「忍びとは、心を隠すのが得意なものと思っていたが。違うのかな?」
東風谷ナガレ:「フフフ。木を隠すなら森の中とも言うでしょう」
東風谷ナガレ:「魚を隠すなら海の中?ちょっと違うかな?」
東風谷ナガレ:「とまれ、忍びといっても色々なタイプがおります故。平さんはラッキーですよ」
平フローレ:「へえ?」
東風谷ナガレ:「なんたって、この絶賛星五レビューの嵐!全米が泣いた!でお馴染みのスーパー名探偵」
東風谷ナガレ:「東風谷ナガレがあなたの依頼を請け負ったのですから。心配は一切必要ありませんとも。ええ」
平フローレ:「全米、ね……有名な忍びもいたものだ」
平フローレ:わずかに喉を鳴らす。
平フローレ:「それじゃあ、隠すのが得意な君を信頼するとしよう」
平フローレ:「港に警察がいるのは見たかい?」
東風谷ナガレ:「それはもう。ひいひい言いながら坂を上るまでの眼下の景色にも、バッチリと」
平フローレ:「そう……」
平フローレ:「あまり品がない言い方かもしれないけれど。この町は私のものだ」
平フローレ:舶来品だろうか。ソファの凝った装飾を撫でる。
平フローレ:「身元不明の外国人の死体……あまり騒ぎになってほしくはない話題なんだよ」
平フローレ:「一刻も早く風化してほしい、とそう思うんだ。地主としての私はね」
平フローレ:「だから、君には事件を”隠蔽”してもらう」
東風谷ナガレ:同調するようにええ、ええ。と頷き、怒りを露わにするかのように声を震わせる。
東風谷ナガレ:「まったく。今日ここまでに町が発展したのは他ならぬ平一族の力あってこそ」
東風谷ナガレ:「あんな情報が世に出回ったら、閉鎖的なこの町といえど世論からの目は避けられないでしょう」
東風谷ナガレ:「なればこそ、一刻も早くこの名探偵・東風谷ナガレがスパッと事件を解決────」
東風谷ナガレ:「ってええ~~~!?」
東風谷ナガレ:「隠蔽!?」
平フローレ:「うん。隠蔽」
平フローレ:「いいんだよ、事件の真相とかは」
東風谷ナガレ:「およそ探偵に向かって絶対に言ってはいけない禁句のひとつをさらりと……」
東風谷ナガレ:伊達ではない……とぶるぶる震えている。
平フローレ:「君に矜持は求めていないよ」
平フローレ:「どうしても難しいなら、降りてもらう。別の人間を雇おう」
平フローレ:「どうする?」
東風谷ナガレ:僅かに黙し、ふ、と息を吐く。
東風谷ナガレ:「探偵にとって“真相”とは」
東風谷ナガレ:「追うべきものではなく、向こうから自然とやってくるもの」
東風谷ナガレ:窓の外に顔を向ける。「それをただ、すべて白日の下に晒そうとするのは三流探偵と言わざるを得ません」
東風谷ナガレ:「解き明かした真相をどのように用いるかで、探偵の器量は定められるというもの」
東風谷ナガレ:ば、と立ち上がる。「その依頼、承りましょう」
平フローレ:「よかった。契約成立だ」微笑む。
平フローレ:「報酬は、日数に応じて……そうだな」
平フローレ:「二日以内に決着をつけてくれる?」
東風谷ナガレ:「十二分ですね」
平フローレ:「いいね」
東風谷ナガレ:「ボーナスはあるので?」
平フローレ:「もちろん。時間に応じて色を付ける」
平フローレ:「それとも、何か別の情報が欲しい?」
東風谷ナガレ:「そうこなくては。別の……そうですね、では」
東風谷ナガレ:「この後の、ディナーの予定は?」
平フローレ:「ふ」
平フローレ:「それじゃあ、早く片付いたら教えてあげる」
平フローレ:席を立つ。足取りはしっかりとして、弱さを感じさせない。
平フローレ:「行ってらっしゃい、探偵さん」
東風谷ナガレ:僅かに肩を落とす素振りのあと、手を差し出すまでもない彼女の様子を見て。
東風谷ナガレ:「では、行って参ります。平さん」
東風谷ナガレ:「この事件、東風谷ナガレにお任せください」
東風谷ナガレ:「大船に乗ったつもりで」
GM:====
GM:平フローレのハンドアウトを公開します。

・平フローレの【使命】
かつて八坂谷の地主であった資産家、平家の当主。
若くして親を失っているが、自身持つ財産を理解し、地域に対しての影響力を持ち続けている。
八坂谷に発生した殺人事件を、人々の記憶から風化させたいと考えているようだ。

【使命】殺人事件を風化させる。

GM:平フローレは「一般人」であるため、ペルソナを二つ所持しています。

・平フローレの【偽装】①
資産家。八坂谷の名家であり、若くして当主と認められた手腕がある。

・平フローレの【偽装】②
生まれつき色素が薄く、視力が弱い。あまり外出しないようだ。


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【OP:巳六針助】

GM:──八坂谷・岩礁
GM:切り立った崖の多い八坂谷の沿岸部には、砂浜は少ない。ほとんどは岩肌が剥き出しの磯だ。
GM:早い時刻の陽を浴びた水面は、すえたような潮の匂いを送ってきている。
GM:じゃぶ、と音立てて、足元の亀裂から白い波花が上がった。
GM:危険な場所であるが、それは生き物にとっては隠れ家の多い地形ということでもあり──
香林山ワタリ:「ウヒィーーッ! 獲れた獲れた! 大漁ですよ巳六クン!」

香林山ワタリ:波間から白衣をまとった少女が飛び出す。
香林山ワタリ:二つに結わえた黒髪は海水で濡れそぼり、肌に張り付いている。
香林山ワタリ:両手に抱えたバケツには、貝類や甲殻類、棘皮動物が雑然と詰め込まれていた。
香林山ワタリ:香林山ワタリ──斜歯忍軍に所属する、自称海洋研究家だ。そして、あなたの雇い主でもある。
巳六針助:「大漁なのは良いけどさ……はしゃぎすぎて怪我しないでくれよ、ワタリさん」
巳六針助:退屈そうに水平線を見詰める、パーカーを着た少年がマスクを下げる。
巳六針助:「ここら辺の魚とかカニとか……最近やけに育ってきてるんでしょ? うっかり指挟まれても知らないぜ」
香林山ワタリ:「ウヒィ~↑ 心配は有難いですが、私もプロ、ですからね」
香林山ワタリ:「巳六クンも、まともに走ることもできないモヤシ女に戦闘で口を出されたくはないでしょう?」
香林山ワタリ:指さす。袖の余った白衣の下で、そのように見える仕草をしている。
香林山ワタリ:「磯漁りには私に一日の長がある、ご安心をね」
香林山ワタリ:自分を指さす。
巳六針助:「わかったよ」肩を竦める。「海じゃオレの方が素人だ。あんたのサポートに専念する」
香林山ワタリ:「イエスイエス! 危険な相手が出てきたときには巳六クンの出番です」
香林山ワタリ:「例えば……それっ」
香林山ワタリ:バケツに袖を突っ込み、何かを引っ掴んで投擲する!
巳六針助:「――」無造作に手を突き出す。空間に一筋、裁断するように黒い線が走った。
巳六針助:それは黒絃と呼ばれる、影絵座に伝わる糸型の忍具である。どのような技なのか、投擲物に既に絡みついていた。
香林山ワタリ:「流石! これでよく見えますね」
巳六針助:「……何これ……」渋い顔をする。
GM:投擲されたのは、黒い球状の甲殻に、無数の穿針を搭載した海の殺し屋──
香林山ワタリ:「すなわち、ウニです!」
巳六針助:「斜歯にいきなり物を投げられるのは良い思い出がないんだよ!」
巳六針助:「……オレの話はいいや。このウニがどうしたの、ワタリさん」
香林山ワタリ:「はい、通常バフンウニであれば殻径4cmほどですが」
香林山ワタリ:「これは……デカい!」
GM:ウニにはグレープフルーツぐらいの大きさがある。まだ生きているようで、針が蠢く。
巳六針助:「へ~。確かに水族館で見るウニよりもデカい気がする……」しげしげと感心したように一瞬表情を綻ばせてから。
巳六針助:「……じゃない。大きくなってるの、何かカラクリがあるのか?」
巳六針助:表情を戻す。努めて「冷静で粛々と忍務をこなすハグレモノ」の仮面を被るように。
香林山ワタリ:「う~ん、生物種に関わらず異常成長しているので、食餌関連ではないかも……ぐらいですね」
香林山ワタリ:おもむろに殻を割る。黄金色の卵巣が覗く。
香林山ワタリ:「あら…産卵期とはちょっと外れていますが」
香林山ワタリ:ゾボボボ!と音を立てて啜る。
香林山ワタリ:「う~ん、エグ味が強い!!!」
巳六針助:「……? ????」
巳六針助:「だい……大丈夫なんだよね!? 信じるからな!?」
香林山ワタリ:「まあ毒とかはないですよ」
巳六針助:「解った。斜歯とか関係なく、アンタ変わってるでしょ」
香林山ワタリ:「ウヒィ~↑」
香林山ワタリ:歯を見せて笑う。
香林山ワタリ:「ともあれ、これで確信に変わったこともあります」
香林山ワタリ:「周辺海域の生物の異常成長……これはやはり、ここ八坂谷に端を発している事象ですね」
巳六針助:「八坂谷ここだけなのか。確かに変わった地形だなとは思ってたけど、フツーの港町じゃないのかもね」
巳六針助:振り返って、坂と谷で入り組んだ八坂谷の地形を眺める。目を細める。
巳六針助:「なら、オレの仕事はその原因が解るまでアンタを守るってことだ。改めて」
香林山ワタリ:「イエスイエス!」
香林山ワタリ:「では早速仕事を果たすときですよ、巳六クン~」
香林山ワタリ:バケツを掴み、ひょいひょいと岩肌を走っていく。
巳六針助:「はは」乾いた笑い。「お値段以上は働かないよ」
地元の漁師:「待て!! お前ら!」
地元の漁師:「密漁者じゃなッ!! 許せんぞカスどもがッ!!!!」
地元の漁師:「法の外で裁いてやるからそこさ動くなッッッ!!!!」
巳六針助:体が糸状にほつれ、するすると岩礁の奥に消える。
地元の漁師:日焼けをした地元の漁師がすごい勢いで走ってきている。
香林山ワタリ:「私が逃げるまで時間を稼いでくださいね!」
香林山ワタリ:「あっ傷つけたりはしないでください、学術的な調査なんで」
香林山ワタリ:適当なことを口走りながら逃げる。意外と遅い。
巳六針助:「解ってるよ。そういうのは……」するりと岩陰の隙間から糸が出て来る。漁師の足に絡みつく。
巳六針助:「信念に悖る」くい、とその糸を引く。
地元の漁師:「どぎゃーっ! 荒れた波にも耐えうるこの足腰が突然バランスを崩し転倒ーッ!」
巳六針助:「おっと」糸のクッションを張る。岩礁に激突する一歩前で支え、そのまま動きを拘束する。
巳六針助:「悪いね。ウニ一個って……いくらくらいするの? 1000円くらいで良いか……」
巳六針助:岩の隙間からすっと貨幣が差し出され、糸が緩んだ。
巳六針助:漁師が立ち上がった時には、既に気配ごと消えているだろう。
巳六針助:(もう密漁はやめとこう……あそこの漁師、死んでも追いかけて来るぞ)
GM:岩礁には、巨大な殻だけが残されていた──それはまるで、災厄の卵が破られたかのように。
GM:====
GM:香林山ワタリのハンドアウトを公開します。

・香林山ワタリの【使命】
斜歯忍軍に所属する研究者。
生物研究を専門とし、戦闘についてはからきしである。
八坂谷の海域で発生している生物の異常成長に、「表の世界」ではありえない原因があると見ているようだ。

【使命】海洋生物の異常成長の謎を解く。

GM:OPは以上です。
GM:公開されているハンドアウトは「死体」、松葉ケンシ、平フローレ、平フローレの【偽装】×2、香林山ワタリ 計6つですね
GM:ちなみにペルソナのルールをおさらいしておくと
GM:平フローレに対して情報判定や【秘密】を得る効果を使用した場合に、【秘密】か未公開の【真実】がランダムに選ばれます。
GM:ペルソナの【真実】は特殊な効果を持った追加の【秘密】です。誰かが調べると、全体公開になります。
GM:既に【秘密】を獲得している場合は、【真実】が選ばれます。
GM:そしてメインフェイズのサイクル数ですが、非公開としておきます。
GM:非公開ですが、大体1サイクル=1日くらいの時間経過で考えると良いでしょう……
GM:なにか質問はありますか?
巳六針助:ナス!がんばります!
東風谷ナガレ:なにかしらのトリガー……秘密とかペルソナとかの真実や対処やらが明らかになったら
東風谷ナガレ:クライマックス突入!ってかんじなわけよね
中垣内果子:大丈夫だと思います!
GM:そうだと思われるぞ
東風谷ナガレ:やってやろうじゃねえの
GM:ヒュー! 見ろよアイツのカラダを
巳六針助:やってやるぜェ~~~~ッ
GM:それでは
GM:====
GM:メインフェイズを開始します。

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【第一サイクル:マスターシーン①】

GM:====
GM:──『やさ丸水産』
GM:港近くに存在する定食屋である。新鮮な魚介類をリーズナブルに取り扱っており、地元の住民に愛されている。
GM:チェーン展開を予定しているらしい。
松葉ケンシ:喫煙席で新聞を開いている。
松葉ケンシ:警官に言伝を出し、中垣内を店に呼び出していたのだ。
中垣内果子:「やあ。失礼するよ、松葉さん」
中垣内果子:テーブルを挟んだ向かいの椅子に座る。
松葉ケンシ:「ああ」
松葉ケンシ:顔を上げずに返す。一通り地方紙を読み終え、一面を表にして置く。
松葉ケンシ:「ご苦労なことだ、今朝発見された死体だってのに、端っこに取り上げられてる」
中垣内果子:目の端で一面をチラリと見る。
中垣内果子:「本当だ。やはり耳目を集めやすいみたいだね。珍しい出来事だから」
松葉ケンシ:「まあな。だが、それはアンタも同じだぞ」
中垣内果子:「ああ……ふふ」
松葉ケンシ:「殺人事件が起こることだってある、人が住んでいる街だからな」
松葉ケンシ:「だが……十年前にも、事件が起こってすぐに、本庁から派遣されてくることなんてなかった」
松葉ケンシ:煙草を取り出す。ライターで火をつけ、一息吸い込む。
中垣内果子:「優秀な職員が増えたのさ。耳が早くなった」
松葉ケンシ:「……アンタは、何が目的だ?」
松葉ケンシ:「あるいはアンタの上司か? 何を調べようとしてる」
松葉ケンシ:「ここをはっきりさせておかなきゃ、これ以上は踏み込ません。大人しくしててもらう」
中垣内果子:言葉を慎重に探している。
松葉ケンシ:「……こういう提案もある」
松葉ケンシ:懐から厚みのある封筒を取り出し、机に置く。
中垣内果子:「……これは……」
松葉ケンシ:「これを受け取って、ホテルに籠って”捜査”の調書なりを書く」
松葉ケンシ:「警察官の懐事情は俺も察してる。……月給以上はあるだろう」
松葉ケンシ:「何もない町だが、休暇くらいにはなるぞ」
中垣内果子:「……ふふ。優しいんだね」
中垣内果子:「僕たちの、目的か」
中垣内果子:「それは決してあなたたちの理念に反するものではない、ってことは言える」
中垣内果子:「危険がその裏にあることも」
中垣内果子:「でも……松葉さん。きっとこんなあやふやな言葉じゃないんだろう?きみが求めるのは」
松葉ケンシ:沈黙で答える。
中垣内果子:「ふふ。僕も、きみも。言えないことがある。同じだね」
中垣内果子:ほんの少しだけ、テーブルの上に置いた手を伸ばす。パーソナルスペースぎりぎりに。
中垣内果子:「大丈夫。僕は何もきみたちを邪魔したりしない」目を、合わせる。
松葉ケンシ:「……」
松葉ケンシ:深く息を吐く。
松葉ケンシ:「よくわかったよ。提案が蹴られたってことが」
松葉ケンシ:封筒を手に取り、懐に仕舞いなおす。
GM:本来はサイクル開始時ですが、ここで装備忍法【裏経費】の効果を発動。
GM:松葉ケンシが特殊忍具「お金」を一つ獲得します。
松葉ケンシ:「いくつか目星を教えてやる……無軌道にあちこち探られる方が困る」
松葉ケンシ:テーブル上に四枚の写真を広げる。洋風の館が一つと、人物を遠景で映したと思われる写真が三枚だ。
中垣内果子:「ありがとう……提案、受け入れるフリをしても良かったんだけどね」
中垣内果子:「うん。目星があるのはいいことだ」
松葉ケンシ:「まず坂上館……町のてっぺんには、平って娘がいる」館の写真を指で叩く。
中垣内果子:「うん」
松葉ケンシ:「この町の実質的なトップだ」
松葉ケンシ:「事件どうこうはさておき、この町で何かしようとすれば、平の許しを得にゃならん」
松葉ケンシ:「俺たちもな。だから、目をつけられないようにしてくれ」
中垣内果子:「わかった……気をつけるよ」
松葉ケンシ:「で、あとの三つだが」
松葉ケンシ:蝶ネクタイの軽薄そうな男、黒マスクの少年、白衣に黒髪の若い女がそれぞれ写っている。
松葉ケンシ:「こいつらは八坂谷の人間じゃない。特に、今朝方から姿を見せた連中だ」
中垣内果子:「すると、僕と同じだ。きっかけもきっと」
松葉ケンシ:「そういうことだ……さて」
松葉ケンシ:「アンタの見立てはどうだ? どいつが犯人だ」
中垣内果子:考える。常識的に考えればそうだ。今までこの町に存在しなかった人物が怪しい。
中垣内果子:「正直にいうと、わからない。それでも敢えて、怪しい人を挙げるなら……」
中垣内果子:「黒マスクの子?かなあ」
松葉ケンシ:「ほう」
中垣内果子:「マスクっていうのは隠すことができるからね。色んなものを」
中垣内果子:「黒い色だからきっと日常的につけてるんだと思う」
中垣内果子:「まあ、一般的な考えだね……」
GM:シークレットダイス
松葉ケンシ:「そうかい。参考にしとく」
中垣内果子:「うん」
警官:すると、警官が席に現れる。何事か松葉に耳打ちし、書類を渡して去る。
松葉ケンシ:《人脈》で情報判定をします。対象は巳六針助、君だ!
松葉ケンシ:2d6>=5
ShinobiGami : (2D6>=5) → 6[1,5] → 6 → 成功

巳六針助:コラ^~~~~!!!
中垣内果子:成功してる!
東風谷ナガレ:なんて早業だ
松葉ケンシ:書類をじろりと眺めると、煙草を灰皿に押し付ける。
松葉ケンシ:「一般的な考えだ。外れることはないがな」
松葉ケンシ:「…当たっているかは、また別だ」
中垣内果子:「僕も、そう思う」
松葉ケンシ:伝票を取り上げて立ち去る。
中垣内果子:ふう、と息を吐く。
中垣内果子:「さてと。やるか」
中垣内果子:少し遅れて場を辞す。
GM:====
GM:松葉ケンシが得た情報に対して、情報交換を持ちかけることが可能です。
GM:松葉ケンシは各サイクルの最初に行動する予定です。ご活用ください。

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【第一サイクル:東風谷ナガレ】

GM:【第一サイクル:東風谷ナガレ】
GM:登場希望とシーン表をどうぞ!
GM:シーン表は都市シーン表(CST)がオススメ
東風谷ナガレ:中垣内果子さんに登場してもらいたきです。
中垣内果子:おっと、了解だぜ
中垣内果子:出るぜ〜
東風谷ナガレ:やったぜ。ではオススメのとおり都市シーン表をふりましょう。ビルとか出たらどうしよう……
東風谷ナガレ:CST
ShinobiGami : 都市シーン表(5) → 人気のない公園。野良猫が一匹、遠くからあなたを見つめているような気がする。

東風谷ナガレ:公園あるのか?
GM:公園(磯)
GM:====
GM:──八坂谷・海浜公園
GM:海辺に作られた町民の憩いの場……の名残である。
GM:管理はされておらず、錆びたベンチがいくつか並ぶ。
GM:港から貰って来たのだろうか、魚をくわえた猫が通り抜けていった。
東風谷ナガレ:その内のベンチのひとつに腰掛けていた青年が、黙々と手帳の上で走らせていたペンを止め、はたと顔を上げる。
東風谷ナガレ:「この私ほどの名探偵とくれば。さぞ依頼人から豪華な接待が行われるのであろう……と考えていたのが迂闊でした」
東風谷ナガレ:腹の音が鳴る。
東風谷ナガレ:「朝から何も食べてない!」
東風谷ナガレ:眼前を横切った猫が怪訝そうな表情でこちらを振り返っている。
東風谷ナガレ:「対人相手のコミュニケーション力においては、郡を抜く力を備えているのが我々のような存在ですが……」
東風谷ナガレ:「言葉の通じない相手には至っては無力に等しい!今日ほど自分の所属を恨んだ日は無いかもしれません」
東風谷ナガレ:「とまれ……私の素性はそのようなもの」
東風谷ナガレ:「あなたは? どのような身の上を持っているのでしょうか」
東風谷ナガレ:正面を向いたまま、同じ世界の住人のみが気づくであろう、その気配に向けて声をかける。
中垣内果子:「流石にばれてるか」
中垣内果子:「感覚は確かみたいだね」腕にはパン屋の袋のようなものを携えている。
中垣内果子:「………バゲット、いる?」
東風谷ナガレ:「フッフッフ……ください!」
東風谷ナガレ:わ~い、と喜びを露わにしながらふかふかのバゲットを受け取り、そのままかぶり付く。
東風谷ナガレ:「ンマ~イ!」
中垣内果子:そのまま男の隣に座る。
中垣内果子:「喜んでもらえて良かったよ」
中垣内果子:「僕は中垣内果子。刑事さ」
東風谷ナガレ:パンを咥えたまま僅かに目を見開いて、なるほど。と頷く。
東風谷ナガレ:「刑事さんでしたか!これは失礼をば」
東風谷ナガレ:「私は東風谷ナガレ。このようなものです、ええ」そういって胸の内から一枚の名刺を取り出して中垣内さんにお渡しする。
東風谷ナガレ:名刺には『私立探偵(名探偵) 東風谷ナガレ』と書かれているぞ。
中垣内果子:「ありがとう」名刺を両手で受け取る。片方の手はさりげなく相手の手に添えて。
中垣内果子:「ふふ。名探偵さんなんだね」
東風谷ナガレ:にっこりと笑う。
東風谷ナガレ:「前置きは不要でしょう。一目で見て取れる、あなたのようなさぞ優秀そうでシティー派な刑事さんが」
東風谷ナガレ:「このような、地方の一港町を訪れていらっしゃる理由……ズバリ!件の殺人事件の調査では?」
中垣内果子:「うん。そうだよ。そう言うきみだって似たようなものだろう?探偵ってことはさ」
東風谷ナガレ:「す、素晴らしい洞察力だ……! 既にそこまで見抜いているとは……!」
東風谷ナガレ:感服致しました……と頭を下げる。
東風谷ナガレ:「僭越ながら私、本件の“調査”をさるお方から依頼されましてね」
中垣内果子:「へえ」
中垣内果子:にこにこしながら聞いている。
東風谷ナガレ:「このような事件が、この町で起こってしまったことに……ひどく胸を痛めているのです」
東風谷ナガレ:「餅は餅屋。このような事件を早急に解決するには、やはりあなたがたのような専門家にお任せするのが一番だということは、重々承知しております」
東風谷ナガレ:「しかしどうか!彼……ないし彼女の、この町を想う、偏に純粋な心を慮るつもりで!」
東風谷ナガレ:「是非!私にも捜査のご一端でも構いません! そのお力添えをば……」
中垣内果子:「ああ……そっか、なるほど。僕のコネでもって調査に噛みたいんだ」
中垣内果子:「でも、どうだろう。僕も現場のリーダーの信頼を得られてなく……ないと思うんだよね」
中垣内果子:「得られてない」言い直す。
中垣内果子:「だから、僕を頼っても門前払いされちゃうかも」
東風谷ナガレ:「中垣内さんほどの一角の人物であれ、この場では余所者という扱いに違いありません」
東風谷ナガレ:「心中お察しいたします……なればこそ。私はあなたの仰る、現場のリーダーではなく」
東風谷ナガレ:「あなたにお声がけしたのです。“コネ”とやらは。無ければ、生み出すまでのこと」
東風谷ナガレ:そう言い終わるや否や、ぴ、と指笛を鳴らすと。先程去っていった猫が戻ってくるぞ。
中垣内果子:目を丸くする。
東風谷ナガレ:魚ではなく、何かを加えているのが見える……
東風谷ナガレ:一枚の写真を加えている。黒マスクの少年が写った──中垣内さんが松葉ケンシさんに見せられたものと同様の構図に見えるだろう。
東風谷ナガレ:「私、中々……使えると思うんですよ。どうです?」
中垣内果子:「すごいじゃないか」
東風谷ナガレ:このあたりで判定しよう。中垣内さんと感情を結ぶぞ!
中垣内果子:応っ!
東風谷ナガレ:指定特技は【用兵術】だ! これがおれの用兵術
GM:判定どうぞ~
東風谷ナガレ:問題ないなら……【探偵学】の効果でプラス1修正とファンブル値が1下がった状態で判定するぜ!
GM:なにっ! これは強力な装備忍法だ……判定どうぞ
東風谷ナガレ:2D6+1>=5 (判定:用兵術)
ShinobiGami : (2D6+1>=5) → 11[5,6]+1 → 12 → 成功

GM:出目がいいですね
東風谷ナガレ:これが名探偵
中垣内果子:つっよ
GM:では感情表(ET)を振ってね
東風谷ナガレ:じゃあ感情結んじゃお~
東風谷ナガレ:ET
ShinobiGami : 感情表(3) → 愛情(プラス)/妬み(マイナス)

中垣内果子:ET
ShinobiGami : 感情表(5) → 憧憬(プラス)/劣等感(マイナス)

東風谷ナガレ:アアッ 愛情で……
中垣内果子:よしっ
東風谷ナガレ:平さん……申し訳ございません
中垣内果子:憧憬で結ぶよ〜 なんかこの人面白い…
東風谷ナガレ:私めは……中垣内果子さまの犬ですワン
GM:では〆をどうぞ!
東風谷ナガレ:きらきらと汚れたものを見たことがない子犬のような瞳で中垣内さんを見つめている!
中垣内果子:「ふふ。きみ、面白い人だね」
中垣内果子:正面からその手を取って両手で握る。
中垣内果子:「いいよ。一緒にやってみよう。丁度僕一人じゃ手が足りないと思ってたところだったんだ」
東風谷ナガレ:「おお、望外の喜び!」
東風谷ナガレ:仰々しく喜んだあとさり気なく、不快にさせない程度の強さでゆっくりと手を振り払う。
東風谷ナガレ:「同じ余所者同士、今のように手を取り合って、この卑劣な殺人事件について手を取り合っていこうではないですか!」
中垣内果子:すっと抵抗なく離れる。
中垣内果子:「うん。よろしくね、ナガレ」
東風谷ナガレ:「………!」僅か、照れくさそうに顔を背けちゃうぞ。
東風谷ナガレ:「フフフ。この東風谷ナガレ、名探偵という立場がそうさせるのか……友達が全くおりません」
東風谷ナガレ:「ので……名前で呼ばれるのは久方ぶりです!ドキッ……!と恋の始まる音がしようものなら、どうしてくれるのですか?」
東風谷ナガレ:「果子さん!」
中垣内果子:「それはそれで素敵だと思うな」
中垣内果子:「ふふふ」
東風谷ナガレ:へらへらと笑いながら暫し談笑が続く。
東風谷ナガレ:(あとは……もう一人ですね)
東風谷ナガレ:僅かに視線を反らし、冷たい目を持った少年が写っている一枚の写真を見て、胸中でぽつりと呟いた。

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【第一サイクル:巳六針助】

GM:【第一サイクル:巳六針助】
GM:登場希望とシーン表をどうぞ!
巳六針助:ではですね……連続になって申し訳ないんですが 東風谷くんに登場して頂きたいです!
東風谷ナガレ:なんですっって~!?
東風谷ナガレ:出たろうではないですか!
巳六針助:ありがと~~!!シーン表も振るよ
巳六針助:CST
ShinobiGami : 都市シーン表(4) → 橋の上にたたずむ。川の対岸を結ぶ境界点。さて、どちらに行くべきか……?

GM:====
GM:──香良橋。
GM:香良川の、海にほど近い位置にかかる古い橋だ。
GM:木造の欄干は何度か補修された跡があるが、今なお利用は続いている。
巳六針助:欄干に寄りかかり、夕方の香良川を眺めている。
巳六針助:耳にはめた無線式のイヤホンからは、微かに高校生に人気のポップソングが流れていた。
巳六針助:(……調査には協力者が必要だ。調べて分かった……この街では、坂上館の平家に睨まれたら何もできない)
巳六針助:(本格的に海を調べるなら。遅かれ早かれ当主との接触は必要になる)
巳六針助:「……で、だ。最近、坂上館に出入りしてる探偵がいるって聞いた。マクファーデンがこんな辺鄙な田舎町で何してる?」
巳六針助:呟きが黄昏の川べりに流れる。誰もいないはずの、橋の向こう側を見る。
東風谷ナガレ:にやにやと軽薄そうな笑みを浮かべた青年が、気づけば少年の隣、すぐ傍の欄干に足を掛け立っている。
東風谷ナガレ:「その言葉、そっくりそのままお返しいたしましょう……とうっ」ば、と足を踏み込み、橋の上に華麗に着地───
東風谷ナガレ:「ぐえっ」
東風谷ナガレ:盛大にズッコケている。
東風谷ナガレ:「………」何事も無かったかのように立ち上がり、尻を払う。
巳六針助:「その登場の仕方でコケないでくれ!」差し出そうとしていた手を慌てて隠す。
巳六針助:飛び移ろうとして着地を失敗した姿に、かつての自分を少しだけ思い出した。
東風谷ナガレ:僅か怪訝な目で彼を見た後、べらべらとまた捲り立てるように口が動く。
東風谷ナガレ:「今、この町はとても物騒です。あなたのような年若い少年が訪れるには時期が悪い」
東風谷ナガレ:「さる外国籍の人物の命が奪われた……だけでなく」
東風谷ナガレ:「二人組の密猟者を見たとか、地元の漁師の方に危害を加えた人物がいらっしゃるなど」
東風谷ナガレ:「恐ろしい噂が絶えません」
巳六針助:「噂が広まるのも早ければ」冷たい、揺るがない瞳できみを見据える。「掴むのも早いってわけか」
巳六針助:「……別に八坂谷の人たちに迷惑をかけたいわけじゃないよ。むしろその逆だ」
巳六針助:暗に、密猟者は自分たちだということをほのめかしている。
巳六針助:「この街の新聞は読んだことあるかな。最近、漁獲量が増えてる。それ自体は喜ばしいニュースだよね。でも……」
巳六針助:「魚が増えたりデカくなってるのが、ただの幸運じゃないとしたら? 忍者の世界には生き物を操る術も道具も山ほどある」
巳六針助:「アンタにも覚えがあるだろ?」
巳六針助:そう言った瞬間、手が動いている。
巳六針助:ここで感情判定をしたいです。指定特技は《手錬》。
東風谷ナガレ:なんだあっ
GM:おお 判定どうぞ!
巳六針助:SG>=5
ShinobiGami : (SG@12#2>=5) → 12[6,6] → 12 → スペシャル(【生命力】1点か変調一つを回復)

巳六針助:フハハハハ
GM:あらスペシャル
東風谷ナガレ:こ、これがハグレモノの力か
巳六針助:無駄スぺ!
中垣内果子:わお
GM:では無を回復させつつ……感情表をどうぞ~
巳六針助:ET
ShinobiGami : 感情表(5) → 憧憬(プラス)/劣等感(マイナス)

東風谷ナガレ:ET
ShinobiGami : 感情表(6) → 狂信(プラス)/殺意(マイナス)

東風谷ナガレ:うわでた
巳六針助:憧憬を選択します。自分が失ったものを持っている気がする…
GM:ナガレ君感情の振れ幅が大きくないですか?
東風谷ナガレ:殺意を抱く理由が無さすぎるしまあ狂信で……お魚に対して詳しいな……という信頼
巳六針助:……一瞬のことだった。東風谷ナガレの懐から、黒マスクの少年が映った写真を抜き取っている。
東風谷ナガレ:「……? あっ」
巳六針助:「最近猫によく懐かれるなと思ってたんだよね」
東風谷ナガレ:ぱちぱちと目を瞬かせる。「なんと手癖の悪い!」
東風谷ナガレ:「その調子で海産物もちょろまかそうとしたのですか?」
巳六針助:「別に魚が食べたいわけじゃね~よ!」
巳六針助:「……オレが言いたいのは、八坂谷に何かあったら困るのはオレもアンタ……というか平の家も同じってこと」
巳六針助:「こっちはそのために海洋異変の調査をしてる。けど、平の家に睨まれたら本格的な調べものができない」
巳六針助:「だからアンタに接触した。つまり……協力できるんじゃないかってことだ」
東風谷ナガレ:ふむ、ふむと唸る。
東風谷ナガレ:「おおよその事情は把握いたしました。漁獲量向上の記事は目にしましたけど。その調査のために、“忍び”すら訪れる事態にまでになっていたとは」
巳六針助:「最近噂になってる”殺人事件”の話もそうだ。何かするたびに不審者扱いされてたら、おちおち仕事もできない」
東風谷ナガレ:「私と平家との繋がりの方も、見当がついているご様子。ならばお話いたしますが」
東風谷ナガレ:「私としては協力、一向に構いません。お互い目的は異なれど、足りないピースを補えるwin-winの関係を目指すとしようではありませんか」
東風谷ナガレ:「しかし……それを“平”がどう考慮するかは別の話です」
東風谷ナガレ:「私とて、全福の信頼を置かれているわけではありませんのでね」
巳六針助:聞いている、ということを示すように頷く。
巳六針助:「それはアンタの……よく回るクチのせい?」
巳六針助:「……冗談だよ」
東風谷ナガレ:「なれば諦めもつくというものでしょう!」ははは、と笑う。
東風谷ナガレ:「信頼を築くには、差し出すものが無ければ。あなたにはお伝えしますが……」
東風谷ナガレ:「私が“平”から請け負っているのは、件の事件の“隠蔽”です」
東風谷ナガレ:「当主さまは余程、この町を騒がす輩にご立腹のようで」
巳六針助:「……成程ね。名家様には、平和な港町でいて貰った方が都合が良いわけだ」
巳六針助:「アンタ、名前は? 気を付けなよ」
巳六針助:「その当主、女の子だったら……きっと苦労させられるから。そういう性質の人間は不思議とよく解る」
東風谷ナガレ:「実感の籠もったお言葉ですね。女難の相がお有りで?」
東風谷ナガレ:「申し遅れました。私は東風谷ナガレ……名探偵です」
巳六針助:「巳六針助。六匹の蛇を針で助けるって書く」
巳六針助:「自称名探偵か。……良いね。明るい奴は嫌いじゃないよ。昔の友達を思い出すから」
東風谷ナガレ:「フフフ……大胆な告白ですね、針助くん」
東風谷ナガレ:「勘違いしちゃうじゃないですか」
東風谷ナガレ:「困りますよ。私、友達居ないんですから」
巳六針助:「いや……それは何となく解るよ」
巳六針助:「今ので」
巳六針助:ちょっと後ずさって、目を合わせる。少しだけ笑う。
巳六針助:「あんまり油断しすぎるなよ。心の下に刃を隠せ……オレの師匠の教え」
東風谷ナガレ:「よいお言葉ですね。さぞご立派な師匠だったのでしょう」そう呟き、踵を返す。
巳六針助:「………………そうだね」
東風谷ナガレ:「では、お気をつけて。ご希望あれば……平の方にも、アポくらいはご約束いたしましょう」
東風谷ナガレ:橋の向こうへと消えていく。
巳六針助:「頼むよ。何しろ今のオレは、ただのハグレモノだからね」
巳六針助:去っていく少年を見送る。
巳六針助:……自分の素性を、心根を、どれほど相手に隠し通せただろうか。まして”名探偵”が相手ならば。
巳六針助:「……やっぱ、交渉得意になれね~や。へへへ」
巳六針助:呟いて、マスクを戻す。跳躍。欄干を乗り越えて、橋の下に姿を消す。
巳六針助:水音は響かなかった。昼と夜の境目のように、夕暮れの光だけが川面に照り返している。

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【第一サイクル:中垣内果子】

GM:【第一サイクル:中垣内果子】
GM:登場希望とシーン表をお願いします!
中垣内果子:登場希望は巳六くん!
中垣内果子:CST
ShinobiGami : 都市シーン表(9) → 商店街を歩く。人ごみに混じって、不穏な気配もちらほら感じるが……。

巳六針助:不穏な気配になります!
中垣内果子:今回感情判定じゃない方をやろうと思っており
巳六針助:ほほ~~!!
GM:回復判定かしらね
巳六針助:回復して貰えるのか~ やったね
中垣内果子:ふふ 情報判定をやろうとおもってるのだ
巳六針助:ッス……
中垣内果子:なんで来てもらったかと言うと背景により
中垣内果子:一人っきりだと判定がマイナスだからです
GM:なるほどね~
東風谷ナガレ:あっそうだ 感情判定にプラスが載せられるのですが あれだったら隅っこ暮らししていましょうか
東風谷ナガレ:GMの許可が取れれば
巳六針助:死者の声――
中垣内果子:あっ来てもらっていいなら来て来て
GM:すみっコぐらしも許可しています
東風谷ナガレ:じゃあ商店街のどこかでお買い物をしていることでしょう
中垣内果子:じゃあ、まず巳六くんとお話しするので
中垣内果子:その後に判定しようと思います。
巳六針助:は~い!
GM:====
GM:──八坂谷・たかしお通り
GM:八坂谷の中腹に位置する中心街には、町の昇降を担う路面電車が走っている。
GM:あちこちで夜店が開く繁華街となっており、陽気な男たちの声で賑わいを見せる。
GM:通りゆく路面電車は波を模した塗装が施されている。かつて大嵐のとき、この通りまで波が届いたという伝承を再現しているらしい。
GM:かんかん、と音を立てて信号機が赤色に染まる。
中垣内果子:信号を前に立ち止まったきみの背に、声がかかる。
中垣内果子:「───巳六くんだね」
巳六針助:「……」冷たい瞳をした少年。パーカーは随分着古されたもので、長い間根無し草の生活をしていることが窺えた。
巳六針助:無線式のヘッドホンを外し、ゆっくりと振り返る。
巳六針助:「……お姉さん、誰? 職質? 客引き? スカウト?」
中垣内果子:「はは。こんなカッコでも声でわかっちゃうよね」
中垣内果子:「どれでもないから安心して。きみと話がしたいだけだから」
巳六針助:軽く構えていた手を下ろす。
中垣内果子:「……きみは僕を含めた4人目の余所者だ」
中垣内果子:「ああ、申し遅れたけど。僕は中垣内果子。殺人事件の捜査に来た刑事さ」
巳六針助:頭の中で数える。巳六針助じぶん香林山ワタリいらいぬし東風谷ナガレめいたんてい
巳六針助:そして……中垣内果子けいじ。四人のよそ者。
巳六針助:「……最近殺人事件が起きたって聞いた。その捜査?」
巳六針助:「確かにそれなら、よそ者を疑ってるのも頷ける」
中垣内果子:「そう。既に地元の警察も目をつけてる」
巳六針助:その言葉に、面倒だとでも言いたげにわずかに眉を顰める。
中垣内果子:「……ただ。ちょっと余所者仲間に聞いたんだけどさ」
中垣内果子:「この町に異変が起きてるって本当かい?」
中垣内果子:東風谷ナガレのことを言っている。先ほど情報共有した。
中垣内果子:彼は今頃辺りで買い物をしていることだろう。
巳六針助:「海洋異変のことなら……」目を伏せる。「本当だよ。オレたちはその調査に来てた」
巳六針助:「街の人からは密猟者扱いされたけど。だから、殺人事件のことは……何も知らない」
巳六針助:「殺されたのはどんな奴なの?」
中垣内果子:「……外国人だ。多分この街の誰とも面識がない」
巳六針助:「……外国人。よそ者同士ってわけか」溜息を吐く。
中垣内果子:「海洋異変のこと。僕も無視できる立場じゃないから、ある程度手伝いたいと思う」
中垣内果子:「そして、殺人事件もなんらかの関連があるかもしれないと、疑ってる」
中垣内果子:「……でも、だ」
中垣内果子:「僕たちが動くには、何かと窮屈だよね。坂上館、だっけ」
巳六針助:「この町の親玉の根城」
巳六針助:「……家主が中々厄介そうな人なのは知ってる」
中垣内果子:「その家主のこと、知りたくない?」
巳六針助:商店街で買った、『八坂谷』の文字がプリントされている饅頭を一口齧る。
巳六針助:――東風谷ナガレ:『私とて、全福の信頼を置かれているわけではありませんのでね』
巳六針助:あの自称・名探偵には、一つ情報を貰った。その借りは返さなければならないと思う。
巳六針助:彼のためではない。自分のためだ。信念のため。
巳六針助:「興味は、ある」
巳六針助:「オレに何をして欲しい?」
中垣内果子:微笑む。
中垣内果子:「いてくれるだけでいい」
中垣内果子:「僕は、こう見えて……こわがりなんだ」
中垣内果子:「ひとりだと、精神がまいっちまってね」
巳六針助:「……」無言で、薄白く罅が入って汚れたベンチを指さす。自分も腰を下ろす。
中垣内果子:「ありがとう」「……この町には、すでに僕の『耳』を撒いてある」
中垣内果子:「それは人だったり、そうでなかったりするけど。ともかく、うまくいけばそろそろさ」
中垣内果子:というわけで
中垣内果子:ここで
中垣内果子:平フローレの情報を抜きに行きたいです。技能は盗聴術。
GM:おお
GM:感情修正はあるかな
中垣内果子:依頼人だけど、もらえるかいナガレくん
東風谷ナガレ:そんな……私の依頼人ですよ!?そんな依頼人を売るような真似……
東風谷ナガレ:でも知りた~い! 修正あげちゃいます!
GM:コラ~ッ
中垣内果子:わ〜い!
GM:では判定どうぞ!
中垣内果子:SG+1>=5 (判定:盗聴術)
ShinobiGami : (SG+1@12#2>=5) → 7[2,5]+1 → 8 → 成功

中垣内果子:やったね!
東風谷ナガレ:ナイスゥ!
GM:成功ですね~
巳六針助:ナイッシュ!
GM:では【秘密】とペルソナ×2のどちらが抜けるか 1D3で決定しますね
中垣内果子:どきどき
GM:1で【秘密】、2で【偽装】①、3で【偽装】②で
GM:1D3
ShinobiGami : (1D3) → 1

GM:おおっ
巳六針助:あっ
中垣内果子:秘密だ!
東風谷ナガレ:オッホホホ
GM:一発で【秘密】を抜くとは……お見事です
GM:では渡しますね~
巳六針助:ど……どうなってるんだ
中垣内果子:ホホホ
中垣内果子:受け取りました!
GM:感情共有でナガレくんにもお渡ししました
中垣内果子:これ……どうするか
中垣内果子:巳六くんにも渡しちまうか
巳六針助:ヤッタ~!
中垣内果子:あとで何かください
巳六針助:じゃあこっちも秘密抜いたら次会った時になかがいちさんにお渡しするわね
巳六針助:ウム…
中垣内果子:お願いします!
GM:了解です。ではフローレの【秘密】は全体公開ですね。
中垣内果子:よし……

・平フローレの【秘密】(1/2)
平フローレは、今回の事件の「犯人」を生み出した張本人である。

彼女の身体には『神器』の力を宿した血が流れている。
その血を館に存在する秘密の用水路から流し続け、その終着点の磯溜まりで神器の力を喰らった強大な生物を作り上げた。

そしてついに生まれた「怪物」は、その存在を嗅ぎつけたのだろう欧米人を殺害してしまった。
まだ「怪物」は完全に成長しきっていない。時間を稼がなければ、事件を調査しに来た別の者に「怪物」は討たれてしまうだろう。

平フローレの【本当の使命】は、自由になることだ。

・平フローレの【秘密】(2/2)
メインフェイズの終了条件は、「3サイクルが経過する」か「『怪物の隠れ家』への突入を宣言する」のどちらかとなる。
※『怪物の隠れ家』の情報を所持していなければ宣言できない

クライマックス戦闘には「怪物」が参加するが、時間が経過するごとに「怪物」は強化される。
第二サイクル終了
・生命力が4点増加
・妖魔武器【怪兜】を獲得(攻撃奥義による生命力減少を1点軽減)
・奥義を一つ追加で修得

第三サイクル終了
・生命力が3点増加(合計7点増加)
・追加のエネミーが出現
・エニグマ【防壁】を獲得(自分と同じプロット値のキャラクターの攻撃でなければ、生命力が0にならない)

中垣内果子:では
中垣内果子:「ああ、うん。わかっちゃったな、犯人が」
巳六針助:「……おいおい。あんた、ちょっと有能すぎるな」
中垣内果子:「運が良かっただけかもしれないよ?」くすくす、と笑う。
巳六針助:「そこそこ色んな忍者と戦ってきたけど、諜報戦なら多分お姉さんが一番だな……」
巳六針助:「……とにかく、このまま事態を放置しておくのが不味いのは解った。何か掴んだら、なるべく早めに連絡する」
中垣内果子:「嬉しいこと言ってくれるなあ」
中垣内果子:「うん」耳に口を近づけて「お願いするよ」と囁く。
中垣内果子:耳に心地いい以上の意味は何もない。
巳六針助:溜息を吐く。「昔のオレだったら参ってたな。生憎、今は効かない」
中垣内果子:「ふふふ。それは残念」
巳六針助:「そんなことして、情で縛ろうとしなくても……アンタには協力したいと思ってるよ。中垣内さん」
巳六針助:「それと、一人でいると参っちゃうって言ってたのは」
巳六針助:「……少しだけ解る。オレも、後悔することばっかりだ。……それじゃあ」
中垣内果子:「ん」
中垣内果子:手を上げ、ひらひらと振る。
巳六針助:ベンチから立ち上がる。去り際に、紙袋から饅頭を二つ置いていく。
巳六針助:「お仲間さんにも渡しといてくれ。調査料代わりだ」
中垣内果子:「はあい」
中垣内果子:そう言って、背を見送る。
中垣内果子:「ナガレくん」
東風谷ナガレ:去っていく少年と入れ違うようにすくとベンチに座り。
東風谷ナガレ:まんずと饅頭を掴み齧る。
中垣内果子:「やっぱりお腹空いてた?」くすくす
東風谷ナガレ:「はほはんははほはっは、はんはへは……足らず」ごくりと飲み込んで。
東風谷ナガレ:「どうでした、彼?」
中垣内果子:「うん。なかなかいいね。腹に何を抱えてるかまでは知らないけど」
中垣内果子:「実直な少年だ」
中垣内果子:「役に立ったよ」
中垣内果子:「……きみは」
中垣内果子:「どうする?これから」
東風谷ナガレ:心を覗き込まれるよう。そんな妖しい光を放つ彼女の瞳を、しかし拒むことはなく。
東風谷ナガレ:ふふんと挑戦的に微笑んで見せる。
東風谷ナガレ:「恐れながら。愚問と言わざるを得ませんね」
中垣内果子:「へえ?」
東風谷ナガレ:「私は探偵です。やるべきことは変わりませんとも」
東風谷ナガレ:「真相は間もなく明らかになるでしょう。その後……」
東風谷ナガレ:「探偵としての務めを果たすだけです。この東風谷ナガレはね」
東風谷ナガレ:「果子さんはどうです?」
中垣内果子:「僕も、やるべきことは決まっている」
中垣内果子:「与えるべきものに与えるだけさ───『死』を、ね」

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【第一サイクル:マスターシーン②】

GM:【第一サイクル:マスターシーン】
GM:シーンは先ほどの続きでいいか
GM:中垣内さんの登場になります
中垣内果子:登場!
GM:====
GM:──路面電車が通り過ぎる。
GM:雑踏は妙な静けさに包まれる。
GM:かつ、とアスファルトを叩く音。
中垣内果子:「───」
GM:白杖の音だ。
平フローレ:平フローレが、中垣内果子へと向かって、悠然と歩みを進めている。
平フローレ:「今晩は──」
中垣内果子:「こんばんは、お嬢さん」
平フローレ:「参ったよ、腹を探られてしまった」
平フローレ:ぶらぶらと指先に小さな機械を摘まみ上げている。盗聴器だろう。
中垣内果子:「はは。バレずに後始末までしておくべきだったんだけどなあ」
中垣内果子:「それで……きみは、どうするの?僕を、殺しに来た?」
平フローレ:「私の細腕では、そんなことはとてもできないよ」
平フローレ:「だから、人を使う──」かつ、と杖を鳴らす。
松葉ケンシ:「……」街角から、渋面を浮かべた男が姿を現す。
中垣内果子:「……そんな。松葉さん」
松葉ケンシ:「…提案はしたはずだ」
松葉ケンシ:懐に入れた手は、封筒ではなく拳銃を握っている。
中垣内果子:「あなたは……この町が……いや、世界が!」
中垣内果子:「災厄に沈んでもいいって言うのか?」
松葉ケンシ:「……やっぱり、本庁の人間は難しい事考えてるなあ」
松葉ケンシ:「そんなご立派な奴ばかりじゃ、ないだろ」
中垣内果子:「自分だって!死ぬかもしれないんだぞ!」
平フローレ:「いやだな、さっきも言っただろうに」
平フローレ:「私の細腕じゃ、とても」
平フローレ:「殺すなんてことはできないよ」
平フローレ:くす、と口角を上げて笑いを漏らした。
平フローレ:中垣内果子に戦闘を仕掛けます。
中垣内果子:戦闘!
松葉ケンシ:「忠誠」の感情により戦闘乱入します。
GM:他に戦闘乱入するキャラクターはいますか?
東風谷ナガレ:感情乱入ってシステムがあ……あるらしいですね
中垣内果子:ハァーッハァーッ
巳六針助:乱入し……感情がない!!
東風谷ナガレ:乱入しようじゃねえの
中垣内果子:なっ、ナガレくん!
巳六針助:クソ~~ッ 二人で頑張ってくれ!
中垣内果子:ごめんよミロピ〜!
GM:了解です!
GM:キャラシートを公開します。
GM:・松葉ケンシ(キャラシート)
GM:・平フローレ(キャラシート)
GM:では戦闘参加者と同人数、4ラウンドで戦闘は終了します。
GM:====
GM:【第一ラウンド】

 【第一ラウンド】
 ・中垣内果子      生命力6/6 器・体・忍・謀・戦・妖
 ・東風谷ナガレ     生命力6/6 器・体・忍・謀・戦・妖
 ・松葉ケンシ      生命力6/6 器・体・忍・謀・戦・妖
 ・平フローレ(一般人) 生命力6/6 器・体・忍・謀・戦・妖

GM:プロットをお願いします。
中垣内果子:プロット完了です
松葉ケンシ:では、このタイミングで
平フローレ:【偽装】①を公開します。
東風谷ナガレ:なんだあっ
中垣内果子:わーわー!

・平フローレの【真実】①
【王者】
この【真実】の持ち主に対してプラスの感情を持つキャラクター一人を目標にする。目標が行動するとき《傀儡の術》で判定を行わせることができる。
感情の種類が「忠誠」か「狂信」であれば、判定にはマイナス3の修正がつく。
判定に失敗すると、目標の行動を自由に操作することができる。(奥義や忍具の使用には目標の許可が必要である)
この効果は、セッション中目標一人につき一回のみ使用できる。

平フローレにとって、八坂谷は自身の王国にも等しい。
同時にそれは、閉塞感の象徴でもある。
時流に取り残された土地と、無能な顔ぶれに援助をする日々。杖の手放せない身体では逃げ出すこともできない。
気づけば、この町を疎ましく思っていた。

平フローレ:松葉ケンシがプロットを決定するタイミングで【王者】の効果を使用。
平フローレ:「いつでも使用できる」サポート忍法、【暁】を使用させます。
東風谷ナガレ:暁を~?
松葉ケンシ:このとき、《傀儡の術》の判定に成功すれば【王者】の効果を無視できるが……
松葉ケンシ:判定は放棄する。【暁】を使用。
松葉ケンシ:まず【暁】の指定特技の判定。《人脈》だ
松葉ケンシ:2D6>=5
ShinobiGami : (2D6>=5) → 7[1,6] → 7 → 成功

松葉ケンシ:成功、では情報判定を……平フローレに対して行う。
松葉ケンシ:指定特技は同じく《人脈》。
松葉ケンシ:2D6>=5
ShinobiGami : (2D6>=5) → 7[2,5] → 7 → 成功

松葉ケンシ:成功。
東風谷ナガレ:何が行われてるってんだよ!
中垣内果子:どういうことなんだ!
巳六針助:気色の悪い判定をするんじゃないよ……!
GM:【秘密】かペルソナか、選択はなぜか発生しません。
東風谷ナガレ:なんでやろな~?
GM:平フローレの【偽装】②が公開されます。
東風谷ナガレ:うわあああッ

・平フローレの【真実】②
【魅惑】
この【真実】が公開されたとき、シーンに登場しているキャラクター全員は、この【真実】の持ち主にプラスの感情を獲得する。感情の種類は【真実】の持ち主が決定する。

平フローレには、母親から遺伝した、他者の心身に働きかける力が備わっている。
米国人であった母親はかつてその力を狙われ、日本に亡命してきた。
しかし追跡者によって、両親はもろともに殺害されてしまった。
この力は、所有者を生き延びさせるものではないのだろう。

平フローレ:【魅惑】の効果により、シーンに登場しているキャラクター……中垣内果子と東風谷ナガレに
中垣内果子:ひー!
平フローレ:平フローレに対する「忠誠」の感情を取得させます。
東風谷ナガレ:ワンワン!
平フローレ:これで【王者】の発動条件を満たすようになったね。
中垣内果子:はい……忠誠します
Tekey:GMがダイス目を変更しました。(秘匿)
Tekey:GMがダイス目を変更しました。(秘匿)
GM:では改めて、プロット完了しました。
GM:フローレは一般人なので、通常のプロットではなく「予測値」というものを行います。
GM:「予測値」と同じプロットのキャラクターに対してのみ【接近戦攻撃】を行うことができ、フローレ自身は0プロットにいる扱いです。
東風谷ナガレ:なるほどなるほど
中垣内果子:理解!
Tekey:東風谷ナガレがダイス目を変更しました。(秘匿)
東風谷ナガレ:プロOK
GM:OK
GM:GMはフローレ→松葉の順で公開。
GM:ではプロット公開お願いします!
Tekey:東風谷ナガレがダイスを公開しました。出目は「4」です。
Tekey:GMがダイスを公開しました。出目は「4」です。
Tekey:中垣内果子がダイスを公開しました。出目は「3」です。
Tekey:GMがダイスを公開しました。出目は「5」です。

→<プロット5>
(松葉)
<プロット4>【平・予測値】
(東風谷)
<プロット3>
(中垣内)
<プロット0>
(平)

東風谷ナガレ:予測されちゃったじゃんッ
GM:ではプロット5、松葉ケンシから。
松葉ケンシ:まずは当てられそうな方に。
松葉ケンシ:【夢浄瑠璃】を東風谷ナガレ目標で使用。
松葉ケンシ:2D6>=6
ShinobiGami : (2D6>=6) → 10[4,6] → 10 → 成功

東風谷ナガレ:ギャ~ッ
松葉ケンシ:成功。回避は《傀儡の術》にマイナス1修正、命中すれば集団戦ダメージ1点だ。
東風谷ナガレ:エグいぜ
中垣内果子:うおお感情投げますか
東風谷ナガレ:いただこう 回避します
中垣内果子:投げます!
東風谷ナガレ:プラマイ0修正 伝達術で回避
東風谷ナガレ:2D6>=7 (判定:伝達術)
ShinobiGami : (2D6>=7) → 11[5,6] → 11 → 成功

東風谷ナガレ:シャッ
中垣内果子:つよお!?
松葉ケンシ:流石
巳六針助:強い!
平フローレ:こんなのはどうかな? 遁甲符を使用。
平フローレ:一般人なので忍具を3つ持っているよ。
東風谷ナガレ:コラ~~~ッ👆️💦
中垣内果子:ヒエーッ
東風谷ナガレ:ではもういちど…
東風谷ナガレ:2D6>=7 (判定:伝達術)
ShinobiGami : (2D6>=7) → 5[1,4] → 5 → 失敗

東風谷ナガレ:無理っちゃねえ!
松葉ケンシ:では集団戦ダメージ1点だ。
GM:WT
ShinobiGami : 変調表(6) → 呪い:修得している忍法の中からランダムに一つを選び、その忍法を修得していないものとして扱う。この効果は、修得している忍法の数だけ累積する。各サイクルの終了時に、《呪術》で行為判定を行い、成功するとこの変調はすべて無効化される。

中垣内果子:アー
東風谷ナガレ:オホホホ……
巳六針助:呪いキッツ♡
GM:東風谷くんは1D5を振ってね
東風谷ナガレ:キャラシ上から順
東風谷ナガレ:1d5
ShinobiGami : (1D5) → 4

東風谷ナガレ:矢止め 腐ってたからヨシ
GM:OK
松葉ケンシ:行動は以上。
GM:プロット4、東風谷くん行動……

<プロット5>
(松葉)
→<プロット4>【平・予測値】
(東風谷)
<プロット3>
(中垣内)
<プロット0>
(平)

平フローレ:に、割り込むよ。【王者】を使用。
東風谷ナガレ:ハワワ~
平フローレ:「自分を目標に【接近戦攻撃】を使用し、回避も防御もせずに受けなさい」
平フローレ:命令に抵抗する場合は、《傀儡の術》で判定。
平フローレ:ただし結んでいる感情が「忠誠」の場合、マイナス3修正がつくよ。
東風谷ナガレ:なんてことだ
東風谷ナガレ:抵抗してみようぜ
東風谷ナガレ:2D6-3>=7 (判定:伝達術)
ShinobiGami : (2D6-3>=7) → 5[1,4]-3 → 2 → 失敗

東風谷ナガレ:オホホホ
中垣内果子:ひえーん
GM:では【接近戦攻撃】を振ろう
東風谷ナガレ:ファンブル値が下がってんだよなあ よりにもよって
東風谷ナガレ:SG#3>=5 (判定:用兵術)
ShinobiGami : (SG@12#3>=5) → 3[1,2] → 3 → ファンブル

東風谷ナガレ:ギャハハハ!
中垣内果子:おおおお
東風谷ナガレ:今日ほどファンブルを嬉しいと思ったことはねえぜ~ッ
巳六針助:草
平フローレ:そんな……
平フローレ:遁甲符を使用するね……ファンブルは悲しいから
巳六針助:ガントス……お前は男だ
中垣内果子:とんこふ3枚持ちなのか…?
東風谷ナガレ:コラ~~~~~~~~~~~~!!!!👆️👆️👆️💦💦💦💦💦💦💦
東風谷ナガレ:SG#3>=5 (判定:用兵術)
ShinobiGami : (SG@12#3>=5) → 5[1,4] → 5 → 成功

東風谷ナガレ:こ無ぞ
東風谷ナガレ:RTT
ShinobiGami : ランダム指定特技表(5,6) → 『戦術』意気

GM:では接近戦ダメージ1点を受けてもらいましょう
GM:戦術?
東風谷ナガレ:なんか知らんのも出たな 戦術で
東風谷ナガレ:戦術!?
東風谷ナガレ:最悪だぜ
東風谷ナガレ:特になにもないので脱落だぜ!
GM:OK
東風谷ナガレ:何しに来たんだこいつ!
中垣内果子:盾になってくれた…
GM:続いてプロット3、中垣内さんの行動……

<プロット5>
(松葉)
<プロット4>【平・予測値】
(東風谷)
→<プロット3>
(中垣内)
<プロット0>
(平)

平フローレ:にも、割り込むよ。
平フローレ:「自分に対して【揺らし】【接近戦攻撃】を使用し、回避も防御もせずに受けなさい」
中垣内果子:ギエー
平フローレ:抵抗する場合は《傀儡の術》にマイナス3修正。
中垣内果子:抵抗!
中垣内果子:SG#3-3>=6 (判定:九ノ一の術)
ShinobiGami : (SG-3@12#3>=6) → 10[4,6]-3 → 7 → 成功

中垣内果子:抵抗・・・・・・できた!
平フローレ:う~ん
平フローレ:かなり強い……最後の遁甲符を切るよ
中垣内果子:やはりあったか
中垣内果子:もう一度
中垣内果子:SG#3-3>=6 (判定:九ノ一の術)
ShinobiGami : (SG-3@12#3>=6) → 2[1,1]-3 → -1 → ファンブル

中垣内果子:アー
中垣内果子:じゃあ接近戦攻撃振るね…
GM:お願いします!
中垣内果子:SG#3>=5 (判定:拷問術)
ShinobiGami : (SG@12#3>=5) → 8[3,5] → 8 → 成功

中垣内果子:うえーん
平フローレ:回避も防御もせず、受けてもらおう。
中垣内果子:2削れるよ
GM:接近1射撃1ですね。
中垣内果子:1b6 そうだった!まずは接近戦
ShinobiGami : (1B6) → 4

中垣内果子:謀術
中垣内果子:おい!!!!!!
中垣内果子:もういっこは戦術削ります
東風谷ナガレ:俺達の身体はボドボドだ
GM:OK!
GM:では中垣内さんは戦闘脱落。
平フローレ:プロット0のタイミングで、フローレも自主脱落する。
中垣内果子:脱落です とほほ
松葉ケンシ:勝者になったので……戦果として中垣内果子の【秘密】を獲得する……。
GM:戦闘終了です。
GM:====
平フローレ:「私が使うのは、他人──」
平フローレ:歌を口ずさむように言葉を紡ぐ。横に目を向ける。
平フローレ:「君も上手く使えるよ。君よりもね……東風谷ナガレ君」
東風谷ナガレ:何とか場を収めようと、機を伺い横入りする出鼻を挫かれて。すごすごと躍り出る。
東風谷ナガレ:「おや、平さん……あなたほどの方が、このような場所まで降りて来るとは」
東風谷ナガレ:「空気もあまりよくはないでしょう。さあさあ、私と一緒にお屋敷に戻りましょうよ───」と視線を彼女に投げかけたまま。
東風谷ナガレ:何気ない歩法で───それがごく当たり前のように、自然な動作で。松葉刑事の構える銃に素早い速度で手を伸ばす。
平フローレ:「そうだね、空気をよくしようか」
平フローレ:当然のように口にする。
松葉ケンシ:命令を受けた猟犬のように、機敏に動く。
松葉ケンシ:戦闘の動きではない。銃が奪われることなど優先度が何よりも低いかのように、端末に指示を送る。
GM:町の明かりが消える。
平フローレ:「…これが見たかったんだろう?」

平フローレ:暗闇の中で、閉じられていた瞼を開く。
平フローレ:薄い灰色の瞳が、宝石のような光を帯びて爛々と輝いている。
平フローレ:それは見る者を魅了する。抵抗の意思を奪う。命を投げ出させる。
中垣内果子:「───っっ」
平フローレ:神の力を連想させるような、魔力を帯びた視線である。
東風谷ナガレ:「な……っ」
中垣内果子:敵わない。自分が何をしてもどうしても敵うことはない。ぞわぞわと血の気が引いていく。
東風谷ナガレ:「なんと神々しい……」手繰り寄せた銃が手中からするりと抜け地に落ちる。
平フローレ:「私は──この町、どうだっていいんだ」
平フローレ:二人に歩み寄る。戦闘中でありながら、現れた時と同じく悠然と。
平フローレ:「産まれた時からこの町で、平家の娘として生きてきた」
平フローレ:「けど……それだけだ。こうして命令して、得意にもなれない」
平フローレ:かつ、かつ、と杖の音が鳴る。
平フローレ:「勿論わかっているよ。私は世界の王というわけじゃない」
平フローレ:「私の母も、同じような力を持っていたけれど……日本に亡命して、それでも殺された」
平フローレ:「わかるかな?」
平フローレ:中垣内果子の目の前に立つ。人差し指を向け、ゆっくりと首筋をなぞる。
中垣内果子:「ぁ……っ……」
平フローレ:「それでも、私の器がこの町以上ではなくても」
平フローレ:かつ、かつ
平フローレ:「私が、この町を壊さない理由にはならない」
平フローレ:東風谷ナガレの側面に立つ。
平フローレ:「私が、この檻を壊すのをやめる、理由にはならない」
東風谷ナガレ:「…………」
平フローレ:そっと耳打ちし、人差し指で胸をなぞる。
中垣内果子:「あな……たは………」
東風谷ナガレ:「壊す理由にも……ならないでしょ?」
東風谷ナガレ:「あなたのお母さんが殺されたのは、この町が原因なんですか?」
東風谷ナガレ:「あなたが此処に留まらざるを得なかった理由も……この町が原因なんですか?」
東風谷ナガレ:「それ……」
東風谷ナガレ:恭順の意を示すよう、頭は下げたまま。しかし、精一杯の抵抗。へらへらと笑いながら。
東風谷ナガレ:「ただの、八つ当たりなんじゃないですか?」
平フローレ:「そうだよ、と言ったら」
平フローレ:「君はどうするの?」
中垣内果子:ちかちか瞬くような視界の端で、東風谷ナガレを見る。
東風谷ナガレ:「どうにも出来ません!」きっぱりと言い放つ。
東風谷ナガレ:「まだ、答えを得る段階にすら私たちは辿り着いておりませんもの!」
東風谷ナガレ:「いや聞いて下さいよ。こんなに早く、平さんの真相の一端に触れるとは思わなくて……」
東風谷ナガレ:「優秀すぎてごめんなさいね。松葉さんとおっしゃいましたか。凄いでしょ、果子さん」
松葉ケンシ:「……?」
松葉ケンシ:怪訝そうな瞳を向ける。
中垣内果子:「あ……はは、は」
中垣内果子:「一足跳びだった……ね……でも……そうか」
中垣内果子:「わかるよ、なんて言えないけど……自由には……なりたいよね……」
中垣内果子:「すごいっていうならナガレくんも、……だけど ね」
中垣内果子:言葉を絞り出す。そうすることで意識を保とうとした。
平フローレ:「ああ……抵抗しているんだ」
平フローレ:「すごいね、忍びと言うのは、本当に優秀」
平フローレ:「生命力も、きっとすごいよね」
平フローレ:「けれど」
平フローレ:「私は、君たちに矜持を求めてはいない」
平フローレ:言葉を紡ぐ。従わざるを得ない、魔性の言を。
平フローレ:「私の支配など受けないというのなら」
平フローレ:「私が触れたところを、これでそぎ落としなさい」
平フローレ:二人の手に、尖った石を握らせる。
平フローレ:「君たちの信念が本当なら、きっと、朝までには終わるよ」
平フローレ:「そうしたら……また話を聞いても、いいかな」
中垣内果子:ぶるぶると震えながら汗を流す。その尖った石を、首筋に。
東風谷ナガレ:冗談でしょ?という目で平さんから果子さんへ、次いで手元に握らされた石を見る。
東風谷ナガレ:「い……一時間にまかりません?」
中垣内果子:ざり、ざり
平フローレ:「ふふ」
平フローレ:その結果を、見ようともしない。
平フローレ:いや、あるいは見ることができないのだが。
中垣内果子:ざり、ざり、ざり、ざり。
中垣内果子:「く……ぐ、ふ」
平フローレ:路傍の石のように置き去りにして、女王は去る。
中垣内果子:「うぐうう、ぐ、ぅぅううぅう……!」
中垣内果子:肉がえぐれて、鮮血がその姿を表す。
中垣内果子:「ご……め」ん、まで言えずに、その意識を落とした。
東風谷ナガレ:彼女の名を呼ぶ前に、くぐもったうめき声が漏れる。
東風谷ナガレ:かつて白かったシャツは一面、赤黒いものに覆われている。
東風谷ナガレ:顔を顰め、今尚止まろうとしない石片を掴む己の手をじ、と見つめてぽつりと漏らす。
東風谷ナガレ:「失策でした。戒めとして潔く受け止めましょう。次はこうは……」
東風谷ナガレ:「あ、ごめんやっぱ無理、メッッチャ痛いこれ……ストップストップ!」
東風谷ナガレ:男の悲鳴が、路面電車が通り過ぎる音と共に消えていく。
GM:====
GM:サイクル終了時、変調の解除判定が可能です。
東風谷ナガレ:呪いを解除した~い
GM:《呪術》で判定どうぞだよっ
東風谷ナガレ:てか……医霊ってドラマシーンでも使えるんだ……
東風谷ナガレ:とりあえず呪術判定するっぴ
東風谷ナガレ:戦術ないじゃん!
東風谷ナガレ:ふざけやがって~~~~ッ
GM:気づいたか…
東風谷ナガレ:別にあんま困ってないんだよな
東風谷ナガレ:スペチャレだけするか
GM:ウェイ
東風谷ナガレ:調査術で代用判定します。
東風谷ナガレ:SG#2>=14 (判定:調査術)
ShinobiGami : (SG@12#2>=14) → 4[1,3] → 4 → 失敗

東風谷ナガレ:ホイ
GM:ホイ
GM:====
GM:第一サイクルを終了します。
GM:第二サイクルを開始します。
GM:====

【目次へ戻る】

【第二サイクル:マスターシーン③】

GM:【第二サイクル:マスターシーン】
GM:東風谷ナガレ君に登場していただきますよ。
東風谷ナガレ:ム!?
GM:====
GM:──八坂谷・総合病院
GM:坂の中腹に建てられた病院。特に良い噂も悪い噂もない。
GM:地域に密着していることは確かである。
GM:東風谷ナガレは、その病室で目を覚ました。
松葉ケンシ:「……目が覚めたか」
松葉ケンシ:枕元に座っている男が、疲労感を浮かべながら口を開く。
東風谷ナガレ:「………?」微睡んでいた意識が徐々にはっきりとしてくる。
東風谷ナガレ:知らない天井と共に、消毒液の香りと……煙草の残り香であろうか。すん、と鼻を鳴らし、瞼を開けて身体を起こそうとする。
東風谷ナガレ:「あ痛だだ」
東風谷ナガレ:「おや……松葉刑事」
松葉ケンシ:「ああ。手痛い躾を喰らったな」
松葉ケンシ:「嬢ちゃん……平フローレの考えは昨日の通りだ」
松葉ケンシ:「次は死ぬかもしれないが……」
松葉ケンシ:煙草を取り出そうとして、止める。
松葉ケンシ:「どうする」
東風谷ナガレ:目線を下げる。胸にはぐるぐるに巻かれた包帯。
東風谷ナガレ:「松葉刑事。私とて命は惜しいのです」
東風谷ナガレ:「忍びとは、信念や流儀を貫くためなら死を厭わないものである」
東風谷ナガレ:「そのような言説がこの世界の裏には広まっておりますが……私は御免です」
東風谷ナガレ:「私は死ぬぐらいなら、尻尾を撒いて逃げ出しますとも……されど」
東風谷ナガレ:「平さん。彼女は、我々の命を奪える状況だったにも関わらず……“脅し”で済ませたのです」
東風谷ナガレ:「次は無いぞ、と。しかし、言い換えるなら……“脅迫”とは。望まない戦いを避けるべく行われる行為」
東風谷ナガレ:「彼女も、我々の力を恐れているということです」
東風谷ナガレ:「果子さん……この病院にいらっしゃるのでしょうか?彼女も、私と同じ答えを出す筈でしょう」
東風谷ナガレ:「私は私の務めを果たすのみです。松葉刑事……あなたは、このままで?」
松葉ケンシ:「…そうだ」
松葉ケンシ:諦念を漂わせて、薄く笑う。
松葉ケンシ:「今更、変わってはいけない」
東風谷ナガレ:「彼女に従ったままでは、この町が破滅の運命を辿ってしまう……」
東風谷ナガレ:「そのようなことは、とっくにご存知のはず。事情がお有りのようですね」
松葉ケンシ:「誰にでもある。その上での話だがな」
松葉ケンシ:「お前たちに口出しをするつもりで来たんじゃないんだ」
松葉ケンシ:「ただ……死人が出ると、町の人間が不安がるからな」
松葉ケンシ:「なるたけ、死なないでくれ」
東風谷ナガレ:きょとんとした顔のあと、僅かに笑って。
東風谷ナガレ:「善処いたしますとも。その努力のためにも……」
東風谷ナガレ:「この町の事情に詳しいベテラン刑事さんのお力添えなんかもあると、非常~に助かるのですけどねえ」
松葉ケンシ:「……」
GM:シークレットダイス
松葉ケンシ:ではこのタイミングで【裏経費】でお金を一つ獲得。
松葉ケンシ:「……これを預かっておけ」
松葉ケンシ:東風谷くんにお金を一つ受け渡します。
東風谷ナガレ:マジ~~?
松葉ケンシ:電子端末だ。昨晩操作したものと似ている。
松葉ケンシ:「八坂谷のものならおおよそ動かせる、一瞬程度だろうが」
松葉ケンシ:「それ以上が欲しければ、まずは傷を治してからにしろ」
東風谷ナガレ:「おお!言ってみるものですね!」はは~と頭を下げて。
松葉ケンシ:席を立つ。
東風谷ナガレ:「大事に扱わせていただきます。あっ、あとひとつだけ。松葉刑事どの」
東風谷ナガレ:「果子さん、食べ物やお菓子の類などは、嫌いではない筈ですよ」
東風谷ナガレ:とんとん、と首のあたりを手で叩く。
東風谷ナガレ:「本庁の方に失礼のなきよう!」あっはっは、と手を振って見送る。
GM:====

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【第二サイクル:巳六針助】

GM:【第二サイクル:巳六針助】
GM:登場希望とシーン表をどうぞ!
巳六針助:登場希望は……ナガレくん!
東風谷ナガレ:お目が高いですね……出ましょう
巳六針助:香林山さんの秘密を抜きたいと考えています。
巳六針助:では……シーン表!
巳六針助:CST
ShinobiGami : 都市シーン表(2) → シャワーを浴び、浴槽に疲れた身体を沈める。時には、癒しも必要だ。

GM:あら……
東風谷ナガレ:男二人で……?
巳六針助:銭湯!
東風谷ナガレ:そんな……香林山さんと果子さんは……
東風谷ナガレ:私が2人分になるしかないのか
GM:男の密度が上がるだけだろ!
GM:====
GM:──『やさの湯』
GM:港近くに存在する古びた銭湯である。
GM:潮風を身体から流すため利用者は多い。とはいえ、施設は最低限だ。
GM:湯の熱さは相当なものかもしれない……
巳六針助:か ぽ ォ ン ―― ……
巳六針助:八坂谷の遠景を描いたタイルに、タライを落とす音が反響する。
巳六針助:「……お湯に入れるくらいには回復した?」
巳六針助:浴槽の縁に体を預けながら、正面の……さほど歳の変わらない、もう一人の青年を見やる。
東風谷ナガレ:「湯船の気持ちよさを味わえるぐらいには。塞がったのは見た目だけですけれど」
東風谷ナガレ:やや顔を赤らめながらタオルを頭の上に乗せた青年が答える。
東風谷ナガレ:「圧巻でしたよ、彼女の力は。どこか我々が奢っていた部分もあったでしょうが」
巳六針助:「正しく彼女はこの町の”王様”ってことか……よく無事だったね」
巳六針助:「アンタの言う通り、警告で済ませたい事情もあるのかも知れないけど」
巳六針助:タオルで汗を拭う。マスクも今は外しており、まだあどけない素顔が見えるだろう。
巳六針助:「……平フローレの血液は、秘密の用水路を通じて磯溜まりに流れ込んでいた」
巳六針助:「オレの同行者が、このことを知っててオレに護衛を依頼したのか……あるいは他に別の目的があるのか」
巳六針助:「確かめる必要がある。誰が敵で誰が味方かも解らないこの状況じゃ、特にね」
巳六針助:「大丈夫だ。こういう状況には慣れてる。上手くやれるはずだ……」言い聞かせるように呟く。
東風谷ナガレ:「海洋生物の異常成長……十中八九、彼女の所業に伴う副産物でしょう」
東風谷ナガレ:「平さんの真の目的……そのためにも、“怪物”と称されるであろう生物の居場所を特定するのは必須」
東風谷ナガレ:「針助くんの依頼主……香林山さんでしたか」
東風谷ナガレ:「その心を伺う術はお持ちで?」
巳六針助:「やり方が合ってれば」目を閉じる。「多分、もうすぐ解る」
巳六針助:……という感じで
巳六針助:《分身の術》で情報判定をしたいです。
GM:了解です!判定どうぞ
巳六針助:対象は香林山さんの秘密!
東風谷ナガレ:修正いるかい?
巳六針助:欲しいっちゃ~~!!
東風谷ナガレ:しな!+1だ
巳六針助:ありがとうございます~!!やるぜ!
巳六針助:SG>=4
ShinobiGami : (SG@12#2>=4) → 6[2,4] → 6 → 成功

巳六針助:ヒョ……
東風谷ナガレ:ナイスだぜ パワフル魂
GM:成功ですね! お見事
GM:では送るぜ 香林山の秘密を
巳六針助:来ませい!
GM:東風谷くんにも共有で送ります
東風谷ナガレ:ありがとうございます!
GM:では〆をどうぞ~
巳六針助:……排水溝の近くに、黒い糸状の物体が寄り集まっている。それは毛髪ではなく、まさしく糸だった。
巳六針助:ひとりでに動き、巳六針助の手元に戻る。
東風谷ナガレ:「うわ……」
東風谷ナガレ:「素敵な術ですね!」
巳六針助:「ビジュアル的にアレなのはオレだって自覚してるんだよ」
巳六針助:糸は所々ほつれ、絡み、複雑な記号を描くように傷ついている。それらを一読する。
巳六針助:「……そう言えば、八坂谷饅頭は美味しかった?」
巳六針助:「中垣内さんと付き合いがあるなら、伝えといてくれ」
東風谷ナガレ:「それはもう!この町で買うお土産は決まったようなものです……はい、お伺いします」
巳六針助:「『隠れ家』に関しては、オレの依頼主……ワタリさんが何とかできる。情報さえあれば」
巳六針助:「あの人はプロだ」
東風谷ナガレ:「おお!さすが専門家スペシャリスト!」
東風谷ナガレ:「情報というのは察するに……その生物の特徴?などでよろしいでしょうか」
巳六針助:無言で頷く。「あんたの観察力が頼りだ。名探偵」
巳六針助:「それと……あの人には借りがあるんでね。この情報も渡しておく」
巳六針助:腕につけた銭湯のリストバンド。そこのホルダーから、折り畳まれた紙片が出て来る。
巳六針助:「死体」の【秘密】を東風谷さんにお渡しします。感情共有で中垣内さんにも伝わるはず
東風谷ナガレ:ファ!?
東風谷ナガレ:持っていただと~!?
GM:お、了解です
GM:全体公開ですね
巳六針助:お願いします!

・「死体」の【秘密】
死体の正体は、米国秘密諜報部のエージェント・コードネーム「C」である。
彼はシノビガミ復活の可能性がある、『神器』の情報を調査していた。
過去に神器をその血に宿していた米国人の女性がおり、その人物が日本の八坂谷に亡命した、という情報を彼は持っていたのだ。

調査結果は「メモリーカード」に記録されているが、専用の「解読器」が無ければ内容を読めないようになっている。

しかし、調査結果が完成しているのに、八坂谷に潜伏を続けたことで殺害までされてしまっているのは妙だ。
彼は八坂谷で、調査結果を誰かと取引する予定だったのかもしれない。

東風谷ナガレ:はえ~~~
巳六針助:「……彼が調べていた情報は、あんたらから聞いた話と大体一致する」
巳六針助:ざぱり、と浴槽から出る。「死んだらいけない所で死んだね、あの人は」
巳六針助:「まあ、忍者の世界じゃよくあることだ。ガキみたいに取り立てて騒ぐことでもない」
東風谷ナガレ:つらつらと紙片に目を通した後、握りつぶすように紙片を手中へと隠し、次に開いた時には消えている。
東風谷ナガレ:「そうですね」
東風谷ナガレ:「フフフ。そんな当たり前のことを、わざわざ口に出すぐらいです」
東風谷ナガレ:「話したことも無いお相手のことまで無念に想うことが出来る。お優しい人なのですねえ。針助くんは」
巳六針助:「……あんた、ちょっと昔の友達を思い出すな。オレを優しい奴だってことにしたがるのが、癪に障るよ」
巳六針助:「コーヒー牛乳奢ってやろうかと思ってたけど、やっぱりやめた。自分で買ってくれ」
巳六針助:「オレはもう出る」
東風谷ナガレ:「なんて冷たい人なんだ!」
巳六針助:溜息を吐き、がらりと脱衣所への扉を開ける。
GM:====

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【第二サイクル:東風谷ナガレ】

GM:【第二サイクル:東風谷ナガレ】
GM:登場希望とシーン表をどうぞ
東風谷ナガレ:とりあえず情報共有したいので……果子さんをお呼びいたしますとも。
東風谷ナガレ:NPCなんだけどな~ 松葉さんもワタリさんも呼びたくて困るな
東風谷ナガレ:果子さんの手番は残ってるし……情報の渡しだけならメチャ急ぎで!なくてもいいか
東風谷ナガレ:果子さんと……松葉刑事を呼べるかな
中垣内果子:はいさ
GM:松葉も登場しましょう。
GM:シーンはどうしますか?
東風谷ナガレ:果子さんって私と同じ病院で入院してたかんじ?
東風谷ナガレ:それなら病院でいいかも マスタでやったやつ
GM:了解です。
GM:====
GM:──八坂谷病院。
GM:昨夜からの雨は上がり、病院の受付には雲間からの陽が差し込んでいた。
GM:待合には老人が多く、益体の無い話を続けている。
GM:一方、ある病室で行われる会話は、ひそかに囁かれていた。
東風谷ナガレ:とある病室の一室にて。ベッドの傍のパイプ椅子に腰を落ち着かせ。しょりしょりとりんごの皮をナイフで剥いている。
東風谷ナガレ:「私も大概でしたが。手酷くやられたものですね」
東風谷ナガレ:「お加減のほどは?」
中垣内果子:「けほ、けほ。……なんて」わざとらしく咳をする
中垣内果子:「言うほどではないけどね。ただちょっと、術回路がイカれてる」入院着。首元は包帯でぐるぐるに巻かれている。
東風谷ナガレ:「なまじ眼を開けてしまった分……嫉妬してしまったのかもしれません」
東風谷ナガレ:「な、なんだあの美人刑事は……キ~ッ!この私と匹敵する美貌を保つ女がこの町にいるなんて許せない!」
東風谷ナガレ:「と……」兎がたに切りそろえたりんごをひとつ、ぱくりと口に含む。
中垣内果子:「あははは。まあ僕は紛れもなく美人だと思うけどさ」
中垣内果子:「彼女、そんなことには頓着しないと思うよ」
東風谷ナガレ:「そうでしょうとも」悪びれもせず。
東風谷ナガレ:「ともあれ、果子さんが十全に動くまでは、いまひとつ時間がかかるご様子」
東風谷ナガレ:「幸い、私の方は動けるまでには快復いたしましたので……先に調査結果を共有いたしましょう」
東風谷ナガレ:香林山ワタリの【秘密】を果子さんにお渡しします。公開になっちゃうよ~ん
中垣内果子:いえーい
GM:了解です。

・香林山ワタリの【秘密】
香林山ワタリは八坂谷で発生した殺人事件の情報を独自に入手し、死体の受けている傷が、生物の顎や鋏角によって与えられたものだと診断している。
同時に傷の大きさから判断するに、“犯人”は異常成長に輪をかけて巨大な生物……もはや怪物と呼ぶべきサイズになっているだろう。
それほどのサイズであれば、隠れられる場所は限られるはずだ。
生物種が何かの情報さえ掴めれば、その隠れ家を推理することができるだろう。

香林山ワタリに「事件の原因となった生物の種類」に関する情報を受け渡しすれば、『怪物の隠れ家』の情報を獲得することができる。
PCは自分の手番に『怪物の隠れ家』に突入することを宣言できる。

東風谷ナガレ:幾枚かの書類をベッドに誂えられた簡易デスクの上に置いて。
東風谷ナガレ:「要点を言えば、怪物の種類の特定に至るまでの情報の入手」
東風谷ナガレ:「および……果子さんがお持ちであると伺っています、“メモリーカード”の解読」
東風谷ナガレ:「一旦はこの2つに絞り、調査の方を進める方針です」
中垣内果子:書類を手に取り目を走らせる。
中垣内果子:「要約、助かる。ちゃんと自分でも読むよ……そうだね」
中垣内果子:「”メモリーカード”は僕が持ってる。死体についても……やっぱり、間違いない」
中垣内果子:「情報を早く集めないと………っ」
中垣内果子:痛みに顔を顰める。
東風谷ナガレ:「横になったままで構いません。ご無理なさらず」
東風谷ナガレ:努めて冷静に、しかし僅かに優しい声色で。
東風谷ナガレ:「前者についても後者についても、まだ確実なことは何一つ言えません」
東風谷ナガレ:「華麗に真相を叩きつける名探偵とは言え、そこに至るまでの道程は地道で泥臭いもの」
東風谷ナガレ:「しかし、諦めなければ……必ず向こうから“真相”は顔を覗かせるというもの」
東風谷ナガレ:「差し当たって……この舞台の上に立っている人間の、隠された意図を」
東風谷ナガレ:「ひとつひとつ、暴いてみせましょう。有無を言わさずにね」
東風谷ナガレ:ジャケットの内側より取り出した電子端末を取り出して見せる。
東風谷ナガレ:それは、松葉ケンシより手渡されたもの……では無く。彼が探偵として業務に臨む際、いつも持ち歩いている仕事道具のうちのひとつ。
東風谷ナガレ:「先ほど、コートのポケットにこっそりと。子機の方をするりと滑り込ませておきました」
東風谷ナガレ:ということで……松葉ケンシさんの秘密を探るぜ!《衣装術》で!
東風谷ナガレ:果子さんは感情くれるかな~?
中垣内果子:あげるよ!
東風谷ナガレ:やった~!
GM:では判定どうぞ~
東風谷ナガレ:【探偵学】で出目+1、ファンブル値が-1です。
東風谷ナガレ:2D6+2>=5 (判定:衣装術)
ShinobiGami : (2D6+2>=5) → 7[3,4]+2 → 9 → 成功

東風谷ナガレ:オッホホホ
GM:優秀~
GM:では松葉ケンシの【秘密】をお渡しします。全体公開ですね。
東風谷ナガレ:そうわぜ

・松葉ケンシの【秘密】
松葉ケンシは、平フローレに「忠誠」の感情を抱いている。
これは彼女が八坂谷の警察権力にも干渉しうる権力者だから、というだけではない。
フローレの両親が急死したとき、その死には不審な点があったにも関わらず、警察は事故として捜査を打ち切った。
そのことがフローレに対する負い目となり、逆らえないのだ。

松葉は平フローレの【秘密】を所持しており、今回の事件に彼女が関わっていることを知っている。
しかし自分で止めることができないため、フローレが八坂谷に災厄を齎すのを阻止するように、ある忍びに依頼をした。

松葉ケンシの【本当の使命】は、フローレの目的を阻止することだ。

東風谷ナガレ:ま、松葉……
中垣内果子:松葉さんっ!
巳六針助:松葉……お前って奴は……
GM:では〆をしたりするとよいぞ
東風谷ナガレ:端末上に写ったモニターには、件の人物がこの病室へとゆっくり近づいて。扉の前で止まっていることがはっきりと分かる。
東風谷ナガレ:「心中お察しします」
東風谷ナガレ:「あなたの刑事としての矜持は、斬り捨てられたに等しいことだった筈」
東風谷ナガレ:扉に向けて声を発す。
松葉ケンシ:扉を開け、姿を現す。
松葉ケンシ:「やめてくれ……と言うには、俺の態度も女々しかったな」
松葉ケンシ:紙袋をテーブルに置く。地元の銘菓が納められている。
中垣内果子:「松葉さん……」
松葉ケンシ:「アンタは、アンタの目的が俺たちの理念に反するものではないと言ったが」
松葉ケンシ:首を振る。
松葉ケンシ:「無いんだよ。俺たちに理念……矜持というものは」
松葉ケンシ:「十年前の事件を、嬢ちゃんにすべて背負わせたその時から」
松葉ケンシ:「そんなものがあるとは、とても言えない」
松葉ケンシ:ふっ、と軽く息を漏らす。
松葉ケンシ:「今でも思い出す。治隆、エリダさん……あの子の両親だ」
松葉ケンシ:「治隆は俺の旧友だった。それが……急に死んだ」
松葉ケンシ:「捜査が行き詰まり、本庁にも応援を要請したこともあったな」
中垣内果子:「………」
松葉ケンシ:「結果がどうなったかは、言うまでもないな」
松葉ケンシ:瞼を抑え、顔を撫でる。
松葉ケンシ:「俺が語るのは……その権利があるのは、ここまでだ」
松葉ケンシ:「平フローレを止めてほしい……」
松葉ケンシ:「彼女の思想は、危険かもしれないが」
松葉ケンシ:「それは俺たちの責任なんだ……そして、俺たちには彼女が必要だ」
松葉ケンシ:「…頼む」
松葉ケンシ:椅子に座り、ぐったりと俯いた。
東風谷ナガレ:「大凡の事情は把握いたしました」
東風谷ナガレ:「随分虫のいい話じゃないですか。ご自身にも責任の一端があると感じていながらも」
東風谷ナガレ:「結局は他人任せなんですものねえ」さすさすと胸のあたりを抑えて嫌味ったらしく呟く。
東風谷ナガレ:「しかし……あなたはラッキーですよ、松葉刑事どの」
東風谷ナガレ:「なんたって、今抱かれたい名探偵No1!北欧が咽び泣いた!でお馴染みのスーパー名探偵」
松葉ケンシ:「……」
東風谷ナガレ:「東風谷ナガレがこの事件の真相をスッパリと明らかにするつもりなんですもの!」
東風谷ナガレ:「しかし名探偵と言えど。ひとりで出来ることは限られております故」
東風谷ナガレ:「本当に……あなたが彼女を止めたいと願って」ちらりと果子さんの方へと視線を向ける。
東風谷ナガレ:「本当は……刑事としての信念が、これっぽちでも残っているのなら」
東風谷ナガレ:「こわ~い女王様に隠れて、改めて。手を取り合おうではありませんか」
東風谷ナガレ:え~とここで……松葉さんと情報の交換とか出来たらな~みたいな……
GM:良いでしょう! 何を交換しますか?
東風谷ナガレ:松葉さんが持っていないのは死体とワタリさんのひみつかな?
GM:そうですね。
東風谷ナガレ:松葉さんがもっているのは……フロ秘密と針助秘密か
中垣内果子:私の秘密も持ってるぞ
東風谷ナガレ:あ、果子さんの秘密ももってるな
東風谷ナガレ:じゃあ……へへへ 交換しましょうよ~
東風谷ナガレ:死体・ワタリと果子・針助秘密をよ~
GM:OKです。
GM:ではPC①、PC③の秘密が全体公開になりますね。あらやだ
東風谷ナガレ:真実はいつもひとつ!

・PC1の【秘密】
実はあなたは、事件の被害者の正体は米国秘密諜報部のエージェントである、ということを政府から知らされている忍びだ。
CIAが動いているならば、その背後には重要な情報があるはずだ──例えば、『シノビガミ』の復活に関わるような。
国益を守るため、そのような危険な情報を封印するためにあなたは派遣されてきたのである。

あなたの【本当の使命】は、事件の背景に「シノビガミに関する情報」がないか調べ、存在していれば封印することだ。

・PC3の【秘密】
実はあなたは米国のエージェント・Cと内通していた。
Cはシノビガミの復活の可能性のある情報を持っており、八坂谷でその情報を調査してあなたに受け渡す予定だったのだ。
しかしCは死体となって発見され、調査結果の記録された「メモリーカード」は警察に押収されてしまった。
「メモリーカード」の内容は暗号化されており、あなたの所持する「解読器」がなければ読むことはできない。
一刻も早く調査結果を確かめ、持ち帰らなくてはならない。

あなたの【本当の使命】は、「メモリーカード」の内容を解読し、「シノビガミに関する情報」があれば持ち帰ることだ。

あなたは「死体」の【秘密】を所持している。
あなたはプライズ「解読器」を所持している。

東風谷ナガレ:あれ……?
東風谷ナガレ:た、対立……?
中垣内果子:なるほどね
巳六針助:ホホ~~~~ン
東風谷ナガレ:ともあれ……〆に向かうか……
東風谷ナガレ:「なんともはや……」真っ青になった顔で。
東風谷ナガレ:「隅を突くようなマネは致しませんが……果子さん」
東風谷ナガレ:「どうやらあなたの持っている“それ”の情報を明らかにするためには……」
中垣内果子:「………」幾分、青ざめた顔で。
中垣内果子:「巳六くんとの協力が必要……だけど」
中垣内果子:「………もし、その情報が危険なものだったら」
中垣内果子:「知った者を消さなきゃいけなくなる、僕は」
松葉ケンシ:「……手を取り合えるのか?」
松葉ケンシ:「互いの矜持さえ、知り合っていないお前たちに」
松葉ケンシ:「そして……お前の真意を、誰も知らないのに」
東風谷ナガレ:思案するように押し黙る。
東風谷ナガレ:頭の中でぱちぱちと、言葉の閃光が弾けては消えるよう。
東風谷ナガレ:この事実を知った上で、どう自分は立ち回っていくのか?
東風谷ナガレ:怪物の所在、彼女の目的、今夜の献立……
東風谷ナガレ:かち、かち、と。病室に備えられた時計の秒針の音だけが室内に響いていた。
GM:====

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【第二サイクル:中垣内果子】

GM:【第二サイクル:中垣内果子】
GM:登場希望とシーン表をどうぞ。
中垣内果子:登場希望は……ナガレくんと巳六くん!
中垣内果子:CST
ShinobiGami : 都市シーン表(5) → 人気のない公園。野良猫が一匹、遠くからあなたを見つめているような気がする。

東風谷ナガレ:応!
中垣内果子:みんなでおはなししましょう
巳六針助:どうぶつさんたち大集合だわいわい
GM:====
GM:──海浜公園
GM:黄色く大きさを増した太陽が、水平線に近づいている。
GM:浜辺に置かれた大小の石の影も、陸へと長く伸びている。
GM:それはさながら、海から逃避しようとする心積もりを反映したかのようだった。
中垣内果子:「───祓え給い、清め給え」
中垣内果子:しん、とした公園に静かな声が響く。
中垣内果子:もともと、医療には長けた忍びではあるが、それを自在に操る回路をやられたのではどうしようもない。
中垣内果子:ゆえに、言霊での治療を図る───
中垣内果子:というところで早速回復判定したいと思います
GM:どうぞ~
中垣内果子:技能は言霊術!
中垣内果子:そして…ナガレくん、よかったら感情修正など…いただけませんかね、へへ
東風谷ナガレ:あっ実は……
東風谷ナガレ:針助くんのシーンで修正しちゃったんですよね
中垣内果子:あっそうか
東風谷ナガレ:なので……松葉さんから貰ったこのお金!
東風谷ナガレ:いったん預けましょう。
巳六針助:オオッ!
GM:ユウジョウ!
中垣内果子:ありがとうございます!
中垣内果子:では。。。
中垣内果子:SG>=5 (判定:言霊術)
ShinobiGami : (SG@12#2>=5) → 8[3,5] → 8 → 成功

東風谷ナガレ:つよい
巳六針助:YATTA!(葉っぱ隊)
中垣内果子:うむ、お金なくても成功!謀術を回復させます。
中垣内果子:では、ロールの方に戻ります
中垣内果子:「───いいよ。来てるんだろう、ふたりとも」
東風谷ナガレ:気配を隠そうともせず、忍びらしからぬ足音を立てながら。いつもの軽薄そうな笑みを浮かべた青年がひとり。
東風谷ナガレ:「完全復活ッ!ですね、果子さん?」
巳六針助:「……」海浜公園の東屋。蔦性の植物が落とす陰の合間に、いつしか姿を見せている。
巳六針助:「死んでないみたいだね。頑丈な人だ」
中垣内果子:「ああ、なんとか生きてるよ。でも忍びなんてそんなものだろう?」
中垣内果子:「さて。僕たちが今抱えてる問題について話そうじゃないか」
巳六針助:東屋のベンチに腰を下ろす。
中垣内果子:「まず、殺人事件の犯人。これは今力をつけつつある、平フローレの血から生まれた『怪物』だ」
中垣内果子:「こいつを撃滅することに異論のある人は?」
巳六針助:「……別に。ここの町がムチャクチャにされると、オレの評判も下がるし」
東風谷ナガレ:「望む望まないにもかかわらず、人間のエゴで生み出された怪物……その限りある命を、これまた人間のエゴで奪おうとする……」
東風谷ナガレ:「つくづく愚かな生き物ですよね、私たちって……大賛成!」
中垣内果子:頷く。「この点においては僕たちは協力し合えると思う」
巳六針助:どういう情緒だよ、と言いたげな目をナガレくんに向ける。
巳六針助:「この点に”おいては”、ね」
東風谷ナガレ:ハンカチで涙を拭っている。
中垣内果子:「そう。もう僕たちはお互いに知ってしまったと思うけれど」
中垣内果子:「『シノビガミに関する情報』を巡って、僕と巳六くんは対立する立場にある」
中垣内果子:「もっと言うと、僕は情報を封印しなければいけない都合上……知ってしまった者を排除する必要がある」
中垣内果子:「言っておくけど、僕は間違いなくやる。そう言う事態になったら」
巳六針助:「だろうね」目を伏せる。「アンタになら、それが出来るはずだ」
巳六針助:「オレとは違うんだから」
巳六針助:中垣内さんに目を向ける。「……要は、”シノビガミに関する情報”がなかったら良いんでしょ」
中垣内果子:「ん……それは、そうだけど」
巳六針助:懐から、何かの割符のようなものがちらりと覗く。
巳六針助:「おれをやる覚悟があるんだったら、今見れば良い・・・・・・・
中垣内果子:「!」
巳六針助:「”C”が残した情報を。それではっきりする」
巳六針助:「誰が味方かも、誰が敵かも解らないで殺し合うのはもうごめんだ」
中垣内果子:「それでいいのか、きみは。僕を打ち倒してメモリーカードを奪ってもいい……」
中垣内果子:「………そう。そういうやつなんだ、きみって」
巳六針助:「……オレは何にも考えてないよ」
巳六針助:「ただ、自分がしたいからそうしただけだ。それは今でも変わってない」
巳六針助:「お姉さんはどうする? アンタにだって、オレを倒して解読器を奪うって選択肢は残ってる」
中垣内果子:「できるだけ今、戦力を減らしたくはない」
中垣内果子:「そして、情報があと一手足りないのも事実なんだ……だよね?ナガレくん」
中垣内果子:視線をとらえどころのない探偵に流す。
東風谷ナガレ:ぽりぽりとおせんべいを齧っていた手を止める。
東風谷ナガレ:「ふぉのとおり……」
巳六針助:「オイ、腹ペコ探偵」
東風谷ナガレ:「果子さんの持つ、メモリーカードの中には、“シノビガミに関する情報”が含まれている可能性と」
東風谷ナガレ:「我々が止めねばならぬ“怪物”の情報も含まれている可能性は過分にしてあります」
東風谷ナガレ:「私とて……大好きなお二人が争い合う姿は見たくないのですが……」
東風谷ナガレ:「覗かない選択肢とか、無いでしょ?」
中垣内果子:頷く。
巳六針助:「……アンタなら変えられるのか?」
巳六針助:「例え真実が望まないものだったとしても、それを……良い方向に変えられるのか。名探偵」
東風谷ナガレ:ちっちっち、と指を振り。不敵に笑う。
東風谷ナガレ:「望む望まないに関わらず……幸か不幸か、善か悪か、あったか~いかつめたいかに関わらず……」
東風谷ナガレ:「名探偵の前では、真実など。自ずと明らかになってしまうものなのですよ。針助くん」
東風谷ナガレ:「真実はいつもひとつ。それをどう扱うかは、私たち次第です」
巳六針助:「……自ずと明らかになる、か」見えないマスクの下。「なるほど」
巳六針助:パーカーの懐に入っていた割符のような木片――”解読器”を、中垣内さんに手渡す。
巳六針助:「今の言葉を聞いて、オレがちょっとでも期待するって思ってたなら」
中垣内果子:受け取ります。
巳六針助:「確かにちょっとした推理だ」
中垣内果子:メモリーカードを懐から取り出し、木片と合わせる───
GM:それでは、「メモリーカード」と「解読器」を中垣内さんが両方所持しましたので
GM:メモリーカードの【秘密】が明らかになります。
GM:ロールで公開しましょう。
GM:『ガガッ──』
GM:電子端末からノイズが走る。映像記録が再生されるようだ。
GM:無機質な石造りの水路が映される。撮影者は走っているようで、カメラが大きく揺れる。
”C”:『ハァ、ハァ、エージェント・Cだ』
GM:死体となった欧米人と思われる声が入る──その声には強い焦燥感がある。
”C”:『知っての通り、俺は”SHINOBIGAMI”の情報を追って、極東の片隅にまでやって来た』
”C”:『エリダ・アンナトラ──帰化してからは平エリダ』
”C”:『その血に宿る神器を回収するため、かつてCIAは追手を差し向けたが─シット!』
GM:カメラが傾く。撮影者が足を取られたようだ。
”C”:『ハァ……作戦は失敗に終わった。死体となったエリダの血液には何の力も宿っていなかった』
”C”:『そしてこの作戦の情報は凍結された──ここまでがおさらいだ』
”C”:画面が右に曲がる。水路の出口らしきものが視界に写る。
”C”:『だが、俺は独自に……エリダには一人娘がいることを突き止めた』
”C”:『ならば、神器の奇跡が遺伝したと考えられる──”これは私の血である”と』
”C”:『俺は平家の情報を隈なく調べた。そして娘──平フローレを観測したんだ』
”C”:『だが……Jesus……』
”C”:『アイツは「怪物」を作り上げていた!』
”C”:『アレは俺の手には負えない。アレは……”SHINOBIGAMI”なんかではない』
”C”:『俺は本国に戻り、応援を要請する』
GM:画面が明るくなる。舗装された河川──香良川に出ている。
”C”:『取引は中止だ──以上、記録終了……』
GM:異音。
”C”:『……なんだ……?』
”C”:『……ッ! オーマイガー! オーマイガー!』
GM:ぐしゃ、と肉が裂けるような音がする。
”C”:『ぐ……』
GM:カメラが揺れる。そしてその視界には……
大鋏:巨大な鋏角──血に塗れたそれが、写り込んだ。
”C”:『Oh……God……』
”C”:『”SHINOBIーGANI”……』
GM:映像は終了する。
GM:「メモリーカード」の【秘密】を公開します。

・「メモリーカード」の【秘密】
メモリーカードの中には、八坂谷に潜伏する「怪物」に関する調査結果が記録されていた。
八坂谷を襲う災厄の正体とは、巨大な蟹だったのだ!!
いや、もはやこれはシノビガニ、「八坂谷の災厄、やさかに」と呼ぶべきだろう……
※シノビガミとしては扱わない。

東風谷ナガレ:「………」ぷつんと映像の途切れたモニタを黙したまま見ている。
中垣内果子:「…………」
巳六針助:「その…………」
中垣内果子:「誰か僕を押さえていてくれないか。重要な証拠を海の彼方にぶん投げそうだ」
巳六針助:「こいつとやり取りしてた時はここまでふざけた奴だって思ってなかったんだよ。許してくれ」
東風谷ナガレ:「いけませんよお。専門家にお渡ししなければなりませんし……」
東風谷ナガレ:「しかし……」
東風谷ナガレ:「ガミならぬカニの話だったとは……」
巳六針助:「うるせ~~~~~」
巳六針助:ずるずるとベンチにへたり込む。
中垣内果子:「ダジャレか!!!!」
中垣内果子:「くそ……いけない、僕はいかなる時もクールなビューティー、中垣内果子だぞ」
東風谷ナガレ:「ホットな果子さんも素敵ですよ」アッハッハと笑う。
東風谷ナガレ:「しかし……ラッキーじゃないですか?命を奪いあうような事態には……」
東風谷ナガレ:「今回は発展しなさそう……ですし。あくまで私たちの間では、ですが」
巳六針助:「ある意味、あいつが命を賭けて遺してくれた証拠のおかげだよ。あんなふざけた奴に救われるなんてな」
中垣内果子:「まあ……そうなんだよな……」
中垣内果子:「依然、怪物の脅威は変わらないわけだし」
中垣内果子:「フローレが追い詰められてしたってことにも変わりはない」
巳六針助:「だったら尚更」掌でくるくると、どこからか取り出した糸を弄ぶ。「笑い話に変えないと」
巳六針助:「フローレさんだっけ……随分ひどい境遇だったんだろ」
巳六針助:「冗談みたいな存在にでも縋りたいって思ってたのかな。いずれにせよ、今ならまだ間に合う」
巳六針助:「遠い将来、彼女がこの町から出るにしても、残るにしても……命を奪おうと決めて奪ったら、もう元には戻れなくなる」
巳六針助:「オレはカニを止めに行くよ。アンタらは……まあ……もう戦う理由はないでしょ、お互い……」
中垣内果子:「じゃあ、尚更急がなきゃ。君の依頼人ならあのカニの居場所もわかるんだろ」
東風谷ナガレ:「さあさ、急ぎましょう急ぎましょう」
東風谷ナガレ:「彼女の境遇は確かに同情に値するものですが……」
東風谷ナガレ:「そんなものはきっと、彼女は望んでいないでしょうし……」
東風谷ナガレ:「だからといって、人の首や胸を削っていい理由にはなり得ません」
東風谷ナガレ:「いっちょ、ぎゃふんと言わせてみせましょうじゃありませんか」
巳六針助:想像するだに凄絶な痛みに、思わず顔をしかめる。
中垣内果子:というわけで
中垣内果子:GMがお許しくださるそうなのでワタリさんにも登場いただきたいと思います
GM:は~い
GM:ではあなたたちが災厄を討伐するぞ!と壮観な決意に満ちた目を海に向けると……
香林山ワタリ:「んばあああ!」
香林山ワタリ:海から白衣の女が飛び出してくる。口にはボラを咥えている。
香林山ワタリ:びたんびたん!と浜で痙攣。さながら鮮魚のごとく。
巳六針助:「うわあ!ワタリさんが海に帰化している!」
中垣内果子:「渡りに船じゃないか」
巳六針助:「上手いこと言ってる場合じゃないって」
香林山ワタリ:「んばばばば……おえっ」ボラを海にリリースする。
香林山ワタリ:「おや、巳六クンに……お友達のかた?」
香林山ワタリ:「どうしたんです、こんなところで」
中垣内果子:「うん。友達の中垣内果子」
巳六針助:「まあ……そんなもん。いや、どうしたんですって様子を聞きたいのはこっちだけど……」
香林山ワタリ:「よく聞いてくれました! 私はですねえ」体を起こす。海水が滴っている。
東風谷ナガレ:ずいぶん立派な魚だなあと物欲しそうな顔で見ている。
香林山ワタリ:「生物が異常成長しているのであれば、捕食者も大きくなります」
香林山ワタリ:「生物濃縮……ご存知ですよね?」
香林山ワタリ:「異常成長の原因物質が存在すれば、頂点捕食者ほど体に溜めている可能性がある」
香林山ワタリ:「というわけで、捕食者の気持ちになっていたところです。ハイ~」
中垣内果子:「なるほど……信頼できる研究者のようだね」
東風谷ナガレ:「理路整然としている……」
巳六針助:「甘やかすな!」
巳六針助:「……あっ。でも、”捕食者”……」見つかったよね?という目を中垣内さんに向ける。
中垣内果子:「そう、ここ最近起きた殺人事件について聞きたいんだけど」
中垣内果子:「巨大生物みたいで……その居場所を知りたいんだよね。なんでもカニ、みたいなんだけど」
中垣内果子:「おっきいカニ」
中垣内果子:両手で大きい円を描く。
香林山ワタリ:「おっきいカニ」
香林山ワタリ:「カニですかぁ~」
香林山ワタリ:うろうろとする。
香林山ワタリ:「……カニ!? 事件の犯人が!」
香林山ワタリ:びゅん、と跳ねる。
中垣内果子:「そう!カニ!」
東風谷ナガレ:「ただのカニではありません……」
香林山ワタリ:「あ~っ、第一鋏角か……! え、すごいですね…!」
東風谷ナガレ:「私たちが目にしたこともないほどの大きな鋏を持ち……驚愕に目を瞠るほどに成長した……」
東風谷ナガレ:「でっカニです」
香林山ワタリ:「でっカニ! ウヒィ~↑↑↑」
香林山ワタリ:悶えている。
香林山ワタリ:「あ、あ~居所? 蟹の居所ですか」
香林山ワタリ:「え今から行きます、行きますよね? 大体目星がつきますねこの辺岩の隙間ばっかなんだから」
巳六針助:暗黒舞踏のような動きをくねらす香林山ワタリを困惑した目で眺めている。
中垣内果子:「うん、行くよ。そのつもり」
巳六針助:「確かに手掛かりがあればとは思ったけど、マジで解るんだ……」
香林山ワタリ:「鋏角からしたら……体高は2mを下らないかも……うひひ……!」
香林山ワタリ:「ん? いや……」考え込む。
香林山ワタリ:「いや……いまはいいでしょう、カニ夜行性ですからね、そろそろ日が暮れちゃいますからね」
東風谷ナガレ:「ふむ……何か不安があるのでしょうが。仰るとおり、時間も迫っております」
巳六針助:「ワクワクするのは良いけど、研究に乗り気すぎて死なないでくれよ。依頼主さん」
香林山ワタリ:「イヤだなぁ、知らないんですか?」
香林山ワタリ:「私ってば生きることのプロですよ! なんせ今まで、一度も死んだことないんですから!」
香林山ワタリ:「では……行きましょう! でっカニ捕獲に、出発です!」
香林山ワタリ:片腕を高く上げ、意気揚々と海に入水し始めた。
中垣内果子:「おー」
中垣内果子:その姿を追った。
GM:それでは、『怪物の隠れ家』の情報を入手したため
GM:「『怪物の隠れ家』に突入する」ことを宣言したとして
GM:クライマックスフェイズに突入します。

【目次へ戻る】

【クライマックスフェイズ】

GM:クライマックスフェイズ
GM:====
GM:──八坂谷・磯溜まり
GM:香良川の横穴から、深く深くへと進むこと数十分。
GM:あなたたちは、開けた洞窟に出る。
GM:足元には絶えず水が流れ、潮の匂いがする。どこかで海にもつながっているのだろう。
GM:香林山ワタリの先導のもと、その奥地へと進む足が、立ち止まる。
香林山ワタリ:「(いましたよぉ……!)」
香林山ワタリ:岩陰に隠れながら囁く。
香林山ワタリ:指さす先には、ほとんど岩と同化しているような……しかし巨大な甲殻類が静止していた。
香林山ワタリ:「(どうやら、脱皮をしていたようですね)」
香林山ワタリ:「(最終的な成長段階には至っていない、というところでしょうか!)」
香林山ワタリ:「(どうしましょう、皆で脱皮の過程を見学しますか!?)」
香林山ワタリ:目がキラキラと輝いている。
東風谷ナガレ:「(カニって脱皮するんですねえ)」
中垣内果子:「(それもいい経験にはなりそうだけど……明らかに強くなっちゃうよね)」
中垣内果子:「(僕たちはあいつを大人しくさせなきゃいけないから、出来れば今のうちにやっちゃいたいな)」
巳六針助:「(こういうのを放っておいてよかったことって一回もないよね……?)」
香林山ワタリ:「(んまっ、学術の理解がない方々)」
香林山ワタリ:「(しかし致し方ありません。ではもう少し近づいて……)」
GM:忍び足で近づく。「怪物」の姿がより鮮明になる。
香林山ワタリ:「はっ……! あ、ああ……!」
香林山ワタリ:「こ、これは……ウヒィ~↑↑!!」
香林山ワタリ:突如興奮し始める研究者!
中垣内果子:「(ちょちょちょちょちょっ、どうしたのワタリちゃん!?)」
東風谷ナガレ:「いけません……!まるで初めて探偵として事件に立ち会った時の私のような瞳をしている……!」
巳六針助:「(ハアハアすんな!ちょ……力強……強い!)」
香林山ワタリ:「みっ、みな、皆様は! ”カーシニーゼーション”という言葉をご存知でしょうか!?」
香林山ワタリ:「日本語で言えばカニ化! 海洋甲殻類がカニに似た形状に収斂進化する現象を指します!」
中垣内果子:「(カニ化……!?)」
香林山ワタリ:「その理由は未だ不明なのですが、これは斜歯忍軍でも研究が続けられているテーマでしてぇ……!」
香林山ワタリ:「即ち、なぜカニなのか? ではなく」
香林山ワタリ:「カニが終着点なのか? 違うならば……その先は何か!?」
巳六針助:「まさか……」
巳六針助:「全ての忍者が目指すべき究極の姿は……シノビガミは」
巳六針助:「カニの姿なのか……?」
香林山ワタリ:「イエス! カニ化の先こそが、生物の最適な形なのだとすれば」
香林山ワタリ:「大統一忍法の真理はカニにあり!」
東風谷ナガレ:「たっ……」
中垣内果子:「(それが本当ならその情報は封印しなきゃ……いや本当に?)」
東風谷ナガレ:「たしかに……」
香林山ワタリ:「我々はこれを……『カーシ忍ゼーション』と呼んでいます!!!」
中垣内果子:「(えっどうすればいいのこれ……?)」
香林山ワタリ:「ご覧ください、でっカニの姿を!」
やさかに:大声に反応したようで、ゆっくりと起き上がっている。
やさかに:左右で大きさの違う巨大な鋏。三対の装甲のような足。
やさかに:暗色の分厚い装甲は、およそ通常の兵器では歯が立たない重戦車を連想させる。
香林山ワタリ:「歩脚が三対! つまりタラバガニなんですねェ~!」
中垣内果子:「すご」
香林山ワタリ:「タラバガニはヤドカリの仲間から進化したと言われ、カーシニーゼーションの代表例でもあります」
東風谷ナガレ:「メタ◯ギアみたいで結構男の子心を擽りますね」
香林山ワタリ:「つまり……カーシ忍ゼーションを実証できる個体かもしれないんですね~~!!」
香林山ワタリ:「ウヒィ~↑」
東風谷ナガレ:「う~ん。私としては……無力化さえ出来れば問題はないし……」
東風谷ナガレ:「今更な気もしますが、どうでしょう。彼……彼女?が動かなくなった暁には、好きにして構いませんので」
東風谷ナガレ:「いっちょ、香林山さんにも。出来るだけのサポートをしていただけないでしょうか」
香林山ワタリ:「えっムリですけど」
香林山ワタリ:「私、戦闘、からきし」片言になりながら、ぴょんぴょんと後退している。
巳六針助:「研究忍だから。戦闘は門外漢なんだ……」
東風谷ナガレ:「そんな~」
東風谷ナガレ:「私だってカニ相手は専門外ですのにい」
中垣内果子:「何、僕たちで頑張ればいい話さ」
中垣内果子:「ようは……怪物なんだから……魔のものと同じだよ」
巳六針助:つ、と黒い絃を通す。「カニ相手は確かにオレも初めてだけど……」
巳六針助:「狼なら、戦ったことがある。やれるさ」
東風谷ナガレ:「人狼は得意なんですけど……」ふう、とため息をついて。
東風谷ナガレ:「しかし、この東風谷ナガレ。受けた依頼には全力を尽くすのがモットー」
東風谷ナガレ:「精一杯、サポートさせていただきますとも」
やさかに:「ごぼごぼ……哀れなり人の子ら……」
やさかに:鋏を持ち上げる。その先にはべったりと赤黒い血が染みついている。
やさかに:「成長前の最後の腹ごしらえに、全員喰らってやろう!!」
GM:====
GM:「八坂谷の災厄、やさかに」と「大鋏」のキャラシートを公開します。
GM:・八坂谷の災厄、やさかに(キャラシート)
GM:・大鋏(キャラシート)
GM:====
GM:──八坂谷・坂上館
GM:──応接室
GM:暗闇の応接室に、かつ、かつ、と音が響いている。
GM:かち、と電灯のスイッチが入れられる。部屋が白く照らされる。
平フローレ:「──松葉。何か用かな?」
平フローレ:ソファに座る白い肌が浮き立つ。手にはチェスの駒を弄んでいる。
松葉ケンシ:「…あの二人は」
松葉ケンシ:慎重な足取りで部屋に入る。
松葉ケンシ:「怪物退治に、向かったようですよ。もう二人……実質一人を連れてね」
平フローレ:「そう」
平フローレ:かつ。ポーンを進める。
松葉ケンシ:「…止めないので?」
平フローレ:「簡単に止められるようなら、元から頼りはしないさ」
平フローレ:「それに、私の眼も種が割れてから使うものではないからね」
平フローレ:「そんなことを聞きに来たの?」
平フローレ:ポーンを進める。
松葉ケンシ:「……俺は、フローレさん。あなたが」
松葉ケンシ:「あなたの想いを知っている。『自由になりたい』と」
松葉ケンシ:「それが、もしかしたら……」
松葉ケンシ:「災厄を起こすことで、裁かれることじゃないかと、考えたんだ」
松葉ケンシ:「怪物で町が破壊されればよし。破壊されなければ……」
松葉ケンシ:「……それもまた、アンタの勝利だと」
平フローレ:「──どうだろうね」
平フローレ:ポーンを進める。
平フローレ:白の駒は、盤上の端に達している。
平フローレ:「色々と試してみた。先が見えない状態で」
平フローレ:長い指が駒を左右に揺らす。
平フローレ:「右へ、左へ……前には進めない」
平フローレ:「ふふ……かに、みたいだ。冗談」
平フローレ:「私は女王になったよ」
平フローレ:「でも、それは」
平フローレ:「盤上の狭さを、私に知らしめるだけだった」
平フローレ:指で駒を弾き、倒す。
平フローレ:「それなら……ルールを破るしかない、よね?」
松葉ケンシ:「……俺が」
松葉ケンシ:「俺が、何とかする……アンタが……出られるように……」
松葉ケンシ:絞り出すように口を開く。
平フローレ:「……」初めて、閉じた目で相手を見据える。
平フローレ:「驚いた。松葉がそんなことを言えるなんて」
平フローレ:「外の風に影響された? 下忍頭が、一人で……ふふ」
松葉ケンシ:じっと相手を見ている。
平フローレ:「ふふ……嗚呼」
平フローレ:「それじゃあ、祈ってみようか?」
平フローレ:「依頼が達成されて、だぁれも、事件のことなんて覚えてなくなるように」
平フローレ:「朝日が昇るまでには、わかるでしょう」
平フローレ:窓を見上げる。瞼を開く。
GM:白い月光が、黒い天球に浮かんでいる。
GM:====
GM:クライマックス戦闘を開始します。
GM:……が、その前に
GM:ナガレくんの呪いを解除できるか、中垣内さんの【医霊】チャレンジやってみましょうか。
GM:忘れていたのでね
中垣内果子:はーい
巳六針助:やった~~!!
東風谷ナガレ:ありがとうございますありがとうございます
中垣内果子:やってやりましょう!医術で判定
中垣内果子:SG>=5 (判定:医術)
ShinobiGami : (SG@12#2>=5) → 7[1,6] → 7 → 成功

東風谷ナガレ:サイコ~~~~~♡
中垣内果子:無事!
GM:お見事ン
東風谷ナガレ:陰湿変調刑事にかけられた呪いが……回復した!
巳六針助:やった~~~!!
GM:ゆるせねえな陰湿刑事
GM:では改めてクライマックス
東風谷ナガレ:見ててくれ 松葉ケンシ
GM:戦闘終了条件は「八坂谷の災厄、やさかにの撃破」です!
GM:大鋏くんは独立したエネミーです
GM:とはいえやさかにが倒れれば動かなくなります。どちらを狙うかも考えてみてね
GM:何か質問はありますか?
東風谷ナガレ:なるにゃんね
中垣内果子:おっけーおっけー
東風谷ナガレ:だいじょうぶな気がする
巳六針助:だいじょうV!
GM:OK
GM:====
GM:【第一ラウンド】

 【第一ラウンド】
 ・中垣内果子      生命力5/6  器・体・忍・謀・・妖
 ・東風谷ナガレ     生命力5/6  器・体・忍・謀・・妖
 ・巳六針助       生命力8/8  器・体・忍・謀・戦・妖・頑健2/2
 ・やさかに       生命力11/11
 ・大鋏         生命力5/5

GM:プロットお願いします!
Tekey:中垣内果子がダイス目を変更しました。(秘匿)
Tekey:GMがダイス目を変更しました。(秘匿)
Tekey:GMがダイス目を変更しました。(秘匿)
Tekey:東風谷ナガレがダイス目を変更しました。(秘匿)
Tekey:GMがダイス目を変更しました。(5 → 2)
Tekey:GMがダイス目を変更しました。(秘匿)
Tekey:巳六針助がダイス目を変更しました。(秘匿)
中垣内果子:プロットOK!
東風谷ナガレ:OK
GM:GMはやさかに→大鋏の順で公開します
巳六針助:プロット装填。
GM:OK
GM:では……公開!
Tekey:東風谷ナガレがダイスを公開しました。出目は「4」です。
Tekey:中垣内果子がダイスを公開しました。出目は「4」です。
Tekey:GMがダイスを公開しました。出目は「3」です。
Tekey:GMがダイスを公開しました。出目は「2」です。
Tekey:巳六針助がダイスを公開しました。出目は「3」です。

→<プロット4>
(東風谷、中垣内)
<プロット3>
(やさかに、巳六)
<プロット2>
(大鋏)

GM:ではプロット4、中垣内さんとナガレくんは1D100どうぞ~
中垣内果子:1d100
ShinobiGami : (1D100) → 7

東風谷ナガレ:1d100
ShinobiGami : (1D100) → 51

GM:ナガレくんどうぞ!
東風谷ナガレ:ホ~イ
東風谷ナガレ:あっ……
東風谷ナガレ:戦術無いじゃん!
GM:そんな……
東風谷ナガレ:ワシの……接近戦攻撃が……!
東風谷ナガレ:しょうがないので奥義します。
GM:ほげ~っ!?
巳六針助:うおおおおおお!!!!
中垣内果子:きたぜ
東風谷ナガレ:【Just one more thing】 クリティカルヒット/くらまし/複合奥義
東風谷ナガレ:指定特技は……《調査術》と《伝達術》だ!
東風谷ナガレ:複合特技とかいう弱みのせいだ!
GM:ぐえ~っくらまし!
GM:対象は対立してそうな女刑事だろなあ……
東風谷ナガレ:でっカニ……
東風谷ナガレ:お前しか見えねえ
東風谷ナガレ:くらいな~っ 生命点4点ロスをよ
やさかに:ヤダーッ
やさかに:奥義を使用するぞ!
巳六針助:!
東風谷ナガレ:ナニ~ッ!?
やさかに:『藻屑背負い』。《結界術》の絶対防御だ!
東風谷ナガレ:小癪な~~っ!
東風谷ナガレ:大人しくお縄につけ!
やさかに:流し/防御低下の奥義改造を施しているぞ。
巳六針助:結界術か~
東風谷ナガレ:流しいやすぎ!
巳六針助:ゲッ流し!
中垣内果子:流し!
やさかに:流しは射撃戦ダメージを軽減したとき間合3以外の誰かにダメージを与える効果だが……今回は役に立たない!
やさかに:で、防御低下で1点くらいそうなところですが
やさかに:【金剛】を使用。
やさかに:2d6>=5
ShinobiGami : (2D6>=5) → 8[2,6] → 8 → 成功

巳六針助:コラ~~~!!
やさかに:成功。これで生命力の減少を4点から3点に抑えて
東風谷ナガレ:オッなるほど
やさかに:3点を絶対防御で防ぐ!
中垣内果子:ははあ
東風谷ナガレ:ワザマエ!
巳六針助:絶くら+金剛コンボやらしいな~
やさかに:ノーダメージだ! ぶくぶく
東風谷ナガレ:でももう接近戦攻撃ぐらいしか出来ねえな~
やさかに:まあまあまあ……
東風谷ナガレ:手番終わりっちゃが!果子さんやっちゃってくださいよ
中垣内果子:は〜い
GM:中垣内さんどうぞ~
巳六針助:殺せ~~~ッ!!
中垣内果子:そうですね、呪いを撒いていきたいわけですが本体は回復チャンスがあるので
中垣内果子:ハサミくんを狙おうかと思います
中垣内果子:【医霊】+【翼煙管】
大鋏:ヒェ~ッ
中垣内果子:着実な戦力減を狙うぞ
中垣内果子:SG#4>=5 (判定:医術)
ShinobiGami : (SG@12#4>=5) → 6[2,4] → 6 → 成功

東風谷ナガレ:いいね~っ
巳六針助:えらいっ!
中垣内果子:呪いをプレゼント!
大鋏:やだな~
大鋏:1D3
ShinobiGami : (1D3) → 1

大鋏:むっ【接近戦攻撃】
GM:以上かな?
中垣内果子:悪くない!以上です

<プロット4>
(東風谷、中垣内)
→<プロット3>
(やさかに、巳六)
<プロット2>
(大鋏)

GM:ではプロット3! 巳六くんとやさかには1D100どうぞ
やさかに:1D100
ShinobiGami : (1D100) → 20

巳六針助:1d100
ShinobiGami : (1D100) → 9

巳六針助:カスの争い
やさかに:先手はいただくぞい、奥義!
巳六針助:ウワ~~ッ奥義!
やさかに:『潮招き』。《水術》の範囲攻撃だ!
巳六針助:出たわね。
やさかに:そして奥義改造を施しているぞ……移しと回数制限のな!
東風谷ナガレ:出やがった
巳六針助:移しィ~~~???
東風谷ナガレ:もしかして~?戦場が……?
やさかに:回数制限はまあいいとして、移しは奥義でダメージを与えた際に前もって指定した戦場に変更する効果だ!
やさかに:指定は水中だ~!
中垣内果子:そう言うことかーっ
東風谷ナガレ:ボッ!ボボボボッ!!この海……深いッ
やさかに:攻撃の代わりに使用する奥義で、攻撃に付随する効果はプロット終了後適用なので
やさかに:水中になるのはプロット2からだと思うので よろしく
中垣内果子:ヒエー
やさかに:目標はPC全員! 2点生命力を減少させよ!
やさかに:ちなみに奥義は以上二つで終了です。まだ脱皮が終わっていないから……
東風谷ナガレ:忍術と妖術が消えたっちゃ
中垣内果子:ひんひん 忍術と妖術を減らします
巳六針助:ウ~ン……使うか 奥義
東風谷ナガレ:奥義!?
GM:何ッ
巳六針助:『巳針・窮』絶対防御/くらまし/防御低下
やさかに:ギャ~くらまし絶対防御
東風谷ナガレ:安心安全
巳六針助:指定特技は《手錬》。これで……中垣内さんを庇う!
中垣内果子:なんと!
巳六針助:自分は頑健分を減らします。
やさかに:かちかち
中垣内果子:じゃあ2点喰らわなかったことになった!
中垣内果子:ありがとうみろぴ
東風谷ナガレ:やったぜ。
やさかに:では行動は以上!
GM:巳六くんどうぞ!
巳六針助:じゃあ折角だし……使ってみるか……
巳六針助:【黒絃】+【尖影】を使用します。まずは【尖影】の判定から。
巳六針助:成功すると、【黒絃】の回避修正に-2が付き……絶対防御で軽減できなくなるぞ。
やさかに:あらやだ
巳六針助:2D6>=5 (判定:手練)
ShinobiGami : (2D6>=5) → 8[2,6] → 8 → 成功

巳六針助:しゃいっ 続いて黒絃!
巳六針助:ここは分身の術で判定するぜ
やさかに:こい!
巳六針助:2D6>=5 (判定:分身の術)
ShinobiGami : (2D6>=5) → 8[3,5] → 8 → 成功

東風谷ナガレ:いいね~
やさかに:くっ、成功するか
やさかに:ならばやるぞ、回避!
巳六針助:来い!回避には-2修正が付くぜ!
やさかに:《分身の術》は《怪力》から9! マイナス2で11!
やさかに:2D6>=11
ShinobiGami : (2D6>=11) → 5[1,4] → 5 → 失敗

やさかに:ごぼごぼ~っ
巳六針助:しゃあっ
巳六針助:接近戦ダメージ1点を……喰らいな!
やさかに:へっ、1点ぐらいくれてやらあ
やさかに:HP11→10
巳六針助:かたしゅぎ
GM:ではプロット3は終了。

<プロット4>
(東風谷、中垣内)
<プロット3>
(やさかに、巳六)
→<プロット2>
(大鋏)

大鋏:プロット2、動きます
大鋏:【接近戦攻撃】が呪われたから…【水霊】!
大鋏:目標はそこの硬いやつ!
大鋏:2d6>=5
ShinobiGami : (2D6>=5) → 4[1,3] → 4 → 失敗

東風谷ナガレ:ホホホホ……
大鋏:は~ん
中垣内果子:おー
大鋏:しかたない。
大鋏:手番中にもう一つ。【水計】を使用するぞ。
大鋏:2d6>=5
ShinobiGami : (2D6>=5) → 3[1,2] → 3 → 失敗

大鋏:は~ん
東風谷ナガレ:こ、これマジ?
巳六針助:おお、もう……
中垣内果子:ハサミちゃん…
やさかに:こら! 遁甲符を投げます!
巳六針助:テメ~~~!!!
やさかに:忍具はこれで打ち止め。
大鋏:ありがとうございやす本体……
東風谷ナガレ:忍具を使える鋏だったとはね
大鋏:2D6>=5
ShinobiGami : (2D6>=5) → 5[2,3] → 5 → 成功

大鋏:はぁはぁはぁはぁ
大鋏:では【水計】の効果で間合2以外の任意の数のキャラクター……PC全員に猛毒の変調を与えるよ!
大鋏:水中でしか使えないけどつよいんだこれが
巳六針助:グワ~ッ猛毒!
中垣内果子:痛い!
巳六針助:兵糧丸を一つ切って回復します。
東風谷ナガレ:二分の一で1減っていくゥ
大鋏:行動は以上!
GM:おっ即回復 忍具が3つあるからね
巳六針助:MONEY IS POWER……
GM:ではラウンド終了。
GM:中垣内さんとナガレくんは、兵糧丸切らないなら猛毒の判定行ってみましょうか。
中垣内果子:1d6
ShinobiGami : (1D6) → 5

東風谷ナガレ:1d6
ShinobiGami : (1D6) → 3

GM:1D6を振り、奇数が出た場合はダメージです
東風谷ナガレ:ダブル毒!
中垣内果子:ぎーっ!
中垣内果子:忍術!
東風谷ナガレ:体術にしておくぜ
東風谷ナガレ:あと2点しかないな……
GM:ナガレ 死ぬのか
巳六針助:ナ ナガレくん……
GM:ではラウンド終了。
GM:====
GM:【第二ラウンド】

 【第二ラウンド】
 ・中垣内果子      生命力4/6  器・体・・謀・・妖
  →変調:猛毒
 ・東風谷ナガレ     生命力2/6  器・・謀・
  →変調:猛毒
 ・巳六針助       生命力6/8  器・体・忍・謀・戦・妖・頑健0/2
 ・やさかに       生命力10/11
  →変調:呪い(接近戦攻撃)
 ・大鋏         生命力5/5

GM:プロットお願いします。
Tekey:GMがダイス目を変更しました。(秘匿)
Tekey:GMがダイス目を変更しました。(秘匿)
Tekey:東風谷ナガレがダイス目を変更しました。(秘匿)
やさかに:OK……
Tekey:中垣内果子がダイス目を変更しました。(秘匿)
中垣内果子:OK
東風谷ナガレ:OK🦀
Tekey:巳六針助がダイス目を変更しました。(秘匿)
巳六針助:OK🦀!
GM:OK
GM:それではオープン!
Tekey:中垣内果子がダイスを公開しました。出目は「3」です。
Tekey:GMがダイスを公開しました。出目は「3」です。
Tekey:東風谷ナガレがダイスを公開しました。出目は「5」です。
Tekey:巳六針助がダイスを公開しました。出目は「3」です。
Tekey:GMがダイスを公開しました。出目は「4」です。

→<プロット5>
(東風谷)
<プロット4>
(大鋏)
<プロット3>
(やさかに、巳六、中垣内)

GM:上をとったかナガレ!
GM:ではプロット5、ナガレくんどうぞ
東風谷ナガレ:先を読むのが名探偵
東風谷ナガレ:奥義しかねえよなあ!?
東風谷ナガレ:『Just one more thing』 クリティカルヒット/くらまし/複合奥義
東風谷ナガレ:指定特技は《調査術》《伝達術》だ!対象はそのでけ~はさみ!
巳六針助:水霊と水計キツいンだわ
大鋏:ぎえ~ 奥義破りか
大鋏:遠すぎるからここは判定放棄するか…
やさかに:私が破ります
巳六針助:テメ~~~~!!!
東風谷ナガレ:おもしれ~蟹……
中垣内果子:許さねえ
やさかに:《調査術》も《伝達術》も共に8! 《調査術》から行きましょう
やさかに:2d6-2>=8
ShinobiGami : (2D6-2>=8) → 8[2,6]-2 → 6 → 失敗

巳六針助:うおおおおおおおお
東風谷ナガレ:くらましおいしい
巳六針助:くらまし最強!くらまし最強!
中垣内果子:くらませ!
やさかに:くっ失敗 では《結界術》の絶対防御で防ぐ!
GM:奥義破りは誰が参加しますか?
巳六針助:奥義破り!結界術はピン持ちだ!
東風谷ナガレ:一応破り参加するぜ!
中垣内果子:参加してみます
GM:では判定どうぞ~
巳六針助:2D6>=5 (判定:結界術)
ShinobiGami : (2D6>=5) → 7[2,5] → 7 → 成功

東風谷ナガレ:SG#5>=7 (判定:調査術)
ShinobiGami : (SG@12#5>=7) → 7[2,5] → 7 → 成功

中垣内果子:SG#3>=7 (判定:言霊術)
ShinobiGami : (SG@12#3>=7) → 2[1,1] → 2 → ファンブル

巳六針助:ギャ ヒ
巳六針助:あっ……
中垣内果子:それはまずいので
東風谷ナガレ:果子!!!
GM:ファンブルが一人! これは危険だねえ
中垣内果子:神通丸!
東風谷ナガレ:うみゃあ^~
巳六針助:オッ
GM:振り直しどうぞ~
中垣内果子:SG#4>=7 (判定:言霊術)
ShinobiGami : (SG@12#4>=7) → 2[1,1] → 2 → ファンブル

東風谷ナガレ:!?
中垣内果子:????????
巳六針助:????????
GM:!?
GM:サムトーさん!
東風谷ナガレ:待ちな!
東風谷ナガレ:【術偵】を使う!
中垣内果子:!
GM:この声は……腹ペコ仮面様!?
巳六針助:オッ
東風谷ナガレ:秘密を取得している人物の判定のサイコロを振りなおす!わたしの判定は不要!
巳六針助:ちゅよすぎ
GM:べんり~!
中垣内果子:ありがとう…!
中垣内果子:SG#3>=7 (判定:言霊術)
ShinobiGami : (SG@12#3>=7) → 7[2,5] → 7 → 成功

東風谷ナガレ:ホッ……
中垣内果子:ハァーっハァーっ
巳六針助:アヤッタネ
GM:全員破りに成功するとはね
大鋏:じゃあ…ボクが4点受けるってコトですか?
東風谷ナガレ:そうカニ
大鋏:ぐえーっ
巳六針助:ギャハハ!ざまぁないな関口!
大鋏:しかし生命力5点 1点残る!!
大鋏:HP5→1
東風谷ナガレ:小癪~
中垣内果子:この1点が辛い
大鋏:このまま手番は私がいただきますよ! プロット4だ!

<プロット5>
(東風谷)
→<プロット4>
(大鋏)
<プロット3>
(やさかに、巳六、中垣内)

大鋏:まずはこいつだ……【水計】!
大鋏:確実に毒殺してやるぜぇ~!
東風谷ナガレ:クソカスがァ~ッ
中垣内果子:イヤーッ
大鋏:目標はPC全員
巳六針助:やめろめろめろ
大鋏:2d6>=5
ShinobiGami : (2D6>=5) → 10[5,5] → 10 → 成功

中垣内果子:ウワーッ
巳六針助:グワ~~ッ麻痺毒!
大鋏:「猛毒」を受けよ!
東風谷ナガレ:猛毒スタックが…2に!
GM:猛毒は累積します。
中垣内果子:死んでしまう!
GM:スタックごとに1D6を振り、奇数の出目の文だけダメージが発生する、という裁定で行きます
GM:0ダメージの可能性もあるし1点だけの可能性もある
東風谷ナガレ:一発勝負じゃないんだ
GM:その方が面白いかなって
巳六針助:にゃるほどね~
東風谷ナガレ:俺は好き 次絶対水計組んでやるからな(恩讐)
大鋏:あっでは【水霊】いきますね
大鋏:対象はランダムでいいか
大鋏:1D3
ShinobiGami : (1D3) → 2

巳六針助:テメ~~~!!
中垣内果子:ナガレーッ
大鋏:ナガレ君! 死の時間よ
東風谷ナガレ:ワシやないか!
大鋏:2d6>=5
ShinobiGami : (2D6>=5) → 4[1,3] → 4 → 失敗

大鋏:?
巳六針助:ギャ ヒ
東風谷ナガレ:ホホ……
中垣内果子:ほ……
大鋏:ファンブル! ブクブク~ッ
中垣内果子:ファンブルか!チャンスだ
GM:ではプロット4終了、大鋏は逆凪になるよ。
巳六針助:動けなくなった鋏などもはや美味しいおつまみでしかないわーっ
GM:プロット3、1D100を振りましょう
やさかに:1D100
ShinobiGami : (1D100) → 68

中垣内果子:1d100
ShinobiGami : (1D100) → 33

巳六針助:1d100
ShinobiGami : (1D100) → 43

<プロット5>
(東風谷)
<プロット4>
(大鋏)
→<プロット3>
(やさかに、巳六、中垣内)

巳六針助:カニ野郎~~~~ッ
東風谷ナガレ:お前早いんだよ!
GM:ではカニから
GM:いや…八坂谷の災厄、やさかにか!
東風谷ナガレ:寄生蟹
巳六針助:みんな八坂谷で生まれて来たんだろ? そしてカニと共に生きた……
やさかに:ここは……【妖爪】を使用!
やさかに:目標は巳六針助!
やさかに:2D6>=5
ShinobiGami : (2D6>=5) → 3[1,2] → 3 → 失敗

やさかに:ふぁ~ん
東風谷ナガレ:そ、そんな……
中垣内果子:???
やさかに:もはや振り直しも無し……
やさかに:手番終了です……
巳六針助:嘘だろ……やさかに……
GM:ではミロピどうぞ
巳六針助:ミロピミロピ
巳六針助:もはや容赦なし!逆凪中の大鋏に【接近戦攻撃】を使用する!
大鋏:ひぃ~
東風谷ナガレ:感情修正あげます
東風谷ナガレ:+1どうぞ
巳六針助:Thank you……
巳六針助:2D6+1>=5 (判定:手練)
ShinobiGami : (2D6+1>=5) → 4[2,2]+1 → 5 → 成功

巳六針助:ヒョ ……
東風谷ナガレ:ワッハッハ
GM:こら! 最適なトスをするな!!
巳六針助:腹ペコ仮面様……!ありがとう……!
大鋏:もはや抵抗手段無し。生命力0になり、脱落!
大鋏:お先
東風谷ナガレ:いまだ!ミーロームーン!
巳六針助:しゃあああああああ
中垣内果子:フーーーーッ
GM:では中垣内さんどうぞ!
中垣内果子:はい!
中垣内果子:うーん
中垣内果子:まあやってみるか
中垣内果子:【医霊】をやさかに目標に使います。
東風谷ナガレ:きた!医霊きた!
巳六針助:オッ 呪い!
大鋏:けーっ
中垣内果子:SG#3>=5 (判定:医術) いくぞーっ
ShinobiGami : (SG@12#3>=5) → 5[2,3] → 5 → 成功

中垣内果子:低いが成功!
やさかに:う~む呪い 厄介
東風谷ナガレ:セイセイセイ
やさかに:1D7
ShinobiGami : (1D7) → 6

巳六針助:シャイ シャイ シャイッ
やさかに:あっ【保守】……
中垣内果子:あっ……
東風谷ナガレ:これマジ?
やさかに:変調回復手段が適切に潰されてしまった
東風谷ナガレ:名医すぎ
巳六針助:やったぜ。
やさかに:貴様ら! ランダム性に苦しめ!
中垣内果子:攻撃手段はないけどまあ回復できないってのは嬉しいね
やさかに:キ~
GM:ではラウンド終了時!
GM:きたわよ猛毒のタイムが
GM:兵糧丸で治すなら今の内だぜ……
東風谷ナガレ:なおすなおす!
東風谷ナガレ:兵糧丸をもっていたのでパクつきます
中垣内果子:1d6
ShinobiGami : (1D6) → 5

中垣内果子:1d6
ShinobiGami : (1D6) → 5

GM:累積してる場合は1つぶんのみなおせますね
東風谷ナガレ:エッ?
GM:そして中垣内さんは2点発生ですね
東風谷ナガレ:全部治るんじゃないんだ
GM:そうなのです
巳六針助:1d6
ShinobiGami : (1D6) → 6

巳六針助:猛毒のダメージに対して『絶対防御』は使用できますか?
中垣内果子:これ、1回ずつかなダメージは
GM:絶対防御は可
GM:1回ずつかな
中垣内果子:フムフム
巳六針助:フーム ナガレくんのダメージ見てからかな絶対防御は
東風谷ナガレ:いったんふるぜ!
東風谷ナガレ:1d6
ShinobiGami : (1D6) → 2

東風谷ナガレ:回避!
中垣内果子:あっ、じゃあもらえると嬉しいな…?
巳六針助:よし 中垣内さんのダメージに『巳針・窮』を使用。猛毒のダメージを1点軽減します。
中垣内果子:ありがとう!やぶられなければ1点だぜ
巳六針助:破れまい!
巳六針助:なぜなら貴様は……凪!
やさかに:いちお破るよ 破れなかったわ(逆凪)
中垣内果子:あっそうか ラウンド終了時だから
東風谷ナガレ:なぎかなしいね
中垣内果子:じゃあ妖術潰しまーす
GM:巳六くんも振ってくださいね
巳六針助:凪だ武
中垣内果子:6だったよみろぴ
巳六針助:あっあたくしは振ったわよ 6だったわ
GM:振ってたか
GM:ではラウンド終了!
GM:====
GM:【第三ラウンド】

 【第三ラウンド】
 ・中垣内果子      生命力3/6  器・体・・謀・
  →変調:猛毒×2
 ・東風谷ナガレ     生命力2/6  器・・謀・
  →変調:猛毒
 ・巳六針助       生命力6/8  器・体・忍・謀・戦・妖・頑健0/2
  →変調:猛毒
 ・やさかに       生命力10/11
  →変調:呪い(接近戦攻撃、保守)
 ・大鋏         生命力0/5(脱落)

GM:プロットお願いします!
Tekey:GMがダイス目を変更しました。(秘匿)
Tekey:中垣内果子がダイス目を変更しました。(秘匿)
Tekey:巳六針助がダイス目を変更しました。(秘匿)
Tekey:東風谷ナガレがダイス目を変更しました。(秘匿)
Tekey:GMがダイス目を変更しました。(秘匿)
やさかに:OK
東風谷ナガレ:OK
巳六針助:プロット装填。
中垣内果子:OK
GM:OK
GM:ではプロット公開!
Tekey:中垣内果子がダイスを公開しました。出目は「5」です。
Tekey:GMがダイスを公開しました。出目は「4」です。
Tekey:東風谷ナガレがダイスを公開しました。出目は「5」です。
Tekey:巳六針助がダイスを公開しました。出目は「3」です。

→<プロット5>
(東風谷、中垣内)
<プロット4>
(やさかに)
<プロット3>
(巳六)

GM:挟み撃ちの形になるな……
GM:カニだけに
東風谷ナガレ:はさみうちのはなし
GM:ではプロット5、1D100どうぞ
東風谷ナガレ:1d100
ShinobiGami : (1D100) → 90

中垣内果子:1d100
ShinobiGami : (1D100) → 71

GM:ナガレ君から!
東風谷ナガレ:おれの名は東風谷ナガレ……
東風谷ナガレ:クリティカルヒットさ。
巳六針助:草
やさかに:何がなんだ!
巳六針助:名探偵を省略してクリヒまで行った
東風谷ナガレ:くたばれやさかに!例のごとくくらまし複合なので調査術か伝達術だぞ!
やさかに:やっぞ!
やさかに:2d6-2>=8
ShinobiGami : (2D6-2>=8) → 7[3,4]-2 → 5 → 失敗

やさかに:ぜんぜんたりましぇ~ん
中垣内果子:えらいぞ
やさかに:絶対防御です! 《結界術》
GM:破る人は宣言どうぞ
東風谷ナガレ:もちやぶる
中垣内果子:おまかせします
巳六針助:やぶ!
GM:どうぞ~
東風谷ナガレ:SG#5>=7 (判定:調査術)
ShinobiGami : (SG@12#5>=7) → 4[1,3] → 4 → ファンブル

東風谷ナガレ:なるほどね。
中垣内果子:アーッ
巳六針助:ナガレさん……へへ……
巳六針助:感情修正っちゅうヤツを一つ頂きたく……
GM:振りな……お前のミローピイーンをよ……
東風谷ナガレ:あっどうぞどうぞ
東風谷ナガレ:修正+1
巳六針助:2D6+1>=5 (判定:結界術)
ShinobiGami : (2D6+1>=5) → 8[4,4]+1 → 9 → 成功

東風谷ナガレ:それはそれとして凪はよくないので神通丸つかうゾイ
東風谷ナガレ:SG#5>=7 (判定:調査術)
ShinobiGami : (SG@12#5>=7) → 9[4,5] → 9 → 成功

巳六針助:ヤー!パワー!
東風谷ナガレ:回避!
GM:あらやだ
中垣内果子:おふたりともありがとう!
やさかに:では絶対防御が破られる! やだも~
巳六針助:勝った!第三の奥義破り バイツァ・ミロピ!
やさかに:使うか 【金剛】……?
巳六針助:良いのか? 今日の出目でプロット4判定なんかして…
やさかに:確殺圏外ではある……
やさかに:ここはライフで受けよう!
巳六針助:クソッ クレバーな選択!
やさかに:HP10→6
東風谷ナガレ:なんて冷静なのだ
やさかに:痛すぎ
東風谷ナガレ:手番終わり!
GM:では中垣内さんどうぞ~
中垣内果子:はい!
中垣内果子:呪いが累積することを知った私は無敵だ
中垣内果子:【医霊】。
巳六針助:ウヒョ~~!!!
やさかに:ミスれ~
中垣内果子:SG#5>=5 (判定:医術) 目標はとうぜんやさかにだ
ShinobiGami : (SG@12#5>=5) → 7[2,5] → 7 → 成功

やさかに:くそっ 呪いが累積していく
東風谷ナガレ:サイコ~~~!!
やさかに:1D6
ShinobiGami : (1D6) → 2

中垣内果子:やったー!
東風谷ナガレ:これはおいしい
やさかに:【妖爪】ですね。攻撃手段が削れるな~
巳六針助:だから見せてね ぼっちちゃんのロック……呪術カニ戦を!
やさかに:許せん~
GM:ではプロット4 やさかに!

<プロット5>
(東風谷、中垣内)
→<プロット4>
(やさかに)
<プロット3>
(巳六)

やさかに:う~む
やさかに:【魔眼】を使用します。
東風谷ナガレ:多様すぎる
やさかに:対象はナガレ君だ!
東風谷ナガレ:やめるっピ!
やさかに:2D6>=5
ShinobiGami : (2D6>=5) → 4[1,3] → 4 → 失敗

やさかに:止めておこう……
中垣内果子:やさかに…
東風谷ナガレ:恐れているのか? この……名探偵を
やさかに:逆凪じゃん やべ
GM:ではプロット3、ミロピ!

<プロット5>
(東風谷、中垣内)
<プロット4>
(やさかに)
→<プロット3>
(巳六)

巳六針助:デレデッ デッ デッ アナザワンバイツァダスッ
巳六針助:【尖影】【黒絃】を使用します。まずは【尖影】の判定から。
巳六針助:2D6>=5 (判定:手練)
ShinobiGami : (2D6>=5) → 3[1,2] → 3 → 失敗

やさかに:おっ
中垣内果子:ファンブル!
東風谷ナガレ:みろぴ!
巳六針助:あっやべ(素)
東風谷ナガレ:【尖影】いらへんで!
巳六針助:そうだ……どうせ絶対防御切れてるんだから……
GM:その説はあるよね まあ振った以上は許しませんが……
東風谷ナガレ:ふりなおしする?
巳六針助:ナガレくん……!お願いしても良いですか……!
巳六針助:当てる方は自力で何とかするので……
東風谷ナガレ:ほなら……【戯言】のほうを使ってみますかァ
GM:ホンマか工藤
巳六針助:ナガレ星にお願いだ!
東風谷ナガレ:戦術死んでいるので……果子さん感情修正もらえまするか?
中垣内果子:あっあげます!
東風谷ナガレ:あざす!
巳六針助:こっちも感情修正あげるよ~
東風谷ナガレ:あっじゃあもらっとこ~!へへへ
東風谷ナガレ:SG#5+2>=7 (判定:調査術)
ShinobiGami : (SG+2@12#5>=7) → 4[1,3]+2 → 6 → ファンブル

東風谷ナガレ:カスがあ~」
巳六針助:ごぼごぼごぼ
東風谷ナガレ:【術偵】するね
中垣内果子:ぎゃん
東風谷ナガレ:こっちは判定いらないぜ 巳六くんの尖影を振り直しするぜ
巳六針助:謝謝……
GM:すごい!
巳六針助:2D6>=5 (判定:手練)
ShinobiGami : (2D6>=5) → 3[1,2] → 3 → 失敗

GM:草
東風谷ナガレ:オホホ……
中垣内果子:ファンブルまみれだ
GM:全員手元おぼつかないバトルになってる
東風谷ナガレ:風向き変わったかも
巳六針助:うぎゃ~~~~っ!!!凪りましたわ~~~~~!!!!
GM:では逆凪でおわりかな
巳六針助:おわおわり
中垣内果子:毒〜〜
GM:行こうぜ……ラウンド終了時の猛毒タイムによ……
中垣内果子:2b6
ShinobiGami : (2B6) → 3,3

巳六針助:毒の判定!ふります!
中垣内果子:おい!!
巳六針助:1d6
ShinobiGami : (1D6) → 6

GM:中垣内さん毒に弱くね?
巳六針助:イッチ~~~~!!!
東風谷ナガレ:果子さんとんでもなさすぎ
東風谷ナガレ:1d6
ShinobiGami : (1D6) → 6

東風谷ナガレ:回避!
中垣内果子:毒に弱い!
巳六針助:中垣内さんに絶対防御!1点軽減しておくんな!
やさかに:やぶれないのむかつく~
中垣内果子:ヘイ!軽減するぜ!
中垣内果子:体術減らす〜
GM:ラウンド終了!
GM:====
GM:【第四ラウンド】

 【第四ラウンド】
 ・中垣内果子      生命力2/6  器・・謀・
  →変調:猛毒×2
 ・東風谷ナガレ     生命力2/6  器・・謀・
  →変調:猛毒
 ・巳六針助       生命力6/8  器・体・忍・謀・戦・妖・頑健0/2
  →変調:猛毒
 ・やさかに       生命力6/11
  →変調:呪い(接近戦攻撃、保守、妖爪)
 ・大鋏         生命力0/5(脱落)

GM:プロットお願いします!
Tekey:GMがダイス目を変更しました。(秘匿)
Tekey:中垣内果子がダイス目を変更しました。(秘匿)
Tekey:巳六針助がダイス目を変更しました。(秘匿)
GM:OK
Tekey:東風谷ナガレがダイス目を変更しました。(秘匿)
中垣内果子:OK!
東風谷ナガレ:OK
巳六針助:OK!
GM:OK
GM:では……プロット公開
Tekey:中垣内果子がダイスを公開しました。出目は「3」です。
Tekey:GMがダイスを公開しました。出目は「2」です。
Tekey:東風谷ナガレがダイスを公開しました。出目は「4」です。
Tekey:巳六針助がダイスを公開しました。出目は「3」です。

→<プロット4>
(東風谷)
<プロット3>
(中垣内、巳六)
<プロット2>
(やさかに)

東風谷ナガレ:届かない 届かない この想いを
中垣内果子:Voice
やさかに:本当に 大切な ことなにかに
東風谷ナガレ:かに!?
中垣内果子:かに
GM:ではプロット4、ナガレ君行動あるかな
巳六針助:カニ~~ッ
東風谷ナガレ:アニソン歌ってます 次どうぞ
GM:OK
GM:プロット3の二人は1D100どうぞ
中垣内果子:1d100
ShinobiGami : (1D100) → 52

巳六針助:1d100
ShinobiGami : (1D100) → 37

<プロット4>
(東風谷)
→<プロット3>
(中垣内、巳六)
<プロット2>
(やさかに)

GM:では中垣内さん
中垣内果子:【接近戦攻撃】しまーす
中垣内果子:かにに
やさかに:来やがれ
中垣内果子:SG#3>=5 (判定:拷問術)
ShinobiGami : (SG@12#3>=5) → 8[2,6] → 8 → 成功

巳六針助:かにとなかよく
東風谷ナガレ:いいぞいいぞ
やさかに:よける!
やさかに:《拷問術》から6
やさかに:水中でマイナス2!
東風谷ナガレ:4Rになって初めて水中の-2が適応されているのか?
やさかに:この修正をなんか4ラウンド目になって初めて言った気がする なんでやろな
巳六針助:おかしいと思いませんか?あなた
やさかに:2d6-2>=6
ShinobiGami : (2D6-2>=6) → 7[1,6]-2 → 5 → 失敗

やさかに:1足りんし
巳六針助:シャイ シャイ シャイッ
東風谷ナガレ:効いてる効いてる!
中垣内果子:よし
巳六針助:ナイスだぜ中垣内さァ~~ン
GM:【揺らし】は適用でいいか メモリーカードの秘密がそれということで
中垣内果子:あっ 嬉しい
東風谷ナガレ:マジ?術偵の対象にもしてよい?
巳六針助:揺らしつよいな~
やさかに:HP6→4
GM:イイヨ~
東風谷ナガレ:へっへっへ
GM:ではミロピどうぞ!
巳六針助:【黒絃】をやさかにに。指定特技は《分身の術》。
やさかに:【尖影】すら使われなくなった……舐められてる……!
東風谷ナガレ:【尖影】はいいのかに?
中垣内果子:今回は絶対防御あるよー
巳六針助:ここは……攻撃を当てる方が優先!結界術はピンで持ってるから……
中垣内果子:なるほど
巳六針助:2D6>=5 (判定:分身の術)
ShinobiGami : (2D6>=5) → 11[5,6] → 11 → 成功

中垣内果子:ヒュウ
やさかに:ムムムッ
東風谷ナガレ:つよすぎ!
巳六針助:オラッ 分身の術だ!避けてみろ!
やさかに:《分身の術》が9で、水中で-2か
やさかに:2d6-2>=9
ShinobiGami : (2D6-2>=9) → 10[4,6]-2 → 8 → 失敗

巳六針助:ヒョ……
東風谷ナガレ:サンキュー水中!
やさかに:ぐわ~またも1足らず
やさかに:何だこの戦場!
中垣内果子:まあまあ
中垣内果子:おかげで私は死にかけてるから
東風谷ナガレ:鋏MVPすぎ
巳六針助:オホホ……接近1射撃1ダメージをお喰らい!
やさかに:やってられねえっぺ! 絶対防御!
やさかに:《結界術》です
GM:奥義破り人はどうぞ~
巳六針助:【飢渇】の効果でダメージが増え……なにィ~~~!?!?!
巳六針助:破るぜ!
中垣内果子:やぶらない!
東風谷ナガレ:やぶるよ~
巳六針助:ナガレくんに感情修正投げるよ~
GM:どうぞ^
東風谷ナガレ:ありゃっす!
巳六針助:2D6>=5 (判定:結界術)
ShinobiGami : (2D6>=5) → 5[2,3] → 5 → 成功

東風谷ナガレ:SG#4+1>=7 (判定:調査術)
ShinobiGami : (SG+1@12#4>=7) → 3[1,2]+1 → 4 → ファンブル

巳六針助:ヒョ~~~
東風谷ナガレ:いかん
巳六針助:ア”ア”~~~!!!
中垣内果子:ナガレくん!
東風谷ナガレ:特にないので……凪ぞ
やさかに:まあ凪が一人出ただけでも儲けものか…!
やさかに:では2点受けまして
やさかに:HP4→2
やさかに:風前の灯火……
巳六針助:ハアハアハア
GM:プロット2 かに

<プロット4>
(東風谷)
<プロット3>
(中垣内、巳六)
→<プロット2>
(やさかに)

やさかに:う~ん
やさかに:確実なのは【魔眼】なんだけど
やさかに:命中判定もあるし……やりますか
巳六針助:め 命中判定を恐れている
やさかに:『潮招き』。《水術》の範囲攻撃をPC全員目標に撃つぞ!
巳六針助:テメ~~~~~!!!
東風谷ナガレ:これが一番強いんじゃ
やさかに:回数制限なのでこれがラストだ 通れ~!
GM:破る人は宣言どぞ
東風谷ナガレ:凪っているので破れず!
中垣内果子:水術とおいが…チャレンジ!
巳六針助:う~ん
巳六針助:回想シーンの効果を使って奥義破りの判定値を+3します。
GM:あらやだ
東風谷ナガレ:おっなるほど
巳六針助:これでちょうど《手錬》から5!
東風谷ナガレ:したらばさらに感情なげる
中垣内果子:なるほどね!
巳六針助:ナイス~~~!!
東風谷ナガレ:針助くんに+1どうぞ。
巳六針助:貰います!チャレンジ!
巳六針助:2D6+1+3>=8 (判定:手練)
ShinobiGami : (2D6+1+3>=8) → 9[4,5]+1+3 → 13 → 成功

中垣内果子:SG#3>=11 (判定:拷問術)
ShinobiGami : (SG@12#3>=11) → 10[5,5] → 10 → 失敗

巳六針助:ギャハハ!!
やさかに:くそ~!!
中垣内果子:まあよし!すごいな
東風谷ナガレ:果子さんおしい~が針助がやった!
やさかに:素で破ってる……
巳六針助:奥義を封じられた貴様など……正に鉄板の上の茹で蟹よォ~~!!
やさかに:では手番終了!
GM:おらっ猛毒で全員くたばりやがれ~!
東風谷ナガレ:死にたくねえ!
中垣内果子:2b6
ShinobiGami : (2B6) → 5,3

東風谷ナガレ:1d6
ShinobiGami : (1D6) → 5

東風谷ナガレ:アアッ~
巳六針助:1d6
ShinobiGami : (1D6) → 1

中垣内果子:????????????
GM:おっ全員発生だ
中垣内果子:えっと
東風谷ナガレ:阿 鼻 叫 喚
中垣内果子:こんなところであれなんですが
中垣内果子:奥義切ります
東風谷ナガレ:奥義!?
GM:何ッ
巳六針助:やっぱり来たか……
中垣内果子:【死者の盾】言霊術 絶対防御・流し・回数制限
東風谷ナガレ:はえ~~~!!
巳六針助:あっ絶対防御!?
GM:わ~絶対防御だ
中垣内果子:勿体無い気もするけどもうこのあとほぼ機会ないだろ…!
中垣内果子:1点減らし!
GM:でほかのお二人は
巳六針助:こちらも最後の兵糧丸で毒のダメージを相殺します。このRで決める……!
中垣内果子:謀術削るか
巳六針助:で、絶対防御先は……どっちがいい?
東風谷ナガレ:アタイは……特になければ……器術でも減らすかな……チラチラ
中垣内果子:ナガレくんにあげて大丈夫よ
巳六針助:へへへ ナガレくんに『巳針・窮』絶対防御!指定特技は《手錬》!
巳六針助:破るならくらまし入って-2だぜ
東風谷ナガレ:いいんすか~? へへへ……
やさかに:これは破りたい
やさかに:見せろかに……これが八坂谷の災厄と呼ばれた底力……!
やさかに:2d6-2>=8
ShinobiGami : (2D6-2>=8) → 7[3,4]-2 → 5 → 失敗

やさかに:はい
巳六針助:しゃああああああ
東風谷ナガレ:オシ!
やさかに:キビシ~
巳六針助:やっぱくらましって強いわ
GM:ではラウンド終了じゃわ
GM:====
GM:【第五ラウンド】

 【第五ラウンド】
 ・中垣内果子      生命力1/6  器・
  →変調:猛毒×2
 ・東風谷ナガレ     生命力2/6  器・・謀・
  →変調:猛毒
 ・巳六針助       生命力6/8  器・体・忍・謀・戦・妖・頑健0/2
  →変調:猛毒
 ・やさかに       生命力2/11
  →変調:呪い(接近戦攻撃、保守、妖爪)
 ・大鋏         生命力0/5(脱落)

GM:プロットお願いします!
Tekey:中垣内果子がダイス目を変更しました。(秘匿)
Tekey:巳六針助がダイス目を変更しました。(秘匿)
Tekey:GMがダイス目を変更しました。(秘匿)
中垣内果子:OK
やさかに:OK
巳六針助:OK!
Tekey:東風谷ナガレがダイス目を変更しました。(秘匿)
東風谷ナガレ:OK
GM:OK
GM:では……公開!
Tekey:東風谷ナガレがダイスを公開しました。出目は「6」です。
Tekey:GMがダイスを公開しました。出目は「4」です。
Tekey:中垣内果子がダイスを公開しました。出目は「2」です。
Tekey:巳六針助がダイスを公開しました。出目は「3」です。

→<プロット6>
(東風谷)
<プロット4>
(やさかに)
<プロット3>
(巳六)
<プロット2>
(中垣内)

やさかに:ッシャ ベストな位置
東風谷ナガレ:なんてことだ
巳六針助:OH MY……
中垣内果子:くっ
中垣内果子:ミロピに任せるしかない
GM:プロット6の探偵さん 随分面白い推理を聞かせてくれよ
東風谷ナガレ:お前は
東風谷ナガレ:ここで
東風谷ナガレ:食べられる
東風谷ナガレ:手番以上 震えて待て!
やさかに:こわい
やさかに:プロット4 かにの手番だ

<プロット6>
(東風谷)
→<プロット4>
(やさかに)
<プロット3>
(巳六)
<プロット2>
(中垣内)

やさかに:【魔眼】チャレンジ!
巳六針助:うわ出た
やさかに:目標は中垣内果子!
中垣内果子:わーっくるなーっ
巳六針助:果子サーンッ
やさかに:2D6>=5
ShinobiGami : (2D6>=5) → 4[2,2] → 4 → 失敗

巳六針助:あっ
やさかに:なんすかこれ?
中垣内果子:凪すかね…
やさかに:凪っす
東風谷ナガレ:あらっ……
やさかに:いや………
巳六針助:随分面白い推理だ探偵さん 蟹雑炊でも食った方が良いんじゃないか?
やさかに:ククク……凪っす
東風谷ナガレ:出汁効いてきた
やさかに:面白い探偵さん! 【術偵】をくれ!
中垣内果子:wwww
東風谷ナガレ:……
東風谷ナガレ:1d6
ShinobiGami : (1D6) → 6

東風谷ナガレ:よし……カニしゃぶにしよう
やさかに:そのダイスは……!?
東風谷ナガレ:あっ使いません
巳六針助:wwwwww
やさかに:チクショ~!
中垣内果子:wwwwwwwww
やさかに:では行動終了です。ペッ!
GM:プロット3、巳六くんどうぞ!

<プロット6>
(東風谷)
<プロット4>
(やさかに)
→<プロット3>
(巳六)
<プロット2>
(中垣内)

巳六針助:やさかにに《手錬》の【接近戦攻撃】!もちろん【飢渇】も乗ってるぞ。
やさかに:ヤメテ~
中垣内果子:がんばれ!
東風谷ナガレ:ここに感情のほうがいい気がするな 乗せちゃっていいかな
巳六針助:IIYO!
東風谷ナガレ:あげるわ
巳六針助:というかお願いしたいッス ウス
東風谷ナガレ:+1!
巳六針助:うおおお 腹ペコ仮面様の力が流れ込んでくるわ
巳六針助:2D6+1>=5 (判定:手練)
ShinobiGami : (2D6+1>=5) → 5[1,4]+1 → 6 → 成功

巳六針助:オラ~~~~~ッ!!!
中垣内果子:やったあ
やさかに:もうこれしかないんすわ 絶対防御すわ
巳六針助:奥義破り!
東風谷ナガレ:破るぞ~~~!!
やさかに:《結界術》すわ
中垣内果子:やぶります!
GM:破んな!
巳六針助:2D6>=5 (判定:結界術)
ShinobiGami : (2D6>=5) → 9[4,5] → 9 → 成功

中垣内果子:SG#2>=18 (判定:拷問術)
ShinobiGami : (SG@12#2>=18) → 7[3,4] → 7 → 失敗

東風谷ナガレ:SG#6>=7 (判定:調査術)
ShinobiGami : (SG@12#6>=7) → 7[2,5] → 7 → 成功

巳六針助:蟹しゃぶになりな!
やさかに:ギャ~ス
東風谷ナガレ:ゐえ~ゐ
やさかに:生命力が0になり……死亡確認!
GM:終了条件を満たしたため、クライマックス戦闘を終了します。
GM:君たちの……勝利だ!
東風谷ナガレ:勝った~~~~!!!!
中垣内果子:kateta-!!
巳六針助:やった~~~~!!!
GM:====
やさかに:「ごぼごぼ……」
やさかに:巨大な鋏を岩壁に突き立てる。
やさかに:ドガン!という強烈な破砕音とともに、洞窟内には海水が流れ込んでくる!
巳六針助:「水術……!」
やさかに:大小の岩が入り混じる濁流は、それ自体が危険な攻撃だ!
東風谷ナガレ:「ちょっとちょっと!私、泳ぎの方はあまり得手ではないんですけれど……!」
やさかに:「この海流に飲まれず移動できるのは我だけよ……さらに!」
中垣内果子:「相手のフィールドってわけだ……!」
やさかに:大鋏を数度震えさせたかと思うと、どす黒い液体を噴射!
やさかに:水流へと絶え間なく注がれるそれは、恐らく猛毒だ。長期戦は危険だろう。
中垣内果子:「!まずい!」
やさかに:「我が棲み処に入ってきたのは間違いだったな、人の子ども!」
やさかに:「何人相手であっても……等しく溶かし啜ってやる!」
やさかに:ドドドド! 水に足を取られているあなたたちに前進し、踏み砕こうとする!
巳六針助:水流に交ざり体に流れ込む術毒。指の先が震え、視界がぼやける。
東風谷ナガレ:水飛沫に触れただけで、衣服がじゅうじゅうと溶けていくのがわかる。
東風谷ナガレ:「あっつあっつ!」
香林山ワタリ:「タラバガニはヤドカリの仲間なので前に進めるんです!」高台から解説。
中垣内果子:「くくっ……!」身体中が燃えるように熱い。その中でやさかにをキッと見据える。
巳六針助:「毒、は」ひゅん、と。糸を振るう。空間を断ち切るように。「一時的に何とかできる」
巳六針助:「でも、オレはそこまで出力に長けた忍びじゃない。誰かがあの忌々しい鋏をへし折らないと、皆溶けて死ぬよ」
巳六針助:ばおう!と水しぶきが三人の眼前で押し返される。
巳六針助:鎌鼬のごとき空気の裁断。五指で操る糸の流れが空を掻きみだし、乱気流を形成して一時的に毒波を押し返しているのだ。
東風谷ナガレ:「おお!見事!」
中垣内果子:「やるね」
東風谷ナガレ:絶技に目を輝かせ。「しかし……私の術が蟹さん相手に通じるかは判りませんが……」
東風谷ナガレ:「“親”の血の影響でしょうか?はたまた我々の幻聴なのか……どうやら人語は解される様子」
東風谷ナガレ:「やってみるとしましょう!失敗したら骨は拾ってくださいね」
巳六針助:「どうかな。骨も残らないかもよ」
巳六針助:「頼んだ」そうは言いつつ、失敗することを微塵も疑っていないような声音だった。
東風谷ナガレ:額から流れる汗をそのままに、ぱちんと指を鳴らす。
東風谷ナガレ:「都心から外れたこの小さな港町、八坂谷にて起きた殺人事件」
東風谷ナガレ:「被害者の男性の死因は腹部、重度の裂傷による失血死」
東風谷ナガレ:「専門家による解剖の結果。凶器は生物の顎や鋏角のようなものと断定……」
東風谷ナガレ:一定周期で鳴らされるその指の音。神妙なる顔つきと声色からは、普段の飄々とした様子とはまるでかけ離れている。
東風谷ナガレ:見るもの全てのイニシアチブを握り、舞台に立つ己へと視線を引き付ける、マクファーデンの“伝達術”を。
東風谷ナガレ:気づけば“やさかに”のすぐ傍まで歩み寄った探偵が、その鋏を指さしそのまま告げる。
やさかに:無表情な瞳が、朗々とした語り口を追っているようだ。
東風谷ナガレ:「でも……私の勘違いかもしれません。あなたの凶行と装った別の誰かの仕業かもしれませんし」
東風谷ナガレ:くるりと踵を返し、ああそうだ、と。
東風谷ナガレ:「でも、もうひとつだけjust one more thing.
東風谷ナガレ:「“神器”を狙おうと企んだ被害者……エージェントCは」
東風谷ナガレ:「その対策も行っていたそうです。何でも……」
東風谷ナガレ:「東洋の神に対抗すべくは、西洋の神!ってことで」
東風谷ナガレ:「とても立派なお人が祈りを込めたとされる聖水を……体内に取り込んでいたと」
東風谷ナガレ:「そんなものに、“神器”の力を宿したものが触れてしまったら……」
東風谷ナガレ:「ねえ」
東風谷ナガレ:「どうなると思います?」
東風谷ナガレ:誰が聞いても嘘っぱちな出鱈目をべらべらと捲し立てる。
中垣内果子:困惑した表情を浮かべている。
巳六針助:(出鱈目だ。そんな都合の良いモノ、存在するわけがない)
東風谷ナガレ:しかし、東風谷ナガレの探偵学において、言葉とは“事の端”である。
巳六針助:そのはずだ。そのはずだった。なのに、目の前の”推理”から――目が離せない。
やさかに:「ごぼごぼ…!」動揺から鋏を振り上げる。
東風谷ナガレ:なにかひとつ、疑念の種を撒くだけで。
東風谷ナガレ:“真相”とは、勝手に芽吹くもの。
東風谷ナガレ:しゅうしゅうと溶ける音。己の身体からではない。
東風谷ナガレ:眼前のやさかにの鋏が……真っ赤に、おいしそうなニオイを纏わせながら、じゅうじゅうと焼けている!
中垣内果子:「や」
中垣内果子:「焼けてる」
中垣内果子:「なんで……?」
東風谷ナガレ:「恐れながら、愚問と言わざるを得ませんね」
東風谷ナガレ:「まぎれもなく、この東風谷ナガレが……名探偵だからでしょう」
やさかに:「な、なんだとォ~ッ!?」
やさかに:「あの欧米人……こんな毒を仕込んでいたのかッ!!」
巳六針助:(解った……”逆”なんだ)
巳六針助:『――真相は、自ずと明らかになります』
巳六針助:(元あった真相を、探偵が暴くんじゃない)
巳六針助:(”探偵が暴いたものこそが、真相になる”――こいつの術は、その推理そのものだ!)
中垣内果子:「ともかく、今のうちみたいだね」いつの間にか、煙草を口に咥えている。
やさかに:焦げた装甲が落ちる。
やさかに:毒の流出が止まっている……
中垣内果子:「隙を作るよ。全力でそこを叩いてくれ」
中垣内果子:かちっ。ライターで燻された煙草の煙がやさかにを取り巻く。
中垣内果子:「ふぅ〜〜〜〜〜〜〜っ」
中垣内果子:「診断……強い回復力と、こちらに不調を与える爪を有している」
中垣内果子:「なら、それを……こうやって」
中垣内果子:煙がゆっくりとやさかにに吸収されていく。
中垣内果子:「働かなくしちゃえばいいんだ」
巳六針助:「……最適な診断だ。こいつも生物である以上、呼吸をする」
巳六針助:「甲殻は気体を密閉しないように構成されている……」
東風谷ナガレ:「おお!見てくださいよ!心なしか動きが鈍っているように……!」
やさかに:「傷が癒えない……! これも聖水の力か…!?」
中垣内果子:「げほっ、げほっ」血を吐く。先ほど体を焼いた毒が回ってきている。
中垣内果子:「今のうちだよ、巳六くん」
東風谷ナガレ:そっと果子さんの背を支えながら。「フッフッフ。初めて会ったときからわかっていましたとも」
東風谷ナガレ:「優秀な探偵には優秀な刑事と……友が集うこともね」
中垣内果子:「ふふ」
巳六針助:「友達かどうかは」苦々しい顔をする。「生き残ってから決めてくれ」
巳六針助:岩場から飛び降りる。同時に、糸の中間を氷柱じみて大きく突き出した洞窟の天井に結び付けている。
巳六針助:「節足動物には糸を懸けられる”節”が多い」
巳六針助:「だから」がくん、とやさかにの体が絃に引かれ、浮かび上がる。急激に。
巳六針助:張りだした岩礁の突剣に向かって。東風谷ナガレの熱した甲殻が、ちょうど突き刺さるように。
巳六針助:宙返り。慣性の落下を体重で絡めとり、糸を引く。
やさかに:「ぐっ…、ぐおお……!」
やさかに:必死にもがくが、抵抗もむなしい。
巳六針助:「糸使いに会ったのは、”運が悪かった”ね」
巳六針助:それは奇しくも、代表的な忍びの体術――”飯綱落とし”を逆回しにしたような機序。
巳六針助:天井の岸壁に叩きつけられ、脆い甲殻を刺し貫かれ――磔となる。
巳六針助:「……巳綱いづな
やさかに:「こんな……人の子ごときにィイイ!!」
やさかに:胴部から岩の柱を生やし、激しく痙攣。
やさかに:全身から黒い体液を流し、泡を吹きながら絶命する。
やさかに:神器の力の代償だろうか。堅固な甲羅でさえも、どろどろに腐り、海へと流れ落ちる。
GM:決着の後には、怪物の痕跡はひとつ残らず、風化していた。
香林山ワタリ:「あっ! あ~~~っ!」
香林山ワタリ:ぴょこぴょこと飛び降りてくる。
東風谷ナガレ:「あっ……」
香林山ワタリ:「こ、殺しちゃったんですかぁ~!?」
中垣内果子:「……ごめん、死んじゃった」
巳六針助:「いや……これは違くて……」
東風谷ナガレ:「殺したというか……消えちゃいました?」
香林山ワタリ:「忍者の可能性が……カーシ忍ゼーションが……!」
香林山ワタリ:「おぼぼぼぼ………」
香林山ワタリ:研究対象が失われたショックが大きかったようで、泡を吹いて倒れる。
香林山ワタリ:さながらカニのように──
中垣内果子:「わっ、ワタリちゃん…」
東風谷ナガレ:「本当にお好きなんですねえ。おっ、痙攣してますよ」
中垣内果子:「巳六くん、支えてあげなよ。僕たちはちょっと、へろへろだから」
巳六針助:「確かにここまで何事にも全力だったら、人生楽しそうだけどね……」
中垣内果子:そう言いながらナガレに密着している。
巳六針助:否定はせず、ごぼごぼと泡を吐くワタリを背負ってやる。
東風谷ナガレ:「あ~っ、いけませんよ果子さん。いいんですか、3匹めのやさかにが爆誕しても」
中垣内果子:「さて、どうだろうね?」くすくすと笑いながら一緒に歩く。
GM:連れだって洞窟の出口へと歩く。
GM:その先には、朝日が差し始めていた。
GM:====

【目次へ戻る】

【ED:巳六針助】

GM:【ED:巳六針助】
GM:──八坂谷・優波神社
GM:海上に建てられている鳥居である。
GM:かつては陸続きだったという文献も残っているが、地形の変化によって今は参拝する者はいない。
GM:石造りの鳥居は長年の潮風に晒され、ぽつねんと佇んでいる。
香林山ワタリ:「わ~神社だ~」
巳六針助:「感想」
香林山ワタリ:ババババ、と稼働していたモーターを止め、ボートを減速させる。
香林山ワタリ:「神社は神社ですよ。歴史は専門じゃないし」
巳六針助:「……逆にさ。ワタリさんって何で海洋生物のこと研究してるわけ?」
香林山ワタリ:「とまれ、興味深いですね? 海を鎮めようとしたのであれば、巨大生物がいたのかも……」
香林山ワタリ:「んん?」ボートから乗り出していた身を向ける。
巳六針助:「斜歯のわりに、忍法狩りとかシノビガミの歴史とか……そういうのに興味がないの、珍しいなって」
巳六針助:「後方で研究して楽したいってタイプにも見えないし」
香林山ワタリ:「う~ん? 好きだから……?」
香林山ワタリ:「海洋を選んだのは、単純に機会があっただけかもしれないですが」
香林山ワタリ:「つまるところ、多様なんですよ。適者が生き残るはずなのに、こんなにも種類がある」
香林山ワタリ:「最強の生物が全ての海を支配する……という事にはならないんですねぇ」
香林山ワタリ:「あと、それは忍びも同じなんじゃないですかね」
香林山ワタリ:ボートに戻り、足を投げ出している。
香林山ワタリ:「平安の時から存在している忍びは、結局のところ統一されていない。シノビガミという超越者がいるにもかかわらずですよ」
巳六針助:「確かに、”最強の忍法”なんてものはないからね」ボートの縁に座り、遠くの海を眺めている。
香林山ワタリ:「だから、先を知りたい。先を予測するために、今あるすべてを知りたい」
香林山ワタリ:「その方向性に、大した違いはないはずです」
巳六針助:「何とかの悪魔だっけ……先を知るために、今ある全部を観測するってやつ」
巳六針助:「なるほどね。撤回するよ……確かに”らしい”所もある」
巳六針助:「研究、進んだら教えてくれよ。ちょっと興味がある」
巳六針助:マスクをゆるく外して、少し微笑む。
香林山ワタリ:「ウヒィ~↑ 巳六クンも探求の道を踏み出しましたぁ?」
香林山ワタリ:「イエスイエス、じゃあこのままクジラを追って遠洋まで行きましょうか!」
香林山ワタリ:ボートのエンジンを入れる。なお、食料も屋根もない小型ボートだ
巳六針助:「……」平フローレと、この街がどうなるかは解らない。
巳六針助:自分はただの通りすがったはぐれ者で、彼女をどうにかするのは……
巳六針助:真相をどう扱うかは。そしてどう裁くかは、探偵と刑事の領分だ。
巳六針助:それでも。”蛹”の頃の自分と何一つ変わらないまま、人を助けることができてよかったと思ってしまう。
巳六針助:直そうとしても変えられない。その甘さこそが自分の信念であり、それを肯定してくれた人がいる。
巳六針助:(……ヤモさんに会いたいな)
巳六針助:会えるかも知れない。どこか遠くまで行ってみるのも良いと思っていた。
巳六針助:「ワタリさん。ありがとう」
巳六針助:「オレに、人を助けさせてくれて」
巳六針助:「……行こうか。しばらく予定もないし、付き合うよ」
香林山ワタリ:「ウヒィ~↑」
GM:飛沫を跳ね上げ、ボートは八坂谷を後にする。
GM:平かな海には、鳥居がぽつねんと佇んでいる。
GM:====

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【ED:中垣内果子】

GM:【ED:中垣内果子】
GM:──八坂谷・山越坂
GM:八坂谷の中腹から上部にかけて伸びる、長い坂である。
GM:石造りで舗装された坂は、途中で二又に分かれている。
GM:左に折れれば、坂の上の館まで続いている。右を選べば、別の街へ向かうため、山を越える道が伸びている。
GM:今ではその途中に交通機関が通っているため、山越えを行う者はいないが、それでも活気のある道のりだ。
GM:あなたは今、その分かれ道に立っていた。
松葉ケンシ:「ここだ。右手にもう少し登れば、駅に着く」
松葉ケンシ:先導を買って出た松葉ケンシが、坂の向こうを指さす。
中垣内果子:首を傾けて、その先を見る。
中垣内果子:「ありがとう。ここまで送ってくれて……」
中垣内果子:「お別れだね。あなたとも、この街とも」
松葉ケンシ:「その方がいいだろう、互いに」
松葉ケンシ:「本庁の人間がいるのは、肩が凝る。ウチの人員も、のぼせたような面ばかりになっちまった」
中垣内果子:「あはは。ちょっと刺激が強かったかな」
中垣内果子:「僕は……そうだな。何も口を挟めなかったけど」
中垣内果子:「でも、あなたの願いが少しでも、叶うよう祈ってる」
松葉ケンシ:「願いね……まあ、もう無いとは言えないか」
松葉ケンシ:苦虫を噛み潰したような表情になる。
松葉ケンシ:「厄介事ばかりだよ。アンタが来てからも、去ってからも」
松葉ケンシ:「せめてホトケさんだけでもそっちに持っていってくれて、荷が下りた」
GM:エージェント”C”の遺体は、本庁の公安預かりとなった。
GM:何かの謀に使われるのだろう。こことは関係のないどこかで。
中垣内果子:「……うん。きっと、彼のものではない国のために使われるのだろうけど」
中垣内果子:「……僕は、あなたと敵対しなくてよかったと思ってるよ」
松葉ケンシ:「そうだな」
松葉ケンシ:「アンタを敵に回さずに済んで、運が良かった」
松葉ケンシ:「…この後も仕事か?」
中垣内果子:「うん。休みなしだよ。勘弁してほしいよね」
中垣内果子:「この町では……誰も敵に回さずに済んで良かった」
中垣内果子:っていうと語弊があるかな、と笑って。
中垣内果子:「僕だってみんなと仲良くはしたいんだ。ただ───」
中垣内果子:「それより大事になってしまうものがあるから」
中垣内果子:「僕だけじゃないと思う、それは」
中垣内果子:「だから、ありがとう。最後まで」
松葉ケンシ:頭を掻く。
松葉ケンシ:「万事がそんな調子じゃ、戸惑う輩も多いだろうな」
松葉ケンシ:「帰り道に気をつけろ。電車も本数が多くないから、逃すなよ」
松葉ケンシ:「そうだな、それと──」
松葉ケンシ:姿勢を正し、敬礼する。
松葉ケンシ:「捜査の協力、感謝する」
松葉ケンシ:「…それじゃあな」
中垣内果子:敬礼を返す。
松葉ケンシ:真剣な態度はすぐに解き、踵を返す。
松葉ケンシ:左の道を登っていき、次第にあなたの視界からは外れていく。
中垣内果子:そちらを少しだけ見上げ
中垣内果子:(頑張れよ。松葉さん。……あと)
中垣内果子:ふふ、と笑って
中垣内果子:「置いていかれないようにしないとね。電車にも。……世界にも」
中垣内果子:そう呟いて、右の坂を登っていく。
GM:====

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【ED:東風谷ナガレ】

GM:【ED:東風谷ナガレ】
GM:──八坂谷・坂上館
GM:──応接室
GM:陽光の差し込む応接室で、あなたは雇い主と向かい合っている。
平フローレ:「──うん、事件はもう、報道されていないね」
平フローレ:ラジオを撫でている。
平フローレ:「二日で騒ぎを鎮め、記憶を風化させた」
平フローレ:「君は依頼通りのことを成し遂げた。お疲れ様」
平フローレ:脚を組み、礼を告げる。その口調は出会った時と同様、堂々としている。
東風谷ナガレ:「お褒めの言葉、大変恐縮でございます」
東風谷ナガレ:顔の傍で手を合わせ、にやにやと笑みを浮かべて一礼。
東風谷ナガレ:「“予想外のトラブル”にも見舞われましたが、坂上館の主人様のお力になれたこと、まっこと光栄至極に存じ上げます」
平フローレ:「うん。苦労かけたぶんも、報酬はきちんと支払おう」
東風谷ナガレ:「ありがたき幸せ!」へへ~!とへりくだり。
東風谷ナガレ:「ところで、それとは別に……お伺いしても?」
平フローレ:「どうぞ」手で促す。
東風谷ナガレ:「この町の……ひいては、あなたの。この先の話について」
東風谷ナガレ:ひそひそと声量を落とし。
東風谷ナガレ:「此度の騒動は、一悶着あれど……次第に誰からも忘れ去られるものとなりゆくでしょう」
東風谷ナガレ:「然して……また同じような事件が!この町にて起こり得るかもしれませんよね?」
東風谷ナガレ:「そういった問題に対して……八坂谷の地主は、どういった対処を行っていくのか?」
東風谷ナガレ:「興味が尽きないものでして」
平フローレ:「ああ……そう」指を組む。
平フローレ:「どうなるんだろうね? 率直に言えば、私にも想像がつかない」
平フローレ:「犯人は片付いた。死体もあるべき所へ収まった。噂が外へと漏れ出すことは、そうないだろう」
平フローレ:「だけど……確かに情報を持ち帰った人間もいる。警視庁なんかにね」
平フローレ:「だから、同じ事件は”未然に”防がれると思うよ。安心だ」
平フローレ:「なべて世は事も無し。町の人間は平和に暮らす」
平フローレ:「そして私の王国は、死ぬまで安泰だ」
平フローレ:くつくつと喉を鳴らす。
東風谷ナガレ:「よ、よもや……」ぶるぶると震え。
東風谷ナガレ:「かくも先の展開まで見据え、備えていらっしゃったとは……!さすがに慧眼であらせられる」
東風谷ナガレ:「いや全く!私は恥ずかしいですとも。にっちもさっちもいかなくなったのであれば……と」
東風谷ナガレ:手持ちのレザーバッグから、分厚い書類を手にとってみせて。音を立ててデスクの上に置く。
東風谷ナガレ:「このようなプランも用意させていただきましたが。貴女には必要なさそうです」
平フローレ:「…これは一体?」
東風谷ナガレ:書類をゆっくりと彼女の傍へと差し出してみせる。それの浮かび上がった点字には、こう記載されてあった。
東風谷ナガレ:──私立宇賀品学院・大学部入学案内。
東風谷ナガレ:「来季の特待生としての枠をご用意しておりました。中々に希少で限りあるものだったのですが」
東風谷ナガレ:「“忍びの力を宿していないにもかかわらず、中忍ふたりを圧倒するポテンシャルを秘めている”やもと。相談せしめれば、後はするすると」
平フローレ:「……」書類を指でなぞっている。
平フローレ:「……ふふ、流石、全米を泣かせた探偵は、顔が効くんだね」
東風谷ナガレ:「落ちこぼれではありましたが。実績は名探偵と称しても差し支えないほどには活躍しております故」
東風谷ナガレ:えっへん、と胸を張る。
平フローレ:「へぇ……」
平フローレ:書類を封筒に収める。ラジオの電源を切る。
平フローレ:「私は八坂谷の王だよ。そう簡単には離れられない」
東風谷ナガレ:「存じております」
平フローレ:「でも……そうだね。仕事のできる探偵には、ディナーの約束をしていたね」
平フローレ:「どこに向かうのか、君に任せよう。その先がどこか……想像もつかない」
平フローレ:白い右手を差し出す。
平フローレ:「だから、エスコートすることを許してあげる」
平フローレ:「いいでしょう?」
平フローレ:弱さを感じさせない笑みを向ける。
東風谷ナガレ:つられるように、ふ。と笑って。
東風谷ナガレ:席を立ち、その手を取る前に。
東風谷ナガレ:彼女の傍にあるデスク。その上の狭い盤上の端に、ぽつんとひとり残されたポーンを。
東風谷ナガレ:広い世界へと歩ませてやった。
東風谷ナガレ:────あなたの境遇を経て培われたその想いは。誰にも理解することは叶わない。
東風谷ナガレ:けれど。あなたと同じような境遇を経て。
東風谷ナガレ:今も、誰からも理解されない想いを抱いたままの他人は必ず居る。
東風谷ナガレ:そして、この世界の向こうには。きっとあるのだろう。
東風谷ナガレ:青春ってやつが。
東風谷ナガレ:「では……」
東風谷ナガレ:「宜候ヨーソロー!」
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GM:──応接室。
松葉ケンシ:陰鬱とした、懊悩を抱えたような表情の男が姿を現す。
松葉ケンシ:「フローレ、さん……昨晩の話だが……」
松葉ケンシ:「……フローレ?」
松葉ケンシ:部屋を見回す。そこに居るべき主はいない。
松葉ケンシ:そして、部屋の隅に置かれたままの白杖に目を留める。
松葉ケンシ:「……」
警官:『──松葉さん! 例の外国人の遺体なんですが、運んでいいか平さんに許可を──』
松葉ケンシ:繋ぎっぱなしにしていた無線機から声が入る。無線機を取る。
松葉ケンシ:「いや……いい」
松葉ケンシ:「しばらく平さんの許可は必要ない。え? いいんだよ、うるせぇな」
松葉ケンシ:「そういうことでいいんだよ」
松葉ケンシ:安堵したように笑い、部屋を後にする。
GM:窓の向こうには、青い海が輝いていた。
GM:====
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GM:『やさかにの話』

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